作者紹介

自己紹介

目次　口腔と健康の関わり　なぜ咬み合わせが悪いと良くないの？　赤ちゃんからの咬合誘導　咬合誘導の効果　歯並びが悪いと抜歯するの？　健康のために何をすべきか　顎関節症　たばこについてもっと知ってみませんか　リンク

　はじめまして、大学卒業後ダリル・ビーチ先生のもとで研修し、その後一般歯科臨床医として活動してまいりましたが、10年程前、日本体育大学の正木健雄先生が講演され、子供たちの体のおかしさについての報告の中で、「つまずいた時に手が出ず、頭や歯をぶつけてしまうとか、まばたきがにぶくて虫やゴミを目に入れてしまうとか、ボールがよけられずに目にぶつけてしまうなど」子供たちの成長発育の過程で、以前では考えられない状態になっているという問題提起をされました。そのことに対して、歯科から何か関わることが出来ないかと考えていましたが、解決策が見いだせず未消化のまま過ごしてきました。

　その後ポール歯科矯正センターの各務肇先生や、東京大学口腔外科の西原克成先生のご講演をうかがい、接触を持ちはじめることから、私達の口腔が健康を維持する上で大変大きな役割を持っており、正しく鼻呼吸を行なうためにも、舌のスペースを確保するためにも、歯列が正しく並んで、口腔の筋肉のバランスがとれていることが必要不可欠で、歯列不正がいろいろな不定愁訴を招くことのみならず、口呼吸を続けるとアトピーや、いろいろな免疫疾患を招くということを学びました。私は学者ではありませんので、オリジナルなものはそう多くありません。しかし、私の臨床経験を通じて私なりの考えで、このページを作らせていただきました。

　一般に歯科医は、まだ虫歯や歯周病を治すものととらえられているのが現状だと思われます。しかし、咬み合わせによって、また舌や口のまわりの筋肉のバランスによっても、体の使い方によっても、健康状態は大きく変化していくことからも、私達には歯科医というよりも、口腔医という立場で、口腔を通して患者さんの健康をプロデュースしていくことが求められます。そのような立場から、今後もページを充実させていきたいと考えております。

　現代人の抱えている問題は、環境ホルモンにしても、アレルギー疾患にしても、複雑な要素が絡み合ったように見えています。しかし、かつてノーベル賞を日本人で最初に受賞した湯川秀樹博士が『自然は単純なはずだ。だから、複雑で込み入った理論はどこか間違っているに違いない。自然の複雑なふるまいには、単純な本質が含まれているはずだ。』と言われていたそうですが、私達の健康への鍵はそのあたりに隠されているのかもしれません。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１９９８年４月

　HPをアップして７年半が過ぎました。おかげさまでアクセスも３６万を数えその反響に驚いていることもあります。口腔を扱う歯科の可能性についても一定の評価が得られたかと思っています。その後のいろいろな知見を得その成果を入れていかなければならないのですが、更新に手が廻らずメインテナンスがおろそかになっていたことは否めません。今後も少しずつでもHPを充実させていきたいと思っています。またこのHPのテーマから少し外れた知見も別の場で紹介することも考えております。よろしくお願いいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００５年１０月

〒613-0906 京都市伏見区淀新町20番地

三村歯科医院

三村善郎

1954年生まれ

ＪＯＳＧ(日本一般臨床医矯正研究会)、咬合誘導研究会、APLO、アート研究会、日本免疫治療研究会、京都矯正歯科研究会、京都禁煙推進研究会、子供の咬合を考える会会員

京都市の南の外れ、京都競馬場の近くで一般臨床医として活動しております。

趣味：音楽鑑賞、ドライブ、スキー、パソコン⇒≪趣味のページへ(工事中）≫