昭和の味。「古い暖簾に新しい風を吹き入れる」を掲げるお好み焼き屋です。
京都・新京極より
ホームページ開設時の想い 2004年 夏 記す
四条河原町のほど近く。それまでの雑踏を背中で感じつつ、歩くごとに昔の面影を路地に感じられる通りがあります。この場所に店を構えおかげさまで56年目を迎えました。『時代の流れ』という言葉では表現出来ないくらい、周辺の様子はめまぐるしく変わり、以前はどんな感じだったかと立ち止まってはみても、思い出すのに苦労する程です。
古い≠ダメ という事は分かっているはずなのに、古きよきものがいとも簡単に失われ、新しいものが勢いまかせのごとく増え続ける今・・・ 改めて守ることのほうが遥かに難しく思われます。
この地で育った当店は、様々な京都感をお持ちの方々と関わる中で得たものが背景となり、日々の小さな変化で現在の店のスタイルになっております。 なにかと奥深い京都を感じながらも、皆さんの心の中にそれぞれの京都がイメージされますように、多くの方に、ふと京都らしいお好み焼き屋だと思って頂ける。そのような一軒である事こそが当店の目指すところでございます。親子2代、3代の方々がずっと訪れて頂けるよう「古い暖簾に新しい風を吹き入れる」という心意気で日々営業して参りたいと思っております。
何卒これからも御ひいきのほど、よろしくお願い申し上げます。