虫草日誌 2003 年(1)


「花粉の飛ぶ日」パネルにテンペラ、油彩 199x年 334x212mm

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ヒメクチキタンポタケ

2月26日(水)

K川へ。ヒメクチキタンポタケが発生する倒木群を調査した。もちろんまだまだ未熟だが、数十本の発生が見られた。


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2月21日(金)〜22日(土)

K夫妻の誘いで、加茂のK夫妻の友人宅に行く。たんぼの中にわずかに残された雑木林を調べると、クチキムシツブタケと思われる未熟の虫草が見つかった。翌日K夫妻たちと車で生駒山を越えて石切に行く途中、道路脇の林を調べると、ここでも前日と同じ虫草が一体、それにイトヒキミジンアリタケがいくつか見つかった。



ヌメリタンポタケ

2月15日(土)

K寺へ。昨年春、ヌメリタンポタケが群生していた辺りを調査した。落葉を除けるとつやつやした木の実のようなものが見つかった。掘ってみると短い柄の先にツチダンゴがついていた。ヌメリタンポタケだ。毎年3月〜4月にたくさんでるのだが、早くも準備ができているようだ。



アリタケ(左)シュイロクチキタンポタケ(右)

1月24日(金)

雨が多い。K川へ。昨年末見つけた倒木群を再調査した。前回見つけた不完全世代の朽木生不明種には変化はなかったが、その辺りを重点的に調査すると何とシュイロクチキタンポタケが一体見つかった。少し古くなっているようだが、この時期に見つかるとは驚きだ。その他に未熟なアリタケが三体みつかった。帰りに木の根元を調べると、ほとんどの木にイトヒキミジンアリタケがついており、どうやら大発生のようだ。



アリ生トルビエラ

1月21日(火)

K寺裏の山林へ。昨年末、アリ生のトルビエラを見つけた辺りを重点的に調査した。普段よく行くのとは反対側の斜面だが、傾斜が急なので、木につかまっていないと滑り落ちてしまう。木の根元を調べるとほとんどの木にイトヒキミジンアリタケがついており、そのうちかなりの割合でトルビエラが重複寄生しているものが見つかった。

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