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本日発売
○「情況 2012年11・12月合併号」
“特集・吉本隆明の「カール・マルクス」論”
A5判/256頁/定価1500円(税込) 情況出版
*目次の一部
追悼・吉本隆明
吉本隆明の吉本隆明論 新田滋
疎外と偶像破壊の煉獄的実験室−吉本隆明『カール・マルクス』と下からの世界思想史 マニュエル・ヤン
『カール・マルクス』論考 吉本隆明がマルクスの思想に抱いた違和感とは 吉田和男
結局ここが肝心というのはあるのだ 三上治
〈蜂起〉をめぐって 友常勉
マルクス葬送 小マルクス思想が近代技術文明に淘汰されたのは何ゆえか 小野田襄二
革命の〈イエス/パウロ〉的形態をめぐって 高橋順一
※特集部分は2段組で約160頁、全体の6割強です。通販送料120円。
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三月書房
604-0916 京都市中京区寺町二条上る
TEL:075-231-1924 FAX:075-231-0125
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本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○「吉本隆明が最後に遺した三十万字 上巻『吉本隆明、自著を語る』」
四六判/319頁 定価2500円+税 ロッキング・オン
*帯の文。
『固有時との対話』『芸術的抵抗と挫折』から 『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』
『最後の親鸞』『ハイ・イメージ論』まで吉本隆明が最後に描いた自画像
−連載「自作を語る」をすべて収録した完全版インタビュー集
*目次
第一章『固有時との対話』『転位のための十篇』
第二章『マチウ書試論』
第三章『高村光太郎』
第四章『芸術的抵抗と挫折』
第五章『擬制の終焉』
第六章『言語にとって美とはなにか』
第七章『共同幻想論』
第八章「花田清輝との論争」
第九章『心的現象論』
第十章『最後の親鸞』
第十一章『悲劇の解読』
第十二章『「反核」異論』
第十三章『マス・イメージ論』
第十四章『源氏物語論』
第十五章『死の位相学』
第十六章『超西欧的まで』
第十七章『ハイ・イメージ論』
あとがき「十四歳の思想」高橋源一郎
※初出は「SIGHT」21号(2004年10月号)から41号(2009年11月号)まで連載(休載あり)。
第九章までは「吉本隆明 自著を語る」として、2007年6月に同社から刊行されました。
○「吉本隆明が最後に遺した三十万字 下巻『吉本隆明、時代と向き合う』」
四六判/407頁 定価2500円+税 ロッキング・オン
*帯の文
9・11アメリカ同時多発テロ、少年犯罪、引きこもり、グローバル資本主義、自衛隊法、
「新しい歴史教科書をつくる会」etc.
吉本隆明は2000年以降、時代をどう読んだのか?
*目次
第一章「頻発する無根拠な殺人事件をめぐって」
第二章「少年法改正をめぐって」
第三章「日本の現在の政治状況について」
第四章「小泉改革による真の構造改革がもたらすものは何か」
第五章「『新しい歴史教科書をつくる会』について」
第六章「アメリカで起こった同時多発テロについて」
第七章「同時多発テロをめぐる自衛隊法改正について」
第八章「天皇による『韓国とのゆかり』発言について」
第九章「同時多発テロにまつわる有事立法について」
第十章「小泉内閣による自民党政権について」
第十一章「世界を席巻するグローバル資本主義について」
第十二章「9・11以後のイラクの問題について」
第十三章「アメリカの中東戦争について」
第十四章「著書『引きこもれ』と少年犯罪について」
第十五章「小林秀雄賞受賞について」
第十六章『一言芳談』『歎異抄』
第十七章『花伝書(風姿花伝)』
第十八章『十七条憲法』
第十九章『トーテムと命名』
あとがき「非政治的大衆の政治性について」内田樹
※第一章から第十五章までは“時代と向き合う”で、初出は第5号(2000年10月号)から
第18号(2004年1月号)と2001年11月増刊号に連載。
第十六章以降は“古典を読む”で、初出は第1号(1999年10月号)から第4号(2000年7月号)まで連載。
ごく少しだけ〈吉本〉本。12月14日に出てました。
○出版人に聞く(9)「書評紙と共に歩んだ五〇年」井出彰
四六版/178頁 定価1600円+税 論創社
*帯の文
1968年に「日本読書新聞」に入社した著者は、三交社などを経て、88年には「図書新聞」
編集長となる。多くのエピソードをもって語る、書評紙の“編集と経営”の苦闘の日々。
戦後の書評紙の世界を照射する!!
過ぎた昔も過ぎゆく今も、〈書評紙〉のなかにある
※目次は50項にわかれていますが、「竹内好、吉本隆明と谷川兄弟」と「吉本隆明の位置」
の2項に吉本氏の名があるほか、本文にもちらほら出てくるようです。
※井出氏の既刊本。「伝説の編集者・巖浩を訪ねて―「日本読書新聞」と「伝統と現代」
12月末発売予定
○「情況 2012年11・12月合併号」
“特集・吉本隆明の「カール・マルクス」論”
A5判/…頁/予価1500円(税込) 情況出版
*宣伝文
吉本隆明はマルクス思想から何をまなんだのか。
吉本思想の中でいかに消化したか。
吉本研究者たちが現代に読み解く。
*主な執筆者
吉田和男、新田滋、マニュエル・ヤン、高橋順一、友常勉、
三上治、小野田襄二
※吉本氏本人の文章等はたぶん無いのでしょう。
※通販送料120円。ご予約ください。
非<吉本>本近刊のお知らせ。1月上旬刊行予定。
○末次弘「遠くに在りて思うもの」
文庫判/131頁 定価600円+税 文芸社
*帯の文
「島尾敏雄の『死の刺』に匹敵する可能性を持つ」と吉本隆明が称えた小説。
*内容紹介
16年住むマンションを離れ東京から鎌倉に移ったのは、信三が四十を過ぎて花粉症に
罹りそれから喘息になったからだ。4,5年すると妻のアンヌ=マリーのほうが、狭い鎌倉の
町の他人の視線が疎ましくなった。二人はそこで好きな京都に住むことにした。しかし6年
経つと妻は鬱屈した思いを夫にぶつける。やむなく夫の故郷の福岡へ転居するが、二人
のざらつく心の行く先は?
*宣伝チラシより
作家は大ウソつきでなくては務まらない。私がこれはリアルすぎる!と感じてしまうのは、
この小説の夫婦と“よく似た”夫婦を知りすぎているからだろうか。父(吉本隆明)の言葉
を借りるなら、限りなく“指示表出”に近い“自己表出”だと言えるだろう。吉本多子
※吉本氏が“称えた”とありますが、書簡等の文章でだったのか、著者との会話だったのか、
あるいは伝聞なのかは不明です。著者あとがきも、跋とか解説とかも一切ありません。
※末次氏は「試行」の寄稿者で「行為と思索」(国文社)
、「サルトル哲学とは何か」
他の著
書がありますが、小説はこれ が初めての出版のようです。
※多子氏の文にある“よく似た夫婦”は、ばなな氏の近著「人生の旅をゆく2」にもちらと出て
きます。
※通販送料100円です。ご予約ください。
現物入荷しました。内容詳細は2012/12/07にお知らせ済み。
○毎日新聞夕刊編集部「〈3/11後〉忘却に抗して━━識者53人の言葉」
四六判上製/232頁 定価1700円+税 現代書館
*帯の文
百年後も記憶される日に日本の叡智は何を考えたのか
吉本隆明氏最後のインタビューを含む、知識人たちからの伝言。
これからの日本社会のあり方を思索する
※吉本氏の記事は“科学技術に退歩はない”で4頁分。2011年5月27日号掲載。担当・宍戸護。
※なぜこれが「最後のインタビュー」なのかよくわかりません。「隆明網」にて「2011年著作リスト」
「2012年著作リスト」を見れば、このあとも新聞や雑誌のインタビューがいくつか掲載されたこ
とがわかります。
※ご予約者には本日発送します。余分はほとんどありません。
※追加は来週入荷予定です。
本日入荷
○「猫びより
2013年 01月号」
A4版/128頁 定価950円(税込) 辰巳出版
“ハルノ宵子のシロミ介護日誌(45)” 文・画・ハルノ宵子
※冒頭に「この1年間で父を亡くし、10月には母も亡くし」云々とある以外は猫の話題ばかりです。
※在庫は数冊あります。通販送料100円。
本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集121:社会風景論」
全163頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
社会風景論(1〜16)……………………………… 2(イ)
シモーヌ・ヴェイユの現在…………………………56(ロ)
ハイ・イメージ論と世界認識………………………84(ハ)
編集ノート……………………………………… 163
※(イ)『産経新聞』1993年4月〜1994年7月、全16回掲載。1994年11月刊行の「情況へ」(宝島
社)にすべて収録。
(ロ)1996年1月、芦屋市の「森集会」にての講演。1997年1月刊行の「ほんとうの考えうその考え」所収。
(ハ)1993年9月、大阪千里にての講演。「吉本隆明全講演ライブ集」第17巻収録
※通販送料80円です。
12月末刊行予定
○「吉本隆明が最後に遺した三十万字 上巻 吉本隆明、自著を語る」
○「吉本隆明が最後に遺した三十万字 下巻 吉本隆明、時代と向き合う」
四六判/…頁 予価各2500円+税 ロッキング・オン
*宣伝文
今年3月16日に逝去した思想家・吉本隆明。総合誌『SIGHT』では1999年の創刊時から2009年まで
インタビュー連載を掲載してきました。その全36本、計30万字以上に及ぶインタビューを2冊上下巻
で刊行します。連載「自著を語る」を初め、戦後最大の思想家の足跡を辿る決定版です。
上巻収録内容:吉本隆明、自著を語る、『固有時との対話』『マチウ書試論』『共同幻想論』『心的現
象論』『最後の親鸞』『「反核異論』『ハイ・イメージ論』ほか
下巻収録内容:吉本隆明、時代と向き合う、「頻発する無根拠な殺人事件をめぐって」「天皇による
『韓国とのゆかり』発言について」「世界を席巻するグローバル資本主義について」ほか
吉本隆明、古典を読む『一言芳談集』『歎異抄』『風姿花伝』ほか
※2007年6月刊の「吉本隆明 自著を語る」は『心的現象論』までの9回分が収録されていました。上巻
にそれ以降の8回分も合わせて収録されているようです。下巻のほうはおおむね単行本未収録かと
思われますが不確かです。
※通販の送料は分厚さ不明のために決められませんが、130円か300円かどちらかです。ご予約ください。
数日以内に入荷予定。(※12月19日入荷しました)
○「kototoi 4号(2012冬)」編集・菊谷倫彦
初版700部/キラキラカラー装幀/A5判/132頁1段組(一部3段組)
アイヌ写真、著者顔写真掲載(モノクロ)
定価2150円(税込) 発行・菊谷文庫
*目次
佐藤タイジ インタビュー「遠くから自分たちを見ること」
宇井眞紀子 エッセイ「アイヌ民族に寄り添って2」
白石かずこ 詩「マヨルカであった少女」
近藤久也 詩「丘」
殿岡秀秋 詩「なぜ訳もなく」
中村征夫 インタビュー「まったくちがう星である海のこと2」
野呂美加 エッセイ「保養の効果」
勝俣誠エッセイ「湾を見つめてーコトバの獲得に向けて4」
高坂勝エッセイ「うつらうつらテツガクする―第四回ダウンシフターほど、いいもん喰って、寝る」
つくり出す仕事「創業者にきくー深夜叢書社 齋藤慎爾」
地域のことば「自然エネルギー千葉の会」
編集後記 へその声 ※予告なしに発売中となっております。至急取り寄せます。
※今回は吉本氏のインタビューは無しです。齋藤慎爾氏の話の中に、吉本氏の話題が少し出てくるそうです。
※送料100円。ご予約ください。
本日入荷
○呉 智英「吉本隆明という『共同幻想』」
四六判並装/224頁 定価1400円+税 筑摩書房
*帯の文
偶像崩壊!!
吉本を読んでなくても面白い!
吉本を読んでなくてもよく分かる!
*目次
序章 「吉本隆明って、そんなに偉いんですか?」
第1章 評論という行為
第2章 転向論
第3章 「大衆の原像」論
第4章 『言語にとって美とはなにか』
第5章 『共同幻想論』
第6章 迷走する吉本、老醜の吉本
終章 「吉本隆明って、どこが偉いんですか?」
※通販送料120円です。
本日発売のようですが未入荷です
○毎日新聞夕刊編集部「〈3/11後〉忘却に抗して━━識者53人の言葉」
四六判上製/232頁 定価1700円+税 現代書館
*宣伝文(現代書館のサイトより)
震災直後の余震と原発事故進行の中、考え、未来への提言を諦めなかった勇気ある言論人たち
の必死のメッセージ。これだけの重要人物がよくぞ集まったというほどの多士済々。言論人、新聞
記者の渾身のメッセージは必読です。
なお、本書収録の吉本隆明氏インタビューは、氏の生前最後の新聞インタビューになりました。
*53名のリスト
高村薫、梁石日、石原信雄、秋山駿、柳田邦男、金子兜太、梅原猛、津島祐子、保阪正康、内田樹、
緒方貞子、倉本聰、鎌田慧、有馬朗人、辻井喬、黒井千次、吉本隆明、武村正義、浅野史郎、
高橋哲哉、中谷巌、小柴昌俊、野田正彰、津本陽、赤坂憲雄、池内紀、姜尚中、小熊英二、辺見庸、
半藤一利、橋田壽賀子、石牟礼道子、高橋源一郎、関川夏央、むのたけじ、柄谷行人、平野啓一郎、
佐野眞一、吉武輝子、森まゆみ、落合恵子、池澤夏樹、東浩紀、丸山健二、藤本義一、坂本義和、
玄侑宗久、佐伯啓思、中島岳志、俵万智、大城立裕、和合亮一、平田オリザ、総勢の懸命なメッセージ。
※※現物未見のためインタビューの掲載日等内容詳細は不明です。
2011年5月27日の毎日新聞の「特集ワイド 巨大地震の衝撃日本よ!この国はどこへ行こうとしてい
るのか」が再録されてるのではと思いますが、「日本経済新聞 2011/08/05」に“8.15からの眼差し−
震災5ヵ月(3) 科学に後戻りはない”よりも後の日でないと、「生前最後の新聞インタビュー」とは言え
ませんから、たぶん別のものなのでしょう。現物が入荷したらお知らせします。
※発売予告を見落としていたので入荷しておりません。
入荷は来週半ばの予定です。
本日発売
○「角川短歌年鑑 平成25年版」
定価2381円+税 角川学芸出版
篠弘“吉野昌夫、吉本隆明両氏を悼む”
※全体が2段組2頁で、吉本氏の部分は4分の3頁分ほどです。
本日入荷
○富岡 幸一郎「最後の思想――三島由紀夫と吉本隆明」
四六判上製/206頁 定価2200円+税 アーツアンドクラフツ
*帯の文
〈果て〉まで歩いた二人の冒険
三島由紀夫『豊饒の海』『日本文学小史』、
吉本隆明『最後の親鸞』などを中心に、
同じ戦中派として一身で二生を経た二人が
それぞれ辿りついた地点を探る。
*目次
最後の思想――三島由紀夫と吉本隆明(*1)
吉本隆明
思想の果てにあらわれるもの(*2)
最後の吉本隆明(*3)
三島由紀夫
「絶対」の探求としての言葉と自刃
『豊饒の海』の謎――昭和41年の転機
『英霊の声』と1980年以降の文学
神さすらひたまふ――天皇と三島由紀夫
三島由紀夫と吉田満――25年の後に
三島由紀夫と日本文学史
吉本隆明・三島由紀夫 略年譜
あとがきにかえて
※(*1)は書き下ろし、(*2)は「現代詩手帖1987年1月臨時増刊号」、(*3)は「同2012年5月号」に掲載。
その他の三島関係は、「國文学」 「三島由紀夫研究」他に掲載された論考で一部改稿されています。
※通販送料120円
本日入荷
○よしもとばなな「人生の旅をゆく 2」
四六判/315頁 定価1500円+税 NHK出版
*宣伝文
子育ての日々、大震災の経験、敬愛する友やアーティストへのオマージュ、父親との別れ。
あらゆる生を慈しみ、自分らしく真摯に日々を生きることの大切さを綴るエッセイ・アンソロジー第2弾。
[日販MARCより]
※「人生の旅をゆく」
の1巻は2006年刊行でした。2巻にはそれ以降の、書き下ろしを含む比較的短い
エッセイが40篇ほど収録されています。
父親との別れについては「あの日の海」11頁分(『文藝春秋臨時増刊号 2012年3月』掲載)と「あとがき」
にも少し。その他のエッセイに隆明氏のことが出てくるかどうかは未確認です。
※入荷は1部のみ。追加発注中です。お待ちいただける方はご予約ください。
非<吉本隆明>本 入荷のお知らせ
○「Myaku14号 特集・きみは、詩人高木護を知っているか」
A5判/130頁 定価900円+税 比嘉加津夫・編集 脈発行所
※本日入荷しました。目次は2012/11/04にお知らせ済みです。
※通販送料80円。
※「12号 吉本隆明追悼号」は完売、「13号 谷川雁」は在庫僅少です。
※同時にお知らせした青柳瑞穂「詩人 高木護―浮浪の昭和精神史」は少し延びて今月末の刊行予定。
本日入荷。創刊号です。※売り切れました
○「蟹の泡 1」
B5判/18頁/未製本 頒価100円+税(送料80円)
編集・発行/長谷川博之
・目次
松岡祥男 根底にあるもの
安西美行 〈線〉の物語
長谷川博之 芥川龍之介の「庭」
長谷川博之 吉本隆明における喩の概念について(上)
※猫々堂資料集の協力者、長谷川氏が創刊された雑誌です。装丁?はB4判の両面に2頁分づつ
コピーされた紙5枚をホッチキスで仮留めしただけです。内容的には3者とも、吉本関係の話題
ですが、2号以降もそうなのかどうかは不明です。次号の刊行時期等の予定も不明です。
※入荷部数ごくわずかですからお早めにどうぞ。
本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集120:食べものの話」
全160頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
私と卵 卵をめぐる話………………………………2(イ)
食べものの話(1〜33、番外1)……………………5(ロ)
そば開眼……………………………………………154(ハ)
佐渡、洗練の味……………………………………156(ニ)
編集ノート………………………………………159
※(イ)鹿児島県出水市のマルイ農協グループ広報誌『Q 第20号』(1993年4月)掲載。
(ロ)『Q 第30号』(1994年12月)〜『Q 第63号』(2000年1月)掲載。
「11」と「12」の間に例の水難事故による入院があり、「第44号」は旧作再録の
「番外」で全34回。
1997年に1〜15までが「食べものの話」として丸山学芸図書から、そして、その
後の連載を増補して2001年に「食べもの探訪記」が光芒社(旧・丸山学芸図書)から
刊行されました。(イ)はどちらにも未収録だそうです。
(ハ)1998年刊行『そば打ちの本』。
(ニ)『サライ』2003年9月18日号
※2005年に朝日新聞社から出た「『食』を語る」は、まったく別の本です。
それから『ダンチュー』に数年前まで連載されていた「おいしく愉しく食べてこそ」は
まだ本にはなっていません。
※通販送料80円です。
非<吉本隆明>本 新刊のお知らせ2件
○「Myaku14号 特集・きみは、詩人高木護を知っているか」
A5判/130頁 定価900円+税 比嘉加津夫・編集 脈発行所
*主な内容
澤宮優・内田聖子 対談「今、高木護を語る」
西谷晋「孤高でも虫けらでもなく」
岩本勇「特異な詩人、そして特異な作曲家」
蓮川博凡「ことばの森の余白」
青柳瑞穂「青年詩人・高木護」
久保田一「高木護さんと出会ったこと」
仲西徹「高木護さんの『宝物』」
中尾務「歩くひと宮本常一が、歩くひと高木護を見いだした」
比嘉加津夫「詩人高木護・雑感」
高木護年譜(作成・青柳瑞穂)
高木護著書一覧
崎原恒新 「沖縄地方文学史(3)」
※11月中旬発行予定です。ご予約ください。通販送料80円。
○青柳瑞穂「詩人 高木護――浮浪の昭和精神史」
A5判並製/180頁 定価1600円+税 脈発行所
*宣伝文
若干22歳の青柳瑞穂さんは、詩人高木護の著書『放浪の唄』をもとに、この論考をまとめました。
しかも、『放浪の唄』をベースに、さらに九州まで足を伸ばして多くの資料を踏査し、高木護の全
生涯に向かっていったのです。論考に迫真力、説得性があるのはそのためだといえるでしょう。
いわば、この一冊で高木護という詩人の生涯が分る、といえるほど見事なものです。
詩人高木護が体験した「乞食業」について触れると、彼は、立身出世、勤勉主義など通俗道徳
に正反対の姿勢をとる乞食の世界にも、独自の道徳観があることを書いていきました。つまり
落伍者とみられかねない乞食という存在の、奥深い生きざまにまで、詩人高木護は行き、そこ
から見えてくる社会通念のあやうさに目をむけていったのでした。
※11月下旬発行予定です。ご予約ください。通販送料100円予定。
※なお、この青柳瑞穂さんは現在26歳の女性で、有名な故・青柳瑞穂(男性。1899年-1971年。
仏文学者、詩人、美術評論家、骨董品収集・随筆でも著名)とは別人です。
近刊のお知らせ。11月下旬発売予定
○富岡 幸一郎「最後の思想――三島由紀夫と吉本隆明」
四六判上製/216頁 予価2200円+税 アーツアンドクラフツ
*宣伝文
同い年の二人は、かたや45歳で自死し、かたや87歳で死去した。
42年という歳月を隔てた現在、二人がそれぞれ辿りついた地点を探る。
三島由紀夫『豊饒の海』『日本文学小史』、吉本隆明『最後の親鸞』などを中心に、
離れつつも交錯した文学思想の現在的意味を批評する;
*目次
一 最後の思想――三島由紀夫と吉本隆明
二 思想の果てにあらわれるもの――吉本隆明試論
三 最後の吉本隆明
四 三島由紀夫、「絶対」の探求としての言葉と自刃
五 『豊饒の海』の謎――昭和41年の転機
六 『英霊の声』と1980年以降の文学
七 神さすらひたまふ――天皇と三島由紀夫
八 三島由紀夫と吉田満――25年の後に
九 三島由紀夫と日本文学史
※通販送料は100円か120円の予定です。ご予約ください。
近刊のお知らせ。12月中旬刊行予定。
○呉 智英「吉本隆明という『共同幻想』」
四六判並装/224頁 予価1400円+税 筑摩書房
*宣伝文
戦後最大の思想家、吉本隆明。その思想とは一体、いかなるものであったのか。
熱狂的に支持されてきた理由とは何なのか。吉本思想をめぐる最良の入門書。
※いまのところわかっているのは以上のみです。
まだ先の予定ですが
○「吉本隆明が最後に遺した30万字」上下巻
…判/…頁 各予価2500円+税 ロッキング・オン
*編集部のブログより
「1999年のSIGHT創刊時から、2009年まで、10年以上に及ぶインタヴュー連載をまとめたもの。
一部は、『吉本隆明 自著を語る』という形で単行本化されたが、すべてを網羅した決定版になる予定。」
※「SIGHT」の秋号に11月刊行との予告が載っていますが、少し遅れていて今のところ12月刊行予定との
ことです。上下同時刊行かどうかも不明。
内容等詳細がわかり次第お知らせします。
お詫びと取り消し。本日入荷しましたが載ってませんでした。
○「情況 2012年10月号」
A5判/252頁 定価1500円+税 情況出版
※本日入荷しましたが、吉本追悼第2弾「カール・マルクス特集」は掲載されていませんでした。
情報が間違っていたようで、申し訳ございません。
ご予約はすべてキャンセルさせていただきます。
※次号以降に掲載される場合はあらためてお知らせします。
※この号の内容は「大学・学生特集」、「ゆとり全共闘の提言」他
少しだけ<吉本>本
○池田元「戦後日本の思想と運動:『日本近代』と自己認識」
四六判/ハードカバー/322頁 定価3200円+税 論創社
*帯の文
「個人−共同体−国家の位相」
国家や政治を、民衆心性の反映、民衆の共同幻想であると捉え、天皇の戦争責任、住井すゑの戦争責任、
丸山眞男と全共闘、尾崎豊と吉本隆明。三里塚闘争、秩父事件などを論じる!
*目次
まえがき
T 近代原理と「日本近代」の止揚
1 政治学の転回と権威主義国家
2 ファシズムと民主主義と現代―ひとつの「昭和総括」へむけて
3 「近代国家」原理と反戦平和運動―ひとつの原理的転換を求めて
U 戦争責任と天皇像
4 戦争責任と天皇像の落差
5;生活をつかむ視線―「住井すゑの戦争責任」の問い方
V 「戦争政治=日本近代」と「排除」の構造
6 日本近代と戦後民主主義の問題構造 ―利権誘導型政治と大衆心性
7 現代日本の「管理」と「排除」の構造―技術合理性と権威主義国家
8現代日本の異質性排除と秩序原理―「自己認識」をめぐって
W 日本近代」の止揚と共同体再生
9 現代日本の自我救済と再生の位相―スピードと尾崎豊と吉本隆明
10 三里塚農民の世界―「土」と「義」の思想
補論 秩父事件研究の問題点―民衆史の水準をめぐって
11 全共闘世代の「自己否定」的認識―丸山真男の批判にふれて
あとがきにかえて
*著者略歴 (Amazonより)
1945年岡山県に生まれる。1969年早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
1980年筑波大学大学院歴史・人類学研究科博士課程修了。
現在、筑波大学名誉教授、文学博士。専攻は近代日本政治思想史
※この本は紀要類等に発表された論文を集めたものです。
※吉本を論じた9章は筑波大学の「年報日本史叢」2000年刊が初出で、5項に分かれています。
@ 問題の所在
A スピードと『永遠の仔』
B 尾崎豊と金子みすず
C 吉本隆明の意志的世界
D 結
9章は39頁分、その内「…意志的世界」は10頁分。
※その他の章にも吉本関係の言及があるかもしれませんが、索引が無いので確かめておりません。
※入荷は1冊のみ。追加仕入れには1週間ほど要します。送料120円
本日入荷
○「第二の敗戦期:これからの日本をどうよむか」
四六判/176頁 定価1500円+税 春秋社
*帯の文
日本・アジア・世界について
「ぼくなんかが考える基本的なところ」
日中米の政治的関係性から、言語コミュニケーション論、戦後の葛藤から現代のグローバリズムと
貧困問題まで。多様なテーマに対し、縦横無尽に紡ぎ出される言葉をどう読み解くか。
“これから”を考えるヒント。
*目次の一部
1 現代社会の背景
2 戦争と転換
3 第二の敗戦期とはなにか
※2008年5月と6月に4回にわたってインタビューしたものだそうです。
編集協力皆川勤氏とあります。
※通販送料100円
10月27日発売?
○「情況 2012年10月号」
A5判/…頁 予価1500円+税 情況出版
※詳細は不明ですが、7月に出た追悼特集号で予告されていた、追悼第2弾「カール・マルクス特集」が
掲載されるそうです。
先の別冊のような丸ごと特集ではないようですが、吉本氏本人の何か未公開の文章が載るのかどう
かは不明です。
※詳しいことがわかればまたお知らせしますが、出るまでわからないかもしれません。
ご予約は随時お受けします。送料は120円の予定。
本日入荷
○「猫びより 2012年 11月号」
A4版/128頁 定価950円(税込) 辰巳出版
“ハルノ宵子のシロミ介護日誌(44)” 文・画・ハルノ宵子
※この号のタイトルは“ロシア正教会の猫”。隆明氏の話題はまったく出てきません。
9日にお亡くなりになった母和子氏のこともありません。
※在庫は数冊あります。通販送料100円。
本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集119:情況との対話1」
全158頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
情況との対話1(1〜14)…………………………… 2(イ)
〈アジア的〉ということ………………………… 129(ロ)
編集ノート……………………………………… 158
※(イ)「情況との対話」は『サンサーラ』1993年4月号から1997年4月号まで全45回の連載。
のちに「超資本主義」と「大震災・オウム後 思想の原像」に収録。
この「資料集」は3分冊の予定。
(ロ)は1979年の講演で、『月刊エディター 本と批評』1979年12月号掲載。
のちに「吉本隆明全講演ライブ集第1巻』に収録。
※通販送料80円です。
10月下旬刊行予定
○「第二の敗戦期:これからの日本をどうよむか」
四六判/190頁 予価1800円+税 春秋社
*宣伝文
吉本隆明、渾身の発言
日本・アジア・世界について
「ぼくなんかが考える基本的なところ」
今春惜しむらくも逝去された大思想家が、私たちに語りかけ残していった言葉とは。
日・中・米の政治的関係性から、言葉とコミュニケーションの問題、
戦後の葛藤から「第二の敗戦期」と呼べる現代について、平易でありながら、縦横無
尽に紡ぎ出される言葉の海をどのように読み解くか。
※2008年のインタビューで、春秋社からの出版を前提にしていたが、刊行に到らなかった
未公表のものだそうです。聞き手は不明です。
※送料は100円の予定です。ご予約ください。
9月中旬に出たらしい。現物未見。
○「季刊・やま かわ うみ 2012.秋 vol.6」
A5判並製/188頁 定価1600円+税 アーツアンドクラフツ
*吉本隆明を検証する
淺野卓夫:たれも聴かないうたごえ 「南島論」ノート
古谷利裕:「関係の絶対性」と「不可避の一本道」をめぐって
※この雑誌は“自然と生きる 自然に生きる 自然民俗誌”だそうです。
この号の特集は「新・列島風景論―古代から3・11以後の変化をめぐって」ですが、
「吉本隆明を検証する」がこの特集の内なのか、別なのか、そして頁数も不明です。
※詳しくは発行所のサイトでごらんください。
※ぜんぜん知らなかったので在庫はございません。仕入には7日前後かかるでしょう。
お待ちいただける方はご注文下さい。送料100円。
※補記(2012/10/01)
現物確認しました。
・淺野卓夫:たれも聴かないうたごえ 「南島論」ノート
淺野氏は“サウダージ・ブックス主宰”、2段組7頁
・古谷利裕:「関係の絶対性」と「不可避の一本道」をめぐって
古谷氏は“画家・評論家”、2段組9頁
刊行予定遅延のお知らせ
○「(新装版)重層的な非決定へ」
○「(だいわ文庫)超恋愛論」
※どちらも9月中旬の発売予定でしたが、1月遅れて10月中旬刊行の予定となっています。
本日発売
○飢餓陣営叢書「吉本隆明の言葉と『望みなきとき』のわたしたち」
瀬尾育夫・著/聞き手・佐藤幹夫
四六判並製/244頁 定価1800円+税 言視舎
*目次
はじめに
第1章 吉本隆明の3・11言論と「超越」をめぐって
第2章 『母型論』の吉本隆明と『戦争詩論』以後
第3章 全体性の認識と文学の主張する場所
第4章 オウム問題についての感想
※第1章は「飢餓陣営」37号、第2章は同32号、第3章は同25号、第4章は同15号にそれぞれ掲載されましたが、
今回いずれも加筆されているそうです。なお、25号、32号、37号は在庫がありますが、1996年発行の15号は完売です。
※通販送料は120円。
本日発売
○「日本語のゆくえ」
文庫判/270頁 定価667円+税 光文社
*帯の文
自ら学生のために語った
「芸術言語論」入門
「無」に直面する日本語表現に脱出口はあるのか?
※2008年刊行本の文庫化ですが、解説等は何も増えておりません。
※扉裏に「加筆修正し」たと註記されていますが、元版の編集者に問い合わせたところ、
「前の『家族のゆくえ』同様、加筆は無いはずです。ただし、文庫版236〜7ページの
「中原中也賞」選者に関して、親本のとき、<佐々木幹郎>さんと<佐藤泰正>さん
のお名前が脱落していたことが事後、判明しましたので、それが追加されてい」るとのことです。
※通販送料100円
<吉本>本というほどでもありませんが、8月下旬に出てました。
○梶木剛「文学的思考の振幅」(未刊行評論集2)
四六判/367頁 定価3000円+税 深夜叢書社
*帯の文
柳田國男、折口信夫への深い造詣、日本近代文学への鋭利な洞察を膂力として、
その視野は「照葉樹林」から「女性論」にまで及ぶ。
「爽快な巨視性」に支えられた、畢生の力作評論。
※本文中に直接吉本氏を論じた文章はありませんが、名はちらほら出てきます。
月村氏の解説には吉本氏への追悼文的部分が多くあります。
※「梶木剛未刊行評論集」は3冊の予定で、吉本氏による弔辞収録の「文学的視線の構図
」が昨年5月刊、
「文学的思念の光彩」はたぶん来年刊行です。
※在庫は1冊のみ。追加の取り寄せには1週間ほどかかります。通販送料は120円。
こちらも直接的な言及はほとんどありませんが、本日発売
○北山修×よしもとばなな
「幻滅と別れ話だけで終わらないライフストーリーの紡ぎ方」
四六判/3331頁 定価1500円+税 朝日出版社
*宣伝文
小説家・よしもとばななと精神分析医・きたやまおさむが、『古事記』、浮世絵、西洋絵画、
映画、マンガにいたるまでの文化の深層を語り合い、日本人のこれからのあり方を「並
んで海を眺める心で」いっしょに考える、新しいスタイルの講義・対談。
※対談部分は昨年の収録です。したがって追悼関係の話題は一切ありません。
※在庫は数冊のみ。送料120円です。
※北山修氏には吉本氏との対談本「こころから言葉へ」(1993年、弘文堂)がありました。現在在庫なし。
本日発売
○「吉本隆明の下町の愉しみ:日々を味わう贅沢」
新書判/176頁 定価848円+税 青春出版社
*帯の文
知の巨人が書き残した印象的な情景と思索の日々
素顔の吉本隆明を切り取った珠玉のエッセイ
※2003年2月に青春出版社から刊行された「日々を味わう贅沢」を改題したもので、
内容はまったく同じです。解説等も増えていません。
本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集118:死の概念の変遷/日本語を遡行する」
全158頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
死の概念の変遷(対談)……………………………… 2(イ)
二度きた北山修さん…………………………………50(ロ)
宮沢賢治 詩と童話(1)(2)(3)………………………51(ハ)
日本語を遡行する(対談)………………………… 103(ニ)
〈死〉の構造……………………………………… 126(ホ)
編集ノート……………………………………… 158
※(イ)山折哲雄との対談。1993年刊「思想としての死の準備―いのち・ホスピス・ことば」(共著。三輪書店)所収。
(ロ)『北山修著作集』内容見本。岩崎学術出版社。1995年。
(ハ)1992年の講演で「ちくま 1993年2月・4月・6月号」掲載。『宮沢賢治の世界』ほかに収録。
(ニ)古田武彦との対談。『「邪馬台国」徹底論争―第3巻
』1993年刊所収。
(ホ)1987年の講演。1988年刊『人間と死
(シリーズ〈「生きること」と「死ぬこと」〉)
』(共著。春秋社)所収。
※通販送料80円です。
本日発売
○石関善治郎「吉本隆明の帰郷」
四六判上製/216頁 装幀=高林昭太
定価=本体2200円+税
*帯の文
父祖の地天草、終戦を迎えた魚津、沈黙の人岩淵五郎との交流
吉本隆明も知らない吉本隆明の原風景への旅。
『吉本隆明の東京』から7年。さらに深く「吉本隆明」という淵を降りていく。
「現代詩手帖」好評連載に書き下ろしを加え待望の刊行!
※目次等詳細は2012/07/31及び2012/08/16にお知らせ済みです。
※通販送料は120円。
本日入荷
○「kototoi 3号」編集・菊谷倫彦
カラー刺繍装丁/A5判/134頁 定価2150円(税込) 発行・菊谷文庫
※詳細は昨日お知らせ済みです
※吉本隆明インタビュー「固有値としての自分のために 第三回」は
1段組み10頁分。今回で「おわり」のようです。
※通販送料100円。
発売中だそうですが
○「kototoi 3号」編集・菊谷倫彦
カラー刺繍装丁/A5判/134頁 一段組(一部三段組)
被災地写真、著者顔写真掲載(モノクロ)
定価2250円(税込) 発行・菊谷文庫
*目次
中村征夫インタビュー「まったくちがう星である海のこと」
吉本隆明インタビュー「固有値としての自分のために 第三回」
五味太郎「往復書簡」
土沌虎坊 詩「星」
若狭麻都佳 詩「夢原罪2」
ナガイケジョー 小説「無調アンサンブル」
小口広太 エッセイ「小さい農業の現場から」
勝俣誠エッセイ「カリブ海からーコトバの獲得に向けて3」
中野佳裕 評論「脱成長の美学に関する覚書2」
高坂勝エッセイ「うつらうつらテツガクする−
第三回他幸が我幸、我幸が他幸」
ダウンシフターズの試み「電力自給への道」
地域のことば「南相馬世界会議」
※予告なしに発売中となっております。至急取り寄せます。
※今回は和綴じ製本は無しです。
※送料100円。
本日発売
○「飢餓陣営38〈追悼総力特集〉吉本隆明を新しい時代へ」佐藤幹夫個人編集
A5判/328頁 定価1300円(税込) 編集工房 飢餓陣営
※詳細は2012/08/07にお知らせ済みです。
※「吉本隆明、最後の文学談義 夏目漱石と太宰治(遺稿)」は
1 気の毒な夏目漱石(2011.4.19吉本宅)。1段組6頁強。
2 太宰治の「津軽」について(2011.4.26同)。同5頁弱。
どちらも佐藤氏によるインタビューです。
※25号よりも50頁も増頁なのでかなり分厚くなると予想してましたが、紙質の関係で25号よりも数ミリ薄くなってます。
クロネコメール便で発送できますから送料は120円です。
9月上旬刊行予定。旧作改題新書化。
○「吉本隆明の下町の愉しみ」
新書判/176頁 予価848円+税 青春出版社
*宣伝文
精養軒のビア・ガーデンから眺める夏の夜の不忍池、妻と小さき娘を連れて訪れた居酒屋、
幼児のときから通った下町の銭湯の今昔…
下町の日常の中で、ささやかながら印象的な情景を綴った全編自筆の珠玉のエッセイ十六
編と掌編小説三話、待望の新書版!
※2003年に青春出版社から刊行された「日々を味わう贅沢―老いの中で見つけたささやかな愉しみ」
(B6判・定価1400円+税。版元品切)と同一内容と思われます。
この版元は以前にも「幸福論」を「老いの幸福論」と改題して新書化しましたが、この際には吉
本氏による「新書化にあたってのあとがき」が附されましたが、今回はそれもたぶん無いでしょう。
近刊のお知らせ。9月下旬刊行予定。
○飢餓陣営叢書「吉本隆明の言葉と『望みなきとき』のわたしたち」
瀬尾育夫・著/聞き手・佐藤幹夫
四六判並製/…頁 予価1800円+税 言視舎
*宣伝文
3・11大震災と原発事故、9・11同時多発テロと戦争、そしてオウム事件。
困難が連続する読めない情況に対してどんな言葉が有効なのか。
安易な解決策など決して述べることのなかった吉本思想の検証をとおして、
生きるよりどころとなる言葉を発見する。
*目次
1 吉本隆明の3・11言論と「超越」をめぐって〜文学者が「反省」すること、吉本発言の一貫性と原理性
2 『母型論』の吉本隆明と『戦争詩』以後〜「嫌な時代」の構造、反・西欧的言語論としての『母型論』
3 全体性の認識と文学の主張する場所〜吉本思想の80年代以降について、「存在倫理」について
4 オウム問題についての感想ほか
※送料は120円の予定です。ご予約ください。
本日入荷
○筑摩叢書「宮沢賢治の世界」
四六判/373頁 定価1800円+税
*帯の文
遺作!
「ほんとうの考えうその考え」とは何か
もうひとつの賢治論
*目次
一 宮沢賢治の童話について
二 宮沢賢治の世界
三 宮沢賢治の陰−倫理の中性点
四 エイリアンの詩とうた
五 宮沢賢治の文学と宗教
六 宮沢賢治における宗教と文学−ほんとうの考えうその考えを分ける〈実験の方法〉
七 宮沢賢治を語る
八 宮沢賢治 詩と童話
九 いじめと宮沢賢治
十 賢治の世界−宮沢賢治生誕百年に因んで
十一 宮沢さんのこと−第十九回宮沢賢治賞受賞者のあいさつ
編集後記 小川哲生
※一は1971年の講演で「賢治研究 10号」掲載。後に「吉本隆明資料集51」に収録。
ただしこれらは録音不良の不完全なものでしたが、今回は別の録音による完全版。
二は1976年の講演で「而して 7号」掲載。後に「吉本隆明資料集67」に収録。
三は1983年の講演で「宮沢賢治 4号」掲載。後に「白熱化した言葉―吉本隆明文学思想講演集」に収録
四は1983年の講演で後に「吉本隆明全講演8」、「吉本隆明資料集97」に収録。
五は1989年の講演で「愛する作家たち」に収録。
六は1989年の講演で「思想の森 1号」掲載。後に「ほんとうの考え・うその考え―賢治・ヴェイユ・ヨブをめぐって」に収録。
今回は初出を掲載。
七は1990年の講演で後に「吉本隆明全講演8」、「吉本隆明資料集105」に収録。
八は1992年の講演で「ちくま1993年2月・4月・6月号」掲載。後に「吉本隆明全講演8」、「愛する作家たち」に収録。
九は1996年の講演で今回が初出。
十は1996年の講演で「国語教育−研究と実践34号」掲載。
十一は2009年の講演で「宮沢賢治学会 イーハトーブセンター会報40号」に掲載。
「資料・米沢時代の吉本隆明について 追加号」に転載あり。
※通販送料120円の予定です。
※吉本隆明「宮沢賢治」(ちくま学芸文庫)定価1300円+税 筑摩書房
非<吉本隆明>本のお知らせ
本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○「Myaku 13号 特集・内田聖子の『谷川雁のめがね』」
比嘉加津夫・編集
A5判/108頁 定価900円+税 脈発行所
※目次等詳細は2012/08/01にお知らせ済みです。
※通販送料は80円です。
*ご予約いただいております「飢餓陣営38」「吉本隆明の世界」「吉本隆明の帰郷」は
いずれも今週末から来週初めにかけての発売見込みです。
複数ご予約者にはなるべくまとめてお送りする予定です。
さらに詳しい内容が届きました
○石関善治郎「吉本隆明の帰郷」
四六判上製/216頁 装幀=高林昭太
定価=本体2200円+税
*目次
第一章 父祖の地――天草へ
吉本隆明の一家は、なぜ、天草を出奔しなければならなかったのか。
「夜逃げ」の目撃談と登記簿が明かす借金の実相。
祖父・権次が吉本造船所を興すまで。
今も残る吉本造船所の跡地。
母・エミの実家、松森家とは。
隆明が天草を訪れた時に出迎えた人々。
吉本家の出所と天草に住む吉本一族。
「わたしは東京で生まれたが、胎内もまた生涯のうちにいれれば、
熊本県天草郡に生存の根っこをもっている」という隆明だが、天草
へは生涯に二度しか訪れることはなかった。隆明にとって父祖の地
・天草とは?
第二章 魚津――敗戦の原点へ
隆明が敗戦を迎えた「日本カーバイド魚津工場」での日々。
隆明が取り組んだプロジェクトとB29迎撃作戦。
立山で泊まった「称名ホテル」の今。
「称名ホテル」の主人と伝説の編集者・岩淵五郎。
隆明と岩淵の知られざる交流――「日本読書新聞」事件と作家たち。
岩淵は予科練から高知航空隊へ。隆明は死を覚悟しつつ東京工大へ
――隆明がその横死を悼んだ「かけがいのない存在」・岩淵五郎と
の対比に見る、吉本隆明の戦争体験と戦後。
●初収載「吉本家家系図」、「父・順太郎の故郷への手紙」
●カバー=天草を海上から望む/表紙=吉本造船所跡地
●帯推薦文=吉本隆明(著書よりの引用)
本日入荷
○「猫びより 2012年 09月号」
A4版/128頁 定価950円(税込) 辰巳出版
“ハルノ宵子のシロミ介護日誌(43)” 文・画・ハルノ宵子
※この号にも故人の話題は数か所に出てきますが、メインではありません。
個人的には吉本氏が「犬がコワかったらしい」という情報が気に入りました。
※入荷は1冊のみ。ご希望あれば追加も仕入れますが、出版社がお盆休みのため、
追加の入荷は20日過ぎになりそうです。通販送料100円。
近刊のお知らせ。詳細確定しました。8月20日頃刊行予定です。
○「飢餓陣営38〈吉本隆明追悼総力特集〉」
A5判/320頁 予価1300円+税
・吉本隆明、最後の文学談義 夏目漱石と太宰治(遺稿)
・森崎和江(特別寄稿)「吉本隆明さんの笑顔」
1『試行』のころの吉本隆明
月村敏行「思い出すままに」
村瀬学「吉本隆明さんとの出会い」
浮海啓「〈魂〉は暁闇の彼方へ」
矢野武貞「吉本さんと、私の吃音論」
高岡健「〈資質〉を倫理に変えるとき」
高堂敏治「「大衆の原像」から「思想としての菜園」へ
・西尾幹二(特別掲載)「吉本隆明氏との接点」
2吉本思想の源流をめぐって
佐藤通雅「「姉の死など」にふれて」
長谷川三千子「ひゆうひゆうと吹き渡る風」
近藤洋太「戦争と聖書」
寺田操「ことばの花びらを播く詩人」
浦上真二「吉本隆明と保田與重郎」
3舞台裏の演出者たち
(聞き書き)宮下和夫と弓立社−「吉本隆明の講演のことなど」
田中紘太郎「吉本隆明雑感」
脇地炯「『衆議院』はお断りだ」
齋藤愼爾「〈アジア的なる〉編集者私記
(聞き書き)編集者=小川哲生 「八〇年代、『吉本隆明全集撰』のころを中心に」
4吉本隆明断想
勢古浩爾『吉本さんの空に向けた両手」
宗近真一郎「ミシェル・フーコーのパリで吉本隆明の訃報を聞く」
水島英己「影のすべてを」
5吉本隆明を新しい時代へ
北川透「『最後の親鸞』という思想詩」
秋山基夫「『言語にとって美とはなにか』再読」
瀬尾育生「夜の銀河鉄道」
神山睦美「無限世代の輪廻転生」
齋藤祐「『超戦争論』再び」
西脇慧「吉本隆明のオウム言説をめぐって」
4「反核・反原発」異論から考える
添田馨「“大震災後”の吉本隆明」
由紀草一「『「反核」異論』をふりかえって」
本田徹「未来としての歴史に寄せて」
倉田比羽子「「私の本はすぐに終わる」−私たちの本もすぐに終わる」
築山登美夫「吉本隆明と原子力の時代」
島亨「反核・反原発異論、私注」
・「執筆者が選ぶ吉本隆明のこの一冊」+100字コメント
5北明哲+佐藤幹夫
「吉本隆明の遺した宿題―三島由紀夫の戦後と吉本言論」
※送料は340円(ゆうメール)になりそうです。
近刊のお知らせ
○「(新装版)重層的な非決定へ」
四六判/ソフトカバー/600頁 予価2500円+税 大和書房
10月中旬刊行予定
*宣伝文
コム・デ・ギャルソンから高度資本主義まで、小林秀雄からビートたけしまで。
情況が強いる課題への無意識の構えを論理化する論考集。
※元版「重層的な非決定へ」
は1985年09月発売でかなり以前に絶版になっていました。
資料によれば元版は596頁で今回が600頁ですが、<新装版>ですからたぶん増補はないでしょう。
○「(だいわ文庫)超恋愛論」
文庫判/…頁 予価600円+税 光文社
10月12日刊行予定
※元版「超恋愛論」は2004年09月大和書房刊行でした。現在品切れ。
○「(知恵の森文庫)日本語のゆくえ」
文庫判/…頁 予価未定 光文社
9月12日刊行予定
※元版「日本語のゆくえ」は2008年光文社刊行でした。現在品切れ。
※7月に刊行された知恵の森文庫「家族のゆくえ」には編集部の注として、元版に「加筆訂正」したとありましたが、
加筆は一切無く、訂正のみ2か所あったと確認済みです。「日本語のゆくえ」も同様に加筆は無いはずです。
非<吉本隆明>本のお知らせ
○「Myaku 13号 特集・内田聖子の『谷川雁のめがね』」比嘉加津夫・編集
A5判/…頁 予価900円 脈発行所
*主な内容
・訪問対談「森崎和江への誘い」森崎和江×内田聖子
・内田聖子さんに聞く『谷川雁のめがね』の世界(聞き手・比嘉加津夫)
・内田さんの雁さんの本について 高木護
・雁のラボ時代にも光をあてた女流ならではの画期的体験記:
内田聖子の『谷川雁のめがね(新版)』の魅力 松本輝夫
・「我らのセイコちゃん」と『谷川雁のめがね』岡田明子
・随行記 また会いたい人々 中内幸男
・内田聖子グラビアと年譜
・連載記事等
※8月15日頃発売予定とのことです。送料80円の予定。ご予約ください。
※『谷川雁のめがね
(新版)』は日本文学館、2011年刊行、1200円。
近刊のお知らせ。8月下旬刊行予定。
○「飢餓陣営38〈吉本隆明追悼総力特集〉」
A5判/320頁 予価1300円+税
*執筆者(決定分。最終追加あるかもとのことです。)
・吉本隆明(遺稿)
・森崎和江(特別寄稿)
1 月村敏行、村瀬学、浮海啓、矢野武貞、高岡健、高堂敏治
2 佐藤通雅、長谷川三千子、近藤洋太、寺田操、浦上真二
3 宮下和夫、田中紘太郎、脇地炯、小川哲生
4 勢古浩爾、宗近真一郎、水島英己
5 北川透、秋山基夫、瀬尾育生、神山睦美、齋藤祐、西脇慧
6 添田馨、由紀草一、本田徹、倉田比羽子、築山登美夫、島亨
7 北明哲×佐藤幹夫
※遺稿は「吉本隆明、最後の文学談義 夏目漱石と太宰治」で12頁分だそうです。
稿というよりも談のようですが、収録日時等は聞いておりません。
※通販送料120円の予定ですが、厚すぎるとクロネコメール便が利用できないため、
340円のゆうメールになるかもしれません。それでもよろしければご予約ください。
※バックナンバーの在庫はこちらをごらんください。
近刊のお知らせ。詳細がわかりました。
○石関善治郎「吉本隆明の帰郷」
四六判上製/216頁 装幀=林昭太
定価=本体2200円+税
*宣伝文
どこから来て、どこへ帰るのか――
徹底取材7年、吉本隆明の源流を探る旅
*目次
第1章 父祖の地――天草へ
・記号の森をゆく
・夜逃げと二つの吉本造船所
・松森家と権次
・吉本造船所と天草の家
・順太郎の手紙
・吉本家の人々
第2章 魚津――敗戦の原点へ
・八月十五日の海
・立山――岩淵五郎を求めて
・もう一つの敗戦
・戦後を生きる
*編集部による説明文
第1章は、「現代詩手帖」2009年3月号〜8月号の連載をまとめたもの。
第2章は、「八月十五日の海」のみ「週刊読書人」2008年8月8日号、22日号に二回に分けて掲載されたもの、
他は書き下ろし。岩淵五郎をテーマとした書き下ろし部分も、これまで語られることのなかった岩淵五郎とい
う人物を掘り下げていきながら、吉本思想の核に迫る力作です。
※今のところ8月中旬刊行の予定とのことです。
※送料120円の予定です。ご予約ください。
本日入荷
○芹沢俊介「宿業の思想を超えて―吉本隆明の親鸞」
四六判/並製/176頁 定価1700円+税 批評社
※目次等は2012/07/06にお知らせ済みです。
※通販送料100円
非<吉本隆明>本のお知らせ
○比嘉加津夫「島尾敏雄を読む:『死の棘』と『死の棘日記』を検証する」
四六判/並製/222頁 定価2,200円+税 ボーダーインク
*宣伝文
すべての読者に島尾敏雄の代表作『死の棘』の読み直しを提案する渾身の島尾敏雄論。
フィクションとノンフィクションの隙間から立ちぼる「小説のデーモン」に迫る。
*目次
『死の棘』の夫婦
『死の棘』の愛人
『死の棘』と『死の棘日記』
『死の棘日記』を検証する
*著者プロフィール
1944年久志村字久志に生る。沖縄大学文学部中退。
詩集『記憶の淵』、『流され王』、『春は風に乗って』など。
著書に比嘉加津夫文庫1〜20など多数。「脈発行所」主宰。
同人誌『脈』75号、書評誌『Myaku』12号まで出している。
※「Myaku 12号 吉本隆明追悼号」はたいへん好評で完売しました。
※この本は数日前に出たようですが、現物は未入荷です。ご予約いただけば仕入れます。1週間ほどかかるでしょう。
ごく一部ですが追悼記事が載ってます(※7月13日発売)
○坪内祐三×福田和也「不謹慎:酒気帯び時評50週」
四六判/390頁 定価1600円+税 扶桑社
*「最後に反原発を批判して逝った“裏知識人”吉本隆明」
※『週刊SPA!』連載対談「これでいいのだ」の2012年4月3日号?掲載。2段組み7頁分。
※在庫わずかです。通販送料120円
非<吉本>本入荷のお知らせ
○「怪傑ハリマオ 9号」
B5判/40頁/300円+税 発行人・根石吉久
*目次
滅法:悼奥村眞
森獏郎
不思議の国のデァスポラ
田中エリス
「反原発」は正義か?読み捨てニャンニャン日録2 松岡祥男
太宰治、中期の作品について
長谷川博之
戦後という特殊な時間の閉鎖性
井谷泰彦
近況、百姓仕事、編集後記
根石吉久
※通販の送料は80円
※バックナンバーも販売中(一部在庫切れ。近日補充予定)
昨夕入荷。ご予約者には本日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集117:時代という現場/茂吉短歌の初期」
全162頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
時代という現場……………………………………… 2(イ)
茂吉短歌の初期………………………………………38(ロ)
私の実朝像……………………………………………54(ハ)
テレビ論………………………………………………58(ニ)
戦後五〇年ほど掘り続けてきた場所………………97(ホ)
不安な漱石……………………………………………78(ヘ)
メディアの進展と既存経済学からの脱却……… 133(ト)
恋愛について……………………………………… 142(チ)
編集ノート……………………………………… 161
※(イ)1993年1月〜1994年11月の共同通信配信記事で全12回。1995年刊「わが『転向』」に収録。
(ロ)『国文学』1993年1月号。
(ハ)『実朝出帆』パンフレット。1993年1月。
(ニ)『Filo』no.18。1993年1月。
(ホ)聞き手・上原隆。『思想の科学』1993年1・2月合併号
(ヘ)講演。1993年2月7日、紀伊国屋ホール。『全ライブ集』3巻。
(ト)『[テレビ環境]マス・イメージの変容』1993年3月刊所収。
(チ)『ベルグ哲子展カタログ』1988年5月刊所収
※通販送料80円です。
※続刊予定
・第118集「死の理念の変遷/日本語を遡行する/他」8月下旬発行予定
・第119集「情況との対話1/他」9月発行予定
・第120集「食べ物の話/他」11月発行予定
・第121集「社会風景論/他」12月発行予定
・第122集「イメージ論1993〜1994/他」1月発行予定
※いずれもおおむね1993年初出の資料です。
近刊のお知らせ
○石関善治郎「吉本隆明の帰郷」
…判/…頁 予価2200円+税 思潮社
*宣伝文
父祖の地天草、終戦を迎えた魚津、沈黙の人岩淵五郎との関係、
吉本隆明も知らない吉本隆明の原風景への旅。
書き下ろしも加え待望の刊行。
※今のところ8月中旬刊行の予定とのことです。定価等詳細がわかり次第お知らせします。
※石関善治郎氏は「吉本隆明の東京」(2005年12月。作品社)の著者です。
本日入荷
○松崎之貞「『語る人』吉本隆明の一念」
四六判ハードカバー/377頁 定価1500円+税 光文社
*帯の文
吉本が視力の衰えから、<語る人>に転身したのは1998年前後のこと
である。
語ること――吉本はその一点に賭けた。
それは表現者としての執念でもあった。
外国に生涯、一度も行かなかった理由から、娘・ばななの作品評価
まで、知られざる晩年の肉声を担当20年の編集者が記す。
*目次
はじめに
第一章〈語る人〉
語り口
〈書く人〉から〈語る人〉へ
表現としての〈語り〉
第二章〈座談〉まで
連載依頼
連載開始
水難事故
「情況との対話」
連載中の一、二の座談
座談へ
幻の『経済工学について』
第三章〈素顔〉の吉本隆明
独り語り
吉本家の年中行事
下町からの〈離陸〉と下町への〈執着〉と
「戦後最大の事件」
風通しのいい人
糖尿病と健康管理
〈超老人〉とはなにか
自己超克の光景
気配りの人
ギロリとした目のハプニング
消えた「大学教授」
「多子」と「真秀子」
第四章〈文学〉に関する断章
詩人になりたかった詩人
文体について
司馬遼太郎の文章
日本語はむずかしいか
作家の品定め
〔1〕漱石と鴎外
〔2〕太宰治と志賀直哉
〔3〕芥川と堀辰雄
父が語った「よしもとばなな」
袋小路に入った日本文学
『日本語のゆくえ』始末
幻の著作『詩歌の潮流』
『詩歌の潮流』――その骨子
〔1〕神話についての二つの見解
〔2〕日本語を簡略化する
〔3〕「匂う」「さす」の独特な言葉づかい
〔4〕詩歌の起源をたずねて
〔5〕歌謡の祖型
〔6〕親鸞および国学に見る「自立の思想」
〔7〕俳句の成立と〈破れ〉
〔8〕現代詩は西洋詩との等価性を獲得できるか
〔9〕〈民族性〉と〈世界性〉をどう接続するか
『詩歌の潮流』寸感
第五章〈社会〉のゆくえ
日米戦争とはなんであったか
瓢箪から駒の『「芸術言語論」覚書』
「戦後四番目の変革期」
〈第四の変革期〉を象徴する政権交代
民主党の〈理論的支柱〉は三浦つとむか
〈豊かさ〉の追求
科学は〈核〉を統御できるのか
第六章〈こころ〉をめぐる断想
自分の体がジリジリ焼かれる……
「おれ、なんか悪いことしたかよ?」
触手をのばす思考
自殺者たちへの弔辞
三浦つとむの〈リハビリ地獄〉
死について
〔1〕こころに突き刺さった「姪の問い」
〔2〕「生」を見下ろす「生=死」の視点
おわりに
〈引用文献一覧〉
*著者紹介
松崎之貞(まつざきゆきさだ)
1947年、埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
1970年、徳間書店に入社。一貫して編集部門を歩き、
2002年、ノンフィクション部門の編集局長を最後に退社。
その後、フリーの立場で書籍の編集に携わる。
※通販送料120円。
ある程度ご注文がまとまれば仕入れます。※仕入れ分完売しました。
○「異土 第五号(2012.6)」
A5判/231頁 頒価952円+税 文学表現と思想の会
*目次の一部
評論
信念に潜む罠―ジッド「女の学校」三部作― 紀伊高子
ストラスブール〜国境の町〜にて考えたこと 田崎勝子
いざ立て、自我よ!反逆者 シュティルナーの叫び 野武 政
小説
にせ藩札づくり 熊谷文雄
アロハイワナガ 湖海かおる
評論
吉本隆明「転向論」をめぐって 松山愼介
一 はじめに
二 それぞれの「転向」
三 吉本隆明の「転向論」
四 吉本隆明の「転向」
俳人 日野草城) 月野惠子
透谷論考「楚囚之詩」 秋吉 好
※「転向論」は2段組32頁分。松山氏の経歴は不明。2007年発行の「季報唯物論研究第99号:吉本隆明特集」に
「『自立』思想の原点」を寄稿されていました。
※この雑誌の取り扱いはございませんが、ある程度ご注文が集まれば、仕入れることも可能です。
ご希望者が数名の場合は直接購読をお願いすることになるでしょう。
※仕入れる場合は1週間前後で入荷するはずです。送料は100円。
※以上でよろしければご予約ください。
※なお「異土」のサイトはございません。
本日入荷。ご予約者には発送済みです。
○「詩批評 LIDEN−雷電 2012.7 No.2」
A5版/78頁 価500円+税 雷電舎
※目次は6月30日にお知らせ済みです
※吉本隆明追悼の部分は2段組44頁分
※送料95円。0号と1号の在庫若干あります。
本日入荷
○谷川雁研究会機関誌「雲よ ―現点と越境―第7号」
2011年7月10日・発行/A5判/206頁/頒価2000円(税込)
編集:谷川雁研究会世話人(編集部)
発行:谷川雁研究会(代表・松本輝夫)
*目次の一部
物語・谷川雁の全体像・本論第四部(松本輝夫)
闘い、エロス、断層、そしていのち―
森崎和江を読み、そして考える(仁衡琢磨)
最後の吉本隆明―原発事故と「第二の敗戦期」(とよだもとゆき)
谷川雁の物語論―ラボ時代の講話記録をめぐって(矢部顕)
石牟礼道子と谷川雁(内田聖子)
「原点が存在する」はいま猶呼びかけている(北野辰一)
雁上京後の半世紀余を振り返りつつ(加藤重一)
ほか
[資料編]「谷川雁、ラボへの遺言」ほか
※「最後の吉本隆明」は2段組10頁分。とよだ氏はフリーランスの編集・執筆者。
著書に「村上春樹と小阪修平の1968年」(新泉社、2009)
※送料は1冊100円。現在残部僅少ですが補充は可能です。
※バックナンバーもすべて在庫あります。
近刊のお知らせ。7月18日?刊行予定。
○芹沢俊介「宿業の思想を超えて―吉本隆明の親鸞」
四六判/並製/176頁 予価1700円+税 批評社
*宣伝文
追悼 吉本隆明
吉本隆明は、現代の親鸞である。
この本は、親鸞(1173〜1262)と吉本隆明(1924〜2012)という、
世界に屹立するたぐいまれな思想家(革命思想家)が、時空を超え、
二人して遠くまで考察してきた悪と悪の彼岸の問題について、私な
りに理解を深めようとしてきた、その思考の歩みを提示したもので
ある。このさきどこまで二人の足跡を見つけ、たどっていけるかは
こころもとないが、それでもここに至る過程が、その貧しさにおい
て誰のものでもない私自身の足を使ってたものであることは、ひそ
かに誇っていいと思っている。[本文より]
*目次
はじめに
1 吉本隆明の死/吉本さんとの縁/戦後の呼んだ奇蹟――吉本隆
明は、これからの時代を拓く不可欠な存在として、現代の親鸞
になった/吉本隆明の“ひきこもれ”/日常営む大衆の一人―
私と吉本隆明さん/何があろうと一人で立つ――時代が呼んだ
奇蹟の思想家/現代の親鸞――大衆の救い、一人で考える
2 宿業の思想/吉本隆明の仕事・人間について/吉本隆明の「存
在倫理」をめぐって/増悪論のこと――吉本隆明「存在倫理」
の理解に向けて/普遍悪の概念をめぐって――親鸞と吉本隆明
3 自己表出・指示表出/関係論として読む/自己表出・指示表出、
そしてイノセンスの表出/物象について/<意味の影の流れ>
について/傷としての記憶
初出一覧
あとがき
※通販送料100円又は120円の予定です。ご予約ください。
本日入荷
○「情況 2012年8月・別冊“追悼・吉本隆明”」
A5判/303頁 定価1600円+税 情況出版
*主な目次
・巻頭
小嵐九八郎 思想の巨人・吉本隆明
松岡祥男 吉本隆明・その人と思想
上村武男 吉本さんの足の裏
室伏志畔 天皇制国家の向こう側 クラフト国家論
・吉本隆明さんから島成郎さん
島成郎さんあての私信(水難事故、1996年8月31日)
島さん追悼「将たる器の人」
・特集〈吉本隆明 60年安保・全共闘論〉
『戦後世代の政治思想』『擬制の終焉』『反安保闘争の悪煽動について』
『収拾の論理』『権力について』『七〇年代のアメリカまで』
・特集〈マチウ書試論〉
大窪一志、友常勉、最首悟、高橋順一、小野田襄二
・追悼〈吉本さんを語る〉
安西美行、松本孝幸、長谷川博之、北島正
・吉本隆明著書年表(1924年〜2012年5月) 宿沢あぐり
※「私信」は2段組2頁で、1頁は自筆手紙のコピー。
※「将たる」は「沖縄タイムス」2000年10月22日掲載で、2段組2頁。
※「安保・全共闘」は3段組60頁分。松岡祥男氏の撰らしいですが解題等は見あたりません。
※宿沢氏編の「著書年表」は2段組43頁の詳細なものです。
※通販送料は120円
近刊のお知らせ。7月中旬刊行予定。
○「詩批評 LIDEN−雷電 2012.7 No.2」
A5版/78頁 予価500円+税 雷電舎
*目次(ほぼ決定)
・詩
執 着 永島 卓
無言歌/フクシマ50/仮の町 築山登美夫
開演前 寺田 操
地下風景 高橋秀明
・吉本隆明追悼
思想の姿について 吉田 裕
「普遍喩論」から「等価」論へ(上) 高橋秀明
愚禿親鸞 築山登美夫
心にしみいる文の魅力 寺田 操
そして、像は転移する 日下部正哉
・論考
〈公言〉の位相−『怪傑ハリマオ』徹底粉砕(最終版) 高橋秀明
※送料100円の予定。お早めにご予約ください。
※0号と1号の在庫若干あります。内容等は2012/04/10号に記載済み。
本日発売
○「現代詩手帖 2012年7月号 “吉本隆明追悼特集2”」
A5判/184頁 定価1143円+税
※追悼特集の主な内容は2012/06/20にお知らせ済みです。
近刊。7月12日頃刊行予定。
○知恵の森文庫「家族のゆくえ」
文庫判/…頁 予価660円+税
※2006年光文社刊行の「家族のゆくえ」の文庫化です。増補はない模様。文庫化に際しての吉本氏の
あとがきは ありません。解説等が附くのかどうかは不明です。
※引き続き2008年刊行の「日本語のゆくえ」も文庫化されるそうです。
近刊のお知らせ。8月18日頃刊行予定。
○筑摩叢書「宮沢賢治の世界」
四六判/384頁 予価1800円+税
*宣伝文
著者が青年期から強い影響を受けてきた宮沢賢治について、機会あるごとに生の声で
語り続けてきた三十数年に及ぶ講演のすべてを収録した貴重な一冊。全十一章
*目次(案)
一 宮沢賢治の童話について
二 宮沢賢治の世界
三 宮沢賢治の陰
四 エイリアンの詩とうた
五 宮沢賢治の文学と宗教
六 宮沢賢治の実験
七 宮沢賢治を語る
八 宮沢賢治 詩と童話
九 いじめと宮沢賢治
十 賢治の世界
十一 宮沢さんのこと
※今のところわかっているのは以上です。
これらの講演日、場所、既刊本のどれに収録されているか、 あるいは未収録なのかとうは不明です。
※通販送料100円又は120円の予定です。ご予約ください。
※2012/06/28補記
詳しい方にご教示いただきました。講演日と場所が未公表のため、あくまでもご推測ですが、
3は「白熱化する言葉」、5は「愛する作家たち」、6は「ほんとうの考え、うその考え」、1・2は
「猫々堂資料集」、4・7・8は「全講演ライブ集」、11は「資料・米沢時代」にそれぞれ収録、
そして9と10は単行本未収録らしいとのことでした。
本日入荷
○「短歌 2012年7月号」
A5判/244頁 定価943円+税 光文社
*追悼 吉本隆明
岡井隆“吉本隆明さんの「さよなら」”
※2段組み4頁分で、追悼記事はこれ1本のみです。
※余分は数冊しかありません。送料100円
本日入荷
○「中央公論特別編集 吉本隆明の世界」
A5判/224頁 定価1800円+税 中央公論新社
※内容詳細は2012/06/07にお知らせ済みです。
※単行本未収録作品について
・[対談]吉本隆明×中沢新一:『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ
(『中央公論』2008年1月号)
・[対談]吉本隆明×中沢新一:〈アジア的なもの〉と民主党政権の現在
(『中央公論』2010年4月号)
・[対談]吉本隆明×見田宗介 世紀末を解く
(『東京新聞』1997年1月3日〜13日)
・[インタビュー]批評は現在をつらぬけるか 聞き手・田中和生
(『三田文学』2002年夏季号)
・[インタビュー]天皇制・共産党・戦後民主主義 聞き手・大日方公男
(『中央公論』2009年10月号)
・[講演]岡本かの子:華麗なる文学世界(1989/03/10川崎市)
(『マリクレール』1989年9月号)
※通販送料100円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2012/06/20
近刊のお知らせ。6月28日発売
○「現代詩手帖 2012年7月号 “吉本隆明追悼特集2”」
A5判/…頁 定価1143円+税
*特集部分の主な内容
吉本隆明に出会うために――吉本隆明追悼特集2
★出会うために
吉増剛造「つぎの呼吸を造るために――日時計ノート」
水無田気流「エッセンス吉本隆明」
★吉本隆明論
野沢啓「吉本隆明をめぐる断言肯定命題」
山本哲士「偉大なる、吉本思想の身近な存在(下)」
笠井嗣夫「虚無と方法――吉本隆明の初期詩論」
★吉本隆明と私
脇地炯「「道案内人」への謝辞――
インタビュー「大衆の原像」のことなど」
橋本真理「宛名のない葉書」
※追悼特集部分は49頁、メインの特集は“ゲイリー・スナイダー・イン・ジャパン”
※送料100円の予定。ご予約下さい。
本日入荷
○吉本隆明×茂木健一郎「『すべてを引き受ける』という思想」
四六判/216頁 定価1500円+税 光文社
*帯の文
<茂木健一郎・書き下ろし>
追悼「吉本隆明さんのこと」
知の巨人と脳科学の第一人者が、語り尽くした
「脳・こころ・言葉」
*目次
まえがき
第1章 科学はどこまで思想するか
第2章 老人は「超人間」か
第3章 人間は「限定された類」か
第4章 自己意識を社会化するとはどういうことか
第5章 古典的知識性は淘汰されたか
第6章 吉本流仕事法とは何か
第7章 「つづまりの仕事」へ向かって
吉本隆明さんのこと
※対談部分は2006年7月から10月にかけて全5回行われたそうです。
「まえがき」と「吉本隆明さんのこと」は、茂木氏の書き下ろしです。
なぜ、この本がもっと早く刊行されなかったのかについては、何も触れておられません。
なお、先日近刊のお知らせをした「『語る人』吉本隆明の一念」の著者、松崎之貞氏が
この本の編集にも協力されています。
※通販送料は120円
※まことにもうしわけございませんが、本日の入荷分は予約数に満ちませんでした。
追加は25日に入荷の予定です。
近刊のお知らせ。7月18日?刊行予定。
○松崎之貞「『語る人』吉本隆明の一念」
四六判/…頁 予価1800円+税 光文社
*宣伝文
「戦後最大の思想家」と呼ばれた思想家・詩人・評論家=吉本隆明の素顔に、編集作業に
20年以上携わってきた著者が迫る。
七十歳を過ぎ持病の糖尿病からくる白内障により著しく視力が低下した吉本隆明はやむな く
「書く人」から「語る人」に転じた。そして、百時間以上も吉本の座談に接し、その談話を何十本
のテープに収め、それを書籍の形にまとめる編集作業に二十年以上携わってきたのが著者だっ
た。意外にも饒舌(おしゃべり)だった吉本。その他、伊豆・土肥海岸での事故(溺れる)の回想、
吉本家の年中行事、家族愛、愛猫物語、糖尿病と健康管理等、日常の素顔を再現すると共に、
大江健三郎批判などに見られる吉本の気配りと表現者としてのこだわりを描いている。
思想家・吉本隆明の人間としての魅力を知る上で欠かすことのできない一冊。
※通販送料は100円か120円の予定です。ご予約ください。
本日入荷
○「流砂 第5号 特集【追悼】 吉本隆明」
共同責任編集:栗本慎一郎・三上治
A5判/247頁定価1200円+税 批評社
※目次は2012/05/23にお知らせしたのと変更はないようです。
※全247頁中、196頁分が特集で残頁は通常連載分です。
※通販送料120円。ご予約者には本日発送します。
7月上旬発売
○「情況 2012年8月別冊 追悼・吉本隆明
A5判/…頁 予価1600円+税 情況出版
*主な内容
・巻頭
小嵐九八郎、松岡祥男、上村武男、室伏志畔
・吉本隆明遺稿・島成郎への私信(水難事故、1996年8月31日)
・特集〈吉本隆明政治論考〉
『戦後世代の政治思想』『擬制の終焉』ほか
・特集〈論考吉本『マチウ書試論』〉
大窪一志、友常勉、最首悟、高橋順一、小野田襄二
・追悼〈吉本さんを語る〉
安西美行、松本孝幸、長谷川博之、北島正
・吉本隆明著書年表 宿沢あぐり
※〈吉本隆明政治論考〉は猫々堂松岡氏が選んだとご本人から聞ききました。
その他の項でも少し編集に協力されたようです。
※いまのところ発売日は7月2日の予定らしいです。
※通販送料は100円又は120円の予定です。ご予約ください。
本夕入荷。
○猫々堂「吉本隆明資料集116:漱石的時間の生命力/『遠野物語』と『蒲団』の接点」
全162頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
漱石的時間の生命力(対談)……………………… 2(イ)
選者の弁………………………………………………29(ロ)
比類ない“物語”の力(対談)……………………32(ハ)
青春としての漱石……………………………………51(ニ)
『遠野物語』と『蒲団』の接点……………………97(ホ)
中原中也&長谷川泰子…………………………… 133(ヘ)
架空親子対談「90年代の対幻想」……………… 135(ト)
清水さんの社会学………………………………… 148(チ)
清岡卓行の大連…………………………………… 156(リ)
「ドゥ マゴ文学賞」授賞式………………………159(ヌ)
編集ノート……………………………………… 161
※(イ)古井由吉との対談。『新潮』1992年9月号。
(ロ)『ドゥ マゴ 通信』12号、1992年10月。
(ハ)四方田犬彦との対談。『新潮』1992年10月号。
(ニ)講演。1992年10月11日、紀伊国屋ホール
(ホ)講演。1992年11月13日、館林市三の丸芸術ホール
(ヘ)『CREA』1992年12月号
(ト)『エスクァイア』1992年12月号
(チ)『清水幾多郎著作集』月報10。1992年12月刊
(リ)『清岡卓行大連小説集 上』月報。1992年12月刊
(ヌ)『週刊読書人』1992年10月5日記事。
※(ニ)は『夏目漱石を読む』及び『全ライブ集』に収録されましたが、
その他はすべて単行本未収録とのことです。
※この年の「ドゥマゴ文学賞」は吉本氏一人が選考委員で、受賞作は「芸術とは無慚なもの―評伝・鶴岡政男」
でした。この資料集に収録されていないところを見ると、帯に推薦文は付かなかったのでしょう。
※通販送料80円です。
本日入荷
○「現代思想 2012/07臨時増刊号 総特集*吉本隆明の思想」
A5判/230頁 定価1238円+税 青土社
*目次
【エッセイ】
人間の本義における運命について/大西巨人
アイロニイをいわない吉本隆明さん/磯崎新
【思想の原像】
煉獄の作法?/宇野邦一
イエスと親鸞/安藤礼二
【討議】
未完の吉本隆明 「修辞的な現在」における倫理の可能性/
芹沢俊介×高橋順一
【関係】
大衆の玄像/最首悟
「関係の絶対性」に殉じた思想/大澤真幸
【詩的言語】
二二年目の答礼/前田英樹
〈現在〉と詩的言語/友常勉
肉月の詞/長原豊
【幻想・イメージ】
『共同幻想論』はどういう書物か/橋爪大三郎
イメージとその運命/池田雄一
【自然・意識】
エリアの小さな斧傷?/合田正人
吉本隆明と自然史 マルクス・ランボー・宮沢賢治/檜垣立哉
【証言】
「花田清輝‐吉本隆明論争」の頃/松本昌次
【自立・大衆】
野良猫とノガン 吉本隆明とE・P・トムスンを巡る比較史的断章/
マニュエル・ヤン
「自立の思想」 とは何だったのか/松井隆志
【資料】
吉本隆明著作[図書]目録/吉田惠吉
[再録テキスト]頽廃への誘い/吉本隆明
[再録テキスト]情況とはなにか(抄)/吉本隆明
[再録テキスト]「四季」派の本質 三好達治を中心に/吉本隆明
[解題=高橋順一]
※通販送料は100円です。
本日入荷
○「猫びより
2012年 07月号」
A4版/128頁 定価950円(税込) 日本出版社
“ハルノ宵子のシロミ介護日誌(42)” 文・画・ハルノ宵子
※ご存じない方のためにいちおう説明しておきますと、ハルノ宵子氏は吉本氏の長女、
「猫びより」という雑誌は“ちょっとお洒落な 大人のねこマガジン”、「シロミ」は吉本家のやや病弱な猫です。
※この雑誌は隔月刊で、前号は4月12日発売でしたが、その原稿締め切りは吉本氏が亡くなった日の前日
だったそうで、追悼的な文章はこの号が最初です。骨箱の飾られた祭壇のイラストも載ってます。
見開き2頁分。
※入荷は2冊のみ。ご希望あれば追加も仕入れます。送料100円です。
続報。内容詳細がわかりました。
○「中央公論特別編集 吉本隆明の世界」
A5判/224頁 予価1800円+税 中央公論新社
*主な目次 ★印は吉本氏の単行本未収録作品
■吉本隆明とは何者なのか【対談】
見田宗介×加藤典洋 吉本隆明を未来につなぐ
内田樹×高橋源一郎 吉本隆明と江藤淳
■宗教と〈アジア的なもの〉をめぐって【対談&インタビュー】
吉本隆明×中沢新一対談
『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ ★
〈アジア的なもの〉と民主党政権の現在 ★
中沢新一インタビュー
“剣豪”思想家・吉本隆明の核心 聞き手・大日方公男
■情況への視座と批評の軌跡【単行本未収録発言】
[対談]吉本隆明×見田宗介 世紀末を解く★
[インタビュー]批評は現在をつらぬけるか★ 聞き手・田中和生
■吉本隆明という体験【エッセイ】
長谷川宏/松本健一/石川九楊/細見和之/齋藤愼爾
■吉本隆明を読む【同時代書評】
埴谷雄高『芸術的抵抗と挫折』/鶴見俊輔『丸山真男論』
江藤淳『言語にとって美とはなにか』/谷川雁『自立の思想的拠点』
磯田光一『最後の親鸞』/橋爪大三郎『アフリカ的段階について』
山口昌男 幻想・構造・始原―吉本隆明『共同幻想論』をめぐって
■中央公論・吉本隆明アーカイヴ
[論考] 戦後世代の政治思想/転向論のひろがり
[インタビュー]天皇制・共産党・戦後民主主義★ 聞き手・大日方公男
[講演]岡本かの子★
[追悼文]小林秀雄について
6月下旬?刊行予定
○「情況 臨時増刊号 吉本隆明追悼」
頁数不明 予価不明 情況出版
※現在、発行所に問い合わせ中ですが、発売日、予価、内容等ほとんどわかりません。
編集に協力されている猫々堂氏からの情報によれば、各氏の追悼文以外に、吉本氏の
重要な文章を松岡氏が撰したアンソロジー、島成郎宛未公開書簡などの掲載が予定されているそうです。
6月刊行予定
○和田司「吉本隆明『共同幻想論』を解体する」
四六判/256頁 予価2400円+税 明石書店
*宣伝文
オウム心理教団麻原彰晃を養護し、社会を驚かせた吉本隆明。戦後
日本に大きな影響を与えたこの人物の「思想」とはいったい何であっ
たのか。『共同幻想論』の誤謬を突き、そこに潜む妄想を暴く。
「稀有思想家」とも称される吉本の虚像を剥ぐ画期的な論考。
※著者の経歴等、今のところ何もわかりません。春秋社から2000年に刊
行された「変貌する演奏神話―33回転の精神史」の著者と同名ですが、
同一人物かどうかは不明です(※なんとなく別人のような気がしますが)。
本日入荷
○「春秋 2012年6月号(No.539):特集・追悼 吉本隆明」※残部無し
A5判/34頁 春秋社
*目次の一部
永遠の考える人 笠原芳光
吉本さんの詩「夢の位置」注解 岡井隆
死なない吉本 北川太一
吉本隆明さんから受けたもの 佐藤泰正
問い続け、探し求め続けた吉本隆明 島薗進
※特集部分は2段組み17頁分です。
※定価71円と記載されていますが、どの書店でもPR誌として無料配布されているはずです。
お早めに紀伊国屋さんとかジュンク堂さんあたりでゲットしてください。
※春秋社では年間購読送料とも800円で頒布されていますから、この号を含む1年分をお申し込みになれば確実に入手できます。
※当店では春秋社のご厚意により若干余分をいただいておりますが、ご希望の方すべてにお送りすることは不可能です。
従来より、〈吉本〉本を大量にお買い上げいただいている方にのみ、「大量」だった気がする順に、上位…名様に進呈いたします。
ただし「大量」に買い続けていただいている方はたいへん多くおられますので、もしも届かなくてもご容赦ください。
なお該当者には次回の通販の機会に同封いたします。
※この号の個別のお申し込みはご遠慮くださいますようにお願いします。
直接購読されているとかの理由で、ご辞退されるとのご連絡は歓迎いたします。
本日入荷
○村瀬学(聞き手・佐藤幹夫)
「増補 言視舎版 次の時代のための吉本隆明の読み方」
四六判/並製/280頁 定価1900円+税 言視舎
*目次
増補 言視舎版 まえがきにかえて:「上から見ること」と「横から見ること」
まえがき
第1部「座標」という発想のゆくえ
第2部「地図」を求めて
増補1『共同幻想』の中核イメージ:「閉ざされた共同体」の批判
増補2『論註と喩』の構造:吉本隆明における「信」と「知」の調べ
解説「非国家論としての共同幻想論」滝川一廣
増補 言視舎版 あとがき:原発事故ともう一人の『ガリレオの死』
※「増補版まえがき」は『現代詩手帖2012/05』、「増補1」と「解説」は『飢餓陣営25』、
「増補2」は『現代詩手帖1986/12臨時増刊 吉本隆明と〈現在〉』がそれぞれ初出で、
「増補版あとがき」は書き下ろしです。
※『飢餓陣営25 特集・吉本隆明』と『現代詩手帖1986/12臨時増刊 吉本隆明と〈現在〉』は在庫あります。
5月28日に出ていた本
○「コトバのあなたマンガのわたし 萩尾望都対談集 1980年代編」
四六版/288頁 定価1400円+税 河出書房新社
*宣伝文
萩尾望都・対談集、第2弾。80年代の貴重な対話が一冊に。
吉本隆明、野田秀樹、光瀬龍、種村季弘、小笠原豊樹、川又千秋の豪華6名に加え、
人気漫画家・伊藤理佐との新規対談も掲載!
※吉本氏との対談は「自己表現としての少女漫画」で60頁分。
初出は『ユリイカ』1981年7月臨時増刊号“総特集 少女マンガ”。
吉本隆明の著書としては、青土社から1986年に刊行された「さまざまな刺戟 吉本隆明対談集」に収録済みです。
25日に発売だった文庫本、本日入荷
○「いまを生きるための教室:美への渇き」
文庫判/223頁 定価552円+税 角川書店
*目次
国語 吉本隆明選(『旅上』萩原朔太郎、『母』宮沢賢治 ほか)
体育 宗茂
理科 多田富雄
道徳 大橋良介
数学 小林昭七
英語 ウィリアム・カリー
社会 吉本隆明(“社会とは何か”ほか全7項と“あとがき”)
※この文庫は2000年に四谷ラウンドから刊行された「
中学生の教科書―美への渇き」(※絶版)を
“再編集の上、修正し、改題したもの”ですが、“修正は最小限に留めて”いるそうです。
※角川文庫版「いまを生きるための教室」は「死を想え(池田晶子他)」が既刊で、「今ここにいる
こと」が7月刊行予定ですが、これら2冊には吉本氏の文章は掲載されていません。
※通販送料は100円です
6月末発売予定
○「現代詩手帖 7月号」
“特集 吉本隆明に出会うために−追悼特集2”
*論考・エッセイ
吉増剛造、稲川方人、水無田気流、山本哲生、橋本真理ほか
※6月号に掲載予定だった「追悼特集2」は7月号に延びました。
詳細は不明ですが、5月号のような丸ごと特集ではなくて、ごく一部のようです。
詳細決定次第お知らせします。
6月15日?刊行予定
○「流砂 第5号 特集【追悼】 吉本隆明」
共同責任編集:栗本慎一郎・三上治
A5判/220頁(予定) 予価1200円+税 批評社
*目次(予定)
三上治 :吉本隆明さんを悼む
三上治 :思い出す度に
栗本慎一郎:思想の文体――吉本隆明氏追悼
山本哲士 :吉本本質論理の歴史的転容へ
伊藤述史 :吉本「歴史」論の展開
宮内広利 :吉本隆明が遺したもの――言語の初源から限界まで
柴崎明 :吉本隆明の遺言――吉本隆明・小阪修平・両氏を悼む
吉本隆明を巡る私にとっての諸問題 5
新田滋 :幻想疎外論の革命性――吉本隆明のために
山家歩 :「世界認識の方法」について――吉本隆明とミシェル・フーコー
清家竜介 :吉本隆明リローテッド――幻の革命への助走
中村礼治 :たとえ法然上人にだまされても
桂木行人 :吉本主義者と吉本さん
柏木信 :インテルゲントの道を盡して往生す
佐竹靖邦 :ひとつの直接性がたふれる
西澤朝登 :「定石」破る
宿沢あぐり:世界思想としての吉本隆明
平田重正 :吉本隆明著「エリアンの手記と詩」について
菅原則生 :浄土からの視線
高岡健 :吉本隆明の実朝論
芹沢俊介 :普遍悪の概念をめぐって――親鸞と吉本隆明
森村修 :吉本隆明の「親鸞」――『最後の親鸞』をめぐって
高橋順一 :わが吉本隆明
■連載 :木畑壽信、大崎晴地
編集後記 :三上治
※通販送料100円の予定です。ご予約下さい。
6月20日刊行予定
○吉本隆明×茂木健一郎「『すべてを受け入れる』という思想(仮)」
四六判/…頁 予価1800円+税 光文社
*宣伝文
今年3月に亡くなった「戦後思想界の巨人」吉本隆明と気鋭の脳科学者の茂木健一郎が
「脳、意識、科学、仕事」について縦横無尽に語り合い、人間の本質とは何かに迫った対談集。
吉本の発言は「ホリエモン論、次期ノーベル文学賞は村上春樹」など、大衆的目線からの論評
も織り込まれており、一般読者にも手に取りやすい内容となっている。
対談は、2006年に吉本宅で5回行われた。
巻末に茂木が亡き吉本を偲びつつ「吉本隆明論」を書き下ろす。
※いまのところわかっている情報は以上です。
※送料120円の予定。ご予約ください。
6月25日?刊行予定
○「中央公論特別編集 吉本隆明の世界」
A5判/…頁 予価1600円+税 中央公論新社
*宣伝文
吉本隆明とは何者だったのか。戦後最大の思想家を単行本未収録の発言、同時代書評、
豪華執筆陣の対談・エッセイによって徹底検証する。
※いまのところわかっている情報は以上です。
※「中央公論特別編集」というタイトルでは2010年に「三島由紀夫と戦後―中央公論特別編集」、
2011年に「中央公論特別編集 江藤淳1960」が出ていて、どちらにも吉本氏の文章等が掲載
されていました。
※送料100円の予定。ご予約ください。
本日発売
○「さよなら 吉本隆明 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)」
A5判/223頁 定価1200円+税 河出書房新社
*目次
【吉本隆明インタビュー一挙掲載】
3・11論
戦後思想家論 谷川雁/鶴見俊輔/内村剛介
【追悼・吉本隆明】
よしもとばなな 「父の死」
【吉本隆明 未刊行小説】
坂の上、坂の下
ヘンミ・スーパーの挿話
順をぢの第三台場
・解題 樋口良澄
【追悼・吉本隆明】
大西巨人 吉本隆明の死に関連して
加藤典洋 吉本隆明――戦後を受け取り、未来から考えるために
瀬尾育生 吉本隆明の最後の一年
中沢新一 吉本隆明の経済学
鹿島茂 幸福追求の徹底的肯定者として
大澤真幸 吉本隆明はそれでもデートをキャンセルしない
合田正人 全体性と無限
中島岳志 態度の思想家・吉本隆明
齋藤愼爾 時のなかの死
小沢秋広 吉本隆明――その固有性
友常勉 私的短歌論ノート――『初期歌謡論』に寄せて
檜垣立哉 吉本隆明におけるテクノロジーと生
池田雄一 喩の贈り物
マニュエル・ヤン 「マルクス者」吉本隆明、その史的可能性の方法
大日方公男 吉本隆明さんについて――「存在を懸けた」思想
【吉本論コレクション】
埴谷雄高 決定的な転換期
谷川雁 庶民・吉本隆明
村上一郎 この年輪を見よ――吉本隆明『初期ノート』に寄す
竹内好 瑣事――吉本隆明について
鮎川信夫 固窮の人
鶴見俊輔 書評ふたつ
自由主義知識人に対する批判――吉本隆明『丸山眞男論』
老年読者――吉本隆明『老いの流儀』
※吉本インタビュー4本の内、「内村剛介」は2009年2月に東京新聞に掲載された時のものですが、
増量改稿されているそうです。残りの3本は既刊の文藝別冊に各々掲載されたものと同じです。
※未刊行小説は、05/04にお知らせしましたように2作は単行本に収録済みで、未刊行は1作のみです。
樋口良澄氏の解題では3作とも未刊行となっておりますがこれは間違いです。
※ばなな氏の追悼文は公式ツイッターからの転載です。04/01にお知らせした公式サイトのとは別の文章です。
※大西氏以下の追悼文は新稿、既発表の再録、同加筆といろいろです。
※通販送料は100円です。
昨夕入荷。ご予約者分の発送は昨日及び本日です。
○「Myaku 12号 吉本隆明追悼号」比嘉加津夫・編集
A5判/102頁 定価600円(税込) 脈発行所
※目次は2012/04/23にお知らせ済み。
吉田純氏撮影の1968年のポートレイトと、1988年那覇における集合写真が巻頭に追加されています。
その他詳細は比嘉氏のブログ「脈」の2012-05-02をごらんください。
※通販送料80円。余分の在庫は数冊のみ。追加仕入の予定はいまのところありません。
現物入荷。発売日は11日でした。
○橋爪大三郎「永遠の吉本隆明 増補版」
新書判/228頁 定価800円+税 洋泉社
*帯の文
「戦後思想の巨人」を知るための入門書
吉本隆明の仕事は、時代をはるかに超えていた。その真価が理解されるのは、時代が彼に追いついて
からである。本書はそのための一助である。
追悼!吉本隆明
*目次
〈増補版のための「はじめに」にかえて〉
吉本隆明さんを悼む
思考の自立貫いた生涯/科学と詩人の魂が結合/吉本隆明が残した
宿題/マルクスVS.吉本隆明/日本の思想家・吉本隆明
第一章 吉本隆明とはどんな思想家なのか
第二章 吉本隆明の仕事を読んでみる
第三章 吉本隆明はどう闘ってきたのか
第四章 吉本思想と橋爪社会学と
〈付録〉吉本隆明はメディアである(一九八六)
〈増補〉三島由紀夫と吉本隆明――
文学と思想の昭和をめぐる二つのドラマ(二〇〇七)
あとがき
増補版あとがき
橋爪大三郎のお奨め二一冊
※巻頭の追悼文は新聞・雑誌からの転載です。増補の「三島…」は「飢餓陣営32」からの転載。
第一章から〈付録〉までと「あとがき」は旧版そのままです。
※通販送料100円です。
昨日発売でしたが未入荷。現物未見。
○「実話時報 6月号」
B5判/**頁 定価690円 (税込) 竹書房
*特別追悼企画・吉本隆明 思想界の巨人の遺言が指し示す新たなる形 【斗え!!「新左翼」】
*目次の一部(吉本関係のみ)
沈黙を聞け/正津勉
思想の核を継ぐ/三上治
赤の時代/植垣康博
※この雑誌は「アウトロー界の最新情報誌!!」だそうで、【今月号のみどころ】は「業界注目!!
六代目山口組山清司若頭「無罪」への道!!」。よーするに極道の方々の業界誌のようなものらしいです。
何となく1970年代の総会屋雑誌を思い出しますが、当時の編集者が関係しておられるのかもしれません。
※詳しい目次は竹書房のサイトでどうぞ。
※表紙は吉本氏の大写真ですが、「海文堂書店日記」によるとグラビアもあるそうです。
※現在至急取り寄せ中ですが、入荷には数日以上かかるでしょう。
ご近所では買いにくい方、お待ちいただける方はご予約下さい。
たぶん送料は100円です。
※補記。グラビア「さまよえる『新左翼』」は全10頁。吉本氏の写真は三上氏と居酒屋?で会食中の時期
不明な1枚のみです。
本夕入荷。ご予約者には本日発送済みです。
○猫々堂「吉本隆明資料集115:ハイ・イメージ論(『母型論』)9」
全164頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
ハイ・イメージ論9……………………… 2(イ)
贈与論、定義論(上・下)、起源論、
わが月島………………………………… 113(ロ)
鴎外と東京……………………………… 163(ハ)
編集ノート…………………………… 157
※(イ)は『リテレール 1・2・3・5号』1992年6月〜1993年6月掲載、
のちに学研1995年刊の「母型論」、思潮社2004年刊「母型論・新版」に収録。
(ロ)は1992年10月に月島図書館にて行われた講演で、「吉本隆明全講演ライブ集」ビデオ版第2巻収録。
(ハ)は1992年11月に鴎外記念本郷図書館にて行われた講演で、「吉
本隆明全講演ライブ集」第10巻収録。
6月中旬刊行予定
○「現代思想 2012/07臨時増刊号 総特集*吉本隆明」
予価1238円+税 青土社
*宣伝文
生活者の視点から時代を眺める――。
吉本隆明の生涯は、世間を生きる生活者の苦悩を全面から受け止め、
思想として汲みあげようとする営為に貫かれていた。大衆の変容にあわ
せてその思想も大きく姿を変えていったが、人間への信という根底が揺
らぐことはなかった。時代に真正面からぶつかった吉本隆明特集決定版!
*目次予定
[重要テキスト再録]解題・高橋順一
「四季派の本質」「頽廃への誘い」「情況とは何か」
[対談]芹沢俊介×高橋順一
[論考・エッセイ]大西巨人、松井隆志、マニュエル・ヤン、檜垣立哉、合田正人、
安藤礼二、宇野邦一、前田英樹、友常勉、池田雄一、最首悟、磯崎新、
長原豊、西谷修、大澤真幸、…and
more
●著作総目録入!
近刊の「文藝別冊」の表紙画像について
○「さよなら吉本隆明 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)」
※Amazonにて表紙の拡大画像を見ることができます
。(※画像をクリック、画像が開いたら拡大ボタンを押す)
表紙に「未刊行小説」として「坂の上、坂の下」「ヘンミ・スーパーの挿話」「順をぢの第三台場」のタイトルが見えます。
詳しい人に尋ねたところ、この3編は「週刊新潮」のダイエーの広告頁に掲載されたもので、前の2編は2003年2月発行
の『日々を味わう贅沢―老いの中で見つけたささやかな愉しみ』(青春出版社※現在品切)に収録済み。
2003年1月16日号掲載の「順をぢ」のみ単行本未収録だそうです。
※ほかに吉本氏本人の文章として「3.11論」「戦後思想家論」が見えますが、これらはおそらくの河出書房の「道の手帖」
シリーズなどに掲載されたものの再録と推測されますが、確実ではありません。
本日入荷。
○「iichico 114:西欧的なものの限界 日本的なものの可能性」
A5変形/128頁 定価1500円+税
編集:山本哲士 文化科学高等研究院出版局
*目次
吉本隆明さんを悼む 山本哲士
「西欧的なものの限界の根源」前田英樹×山本哲士
「日本的なものの可能性へ」前田英樹×山本哲士
「吉本隆明の普遍基準」高橋順一×山本哲士
「『もの』の哲学文化へ」山本哲士
自著を語る「吉本隆明と共同幻想」高橋順一
ほか
※追悼記事は1頁のみで、その他は死去前に編集が終了していたそうです。
「普遍基準」は22頁分、「共同幻想」3頁分。
※通販送料は100円、余分は数冊あります。
やっと現物が入荷しました
○吉本隆明ほか「震災後のことば―8・15からのまなざし」宮川匡司 編
四六判/並装/230頁 定価1600円+税 日本経済新聞出版社
*帯の文
戦争をくぐり抜けた思想家・文学者は語る。
戦後66年の光と影、3.11が投げかけたもの
*目次(2012/04/21既報)
※吉本氏の「東京にいると、暗いんです」は2011/6/17のインタビューで32頁分。
「日本経済新聞 2011/08/05」に掲載されたインタビューと同一ソースですが、全文同じかどうかは未確認です。
※編集後記8頁中、3頁半分が吉本氏を追悼する文章です。
※送料120円。現在ご予約者分以外の余分はありません。再入荷予定。
本日入荷。
○「現代詩手帖 2012年5月号 追悼総頁特集 吉本隆明」
A5判/296頁 定価2000円(本体1905円)
*目次は「2012/04/17」をごらんください
*[復刻・現代詩手帖]1962年6月号―特集「吉本隆明の詩と現実」
吉本隆明・未発表ノートより
橋川文三・吉本像断片
清岡卓行・吉本隆明のプロフィル
川上春雄・吉本隆明の年譜断片
※復刻部分は23頁分。「未発表ノート」は当時未発表だったもので、その後「初期ノート」に収録されています。
※附録CD「講演・孤立の技法」の文字テキスト全文は「現代詩手帖09/06」に掲載されています。
※通販送料は100円です。
※6月号の予告に「追悼特集2:吉本隆明に出会うために」とありますが、内容は不明です。わかり次第お知らせします。
本日入荷
○「ユリイカ 2012/05 特集>テレビドラマの脚本家たち」
定価1238円+税 青土社
*追悼 吉本隆明
野に詩人あり/辻井喬
アングラからクラックへ吉本隆明さんを悼む/北川透
吉本隆明からはじまる/瀬尾育生
結節点の喪失を悼む/水無田気流
※追悼記事は全部で9頁です
※現在余分は数冊です。お待ちいただける方はご注文ください。
通販送料100円。
○「現代思想 2012/05 特集>大阪」
定価1238円+税 青土社
*追悼 吉本隆明
アイロニイをいわない吉本隆明さん/磯崎新
「禁制論」から見えてくるもの 吉本隆明とフロイト/高橋順一
※追悼記事は全部で8頁です
※現在余分は数冊です。お待ちいただける方はご注文ください。
通販送料100円。
5月末刊行予定
○村瀬学「(増補)次の時代のための吉本隆明の読み方」(聞き手・佐藤幹夫)
四六判/並製/…頁 定価1900円+税 言視舎
*宣伝文
吉本隆明が不死鳥のように読み継がれるのはなぜか?
思想の伝承とはどういうことか?
たんなる追悼や自分のことを語るための解説ではない。
ステレオタイプの礼賛でもなく、もちろんクサすための批評でもない。
読めば新しい世界が開けてくる吉本論、大幅に増補して、待望の復刊!
*目次
まえがき
1「座標」という発想のゆくえ
2「地図」を求めて
増補版まえがき「上から見ること」と「横から見ること」
増補@『共同幻想』の中核イメージ
増補A吉本隆明における「信」と「知」の調べ
解説=滝川一廣「非国家論としての共同幻想論」
※元版
は2003年洋泉社刊でした。
※送料120円の予定です。ご予約下さい。
内容確定。5月12日発行予定。
○「Myaku 12号 吉本隆明追悼号」比嘉加津夫・編集
A5判/…頁 定価600円(税込) 脈発行所
*目次
鈴木智之 「〈弱さ〉の人」
三上 治 「戦後最大の思想家 吉本隆明の死」
仲本 瑩 「『マチウ書試論』をめぐって」
岡本定勝 「幸運な出会い」
黒島敏雄 「吉本体験は、まだ終らない」
内田聖子 「にんげん吉本隆明」
田中眞人 「吉本隆明さんのかすかな思い出をたどって」
松島淨 「吉本隆明の貢献」
勝連静子 「私にとっての吉本隆明」
親泊仲眞 「私的断面ポイント=吉本隆明」
鈴木次郎 「追悼・吉本隆明」
松島朝彦 「沖縄と吉本隆明」
梓澤 登 「その日の記憶」
高良 勉 「吉本隆明との出会いと別れ」
高橋秀明 「一九七〇年 私の吉本隆明」
田場由美雄 「達悟の人 吉本隆明」
今帰仁太郎 「ボクは埴谷派だった」
喜納正信 「吉本隆明及び上原生男」
宮城正勝 「吉本隆明と南島論」
川満信一 「「知の巨人」の仕事」
比嘉加津夫 「吉本隆明の残したもの」
崎原恒新 「沖縄地方文学史1」(連載)
※先日のお知らせ時よりも執筆者が増えました。また、ブログからの転載は1本も無くなり、
すべて新稿とのことです。
※制作部数200冊、市販150冊と少部数につき、ご予約はお早めにどうぞ。
増補版。5月中旬発売予定。
○橋爪大三郎「永遠の吉本隆明 増補版」
新書判/***頁 予価800円+税 洋泉社
*宣伝文
吉本隆明はどう闘ってきたのか。彼が貫いた思想の原則とは。
本書刊行後に発表した「三島と吉本」論と追悼文を増補分として掲載。
※元版は2003年刊行でした。「三島と吉本」論は2007年発行の「飢餓陣営32:三島由紀夫と吉本隆明」
に掲載された分だと思われます。追悼文は新稿なのか、新聞雑誌に掲載されたものの再録かは不明です。
古本の情報。もちろん当店では不扱いです。念の為。
○吉本隆明ほか「和楽路 全4冊」
ガリ版刷 昭和16年発行
※東京府立化学工業学校時代の同人誌。元同級生の川端要壽氏が、1970年代に古書店に売り払ったもの
らしい。現存たぶんこれ1組かという稀覯書。この資料は最近になって石神井書林さんが古書市で落札
されたそうです。この話は石神井書店主の内堀弘氏が、「図書新聞」の連載コラムに“戦前の吉本隆明
入 札会に出た吉本隆明の古書から”として書いておられます(※2012/04/28号)。
残念ながら販売価格は載ってませんが、安く見ても50万円位はするでしょう。お金に余裕のおありの方は、
石神井書林さんに問い合わせてください。
たいした情報ではありませんが、補足しておきます。
1月に出ていた本
○「交響する声の記録: 赤坂憲雄対話集」
B6判/433頁 定価3000円+税 国書刊行会
*「贈与の新しい形」吉本隆明
※この対談(インタビュー)は1999年10月刊の『東北学 1号』が初出です。
※現在在庫はございません。
2月に出ていた雑誌
○「文藝春秋3月臨時増刊号:3・11から一年 100人の作家の言葉」
定価980円(税込) 文藝春秋
*吉本隆明「精神の傷の治癒が最も重要だ」
※この談話は「文藝春秋 2011年5月号」掲載分の再録です。
※その他の詳細は発行所のサイトでどうぞ
※現在在庫はございません。
4月25日発売。当日入荷の見込みほぼ無し。
○吉本隆明ほか「震災後のことば―8・15からのまなざし」宮川匡司 編
**判/ソフトカバー/230頁 定価1600円+税 日本経済新聞出版社
*宣伝文
吉本隆明、野坂昭如、山折哲雄、古井由吉、中村稔、竹西寛子、桶谷秀昭――
日本を代表する戦争・原爆体験世代の文学者・思想家7人が3・11後の日本人の
心象風景を語り尽くす。悲観を日常に生きることで希望は生まれる。
急逝した戦後言論界の巨人、吉本隆明氏の貴重な証言を収録。日本経済新聞文化部
編集委員によるワンテーマの6人へのロングインタビューと1篇のエッセイで構成します。
*はじめに
吉本隆明 東京にいると、暗いんです
中村稔 見習うべきモデルはない
竹西寛子 無知で楽観するのは怖い
野坂昭如 戦後66年は砂城の楼閣
山折哲雄 負い目を忘れた日本人
桶谷秀昭 明治の精神にかえれ
古井由吉 安泰が続くと言葉が崩れる
編集後記
※吉本氏の談話は新聞に掲載されたものなのか、別のものなのか等の詳細は不明です。
※この本の案内を見落としていたため発売日にはほとんど入荷しないでしょう。
お待ちいただける方はご予約ください。
近刊のお知らせ。5月10日頃刊行予定。
○「Myaku 12号 吉本隆明追悼号」比嘉加津夫・編集
A5判/…頁 予価500円〜600円 脈発行所
※ブログ「脈」に比嘉加津夫氏の「編集後記」がアップされています。
※発行部数わずか150部ですから、当店に何冊入荷するかは不明です。
ご予約はお早めにどうぞ。送料は80〜100円の予定です。
※詳細は未定ですが「飢餓陣営」の次号も追悼特集号だそうです。
刊行は早くて8月の予定とのこと。
こちらのご予約はまだ受付ておりません。暫時お待ちください。
4月28日発売予定。講演CD附き。
○「現代詩手帖 2012年5月号 吉本隆明特集」
A5判/296頁 予価2000円(本体1905円)
*「追悼総頁特集 吉本隆明」の主な内容
[追悼座談会]岡井隆+北川透+野村喜和夫
[討議]橋爪大三郎+瀬尾育生+水無田気流
[対話]齋藤愼爾+勢古浩爾
[追悼T]辻井喬、長谷川龍生、谷川俊太郎、倉橋健一、渡辺武信、藤井貞和、佐々木幹郎、
福島泰樹、坪内稔典、阿木津英、倉田比羽子、吉田文憲、福間健二、細見和之、河津聖恵ほか
[追悼U]佐藤泰正、粟津則雄、笠原芳光、河野信子、月村敏行、最首悟、宇佐美斉、古橋信孝、酒井佐忠、
石関善治郎、山崎哲、渡辺和靖、湯浅博雄、神山睦美、宇野邦一、山本哲士、村瀬学、高橋順一、
高取英、佐藤幹夫、添田馨、樋口良澄、富岡幸一郎、宮川匡司、大井浩一、横木徳久、檜垣立哉、
安藤礼二ほか
[資料]吉本隆明詳細年譜(2003-2012)/略年譜/著作一覧(高橋忠義編)
[復刻・現代詩手帖]1962年6月号――特集「吉本隆明の詩と現実」
[特別付録CD]吉本隆明――2009.6.20講演「孤立の技法」(現代詩手帖創刊50年祭より)79分32秒
※一部変更があるかもしれませんが、これでほぼ決定のようです。
※通販送料100円or120円です。お早めにご予約ください。
本日入荷
○「内村剛介著作集 第6巻“日本という異境”」陶山幾朗 編集・構成
A5判/624頁 定価5000円+税 恵雅堂出版
※吉本隆明に関する論考が3項目、15頁分ほど収録されています。
「戦争と吉本隆明」
「傍白としての所感―司会をつとめつつ」
「"下等な真理・高等な欺瞞"―サブ・カルチャー風に」
※その他の内容詳細は版元ドットコムでどうぞ
※ご予約者には本日発送します。余分は数冊のみ。送料450円。
本日入荷しました
○「kototoi 2号」編集・菊谷倫彦
初版500部和綴じ製本/A5判/126頁 一段組(一部三段組)
アイヌ民族写真、著者顔写真掲載(モノクロ)
定価2250円(税込) 発行・菊谷文庫
*吉本隆明「固有値としての自分のために 第2回」
※目次は2012/03/23にお知らせ済みです
※吉本隆明インタビューは前回の続きで20頁分。さらに「つづく」となっておりますから、たぶん3号に掲載されるのでしょう。
※ご予約者には本日発送いたします。送料100円。
ただし、「読書人13日号」もご予約の方には揃ってからお送りしますから数日お待ちください。
※「kototoi 1号」第2版(2012年2月20日)も入荷しました。
こちらは和綴じではなく“ふつう製本版”ですが定価は変わりません。定価1850円(税込)
目次等詳細は2011/12/19にお知らせ済みです。
本日発売
○「週刊読書人 2012/04/13」
全10頁 定価280円(税込) (株)読書人
*大西巨人氏に聞く「吉本隆明君のこと」※1頁半
“「大木を断つ」思想”“吉本・花田論争”“武井昭夫と吉本隆明”ほか
*植田康夫『週刊読書人』での吉本隆明氏※半頁
※今日はご予約分が入荷しませんでした。発送は明日以降になります。
長期品切本の重版入荷
○「ほんとうの考え・うその考え:賢治・ヴェイユ・ヨブをめぐって」
四六判/191頁 定価1700円+税 春秋社
※1997年初版。ここ何年か品切れ状態でしたが、2012年4月の第4刷が入
荷しました。帯は元のままのようです。
近刊のお知らせ。5月17日刊行予定。
○「追悼 吉本隆明 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)」
予価1200円+税 河出書房新社
*宣伝文
戦後日本を代表する思想家・吉本隆明の追悼特集。大西巨人、中沢新一、加藤典洋、
大澤真幸、鹿島茂、齊藤愼爾、合田正人、中島岳志らに加え、谷川雁、竹内好らによる
過去の評論も収録。
※今のところこれ以上のことはわかりません。“過去の評論”で増量を計っているようですが、
2004年に出た「総特集 吉本隆明 (文藝別冊
)」には、谷川雁も竹内好も掲載されていな
かったのでたぶん重複はないでしょう。
※通販送料100円です。
非<吉本>本入荷のお知らせ
○「詩批評 LIDEN−雷電 2011.7 No.0」
A5版/54頁 500円+税 雷電舎
*日下部正哉・高橋秀明・築山登美夫
○「詩批評 LIDEN−雷電 2012.1 No.1」
A5版/74頁 500円+税 雷電舎
*host 日下部正哉・高橋秀明・築山登美夫
*guest 瀬尾育生・高橋渉二・宗近真一郎
※0号と1号には、とりたてて<吉本>関係の文章は無いようですが、
ちらちらと名前は出ております。
※次号は“吉本隆明追悼特集”だそうです。詳細わかり次第お知らせします。
※0号と1号の通販送料は1冊でも2冊でも100円です。
本日発売
○「中央公論 2012年5月号」
定価900円(税込) 中央公論新社
*橋爪大三郎「追悼・吉本隆明 マルクスvs.吉本隆明」
※2段組4頁分。
※現在余分はございません。メジャー誌なのでどこの書店でも買えるでしょう。
お待ちいただける方はご注文ください。送料100円です。
追悼帯付重版
○「ハイ・イメージ論(全3巻)」ちくま学芸文庫
定価1300円+税/1300円+税/1100円+税 筑摩書房
※2003年第1刷、2012年第2刷。
○「源実朝」ちくま学芸文庫
定価800円+税 筑摩書房
※1990年第1刷、2012年第2刷。
※長期品切中でしたが追悼帯付きで重版されました。
「在野の巨人逝く 追悼 吉本隆明」との帯文は4冊共通です。
ご予約者の分は満数入荷いたしました
○「図書新聞 4月14日号(3058号)」 定価240円(税込) 図書新聞
*追悼特集・吉本隆明“さらば!吉本隆明”
*追悼文執筆者
橋爪大三郎、笠井潔、山城むつみ、最首悟、丹生谷貴志、栗原幸夫、月村敏行、長崎浩、三上治、
粟津則雄、野村喜和夫、合田正人、金森修、平川克美、宇野邦一、川村邦光、神山睦美、松本昌次、
高橋順一、足立正生、
「吉本隆明主要著作リスト」作成・木幡壽信、
※全8面中7面の大部分が特集記事で、基本的には1頁4名分。
※詳細は図書新聞のサイトでどうぞ。井出彰代表の文章は全文読めます。
※残部がごく少しあります。お早めにどうぞ。
※「読書人 4月6日号」の追加入荷は月曜になりそうです。こちらもご予約いただいた方には揃えて
お送りしますから、あとしばらくお待ちください。
○「新潮 2012年5月号」 定価950円(税込) 新潮社
*追悼 吉本隆明
「自然史過程」について/中沢新一
森が賑わう前に/加藤典洋
疲労と憤怒/松浦寿輝
ごわごわしたものの手触り/福嶋亮大
※追悼記事は14頁分。その他の目次は同誌のサイトでどうぞ
※残部は数冊です。お早めにどうぞ。送料120円
○「群像 2012年5月号」 定価950円(税込) 講談社
*〈追悼〉吉本隆明
吉本隆明の悲哀 三浦雅士
正しさから見放される体験 竹田青嗣
「四回戦ボーイ」の原像 大澤真幸
ごく単純なこと一点だけ 山城むつみ
※追悼記事は9頁分。その他の目次は同誌のサイトでどうぞ
※残部は数冊です。お早めにどうぞ。送料120円
○「文学界 2012年5月号」 定価950円(税込) 文藝春秋
*追悼 吉本隆明
「握力」の人 蓮實重彦
吉本さんとの縁 芹沢俊介
最後の取材 大井浩一
※追悼記事は15頁分。その他の目次は同誌のサイトでどうぞ
※残部は数冊です。お早めにどうぞ。送料120円
本日発売
○「週刊読書人 2012/04/06」
全8頁 定価260円(税込) (株)読書人
*大塚英志・宮台真司対談「追悼 吉本隆明」
※1〜3面掲載。広告と連載囲み記事を除くほぼ全面分です。
※今日はご予約分が入荷しませんでした。発送は明日以降になります。
※「4月13日号」には「作家・大西巨人氏が語る吉本隆明」が掲載予定です。(8頁・定価260円)。
今号同様入荷は発売日より数日遅れそうですが、よろしければご予約ください。
本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集114:いま、何を考えるのか」
全160頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
芥川における反復概念…………………………… 2(イ)
成熟を阻むもの(対談)……………………………23(ロ)
像としての都市……………………………………69(ハ)
『21世紀の世界を探る』…………………………88(ニ)
バタイユの悪について……………………………91(ホ)
前登志夫の呪術性と野性……………………… 101(ヘ)
いま、何を考えるのか?(対談)……………… 109(ト)
文学論…………………………………………… 138(チ)
過渡期を読む…………………………………… 154(リ)
家族はどこへ行くのか………………………… 157(ヌ)
編集ノート…………………………………… 160
※(イ)1992年4月講演。『愛する作家たち』1994年刊に所収。
(ロ)1990年に町沢静夫と対談。町沢静夫『成熟できない若者たち』
1992年刊に所収。文庫版は割愛。
(ハ)1992年1月講演。『感性都市への予感―8つのパラダイム』1992年刊所収
(ニ)『週刊読書人』1992年6月?号掲載
(ホ)バタイユ『文学と悪 (筑摩叢書)』1992年刊の解説。
(ヘ)『短歌』1992年7月号
(ト) 糸井重里と対談。『広告批評』1992年7/8月号
(チ)1987年9月講演。『いま、吉本隆明25時―24時間連続講演と討論・全記録』1988年2月刊所収。
(リ)『山梨日日新聞』1992年7月10日号
(ヌ)『SPA!』1992年7月22日号
※挟み込みの「猫々だより111」には松岡氏による追悼記事がごくわずかですが載っています。
※この「114集」と明日発売予定の「週刊読書人」、明後日発売予定の「図書新聞」をご予約の方には揃ってから発送いたします。
昨日アップされてました
○「よしもとばなな公式サイト:人生のこつあれこれ 2012年3月」
“今月の事件と言えばひとことにつきる。「父親が死んだ」”
※かなりの長文です。「こんな原稿、自分のサイトでないと絶対書けない。」そうです。
※ご存知とは思いますが、このネット日記はまとめて新潮文庫になっていて既刊は15冊です。
最新刊は 「だれもの人生の中でとても大切な1年: yoshimotobanana.com.2011」ですが、
現在出版社に他に在庫のあるのは、「2010」のみです。
<吉本>関係資料として、いまのうちに古書店で購入されることをおすすめします。
なお、この文庫シリーズは打ち切りになり、「2012」は文庫にならないようです。
追悼記事のまとめサイト
○「隆明網(リュウメイ・ウェブ)」追悼記事書誌
※「吉本著作リスト」2012年3月分に16日夕刊以降の新聞、週刊誌、ブログ、ウェブ新聞等の吉本追悼記事
の要約がアップれています。
※この他にも大量にあるはずですから、未掲載の記事情報をご存じの方は「隆明網」さんに知らせてあげて
ください。
近刊のお知らせ。4月30日発売予定
○「IICHIKO 114:西欧的なものの限界 日本的なものの可能性」
A5変形/128頁 定価1500円+税
編集:山本哲士 文化科学高等研究院出版局
*主な内容
対談 前田英樹×山本哲士「西欧的なものの限界の根源…」
対談 高橋順一×山本哲士「吉本隆明の普遍基準」
山本哲士「『もの』の哲学文化へ」
ほか
※「追悼 吉本隆明」とありますが、山本氏による追悼文が少し付け足される程度ではないかと
思われます。対談は3月16日以前のものですが、前田氏とのにも吉本氏に関する言及があ
るそうです。
※参考:“ホスピタリティの場所【山本哲士公式ブログ】”
※送料100円にて通販いたします。ご予約ください。
4月6日発売予定
○「週刊読書人 2012年4月6日号」
定価260円(税込) 読書人
「吉本隆明追悼=大塚英志・宮台真司対談」
※読書人のサイトによれば追悼号とか追悼特集とかではなくて、この対談が1本載るだけのようです。
たぶん1面〜2面分あるのでしょう。
※この新聞の余分はございません。発売日より数日遅れてもよろしければご予約下さい。送料80円。
翌日発売の図書新聞と同送だと送料80円ですみます。
※たいへんややこしいですが、4月7日発売の「図書新聞」は4月14日号です。お間違えなく。
※ついでながら現在発売中の「図書新聞 3月31日号」には芹沢俊介氏の「戦後の呼んだ奇蹟――
吉本隆明は、これからの時代を拓く不可欠な存在として、現代の親鸞になった:追悼・吉本隆明」が
掲載されています。在庫はございません。
追悼号の件。
○「新潮5月号」「文学界5月号」「群像5月号」 4月9日?発売予定
※詳細不明ですが、追悼文がいくつか載る“追悼特集”のようです。
※この手の雑誌はあまり余分が入荷いたしません。出来る限りご近所の書店でお買い求めください。
※入荷が遅れてもよい方、結果的に入手できなくてもかまわない方のみご予約下さい。
○「現代詩手帖5月号」4月末発売予定。
※詳細不明ですが、丸ごと追悼号になるようです。内容がわかり次第お知らせします。
※この雑誌は十分な冊数が入荷するはずですからご予約ください。
○その他新聞や週刊誌に追悼記事が大量に載っておりますが、あまりにも多すぎて把握できておりません。
(週刊誌では「週刊新潮3/29」の記事が、『「反核」異論 (1983年)
』発売元の齋藤慎爾氏のコメントなどで面白かったです。
Amazon.M.P.でも値崩れしていない『反核異論』を重版するとよいと思うのですが…)
※どこかに「吉本追悼記事のまとめ」がアップされているのをご存じでしたらお知らせください。
本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○「飢餓陣営37 2012冬号 特集:「3・11」をめぐる言説と被災地のケア」
(編集・佐藤幹夫)
A5判/308頁 定価1200円+税 飢餓陣営発行所
※下記の項に<吉本>関係の記事が載っています
*瀬尾育生ロングインタビュー(第3回) 150枚一挙掲載“吉本隆明の3・11言論と「超越」をめぐって”
*橋爪大三郎のマルクス講義(第2回)“ 『資本論』以前のマルクスをどう読むか”
*聞き書き 編集者=小川哲生(聞き手・文・註解 佐藤幹夫)
(第2回)“70年代をともにした思想家たちと20代編集者の終わり”
*近藤洋太(戦後思想私記2)工作者の値札―1965年谷川雁ノート
※編集長からのメールによれば「瀬尾育生さんのロングインタビューが、これ以上のない吉本氏への
“追悼”の内容となってい」るそうです。
※予告より大幅増頁となり定価も予定より上りました。御了承ください。通販送料は120円です。
※先日お知らせした「kototoi 2号」は刊行が少し遅れて4月中旬になりそうです。
近刊のお知らせ。追悼特集号、4月7日発売予定
○「図書新聞 4月14日号(3058号)」
定価240円(税込) 図書新聞
*宣伝文
吉本隆明氏追悼特集
22名による、一挙40000字
*追悼文執筆予定者
橋爪大三郎、笠井潔、粟津則雄、最首悟、山城むつみ、宇野邦一、
金森修、足立正生、野村喜和夫、栗原幸夫、月村敏行、川村邦光、
三上治、合田正人、丹生谷貴志、松本昌次、神山睦美、高橋順一、
見田宗介、赤坂憲雄、長崎浩、木幡壽信
※発売日に入荷するかどうかやや不確実です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2012/03/23
近日入荷予定。少部数限定につき先着順に受付、売り切れ御免。
○「kototoi 2号」編集・菊谷倫彦
初版500部和綴じ製本/A5判/126頁 一段組(一部三段組)
アイヌ民族写真、著者顔写真掲載(モノクロ)
定価2250円 発行・菊谷文庫
*目次
宇井眞紀子「アイヌ民族に寄り添って」
五味太郎「往復書簡1」
友川カズキ 詩「犬は紫色にかみ砕かれて」
蜂飼耳 詩「鳴るものへ傾く」
吉本隆明インタビュー「固有値としての自分のために2」
菊谷倫彦 小説「転生魚」
金森修 評論「自律的市民の<叛乱>のために」
勝俣誠エッセイ「東アフリカからーコトバの獲得に向けて2」
中野佳裕 評論「脱成長の美学に関する覚書1」
高坂勝エッセイ「うつらうつらテツガクする−第二回」
※吉本隆明インタビューは1号の続きです。2011年6月24日収録。
※創刊号の初版500部和綴じ製本は完売ですが、増刷版(ふつう製本版)は入手可能です。
こちらもご予約ください。定価1850円。
※2号も和綴じ版が売り切れた場合はふつう製本版で増刷されるかもしれませんが、今のところ未定です。
本日入荷。ご予約者には本日発送します
○吉本隆明+石川九楊「書 文字 アジア」
四六判上製/270頁 定価2300円+税 筑摩書房
*帯の文
良寛、副島種臣、高村光太郎、宮沢賢治、岡本かの子、井上有一――
などの書字の構造を読み解き、
文字や言葉が孕む本源的問題に迫るとともに
日本的なるものの深層を浮彫りにする。
書の美はどこからくるのか。
戦後最大の思想家と現代書の鬼才による幻の白熱討議、全十二時間!
二十年の歳月を経ていま世に問う。
*目次
第1章 書の美はどこからくるのか
第2章 アジア的段階以前をどうとらえるのか
第3章 日本的なるものをどこで見るのか
付録 関連資料
石川九楊論 吉本隆明
石川九楊著『日本書史』を読む 吉本隆明
『言語にとって美とは何か』−二十一世紀へ残す本残る本 石川九楊
吉本さんからの宿題 石川九楊
編集後記 編集部
引用図版・参照文献一覧
※この本ための対談は1992年に行われたました。
※関連資料はいずれも旧稿の再録です。
※通販送料は120円
夕刊の<吉本>記事まとめ(コメント関係のみ)
・産経新聞
浅田彰
鹿島茂(名実ともに戦後終わった)
山折哲雄(自前の言葉、稀有な思想家)
・朝日新聞
中沢新一(知識人の病照らす)
見田宗介(残した足跡、不滅)
“ばななさん、ツイッターに「最高のお父さんでした」”
・毎日新聞
梅原猛(世間にこびず)
笠原芳光(思想界最高の人)
内田樹(言葉に身体性)
橋爪大三郎(ねじれ突き崩す)
田中和生(倫理担保で功績)
松浦寿輝(詩と批評橋渡し)
・日本経済新聞
梅原猛(体張った激烈さ思想にみなぎる)
山折哲雄(外国の思想咀嚼常に自前の言葉)
・読売新聞
梅原猛(時代の幻想に冷や水)
島田雅彦(世論に媚びない批評精神)
加藤典洋(こういう人もう出てこぬ)
・京都新聞
山折哲雄(自前の言葉、稀有)
梅原猛(独創的な思想家)
橋爪大三郎(いつも導かれた)
本日入荷
○「BRUTUS/MOOK 今日の糸井重里+吉本隆明特集」
A4判/116頁 定価780円 (税込) マガジンハウス
*宣伝文 2011年4月に刊行したブルータス「今日の糸井重里」のムック化です。この特集は、
約2か月、完全ドキュメンタリー形式で糸井重里を密着ルポ。「ほぼ日」のこと、「仕事」のこと、
「お金」、「生活」のこと・・・・。糸井重里の実像と珠玉の言葉にせまりました。
この特集は、各方面で話題となり、おかげさまで、昨年の雑誌大賞を受賞させていただきました。
今回は、この特集に、「『ほぼ日』とつくった吉本隆明特集」のコンテンツを追記。さらに、新規取
材も含まれる、充実の糸井重里本です。
※「吉本隆明特集」の部分は26頁分です。この雑誌全体は過去の特集を“再編集し、増補改訂した”
とのことですが、吉本氏の部分は増補はされていないそうです。改訂のほうは不明ですがあっても
僅かでしょう。
近刊のお知らせ
○「BRUTUS/MOOK 今日の糸井重里+吉本隆明特集」
3月15日?刊行予定 定価不明 マガジンハウス
※この雑誌は2010年1月に出た「ブルータス No.679 ほぼ日と作った吉本隆明特集」と
2011年に出たらしい「ブルータス 今日の糸井重里」をまとめた再録誌のようです。
「糸井特集」の方には追加記事があるそうですが、吉本特集の部分には新しい内容は
追加されていないそうです。
内容詳細不明。仕入不能。2012年1月刊行?。
○松崎健一郎「吉本隆明異和」
**判/303頁 価格1800円 発行・真昼のうみかぜ社(水戸),
※国会図書館に納本されたことは確からしいですが、これ以上のことは何もわかりません。
ネットで検索したところでは、この著者は2009年に同じ出版社から「起源の物語『常陸国風
土記』」を出した“茨城キリスト学園高校教諭で茨城民俗学会常任理事”かと思われますが、
確かではありません。「真昼のうみかぜ社」はこの著者の2冊以外の本も出しているのかど
うかまったく不明です。
※最寄りの公立図書館に依頼されれば、国会図書館から取り寄せてくれるはずです。
※2012/04/07補記:アマゾンで販売していることがわかりました。こちら→
本日入荷
○渡辺和靖・著「吉本隆明の戦後:一九五〇年代の軌跡」
四六判/上製/304頁/定価2800円+税 ぺりかん社
*帯の文
錯綜する社会の中で、戦争責任を問い、言語表現を模索する。
小林秀雄の後継者として、戦後の文壇・論壇に登場する。
*目次
まえがき
第一章 感性と社会の隘路を拓く
1 詩人として
2 アラゴン―戦時抵抗の詩
3 『転位のための十篇』
4 もっともマルクス主義に近づいた日
5 マルクス主義への疑念
6 現代詩史の構想
第二章 小林秀雄批判としての『マチウ書試論』
1 『マチウ書試論』の構成
2 小林秀雄の解釈
3 吉本隆明の解釈
4 小林秀雄批判の本質
第三章 『マチウ書試論』の形成と和辻哲郎
1 古典の読み直し
2 和辻哲郎の古典研究
3 ドレウスの『キリスト神話』
4 和辻哲郎の原始キリスト教論
5 和辻、ドレウス、吉本
第四章 マルクス主義からの離脱
1 蕪村論―韻律と社会秩序の架橋
2 戦争責任論の発端
3 二段階転向論
4 現代詩の行方
5 戦争責任論の提起
6 「四季」派批判
7 現代詩の戦前と戦後
8 現代詩の課題
第五章 『高村光太郎』
1 「高村光太郎ノート―「のつぽの奴は黙つてゐる」について―」
2 「幸徳事件前後」
3 「『道程』の方法」
4 「智恵子抄」
5 「戦争期」
6 「敗戦期の問題」
7 「戦後期」
第六章 短歌命数論争
1 吉本の提起
2 岡井隆の反論と吉本の駁論
3 岡井の再反論と吉本の再駁論
4 岡井の短歌改革案と吉本の総括
5 寺山修司の吉本批判
第七章 詩と小説のあいだ
1 戦後文学の批評
2 プロレタリア文学史の検討
3 「文学の上部構造性」
4 「芸術的抵抗と挫折」
5 「四季」派の本質
第八章 転向論の提起と展開
1 「転向論」の提起
2 芸術大衆化の問題―転向論の展開
3 再び詩人論
4 言語表現とはなにか
初出一覧
あとがき
※通販の送料は120円です
本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集113:イメージ論1992=1993」
全162頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
イメージ論1992〜1993…………………………… 2(イ)
現在への追憶
版現代の根拠
物語のゆらぎ
マス・カルチャーからの認識
私小説は悪に耐えるか
輪郭はつくれるのか
お伽話の距たり
家族の問題とはどういうことか……………… 104(ロ)
編集ノート…………………………………… 161
※(イ)『新潮』1992年4月増刊号に「現在への追憶」が掲載され、その後『新潮』に
1992年6月号からほぼ隔月に13回連載された。この連載は1994年に新潮社
から「現在はどこにあるか」という書名で刊行されましたが現在絶版です。
猫々堂版は2分冊になります。
(ロ)は東京メンタルヘルスアカデミー主催の講演会の記録で、講演部分は2004年
弓立社刊の『人生とは何か』(※品切れ)に収録されていますが、後半の質疑
応答部分は未収録だったそうです。
本日入荷
○「芸術的抵抗と挫折」(こぶし文庫 戦後日本思想の原点 52)
四六判/上製/350頁 定価3600円+税 こぶし書房
*内容
a口絵写真3葉、2頁分。石関善治郎氏提供
b凡例。今回の校訂について。
c「芸術的抵抗と挫折」本文
d解説。松本昌次(元・未来社。元版編集担当)。10頁分
e吉本隆明略年譜。3頁分。
f主要著書一覧。3頁分。
g注・索引。12頁分
h折込附録「場 NO,41:吉本隆明著『芸術的抵抗と挫折』特集」
「芸術的抵抗と挫折」によせて
“思想家吉本隆明の誕生を告げる書”高橋順一
“…批評=批判の転向に向かって”上野俊哉
“三浦つとむと吉本家”三浦壽子
“活ける断層もしくは批評の場所”合田正人
※abdefgが今回付加された分で、本文は未来社版と基本的には同一ですが、明らかな誤植の訂正、
振りがなの追加などが施されています。
※hは文庫判11頁のごくささやかな小冊子です。当店には入荷していませんが、一部書店の店頭で
無料配布されているかもしれません。
頒価100円と記されていますから、発行所に申し込めば送ってくれるのではないでしょうか。
※通販送料120円ですが、初回入荷はごくわずかです。
続報。。
○「芸術的抵抗と挫折」(こぶし文庫 戦後日本思想の原点 52)
A5判/350頁 定価3600円+税 こぶし書房
※現物を確かめた方々からのメールの一部です。
“著者の引用文の誤り訂正など、新たに手が入っておりますが、「前書き」や「後書き」その他
未収録の追加はありません。巻頭写真三葉は石関氏の提供でした。
挟み込みの『場』No.41(吉本隆明著『芸術的抵抗と挫折』特集)の「編集手帖」に、「本書の復
刊にあたって「自著解説」を執筆していただくために吉本宅を訪問し、氏にインタビューをした
▼「マルクス主義といわれるものは、独学するしかかない」と、独学者の三浦つとむ氏と黒田
寛一氏について敬愛をこめて弁じ立てた▼眼が不自由とはいえ、年を感じさせない氏の熱を
込めた語りに引き込まれた▼だが、本書についての話をあまり聞けず「解説」は断念▼この
面白い話は、何らかの形で披露したいと考えています。」 とありました。”
“なお、同書の特色は、元版の編集者である松本昌次氏(当時・未来社)による、「解説」(10頁分)
が付いていること、だと存じます。”
最新刊。未入荷ですが…
○「芸術的抵抗と挫折」(こぶし文庫 戦後日本思想の原点 52)
A5判/350頁 定価3600円+税 こぶし書房
*[日販MARCより]
「マチウ書試論」他、吉本隆明の戦後の文学的・思想的出発を記念する論考を収録。
日本マルクス主義、日本モダニズムの敗北の構造に関して、吉本の精神内部のより
原理的な視点と歴史的な視点を余すところなく明かす。
※ごく最近出たばかりの本ですが、ぜんぜん知らなかったのでまだ入荷しておりません。
至急取り寄せますが入荷は早くて来週末です。
1963年に未来社から「芸術的抵抗と挫折
」が刊行されていますが、それの復刊ではなく、
新たな編集と思われますが、単行本未収録のものがあるかどうか、本人のまえがきある
いはあとがきが附くのか等の詳細は不明です。
詳細不明でもよろしければご予約ください。
近刊のお知らせ
○渡辺和靖・著「吉本隆明の戦後:一九五〇年代の軌跡」
四六判/256頁/予価2800円+税 ぺりかん社
2月下旬刊行予定
*宣伝文
1950年代、吉本隆明は戦前戦中期を総括し、思想上の新たな拠点を構築しようとしていた。
後の「言語にとって美とは何か」や「共同幻想論」へとつながるアイディアの多くが出現する
この時期、吉本は現在我々の知る吉本になったと言える。
前著「吉本隆明の一九四〇年代」を引き継ぎ、50年代における言論とその展開を考察する。
※「吉本隆明の一九四〇年代」は2010年4月刊。定価2800円+税
※通販の送料は120円の予定です。ご予約ください。
近刊のお知らせ。3月中旬刊行予定。
○吉本隆明+石川九楊「書 文字 アジア」
**判/**頁 予価2300円+税 筑摩書房
*宣伝文
書の美はどこからくるのか。書字や言葉が孕む根源的問題に迫り、
日本的なるものの深層を鮮やかに浮き彫りにする、戦後思想の巨人
と書道界の鬼才による白熱討議!
※10年以上前に石川氏に聞いた話によると、1990年代半ばに吉本氏と一冊分の対談を終えて、
そのゲラに吉本氏が手を入れつつあったときに、例の水難事件があり、そのまま出版時期を
逸してしまったようだとのことでした。たしか、三木成夫とか天安門事件等の話をされたそうで
した。今回はあの小川哲生氏が再構成を担当されているとのうわさも聞いていますが、新たな
対談が付け加えられるのかどうかは不明です。
※送料はたぶん120円です。ご予約ください。
近刊のお知らせ。2月下旬〜3月上旬発行予定。
○「飢餓陣営37 2012冬号」(編集・佐藤幹夫)
A5判/**頁 予価1000円+税 飢餓陣営発行所
*目次の一部
【特別掲載】清水眞砂子■いま、問いかけたいこと
【特集】「3・11」をめぐる言説と被災地の記録
瀬尾育生ロングインタビュー(第3回)■吉本隆明の3・11言論と「超越」をめぐって
村瀬学■アトムは大丈夫か
神山睦美■東北常民のエートス(2)
佐藤通雅■3・11手稿(2)
夏木智■東日本大震災個人的体験記(2)
青木みさき■震災日記(1)
佐藤幹夫■被災地に立って(2)(3)
【インタビュー、対談、講演】
橋爪大三郎のマルクス講義(第2回)
清水眞砂子×滝川一廣■「希望を失くさない」という生き方(2)
聞き書き 編集者=小川哲生(聞き手・文・註解 佐藤幹夫)
(第2回)“70年代の仕事と20代の終わり”
【連載】
近藤洋太■工作者の値札―1965年谷川雁ノート(戦後思想私記4)
その他いろいろ
※吉本氏のインタビュー等はありませんが、瀬尾氏、小川氏、近藤氏の項に
関連する記事や論考があるそうです。
※通販送料は100円〜120円の予定です。ご予約ください。
※「飢餓陣営36【特集】吉本隆明と東北を想う」ほかバックナンバーの在庫はこちらをごらんください。
本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○「吉本隆明が語る親鸞」
判型・A5判/269頁[DVD-ROM附(講演5本 計420分)]
2835円(税込) 東京糸井重里事務所
*目次
プロローグ〜対談 吉本隆明×糸井重里
1現代に生きる親鸞
2親鸞の声について
3親鸞の転換
4親鸞からの未来
5未来に生きる親鸞
(その他編集者によるコラム等あり)
※対談は2011.7.29収録で20頁分(写真を含む)
※講演1は1993年5月3日。加筆訂正して「親鸞復興」(春秋社)に収録
講演2は1984年6月17日。同じく「未来の親鸞」(春秋社)に収録
講演3は1983年8月21日。同じく「未来の親鸞」(春秋社)に収録
講演4は1988年10月13日。大谷大学にて。初出音源。単行本未収録。
講演5は1989年6月7日。加筆訂正して「未来の親鸞」(春秋社)に収録
※講演4以外の4本の文字版は春秋社版を底本としてあるのか、新たに文
字起こししたものか不明。講演4は単なるテープ起こしなのか、春秋
社版のように吉本氏が加筆訂正されたのかどうか不明。
※この本に限り、国内送料は無料です。
本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集112:国男と花袋/世界観権力の終焉と言語」
全158頁 頒価1700円+税(送料80円)
・目次
『智恵子抄』の愛と真実(対談)………………… 2(イ)
中島みゆきという意味……………………………13(ロ)
安原顕『「編集者」という仕事』を読んで……18(ハ)
資質をめぐる漱石(1)〜(3)………………………23(ニ)
国男と花袋…………………………………………64(ホ)
世界観権力の終焉と言語(対談)…………………83(ヘ)
現代社会と青年………………………………… 124(ト)
隅田川昨今……………………………………… 144(チ)
都市美の伝統と現在…………………………… 147(リ)
「ずれ」を生きる良寛………………………… 148(ヌ)
フォレスト・カーター『リトル・トリー』… 155(ル)
岸上大作宛書簡………………………………… 156(ヲ)
編集ノート…………………………………… 157
※(イ)辻井喬と対談。『鳩よ!』1991年10月号
(ロ)『鳩よ!』1991年11月号。
(ハ)『週刊読書人』1991年11月22日号
(ニ)『ちくま』1992年1・3・5月号
(ホ)『国文学』1992年2月号
(ヘ)瀬尾育夫と対談。『現代詩手帖』1992年3月号
(ト)『会報36』千葉県立佐倉高校PTA公報1992年3月9日
(チ)『THE 隅田川』1992年4月刊所収。
(リ)『第2回ノスタルジックジャパン・フォーラム』チラシ1992年5月28日
(ヌ)『ON THE WAY』1992年8月号
(ル)『リトル・トリー』1992年10月第8刷帯文。
(ヲ)1960年11月6日消印。1999年10月『歌人岸上大作』展図録
※(ロ)と(ニ)以外は単行本未収録とのことです。
※続刊予定
*113集「イメージ論1992〜1993」他
*114集「芥川における反復概念」他いろいろ
*115集「ハイ・イメージ論9」他
*116集「漱石的時間の生命力」他いろいろ
*117集「時代という現場」他いろいろ
「ほぼ日」の近刊について。ご予約取り消しの件。
○「吉本隆明が語る親鸞」
直接ほぼ日サイトで購入すると、先行販売初回1000部限定で、ほぼ日ストア販売特典がつきます。
当店販売分には附きません。
したがいまして、先にいただいたご予約は一旦すべてキャンセルとさせていただきます。
ごめんどうですが、ほぼ日にご予約下さい。
特典無しでもよろしい方のみあらためてご予約下さい。
この件についてはほぼ日から何も聞いておりませんでしたので、
お知らせが遅くなりすみませんでした。
非<吉本>本入荷のお知らせ
○「ニッチ別冊4号 特集:3.11 科学技術・医学の論理と復興のポリティカル・エコノミー」
A5判並製/127頁 定価1000円+税 批評社
*目次の一部
第1部 科学技術・医学の発展は不可避なものか
三上治、芹沢俊介、浅野弘毅、高岡健ほか
第2部 3.11・復興のポリティカル・エコノミー 苑志佳
座談会・復興のポリティカル・エコノミー 工藤昭彦、半田正樹、田中史郎
※吉本氏のインタビュー記事も予定されていたそうですが、この号には掲載されませんでした。
※通販送料は100円です。
一昨日の夕刊記事
○「毎日新聞 2012/01/05夕刊」
“啄木没後100年:東北の詩魂と反問/下”
*対談・山折哲雄×三枝昂之 時代閉塞に抱いた危機感
*近代の第一級詩人−詩人・評論家、吉本隆明さん
*不思議な治癒力ある−俳人・西村和子さん
※現物未見ですが吉本氏の談話は11文字×27行の3段組とのことです。
※現在は毎日新聞のサイトにて全文無料で読めます。
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