メール版「<吉本隆明>本 新刊のお知らせ(15)」2014年

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※重要なお知らせ※ 
          
WinXPからWin7への移行作業中に「<吉本>本のお知らせ」のアドレスが消えてしまいました。
     ほほ復旧しましたが、漏れてしまった分もあるようです。
     3月24日以降、新しいメールが届かない方はご面倒ですが
メールにてご連絡ください。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/29

本日入荷。余分はありません。仕入れの予定もありません。
○「ちくま 2015年1月号」
  A5判/64頁  定価95円+税  筑摩書房
  
 *宮下和夫×宿沢あぐり 「対談、吉本隆明、講演の魅力〜やわらかい入門書」
   ・<未収録>講演集の特色
   ・作品としての「話し言葉」
   ・若い読者へ
   
 ※定価表示はありますが、いわゆるPR誌ですからバラ売りしている書店はほぼ皆無で、大書店の店頭で
     無料配布されているのを入手されるしかないでしょう。 
     筑摩書房は年間購読しか受け付けていないようです。
 ※筑摩書房のサイトには今日現在12月号がアップされていますが、いずれ1月号がアップされれば、この
     対談はたぶん無料で読めるはずです。
 ※3段組6頁分ありますが、第1巻の解題(宮下)と月報(宿沢)を読んだ方には、あまり目新しい話題はな
      いでしょう。個人的には一度もお会いしたことのない宿沢氏のご尊顔を拝見できたのがけっこうでした。
 
**********************************************
 三月書房
604-0916 京都市中京区寺町二条上る
TEL:075-231-1924  FAX:075-231-0125
**********************************************


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/27

本日入荷
吉本隆明「『反原発』異論
  四六判上製/272頁 定価1800円+税 論創社

 *帯の文
   吉本思想の到達点
   本書は「悲劇」の思想家吉本隆明の最期の闘いだ!(副島隆彦)
   
 *目次詳細は2014/12/12にお知らせ済み
 
 ※副島氏の文は13頁分、奥野氏の文は1972年刊の「現代詩手帖臨時増刊 吉本隆明」掲載の再録10頁分。
     この増刊号は2003年に新装版が刊行されていて、現在も入手可能です。宮下氏の文は6頁分。
 ※通販送料120円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/26

テレビ番組のお知らせ
○「日本人は何をめざしてきたのか 第5回 吉本隆明」
  NHK-Eテレ 2015年1月10日(土)午後11時〜翌0時30分
   【再放送】2015年1月17日(土)午前0時0分〜午前1時30分(金曜深夜)

 *宣伝文
   戦後の言論界を走り続けてきた思想家・吉本隆明。膨大な仕事は、文学から政治、宗教、社会思想、
       そしてサブカルチャーに至るまで幅広い。六〇年安保では学生達の先頭となり国会に突入、六八年
       の大学紛争時には、代表作『共同幻想論』を発表、個としての思考の自立を説き、大学生たちの圧
       倒的な支持を得た。高度消費社会を前向きにとらえ、大衆の行動に意味を見出した。同時に、常に
      常識を疑い、権威と闘い、時には物議を醸す発言もした。社会学者・西部邁さん、上野千鶴子さん、
      橋爪大三郎さん、作家・高橋源一郎さん、ミュージシャン 遠藤ミチロウさんら、幅広い層からの証言
      で紡いでいく。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/22

かなり先らしい近刊のお知らせ。2015年春発売予定
○三上治「吉本隆明と中上健次(仮)」
  四六判上製/320頁  予価2300円+税  現代書館

 *宣伝文
   日本の戦後思想史、文学史に名を残し、未だ多くの人々に支持される「巨人」吉本隆明と中上健次。
   彼らと同時代を伴走、深く接しその思考と表現の真髄に迫ってきた著者が、独自の視点で鋭く語る評伝/評論。

 ※2013年1月からおよそ一年間,「図書新聞」に連載されたのをまとめたものでしょう。
 ※詳細がわかり次第お知らせします。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/20

第4回配本 本日入荷
○「
吉本隆明全集 第5巻 1957―1959
   A5判変型・上製カバー装 657頁  定価6400円+税  晶文社

 *帯(1枚目)の文
   長く深い時間の射程で考えつづけた思想家の全貌と軌跡
   
   最初の単行本である作家論「高村光太郎」と、初期の重要な評論「芸術的抵抗と挫折」「転向論」、
   および花田・吉本論争の諸編を収録する。
   月報/北川太一、ハルノ宵子
 
 ※目次は2014/11/07にお知らせ済み
 ※単行本未収録一篇
   「内的な屈折のはらむ意味――『井之川巨・浅田石二・城戸昇詩集』――]
    こちらは猫々堂資料集にも未収録のようです。1頁分。
 ※通販送料250円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/19

非<吉本>本 入荷のお知らせ
谷川雁「不知火海への手紙」
  四六判/上製カバー装/182頁 定価1800円+税 アーツアンドクラフツ

 *帯の文
   切れ味するどい文明批評、健在なり
   独特の喩法で、信州・黒姫から故郷・水俣にあてて、
   風土の自然や民俗、季節の動植物や食を綴る。
   [後期]単行本未収載散文集
   
 *目次
   1 不知火海への手紙(※「熊本日日新聞」連載)
   2 マルクスと私 海に捨てた研究ノート
     決定的瞬間・二十四歳(※宮沢賢治論)
     微笑その他(※宮本常一追悼)
     戦後詩人第一号ゆく(※鮎川信夫追悼)
     憑依の分裂を知る(※中上健次論)
     海に背いて海へ(※中上健次追悼)
   3 いと小さきものが世界を動かす(※最後のインタビュー)
   4 山鳩 蒔く人・刈る人(※10代の習作)
   初出一覧
   
 ※メインの「不知火海への手紙」は1985年2月〜1986年6月まで全18回
  連載で70頁強。2は1981年〜1992年、3は1995年、4は1938年と1941年
 ※通販送料120円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/13

近刊予告。2月下旬刊行予定。  三月書房のほぼ独占販売!?
○吉本隆明×太田修「農業論拾遺〜世界認識論」
  B6判?/約150頁 予価1000円(税込?)  修羅出版
  
 *対談の内容
   総選挙(1993)の結果
   田中角栄・小沢一郎の改革案
   ソ連の崩壊・EUについてなど
   第2次農業改革など
 
 ※未公開の対談で3〜4時間分あるそうです。対談年月日問い合わせ中。
 ※吉本多子氏の許可は得ているそうです。宮下和夫氏にも。
 ※200部製作、内販売分は150部。
 ※目次等が確定しましたらお知らせしますので、ご予約はそれからでも大丈夫です。
 ※太田修氏は1947年生まれ。新潟県長岡市在住。著書論文多数。
 ○「
叔父の思想:吉本隆明論」2006年修羅出版。在庫あります。1000円(税込)。 

※※他の書店様への卸も一任されました※※

  10冊単位で完全買切先払いを予定しています。
  ご希望の書店様は
メールにてお問い合わせください。

<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/12

近刊のお知らせ。タイトル変更&目次。12月末〜1月初発売予定。
○吉本隆明「『反原発』異論」
  四六判上製/280頁 予価1800円+税 論創社

 *宣伝文
   1982年の『「反核」異論』から32年。
   改めて原子力発電の是非を問う遺稿集。

 *目次
  悲劇の革命家 吉本隆明最後の闘い  副島隆彦
  1  3・11/以後
   絶えずいつでも考えています
   精神の傷の治癒が最も重要だ
   吉本隆明「東北」を想う
   科学技術に退歩はない
   これから人類は危ない橋をとぼとぼ渡っていくことになる
   東京にいると、暗いんです
   風の変わり目〜世界認識としての宮沢賢治
   科学に後戻りはない
   八十七歳は考え続ける
   吉本隆明「反原発」異論
   「反原発」で猿になる
  2  3・11/以前
   詩と科学との問題(a)
   [対論]科学の普遍性を問う ・長崎浩・吉本隆明(b)
   原子力 利用は不可避(c)
   科学技術を語る(d)
   科学技術の先端(e)
   原子力・環境・言葉(f)
   [付論]自然科学者としての吉本隆明 奥野健男
   編者あとがき  宮下和夫

   
 ※11/29のお知らせ以後タイトルが変更になりました。
 ※3・11/以後の分は朝日新聞、文藝春秋、飢餓陣営、毎日新聞、日経新聞、撃論、ユリイカ、週刊新潮等に
  掲載されたインタビューです。
  これらについては、『吉本隆明と「二つの敗戦」―近代の敗北と超克』の著者とよだもとゆき氏のサイトに、
  たいへんわかりやすい要約が掲載されています。
吉本隆明と「現代の超克」
 ※3・11/以前の分については、猫々堂氏のご教示によると、 
  (a)「詩文化」1949年、「全著作集5」収録
  (b)「中央公論」1981年、「全対談集12」収録
  (c)「婦人画報」1986年、「資料集」収録
  (d)「ておりあ」1986年、「資料集」収録
  (e)「産経新聞」1994年、「資料集」収録
  (f)「原子力文化」1994年、「資料集」収録
 ※以上すべて既発表の文・談話であり、遺稿は含まれていないようです。
 ※また1983年刊の「 『反核』異論」との重複はありません。
 ※それでも、以後の分(約130頁)は吉本氏の単行本には未収録ですから、まとめて読めるのはたいへん便利です。
 ※年内ぎりぎりに入荷するか、年明けになるかは現在未定です。
 ※通販送料120円です。お早めにご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/11

本日入荷。ご予約者には発送済みです。
○猫々堂「吉本隆明資料集141:荒木写真とはなにか/村上春樹『アンダーグラウンド』批判」
   A5判/170頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   安原顕について……………………………………… 2(イ)
   世紀末を解く(対談)…………………………………14(ロ)
   大塚英志『「彼女たち」の連合赤軍』……………40(ハ)
   現代を語る……………………………………………43(ニ)
   いつもの年の晴れの日(写真日記)………………47(ホ)
   <普遍的なポエジー>へ向けて………………………51(ヘ)
   賢治の世界……………………………………………60(ト)
   夏目漱石著『硝子戸の中』…………………………99(チ)
   村上春樹『アンダーグラウンド』批判………… 101(リ)
   戦後価値観をひっくり返したオウムと大震災… 118(ヌ)
   放送にとって批評とはなにか…………………… 130(ル)
   荒木写真とはなにか……………………………… 138(ヲ)
   包括的な倫理の構築を目指す…………………… 144(ワ)
   現代詩の孤立を養護する………………………… 148(カ)
   現代詩とはなにか………………………………… 156(ヨ)
    編集ノート……………………………………… 169
    
 ※(イ)安原顕『ふざけんな人生』1996年刊解説
  (ロ)見田宗介との対談。『東京新聞』1997年1月3日〜13日
  (ハ)『週刊文春』1997年1月23日号
  (ニ)『高知新聞』1997年2月18・19日
  (ホ)『新潮』1997年3月号
  (ヘ)『図書新聞』1997年3月22日号
  (ト)1996年の講演。『国語教育』第34号。1997年3月刊
  (チ)『山梨日日新聞』1997年5月25日
  (リ)『群像』1997年6月号。『大震災・オウム後 思想の原像』所収。
  (ヌ)芹沢俊介との対談。『週刊エコノミスト』1997年5月6、13日号
  (ル)聞き手・坂本衛。『GALAC』1997年6月6日号
  (ヲ)『荒木経惟全集』第20巻、199年刊解説
  (ワ)大日向公男による記事。『東京新聞』1997年11月2日
  (カ)1966年の講演。『現代詩手帖』1966年8月号、『全著作集14』所収
  (ヨ)1967年の講演。『情況への発言』1968年刊所収


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/10

本日入荷
○「
吉本隆明〈未収録〉講演集1:日本的なものとはなにか
    四六判上製/263頁 定価1900円+税  筑摩書房
  
 *帯の文
   書き言葉にないやわらかさ。
   作品としての〈語り〉の集大成
   
 *目次
   1 日本的なものとはなにか(A)1993
     古い日本語のむずかしさ(B)1984
     初期歌謡(C)1972
   2 日本の詩歌の始まりについて(D)1998
     南方的要素(E)1978
     南島論序説(F)1988
   3 「遠野物語」の意味(G)1990
     総論 柳田民俗学(H)1992
   解題 宮下和夫
   (月報1 吉本さんのこと(上)  渡辺京二
        吉本さんの講演のこと 宿沢あぐり)

          
 ※上記の4桁数字は講演のあった年です。
  (A)は「ビオス 創刊号」1995年秋号、哲学書房刊に収録
  (B)は「せんだがや通信 19」(1985年2月)に要約掲載。全文公表は初めて
  (C)「和歌の本質と展開」桜楓社1973年刊に収録
  (D)斎藤清一氏の私家版冊子「日本アンソロジーについて」に収録されたものとは別の音源からテキスト化。
  (E)中上健次編の私家版「文化の地平」1979年発行に収録。
  (F)「文藝」1989年春季号、「琉球弧の喚起力と南島論」1989年河出書房刊に収録。
  (G)「國文学」1991年3月号収録。
  (H)「再考 柳田国男と民俗学」1994年神戸新聞出版センター刊に収録
 ※以上8本中で猫々堂資料集に既収のは6本のようですが、今回のは新たに校訂されています。
  「ほぼ日フリーアーカイブ」で公開予定なのがどれかは不明です。
 ※月報は二段組8頁
 ※通販送料120円
 ※全巻ご予約特典の締め切りは2015年2月末です。1巻を分売で購入されてからでもお申し込み可能です。
  

◎発売遅延のお知らせ
  10日頃発売予定だった「吉本隆明全集 第5巻」は、20日頃発売予定になりました。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/12/01

ほぼ日「フリーアーカイブ 吉本隆明の183講演」と筑摩書房の「〈未収録〉講演集全12巻」の重複について

※筑摩書房からの連絡によれば、
 「当方の全124本の講演録のうち、あちらの音源が当方と重なるであろうものは78本」とのことです。
※少しややこしいので整理しますと、
 「ほぼ日」は183講演の音源を確保しています。
 この中で筑摩のと重複するのは78本。
 残りの105本は吉本氏の著作として刊行済みですから筑摩のには収録されません。
 重複する78本の内36本は、雑誌・冊子にてテキストが過去に公開されていますが、吉本氏の著作には未収録。
 筑摩版では音源と過去のテキストを校合して収録。
 残りの42本は音源のみが残っていてテキスト化はされていません。今回筑摩はそれらをテキスト化して収録。
 同じ音源を「ほぼ日」も独自にテキスト化して公開するのかどうかは不明です。
 筑摩の124本中「ほぼ日」と重複しない46本については、「ほぼ日」は音源を確保していません。
 これらの分については筑摩が独自に入手した音源からテキスト化するものと、音源無しで雑誌・冊子等から
 転載するものとになります。
※以上を勘案しますと、予想していたよりは重複が少なく、また重複する分についても、校訂の信頼度は筑摩版
 の方が高いように思われます。以上まだ不確かな部分もありますがご参考まで。

※なお、全巻予約の特典CD「芥川龍之介 芥川における下町」について、筑摩書房からの連絡によれば
 「全巻予約のお客様にご寄贈申し上げる予定の音源は、今回、この講演集の作業をしている途中で、新たに
 見つかった音源です。おそらくほぼ日でも持っていないものと思われます。」とのことです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/29

近刊のお知らせ。2015年1月上旬刊行予定。
○吉本隆明「超原発論」
  四六判上製/256頁 予価1800円+税 論創社
  
 *1982年に刊行した「反核異論」に続く、反原発・脱原発に対する徹底的批判の「遺稿集」。
      第1部には3.11以降のインタビュー記事を11篇、第2部には1949年に発表した「詩と科学
      との問題」以下5篇。
  付論・奥野健男「自然科学者としての吉本隆明」を付す。
  解題・副島隆彦。
  
 ※現在わかっていることは以上です。詳細がわかり次第お知らせします。
 ※それにしても、生前に公表されたはずのインタビュー記事や1949年に発表した文章を「遺稿」
      と言うのは間違いと思うのですがどういう意味なのでしょう。第2部の以下5篇が遺稿なので
      しょうか? 
  (【遺稿】未発表のまま死後に残された原稿〜大辞林 第三版)
 ※副島隆彦氏が「人類の月面着陸は無かったろう論」という<トンデモ本>の著者と同一人物だ
     としたら、どんな解題かちょっと心配です。「人類の月面着陸はあったんだ論―と学会レポート」  
 ※いちおうご予約も受付ます。送料120円の予定。 
  
○「図書新聞2014/12/06号」260円
  *対談「田中和生著『吉本隆明』をめぐって」田中和生×金子遊
  
 ※ほぼ1頁分。現在余分はありません。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/28

すべて無料。2014年12月より順次公開。
○「フリーアーカイブ 吉本隆明の183講演」

 *「ほぼ日」サイトより
   吉本隆明の183講演フリーアーカイブとは。
   吉本隆明さんの講演音声を集め、本人監修のベスト講演集といえる『吉本隆明 五十度の講演』を
       発売してから6年が経ちました。
   私たちは、集まったすべての音源をデジタル化してアーカイブし、無料公開することを生前の吉本さ
       んと約束していました。
   吉本隆明さんの1964年から2008年までの183回の講演、合計21,746分の音声を2014年12月より順
       次公開していきます。すべての講演を、無期限、無料で、聞いていただけるようにします。
   「ほぼ日」が音声を文字に起こした講演は、そのテキストデータもフリー公開します。
   どうぞ楽しみにお待ちください。
    
 ※よーするに、来月から筑摩書房が刊行する「〈未収録〉講演集全12巻」と、かなりというかほぼすべて
     が重複するのではないでしょうか?どちらも音源の提供はその大部分が宮下和夫氏のはずですから。
     というわけで、既に筑摩書房のをご予約の方で、キャンセルご希望の方はお早めにご連絡ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/22

本日入荷。ご予約者には発送済みです。
○比嘉加津夫・編集「脈 82号 特集:谷川雁一永久工作者の言霊」
  A5判/206頁  定価1000円+税  脈発行所
  
 ※目次は2014/11/08にお知らせ済み。
 ※通販送料等100円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/19

非<吉本>本 近刊のお知らせ。12月下旬刊行予定。
○谷川雁「不知火海への手紙 〈後期〉未公刊散文集」
  四六判/上製カバー装/190頁 予価1700円+税 アーツアンドクラフツ

 *宣伝文
   詩人、評論家、思想家として、かって吉本隆明と二分した人気を誇り、
   戦後思想〈運動〉を切り開いてきた谷川雁…。1980年代から表現活動
   を再開した〈後期〉の中で、本書は選集、単行本に未収録の作品を集
   めた。附=10代の習作散文2篇。
   
 *目次の一部
   1 不知火への手紙(熊本日日新聞連載)
   2 マルクスと私、宮本常一追悼、中上健次論、中上健次追悼、
     宮沢賢治論、鮎川信夫追悼
   3 いと小さきものが世界を動かす
   4 山鳩、蒔く人・刈る人
   
 ※通販送料120円です。ご予約ください。
 ※谷川雁の選集、文庫等現在入手可能な本はこちらをごらんください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/18

非<吉本>本 近刊のお知らせ。12月刊行予定。
○飢餓陣営・佐藤幹夫編「『宅間守精神鑑定書』を読む」 (飢餓陣営せれくしょん2)
A5判/並製/208頁 予価1800円+税  言視舎

 *主な内容
  【特集1】『宅間守精神鑑定書』を読む〜臨床と鑑定をどうつなぐか
   岡江晃/滝川一廣/浜田寿美夫/高岡健/ほか
  【特集2】生きづらさを支援する本
   内海新祐“自閉症論”を読む、ほか

 ※通販送料120円の予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/10

ちょっと前(10月末)に出ていた文庫
○「新潮ことばの扉 教科書で出会った名詩一〇〇
  石原千秋/監修 新潮文庫編集部/編
  文庫判/231頁  定価490円+税 新潮社
  
 *宣伝文
   詩歌、古典、小説。各世代が愛読した名品を精選、一冊にした百年記念アンソロジー刊行。
   太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。/ふるさとは遠きにありて思うもの/ こだまでしょうか、いいえ、誰でも……。
   教室で、街角で、テレビで。私たちの心に 確かに刻まれ、いつしか忘れてしまった美しい日本語の響きが、
   小さな文庫本という 扉を開いた途端、次々に溢れ出します。一九五〇年代から二〇一〇年代の各世代
      が愛した名詩を精選し、一冊にした新潮文庫百年記念アンソロジー。

 *吉本隆明「佃の渡しで」
 
 ※初出は脚注に「模写と鏡」(1964年・春秋社)、出典一覧に「吉本隆明全詩集」とあるのみで、
      何という教科書にいつごろ掲載されたのかは不明です。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/09

(続)ハルノ宵子氏の連載記事。ネットで読めます。

○「奇妙な違和感の正体…ハルノ宵子(3)」
10月3日の読売新聞夕刊掲載分(読売オンライン2014年10月10日)

○「今も待つ父の帰り…ハルノ宵子(4)」
10月10日の読売新聞夕刊掲載分(読売オンライン2014年10月17日)

※ちょっと遅くなりましたが、2014/09/27にお知らせした1〜2回の続きです。
   全4回でした。消える前に保存しておくことをおすすめします。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/08

近刊のお知らせ。11月下旬発行予定。
○比嘉加津夫・編集「脈 82号 特集:谷川雁〜永久工作者の言霊」
  A5判/206頁  予価1000円+税  脈発行所
  
 *目次の一部
  特集:谷川雁一永久工作者の言霊
   松本輝夫 谷川雁と沖縄一沖縄「南の北」論の起爆力
   とよだもとゆき 谷川雁と松本輝夫
           『谷川雁 永久工作者の言霊」に寄せて
   仁衡琢磨 初めての橋 新しい視座
           『谷川雁 永久工作者の言霊』が与えてくれたもの
   金丸謙一郎 来たるべき谷川雁のために 31
   杉井倫子 「松本輝夫氏への手紙」として
   矢部顕 ライとラボと谷川雁
   あきあかね 「らくだ・こぶに」の影法師・谷川雁さん
   中村倭文夫 ため息をつきながら一松本輝夫氏への手紙
   中内幸男 雲よ、何処ヘー私からみた谷川雁と松本輝夫
   渡邊英理 日向と熊野一「九州」にて想う、谷川雁 
   内田聖子 大いなる疼き
   新城兵一 谷川雁の(転戦〉と〈貫徹〉
           松本輝夫の『谷川雁永久工作者の言霊』に触れて
   松原敏夫 夢の詩人・ナツメロとしての谷川雁
   田中員人 断言的幻視谷川雁一
            わたしがひらかれるための詩論への試み
  詩:高木護、東郷毅一
  俳句:仲本彩泉
  小説:仲本螢、東本武市、伊良波盛男、安里昌夫
  評論:松岡祥男 吉本隆明さんのこと(3) ―加藤典洋批判など
  論考:崎原恒新 沖縄地方文学史(11) 205
  編集後記

 ※通販送料100円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/07

全集第4回配本の詳細。12月10日頃刊行予定。
○「吉本隆明全集 第5巻 1957-1959」
   A5判変型・上製カバー装 664頁  予価6300円+税  晶文社

 *宣伝文
  最初の単行本である代表的作家論『高村光太郎』と、前巻に続く初期
  の重要な評論「芸術的抵抗と挫折」「転向論」、および花田・吉本論
  争の諸篇を収録する。新たに1篇の単行本未収録原稿を収める。
  月報は、北川太一氏・ハルノ宵子氏が執筆。
  
 *目次
  1
   高村光太郎
    『道程』前期
    『道程』論
    『智恵子抄』論
    詩の註解
    戦争期
    敗戦期
    戦後期
    年譜
    参考文献目録
  2
   「戦旗」派の理論的動向
   文学の上部構造性
   宗祇論
   抵抗詩
   くだらぬ提言はくだらぬ意見を誘発する――加藤周一に――
   三種の詩器
   「四季」派の本質――三好達治を中心に――
   芸術的抵抗と挫折
   街のなかの近代
   情勢論
   今月の作品から
   芥川龍之介の死
   転向論
   中野重治「歌のわかれ」
  3
   死の国の世代へ――闘争開始宣言――
  4
   不許芸人入山門――花田清輝老への買いコトバ――
   「乞食論語」執筆をお奨めする
   アクシスの問題
   芸術大衆化論の否定
   近代批評の展開
   天皇制をどうみるか
   橋川文三への返信
   高村光太郎の世界
   戦争中の現代詩――ある典型たち――
   詩人の戦争責任論――文献的な類型化――
   異端と正系
   十四年目の八月十五日
   現代詩のむつかしさ
   海老すきと小魚すき
   転向ファシストの詭弁
  5
   内的な屈折のはらむ意味――
    『井之川巨・浅田石二・城戸昇 詩集』――
   堀田善衞『乱世の文学者』
   阿部知二他編『講座現代芸術 (3)芸術を担う人々』
   草野心平編『宮沢賢治研究』
   戦後学生像の根――戦中・戦後の手記を読んで――
   江藤淳『作家は行動する』
   武田泰淳『貴族の階段』
   久野収・鶴見俊輔・藤田省三『戦後日本の思想』
   阿部知二『日月の窓』
   *
   『風前の灯』
   『夜の牙』
   『大菩薩峠』(完結篇)
  6
   飯塚書店版『高村光太郎』あとがき
   『芸術的抵抗と挫折』あとがき
   『抒情の論理』あとがき
   
  解題

 ※通販送料250円。ご予約ください。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/06

本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○「飢餓陣営41号」編集・佐藤幹夫
   A5判/192頁  定価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所

 ※詳細目次は2014/10/08にお知らせ済み
 ※通販送料等100円です


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/05

本日入荷。ご予約者には本日発送済みです。
○猫々堂「
吉本隆明資料集140:フーコーについて/プレ・アジア的ということ
   A5判/164頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   小説がここから始まるために(対談)………… 2(イ)
   二〇世紀の名著1『銀河鉄道の夜』…………17(ロ)
   二〇世紀の名著2『田園交響楽』……………19(ハ)
   二〇世紀の名著3『テスト氏』………………22(ニ)
   プレ・アジア的といういこと…………………24(ホ)
   母型論と大洋論…………………………………40(ヘ)
   フーコーについて………………………………65(ト)
   形而上学的ウイルスの文学………………… 101(チ)
   日本語の遺伝子をめぐって(対談)………… 105(リ)
   『神の仕事場』をめぐって………………… 120(ヌ)
   二十一世紀への提言………………………… 144(ル)
   辺見庸『赤い橋の下のぬるい水』………… 146(ヲ)
   荒川洋治……………………………………… 153(ワ)
   稲川方人……………………………………… 157(カ)
   溺体始末記…………………………………… 160(ヨ)
    編集ノート………………………………… 163
    
 ※(イ)鈴木光司との対談。『野生時代』1996年4月号
  (ロ〜ニ)『東京新聞』1996年5月5日、12日、19日
  (ホ)『季刊iichiko 39』1996年4月刊。大幅に加筆改稿して「アフリカ的段階について」として
          私家版刊行。のちに春秋社刊。
  (ヘ)聞き手 山本哲士・高橋順一。『季刊iichiko 39』1996年4月刊
  (ト)1995年7月の講演。『ちくま』1966年6月〜8月号
  (チ)『新潮』1996年7月号
  (リ)岡井隆との対談。『現代詩手帖』1996年8月号
  (ヌ)1995年6月の講演。『岡井隆歌集「神の仕事場」を読む』1996年10月砂子屋書房刊所収。
          在庫あります。定価1553円+税。
  (ル)『新潮』1996年9月号
  (ヲ)文春文庫1996年9月刊の解説
  (ワとカ)『日本名詩集成―近代詩から現代詩まで』1996年11月学燈社刊所収。
  (ヨ)『高知新聞』1996年10月13日
 ※初回入荷分には2014/10/22にお知らせした「吉本隆明全講演リスト」が附いてます。
 ※ちなみに(ト)は「吉本隆明〈未収録〉講演集」第2巻、(ヌ)は第9巻に収録予定らしい。


○『吉本隆明の経済学』お詫びと訂正が筑摩書房のサイトにアップされました。

   “2014年10月に刊行いたしました『吉本隆明の経済学』(中沢新一編著、筑摩選書)に誤りがありました。
    以下のように、お詫びして訂正いたします。”
   “
382ページ「初出一覧」は「引用文献一覧」の間違いでした。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/11/04

ちょっと前(10月23日)に出ていた本
○文芸の本棚「夏目漱石『三四郎』をどう読むか」石原千秋・責任編集
  A5判/223頁 定価1750円+税  河出書房新社

 *宣伝文
  永遠の青春の書は今いかに読まれうるか。東浩紀、荻上チキらのエッセイの他、
  『三四郎』をめぐる対談、評論等をベストセレクション。
  
 *吉本隆明「講演『三四郎』」(2段組12頁分)

 ※吉本講演は1992年10月のもので、「全講演ライブ集 第3巻」、「夏目漱石を読む」(単行本と文庫)に既収。 
 ※その他の内容詳細は発行所のサイトでどうぞ  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/25

筑摩書房刊「吉本隆明の経済学」の初出一覧の件

※2014/10/17にお知らせしましたように、同書掲載の「初出一覧」はお粗末なものでした。
   筑摩書房はいずれ修正版をサイトに掲示するそうです。

※吉田恵吉氏の「隆明網」に、同書の初出一覧が掲載されました。
 吉本関係の書誌情報の正確さでは定評のあるサイトの仕事ですから、おそらく筑摩書房でも、
  これ以上のものを作成するのはなかなか難しいでしょう。
 
 「吉本隆明2014年著[遺]作リスト」
 
 (この頁は1月から縦スクロールですから、10月分はかなり下方です)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/22

本日入荷
○「
吉本隆明〈未収録〉講演集 全12巻」内容見本
  A4判横に4頁続きの両面で計8頁の一枚物。0円。  筑摩書房
  
 *推薦のことば
   三島由紀夫(旧稿)、内田樹、加藤典洋、村上龍、吉増剛造
 *「世界的思想の入門書」編者・宮下和夫
 *吉田純撮影1972年の講演風景モノクロ
 *表紙のカラーポートレイトの撮影者名記載なし。(※吉田氏でないことは確認済み)
 
宮下和夫/宿沢あぐり・作成「吉本隆明全講演リスト」
  大判両面印刷全4頁の一枚物。0円。  筑摩書房

 *現在判明している351件の講演すべてについて、講演年、タイトル、月日、主催者(会場)等、掲載書誌、
      そして今回の講演集の何巻に収録されているかが一覧になっています。
 *講演があったことは判明しているものの、音源が未発見の分に関しては×印がついています。
     この音源をお持ちの方及び上記リスト漏れの講演についての情報をお持ちの方は筑摩書房編集部までご連絡ください。
  
 ※これは第1巻に別刷で挿入予定のものですが、発売時には改訂される可能性があります。
 ※上記2件のパンフは、次回の〈吉本〉本通販の際に同封いたします。
 ※非売品ゆえこれらのみの通販はいたしかねますのでご了承ください。
 ※もちろん地べたの店では無料配布しております。ご来店ください。
 

近刊のお知らせ
「吉本隆明〈未収録〉講演集」全12巻
  四六判/上製/カバー装/平均300頁/一段組/全巻月報付き(8頁)
  装丁・南伸坊/装画・山本容子/口絵写真・吉田純
    1巻 予価1900円+税、2巻 予価2200円+税(※以降は記載なし。たぶん同程度でしょう)
  第1回発売2014年12月10日。以降毎月10日発売予定

 *全巻タイトル
   1 日本的なものとはなにか
   2 心と生命について
   3 農業のゆくえ
   4 日本経済を考える
   5 イメージ論・都市論
   6 国家と宗教のあいだ
   7 情況の根源から
   8 物語と人称のドラマ 作家論・作品論〈戦前編〉
   9 物語とメタファー 作家論・作品論〈戦前編〉
   10 詩はどこまできたか
   11 芸術表現論
   12 芸術言語論
   
 *全巻予約特典
   新発見の講演録「芥川龍之介 芥川における下町」のCD進呈
   
 ※各巻の詳細は内容見本をごらんください。いずれ筑摩のサイトにもアップされるはずです。
 ※全巻ご予約の方には、折り返し上記2種のパンフ及びお申込書を郵送いたしますのでお早めにどうぞ。
 ※もちろん分売もいたします。通販送料は各巻120円の予定。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/18

本日入荷
宇田亮一「吉本隆明“心”から読み解く思想」 
  四六判並製/173頁  定価1700円+税  彩流社

 *帯の文
   『共同幻想論』
   『言語にとって美とはなにか』
   『心的現象論』
   三部作の今までにない読み方!
   吉本隆明をはじめて読む人も、読み込んだ人も、一度挫折した人も、
   本書をご覧ください。吉本ワールドがパノラマで広がってきます。
   図30点を掲載。吉本思想がビジュアルで理解できる。
   
 *目次
   はじめに
   1 生命に根をはる思想
   2 心の見取り図
   2−1 心的疎外論:心の時空間には質の違いがある
   2−2 幻想論:心の”空間”は三次元である
   2−3 表出論:心の”時間”は二極である
   2−4 本質論:吉本本質論は世界普遍である
   3 吉本本質論と社会論をつなぐ
   4 吉本本質論から精神病理を考える
   5 詩人・吉本隆明がたどり着いた場所
   付録 詩「わたしの本はすぐに終る」(吉本隆明)
   あとがき
   
 ※付録の詩の底本は「吉本隆明代表詩選」(思潮社)で10頁分
 ※通販送料100円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/17

昨日発売の「吉本隆明の経済学」について。

中沢氏による構成・解説・論考はたいへんけっこうなものですが、まことに残念ながら
編集部が作成したらしい「初出一覧」がお粗末で困ったことです。
どの項も載せてあるのは「初出」ではなく、本文に利用したらしい底本の書名、発行所、 発行年だけです。
たとえば「三木成夫の方法」の初出は春秋社1997年刊の「新・死の位相学」ではなくて、
「モルフォロギア 16号」1994年刊であり、講演日は1993年の11月3日です。
この一覧を作成した人は「初出」をどう定義しているのでしょうか。
底本にした本の発行年月日がわかっても、吉本氏がいつ書いたり講演したりしたのかわ かりません。
それでは読むのに不便なので、ちゃんとした初出一覧を作成して、筑摩の サイトにでも掲載するようにと
申し入れをしておきました。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/16

本日入荷。ご予約者には発送済みです。
中沢新一編著「吉本隆明の経済学」(筑摩選書)
  四六並装/382頁  定価1800円+税  筑摩書房
  
 *帯の文
   吉本思想に存在する、独自の「経済学」とは何か。
   資本主義の先を透視する!
 *カバー袖の文
   吉本隆明の思考には、独自の「経済学」の体系が存在する。
   それはマルクスともケインズとも異なる、類例のない経済学である。
      本書は、これまでまとまったかたちで取り出されなかったその思考の宇宙を、
      ひとつの「絵」として完成させる試みである。
      経済における詩的構造とは何か。資本主義の現在と未来をどう見通すか。
      吉本隆明の残していった、豊饒な思想の核心に迫る。  
   
 *目次は2014/09/24にお知らせ済み。
 
 ※第一部の各章は吉本本人の著述再録の前に、各数頁分づつ中沢氏による解説が附いています。全8章。
 ※第二部は中沢氏の書き下ろし論考で約40頁分。
 ※通販送料は256円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/11

第3回配本 本日入荷
○「
吉本隆明全集 第4巻 1952―1957
   A5判変型・上製カバー装 677頁  定価6400円+税  晶文社

 *帯の文
   長く深い時間の射程で考えつづけた思想家の全貌と軌跡
   
   周到に用意された2冊の詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』と、それに続く詩篇、
      および初期の代表的評論「マチウ書試論」などを収める。
   月報/小林康夫、ハルノ宵子
 
 ※目次は2014/08/23にお知らせ済み
 ※4篇の単行本未収録原稿は猫々堂の資料集には収載済み。
 ※通販送料250円。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/08

近刊のお知らせ。10月末刊行予定
○「飢餓陣営41号」編集・佐藤幹夫
   A5判/約200頁  予価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所

 *主な内容
  1 シリーズ聞き書き(第1回)
     中山勲氏を訪ねて‐島成郎と沖縄- 
  2 国家と法と社会思想
     竹田青嗣■重力という思想から目覚めること
      井崎正敏『〈戦争〉と〈国家〉の語り方』を読みながら
     橋爪大三郎■憲法・民主主義・「国家緊急権」について 
  3 【緊急特別特集】2014年夏 佐世保で起こったこと
     佐藤幹夫■2014年夏 佐世保で何が起こったのか 
     村瀬学■幾何学の精神について 佐世保・高一同級生殺害事件から
     高岡健■佐世保高一殺害事件覚書 
     赤田圭亮■「誰でもいい、殺してみたかった」
     井原裕氏に聞く■佐世保高一殺害事件をどう受け止めるか 
     北明哲■クリップボード 少年事件についての引用と私註
  4 【特集】『セラピスト』をセラピストたちが読む
     最相葉月■『セラピスト』が書かれるまで
     最相葉月さんを囲んで■『セラピスト』をセラピストたちが読む 
     内海新祐■二人に流れる静謐な時間 
     最相作品の独断的ご案内■編集部編 
     阿久津斎木■10年前より大変かもしれない乳幼児期の子育て
     木村和史■家を作る(7)
  5 詩と思想の批評学
     神山睦美■知的障害と神的暴力 
      佐藤幹夫〈法廷ドキュメント三部作〉を読む
     宗近真一郎■柄谷行人、うたの訣れの起源へ(新連載)
     添田馨■エコノミーの終焉(上)
      吉本隆明「超資本主義論」ノート(3)
     倉田良成■鉄斎山河 日本の絵師たち(7)
  5 エッセイと連載
     水島英己■異変を抱く心、腐った野の物語 映画日和(4)
     築山登美夫■揺らぎのなかの生と大地
     井崎正敏■「私記」であることの可能性
      近藤洋太『人はなぜ過去と対話をするのか』を読みながら・
     夏木智■原発を論じるとはどういうことか
      東日本大震災個人的体験記5
     浦上真二■吉本隆明とフリードリッヒ・リスト 古書会読(20)
    ボロ酔い日記

 ※通販送料100円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/10/04

旧刊本再入荷のお知らせ。長期品切れでした。
太田修著「叔父の思想:吉本隆明論」
  B6判/176頁 頒価1000円(税込)  修羅出版

 ・目次
   はじめに
   第1章 吉本隆明とはどんな思想家なのか
   第2章 吉本隆明が闘った人々
   第3章 吉本隆明の仕事
   第4章 世界史の立場から
   第5章 「大衆の原像」論
   第6章 老いの愉しみ
   おわりに
 
 ※2006年5月刊行本。通販送料100円です。
 
ごくごく僅かながら<吉本隆明>本
○「中原中也研究 19:特集・1930年代と中原中也/中原中也と若山牧水」
  編集人・福島泰樹 発行・中原中也記念館
  A5判/176頁  定価2000円(税込)
  
 *月村敏行「ソリタリ仮説と中原中也(承前)」
 ※この論考に吉本氏の名前がチラと出てきます。
 ※「同18号」に「ソリタリ仮説と中原中也(1)」が掲載されていますが、そちらも同様です。
 ※通販送料100円。バックナンバー全号あります
  
まったく<吉本隆明>の名は出てきませんが珍しい本なので
○文と絵 ホホホ座「わたしがカフェをはじめた日。」
  A4判・ハードカバー上製本/88頁、別刷附録付き
  定価1389円+税  発行・ガケ書房
  
 *よしもとばなな コラム・あの空気
 ※ばなな氏のコラムは2段組2頁分。
 ※この本の詳しい内容は発行所のサイトでお確かめください。  
 ※通販送料100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/30

本日入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集139:表現論/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』1」
   A5判/171頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
     戦闘の思想的土台をめぐって………………… 2(イ)
   情況と文学………………………………………13(ロ)
   情況への発言……………………………………26(ハ)
   情況が強いる切実な課題とはなにか…………38(ニ)
   反権力の思想情況批判…………………………54(ホ)
   国家のイメージと大衆ナショナリズム………76(ヘ)
   表現論……………………………………………88(ト)
   表現論(続)…………………………………… 100(チ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1924-1950]…109(リ)
    編集ノート………………………………… 170
    
 ※(イ)1961年11月の講演。於・東京都国鉄労働会館
  (ロ)1962年7月の講演。於・山形大学
  (ハ)1963年11月の講演。於・熊本市
  (ニ)1963年11月の講演。於・九州大学
  (ホ)1963年12月の講演。於・東北大学
  (ヘ)1965年11月の講演。於・京都大学
     (イ〜ヘ)は「吉本隆明全著作集14」に収録。
     ただし(ニ)の質疑応答部分は非収録。
  (ト)1966年5月。1966コンミューン春の講座
  (チ)1966年7月。1966コンミューン春の講座
     (ト・チ)は2008年刊「アナキズム」第8号に収録。
  (リ)すべての初出資料を独自に蒐集し、その著作や発言を綿密に読み込んだうえで執筆された、
     〈決定版〉ともいえる年譜の連載第1回。次回は[1951-1960]で第143集掲載予定。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/27

ハルノ宵子氏の連載記事。ネットで読めます。
○「シロミに教わった介護…ハルノ宵子(1)」
 “読売新聞オンライン”2014年09月26日
 
 ※この記事は9月19日の読売新聞夕刊掲載分です。
  9月26日には第2回の「外出好き『幻の猫』」も掲載されました。
  この回のもたぶん1週間遅れでネットにアップされるでしょう。
 ※この連載は毎週金曜日の夕刊にて、まだ何回か続くようです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/24

近刊のお知らせ。10月中旬刊予定。
○中沢新一編著「吉本隆明の経済学」(筑摩選書)
  四六並装/約380頁  予価1800円+税  筑摩書房
  
 *宣伝文
   吉本隆明に体系だった経済学の研究はないが、ひとつの明確な潜在体系が存在する。
   折々にふれての思考となって表現された吉本の経済学を、中沢が完全な形で取り出す。
 
 *目次
   はじめに
   第一部 吉本隆明の経済学(編・解説 中沢新一)
    第一章 言語論と貨幣論
    第二章 原生的疎外と経済
    第三章 近代経済学の「歌・物語・ドラマ」
    第四章 生産と消費
    第五章 現代都市論
    第六章 農業問題
    第七章 贈与価値論
    第八章 超資本主義論
   第二部 経済の詩的構造
   あとがき
   初出一覧

 ※第一部は吉本本人の著述及び講演と中沢氏による解説で、一章に1ないし2編収録されています。
     第二部は中沢氏の論文です。   
 ※「はじめに」によると「吉本隆明の思考の中に、潜在的なかたちで、独自の『経済学』の体系が実在
     しているのが見えてくる…。(中略)そこでこの本は、吉本隆明自身の文章と、それらをつなぎあわせ
     欠けているピースを補おうとした私の文章とで構成さることになった」ということです。
 ※そして「あとがき」によると「この仕事に着手したのは四年前のことであり、(中略)収録する論文や
     講演やインタビューの選択にあたっても、吉本さんご本人と相談しながら作業をすすめることがで
     きた」そうです。 
 ※通販送料120円か300円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/23

非〈吉本〉本 本日入荷
○村瀬学「古事記の根源へ」(言視BOOKS)
  A5判/並製/140頁 定価1200円+税  言視舎
  
 ※全頁2段組。目次等は2014/08/21にお知らせ済みです。
 ※通販送料100円。
 
○飢餓陣営・佐藤幹夫編「木村敏と中井久夫」(飢餓陣営せれくしょん1)
  A5判/並製/209頁 定価1800円+税  言視舎

 ※全頁2段組。目次等は2014/08/21にお知らせ済みです。
 ※通販送料120円。
 
発売日遅延のお知らせ
○「吉本隆明全集 第4巻 1952―1957」
 
 ※9月下旬の予定でしたが、少し遅れて10月10日頃の入荷になりそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/11

非〈吉本〉本、本日入荷
○「VAVばぶ 22号」
  A5判/72頁  定価500円(税込)  編集/発行・陶山幾朗
  
 *主な内容
   成田昭男 「難路行」の誕生〜鮎川信夫最後の詩集について
   陶山幾朗 真昼の喧噪〜パステルナーク事件の光景(十三)
   陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(九)
   ほか
 ※この号には吉本氏に関する直接的な記事は見当たらないようです
 ※通販送料80円。バックナンバーも少しあります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/04

近刊のお知らせ。10月中旬刊行予定。
宇田亮一「吉本隆明 ”心”から読み解く思想」 
  四六判並製/176頁  予価1700円+税  彩流社

 *宣伝文
  ・全集が刊行中で、11月に生誕90周年、来年3月に没後3周年を迎える吉本隆明。
   そのもっとも重要な三部作(『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』『心的現象論』)を、
       “心”、“生命”という視点から、これ以上ないわかりやすさで体系的に解説した本です。
  ・図30点を掲載。吉本思想がビジュアルで理解できます。
  ・読みやすいだけでなく、深い。吉本隆明をはじめて読む人も、読み込んだ人も、一度挫折した人も、
      本書をご覧ください。吉本ワールドがパノラマで広がってきます。吉本思想を語るうえで、今後、
      基本的な文献になること間違いありません。
  ・臨床心理士の著者ならではの、現代の心の病を捉える鋭い視点にも溢れています。
  ・吉本隆明が、なぜ戦後最大の思想家で、世界的な存在なのか。本書を読めばわかります。

 *目次
   1 生命に根をはる思想
   2 心の見取り図
   2−1 心的疎外論:心の時空間には質の違いがある
   2−2 幻想論:心の”空間”は三次元である
   2−3 表出論:心の”時間”は二極である
   2−4 本質論:吉本本質論は世界普遍である
   3 吉本本質論と社会論をつなぐ
   4 吉本本質論から精神病理を考える
   5 詩人・吉本隆明がたどり着いた場所

 ※通販送料100円〜120円です。ご予約ください。
 ※宇田亮一の既刊書。在庫あります。
   「吉本隆明『心的現象論』の読み方」(2011/09/01) 定価1200円+税 文芸社
   「吉本隆明『共同幻想論』の読み方」(2013/03/12) 定価1200円+税 菊谷文庫


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/03

ちょっと前(8月中旬)に出ていた本
田川建三ほか「はじめて読む聖書」(新潮新書)
  新書判/205頁  定価720円+税  新潮社

 *帯の文
  池澤夏樹、内田樹、橋本治ら、すぐれた読み手たちがその魅力を語る。

 *目次
  誰がどのように読んできたのか  松家仁之
  1 聖書ってどんな本?  山形孝夫
  2 読み終えることのない本  池澤夏樹
  3 旧約聖書は意外に新しかった  秋吉輝雄
  4 レヴィナスを通して読む「旧約聖書」  内田樹
  5 神を信じないクリスチャン  田川建三、湯川豊(聞き手)
  6 聖書学という科学  山我哲雄
  7 旧約的なものと新約的なもの  橋本治
  8 マタイ伝を読んだ頃  吉本隆明
  9 聖書を読むための本  山本貴光

 ※この新書本は「考える人」2010年春号“特集・はじめて読む聖書”を再編集したものです。
  この号についてはこのメルマガの「2010/04/03」にてお知らせ済み。
 ※吉本氏のインタビューは13頁分。初出誌と変更があるかは未確認ですがたぶん同一でしょう。
 ※現在、在庫は数冊です。追加発注中。通販送料100円です。
 
ごく少しだけ<吉本>本。7月上旬刊。
○竹内洋「大衆の幻像」
  四六判上製/321頁 定価2300円+税  中央公論新社
 
 *目次の一部
   第3章 メディア知識人論
       1 大衆高圧釜社会と知識人
       2 メディア知識人の系譜
         戦後日本のカリスマ思想家
         (3)吉本隆明〜下町知識人、同時代と伴走
         吉本幻想の仕掛け〜「吉本隆明という『共同幻想』を読む」
 
   ※吉本隆明の名が直接出てくるのは上記2件で各3頁程度。2011年と2013年の新聞記事の再録です。
    ※ついでながら「みすず」2014年1/2月号の“読書アンケート特集”でも、竹内氏は呉智英「吉本隆明という『共同幻想』」
      を挙げてました。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/09/01

本日見本入荷。追加分は数日後に入荷予定。
○比嘉加津夫・編集「脈 81号 特集:沖縄の詩人 清田政信
  A5判/206頁  定価1000円+税  脈発行所
  
 *目次の一部
   特集 沖縄の詩人
      松島浄、鈴木智之、中里友豪、高良勉、樹乃タルオ、西銘郁和、田中眞人、新城兵一、松原敏夫、
      清田政信関連初出誌年表(簡略版)
   短歌  松島浄
   俳句  仲本彩泉、喜納正信
   小説  伊良波盛男、仲本瑩、東木武市
   評論  安里昌夫、青柳瑞穂
   詩   高木護、東郷毅一
   書評  松岡祥男 吉本隆明さんのこと 『吉本隆明全集』第6巻きを読んで 
   論考  崎原恒新   沖縄地方文学史(10)    
   編集後記 仲本瑩   

 ※松岡祥男氏の書評は2段組み4頁分。
 ※通販送料100円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/08/27

本日入荷。ご予約者には本日発送済みです。
○猫々堂「吉本隆明資料集138:文学の戦後と現在/『死霊』考
   A5判/171頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   池の蓮・エノコロ草・八ツ頭………………… 2(イ)
   ヨブの主張……………………………………… 5(ロ)
   文学の戦後と現在………………………………36(ハ)
   私の好きな三島作品………………………… 103(ニ)
   『死霊』考…………………………………… 104(ホ)
   文学における初期・夢・記憶・資質……… 129(ヘ)
   言葉の顔……………………………………… 152(ト)
   山下菊二展…………………………………… 153(チ)
   ニュースの読み方…………………………… 156(リ)
   安くして多くの人に………………………… 164(ヌ)
   モノの値段は消費者が決めるべきだ……… 165(ル)
   自由価格本、売行き好調…………………… 168(ヲ)
    編集ノート………………………………… 170

    
 ※(イ)「抒情文芸77号」1996年1月刊
  (ロ)1996年1月芦屋での講演。「ほんとうの考え、うその考え」1977年刊
     に収録
  (ハ)1995年7月の講演。「埴谷雄高・吉本隆明の世界」1996年刊所収。
  (ニ)「三島由紀夫文学館」1999年7月
  (ホ)「埴谷雄高作品集 第1巻」1971年刊の解説
  (ヘ)1970年の講演。「敗北の構造」1972年刊所収
  (ト)「杉本秀太郎文粋」1996年筑摩書房、内容見本
  (チ)「月刊美術」1996年3月号
  (リ)「ダ・カーポ」1996年6月5日号
  (ヌ)「朝日新聞」1996年3月2日
  (ル)「通販生活 168号」1996年10月
  (ヲ)「朝日新聞」1996年6月?日


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/08/23

全集第3回配本の詳細。9月下旬刊行予定。※少し遅れて10月10日頃の入荷になりそうです。               
○「吉本隆明全集 第4巻 1952―1957」
   A5判変型・上製カバー装 664頁  予価6400円+税  晶文社

  *宣伝文
   周到に用意された二冊の詩集
   『固有時との対話』『転位のための十篇』とそれに続く詩篇、
   および初期の代表的評論「マチウ書試論」などを収録。
   新たに「一酸化鉛結晶の生成過程における色の問題」「労働組合運動の初歩的な段階から」等の
   4篇の単行本未収録原稿を収録。
   月報は小林康夫氏(東京大学教授)とハルノ宵子氏が執筆。
  
  *目次
   1
    固有時との対話
    少数の読者のための註
    転移のための十篇
    火の秋の物語
    分裂病者
    黙約
    絶望から苛酷へ
    その秋のために
    ちひさな群への挨拶
    廃人の歌
    死者へ瀕死者から
    一九五二年五月の悲歌
    審判
    註
   2
    蹉跌の季節
    昏い冬
    ぼくが罪を忘れないうちに
    涙が涸れる
    控訴
    破滅的な時代へ与へる歌
    少年期
    きみの影を救うために
    異数の世界へおりてゆく
    挽歌――服部達を惜しむ――
    少女
    悲歌
    反祈禱歌
    戦いの手記
    明日になつたら
    日没
    崩壊と再生
    贋アヴアンギヤルド
    恋唄
    恋唄
    二月革命
    首都へ
    恋唄
   3
    アラゴンへの一視点
    現代への発言 詩
    労働組合運動の初歩的な段階から
    日本の現代詩史論をどうかくか
    マチウ書試論――反逆の倫理――
    蕪村詩のイデオロギイ
    前世代の詩人たち――壺井・岡本の評価について――
    一九五五年詩壇 小雑言集
    「民主主義文学」批判――二段階転向論――
    不毛な論争
    戦後詩人論
    挫折することなく成長を
    文学者の戦争責任
    民主主義文学者の謬見
    現代詩の問題
    現代詩批評の問題
    現代詩の発展のために
    鮎川信夫論
    「出さずにしまつた手紙一束」のこと
    日本の詩と外国の詩
    昭和17年から19年のこと
    前衛的な問題
    定型と非定型――岡井隆に応える――
    番犬の尻尾――再び岡井隆に応える――
    戦後文学は何処へ行ったか
    西行小論
    短歌命数論
    芸術運動とはなにか
    日本近代詩の源流
   4
    ルカーチ『実存主義かマルクス主義か』
    善意と現実――金子光晴・安東次男『現代詩入門』関根弘『現代詩の作法』――
    新風への道――歌集『広島』、武谷三男編『死の灰』金子光晴・村野四郎選『銀行員の詩集』――
    関根弘『狼がきた』
    『浜田知章詩集』
    三谷晃一詩集『蝶の記憶』
    奥野健男『太宰治論』
    谷川雁詩集『天山』
    服部達『われらにとって美は存在するか』
    島尾敏雄『夢の中での日常』 井上光晴『書かれざる一章』
    平野謙『政治と文学の間』
    野間宏『地の翼』上巻
    山田清三郎『転向記』
    埴谷雄高『鞭と独楽』『濠渠と風車』
    掘田善衛『記念碑』『奇妙な青春』批判
    中村光夫『自分で考える』
   *
    『大菩薩峠』
    『純愛物語』
   5
    戦後のアヴァンギャルド芸術をどう考えるか
   *
    〈現代詩の情況〉[断片]
    北村透谷小論[断片T]
    北村透谷小論[断片U]
   *
    一酸化鉛結晶の生成過程における色の問題
   解題

 ※通販送料250円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/08/21

非<吉本>本 近刊のお知らせ。9月刊行予定。
村瀬学「古事記の根源へ」(言視BOOKS)
  A5判/並製/約144頁 予価1200円+税  言視舎

 *宣伝文
   古事記の「謎かけ」は解かれないままだった!
   『NHK100分de名著 古事記』はなぜ「火の神話」を伝えないのか
   ★同著者の衝撃の書『徹底検証 古事記』の普及版。
   『古事記』は鉄=火の神話であり、その「火」が「日」にすり替えられる仕組みを読み解き、
      国家成立の謎に迫る。
   ★古事記を稲作神話と読む代表例として、三浦佑之氏の『NHK100分de名著 古事記』を
       取り上げ、どこがどう違うのか、細部まで検討する意欲作。
   ★古事記の一見荒唐無稽にみえる物語は多義的な「謎かけ」であり、「あらすじ」を読む
       だけでは理解できない。これを稲作神話と天皇制に収斂させるのではなく、「喩=メタファー」
       「詩的形象」として多義的に読み解いていく画期的試み。
   ★古事記をめぐるこれまでにない「謎とき」を愉しむ一冊。

 *目次 
   ▼一 「世界と人間の誕生」の検証 
   ▼二 伊「カグツチの神話」の再発見 
   ▼三 「文化と農耕の起源」の検証 
   ▼四 「出雲神話という謎」の検証 
   ▼五 「古事記の正体とは」の検証 
   ▼六 ヤマトタケルの検証 
   ▼七 古事記とは何か--古事記の根源へ

 ※通販送料100円の予定。ご予約ください。
 
 
非<吉本>本 近刊のお知らせ。9月刊行予定。
○飢餓陣営編「木村敏と中井久夫」(飢餓陣営せれくしょん1)
A5判/並製/208頁 予価1800円+税  言視舎

 *宣伝文
   雑誌『飢餓陣営』から注目論考を再編集
   
 *目次
  【特集1】木村敏と中井久夫
   1 木村敏の哲学と臨床
    [討議]『臨床哲学の知』を読む 西研/滝川一廣/小林隆児/栗田篤志/内海新祐/斎藤敏郁/松永徹/
                 大澤功/愛甲修子/阿久津斎木/佐藤幹夫 
    小林隆児■関係発達臨床からみた「あいだ」論〜『臨床哲学の知』との対話  
   2 中井久夫の臨床をめぐって 
    熊木徹夫■論文「薬物使用の原則と体験としての服薬」をめぐって
    内海新祐■翻訳と臨床の出会うところ
    栗田篤志■統合失調症という生き方
    佐藤幹夫■私が『中井久夫』を特集した理由
  【特集2】発達障害と刑事事件
   1 「支援論」の哲学 
    西研■人の生を支える“条件”とはどのようなものか
   2 発達障害と司法 
    後藤弘子■社会的弱者と刑事司法
    山本譲司■福祉施設化した刑事施設の課題
    浜田寿美男■生活世界/供述/共にある自由
   3 医療支援と生活支援
    滝川一廣■発達障害と「問題行動」
    小林隆児■罪を犯す障碍者との医療面接で見えてきたもの
    水田恵■「ふるさとの会」の取り組みと対人援助論
    石川恒■新しい支援論をつくろう 『かりいほ』の取り組み

 ※通販送料120円の予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/08/20

ちょっと前(6月下旬)に出ていた本
○呉智英×適菜収「愚民文明の暴走
  四六判並装/226頁  定価1300円+税 講談社
  
 *目次
   第1章 バカは民主主義が好き
   第2章 キリスト教と宗教の本質
   第3章 吉本隆明という「共同幻想」
   第4章 B層社会の反知性主義
   第5章 「保守」とは何か?
   第6章 民主主義か哲人政治か 
   
 ※現在在庫一冊のみ。通販送料120円。
 
ちょっと前(8月上旬)に出ていた本
○佐川清和「贈り合いの経済 私のなかのヤマギシ会」
  A5判/並製/284頁  定価2500円+税  ロゴス
  
 *目次の一部
   第二章 個と全体(組織)との背反をこえて
    2 吉本隆明氏との対話

 ※対話というのは対談のことではなく、吉本氏の著書との対話、というような意味だそうです。
 ※現物の在庫はございません。ご注文いただけば取り寄せます。
 ※内容詳細はこちらをごらんください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/08/13

非<吉本>本 近刊のお知らせ
菊谷文庫の2点
○「kototoi」第七号(2014年夏号) 
  A5判/136頁  和綴じ版定価2150円+税/普及版1850円+税
  発売済み。近日入荷。
  
 *目次
   寺脇研 インタビュー「ポスト近代の豊かな学びに向けて」
   宇井眞紀子 エッセイ「アイヌ民族に寄り添って4」
   五味太郎 「往復書簡3」
   ナオリュウ 詩・楽譜「トレジャーハンター」
   野島智司 詩・写真「世界における赤」
   ナガイケジョー 小説「一切合財、余韻に耳を傾ける」
   小口広太 エッセイ「都市農業の現場から」
   勝俣誠エッセイ「遠足だった大学通いーコトバの獲得に向けて7」
   高坂勝 エッセイ「うつらうつらテツガクするー第七回」
   つくり出す未来 「〈公共性〉を問い直す」(高橋順一+山本哲士)
   藤野こと葉 マンガ「つくもごちた」
   kototoi文学賞募集要項
   編集後記 へその声

 ※目次で見る限りでは吉本関係は見あたりません
 ※詳しくはこちら
 ※装幀を選択してご予約ください。通販送料100円
 
○大沢桂二郎『村の鎮守の神様の―もうひとつの太平洋戦争史』
  …判/…頁 定価1000円+税  菊谷文庫

 *宣伝文
   菊谷文庫「テツガクのなる木シリーズ」第二弾!
   太平洋戦争中に脱走兵をかくまった村があった。
   戦争へ走る国と闘い、大切な人を守った人びとの魂の物語。
   戦争文学の傑作がここに誕生。
 *大沢桂二郎。1936年新潟県生まれ。 著書『布留散東の良寛』など。
 ※詳しくはこちら
 ※通販送料100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/08/05

今日発売の週刊誌
○「週刊朝日 8/15号」朝日新聞社
 
 *「書いたひと ハルノ宵子」
  “つきあい始めて三十五年 自分は猫に成長させてもらいました”

 ※読書欄のインタビュー記事で、写真付き1頁分。
 ※余分はありません。コンビニかどこかでどうぞ。
 ※こちらのサイトで無料公開されています。(2014・08・08現在)
 
ちょっと前(6月下旬)に出ていた本。
○「おいしい文藝 ずるずる、ラーメン」
  四六判/206頁  定価1600円+税  河出書房新社
  
 *帯の文
   おいしい文藝〈第二弾〉
   「ラーメン」をめぐる名随筆32篇。
   ふー、んめー!!
   
 *吉本隆明「ラーメンに風情はあるのか」
 
 ※吉本氏の一篇は「開店休業」よりの再録で3頁分。
 ※内澤旬子、久住昌之ほか全32名のsはAmazonでどうぞ


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/29

本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○「LEIDEN─雷電 6号(通巻7号)」
  A5判/110頁  定価600円+税  雷電舎
  
 ※目次は2014/07/10にお知らせ済みです。
 ※日下部正哉「吉本隆明、敗戦期の思想」は2段組28頁分、
  築山登美夫「境界を振動する詩魂──吉本隆明と西行」は同7頁分。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/26

本日入荷
菅原則生「浄土からの視線 吉本隆明・狂気・自己慰安」
  四六判/上製/256頁  定価1800円+税  弓立社
 
 *帯の文
   自分で書いて表現して自分の考えを述べたり、芸術らしき詩を発表したり、
      それはね、それはちょっと自信があるんですよ。
   まだ俺は、俺の考え方の底のほうまで理解してくれた人はおらんな、っていうそういいう感じがします。
   それは俺はちょっと自信がありますね。…………《吉本隆明》
                                                      (『吉本さんを囲んで』より)
    
 *目次
   浄土からの視線
   死の吉本さん〜ハルノ宵子さんの「連れてっちゃった」をめぐって
   問われつづけた《革命》とは何か
   狂気、渦、自己慰安
   『村の家』について
   吉本さんを囲んで〜聞いた人…前川藤一、菅原則生
   あとがき
   引用元一覧
   
 *菅原則生(すがわらのりお)
   1950年、福井県生まれ。
   高校時代、バスケットボールの練習中、前歯4本を折る。
   運命を感じた。すこし荒れる。
   68年卒業後、上京。東京・鶯谷のアルミ板の販売会社に勤める。
   毎日トラックに乗ってアルミ板を配送していた。
   69年10月、たまたま新宿で学生の「暴動」に遭遇した。
   70年、青山学院大学法学部入学、73年除籍。
   77年、同人誌『最後の場所』創刊、83年終刊。
   誌名は吉本さんの詩から。創刊のころ、吉本さんから云われた「あなたの負っている課題は
       トロッキーをはじめとして、古今東西、誰も解決していない」という言葉がいまも耳に残る。
   80年ころから校正を仕事にしてきた。
 
 ※通販送料120円です。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/25

7日に発売済み。完全に見落としていました。
○「文學界 2014年8月号」
   A5判/328頁 定価970円(税込)  文藝春秋
 
 *【特集】吉本隆明 再読──継続する思考
   単なる娘としてのお話   よしもとばなな
   「絶対感情」と「豹変」――暗がりの心性   辺見庸
   詩人はなぜ、思想家になったのか――吉本隆明の態度   若松英輔
   吉本隆明さんのやさしさと烈しさ   茂木健一郎
   「大衆」の変遷   内田樹
   批評の熱度──体験的 吉本隆明論   大井浩一
   
 ※特集部分は70頁ほどです。
 ※現在在庫はございません。お待ちいただける方はご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/18

本日入荷。ご予約者には本日発送済みです。
○猫々堂「吉本隆明資料集137:日本的なものとはなにか/詩はどこまできたか
   A5判/166頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   日本的なものとはなにか……………………… 2(イ)
   角川春樹句集『檻』……………………………24(ロ)
   近代国家の枠を超える力………………………36(ハ)
   私の野茂英雄論…………………………………53(ニ)
   詩はどこまできたか……………………………71(ホ)
   より普遍的倫理へ………………………………98(ヘ)
   「全共闘おじさんオウム・サリン事件を語る」に応えて……117(ト)
   親鸞の造悪論………………………………… 123(チ)
   オウム信者は救われるか…………………… 149(リ)
   島尾伸三『生活』…………………………… 153(ヌ)
   日本の小説が変わる(対談)………………… 154(ル)
    編集ノート………………………………… 166

    
 ※(イ)1993年の講演。『ビオス 創刊号』1995年10月刊所収。
  (ロ)1995年10月、朝日新聞社刊「句集 檻 解説。
  (ハ)1994年の講演。「日本の境位を探る」四谷ラウンド1995年10月刊所収。
  (ニ)『正論』1995年11月号
  (ホ)『三田文学 43号』1995年11月刊所収。
  (ヘ)「尊師麻原は我が弟子にあらず―オウム・サリン事件の深層をえぐる」 徳間書店1995年12月刊所収
  (ト)同上
  (チ)1995年9月の談話。東洋大学「第3回白山祭」パンフレット。
  (リ)「生活―照片雑文 」みすず書房1995年11月刊 の帯文
  (ヌ)石黒達昌との対談。『本の旅人』1995年12月号所収


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/13

今朝の新聞記事
○「京都新聞2014/07/13朝刊」

 *本を語る
  「それでも猫はでかけていく」のハルノ宵子さん
  “普遍的な「命のありよう」”
  
 ※幅半頁弱、3段組、写真付き。
 ※読書欄ですが共同通信の配信記事ではなくて、京都新聞によるインタビューですから、
      他の地方新聞にも載るのかどうかは不明です。
      いまのところ京都新聞のサイトにはアップされていないようです。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/10

近刊のお知らせ。7月下旬発売予定
○「LEIDEN─雷電 6号(通巻7号)」
  A5判/110頁  予価600円+税  雷電舎
  
 *目次
   ・詩
     冥界を飛んでいる            山田克也
     診察室                 高橋秀明
   ・批評
     分散する主体・倫理を通過するイマージュ
       ──北園克衛・モダニズム/鮎川信夫・戦後詩  矢野静明
     歩行は何処へ行ったか        
       ──秋山駿についての遅ればせの試論      吉田 裕
   ・詩
     岬にて/夏の島で/ある対話        築山登美夫
     塵埃「都市」考              小林坩堝
   ・批評 
     吉本隆明、敗戦期の思想          日下部正哉
     境界を振動する詩魂──吉本隆明と西行   築山登美夫
   ・追悼 東風平恵典──私的覚書        高橋秀明
   ・連載 虚の栖──試みの家族誌6
         生きゆく家、死にゆく家      日下部正哉

 
 ※通販送料100円です。バックナンバーは全号在庫あります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/07

近刊のお知らせ。7月下旬発売予定
菅原則生「浄土からの視線 吉本隆明・狂気・自己慰安」
 四六判/上製/256頁  予価1800円+税  弓立社
 
 *目次
   浄土からの視線
   死の吉本さん〜ハルノ宵子さんの「連れてっちゃった」をめぐって
   問われつづけた〈革命〉とは何か
   狂気・渦・自己慰安
   『村の家』について
   吉本さんを囲んで〜聞いた人…前川藤一、菅原則生
   
 ※菅原則生氏は以前お知らせしたDVD「吉本隆明氏と『横超』を飲みながら<横超>を考える」の出演者の一人です。
   同氏のブログにはこの本の案内はまだアップされていません。
  
 ※通販送料120円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/07/03

現物入荷しました。ご予約者には発送済みです。
吉田純(文と写真)「吉田純 写真展」
  B5判/28頁 編集・蔵前ノリ子/制作・リーズン・アド
  発行・(有)ジュンフォト・現代写真教室
  
 ※内容は6月22日にお知らせ済みです。 
 ※頒価300円、送料100円。残部僅少。
 

近刊のお知らせ。7月23日発売予定。
○島尾敏雄・吉田満「新編 特攻体験と戦後」
  文庫判/…頁  予価800円+税  中央公論新社

 *宣伝文
  太平洋戦争で「特攻死」を目前に生き残った若者たちは、何を思い、戦後をどう生きてきたか。
  戦争を文学作品として記録した二人の作家が、戦艦大和からの生還、震洋特攻隊長という極限
    の実体験とそれぞれの思いを語り合う。
    同世代の橋川文三、吉本隆明、鶴見俊輔の関連エッセイを追加した新編増補版。
   〈解説〉加藤典洋   

 *目次
  1 
   特攻体験と戦後(対談)
   近くて遠い人            吉田 満
   特攻隊体験             島尾敏雄
   島尾さんとの出会い         吉田 満
   旧版解説              島尾敏雄
  2
   戦中派とその「時間」        橋川文三
   島尾敏雄――戦争世代のおおきな砦  吉本隆明
   吉田 満――戦中派が戦後を生きた道 鶴見俊輔
  解説
   もう一つの「0」          加藤典洋

 ※1981年9月刊の中公文庫「特攻体験と戦後」の新編増補版。
 ※「島尾敏雄――戦争世代のおおきな砦」は1986年11月に地方新聞に掲載された追悼文で、
     「追悼私記」(1993年、JICC出版局)他に再録されています。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/30

先週の新刊。本日入荷
○「大西巨人 叙情と革命」河出書房新社編集部 編
  A5判/255頁 定価2300円+税  河出書房新社
  
 *宣伝文[日販MARCより]
   大西巨人が遺した問いとは何か。戦後文学最後にして最大の巨匠の核心へ迫る。吉本隆明らとの対談、
   小沢信男、山口直孝らによるエッセイ、論考のほか、単行本未収録エッセイ、「神聖喜劇」論、作品ガイ
   ドなどを収録。
   
 *目次
   発行所のサイトにてごらんください。 
   
 ※吉本隆明との対談「“大小説”の条件・『神聖喜劇』をめぐって」
  2段組16頁分。初出は「すばる」1980年12月号。吉本名義の単行本は「素人の時代―吉本隆明対談集」1983年
  角川書店刊に収録。他に「吉本隆明全対談第6巻 1979―1980」青土社1988年刊。
 ※通販送料120円です。
 
4年前に出ていた本。完全に見落としていました。
○谷川雁、吉本隆明、埴谷雄高
 「民主主義の神話:安保闘争の思想的総括」
 新書判/230頁 定価2200円+税  現代思潮新社
 
 ※1960年初版、1966年新装第1刷。近年は絶版状態でした。
 ※2010年版は1966年新装版を復刻して新たな奥付を付加しただけです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/26

特別頒布のお知らせ
○吉田純(文と写真)「吉田純 写真展」
  B5判/28頁 編集・蔵前ノリ子/制作・リーズン・アド
  発行・(有)ジュンフォト・現代写真教室
  
 ※22日にお知らせした上記の図録を特別に頒布させていただけることになりました。
 ※頒価300円、送料100円。近日入荷の予定です。
     入荷数に限りがありますのでお早めにご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/25

第2回配本本日入荷
○「吉本隆明全集 第7巻 1962―1964
   A5判変型・上製カバー装 625頁  定価6300円+税  晶文社

 *帯の文
   長く深い時間の射程で考えつづけた思想家の全貌と軌跡
   重厚な評論「丸山真男論」と「日本のナショナリズム」を中心とする、
   1962年1月から1964年12月の間に発表された論考と詩を収める。
   月報/加藤典洋、ハルノ宵子
 
 ※目次は2014/05/10にお知らせ済み
 ※通販送料250円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/23

本日入荷。
田中和生「吉本隆明」
  四六判上製/230頁 定価2200円+税  アーツアンドクラフツ
  
 *帯の文
   新たな世代による全体像の誕生
   初期詩集「固有時との対話」から最後の理論的著作「アフリカ的段階について」まで、
      日本語による普遍文学をめざした吉本隆明の全体を批評する。
 
 *目次
   序章  詩人批評家の誕生
   本論1 現実を超える文学はいかにして可能か
   本論2 世界文学としての「思想」
   本論3 日本語による普遍文学に向かって」
   後記  結論に代えて
   
 ※通販送料120円です

今日の週刊誌の記事
○「週刊ポスト2014/07/04号」小学館
  “ポスト・ブックレビュー 著者に訊け ハルノ宵子”
  「精神性では猫の方が人間より上。動物を支配できると思うこと自体がおこがましい」
  
 ※2頁分、写真付き。隆明氏の話題も少しあります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/22

写真展の図録。当店では販売不可ですが…
○吉田純(文と写真)「吉田純 写真展」
  B5判/28頁 編集・蔵前ノリ子/制作・リーズン・アド
  発行・(有)ジュンフォト・現代写真教室
  
 *目次
   ご挨拶 
   都市
    幻影 5点
    下町 12点
    運河 8点
   ポートレイト
       26点
   吉本隆明写真集 抜粋1968年〜2012年
       31点
    イザイホー
       6点
   エッセイ「フォトグラファー」
   略歴
   
 ※写真は小さいものですが全点掲載されてます。吉田氏の文章は5頁分。
 ※この冊子は札幌の会場では300円にて販売されていたそうです。
 ※写真展はこの後、沖縄、京都、東京でも開催されますから、各々の会場にても販売されるはずです。
     開催予定はわかり次第お知らせします。
 ※全日程終了後、この冊子の残部があれば当店で販売させていただきたいと希望しておりますが、
     いまのところ未定です。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/21

5月末に出ていた本
○陶山幾朗「『現代思潮社』」という閃光」
  四六判/210頁 定価2400円+税  現代思潮社新社
  
 *帯の文
  敵は良識
  「悪い本を出せ!」
  花には香り、本には毒を

 *内容説明
  たしかに現代思潮社≠ニいう名の風が吹いていたような気がする。そして、この風≠ヘ、同時代の
    希求する空気を吸い込み、これを出版という形態に変換して時代の方へ送り返す、ふいごのような役割
    を果たしていたと思う。
  ……ここに現出せる観念の小宇宙とは、もちろん石井社長が希求し、そして粟津則雄、栗田勇、澁澤龍
    彥、白井健三郎、出口裕弘、森本和夫といった当時のブレーンらの協力を得て紡ぎだされた空間に違い
    なかったが、ともかく文学から政治、芸術から歴史にいたる分野において物議を醸すべく一石を投じたい
    という意欲が先行し、充満している。(本書より)

 *目次
  1 ある訃報/ソクラテスと虻― 入社前史/奇妙な季節― 「安保以後」という時間  
  2 本が「空を飛ぶ」理由/社長が雲隠れ≠オて―「東京行動戦線」事件/吉本隆明氏とある編集者
         の死/寺田透氏と終わりなき校正/格闘技≠ニしての共訳― 『総和と余剰』改訂版/西神田、本
         日もホコリ高し 
  3 「みんな現代思潮社だった」/誤訳・悪訳¢專ョ―トロツキー『わが生涯』の難路/ああ、バッティ
         ング―『蒼ざめた馬』の疾走/悔恨は夜霧に濡れて―ワレ原稿ヲ紛失セリ!/「古典文庫」回想―  
         アカデミズムと鬼火/物書く商社マン―「生き急ぐ」内村剛介氏 
  4 「大地の商人」の転身―その後≠フ谷川雁/真昼の割腹―三島事件と川仁編集長/「便所のス
         リッパも買えぬ」―現代思潮社闘争1/会社をコミューン≠ノする? ―現代思潮社闘争2  
  5 退社以後― それぞれの死/「旅」の終りに―内村剛介氏との再会=@
  資料[全目次]  『現代思想』『白夜評論』『初源』

 ※陶山幾朗氏は1940年生まれ。元現代思潮社社員。著書に 「シベリアの思想家―内村剛介とソルジェニーツィン
   「内村剛介ロングインタビュー―生き急ぎ、感じせくー私の二十世紀」他、「内村剛介著作集 全七巻」の編集、
   「VAV」誌の主宰。
 ※“吉本隆明氏とある編集者の死”の編集者は、春秋社の岩淵五郎氏のことで、7頁分。
 ※通販送料120円です


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/17

本夕入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集136:情況との対話3/現在をどう生きるか」
   全183頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   情況との対話3(31〜45)………………………… 2(イ)
   現在をどう生きるか…………………………… 155(ロ)
   編集ノート……………………………………… 182
    
 ※(イ)「情況との対話3」は『サンサーラ』1995年10月号から1997年4月号まで。
       途中1996年10月号から12月号は水難事故のため休載。
       1997年4月号までで掲載誌が休刊になったため全45回で終了。
   「大震災・オウム後 思想の原像」徳間書店 (1997/06)に所収。
   「情況との対話1」は「資料集119」、「同2」は「資料集127」。
  (ロ)は1995年9月の山梨県立文学館おける講演。「現在をどう生きるか
      ボーダーインク(1999/7)に所収。

新しいリンク頁
○ハルノ宵子さん「いいかげん」で長続き
 
 ※2014/06/09にお知らせしたサイトは有料でしたが、今度は別の場所に無料で公開されています。
     読売新聞の医療サイト“ヨミドクター”
  内容はたぶん同じです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/10

今日の新聞記事
○「毎日新聞 2014/06/10東京夕刊」
  “Topics:戦後思想史の一側面示す写真発見”
   吉本隆明介し「左右」交流
   同人誌編集契機、家族的つきあい
   
 *記事の冒頭部
  「思想家の吉本隆明と60年安保で反対運動を主導した共産主義者同盟(通称ブント)書記長の
     島成郎(しげお)、三島由紀夫も評価し文芸評論家で歌人の村上一郎が、島の家で一緒に撮っ
     た写真が発見された。62年の撮影と思われる。
  
 ※写真は何枚かあるようですが、一枚掲載されてます。他に島尾敏雄に宛てた吉本による島の
     紹介状なども見つかったそうです。
 ※この記事は毎日新聞のサイトで登録すれば無料で読めるようです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/09

昨日の新聞記事
○「読売新聞2014/06/08朝刊」
  “吉本隆明さんの長女 ハルノ宵子さんのケアノート”(聞き手・植松邦明)

 *適当に息抜き 長続き 「良き介護人」は重荷にも
 ・親のダブル介護
 ・食べたいものを
 ・「仕事脳」は健在 
 
 ※6段組半頁分程度の記事です。今回は「猫本」の宣伝記事ではなく、介護問題の頁ですから、
     両親の介護について詳しく語ってます。
 ※この記事は読売の有料サイトに掲載されています。無料ではヘッドラインしか読めません。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/08

ちょっと前(5月20日)に出ていた本
○文芸の本棚「夏目漱石『こころ』をどう読むか」石原千秋・責任編集
  A5判/228頁 定価1700円+税  河出書房新社

 *宣伝文
  刊行100年。永遠の問題作は今いかに読まれうるのか。東浩紀、大澤真幸らのエッセイ、
    対談:奥泉光×いとうせいこうのほか、これまでの『こころ』論をベストセレクション。
  
 *吉本隆明「講演 『こころ』」(2段組み10頁)

 ※吉本講演は1991年7月のもので、「ちくま1992/1」、「全講演ライブ 集2巻」
 、「夏目漱石を読む」(単行本と文庫)に既収。 
 ※内容詳細は発行所のサイトでどうぞ  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/05

本日入荷(※5月末発行)
○文芸の本棚「柳田国男 民俗学の創始者」
  A5判/191頁 定価1600円+税  河出書房新社

 *宣伝文
  没後50年を迎えてさらに輝く民俗学の創始者柳田国男の総合研究。
  『文芸読本』の特集を中心に歴史的文献から最近の成果まで網羅。
  「柳翁閑談」など、単行本・全集未収録の柳田文献も多数収録。

 *吉本隆明「海の流線の方位」(2段組み15頁)

 ※内容詳細は発行所のサイトでどうぞ
  
 ※1976年刊「文芸読本 柳田國男」、1992年刊「新文芸読本 柳田國男」と内容の一部は重複しています。
 ※「海の流線の方位」は『國文学』1984年7月号が初出で、その後「全集撰 第4巻」、「柳田国男論集成」、
   「定本柳田国男論」、「柳田国男論・丸山真男論」、「吉本隆明資料集81 柳田国男論(初出)」等に再録 
  されています。この「文芸の本棚」はJICC出版局刊の「柳田国男論集成」が底本です。
  「新文芸読本 柳田國男」にも収録されていました。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/04

ごくごく少しだけ〈吉本〉本
○日本編集者学会[編]「エディターシップ VOL.3 時代の岐路に立つ」
    B5判並製/147頁  定価2000円+税 発行・日本編集者学会/発売・トランスビュー

 *目次
  日本編集者学会 第四回定期セミナー「名編集者に聞く」3  文芸誌「海」がめざしたもの  近藤信行  
  偶感――Editorship〔コラム〕  千葉俊二  
  日本編集者学会 第五回定期セミナー「名編集者に聞く」4 「日本読書新聞」と混沌の六〇年代 井出 彰  
  歌集はどこに売っているの?〔コラム〕 堀山和子  
  世代を繋ぐ仕事  柳原一徳  
  日本でいちばん美しい本が生まれる場所 ―美篶堂というサンクチュアリ―  大槻慎二  
  鷲尾賢也と小高賢 中嶋 廣  
  港の人 里舘勇治〔連載・地方小出版の力・4〕 和賀正樹  
  ハノイ、旧市街の書店にて〔コラム〕  川上隆志  
  戦時『FRONT』の東方社と戦後の平凡社〔日本出版文化史研究〕  石塚純一  
  煙景のフィリップ・マーロウ〔コラム〕 和気 元  
  私たちはいかにして「開かれた政府」を実現するか―秘密保護法時代に立ち向かう視点―  山田健太  
  〔死と死者の文学・2〕「物語」がはじまる場所―古川日出男といとうせいこうの近作を中心に―  佐藤美奈子 

 ※「日本読書新聞」の項に吉本氏の名前が1箇所出てきます。
      井出彰氏の既刊には「書評紙と共に歩んだ五〇年 (出版人に聞く)」があります。2012/12/25にお知らせ済み。
  

近刊のお知らせ
○「北川透現代詩論集成 全8巻」
 四六判上製カバー装/平均550頁/各巻月報添付 予価各5000円+税  思潮社
   
 1巻 鮎川信夫と「荒地」の世界
 2巻 戦後詩論
 3巻 六〇年代詩論
 4巻 三島由紀夫と太宰治の戦場
 5巻 詩的前線の論理と転換
 6巻 仮構詩論の展開
 7巻 吉本隆明論 
 8巻 谷川俊太郎の詩と近代
 
 ※第1回配本は1巻で7月の予定。7巻の配本時期は不明です。
 ※全巻分売。完結にはおそらく数年かかるでしょう。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/06/02

今朝の新聞記事
○「読売新聞2014/06/02」
   よしもとばなな×若松英輔「対談 吉本隆明の人と言葉」
   “「本当の幸い」考え続けた”
   “表に出ない偉大への感覚”
 
 ※半頁分位の記事です。今のところネットでは読めないようですが、
  いずれ若松氏の公式ホームページにコピーがアップされるかもしれません。
  
ちょっと前の記事
○「SANKEI EXPRESS 2014/05/25」
  本の話をしよう
  介護とは管理ではなく自由にさせること
  「それでも猫は出かけていく」ハルノ宵子さん
  
 ※この新聞?は定期購読か関東地方の駅売店でしか買えないようですが、
   この記事は現在無料公開されています。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/23

近刊のお知らせ。6月中旬刊行予定。
○田中和生「吉本隆明」
  四六判上製/312頁 予価2200円+税  アーツアンドクラフツ
  
 *宣伝文
   全体像をはじめて明らかにした批評の誕生
   旧世代による吉本隆明についての論考・批評は、批評対象が存命しなおかつ旺盛な活動を行っていたこともあり、
   限定的であらざるを得なかった。没後2年、30代の若手批評家がはじめて、初期詩集「固有詩との対話」から最後
   の理論的著作「アフリカ的段階について」まで、その全体を批評する。〈大衆の原像〉を基軸に、日本文学の新たな
   普遍性を吉本隆明に見る意欲的な論考。
 
 *目次
   序章 詩人批評家の誕生
   第一章 現実を超える文学はいかにして可能か
   第二章 世界文学としての「思想」
   第三章 日本語による普遍文学に向かって」
   
 *田中和生
   1974年富山生まれ。2000年、評論「欠落を生きる―江藤淳論」で第七回三田文学新人賞を受賞。
   著書に「江藤淳」(慶応大学出版会)ほか、共著に「吉本隆明論集―初期・中期・後期を論じて」
   (アーツアンドクラフツ。2013年刊)。
   
 ※通販送料120円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/17

本日入荷。平凡社新書2点。
○松本輝夫「谷川雁 永久工作者の言霊」
  新書判/264頁  定価880円+税  平凡社
 
 *帯の文
   あざやかな精神下降の軌跡
   下部へ、下部へ、下部へ
   そこに万有の母がある、存在の原点がある
   
 ※目次詳細は2014/04/13にお知らせ済みです。
 
○正津勉「『はみ出し者』たちへの鎮魂歌 近代日本悼詞選」
  新書判/223頁  定価780円+税  平凡社
  
 *帯の文
   与謝野鉄幹から大石誠之助へ/中浜哲から大杉栄へ
   石原吉郎から鹿野武一へ/辻まことから辻潤へ
   金子光晴から山之口貘へ/吉本隆明から鮎川信夫へ…
   生き難き世を生き闘った者たちへの渾身の追悼詞を厳選!
 
 *目次の一部
   第1部 時代・反逆・否定
   第一章 大逆の渦に
       1 大石誠之助へ 与謝野鉄幹
       2 大杉栄へ 中浜哲
       3 永山則夫へ 大道寺将司
   第二章 戦禍の代償
       4 ワシーリィ・エロシェンコへ 高杉一郎
       5 栗原安秀・坂井直へ 斎藤史
       6 鹿野武一へ 石原吉郎
       7 朴寛鉉へ 金時鐘
   第2部 生き難き世を生き
   第三章 父子の肖像
       8 折口春洋へ 折口信夫
       9 辻潤へ 辻まこと
       10 谷川徹三へ 谷川俊太郎
   第四章 家族の星霜
       11 妹・まき子へ 富田木歩
       12 夫・剣花坊へ 井上信子
       13 養女・キイ子へ 會津八一
       14 息子・徹也へ 竹内てるよ
   第五章 同志の応え
       15 千家元麿へ 耕治人
       16 山之口貘へ 金子光晴
       17 牧野信一へ 川崎長太郎
       18 「戦後詩の偉大な時代が確かに終りました」
         鮎川信夫へ 吉本隆明
         戦後の詩と思想の命運を決する/先行者・鮎川信夫
         何故の対立/後継者・吉本隆明
   あとがき

 ※どの項も追悼詞の抜粋引用と正津による解説・評論が付きます。
   鮎川/吉本の項は10頁分。
 ※送料は100円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/11

本日入荷
○比嘉加津夫・編集「脈 80号 特集:作家・川崎彰彦」
  A5判/164頁  定価1000円+税  脈発行所

 ※目次等詳細は2014/04/26にお知らせ済みです。
 ※唯一の<吉本>関係、“評論 鈴木次郎  たかあきからリューメイへ”は2段組6頁ですが、
     序章となっていて、<吉本>は最後にちらと名前が出るのみ。“つづく”なのでたぶん連載さ
     れるのでしょう。
  
 ※通販送料100円です。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/10

全集第2回配本の詳細
○「吉本隆明全集 第7巻 1962―1964」
   A5判変型・上製カバー装 632頁  定価6300円+税  晶文社

  *宣伝文
   重厚な二つの評論「丸山真男論」と「日本のナショナリズム」を中心
   とする論考と詩を収める[単行本未収録二篇]
   月報執筆陣は、加藤典洋さんと吉本多子さん。
  
  *目次
   T
   丸山真男論
    1 序論
    2 「日本政治思想史研究」
    3 総論
   U
   社会主義リアリズム
   戦後文学の転換
   日本のナショナリズムについて
   近代精神の詩的展開
   戦後文学の現実性
   情況に対する問い
   情況における詩
   “終焉”以後
   詩的乾こう(ママ)
   “対偶”的原理について
   反安保闘争の悪煽動について
   戦後文学論の思想
   「政治と文学」なんてものはない
   非行としての戦争
   模写と鏡
   「政治文学」への挽歌
   いま文学に何が必要かT
   戦後思想の価値転換とは何か
   性についての断章
   いま文学に何が必要かU
   「近代文学」派の問題
   いま文学に何が必要かV
   V
   日本のナショナリズム
   過去についての自註
   W
   死者の埋められた砦
   佃渡しで
   〈沈黙のための言葉〉
   〈信頼〉
   〈われわれはいま――〉
   X
   詩のなかの女
   江藤淳『小林秀雄』
   斎藤茂吉
   本多秋五
   埴谷雄高の軌跡と夢想
   埴谷雄高氏への公開状
   埴谷雄高『垂鉛と弾機』
   渋澤龍彦『神聖受胎』
   清岡卓行論
   啄木詩について
   折口学と柳田学
   「東方の門」私感
   ルソオ『懺悔録』
   高村光太郎鑑賞
   中野重治
   壺井繁治
   金子光晴
   倉橋顕吉論
   無方法の方法
   本多秋五『戦時戦後の先行者たち』
   『花田清輝著作集U』
   Y
   「思想の科学」のプラスとマイナス
   『ナショナリズム』編集・解説関連
   宍戸恭一『現代史の視点』
   中村卓美『最初の機械屋』
   「言語にとって美とはなにか」連載第三回註記
   『擬制の終焉』あとがき
   『吉本隆明詩集(思潮社版)』註記
   「丸山真男論」連載最終回附記
   『丸山真男論(増補改稿版)』後註
   『模写と鏡』あとがき
   「試行」第3〜12号後記
   三たび直接購読者を求める
   「報告」

     
 ※[単行本未収録二篇]はどちらも猫々堂資料集には収録済みです。
 ※いまのところ6月下旬刊行の予定です。
    通販送料250円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/09

本日入荷
ハルノ宵子「それでも猫は出かけていく」
  四六判/221頁 定価1500円+税  幻冬舎
  
 *帯の文の一部
   この本は、吉本家最後の8年間の記録でもあるのです。 ――著者 
   いつでも猫が自由に出入りできるよう開放され、家猫4匹に加えて、外猫、
      通りがかりの猫など、常時十数匹が出入りする吉本家。
   思想家の父・隆明が溺愛したフランシス子、ツンデレ捨て猫のシロミ、
      傍若無人のチンピラ猫トリオ……。
      吉本家に集う人と猫のしたたかでしなやかな生態をハードボイルドに描いた、
      ユーモア&感動の名猫エッセイ!
   
 *目次の一部
   はじめに
   吉本家の猫相関図
   その1〜その50
   吉本家アルバム
   あとがき
   
 *初出
  “ハルノ宵子のシロミ看護日記”
  「猫びより」2005年9月号(23号)〜2013年11月号(72号)
  
 ※雑誌連載時は1回分がB5判見開き2頁で、縦書きと横書き、写植文字と手書き文字、
      そしてイラストが混在していました。この本ではそれをじつにうまいことB6判4頁に再
   構成してあって、たいへんに読みやすくなっています。
 ※通販送料130円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/08

本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集135:ヘーゲルについて/廣松渉の国家論・唯物史観」
   全165頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   伊丹十三+岸田秀『哺育器の中の大人』…… 2(イ)
   現代という時代………………………………… 7(ロ)
   『セキュリタリアン』インタビュー…………34(ハ)
   いじめの時代の子どもたちへ…………………39(ニ)
   『ほんたうの神様』と『科学』………………42(ホ)
   戦後を超える思考(対談)………………………61(ヘ)
   廣松渉の国家論・唯物史観……………………74(ト)
   終戦50年の現在から8・15をみる(対談)…… 88(チ)
   ヘーゲルについて…………………………… 126(リ)
   「ハムレット」について…………………… 160(ヌ)
    編集ノート………………………………… 164
    

 ※(イ)1995年刊の文春文庫版の解説。文春版は絶版ですが、2011年刊のちくま文庫版にも再録されています。
  (ロ)電機連合書記労での講演で『電機連合書記労』パンフレット1995年7月。
  (ハ)『セキュリタリアン』(編集発行・財団法人防衛弘済会)1995年7月号
  (ニ)『波』1995年8月号
  (ホ)『文藝』1995年8月
  (ヘ)加藤典洋との対談。『山梨日日新聞』1995年8月8日から12日(5回連載)
  (ト)『情況』1995年8・9月合併号
  (チ)松本健一との対談。『歴史読本』1995年9月号
  (リ)『ちくま』1995年9月号〜11月号
  (ヌ)『蜷川幸雄の世界』1995年10月(?)刊

 ※これらが単行本未収録かどうかについては「編集ノート」に記載がありませんでした。おそらく大部分は未収録で
     あろうと思われますが、正確なことは不明です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/03

バーゲン本のお知らせ
○安達史人インタビュー集「言葉空間への遠近法」
  2002年7月刊/四六判/370頁    右文書院
  元定価3600円+税→特価1440円+税(60%引き)
  
 *宣伝文
   言葉空間を飛びかう現代日本の知識人10名の談話を収録。時に激し
   く、時に大胆な発言の数々は読者を魅了してやまないであろう。
   
 *目次
   髪型の図像学―絵画でみる日本文化のかたち(郡司正勝)
   近世の図像学―絵画の中に近世都市と家族の成立・展開を読む(黒田日出男)
   「色」の魅力―色好みの歴史をたどる(松田修)
   姦通の日本的構図―日本文学の水脈をたどりつつ(松田修)
   殺人の美学と構造―日本文学の水脈をたどりつつ(2)(松田修)
   隠喩としての仮面(山口昌男)
   本は「世界」のメタファーだ(三浦雅士)
   異国人の漢字発見―漢字文化圏と出遇った西欧人日本文学者(ドナルド・キーン)
   裸体の記号学―裸体の文化コードを読む(上野千鶴子)
   私の文学論(島尾敏雄)  
   言葉を超えて―私の表現の世界(寺山修司)
   文学者の課題(吉本隆明)
   
 ※吉本隆明のは1985年北宋社刊の「吉本隆明ヴァリアント―現在の知軸1」が初出で、
      のちに青土社刊 「吉本隆明全対談集 第10巻」に収録。48頁分
 ※島尾敏雄のは1980年発行の「写真試論 3号」が初出ですが、その後単行本に再録さ
      れたかどうかは不明です。
 ※通販送料260円。入荷は連休明けの予定です。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/05/01

4
月下旬発売。入荷しています。
○寺田博「文芸誌編集実記」
  四六判/211頁 定価2000円+税  河出書房新社

 *帯の文
   後発誌「文藝」の編集部に配属。金はない、人脈もない、あるのは文学への愛と情熱のみ。
       作家との切り結びから、誌面作りの細かい苦労話まで。エピソード満載、
       名物編集者による肉声の文学史。

 *目次
  「文藝」復刊―一九六二年
  「文藝の会」―一九六二年後半
  同世代の四人の作家―一九六三年前半
  坂本一亀の編集長辞任―一九六三年後半
  文芸内閣組閣―一九六四年
  編集長に命じられる―一九六五年前半
  通夜と葬儀の間―一九六五年後半
  江藤淳vs.吉本隆明―一九六六年前半
  わが編集者生活の二つの収穫―一九六六年後半
  会社倒産から再生へ―一九六八年
   特別対談「文藝」 復刊のころ(坂本一亀×寺田博)
 
 ※河出書房、作品社、福武書店で吉本氏の担当だった編集者の談話本。
  内容は2013/07/08にお知らせした「エディターシップ VOL.1 時代を画した編集者」に掲載された
     のと同一で、特別対談のみ増えています。
 ※通販送料120円
 

非売品につき情報のみ。追加頒布されます。三月書房では販売していません。
○DVD2枚組「吉本隆明氏と『横超』を飲みながら<横超>を考える」
    チヨダ・サケ・デザインニング前川事務所
 
 *第1回配布品の盤面に印刷されていた内容
   菅原則生
   前川藤一
   撮影・倉持承功(写真家)
   プロデュース・野村昌子
     (チヨダ・サケ・デザインニング前川事務所 共同代表)
   収録・平成22年12月21日
   非売品 オリジナル盤
   吉本氏のスナップ写真(NO.1とNO.2のそれぞれに各1枚)

 ※第1回の頒布については2012/02/26にお知らせしましたが、その時は制作部数が少なかったため
      多くの方が入手できなかったようでした。
  今回は6月30日までに申し込めば必ず頒けてもらえるそうです。
  詳しくは頒布元のサイトでどうぞ。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/30

写真展のお知らせ
○“吉田純 写真展”
   2014年5月17日〜2014年5月22日(10:00〜19:00)
   紀伊國屋書店札幌本店 2Fギャラリー&イベントスペース
  
 *宣伝文
   北海道出身の写真家吉田純の写真展を開催いたします。未発表作品を含む、
      作者の真髄である「貌」ポートレート作品から双葉山定次、武者小路実篤、アイ
      ヌの老女、岡本太郎、松本清張、坪田譲治、吉本隆明、ミッシェル・フーコー、
      ・・・他数名含み、1974年からの作品『都市』の幻影、下町、運河など全作品を
      モノクロ写真により展示いたします。

 ※この写真展は沖縄、京都他でも開催される予定らしいです。詳細未定。
 ※吉田純写真集「吉本隆明」定価3800円+税 河出書房新社
 ※吉田純写真集「沖縄・久高島 イザイホー」(解説・吉本隆明) 価格4660円+税 ジュンフォト出版局


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/28

2月に出ていた本。在庫なし。
○柳澤勝夫「丸山眞男と吉本隆明」
  四六判/441頁  定価3500円+税  創英社
  
 *宣伝文
   丸山眞男と吉本隆明の思想、その特質と営為を二十世紀後半の思潮と、日本近現代の
      困難の中に追う!ヘーゲル、マルクス、サルトル、マルクーゼ、アルチュセール、フーコー、
      デリダ、ドゥルーズ、ガタリ、ボードリヤール、等に言及しつつ、同時代の思考者として、
   丸山・吉本思想を考察する。他、精神史的問題意識と状況論的視座からの力作三篇を収録。
      『ドストエフスキー白夜の詩魂』の著者による思想論。
 
 *目次
   1 丸山眞男と吉本隆明―回想風思想論
   2 日本的思惟の様相(詩歌論における思惟の様相
   3 日本近代における個人主義の契機と諸相
   4 夏目漱石の個人主義  
   
 *著者略歴
   1942年東京都生まれ。早稲田大学卒業。元高校教諭。「春秋通信」同人。
       著書「ドストエフスキー白夜の詩魂―我執と自由の渦圏」2012年創英社刊。
   
 ※まったく知らない著者ですが、おそらく自費出版でしょう。
  ご注文いただけば取り寄せます。いまのところ店頭に在庫する予定はありません。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/26

近刊のお知らせ。5月10日頃発売予定
○比嘉加津夫・編集「脈 80号 特集:作家・川崎彰彦
  A5判/164頁  予価1000円+税  脈発行所

 *目次
   特集 作家・川崎彰彦
        当銘 広子  命知らず
        林 哲夫   古本の世界から川崎彰彦      
        三輪正道    小説「兎」と湖東
        中尾 務   雑誌『雑記』について
        比嘉加津夫  断片的に、川崎彰彦    
        中野 朗   川崎彰彦著作年表を主とした略年譜稿
   小説 仲本  瑩  夕暮れに散る花を踏む(全七話)     
      伊良波盛男  キューピッドの矢      
      比嘉加津夫  飛ぶ小説(連作3)     
      東木武市   虐げられた人々
      安里昌夫   想い出のメルヘン
      謝野洋子   おぼろ月夜
   評論 鈴木次郎    たかあきからリューメイへ
      青柳瑞穂    怠けて生きたい私たち(一)
   詩  高木 護    詩のよう詩 (2)(3)
      東郷毅一    詩集『放浪日記』改訂版より(その2)
   短歌 松島 淨    妣が国
   俳句 仲本彩泉    骨の袋(4)    
      喜納正信    爆音
   書評 安里昌夫  『はじめての民俗学』 書物に触発されて・C 
   論考 崎原恒新   沖縄地方文学史(9)    
   編集後記    


 ※鈴木氏の評論「たかあきからリューメイへ」は6頁分だそうです。
 ※通販送料100円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/24

本日発売らしいですが未入荷です
○すが秀美「天皇制の隠語
  四六判/上製/474頁  定価3,500円+税  航思社
  
 *宣伝文
   日本資本主義論争をへて、小林秀雄、中村光夫、吉本隆明、柄谷行人
   らの文学史観をつらぬく「天皇制」の問題。
   公共性/市民社会論、「新しい社会運動」、文学、映画、アート……
   さまざまな「運動」は、なぜかくも資本主義に屈してしまうのか。
   排外主義が跋扈する現在、これまでの思想・言説を根底から洗い直し、
   闘争のあらたな座標軸を描く。
   日本文芸批評に伏在する「天皇制」をめぐる問題を剔出する表題作(新稿)、
      市民社会派に内在する「暴力」の問題をあぶり出す論考(新稿)のほか、
      23篇のポレミックな論考を所収。
 
 ※目次詳細は発行所のサイトでご確認ください。目次には吉本隆明の名は見あたらないようです。
  
 ※ご注文いただけば取り寄せます。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/23

近刊のお知らせ。5月9日発売予定
○ハルノ宵子「それでも猫は出かけていく」
  四六判/…頁 予価1500円+税  幻冬舎
  
 *宣伝文
  『開店休業』(吉本隆明共著)で話題沸騰! !
  思想家の父・隆明、そして小説家のよしもとばななを妹に持つ、漫画家・エッセイストのハルノ宵子による、
    猫と吉本家の生態をせつなくもユーモアたっぷりにつづった猫エッセイ! !
  東京・駒込にある吉本家の縁側はいつでも猫が自由に出入りできるように開放されていて、家猫4匹に加
    えて、外猫、通りがかりの猫など常時十数匹が出入りします。
  血統書付きや健康体でもらわれてきた猫はなく、ほとんどが動けなくなった捨て猫や野良猫を保護したもの
     ばかりというツワモノ揃いの猫たち。
  糸井重里氏をして「この家は野戦病院のよう」と云しめた、吉本家と猫の日常を描いた、せつなくてたくまし
    い、ほろりと泣ける猫エッセイ。 
  この本は、吉本家最後の8年間の記録でもあるのです。 ――著者 

 ※隔月刊行の雑誌「猫びより」に昨年11月号まで全50回連載された“ハルノ宵子のシロミ介護日誌”の単行
     本化です。猫の世話の話が大部分ですが、たまにご両親のことも出てきます。
 ※通販送料120円の予定です。連休につきお早めにご予約ください。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/22

本日入荷
○近藤洋太「人はなぜ過去と対話するのか 戦後思想私記」(飢餓陣営叢書8)
  四六判/上製/184頁 定価2200円+税  言視舎

 ※目次等は2014/03/25にお知らせ済みです
 ※「戦争と聖書〜1955年 吉本隆明ノート」の初出は「飢餓陣営38」で25頁分。 
  「『超人間』という思想〜1996年 吉本隆明ノート」の初出は「飢餓陣営32」で20頁分。追記あり。
 ※田川建三、鮎川信夫、竹内好は未発表、その他は「飢餓陣営」掲載、一部に追記あり。
 ※通販送料120円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/13

近刊のお知らせ(続報)。詳細目次が届きました。
○松本輝夫「谷川雁 永久工作者の言霊」
  新書判/264頁  予価880円+税  平凡社
  5月中旬刊行予定
  
 *目次
   はじめにー謎と可能性のかたまり・谷川雁
        「おれたちはあくまでオルグさ」
        筑豊での雁との出会い
        「沈黙の十五年」=ラボ時代は雁の全盛期であった
        「下山の時代」の先駆者
   第一章 「種子を蒔く事にはそれ自身魂の愉悦がある」
          ――幼時から戦争期の学生時代
        母親体験における消えない瑕(きず)
        『ピーター・パン』との出会い
        谷川四兄弟
        五高時代の作品「蒔く人・刈る人」をめぐって
        「侮戦」「蔑戦」で潜りぬけた戦争期
        八か月の兵隊生活
   第二章 「血のしたたるようなほんとの生活をしたい」
          ――詩作、日本共産党、青年時代
        雲への偏愛とアジアへの親近
        井上光晴への弔辞と『ポアン・ホワンけのくもたち』
        日本共産党入党とその後の試練
        阿蘇の結核病棟での「反省なき日々」
        「サークル村」発起の下地
        思想的飛躍
        長男の早すぎた死と子どもの主題化
        「東京へゆくな ふるさとを創れ」
        雁にとっての「原点」
        日本の村へのオマージュ
        「日本浪曼派の戦後版」
        潜在するエネルギーの井戸、思想の乳房
   第三章 「ここに酒あり」
          ――「サークル村」「大正行動隊」、筑豊時代
        森崎和江との「内的友情」と筑豊入り
        「サークル村」創刊
        「さらに深く集団の意味を」
        「虎を描いて猫に堕した」
        「サークル村」から「大正行動隊」への転進
        「乗り越えられた前衛」――日本共産党との決別
        吉本隆明との連携と共同
        大正行動隊内で起こった強姦・殺人事件
        大正鉱業退職者同盟の結成
        泥沼的争議終結から「同盟村」づくりへ
        森崎和江との豊饒な離別
        「革命の現在的不能性」をばねに
        「立体的な」脱筑豊をめぐって
        「ここに酒あり」
   第四章 「ことばがこどもの未来をつくる」
          ――ラボ(=テック)時代の一五年 
        テックへの入社
        ラボ・パーティの発起
        外国語を媒介にする精神活動を!
        「第三の女」としてのラボ・テューター
        ラボ・パーティは「サークル村」の継承でもある
        ラボ活動の骨格形成に献身
        「ラボはストレンジ・カンパニー」
        物語へ、ことばの本質へ
        「ことばを教える」教育からの自己脱皮
        「子ども向き」は子どもへの冒涜
        生命の源へ
        子どもの本質は「童神」
        ラボが「成った」時
   第五章 「がらんどうがあった」
         ――ラボに残した物語作品
        「ああ、女の子。これはもう、あんまりなことだ」
        トムとベッキイにとっての「鍾乳洞のやみ」
        日本神話における天地の始まり
        格別な吸引力
        「物語としての日本神話」にこだわる
        第二話「スサノオ」の出だしの謎
        物語的存在としての長男空也
        原典にない独自の彩り
        「非国家的な交流の風」
        物語におけるよみがえりの構造
        人間は物語的存在である
   第六章 「数えきれぬ私の追放歴」の最終篇
         ――なぜラボ退社となったのか
        路線上の対立が表面化
        経営者谷川雁の過剰と不足
        労組敵視政策は何に由来したのか
        平岡正明と吉本隆明、それぞれの「支援」の流儀
        吉本隆明の谷川雁批判をめぐって
        雁がラボ時代を封印した理由
   第七章 「源流としての宮沢賢治」
         ――十代の会 ものがたり文化の会
        ラボ退社後の軌跡
        雁によるテック批判
        「ものがたり文化の会」=「賢治への旅」の構え
        独創的な高度成長期批判
        試みの核心
        「賢治からはじまったものがある」
        「原点」と「源流」としての縄文
   終章   「下山の時代」にこだまする言霊 
         「あざやかな精神下降」の先達・柳田国男
         吉本隆明との対照性
         晩年の「妄想」「白昼夢」
         「下山の時代」の進展
   あとがき 雁の法名「流水院釈盤石居士」をめぐって  

 ※著者の松本氏から詳細な目次とメッセージをいただきました。
  “「謎と可能性のかたまり」谷川雁の全体像が初めてほぼ明らかにされ、
  かつて吉本隆明と並び立っていた雁が、なぜある時期から「別な道」を
  歩むようになったかについてもよく納得できる叙述になっているはず。”


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/04/09

近刊のお知らせ。5月中旬刊行予定。
○松本輝夫「谷川雁 『下山』の時代の先駆者」
  新書判/264頁  予価880円+税  平凡社
  
 *宣伝文
   60年代前半、多くの若者や知識人に多大な影響を与えた谷川雁。
   その行動原理は全共闘世代にも波及した。思想家や詩人といった枠に収まりきらない
   彼の思想と生涯をトータルに描く。
   
 ※内容については上記以外何もわかりませんが、吉本氏について触れられていないということはまずないでしょう。
 ※松本氏は谷川雁研究会代表で、機関誌「雲よ−原点と越境−」の編集長です。
   「雲よ」は現在7号まで。当店でも販売しています。
 ※送料100円です。ご予約ください。
 
  
本日入荷
○「VAVばぶ 21号」
  A5判/92頁  定価500円(税込)  編集/発行・陶山幾朗
  
 *成田昭男“「考える詩」の系譜 鮎川信夫『現代詩作法』、『日本の抒情詩』と引用された吉本隆明の詩”
   (2段組み26頁分)
 
 ※ほかに成田氏の2編と陶山氏の2編が掲載されています。
 ※全号まではB5判/でしたがこの号からA5判になり定価も下がりました。
 ※通販送料80円。バックナンバーも少しあります。
 

新本バーゲンのお知らせ
○「思想のアンソロジー」(2007年1月刊)
   四六判/273P 定価1900円+税  筑摩書房
   新本特価950円+税(裏表紙に“自由価格本”シール貼付あり)
  
 ※ちくま学芸文庫(2013年刊/定価1200円+税)も出ていますから、さほどお買い得というほどでもありません。
   送料120円。
 ※〈吉本〉本のバーゲン・リストはこちらをごらんください。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/27

●飢餓陣営発行所より
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飢餓陣営40号をお求めいただいた方々へ

[お詫びとお知らせ]
飢餓陣営40号掲載の、瀬尾育生さんの「沢木耕太郎『流星ひとつ』の藤圭子」に、
編集発行人・佐藤による重大な誤りがありました。
文章は「全文」ではありません。編集作業中のミスにより、「途中」までの掲載となっ
てしまいました。
「全文」を改めて次号に掲載いたします。
また 表紙と目次タイトルが「沢木耕太郎『流星ひとつ』と藤圭子」となっております
が、上記のとおりです。
お詫びとともに、訂正させていただきます。

二度とこのようなことのないように、作業を進めていきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。

飢餓陣営・佐藤幹夫
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●「吉本隆明三回忌 横超忌第2回」のユーチューブ無料映像
https://www.youtube.com/watch?v=ZyeA-31mTLU

 *参加者らしき名前
  古橋信孝,松村雄二,山本哲士,小川哲生,大澤真幸,岡本勝人,上村武男,
  浮海啓,坂井信夫,佐藤満州子,野村喜和夫,築山登美夫,夏石番矢,矢野
  和則,牧野十寸穂,渡辺めぐみ,三上治,添田馨,吉増剛造,福島泰樹,宮川
  匡司,森川雅美,立石伯,堀部茂樹,太田泰弘,小川一典,室伏志畔,岡野絵
  里子,兵藤裕巳,大日方公男,月村敏行,神山睦美,脇地炯,高橋忠義,齋藤
  慎爾,高橋哲雄 
  
 ※4時間近くもあるので視聴しておりませんが、上記の方々が挨拶したり
  飲食したりしてる風景のようです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/25

近刊のお知らせ 4月刊行予定
○近藤洋太「人はなぜ過去と対話するのか 戦後思想私記」
 (飢餓陣営叢書8)
  四六判/上製/192頁 予価2200円+税  言視舎

 *宣伝文
   「過去は死なない。過ぎ去ってもいない」
   小山俊一、桶谷秀昭、田川建三、谷川雁、三島由紀夫、鮎川信夫、
   竹内好、吉本隆明。
   それが書かれてから何十年経とうが、現時点でその思想家が著名で
   あろうがなかろうが、生きつづけている思想はある。それはひとり
   の人間になにをもたらすのか?
   思想と対話しつづける現場からの報告。

 *目次
  ▼「自己欺瞞」の構造〜1972年 小山俊一ノート
  ▼『革命的ロマンと倫理〜1969年 桶谷秀昭ノート 
  ▼イエスの表情 〜1980年 田川建三ノート
  ▼工作者の値札〜1965年 谷川雁ノート
  ▼空虚としての戦後〜1970年 三島由紀夫ノート 
  ▼新宿というトポス〜1982年 鮎川信夫ノート 
  ▼「戦争の二重構造」論〜1952年 竹内好ノート 
  ▼戦争と聖書〜1955年 吉本隆明ノート 
  ▼「超人間」という思想〜1996年 吉本隆明ノート

 *近藤洋太:
   1949年福岡県生まれ。詩人・文芸評論家。詩集に『果無』『筑紫恋し』、
   評論集に『保田与重郎の時代』『「戦後」というアポリア』などがある。

 ※通販送料120円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/24

本日入荷
○中沢新一「惑星の風景 中沢新一対談集
  四六判上製/385頁/定価2200円+税  青土社
 
 *帯の文
  多才な知性・表現者たちとともに、人類の心の古層を探り、
  自然と通底路をつくりだす。
  生まれ出ようとしている次の文明と科学の構造を予見する。
   
 
 *目次の一部
   野生の科学または新構造主義
   1 自然の叡智
      クロード・レヴィ=ストロース
      ミッシェル・セール
      ブリュノ・ラトゥール
   2 心のアルケオロジー
      「心と言葉、そのアルケオロジー」吉本隆明
      「超人間、超言語」吉本隆明
      河合隼雄、河合俊雄、養老孟司
   3 現代のアルス・ノヴァ
      中村桂子、管啓次郎、細野晴臣、杉浦日向子、藤森照信、
   あとがき
   
 ※吉本氏との対談の初出は『群像』2004年1月号と『群像』2006年9月号。
  それぞれ、33頁と35頁分。どちらも吉本氏名義の単行本には再録され
  ていません。
 ※送料120円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/19

本日入荷。ご予約者には発送済みです。
○「飢餓陣営40 2014年春号
   A5判/332頁  定価1300円+税(送料120円)

 ※詳細目次は2014/03/01にお知らせ済み
 ※吉本隆明関係は下記の4篇で2段組27頁分
   月村敏行“「思い出すままに」に関する註二つ”
   添田馨“アベノミクスと「革命」の可能性−
         吉本隆明「超資本主義論」ノート(2)”
   倉田良成“書ということ―吉本隆明の良寛論に寄せて”
   浦上真二“吉本隆明と富野由悠季”


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/17

本日入荷
栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂 第7号」
  A5判/並製/319頁  定価1200円+税  批評社
  
 *主な内容
   三上治 :三島由紀夫と吉本隆明
   新田滋 :吉本隆明の哲学的思考(二)
   高岡健 :吉本隆明の太宰論
   柴崎明 :吉本隆明からみたマルクス主義の理論的問題
   佐竹靖邦:吉本隆明のまなざし、死生観(二)
   
 ※目次は2014/02/28にお知らせ済みです。 
   タイトルに吉本隆明の名が入っているのは上記の5篇で約100頁分です。
 ※通販送料120円




<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/15

本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集134:写生の物語(上)/古代歌謡論」
   全182頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   写生の物語(上)………………………………… 2(イ)
  古代歌謡論…………………………………… 122(ロ)
   編集ノート………………………………… 183


 ※(イ)「短歌研究」に全25回連載。その前半分で1995年4月号から1996年8月号までの15回分。
       この連載は2000年に講談社から「写生の物語」として1冊本で刊行されましたが、現在は絶版です。
  (ロ)は1973年10月の講演で、参考資料を添えて「展望」1974年1月号に掲載されました。その後、弓立社
   から1976に刊行された「知の岸辺へ―吉本隆明講演集」に収録。


本日入荷
「吉本隆明全集 第6巻 1959―1961
   A5変型・上製カバー装/712頁  定価6500円+税 晶文社
   
 *帯の文
   長く深い時間の射程で考えつづけた思想家の全貌と軌跡
   60年安保をはさむ「戦後世代の政治思想」「擬制の終焉」などの
   政治思想評論、作家論、エッセイ群と詩を収める

 *目次は晶文社のサイトにてごらんください

 ※単行本未収録の二篇は「交通が成立たない部分」と「感想――『銀行員の詩集《第10集》』――」ですが、
   これらは猫々堂刊「吉本隆明資料集」の45と128には収録済みです。
 ※通販送料250円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/07

全集第1回配本の詳細目次が公開されました
○「吉本隆明全集 第6巻 1959―1961」
   A5変型・上製カバー装 712頁  定価6500円+税  晶文社

  *宣伝文
   六〇年安保を挟む「戦後世代の政治思想」「擬制の終焉」などの政治思想評論、作家論、
   エッセイ群と詩を収める[単行本未収録二篇]
  *月報執筆陣は、高橋源一郎さんとハルノ宵子さん
  
 ※目次詳細は晶文社のサイトにてごらんください
  
 ※実物見本をいただきましたが、1段組(ごく一部は2段組)で字も大きく、机の上で開くと
  なかなか安定のよい(押さえつけてないと閉じるということが少ない)、たいへん読みや
  すい造本です。1篇ごとの初出等の書誌データが非常に詳細なのも便利でしょう。
 ※3月13日発売となっていますが、これは出版社の出荷日なのか、書店への到着日なのか
  不確かです(数日ずれがあります)。
  通販送料250円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/05

ちょっと前(2月下旬)に出ていた本
○「おいしい文藝 ぷくぷくお肉」
  四六判/208頁  定価1600円+税  河出書房新社
  
 *帯の文
   おいしい文藝〈第一弾〉
   32篇の「肉」にまつわる名随筆。
   ああ、もう、まんぷく!
   
 *吉本隆明「豚ロース鍋のこと」
 
 ※吉本氏の一篇は「開店休業」よりの再録で3頁分。
 ※内田百閨A古川ロッパほか全32名のラインアップはAmazonくでどうぞ


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/03

近刊のお知らせ。3月下旬刊行予定。
○中沢新一「惑星の風景 中沢新一対談集」
  四六判上製/約400頁/予価2200円+税  青土社
 
 *対談者
  クロード・レヴィ=ストロース、ミッシェル・セール、ブリュノ・
  ラトゥール、吉本隆明、河合隼雄、養老孟司、中村桂子、細野晴臣、
  杉浦日向子、藤森照信、河合俊雄、管啓次郎、

 ※吉本氏との対談は2本で、
  「心と言葉、そのアルケオロジー」 初出『群像』2004年1月号
  「超人間、超言語」初出『群像』2006年9月号
  どちらも吉本氏名義の単行本には再録されていないように思いますが
  確実ではありません。(調査中)
  
 ※送料120円で済むかどうか未定ですが、ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/03/01

近刊のお知らせ。3月中旬刊行予定です。
○「飢餓陣営40 2014年春号」
   A5判/332頁  予価1300円+税

 *主な内容
  【特集1】宮崎アニメという魔術
       村瀬学ロングインタビュー(第1回)
       (第一部)特定秘密保護法と『風立ちぬ』の時代 
       (第二部)なぜいま『古事記』=「鉄と火の物語」なのか 
       水島英己■「風立ちぬ」を観て ――終わりの始まり 
       阿久津斎木■宮崎駿の力動感・
  【特集2】岡江晃著 『宅間守 精神鑑定書』 を読む
       岡江晃■(遺稿)刑事責任能力と精神鑑定 
       討議・岡江晃氏を囲んで■精神鑑定と臨床診断
       滝川一廣/小林隆児/竹島正/清水邦光/香月真理子/
       阿久津斎木/愛甲修子/水田恵/佐藤幹夫
       浜田寿美男氏と『宅間守精神鑑定書』を読む 
       「分からない世界」と「共有しうる世界」
       高岡健■岡江晃の遺した『宅間守精神鑑定書』
       林幸司■『宅間守精神鑑定書』読後雑感
   [岡江晃氏を悼む]
       岡江正純▼兄の思い出
       香月真理子▼岡江先生が私たちに残していかれたもの
       水田恵▼岡江先生を悼む
       竹島正▼いくつかのお礼を重ねて
       滝川一廣▼岡江先生のお仕事
       佐藤幹夫▼奇跡のような経緯
   [特別インタビュー]後藤弘子氏に聞く■社会的弱者と刑事司法
  【特集3】臨床と哲学のあいだ―人間科学の復興を目指して―西南学院講in Tokyo――(特別掲載)
       小林隆児■ 原初的知覚と心理療法の勘所
       鯨岡峻■保育現場から見た今日の学問的危機 
       竹田青嗣■人間科学における臨床研究の原理を考える 
   [シンポジウム]臨床と哲学のあいだ―人間科学の復興を目指して
       鯨岡峻/竹田青嗣/西研(指定討論)/山竹伸二(指定討論)/小林隆児(司会)
       内海新祐■自閉症論を読む(5)苦難のときに 
       瀬尾育生■沢木耕太郎『流星ひとつ』と藤圭子
  【特集4】吉本隆明没後の時代に
       月村敏行■「思い出すままに」に関する註二つ
       添田馨■アベノミクスと「革命」の可能性−吉本隆明「超資本主義論」ノート(2)
       倉田良成■書ということ―吉本隆明の良寛論に寄せて
       浦上真二■吉本隆明と富野由悠季 
  【連載】 木村和史■家をつくる(5)母の入院前後のこと
       夏木智■東日本大震災個人的体験記4
  【本を読む】宗近真一郎■本質直観の図像的な冒険
       神山睦美『希望のエートス』(思潮社)を読む
       今野哲男■小川哲生の小川哲生的こころ
        小川哲生『生涯一編集者』(言視舎)を読む
       山竹伸二■よりそいの支援と情動の交流 佐藤幹夫編著
       『発達障害と感覚・知覚の世界』(日本評論社)を読む
       神山睦美■多数なるものの絶対性 
        瀬尾育生『純粋言語論』(五柳書院)を読む 
       愛甲修子■心理臨床の大いなる成果 内海新祐
        『児童養護施設と心理臨床』(日本評論社)を読む
       築山登美夫■ぼろぎれの生 
        勢古浩爾『石原吉郎』(言視舎)を読む 

 ※通販送料120円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/02/28

3月中旬刊行予定
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂 第7号」
  A5判/並製/250頁  予価1200円+税  批評社
  
 *目次
   三上治 :三島由紀夫と吉本隆明
   山田宏明:「ねじれ」を力でねじ伏せようとする安倍政権
   新田滋 :吉本隆明の哲学的思考(二)
   高岡健 :吉本隆明の太宰論
   伊藤述史:キリスト教信仰の思想的可能性
   柴崎明 :吉本隆明からみたマルクス主義の理論的問題
   佐竹靖邦:吉本隆明のまなざし、死生観(二)
   宮内広利:復古と自由――歴史をつくる方法
   中村礼治:分散する権力
   柏木信 :意味の恥――「読みの語学」の説
   橋本克彦:水飲み鳥は午後四時に飛び立つ 若殿たちのたそがれ
   朝倉友海:渦巻きと折り開き――自然哲学の可能性について
   杉本隆久:新たな現象学の開かれた領野
   山森裕毅:強度と強制、あるいは、出自と縁組
   木畑壽信:理論の経験――《知の政治》の生成と移行

 ※5号と6号はほぼ吉本特集でしたが、7号は通常号のようです。
 ※通販送料は120円です。御予約ください。
 

追悼イベントと展示会のお知らせ
◎「北海道横超忌ー吉本隆明の遺したもの」

 *日時 3月16日(日)
 *会場画廊喫茶チャオ(札幌市北区北24条西4 モンレーブビル3F)
 *第一部
   午後3:00 開場
     3:30 吉本隆明紹介のDVD
     4:00 主催者からの上記開催経緯・展示物等説明
        小川道子の一人芝居「よだかの星」
   参加費 第一部のみの方は500円(公演後ワンドリンク)
 *第二部
   午後5:30 主催者より「吉本隆明と三木成夫」「吉本隆明の老いと死まで」(予定)
   終了予定午後7:00 その後も自由にまたフリートーキング可能
   第二部参加費 2000円(資料冊子及び夕食ドリンク付き、特に吉本さんの揮毫及び写真付きの
                                     日本酒「横超」特別提供)
   飲み物等差し入れ歓迎

 *特別展示
   会場 画廊喫茶チャオ
   期間 3月14日(金)〜26日(水)
   時間 上記開店中(pm12:00〜pm10:00)
   展示予定
   (1)書家 石川九揚 歎異抄作品及び吉本隆明解説
   (2)吉本隆明主要著作
   (3)同写真集 同特集雑誌及び追悼雑誌等
   (4)同主宰誌「試行」
   (5)同自筆色紙
   (6)同講演DVD及びCD等 視聴可能予定
   (7)その他同年譜及び書誌
   (8)主要吉本隆明論
   (9)同家族作品(妻和子句集、長女ハルノ宵子漫画作品、次女よしもとばなな初期作品等)その他

 *主催者(東出隆氏)からのメッセージ
   拝啓、いつもお世話になっています。さて、戦後日本の代表的な思想家、詩人、文芸批評家・吉本
      隆明氏が逝って2年(2012年3月16日・没)。昨年、吉本隆明氏一周忌に東京で開催された、吉本さ
      んを偲ぶ「横超(注 親鸞の言葉)忌」にちなみ、その忌日の名前をお借りして、勝手に「北海道横超
       忌ー吉本隆明の遺したもの」を開催いたします。吉本隆明氏に多少でも影響を受けた方から、全く
      「ん?それ誰?」と言う方も、また「よしもとばなな(次女)のお父さんて、どんな人?」と言う方も、ど
      なたでもご参加歓迎!吉本さんが生涯語り続けた宮沢賢治にちなみ、ゲスト参加のグループ森主
      催小川道子さんの賢治原作の一人芝居「よだかの星」も必見です。当方は吉本さんに深い影響を
      与えた解剖学者の三木成夫氏との関係や、臨死体験後の晩年の吉本さんの老いと死までのあれ
      これをお話しする予定です。

 ※参加ご希望の方には主催者のメールアドレスをお知らせします。メールでお問い合わせください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/02/20

本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集133:『全共闘白書』を読んで/根柢への出立に向けて」
   全184頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   『全共闘白書』を読んで……………………… 2(イ)
   大学論……………………………………………22(ロ)
   自立と反逆の拠点………………………………35(ハ)
   敗北の構造………………………………………49(ニ)
   「擬制の終焉」以後十年………………………57(ホ)
   共同観念の〈文化〉と創造……………………67(ヘ)
   「世界−民族−国家」空間と沖縄……………76(ト)
   思想的課題としての情況………………………87(チ)
   国家・共同体の原理的位相………………… 120(リ)
   根柢への出立に向けて……………………… 162(ヌ)
    編集ノート………………………………… 183

 ※(イ)いのししブックレット『25年目の全共闘論』1995年3月刊所収
   (ロ)から(ヌ)は1970年から1972年にかけての講演で、1972年7月赤燈社刊の「根柢への出立に向けて」
      所収(後に「吉本隆明ヴァリアント―現在の知軸1 (1985年)」北宋社刊に復刻収録)。この赤燈社版は著
     者校閲がなされていません でしたが、(ロ)(ハ)(ニ)(ホ)(ト)の5篇は著者校閲をへて「敗北の構造―吉本隆
     明講演集 (1972年) 」弓立社刊に収録されました。今回の残り4編は松岡氏が補正されたものです。
  

数日前に出ていた本
○太田昌国「〔極私的〕60年代追憶 精神のリレーのために」
  B6判/259頁 定価2000円+税  インパクト出版会
  
 *宣伝文
   本書は1943年生まれの著者が、60年代以降の社会運動に関わりながら深めた思索を振り返り、3.11以降
      の現在を思いながら未来を見通そうとした長篇評論。
   ベトナム戦争、ゲバラ、堀田善衛、南北朝鮮問題、吉本隆明、太田龍、内ゲバ問題等々を俎上に乗せなが
       ら、この漆黒の時代を切り開くための思索を深めた問題作。
   
 *目次から
   第1章 ベトナム体験の大きな落差 黄ル暎を読む
   第2章 チェ・ゲバラに体現された「人類の星の時間」 ―「過去」と「現在」の対話として
   第3章 植民地主義と先住民族―堀田善衛の仕事を媒介に
   第4章 果てしない闇の中へ ―北朝鮮が孕む諸問題
   第5章 高揚の後の沈滞 敗北の後の混迷と頽廃―清水幾太郎と三好十郎
   第6章 権力を求めない社会革命 ―アナキズムが問うもの
   第7章 「一八歳」という垣根 ―「60年代」の前史へ
   第8章 近代への懐疑、先住民族集団の理想化―太田龍が、悲喜劇的に、固執したもの
   第9章 アフリカと吉本隆明 ―第三世界主義と自立思想
   第10章 歌との出会い、歌とのわかれ―革命歌、労働歌の世界
   第11章 「政治」という表層、「文化」という深層―60年代に開花した多様性の根拠
   第12章 闘いの中の「死」をめぐって―「内ゲバ」による死と、爆弾による死
   終章 半世紀の後に―様変わりした社会状況の中で

 *著者:太田昌国(おおたまさくに)
     民族問題研究・編集者 1943年、釧路に生まれる
   主要著書=
    『拉致異論』太田出版、『暴力批判論』太田出版、『チェ・ゲバラプレイバック』現代企画室、
         『テレビに映らない世界を知る方法』現代書館、等多数

 ※至急取り寄せますから、おまちいただける方は御予約ください。
 ※通販送料120円です


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/02/19

創刊号、本日入荷。
○安西美行・編集「そらがき 創刊号」
   A4横判/33頁 定価200円+税  発行・安西美行

 *目次
   松岡祥男  浮かない夢
   宿沢あぐり 吉本隆明資料集・番外 吉本隆明の講演年の訂正について
   松本孝幸  動物・自閉症・人間(4)
   松本孝幸  吉本隆明とマンガ表現(1)
   安西美行  吉本隆明の漫画論からの縮合(1)
   

 ※「蟹の泡」は6号までで終刊になりました。
  「動物・自閉症・人間(4)」は「蟹の泡」掲載の続きのようです。
 ※通販送料80円です。入荷は少部数なので、追加はお待ちいただくことになるでしょう 。

かなり前に出ていた本(2012年9月発行)
○文藝別冊「瀬戸内寂聴 文学まんだら、晴美から寂聴まで」
  A5判/239頁 定価1200円+税  河出書房新社
  
 *吉本隆明「エロスに融ける良寛」2段組5頁分。
 ※これは「新潮1991年5月号」からの転載で、春秋社の「良寛」(1992年)にも収録済みです。
 ※完全に見落としていましたので記録しておきます。    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/02/17

今月上旬に出たばかりですが現物は未入荷です。
○川鍋義一「吉本隆明初期詩篇論――我と我々と (新典社研究叢書 252)
  A5判上製/397頁 定価11500円+税  新典社
  
 *内容紹介(Amazonより)
   吉本隆明『固有時との対話』『転位のための十篇』の二作品を初期吉本の集大成かつ節目と位置づけ、
       その読みから初期吉本像を探る。
   これまで十分に論じてこられなかった吉本詩についての独自な視点や自己・他者分析などによって、
      その本源に肉薄

 *著者について(Amazonより)
   川鍋義一(かわなべよしかず)
   1964年9月30日 東京都武蔵野市に生まれる
   1987年3月 法政大学文学部哲学科卒業 1995年3月 法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻
       博士後期課程修了 学位 日本近現代文学(文学博士) 現職 法政大学兼任講師
   
 ※国文学者の研究書のようです。高価なので店頭に並べる予定はいまのところありません。
     ご注文いただけば至急取り寄せます。通販送料250円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/02/09

本夕入荷
○比嘉加津夫・編集「脈 79号 特集・吉本隆明と沖縄」
   A5判/154頁 定価1000円+税  脈発行所 

 ※目次は1月30日にお知らせ済みです。
 ※全154頁中、特集記事は64頁分です。
 ※吉田純氏の写真は表紙及び口絵に2枚(どれも同氏の写真集「吉本隆明」には未掲載のようです)
   そして、本文「琉球弧とオホーツク 吉本隆明先生をしのびつつ」にも久高島の写真が数葉あります。
  吉田氏の写真集「イザイホー 沖縄・久高島」(解説・吉本隆明)は在庫あります。
  価4660円+税 ジュンフォト出版局
 ※井谷泰彦氏には、吉本氏も評価されていたという著書「沖縄の方言札―さまよえる沖縄の言葉をめぐる論考
   」(2006年、ボーダーインクがありましたが、残念ながら現在品切れです。
 ※松岡氏のには、吉本氏の沖縄関連の主要な著作・講演リストがついていて便利です。
   「猫々堂資料集99 南島論」には、単行本未収録の重要な論が多く収録されています。
 ※それにしても18号まで出ていた「Myaku」と78号まで出ていた「脈」の合併は、将来的には書誌データ
   の混乱が避けられないでしょう。「脈」のブログにでも、それぞれの書誌データ(発行年月日と目次等)
  をアップしていただけるとよろしいのではないでしょうか。
 ※通販送料100円。発行部数は500部未満のようですから、お早めにどうぞ。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/02/01

本日入荷。ご予約者には本日発送します。
飢餓陣営叢書7「橋爪大三郎のマルクス講義:現代を読み解く『資本論』」
  橋爪大三郎(聞き手・佐藤幹夫)
  四六判上製/190頁 定価1600円+税  言視舎

 *帯の文
   マルクスの「革命」からは何も見えてこない。しかし『資本論』には現代社会を考えるヒントがたくさん隠れている。
      世界で最初に書かれた完璧な資本主義経済の解説書『資本論』は、どのような理論的な手続きによって現代に
      生かすことができるのか?
      ゼロからの人にはもちろん、知ったつもりの人にとっても、目からウロコが落ちる「橋爪レクチャー」。
   
 *目次
   まえがき
   第1章 マルクスは現代の貧困を救えるか
   第2章 『資本論』以前のマルクスをどう読むか
   第3章 『資本論』を手がかりに日本を読み解く
   あとがきに代えて 佐藤幹夫
   
 ※「飢餓陣営」の35号、37号、39号に掲載されたインタビューをまとめたものですが、加筆・修正については不明です。
 ※通販送料120円。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/01/30

2月10日頃発行予定
○比嘉加津夫・編集「脈 79号 特集・吉本隆明と沖縄」
   A5判/154頁 予価1000円+税  脈発行所 

 *目次
  ・特集
   吉田 純「琉球弧とオホーツク 吉本隆明先生をしのびつつ」  
   井谷泰彦「『本当のことを言おうか』…吉本隆明と沖縄をめぐる一考察」
   松島 淨「歌謡の祖形をめぐって 記紀歌謡とおもろ歌謡」 
   松島朝彦「吉本隆明と天皇制論 南島論から共同幻想を解体」
   松岡祥男「吉本隆明さんのこと」
   比嘉加津夫「吉本隆明にとっての沖縄 南島論と共同幻想論から」
   鈴木次郎「吉本隆明と二つの憲法 二つの憲法から自由への考察あるいは自由から二つの憲法への考察」
   三上 治「『南島論』という言葉を聞いたころのこと」
  ・小説
   仲本 瑩「夕暮れに散る花を踏む」
   伊良波盛男「出家」
   比嘉加津夫「続・詩人らの叫び」
   東木武市「虐げられた人々」
  ・詩
   高木 護「詩のよう詩1」
   東郷毅一「幻を追うて」
  ・短歌
   松島 淨「タカラガイ」
  ・俳句
   仲本彩泉「骨の袋(3)」
  ・エッセイ
   仲本 瑩「松井美代子〜和紙ちぎり絵の世界」
   松島朝彦「『大城立裕』論を読む」
  ・論考
   安里昌夫「書物に触れる」
   崎原恒新「沖縄地方文学史(8)」
  ・編集後記
  ・写真提供=吉田純  題字=比嘉良治  本文カット=ヒガカツオ

 ※少部数の発行ですのでお早めにご予約ください。通販送料は100円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/01/25

一年以上前(2012年11月)に出ていた本。見落としていたようです。
○小浜逸郎「日本の七大思想家 丸山眞男/吉本隆明/時枝誠記/大森荘蔵/小林秀雄/和辻哲郎/福澤諭吉」
                  (幻冬舎新書)  新書判/475頁 定価1200円+税  幻冬舎

 *裏表紙の文
   第二次大戦における敗北は、日本の近代化の行く先に必然的に用意されていた、日本史上最大の事件だった。
       そして日本はその後遺症を抱えたまま、近代化の極たるグローバリゼーションに翻弄され、「第二の敗戦」を経験
       しつつある。我々は精神の構えをどう立て直し、やくざ化した世界と伍していくべきなのか。本書では、敗戦をまた
       いで現われ、西欧近代とひとり格闘し、創造的思考に到達した七人の足跡を是々非々で批評。西欧思考の限界
       を超え、日本から発信する文明的普遍性の可能性を探った野心的論考。

 *目次
   序説 敗戦経験という基軸
   第1章 丸山眞男―一九一四〜一九九六
   第2章 吉本隆明―一九二四〜二〇一二
   第3章 時枝誠記―一九〇〇〜一九六七
   第4章 大森荘蔵―一九二一〜一九九七
   第5章 小林秀雄―一九〇二〜一九八三
   第6章 和辻哲郎―一八八九〜一九六〇
   第7章 福澤諭吉―一八三五〜一九〇一
   あとがき
   
 ※通販送料120円です
 

非<吉本>本 本日入荷
○「詩批評 LEIDEN−雷電 2014.1 No.5(通巻6号)」
   A5版/118頁 価600円+税  雷電舎
   
 ※目次は2014/1/13にお知らせ済みです
 ※久保隆氏による岡井本の書評に吉本氏の名前が何箇所か出てきます。
 ※高橋秀明氏の論考に出てくる、小浜逸郎「『言語にとって美とはなにか』論」は、筑摩書房から1999年に出た
     「吉本隆明―思想の普遍性とは何か (戦後思想の挑戦)」(※絶版)の第6章のタイトルだそうです。
 ※通販送料100円 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/1/23

新本バーゲンのお知らせ。※売り切れました。再入荷は未定です。
○「齋藤愼爾全句集」
  四六版函入り/351頁  元定価4800円+税。特価2400円+税。
  
 ※2000年3月に刊行された全句集で、既刊句集四冊と未刊句集の抄録、
  そして、吉本隆明、埴谷雄高、中井英夫ほかの論考が附されています。
  吉本氏の論考は「齋藤愼爾の句作ついて」で6頁分です。この文章が
  吉本氏の既刊本に収録済みかどうかは未調査です。
 ※通販送料300円、入荷はごく僅かで再入荷の見込みもほとんどございません。
   お申し込みはお早めにどうぞ。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/01/15

本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集132:幸田文について/大衆の原像
   全160頁 頒価1700円+税(送料80円)
   
 
・目次
   生命について…………………………………… 2(イ)
   「社会的な死」と「自然の死」(対談)………37(ロ)
   幸田文について…………………………………50(ハ)
   敗戦から五十年経った…………………………56(ニ)
   東京論……………………………………………60(ホ)
   赤瀬川原平の路上観察学………………………71(ヘ)
   美しき哀愁のアナクロ人間への旅(対談)……74(ト)
   消費が問いかけるもの…………………………77(チ)
   (講演)消費が問いかけるもの…………………79(リ)
   世紀末を語る(対談)……………………………97(ヌ)
   大衆の原像…………………………………… 132(ル)
   萬有対談(対談)……………………………… 154(ヲ)
    編集ノート………………………………… 160

 ※(イ)1994年の講演。『吉本隆明全講演ライブ集 7 ヘーゲル、フーコー、その他』所収
  (ロ)養老孟司との対談。『先端人』1995年1月号
  (ハ)『幸田文 新潮日本文学アルバム』1995年1月刊
  (ニ)『戦後50年と私』1995年メタローグ刊所収
  (ホ)『写真都市TOKYO』1995年刊所収
  (ヘ)『赤瀬川原平の冒険』1995年名古屋市美術館刊所収
  (ト)柳美里との対談。『PANJA』1995年2月号
  (チ)1995年2月、「吉本隆明・ボードリヤール講演」新宿紀伊国屋ホールのちらし
  (リ) 同上講演。1995年紀伊国屋書店刊『J.ボードリヤール×吉本隆明 世紀末を語る―
     あるいは消費社会の行方について』所収
  (ヌ)ボードリヤールとの対談。同上所収。
  (ル)脇地炯との対談。1995年思潮社刊の脇地著『違和という自然』所収
  (ヲ)後藤繁雄との対談。『花椿』1995年5月号
  

 ※続刊予定
   133集 「『全共闘白書』を読んで」他いろいろ
   134集 「写生の物語(上)」他
   135集 いろいろ
   136集 「情況との対話3」ほか
   137集 いろいろ    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/1/14

「吉本隆明全集」の新着情報

■各巻に月報が附くことになりました。
 先日来配布している内容見本には記載されていませんが、新しい内容見本には、次の一行が増えています。
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 ◎各巻月報は、第一級の執筆陣が吉本隆明の作品・人柄を語る(各巻一名)
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ※猫々堂氏から聞いたはなしでは、ハルノ宵子氏とばなな氏も交代で連載されるそうです。

 ※この件に関して、さきほど晶文社から下記の連絡がありました。
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 「吉本隆明全集」の月報の件で、ご報告がございます。
 多子さんと真秀子さんの交互連載に関しては、断られてしまいました。
 あくまで月報執筆者の御方が主役なので、私たちはあまり前面には…とのことでした。
 現状、初回執筆者は高橋源一郎さまで、当該号には、多子さまのショートエッセイが、イラスト
 付きで掲載される予定です。
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■晶文社のサイトに「『吉本隆明全集』特設サイト」が開設されていますが、今のところほとんど
  更新されていないようです。
   
■第一回配本は3月中旬の予定です。各巻分売ですから、お入り用の巻のみご予約ください。
  送料250円の予定です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2014/1/13

非<吉本>本 近刊のお知らせ 1月下旬刊行予定
○「詩批評 LEIDEN−雷電 No.5(通巻6号)」
   A5版/…頁 予価600円+税  雷電舎

 *目次
   ●詩
    なぜ詩を書き続けるのか、と問われて 六片  北川 透
    敵対論                   高橋秀明
    わが人に与うる哀歌             瀬尾育生
    みづうみ                  築山登美夫
   
   ●特集 いま、いちばん書評したい本/気になる本
    岡江 晃『宅間守 精神鑑定書』       宗近真一郎
    佐藤幹夫『知的障害と裁き』         北川 透
    竹田賢一『地表に蠢く音楽ども』       笠井嗣夫
    神山睦美『希望のエートス』         築山登美夫
    米村敏人『黄金比の卓袱台』         吉田光夫
    高橋秀明『捨児のウロポロス』        日下部正哉
    岡井 隆『ヘイ龍(ドラゴン)カム・ヒアといふ声がする
         (まつ暗だぜつていふ声が添ふ)』 久保 隆
    築山登美夫『詩的クロノス』         高橋秀明

   ●連載 虚の栖──試みの家族誌X
     生きゆく家、死にゆく家          日下部正哉

   ●随筆 映画評二つ──『風立ちぬ』/『ハンナ・アーレント』
                          築山登美夫
   ●評論
    二人と一人の生き方─『智恵子抄』へのアプローチ  吉田光夫
    指示性の根源について 詩の言葉とは何か(六)   高橋秀明
     ──小浜逸郎「『言語にとって美とはなにか』論」と
       菅谷規矩雄『詩的リズム』

 ※通販送料100円です。バックナンバーの在庫多少あります。


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