モデルとしての眼前の都市風景


都市環境デザインセミナー 2002年第7回記録

モデルとしての眼前の都市風景



■趣旨
 フォーラムテーマ「
かたちと関係の風景デザイン」をめぐる2回目のプレセッションを兼ねる今回のセミナーでは、永年、竹中工務店開発計画本部などで大小のプロジェクトに携わってこられ、このたび「都市美の作法−きわだつデザインからおさまるデザインへ(仮題、共編著)」を上梓される井口勝文氏をお招きしました。
 最初に、井口氏より次の点についてお話しいただきました。
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  1. 「私」の仕事をまず振り返ってみる。それは自分の原風景を壊しつづけたことでもあった。しかし、大規模プロジェクトや、巷で蓄積された様々な都市デザインは、いま眼前に厳然としてあり、60年以降に生まれ育った人々には、原風景とすらなりつつある。
  2. これからの都市デザインは、この35年間の全面否定から出発しなければならないのか。保全の大切さを否定しないが、それだけにこだわるのは絶滅危惧種だけにこだわるようなものだ。今、そこにある都市風景、「私」の35年の仕事が蓄積してきた風景の中に、決して少なくない「宝」を探し出し、そこに都市デザインの可能性を見るしかないし、可能性もあるように思える。
 後半では、ゲストの佐々木葉二氏より、とりわけ「今ある都市風景が原風景」になりうるのか、仮にそうだとして、その何処に都市デザインの可能性を見るのか、また都市デザインとしてどう具体化しうるのかについて対談いただき、会場の方々との議論も行いました。

■セミナー記録

三角印モデルとしての眼前の都市風景 井口勝文

三角印井口勝文・佐々木葉二氏 対談 三角印質疑応答 三角印読者から
田渕真弓子さんが起こされた記録を、講演者にチェックいただいたものです。
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