京都の自然

大文字山の自然散策

銀閣寺(慈照寺 じしょうじ)より大文字山へ
大文字山 五山の送り火で有名な大文字山へ行ってきました。市内から見て東北に位置し、左手に比叡山【四明岳 しめいがたけ 838m】その右側に見える大文字山【466m】 となります。


今回散策したコースは、銀閣寺前から八神社行者の森を通って火床を目指し、 大文字山頂上を通過して俊寛の碑桜門の滝と進み、鹿ヶ谷の霊鑑寺、そして最後に哲学の道です。


大文字山周辺の美しさ

銀閣寺山門前 nature2 亀岡の桜石と関連しますが、銀閣寺山門前には、結晶【薫青石 きんせいせき】の入った敷石が多く見られます。この石の質感を意識しながら進む道中では、 この敷石が大文字山のものであることを実感しますが、もうひとつ、京都の枯山水庭園になくてはならないもの、白川砂もこの周辺から産出します。 銀閣寺の庭園にも用いられている白川砂は、反射することによって、一段柔らかくなった光をもたらし、多くの人を魅了してきました。 山門の敷石や白川砂には、その風土が生み出したものが、土地に存在して醸しだす雰囲気が感じられます。
〓 写真 〓
@銀閣寺山門前の敷石
A薫青石(きんせいせき)ホルンフェルスを発見
B風化が進んだ亀岡産の石。大文字山・亀岡ともに桜石の産出地として有名です
C六角形の薫青石【桜石】

色鮮やかですが、鳥たちの人気はイマイチ

八神社境内のタマミズキ【 1月 】
タマミズキ 山門前を左手に進みますと、八神社という古いお宮さんがあります。


その境内に、真っ赤な実をつけたタマミズキの木がありました。背が高く、どんな実がついているかは分かりませんでしたが、ひときわ目を引く赤い色をしています。 哲学の道を歩きながら、大文字山の全体を見渡しますと、ポッ ポッといった感じで点在し、この時季の大文字山を彩っています。

白川砂とフユイチゴ

フユイチゴと白川砂 行者の森の碑を通過してしばらく進みますと、災害復旧工事跡があります。と言いますのも、この辺りが風化した花崗岩でできているため、とても崩れやすくなっている せいなのですが、フユイチゴの写真を撮っていますと、すぐ横を流れる湧き水とともに、キラキラと光りながら白川砂が崩れてきました。


写真ではフユイチゴに目がいきがちですが、その背景に見られます。

冬の大文字山

冬の大文字山 今回は、山頂に雪が残る1月でしたが、実に多くの発見がありました。 いろいろと書きたいこともありますが、季節が変わった頃にまた来たいと思います。

参考図書 大文字山を歩こう 里山で自然観察 


近畿中国森林管理局
森林総合研究所関西支所