「霊魂-母」の意味。古代ローマの教育者とも言える巫女で、とくに、性の秘伝を教える能力のある巫女であった。 Cowrei. この名前はAI-Mahに由来するものであった。アル・マーとは中東地方の月女神の名前で、同時に、彼女に仕える神殿娼婦たちに添えられる名前でもあった。福音書のへブライ語版では聖母マリアをalmahという言葉で表した。アルマ・マーテルと呼ばれる巫女はタントラ教のシャクティと同じように、男性でその秘伝を受ける人と関係を持った。
Barbara G. Walker : The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets (Harper & Row, 1983)
「慈しみ深い母」=「養育の母」の意味。
アルマ(alma)は、ケレースCeres、ウェヌス〔ヴィーナス〕Venus、その他、大地、光、日、ブドウ酒などを保護する太女神の添え名である。
バーバラ・ウォーカーは、アルマ・マーテルとして、ソークラテースに愛の教説を伝授したディオティマを想定している。
Cowrie.
「アル・マーAl-Mahとは中東地方の月女神の名前で、同時に、彼女に仕える神殿娼婦たちに添えられる名前でもあった」というバーバラ・ウォーカーの主張は、その当否を判断する材料をわたしは持たぬ。