8月5日(木)
K川へ。ダム湖上流の流れ込みに沿って遡る。いつも調べる場所より更に奥まで調べてみる。岩に付いたアシダカグモ生のコゴメクモタケを見つけたが岩からはずす時にバラバラになってしまった。枝や葉裏に付いているのはよく見かけるが、岩に付いているのは見たことがない。さらにクモから出たマユダマタケを見つけた。これも岩に直接付いている。マユダマタケは珍しくないが、クモ生のものは初めてだ。
また、アオキの葉裏に付いた5mm程の卵か繭のような物から白っぽいつぶつぶのような物が出ているのを見つけ持ち帰った。
帰ってからよく調べるとやはり子嚢果のようだ。検鏡してみると子嚢果の形、色、大きさ、子嚢などがコゴメクモタケと非常によく似ている。同種の寄主違い寄生かもしれない。繭を破ってみると中から小さな蜂の成虫の死骸がが出て来た。調べてみるとコマユバチの仲間のようだ。どうやらこの繭の主ではなく寄生していたもののようだ。
|