素材からの景観づくり
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都市環境デザインセミナー 97年第7回記録

素材からの景観づくり

淡路瓦師の視点から

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貴方は人目(98.2.10〜)の訪問者です。

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 コンクリートや金属、ガラス、石などでつくられた環境に身を置くことは、つらい。生身の人間には硬すぎ、人々を不安な気持ちにさせる。

 瓦は、最も日本的な景観材料の一つである。

 木材が健康的な住まい志向によって、フローリングや化粧材で需要が高まる一方で、日本的かつ地場素材である瓦は、震災の影響もあり、住宅での需要が大きく落ちこんでいる。阪神間で、そして淡路島でも、復興する住宅の大半がスレート化していく中で、瓦は、歴史的使命を終わりつつあるのであろうか……。

 地方都市の景観が混乱していく中、人々に判りやすく調和や伝統を伝えることができた一種のコミュニケーションの素材として活用されてきた瓦。

 今回は、被災地淡路島で実際にカワラマンとして活躍している山田脩二氏をお招きし、震災後、淡路島の業界の動向を振り返りながら、景観を形づくる地場素材について、お話を伺いました。

〈講師〉淡路瓦師/山田脩二氏
〈日時〉11月7日(金) 午後6時30分〜9時
〈場所〉ハービス大阪

この記録はセミナー委員の前田の責任で山田さんのお話をまとめたものです。山田さん独特の話術を強引にまとめましたので、その点、ご留意ください。まとめ方、表現の細部・ニュアンスなど、不適切な点があれば、その責任は前田にあります。
なお、掲載した写真は山田さんのご好意でご提供いただいたものです。

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