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マイア(Mai:a)

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 「魔術の祖母」の意。マイアは、ヘルメース(ギリシアにおける「秘儀を極めた者」)の母親であり、仏陀(ヒンズー教における「秘儀を極めた者」)の母親マーヤーMaya(「魔術」)の西洋版だった。マイアは、魔術によって宇宙を創造したマーヤー・カーリーが持っている力と同じ力、すなわち、事物の形態を変えたり、事物を「出現」させたりする力(エネルギー)を擬人化したものだった。ギリシアの神話記者は、マイアをプレイアデスの7姉妹の1人と呼んだが、同時にまた、彼女が5月に行われるさまざまな祭典の太女神、すなわち、死者を復活させ再生させる太女神であることも承知していた。マイアは息子のヘルメース冥界「霊魂導師」にしたが、これは、ヒンズー教のマーヤーが、自分と対をなす男神ヤ・マを「霊魂導師」ならびに「の王」にしたのと同じだった[1]


[画像出典]
Apollon, infant Hermes, Maia, Zeus
Collection: Paris, Musée du Louvre
Museum Catalogue Number: TBA
Beazley Archive Number: N/A
Summary: Apollo arriving in the cave of Maia to recover the stolen cattle from baby Hermes
Ware: Caeretan Black Figure
Shape: Hydria
Painter: -
Date: ca 520 BC
Period: -


[1]Graves, W.G., 179.

Barbara G. Walker : The Woman's Encyclopedia of Myths and Secrets (Harper & Row, 1983)