桓武天皇が、都を築こうと峠から遥かに見渡した山背国葛野、それが京都盆地です。無数の河川と泉に覆われた巨大な低湿地帯をどのような都に変えられるのか、不安と期待の入り混じった思いで見つめていたことでしょう。それは、まさに「水と共に潤いそして水と戦う都」の幕開けだったのです。桓武天皇は、混乱していた当時の朝廷から遠くより堅固な守りが出来うる地として、京都盆地を見いだしました。
 大胆かつ急進的な行動力と、渡来人たちの英知や先端技術が結集し、ここに「千年の古都」が誕生するのです。この先人たちの精神は、現代の京都人にも脈々として息づいているような気がします。
  さて、そんな京都の水の歳時記を語る時、夏はなんと言っても賀茂川での水遊び。子供たちの歓声が、真夏の到来を告げてくれます。上賀茂辺りでは、澄んだ水の流れに若鮎のように子供たちも飛び跳ねていました。太陽をいっぱい浴びて、子供たちも水の流れもきらきら。若い命がまぶしく輝いていました。
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京の夏あそびメニュー
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夏遊び  山鉾地図  京の晩夏

 祇園祭は、一日の吉符入に始まって、七月いっぱい祭礼行事はつづきます。
 祇園祭をささえている町衆の多くは、伝統産業の西陣織や京友禅などにたずさわっておられる方々です。厳しい産業状況の中でも京の町衆としての美意識や誇りそして魂を失わず、さらに守っていこうとする姿に勇気づけられます。
 思えば、京の町衆はいつだって権力闘争・戦乱・賀茂川の氾濫と、厳しい時代の流れをバネに生きぬき素晴らしい京文化を築き伝えてきたんです。
 限られた材料しか手に入らないこの盆地で、豊かに恵まれていた水と手間と工夫そして茶道や禅という思想や形をスパイスがわりに使い、京料理を洗練された芸術的なものにまで高めてきたことでもわかります。

上七軒ビアガーデンにて

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