音とは

まだお母さんのお腹の中にいる赤ちゃんも音や声が聞こえるといいます。産業における音の利用例についても紹介します。

胎児と聴覚

受胎から数週間で、子宮の中にいる赤ちゃんに耳ができ始めます。
5ヶ月で内耳も完成して、それまでは身体で感じていた音を耳でも聞くようになります。
母親の心臓の鼓動は、規則正しく心安らぐ音であり、また胃の音や食べたり飲んだりする音、周囲の音や人の声を、羊水を通して赤ちゃんは聞いています。

先にも登場したトマティス医師は、胎児が音を聴くことができることを初めて確認し、『The Secret Life of the Unborn Chid』という本を記しています。
また母親の声が”音のへその緒”として、赤ちゃんの聴覚の発達に役立っていることを発見しました。
「胎児を包んでいる音の宇宙は、ありとあらゆる種類の音質が織りなす、きわめて豊かな宇宙である。」と述べています。
トマティスは、自閉症や学習障害のある子どもたちに、録音した母親の声から低周波音を除去したものや、母親がいない場合にはモーツァルトの音楽を聴かせて子宮内環境を再現し、胎児期を再体験させて治療していました。「音による再誕生」と名づけています。
音は赤ちゃんにとって環境であり、それほどまでに重要な経験なのですね。
「モーツァルト効果」という言葉がありますが、彼によってモーツァルトの曲が人体に与える影響について広く知られるようになりました。

わが家の子どもももう少し大きくなったら、おなかの中はどうだったか尋ねてみたいと思います。

音の利用例

産業分野において、聞こえない音も含め、さまざまに利用されています。(Wikipediaより)

 ・医療では、胎児診断や内臓検査に超音波を用いて体内を画像化できる。また結石を手術せず音波による衝撃波で粉砕することで、体外へ排出しやすくすることができる。
 ・物流の現場では超音波センサーが利用されている。製造業や保守関連分野では超音波を使った探傷検査が行われている。
 ・漁業、軍事においては、ソナーと呼ばれる水中音波を使って魚群や潜水艦を探知している。
 ・噴霧された溶融粒子に固有振動数の周波数の音波を当てることで粒径を一定に揃えることができる。
 ・音波浮遊炉では物質は、音により浮かんだ状態にできる。

音は物体を空中に浮かせることもできるのです。