なぜ、当店が京町家もしくは古民家をお勧めするのか?    
これには、以下の5つの理由があります。

@職住一致という京都洛中の伝統的な生活様式を継承するため
A京都洛中特有の町並景観を守るため
Bシックハウス・アレルギー対策
Cエコロジー
Dまちなかから子どもをなくさないため
もうすこし詳しく説明いたしますと…
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今、SOHO〈Small Office Home Office〉が注目されています。SOHOとは一般には自宅や小さなオフィスで,個人あるいは少人数で行うビジネスの形態を指し、「会社組織に縛られない自由なライフスタイル」「女性の新しい働き方」「リストラの受け皿」「地域活性化の起爆剤」としても関心が集まっています。
もともと京都人の仕事というと伝統産業が主流だったこともあり、今で言うところのSOHOがごく一般的でした。例えば表のミセの間で商いをしながら、家の奥の機場で織物を織りながら暮らす。そういう、職住一致の暮らし方というのは、プライベイトな時間が守られない反面、非常に(身体的に・精神的に)楽なのではないでしょうか? 通勤時間も0ですし…。
仕事をする上でも、小回りがきいたり、24時間対応できたりと、メリットはいろいろあります。
また、そういう暮らしをする中で子どもは親の働く姿を目にし、家業と言うものをからだで覚えていくのでありましょう。家の中が職場であり店舗・社交場であるため、家にいながらにして社会性を身につけることができたりもします。
家内工業的な仕事が多い伝統産業では、こうして次代を担う商人・職人を作っていくことが重要です。
「門前の小僧、習わぬ経を…」というのは、職住一致の賜物なのです。
A この項は、前頁の当店のコンセプトをご覧ください。
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京町家・古民家は、木と紙と石と土でできています。つまり、化学物質が使われていないわけです。化学物質過敏症=シックハウス症候群の方には究極の選択かと…。詳しくは、シックハウスのページを!
また、当然の事ながら、町家に使われている材木は旧いものです。したがって、その木材の精油成分や表面の水分は、新しいものに比べて格段に少なくなっています。その意味で、特定の木材についてアレルギーがある方でも、その反応はかなり軽減できるはず(ちなみに、当店のボン@は松のアレルギーですが、町家ではほとんど苦痛を感じないようです)。アレルギー体質の方は、改修・リフォームの際にも留意が必要です。参照:
改修のページ
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町家はいろいろな部分の寸法が半間(はんげん)の倍数でできています。したがって、壊した家の部材をリサイクルしたり、壁土などは砕いてもう一度壁としてよみがえらせたりすることが可能です。また、家の中で悪くなった部分(例えば柱とか梁とか…)は、その箇所だけを取り除いて交換することができます。これは、建築工法そのものがそういった可能性をにらんで、現在のように接着剤やはずせない金具でとめる…なんてことをせずに造られているからです。それゆえ、家を解体する際もひとつひとつの部材に別けて再利用しやすい形で処理することができます。家を使い捨てにしない…ということなのです。ところで、以前、京町家の引越しというと、畳や建具を持って引っ越したといいます。これも、家の寸法単位が均一であることで叶うわけですね!
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この十数年、まちなかからどんどん小学校がなくなっています。いくつもの学校が統合されて、地域には「元○○学区」という名称だけが残っています。中京に住む知人の娘さんで、引越しもしていないのに三つの小学校に通った子がいます。かつて京都は、町衆の力で小学校がいくつも作られ、日本で一番学校が整備された町でした。「家はどこ?」と訊かれる代わりに、「どこの小学校え?」と訊かれたものです。
まちなかの家=京町家に住む→職住一致=若い夫婦が仕事をしながら住む→子どもがうまれる→まちなかに住む人がふえる→人口問題の一つの解決策、とは考えられないでしょうか?
さらに、日中及び夜間の人口の差異が減るため、防災面でも効果的です。万一、火が出てもすぐに対応できます。また、消防団員はそのほとんどが自営業者で成り立っています。まちなかでは、ビルのオフィスが増えて団員募集に苦労しておられるとか。何となれば、すぐに駆けつけられる町家住まいの人間が減っています。
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