市民まちづくりブックレットNo.6

神戸まちづくり
ルーツと展望

神戸東部市民まちづくり支援ネットワーク

 

 
このページは1999年7月20日に神戸まちづくり会館で行った市民まちづくり支援ネットワーク主催「第4回まちづくりフォーラム」の記録です。
この記録はブックレットにもなっています。
A5判、72ページ、定価500円+税です【品切れです】。

まえがき

 私達は、都市計画のコンサルタント、建築家、大学の先生、それから学生まで、様々な専門家の集まりです。震災直後から各地の「市民まちづくり」を支援するため、ゆるやかなネットワークとして活動してきました。

 甚大な被害を受けた神戸市既成市街地で、当初3年間は東・西・都心と3グループに別れて集まりをもってきましたが、昨年頃から別々にやるレベルでもなくなってきましたので、一つにまとまって活動しています。

 神戸東部の支援ネットワークでは年1回のフォーラムを開いてきました。主に東灘区、灘区を中心とした神戸東部の白地のまちづくりをめぐり、東灘らしさを生かしたまちづくりから始まり、一昨年はまちめぐり文化のルーツ、昨年は民間文化施設をテーマに開催し、2年目からはブックレットにまとめています。今回のフォーラムは主催者名が神戸市民まちづくり支援ネットワークとなりましたが、この流れを受けた5回目のフォーラムです。

 私達支援ネットワークは年1回のフォーラムの他、2ヶ月に1回、勉強会を開いています。今年は神戸の既成市街地を主な対象として、まちづくりの系譜と展開を勉強してきました。

 1月には真野地区のまちづくりを長年やって来られた宮西さん(神戸・地域問題研究所)に今までの経緯を話していただき、3月には小原さん、浅井さん(元神戸市)や久保さん(久保都市計画事務所)に来ていただいて神戸の区画整理の歴史を勉強しました。5月には神戸市アーバンデザイン室の中山さん、三宅君(武庫川女子大)に来てもらい神戸の自然災害の歴史を勉強しました。

 そういった半年間の勉強の一つのまとめとして、今日は「神戸の市民まちづくりの系譜と展開」をテーマに議論いただきたいと思います。

阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク
世話人 後藤祐介(GU計画研究所)

目  次


第1部 神戸市民まちづくりのルーツを語る


  • 問題提起まちづくりの系譜と課題 松本誠
  • パネラー発言1 まちづくり前史 小森星児
  • パネラー発言2 80年前後の動き 垂水英司
  • コメント
  • ディスカッション

    第2部 今後の市民まちづくりを探る


  • パネラー発言1 行政から見たまちづくりの方向性 中山久憲
  • パネラー発言2 市民活動から見たまちづくり 中村順子
  • パネラー発言3 建築家から見たまちづくり 森崎輝行
  • コメンテーターより
  • 最後に
  • 特別ゲスト台湾から 陳亮全
    本ページの記録は前田祐子さん、田渕真弓子さんがテープ起こしをしたものを講演の皆さんが確認・訂正されたものです。


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