1954年京都大学医学部卒業、インターンの後、耳鼻科入局、助手、米国カリフォルニア大学にて音声の研究、帰国後京大耳鼻科講師。 |
音声外科:
声帯の麻痺、声帯の萎縮、など難治といわれてきた声の病気が、喉頭の枠組みの手術で治ることを報告、現在一色の甲状軟骨形成術として広く世界で行われている。
海外で特別講演、手術供覧をすることも多い。
35年間に喉頭枠組手術800余例を行い、「Phonosurgery(音声外科)」をSpringer-Verlag社より出版。
音声外科の業績に対して、本邦で始めてActa Prize 受賞(1999)。
米国メーヨクリニックより、10年にわたる音声外科の教育指導(ワークショップ)に対しMayo Clinic功労賞(2007)。
その他、Gouldグールド賞、Gutzmannグッツマン賞。
米国耳鼻咽喉科学会名誉会員、ハンガリー音声言語学会名誉会員、第3回国際音声外科学会会長。
唇裂口蓋裂
「みつくち」の手術に改良を加え、正常のくちびるの様に人中、キュウピッド弓を作れるようになった。 口蓋裂による言語障害は手術法の改良、言語治療の進歩により著しく減少した。(京都新聞文化賞)