日本刺繍 森繍

伝統工芸刺繍作家
日本工芸会正会員 森康次 公式ホームページ

日誌という名の記録

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「色彩構成と紋様について」
授業内容(2012年9月 全4回)

9月4日(火)

1時限~5時限
自己紹介 この授業の概略と進行の説明
[講義]構図とは/色彩の基礎理論

9月11日(火)

1時限~5時限
[実技]チップを使った色彩構成

9月18日(火)

1時限~5時限
[講義]紋様について

9月25日(火)

1時限~5時限
[実技]コンパスと定規を使って紋様を描く/色鉛筆による着色

9月4日火曜日 晴れ

今日から色彩構成。
紋様の描き方については18日から。
そして受け持ち学年が変わって、1年生21名。
大阪の子が数人いて、なんとも元気。

「構図について」と「色彩理論の基礎知識」
投影機を使った講義が長引き、約2時間、声がかすれて、
これだけで一日分のエネルギーを使い果たした感じ。

実習室に戻り早速作図。
「カラフルで元気があって力強い」作風。
「この子達も面白いではないかと」たのしくすすめる。

今回の色彩構成は「四角形を使った表現」 と 「三角形を使った表現」







9月11日火曜日 曇り

今日もいいお天気だった。
京都方面は渋滞しているが、奈良に入るまでは快適なドライブ。
一人、熱を出して休んでいる学生がいたが、以外は皆元気。


テーマも制約もない自由な条件での「色彩構成」
地色をあまり残さず、「色」で埋め尽くせなくてはならない。

授業が退屈しないように「遠近法」についての講義を織り交ぜる。

2日間で50点ちかい平面構成ができる。
合評会では全員で「ベスト5」を選ぶ。
私の評価だけでなく意外な結果も出て、なかなか興味深かった。
こんな方法もまたよかろう。

あまりにも点数が多いので其の内の8点だけUP












9月18日火曜日 雨

今日は一日中雨降り。
「紋様」について講義のあと実習。
16名全員が作成し提出。
絵模様でなく、紋様だからある手順と法則に従い、積み重ねていけば描ける。
その根本になる形を決めなくてはならない。
今回は菱形を組み合わせた母体を作り、そこから自由に進化させる。
時間の関係で色鉛筆での仕上げになるが、本当はここから
絵の具できっちり完成を目指すことになる。


母体になる形は全員が同じなのに完成した紋様は個性豊かで面白い。



9月25日火曜日 快晴

今日もいいお天気で朝日が眩しかった。
紋様の描き方 その2 
テーマ モチーフすべて自由、といっても、「自由ほど」困ることはない。
本当の自由に慣れていない、授業の目的が理解できていない、
そもそもこのような作図作業が初めて。
それでも思い思いに作図を進行。


今日の授業とは、中身がが大きくずれた学生もいましたが、驚く程 まとまりのある
デザインを仕上げた学生もいて今日も楽しかった。


4日間の「デザイン基礎講座」とも言える、
色彩構成 平面構成 絵模様と紋様 其の描き方
そんな授業も今日で終了。


学生相手に張り切りすぎて、
ちょっと お疲れ気味。
フ~~。