虫草日誌 2004年(1)


「薮の中」パネルにテンペラ、油彩 2003年 334x212mm

【2004 最新】・・【6】・・【5】・・【4】・・【3】・・【2】

【資料室トップ↑】・・【二階ホール】


(左)コメツキムシタケ?、(右)コロモコメツキムシタケ

4月26日(月)

K川へ。本流沿いにキャンプ場の方に向かう。一つ目の砂防ダムの上辺りの斜面を調べる。いきなり半ば露出した未熟のコメツキムシ幼虫生の虫草を見つけた。
コメツキムシタケコロモコメツキムシタケと思われる。わずかに子嚢果ができかかっている。テープで目印を付けてその後さらに周りを調べたが成果はなく、3月16日に見つけた未熟虫草を見に行く。かなり頭部がふくらんでいて、子嚢果がかなりできてきている。予想通りコロモコメツキムシタケのようだ。今日はサナギタケは見られなかった。



不明種

4月20日(火)

K川へ。大雨の翌日で水かさが多い。P山に向かう川筋に沿いの道を行く。少し行ったところで道沿いの斜面に小さなサナギタケを見つけた。ずっと見ながら歩いていくと、さらに十体ばかり見つかった。その途中で真っ白な未熟なキノコのような物を見つけ、試しに掘ってみると繭のようなものが出て来たのであわてて埋め直す。もしかしたらクサナギヒメタンポタケかもしれない。さらに進んでアリタケが多い倒木群を調べる。アリタケはかなり大きくなっていたがまだ未熟という感じ。追培して検鏡しようと思い、大小四体を持ち帰ることにする。ヌメリタンポタケも結構出ていたが、ここでは落葉樹の根元に集中している。



コロモコメツキムシタケ?

3月16日(火)

グループ展のための制作で全く山に行けなかった。一段落ついたので久しぶりにK川へ。本流沿いにキャンプ場の方に向かう。
ヌメリタンポタケがありそうな杉林の中の細流沿いの斜面を調べた。ヌメリタンポタケよりも同じような環境に出るハナヤスリタケを期待したのだ。
杉の根元にムラサキナギナタタケのような灰紫色の高さ4〜5cmの棍棒状のキノコを見つけた。もしやと思いドライバーで少し掘ってみると甲虫の幼虫の尾部が現れた。大型のコメツキムシのようだ。
昨年コロモコメツキムシタケを見つけた場所と似た環境であるのと、寄主、大きさ、時季などから考えてどうやら未熟なコロモコメツキムシタケのようだ。土を元通りにかぶせて、青いテープで目印を付けた。
ヌメリタンポタケはあちこちに出ていたが、ハナヤスリタケは見つからなかった。



(左)ツブノセミタケ(右)コガネムシハナヤスリタケ

ヌメリタンポタケ

2月27日(金)

かなり長いこと更新しなかった。忙しかったせいもあるが、全く山に行っていないわけではない。虫草も今年に入ってから十数種は見ている。 実は愛用のカメラ(coolpix990)がこわれてしまったのだ。しかたがないので中古のcoolpix995を買った。新品を買った時の3分の1の価格だ。
カメラのテストを兼ねてK寺裏の山林に行った。昨年見つけておいたツブノセミタケを撮った。一冬越してもちゃんと形を留めている。近くに出ていた新芽のほうは以前に比べてやや色が濃くなっていた。
夏のキノコのはずのコガネムシハナヤスリタケも、どういうわけか一本だけまだ残っていた。干涸びているわけでもない。
ヌメリタンポタケはかなり大きくなっていた。数もふえているようだ。



(左)不明種、(右)シュイロクチキタンポタケ

シャクトリムシハリセンボン

1月16日(金)

K川へ。シュイロクチキタンポタケの坪に行く。まだ形をとどめているものがあった。 昨シーズン出ていたのと同じ倒木に、ざらざらした質感の白いハリタケ状のストローマを持つ未熟な不明虫草が数本出ていた。その中に子嚢果ができているものが一体だけあった。この日もアリタケとシャクトリムシハリセンボンを見つけた。いずれも昨年12月に見たものとは別の個体。

【2004 最新】・・【6】・・【5】・・【4】・・【3】・・【2】

【資料室トップ↑】・・【二階ホール】