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今、SOHO〈Small Office Home Office〉が注目されています。SOHOとは一般には自宅や小さなオフィスで,個人あるいは少人数で行うビジネスの形態を指し、「会社組織に縛られない自由なライフスタイル」「女性の新しい働き方」「リストラの受け皿」「地域活性化の起爆剤」としても関心が集まっています。
もともと京都人の仕事というと伝統産業が主流だったこともあり、今で言うところのSOHOがごく一般的でした。例えば表のミセの間で商いをしながら、家の奥の機場で織物を織りながら暮らす。そういう、職住一致の暮らし方というのは、プライベイトな時間が守られない反面、非常に(身体的に・精神的に)楽なのではないでしょうか? 通勤時間も0ですし…。
仕事をする上でも、小回りがきいたり、24時間対応できたりと、メリットはいろいろあります。
また、そういう暮らしをする中で子どもは親の働く姿を目にし、家業と言うものをからだで覚えていくのでありましょう。家の中が職場であり店舗・社交場であるため、家にいながらにして社会性を身につけることができたりもします。
家内工業的な仕事が多い伝統産業では、こうして次代を担う商人・職人を作っていくことが重要です。
「門前の小僧、習わぬ経を…」というのは、職住一致の賜物なのです。 |
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京町家・古民家は、木と紙と石と土でできています。つまり、化学物質が使われていないわけです。化学物質過敏症=シックハウス症候群の方には究極の選択かと…。詳しくは、シックハウスのページを!
また、当然の事ながら、町家に使われている材木は旧いものです。したがって、その木材の精油成分や表面の水分は、新しいものに比べて格段に少なくなっています。その意味で、特定の木材についてアレルギーがある方でも、その反応はかなり軽減できるはず(ちなみに、当店のボン@は松のアレルギーですが、町家ではほとんど苦痛を感じないようです)。アレルギー体質の方は、改修・リフォームの際にも留意が必要です。参照:改修のページ |
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