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ホテル出発
ギリシャでの初めての朝は、5:00am過ぎ起床、睡眠時間3時間強というとんでもない朝となった。バイキング形式の朝食をとった後、6:50amには全員集合。ホテルの前にはすでにバスが到着していた。さあ、これからどんな旅になることやら。。。 |
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エリニコン空港
ギリシャエリニコン空港に到着。ギリシャ国内線はプロペラ機が多いため、原則的には荷物の重量制限(1人20kg)があるが、空港員の機嫌の悪い日に当たらなければ、めったに検査されない。
また、ギリシャ通の人はご存じであろうが、ギリシャ国内線はとにかく時間にルーズ。今回も空港側の手違いで定員以上のチケットを発行していたため大パニック。結局1時間強遅れて、パイロット席の空席に乗客を着席させる見事な?テクニックを駆使し、無事フライト。
国内線はオリンピック航空といういかにもギリシャらしい名前の国営航空会社。なんと五輪だと信じていたが、6輪あった。意味は未だ分からず。 |
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アクロティリ遺跡
1時間でサントリーニ空港に到着。現地説明員(日本人女性)が迎えてくれた。ここからアクロティリ遺跡にバスで直行。紀元前1.450年頃の大噴火により廃墟と化したミノア文明時代の町で、すでに調査済みの部分が公開されている。風化等を避けるため遺跡は全てプレハブ屋根に囲まれた屋内にある。ビデオ、写真撮影はOKだが、フラッシュはだめ。露出をできるだけあけ、シャッタースピードを落とす。晴れの日の昼間なら、屋根から太陽光が漏れるのでその光で充分とれる。今流行のフルオートカメラの人は、オートでフラッシュがたかれないように、フラッシュ解除が必要。露出、シャッタースピードのマニュアル調節ができなければここでの撮影は苦しいだろう。 |
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サントリーニの風景1
アクロティリからバスで移動。道中には白い家が並び立つ。途中絶好のパノラマポイントに立ち寄った。ここからは火山島ネアカメニなどが眺められ、サントリーニが外輪山であることをまざまざと思い知らされる。
写真の左側は添乗員の木村さん。ベテランのツアコン。ポイントをしっかりおさえ、我々の旅を非常にスムーズに進めてくれた。おかげで最高の思い出ができました。ありがとう。木村さん。
右側は現地説明員のゆきさん(漢字がわからない)。大阪出身の彼女は、話し始めると止まらない。ギリシャでの公私にわたってのお話は、非常に興味深いものが多く、ついつい耳を傾けてしまう。
とにかく、係員に恵まれた旅行でした。 |
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昼食
バスでフィラの町へ。サントリーニの中心都市で、観光客は全てここに流れてくる。
昼食はタベルナ(ギリシャの一般的なレストラン)で。この日はスブラキ(肉の串焼き)をギロピタ(ギリシャのファーストフード)風にいただいた。タベルナはたいてい、屋内席と屋外席があり、外が好きなギリシャ人たちは、少しくらい寒くても屋外の席に陣取る。
なお、チップが必要で清算時に1割程度(50〜100drs程度)のコインをつける。 |
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サントリーニの風景2
「ギリシャの風景といえばサントリーニ」といってもいいくらい、見覚えのある風景が目に入ってくる。しかもどの場所も絵になる。カメラマニアにはたまらない場所。目に入る色彩は白と青のみ。家の色は決まりなど無いらしいが、島によって特色があり、たいていの人がその配色に従う。
撮影ポイントはフィラの町の海岸線沿いの一番上の通り。通りは狭く、人以外は通行しないため、非常に落ち着いている。この通りを端から端まで歩くだけで、36枚撮りフィルム1本が簡単になくなる。見下ろせば断崖絶壁で、港には船が行き来している。その向こうには火山噴火口。真下には真っ青な海。見上げれば雲一つない空。そして、白と青の壁紙が太陽光を照り返す。 |
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サントリーニの風景3
この写真もその通りから。フィラの中心地が全て見える。遠景にはプロフィティイリア山脈がそびえる。夜景撮影にも絶好の場所。フィラの町を断崖に沿って降りたところに通称オールドポートがある。
山脈の向こうには古代ティラ遺跡もある。
サントリーニの浜辺は砂が黒い。サントリーニ島自体が外輪山ということもあり、火山灰、溶岩の名残が各地に残っている。 |
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土産物屋
フィラの町ではとにかく土産物屋が多い。特に目を引いたのは陶芸品。見事な色使いだが持って帰るのが大変。私達は水彩画を何枚かと、サントリーニ産の白ワインを土産に買った。現地人は観光客には大変優しく(英語が話せないと少し苦しいが)、ワインが帰路の道中で割れないように段ボール箱等用意してくれた。ワインは白がベスト。赤はくせがあり飲みにくい。現地の地酒ウゾはメンソールをアルコールで溶かしたようなもの。たった100mlが飲み干せなかった。
私の妻はギリシャ語で「まけてくれ」を最初に覚え、各地で連発。ほとんどの店で、戦利品を得た。 |
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夕食
この日夕方は、町の散策で終わり、ホテルでの夕食。ギリシャの6月は日も長く、日没が8:00pm頃である。日本のつもりでいると夕方が非常に長く感じる。さらに日没後しか夕食は出てこず、日本で5:30pmに風呂、6:00pmに夕食、宴会の旅館になれている人には間延びして仕方ないだろう。のんびり夕焼けを楽しむゆとりがほしい。
また料理の量が殺人的である。サラダはトマト1個がレタスの海にのっている。前菜でオムレツが出てきたが、それがメインと思ったくらい。その後のメインの揚げ物は誰も食べきれなかった。 |
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夜景
食事を終わると10:00近くになる。フィラの町はまだ眠ろうとしないどころか、これからタベルナに出かける人もいて、ますます活気が満ちてくる。
夜景撮影は少々露出オーバー気味。露出F4で15秒感光。フィルムはISO400。通りには海岸側に必ず手すり(幅20cmほど)が付いているので、そこにミニ三脚ををたてた。 |
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ホテルに着いて
2日目宿泊のホテル。サントリーニ島では1,2を争う豪華ホテル(サントリーニパレスホテル)。シャワーバスタブ付。ミニプールもある。各部屋のベッドは大変大きい。テレビもある。コンセントはギリシャで主に使われている220V。日本からアダプターを買っていくと非常に便利。窓を開けると心地よいが、小さい虫がすぐ入ってくるので結局しめたまま。洗濯物が乾きにくかった。ベッドメイクもきちんとしてくれる。チップは100drsくらいを枕元に。 |