ギリシアの運命の女神テュケーの名はこのようにも綴る。オルペウス教ではテュケーのことをエウリュディケー(宇宙のディケー、の意)と呼んだ。ディケーには神託のお手玉( 4つ足獣の足先の骨で作ったサイコロのようなもの)が供えられた。それを用いてくじ引きの儀式を行い、供犠のための生贄を選んだ。そして、へブライ人の聖なるウリムとトンミム(金属か宝石で作られたもので,是か非かを決めるときに神の意志を聞くためにユダヤ教で用いられたもの)と同じように、未来を占った。 Orpheus.
Barbara G. Walker : The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets (Harper & Row, 1983)
ヘーシオドスの『神統紀』において、テミスが生んだホーラたちのうちの第2番目の娘。「正義」の意。他は「善き秩序Eu[nomia」と「咲き匂う平和Eijrhvnh」である。
バーバラ・ウォーカーは創造神話と結びつけるのだが、それは哲学的な創造神話にすぎない。