~本院の特徴~ 1. 難治の特殊疾患を最新の技術で治す 2. 画像を用いて分かりやすく説明する 3. 豊富な経験(圧倒的手術件数)を生かす

ご挨拶

 私どもは、声の悩み、声の疾患の治療を各々の専門領域の立場から行い、かなりの成果を上げて参りました。 例えば医学領域では、音声外科医の立場から、治りにくい声の病気、痙攣性発声障害に対して、独自に開発した喉頭枠組み手術(甲状軟骨形成術2型)を行ない、世界に先駆け画期的な成績を収めて参りました。
 しかしその過程で、声の病気は実に多種多様で、当然の事ながら、いち専門分野からのアプロ-チでは到底解決出来難い事が明らかになって参りました。密接な共同治療が必要です。 いくら楽器を直しても、その使い方が間違っていれば、良い音は出ません。
声を専門とする職業、例えば声優、アナウンサー、講演者等の人々にもご満足頂ける様な、最高の治療法、訓練法を目指して、高度な発声法訓練法に通じた専門家と、音声外科医が共同治療する ユニークな施設を立ち上げました。
1人1人の問題を時間をかけて明らかにし、診療訓練して行く。それがこの度、京都ボイスセンターを新たに立ち上げた趣旨です。
 従来の難治性痙攣性発声障害はもとより、性同一性障害の声の高さの問題、加齢に伴う声の変化などの問題についても積極的に取り扱って参ります。
諦めていた方も、どうぞ一度ご相談下さい。

センター長:一色信彦
副センター長 : 田辺正博
ボイスコネクション所長:轟 美穂

 

1.難治の特殊疾患を最新の技術で治す

1. 世界に先駆けて開発した数種の喉頭枠組み手術 (一色の甲状軟骨形成等)

音声障害領域では未だ治療法が確立していない「けいれん性発声障害」の治療に、新しく開発した甲状軟骨形成2型を行なっております。  再発無くほぼ完治するので日本中から患者さんが集まり、手術は既に300人を超しました。 

本院の特技は難治性音声障害を治す事です。

(他/ 声の高さの問題声帯麻痺声帯萎縮、交通事故後音声障害など)

 

2. 手術を正確に美しく行なう優れた形成外科的技術

長年培ってきた形成外科的技術を駆使して、難治の顔面瘢痕や変形の治療を行っております。 特に唇裂口蓋裂では 傷跡を目立たなくするのみならず、人中、外鼻の再建に優れた結果を得ています。

(他/ 小耳症皮膚瘢痕(顔面外傷)皮膚腫瘍(色素性母斑)など)

これら両者の併合こそが本院の特長といえます。
他施設から多くの治療困難な疾患を紹介され、治療しております。

 

 

2.画像を用いて分かりやすく説明する

本院での手術成績は全て記録しているので、手術法やその結果など、患者さんが納得するまで丁寧に充分説明できます。

 

 

3. 豊富な経験(圧倒的手術件数)を生かす

喉頭枠組み手術に関しては、既に1600余例の経験例が有ります。
けいれん性発声障害手術は当院では400例(2011年末現在)を超え、同期間で他の施設と比べれば恐らく10倍ぐらいでしょう。