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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/29
本日入荷
○「飢餓陣営43(2016冬号)」編集・佐藤幹夫
A5判/260頁 定価1200円+税 発行・飢餓陣営発行所
*特集1・戦後思想を読み継ぐ――村上一郎
特集2・沖縄/奄美 戦争と戦後
特集3・臨床と哲学をつなぐパート2 人間の科学とエヴィデンス
※その他詳細は2015/12/07にお知らせ済み
※佐伯修“「村上一郎日記」を読む――『試行』同人解散の頃を中心に”は2段組16頁分、
“桶谷秀昭氏を囲んで〜回想 村上一郎との30年”は2段組15頁分、どちらにも<吉本>は
大量に出てきます。
※経済学的研究会報告“吉本隆明「エコノミー論」「消費論」から二五年”は3段組20頁分、
浦上真二“吉本隆明とオッペンハイマー著『国家論』”は2段組2頁分。
その他の項にも<吉本>はあるかもしれませんが、未確認です
※通販送料100円
◎三月書房の地べたの店は年内無休、1月は5日から営業。
ネット通販は正月でも発送可能です。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/28
本日入荷
○菅原則生「続・最後の場所」2号
B5判/33頁 定価800円+税 発行・菅原則生
※目次等は2015/12/25にお知らせ済み
※通販送料96円です
11月に出ていた本。
○「わが記憶、わが記録 堤清二×辻井喬オーラルヒストリー」
御厨貴・橋本寿朗・鷲田清一 編
A5判上製/327頁 定価3200円+税 中央公論新社
*帯の文
家族のこと、経営の成功と失敗、セゾン文化とは何か、詩人・作家として
没後2周年、13回29時間に及ぶインタビューの全記録を初公開
「私のヒストリーは、ユートピアイズムの消滅の歴史ではなかったかと感じています」
※“「大衆」をめぐる吉本隆明との相違”という小見出しの箇所の他、索引によると3箇所カ所に吉本隆明
の名が出てくるようです。
※通販送料150円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/25
近刊のお知らせ。1月上旬入荷予定。
○菅原則生「続・最後の場所」2号
B5判/…頁 予価800円+税 発行・菅原則生
*内容
『マチウ書試論』をめぐって(1)
・映画『カッコーの巣の上で』について
・敗戦から十年、『マチウ書試論』
・《関係の絶対性》を意識しない思想など幻にすぎない
・労働運動の敗北と《ね返り》をめぐって
・詩『少年期』と『マチウ書試論』
・《みえない関係》と《関係の絶対性》は同じイメージだ
・原始キリスト教の《せせこましい神経症》《人間性の暗黒》について
・使徒を疑わずにはいられないジェジュ
・吉本の原始キリスト教への批判の根底にあるのは、戦争への憎悪だ
・国家の存立の危機は、民衆の生命の危機に等しくはない
・《関係の絶対性》と、古代における《大衆の総敗北》
※菅原則生氏の執筆・編集・発行による雑誌の第2号です。
※通販送料92円の予定。ご予約ください。
※「続・最後の場所 No.1(2015.4)」も在庫ございます
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/22
2016年3月上旬刊行予定。当初の予告から13年遅れですが。
○「吉本隆明 全南島論」
A5判上製/530頁 予価4600円+税 作品社
*宣伝文
日本国の基層を暴く吉本思想の重要主題「南島論」。『共同幻想論』(68年)以降、
30年にわたるその論跡を、詩、論文、講演、対談、インタビューを含めて網羅した
待望の決定版。88年沖縄での基調講演旅を起点に、国家論、家族論、言語論、歌謡論、
天皇制論を包摂する吉本思想の全面的革新を目指した新「南島論」、
本書のために書き下ろされた吉本自身による「まえがき」「あとがき」を収録。
*内容目次
まえがき 吉本隆明(2005)
1 南島論序説(1988)/『琉球弧の喚起力と南島論』覚書/南島論(1989)
2 島はみんな幻/母制論/起源論/異族の論理/国家と宗教のあいだ/
宗教としての天皇制/南島論――家族・親族・国家の論理(1970)/
「世界−民族−国家」空間と沖縄/南島の継承祭儀について――
<沖縄>と<日本>の根抵を結ぶもの/家族・親族・共同体・国家――
日本〜南島〜アジア視点からの考察/『記』『紀』歌謡と『おもろ』
歌謡――何が原形か/横断する「白」/共同幻想の時間と空間――
柳田国男の周辺/共同体の起源についての註/おもろそうしとユーカラ/
イザイホーの象徴について/聖と俗/島尾敏雄『琉球弧の視点から』/
島尾敏雄―遠近法
3 鬼伝承[対談]島尾敏雄+吉本隆明/民話・時間・南島[対談]大山麟五郎+吉本隆明/
歌謡の発生をめぐって[対談]藤井貞和+吉本隆明/母型論と大洋論[インタビュー]
山本哲士・高橋順一
あとがき 吉本隆明(2005)
解説・安藤礼二
※2003/10/12に11月下旬刊行予定とお知らせしましたが、その後遅延に遅延を重ね、版元サ
イトの近刊予定からも消えていたので、もう出なのだと思ってました。2005年にまえがき、
あとがきまで入稿していたのなら、なぜ刊行されなかったのか不思議ですが、今度はたぶ
ん大丈夫でしょう。
※2010年に刊行の猫々堂「吉本隆明資料集99 南島論」に収録されている玉城政美との対談
「南島歌謡研究の方法と可能性」が漏れているように思われますが確かではありません。
※通販送料250円の予定。ご予約下さい。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/21
第8回配本、本日入荷。
○「吉本隆明全集 第11巻 1969―1971」
A5判変型・上製カバー装641頁 定価6500円+税 晶文社
*帯1枚目の文
人と社会の核心にある問題に向けて、深く垂鉛をおろして考え続けた思想家の全貌
大学紛争をひとつの背景とする『情況』、国家の思想としての天皇
および天皇制論、そして重要な講演「南島論」を収録
*月報:磯崎新:「東京原人」吉本隆明
ハルノ宵子:でたらめな人、文を書く
*目次
(都市はなぜ都市であるか口絵 谷中地帯変形略図・著者作成)
(色彩論口絵と解説)
1
島はみんな幻
〈不可解なもの〉のための非詩的なノート
2
情況
収拾の論理/基準の論理/機能的論理の限界/機能的論理の位相/
機能的論理の彼岸/非芸術の論理/修景の論理/畸型の論理/倒錯
の論理/集落の論理/異族の論理/芸能の論理/あとがき
3
内村剛介への返信
行動の内部構造――心的行動と身体的行動――
実朝論――詩人の生と死をめぐって――
情況への発言――書簡体での感想――[一九六九年八月]
天皇および天皇制について
都市はなぜ都市であるか――都市にのこる民家覚え書――
山崎和枝さんのこと
色彩論
新興宗教について
解説――平岡正明『地獄系24』――
三番目の劇まで
情況への発言――恣意的感想――[一九七〇年一〇月]
思考話
南島論――家族・親族・国家の論理――
文学における初期・夢・記憶・資質
情況への発言――暫定的メモ――[一九七一年二月]
『死霊』考
詩的喩の起源について
南島の継承祭儀について――〈沖縄〉と〈日本〉の根柢を結ぶもの――
情況への発言――ぎれぎれの批判――[一九七一年一〇月]
書物の評価
感性の自殺――井上良雄について――
4
内村剛介について
対談「思想と状況」まえがき
『埴谷雄高作品集』推薦のことば
鮎川信夫自撰詩集を推す
*
『国家の思想』編集・解説関連
「南島論」講演資料
現代名詩選
戦後名詩選
*
増補版のための覚書
『試行』第二七〜三四号後記
店頭購読者への予告
直接購読者の皆さん
解題〈間宮幹彦〉
※猫々堂資料集以外の単行本に未収録ものが10篇ほどありますが、
“「南島論」講演資料“は今回が初収録のようです
※通販送料250円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/17
非<吉本>本 本日入荷
○内田聖子「森崎和江」(言視舎評伝選)
四六判上製/317頁 定価3000円+税 言視舎
編集協力・小川哲生/田中はるか
*帯の文
女のエロスと身体を凝視し、問いを生き続ける女性の実像!
※目次等は2015/11/11にお知らせ済み。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/12
本日入荷
○埴谷雄高「酒と戦後派 人物随想集」講談社文芸文庫
文庫判/432頁 定価1700円+税 講談社
*宣伝文
大岡昇平、野間宏、武田泰淳、三島由紀夫、平野謙、中野重治、島尾敏雄他。
随筆の名手でもあった著者の面目躍如たる人物エッセイ集。
*“吉本隆明の印象”初出「一橋大学新聞」昭和38年5月30日
※吉本の項は5頁弱。全体で70名ほど。底本は講談社『埴谷雄高全集』
※通販送料等100円です
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/09
近刊のお知らせ。1月中旬刊行。
○福島泰樹「追憶の風景」
四六変型・上製/352頁 予価2200円+税 晶文社
*宣伝文
生と死が激しく交錯した時代
108人への哀悼歌で刻む、若き昭和の姿
歌人の福島泰樹が、108名の心に深く残る友とその時代を歌とともに綴る。
生と死が激しく交錯した幼年期、血を流して戦った青春の60〜70年代。
圧倒的なリアリティが交錯する昭和という時代を、さざなみのように呼び寄せる亡き人々の残像……。
死者への追憶が、時代の記憶を烈しく炙り出し、現在の生を鋭くさせる。
歳月の荒野に点々と灯る、108の挽歌とエッセイ。
【本書に登場する人々】
立松和平 岸上大作 中井英夫 武田泰淳 辺見じゅん 吉本隆明
横山やすし 高橋和巳 清水昶 勝新太郎 塚本邦雄 たこ八郎
中上健次 加藤郁乎 郡司信夫 干刈あがた 大岡昇平 野間宏
片岡千恵蔵 吉原幸子 磯田光一 松田修 宗左近 西村寿行
日野啓三 山下敬二郎 寺山修司 白井義男 関光徳 大島渚
美空ひばり 吉村昭 赤塚不二夫 小沢昭一 秋山駿 埴谷雄高
石原吉郎 木下順二 ……ほか計108人(登場順)
※東京・中日新聞の連載をまとめたものだそうです。
※送料120円。ご予約下さい
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/08
本日入荷。
○猫々堂「吉本隆明資料集151:TVを読む/マルクスはヘーゲルを超えたか」
A5判/167頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
TVを読む1〜23…………………………………2(イ)
書斎と茶の間から見たテレビ…………………59(ロ)
〈映像〉はどこへ行くのか……………………72(ハ)
考えるということ………………………………78(ニ)
ひとつの感想………………………………… 102(ホ)
日本資本主義にさからう“独立左翼”…… 105(ヘ)
マルクスはヘーゲルを超えたか(対談)…… 114(ト)
掲示板………………………………………… 146(チ)
「将たる器」の人:島成郎さんを悼む…… 147(リ)
大人になるということ……………………… 150(ヌ)
自分の実感から解決の糸口を……………… 156(ル)
今昔訪ね歩き 明石町……………………… 158(ヲ)
編集ノート………………………………… 166
※(イ)「朝日新聞」2000年4月3日〜2001年3月25日。この連載の大部分は青春出版社から2002年に刊行された
「吉本隆明のメディアを疑え―あふれる報道から「真実」を読み取る法」に組み込まれているそうです。
(ロ)「テレビ・マン・ユニオン・ニュース」第417号、1983年11月
(ハ)「テレビ・マン・ユニオン・ニュース」第472号、1988年4月
(ロ・ハ)の取材構成・日比野研
(ニ)「季刊アンフィニシュッド」2000年6月。聞き手・後藤繁雄。
筑摩書房から「独特老人」として2001年に刊行された後藤本(現在はちくま文庫
とはまったく
別の機会のインタビューです。
(ホ)「山梨日日新聞」2000年8月3日
(ヘ)20世紀の記録「60年安保・三池闘争」2000年9月毎日新聞社。新本バーゲン在庫あり。1191円+税
(ト)長谷川宏との対談。「ヘーゲル (知の攻略 思想読本)」2000年10月作品社
刊に収録
(チ)「週刊新潮」2000年10月19日号
(リ)「沖縄タイムス」2000年10月22日号
(ヌ)「プレジデント」1999年9月号。文・深町泰司
(ル)「毎日新聞」1999年10月4日号。文・大井浩一
(ヲ)「Let's」1994年12月号。構成・文 野村始子
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/07
近刊のお知らせ。12月下旬刊行予定
○「飢餓陣営43号」編集・佐藤幹夫
A5判/約250頁 予価1200円+税 発行・飢餓陣営発行所
*主な内容
【巻頭エッセイ】私たちの生きている時代
香月真理子■被害者と加害者につきまとう「居場所のなさ」―高槻中一遺体遺棄事件から
赤田圭亮■生活記録ノートはなぜ届かなかったのか
内海新祐■安易な救いを語れない――『居所不明児童』を読みながら
村瀬学■「一八歳選挙権」問題について
夏木智■東日本大震災個人的体験記(7) 三橋貴明『「原発ゼロ」の真実』を読みながら
沖縄取材日記(1)沖縄の戦跡と辺野古を訪ねる 2015年11月1日〜11月4日
木村和史■家を作る(8)――父と暮らす
【特集1】戦後思想を読み継ぐ(第1回)――村上一郎
佐伯修■「村上一郎日記」を読む――『試行』同人解散の頃を中心に
桶谷秀昭氏を囲んで■回想 村上一郎との30年
[出席者]桶谷秀昭(ゲスト)、佐伯修、山本ひろ子、小川哲生、佐藤幹夫、神山睦美(司会)
神山睦美■アイロニーとしての村上一郎
編集部編■村上一郎作品の独断的ご案内
【特集2】沖縄/奄美 戦争と戦後
<1>【聞き書きシリーズ】島成郎と沖縄(第3回)
北村毅氏を訪ねて■沖縄に映る日本、島成郎という生き方
山城紀子氏を訪ねて■「こころ病んだ人」を書くこと、島成郎が教えてくれたこと
保健師新里厚子さん、嘉手苅綾子さん、照屋恵子さんを訪ねて■島成郎の沖縄での精神医療
島田正博氏と高橋年男氏を家族会(沖福連)に訪ねる■島成郎が沖縄に遺したもの
沖縄取材日記(2)島成郎/久米島/沖縄精神医療 2015年11月5日〜9日
<2>島尾敏雄と島尾ミホ
水島英己■珊瑚礁を抱きしめていたい―島尾敏雄と琉球弧・沖縄
阿久津斎木■作家・島尾ミホ
佐藤幹夫■戦争と家族と夢の中での日常
【特集3】臨床と哲学をつなぐパート2 人間の科学とエヴィデンス
西研■人間科学のエヴィデンスはどこにあるか
山竹伸二■こころの臨床における質的研究とエヴィデンス
小林隆児■精神療法でエヴィデンスをいかにつかむか
[討議]西研+山竹伸二+小林隆児+佐川眞太郎(司会)■人間の科学とエヴィデンス
【連載】
宗近真一郎■柄谷行人論6――無限性と有限性との闘いにおいては、
自然もリスクも支援されてはならない
浦上真二■吉本隆明とオッペンハイマー著『国家論』
【討議】経済学的研究会報告(第一回)エコノミーってなんだ?!
吉本隆明「エコノミー論」「消費論」から二五年
■参加者(発言順) 添田馨、瀬尾育生、近藤洋太、築山登美夫、
佐々木陽介、宗近真一郎
【書評】
横木徳久■神山睦美は詩人である
神山睦美『サクリファイス』(響文社)
築山登美夫■死と自由の逆説
井崎正敏『吉田松陰』(言視舎)
【編集後記】言論の自由と個人情報
[デザイン] 表紙 菊地信義 扉 廣田茂
※通販送料100円の予定です。ご予約ください。
※ちなみに国文社の「村上一郎著作集」は1.2.4.5.6.8.10が既刊ですが、1996年以降刊行が途絶えています。
※村上一郎「岩波茂雄と出版文化:近代日本の教養主義」講談社学術文庫(2013年12月発売)定価720円+税
現在、当店に在庫のあるのはこの文庫のみです。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/04
幻冬舎文庫版本日入荷
○「開店休業」[追想・画]ハルノ宵子
文庫判/274頁 定価580円+税 幻冬舎
*帯の文
想い出の味は忘れがたく、あの日の団欒を呼び覚ます
「正月支度」から「最後の晩餐」まで。
吉本隆明、最後の食エッセイ。
*目次(※文庫版増補部分のみ)
文庫版あとがき(ハルノ宵子)
解説 平松洋子
※あとがきは2頁、解説は7頁。平松氏とハルノ氏は「オール讀物 2013年 08月号
にて対談されたそうですが
知りませんでした。いずれ平松氏の著書として刊行されるでしょう。
※元版は2013年4月にプレジデント社から刊行されました。元版に掲載されていた写真はすべて割愛されています。
※通販送料100円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/12/01
本日入荷
○築山登美夫「無言歌 詩と批評」
四六判・上製/303頁 定価3000円+税 論創社
*帯の文
著者初の詩文集
3.11以後、書き継がれた詩と思考のドキュメント。
詩人吉本隆明を追悼する詩と論抄を収める。
*目次の一部
1 詩 二〇〇九−一五
できそこなひの唄/顔のない女/無言歌/ほか
2 詩人のかたみ―吉本隆明論抄
愚禿親鸞―吉本隆明の軌跡
吉本隆明と原子力の時代
死への欲動―フランシス子へ、千年の愉楽、そして……
死の光の行方―神山睦美『希望のエートス 3・11以後』にふれて
境界を振動する詩魂―吉本隆明と西行
吉本隆明の詩的七〇年代
最後の叡智の閃き―吉本隆明『「反原発」異論』を中心に
3 講演と日録
抒情詩を超えて
微茫録 二〇一一
4 映画評・書評・展評ほか
映画評二つ―『風立ちぬ』と『ハンナ・アーレント』
ぼろぎれの生―勢古浩爾『石原吉郎』
ほか
あとがきにかへて
*築山登美夫(つきやまとみお)
1949年10月、大阪生れ。74年、早稲田大学第一文学部文藝科卒業。
出版社勤務の傍ら、詩誌「漏刻」(74-87年)、「なだぐれぁ」(87-90年)の編集・発行に携る。
10年10月、出版社を退職。現在、フリーランスの書籍校閲者。11年7月より詩誌「LEIDEN」同人
※「詩人のかたみ―吉本隆明論抄」は98頁分で初出は「LEIDEN」「飢餓陣営」と
「吉本隆明〈未収録〉講演集月報」で、この月報掲載の「詩的70年代」は異稿とあります。
※通販送料120円。
11月20日発行の高校図書館向け情報誌の記事
○菊谷倫彦「吉本隆明さんと菊谷文庫(1)」
『本を選ぶ 高校図書館版 60号』ライブラリー・アド・サービス
※2段組1頁分ですが、何回続くのかは不明です。
この雑誌は当店では不扱いです。おそらく直販のみでしょう。
発行所のサイトでバックナンバーが公開されていますが、まだ45号までなので、60号以降がいつご
ろ公開されるのかは不明です。
10月に出ていた雑誌。現物未見。
○「表現者 2015年11月号(通巻63号)
税込価格1337円 編集・発行東京『発言者』塾(旧東京『表現者』塾)
*澤村修治「記憶の王国:暴れん坊と畸人の時代(第5話)行け、含羞の男よ!」
※吉本さんについての思い出話を書いているそうです。当店不扱い。
発行所のサイトのできがいまいちで、これ以上の情報はわかりません。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/27
ごく少し<吉本>本
○平林一「自己史の試み 安曇野/京都/名古屋」
A5判並装/134頁 定価2300円+税 白地社
*目次の一部
はじめに
1 安曇野にて
2 京都にて
3 名古屋にて
経歴と主要著作
(吉本隆明“平林一様”再録)<A>
※平林氏は1926年長野生まれ、旧制松本高校から京大文学部卒。元同志社教員、元愛知女子短期大学教授。
著書に『危機における文化―現代史への試み』(1993白地社)ほか。
「試行」4号と6号に「丸山静論」寄稿。
※<A>は上記『危機における…』の栞への寄稿文が丸ごと再録されています。この文は猫々堂「資料集126」
に収録済みです。
※通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/25
ネット記事のお知らせ
○宮下和夫「弓立社の始め方としまい方(自著を語る)」
*“日本の古本屋メールマガジン 193・11月25日号”掲載
※全文は“日本の古本屋”サイトで無料で読めます
*宮下和夫(聞き手・小田光雄)「弓立社という出版思想」
四六判・並製/203頁 定価1600円+税 論創社
※在庫あります。内容詳細は2015/11/13にお知らせ済み
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/15
本日入荷。
○比嘉加津夫・編集「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」
A5判/182頁 定価1000円+税 脈発行所
※目次は2015/11/10にお知らせ済み
※松岡祥男「吉本隆明さんのこと(7)」は2段組6頁分。川上春雄氏の想い出、
三浦雅士の「吉本隆明私記」批判ほか。
※通販送料等100円です
※次号は「没後20年記念 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺特集」で2月下旬刊行予定。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/14
10月初めに出ていた本
○大井赤亥ほか編、池田雄一ほか著
「戦後思想の再審判―丸山眞男から柄谷行人まで」
A5判並装/292頁 定価3000円+税 法律文化社
*宣伝文
戦後思想は私たちに何を遺してきたのか。これまでの知見をふまえ、
戦後日本を代表する12人の思想と行動を再検証。
いままさにリアリティを増しつつある戦後思想を再評価し、見取図
を示す。次代を担う若手・中堅研究者らによる戦後思想の継承、再
定位の試み。
*目次
序 いま、なぜ戦後思想か
第一部 戦後思想の出発点
1 丸山眞男―日本発の「普遍的主体」像をめざして
2 内田義彦―戦後啓蒙の「市民社会」論
3 坂本義和―革新ナショナリズムの思想
コラム 戦後思想におけるマルクス主義―学問領域を横断した知の共通土台
第二部 戦後思想の相対化
4 竹内 好―「変革のための学問」をめざして
5 鶴見俊輔―後ろ向きの前進
6 橋川文三―「イロニイ的存在」としての「煩悶」のビジョン
7 吉本隆明―個人と共同体のあいだ
はじめに/生き残った者たち:戦後という問題/転向論の問題構成
/擬制とネーション/マイホームの生/おわりに/
コラム 沖縄―日本を相対化する試み
第三部 戦後思想の新展開
8 石牟礼道子―もうひとつのこの世はどこにあるのか
9 松下圭一―高度成長期の変革思想
10 小田 実―第三世界を見すえた知の旅人
コラム フェミニズム―根源的な解放を求めて
第四部 戦後思想の現在
11 見田宗介―戦後思想の「幸福」に向けた〈転回〉
12 柄谷行人―社会主義的ユートピアに向けて
コラム 梶村秀樹の思想―朝鮮史を通して人間性回復の道を探る
終 『戦後思想の再審判』からのメッセージ
あとがき/参考文献一覧/ほか
※吉本の章は19頁分で扱われているのは1960年代まで。
執筆者は新倉貴仁(成城大学文芸学部専任講師)。
※その他詳細は発行所のサイトでごらんください。
※通販送料120円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/13
本日入荷
○宮下和夫(聞き手・小田光雄)「弓立社という出版思想」
四六判・並製/203頁 定価1600円+税 論創社
*帯の文
徳間書店を退社した著者は1972年に弓立社を設立、
吉本隆明『敗北の構造』(講演集)を刊行し、
出版業界に鮮烈に登場する。
吉本隆明と伴走した小出版社の軌跡を語る
投げ込み冊子「風信」と弓立社の理念
*目次の一部
第1部 神戸生まれの愛媛育ち/弓立社のイメージ
第2部 学習院大フランス文学科へ/吉本と六十年安保/『日本読書新聞』と吉本隆明が僕の学校だった
第3部 学研から主婦と生活社へ/徳間書店入社/吉本隆明『自立の思想的拠点』/徳間書店を辞める
第4部 弓立社設立/『敗北の構造』出版事情/吉本隆明講演事情
第5部 講談社の校正十三年/『言葉という思想』出版事情/鴻上尚史『朝日のような夕日をつれて』
第6部 森伸之『女子校制服図鑑』/『テレクラの秘密』/『吉本隆明全講演ライフ集』/
未刊の質疑応答集、未収録対談集、『アジア的ということ』、語録集の編集
弓立社、スケール、吉本隆明全講演CD化計画、刊行物一覧
※通販送料等100円。
※「質疑応答集」は全5冊で、論創社から来春刊行予定と聞いています。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/12
講談社学術文庫版本日発売
○菅野覚明「吉本隆明――詩人の叡智(再発見 日本の哲学)」
文庫判/306頁 定価1000円+税 講談社
*帯の文
ついに出た吉本論の決定版!
すべての根源は、ここにある!
「共同幻想論」って何?「自己表出」って何だ!?
初期の論考から主著、そして最晩年の思索にまで、その思想の魅力
を鮮やかに描ききる画期的労作。
※元版は2013年2月刊。文庫版には「学術文庫版のためのあとがき」6頁
分と索引が追加されています。
※元版の目次等はこのメルマガ2013/03/05にてお知らせ済み。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/11
非<吉本>本 新刊のお知らせ。12月刊行予定
○内田聖子「森崎和江(言視舎評伝選)」
四六判上製/…頁 予価3000円+税 言視舎
*宣伝文
朝鮮、炭坑、性とエロス。女であることと生きることの意味を求めて!
母国を探し、日本の女として生き直したいと願った詩人・森崎和江。
生活に根ざした自前のことばで語りつづけたその軌跡を、共感をこめて描く書き下ろし評伝。
*目次
第一章 からゆきさん
第二章 ゆうひ 原郷
第三章 蒼い海 冥(くら)き途(みち)
第四章 精神の鉱脈
第五章 豊満なる忘却
第六章 はるかなるエロス
終章 まばたきするほどの時間 ほか
※著書『新版 谷川雁のめがね』ほか。
雑誌『Myaku』13号(特集・内田聖子の『谷川雁のめがね』)にて森崎和江と対談。
※通販送料120円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/10
近刊のお知らせ。11月16日頃入荷予定。
○比嘉加津夫・編集「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」
A5判/182頁 予価1000円+税 脈発行所
*目次
特集 車谷長吉の文学世界――追悼号として
前田速夫 車谷文学と伴走して(インタービュー)
深谷 考 車谷長吉の「死の木」――「飆風」をめぐって
内田聖子 おなじ匂いを嗅ぐ人――車谷長吉
田中眞人 車谷長吉論 眇めに物を視つづけた頑ななモラリスト
松原敏夫 捨て身の作家・車谷長吉
鈴木次郎 初めて車谷長吉を読んだ頃――1995年冬の思い出に
比嘉加津夫 断片的に、車谷長吉
車谷長吉年譜
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮(4)
短歌 松島 淨 ゼウスの変身
詩 波平幸有 摩文仁
東木武市 若い頃のメモ帳より
小説 伊良波盛男 あの世に架ける橋
比嘉加津夫 安謝の刑場――平敷屋朝敏の謎(2)
論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと(7)
青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(六)――「マレー人は怠け者か」論
安里昌夫 日々の断章(4)
崎原恒新 沖縄地方文学史(14)
比嘉加津夫 明治の文豪を訪ねる
編集後記
※通販送料100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/08
今朝の讀賣新聞記事
○よしもとばなな「父の死、覚悟できていた」
※“明日の安心”という社会保障の頁の“晴れ時々”という囲みのインタビュー記事の(下)で20行6段分。
(上)は吉本氏とは無関係の内容だったそうです。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/07
第12回配本、本日入荷。いちおう完結。
○「吉本隆明〈未収録〉講演集12:芸術言語論」
四六判上製/352頁 定価2400円+税 筑摩書房
*帯の文
コミュニケーションは言語の枝葉にすぎない
晩年に展開した「芸術言語論」を中心とした講演集
全巻完結!
*目次
1
芸術言語論(2008)(A)
2
戦後文学の発生(1980)(B)
現代文学の条件(1981)(C)
文学論〜文学はいま(1987)(D)
現代文学のゆくえ(1992)(E)
3
文芸雑感〜現代文学の情況にふれつつ(1985)(F)
「かっこいい」ということ〜岡田有希子の死をめぐって(1986)(G)
'92文芸のイメージ(1992)(H)
新・書物の解体学(1992)(I)
付
「芸術言語論 その2」レポート 日下部正哉(J)
「芸術言語論 その2」講演メモ(K)
解題 宮下和夫
(月報12 追懐きれぎれ 高橋忠義
吉本さんとのこと 宮下和夫)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)ほぼ日刊イトイ新聞10周年記念講演。昭和女子大人見記念講堂。
イトイ事務所製作のDVDがNHエンタープライズから販売された。
(B)宮城学院女子大学での講演。雑誌等未掲載。初収録。
(C)下関市の梅光女子大学での講演。雑誌等未掲載。初収録。
(D)品川で開催された24時間ライブ「いま、吉本隆明25時」での講演。
1988年弓立社刊「いま、吉本隆明25時―24時間連続講演と討論・全記録」に収録。
ほかに「吉本隆明講演(Live)・都市論―いま、吉本隆明25時より (弓立社カセット・ブック)」と
ビデオ(インタービジョン)も出ていた。
(E)東急bunkamura主催文芸講演会での講演。初収録らしい。
(F)下関市の梅光女子大学での講演。雑誌等未掲載。初収録。
(G)マガジンハウス主催「鳩よ!セミナー」での講演。
白倉由美著『サクリファイス』1989年スケール発行に収録。
(H)下関市の梅光女子大学での講演。雑誌等未掲載。初収録。
(I)前橋市の煥乎堂主催の講演会での講演。雑誌等未掲載、初収録。
(J)吉本宅からのライブ中継による講演で紀伊国屋ホールにて上映。
音源が見つからないので、日下部正哉氏のメモと記憶による再現レポートを収録。
(K)上記の際会場で配布された吉本本人によるメモ。
※(G)は猫々堂資料集に収録済み。
(B)(C)(E)(F)(H)(I)は資料集にも未収のようです。
※(D)は既収録のようなのになぜ再録されたのかについての説明は見当あたりません。
※「未収録講演集」は全12巻でいちおう完結ですが、刊行中に新たに5本ほど見つかったようです。
あと5本ほど見つかったら補巻あるいは13巻を刊行したいそうです。
それらしきテープやパンフ等お持ちの方は筑摩編集部に連絡してくださるとよろしいかと。
※通販送料120円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/06
本日入荷。
○猫々堂「吉本隆明資料集150:江藤さんの特異な死/贈与の新しい形」
A5判/168頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
江藤さんの特異な死…………………………… 2(イ)
「大衆の原像」を求めて………………………17(ロ)
贈与の新しい形…………………………………26(ハ)
あの一言がオレを変えた………………………44(ニ)
2000年を前に(対談)……………………………48(ホ)
カリスマ的………………………………………57(ヘ)
田近さんは、日本で屈指のインタビュアーだ……60(ト)
本当の国防とは…………………………………61(チ)
考えるべきいちばんのポイントとはなにか…64(リ)
私のテレビ日誌…………………………………79(ヌ)
中学生の教科書「国語」「社会」……………83(ル)
シモーヌ・ヴェイユの意味………………… 114(ヲ)
ホーフマンスタールの視線………………… 145(ワ)
編集ノート………………………………… 174
※(イ)「文藝春秋」1999年9月号。
(ロ)「讀賣新聞」1999年10月6・7・8日号、聞き手・鵜飼哲夫
(ハ)「東北学 第1号」1999年10月刊。聞き手・赤坂憲雄
(ニ)「BIG tomorrow」1999年11月号。取材・文 村上敬
(ホ)加藤典洋と対談。「毎日新聞」1999年12月21〜23日号
(ヘ)「叙情文藝 93号」2000年1月発行
(ト)田近伸和『苦悩する「科学」―22人の最先端科学者が挑む“神の領域”』序文。2000年2月ぶんか社刊
(チ)「通販生活」2000年2月春号
(リ)『私は臓器を提供しない (新書y)』2000年3月洋泉社刊所収。
(ヌ)「放送文化」2000年5月号。文・古木杜恵
(ル)『中学生の教科書 美への渇き』2000年6月四谷ラウンド刊所収。
後に『中学生のための社会科』2005年市井文学刊に加筆して収録。
角川文庫版『いまを生きるための教室 美への渇き』は2012年刊。
(ヲ)1979年梅光女学院大学での講演。「春秋」1979年11月号掲載。
「<信>の構造2」1988年春秋社刊に収録。
(ワ)1979年京都精華大学での講演。「而して 10」1980年8月刊所収。
1995年刊の中公文庫「語りの海
吉本隆明〈3〉新版・言葉という思想」に収録。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/04
11月下旬刊行予定
○築山登美夫「無言歌 詩と批評」
四六判・上製/312頁 予価3000円+税 論創社
*宣伝文
3.11以後、書き継がれた詩と思考のドキュメント。
長年にわたり詩の創作に携わってきた著者が、詩人吉本隆明を追悼する論抄も収録。
※築山氏は「LEIDEN─雷電」同人。“論抄”というのは何のことかよくわかりませんが、
「雷電」に何度か吉本論を寄稿されていました。
※通販送料130円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/11/03
第8回配本、12月20日頃刊行予定。
○「吉本隆明全集 第11巻 1969―1971」“情況 天皇および天皇制について 南島論 他”
A5判変型・上製カバー装640頁 予価6300円+税 晶文社
*宣伝文
人と社会の核心にある問題へ向けて、深く垂鉛をおろして考えつづけた思想家の全貌と軌跡。
第11巻には、大学紛争をひとつの背景とする『情況』と、1969〜71年の天皇制論、および
重要な講演「南島論」などを収録する。
月報は、磯崎新氏・ハルノ宵子氏が執筆!
※通販送料250円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/31
○吉本隆明ほか「ずっしり、あんこ(おいしい文藝)」
四六判並装/205頁 定価1600円+税 河出書房新社
*宣伝文
おはぎ、しるこ、ぜんざい、羊羹、たい焼き、草餅、桜餅、だんご。
愛してやまない「あんこ」に関するエッセイを集めたおいしい文藝
シリーズ第7弾。お好みは「こし」「つぶ」さて、どっち?
*吉本隆明「まんじゅうとあんこ」
※吉本氏の文は6頁分で『食べもの探訪記』2011年光芒社刊より。
※芥川龍之介ほか全39人の一覧は発行所のサイトでごらんください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/29
私家版非売品の大冊。厚さ5センチ超、重さ1キロ超。当店不扱い。
○三宅満「書棚の片隅(私家版文芸集)」
四六変形判・上製本・カバー巻/1016頁 価格記載無し 屯倉風信社
*本書を吉本隆明氏の御霊前に捧ぐ
*目次の一部
1 夏目漱石断章
2 詩人たち
3 旅路の朝露
4 掌篇集/日々の風光
5 松本清張…三昧の作家
6 吉本隆明論…手ぶらの思想
・序章
・思想の力能…文芸批評から論考まで
・私家版吉本隆明詩集
・存在倫理をめぐって
・共同幻想論…ヒトの実存とは何か
※この本は著者のブログ"屯倉風信"掲載を改訂されたものだそうです。
「吉本隆明論」のみでも2段組220頁とふつうの単行本1冊並のボリュームがあります。
※非売品なので当店では販売できませんが、実費1000円(安い!!)ほどで頒布されたようです。
くわしくは"屯倉風信"にてお確かめください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/28
ごくごく少しだけ<吉本>本。11月上旬入荷予定
○「上村武男写真文集 形なきものの影」
A5判/並製/176頁 予価2000円+税 白地社
*宣伝文
むらやしろの神職が撮る、
旅・雨・自然・ひと、そして人生の時間──
珠玉のフォト&エッセイ
※上村氏には「吉本隆明手稿」(1978年 弓立社)、「吉本隆明孤独な覚醒者」(2013年 白地社)
ほかの著書があります。
※この本には吉本氏の生前の写真は見当たりません。横超忌のスナップに遺影が写っているだけです。
本文には1箇所2行ほどだけ触れてある部分があります。
※通販送料120円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/23
近刊のお知らせ。11月中旬発売予定。
○宮下和夫(聞き手・小田光雄)「弓立社という出版思想」
四六判・並製/224頁 予価1600円+税 論創社
*宣伝文
吉本隆明と伴走した小出版社の軌跡
投げ込み冊子「風信」と弓立社の理念
徳間書店を退社した著者は1972年に弓立社を設立。
吉本隆明の講演集『敗北の構造』を刊行し、出版業界へ鮮烈なる登場を果たした!
※通販送料100円です。ご予約下さい。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/14
ごく少しだけ<吉本>本。10月下旬刊行予定
○礫川全次著「独学の冒険─浪費する情報から知の発見へ」
四六判/並製/本文200頁 予価1700円+税 批評社
*偶然の出会いから必然へ──独学を愉しむためのテキストクリティーク
*目次の一部
Q&A──独学者の悩みに答える
第一章 独学者とその原点──柳田國男という「独学者」
第二章 独学者とそのあり方──家永三郎に見る「独学者」精神
第三章 独学者とその手法──千葉徳爾の「自学」とその手法
第四章 独学者が世に出るまで──佐藤忠男の「独学」論に学ぶ
第五章 八人の独学者に学ぶ──清水文弥・南方熊楠・中山太郎・佐々木喜善・橋本義夫・谷川健一・吉本隆明・杉本つとむ
●戦争体験を「思想」に高めた吉本隆明
第六章 独学者にすすめる百冊の本
コラム・│言語学者・橘正一の業績と評価
〔付録〕 独学名言集
※通販送料100円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/10
第11回配本、本日入荷。
○「吉本隆明〈未収録〉講演集11:芸術表現論」
四六判上製/393頁 定価2500円+税 筑摩書房
*帯の文
表現の深層へ向かって
文学、舞踏、装幀、色彩、数学…
多種多様な表現の本質を探る講演集
*目次
1
表現論(1966)(A)
表現論・続(1966)(B)
文学の原型について(1980)(C)
物語の現象論(1981)(D)
顔の文学(1994)(E)
2
文学の現在(1975)(F)
文学の新しさ(1982)(G)
3
装幀論(1985)(H)
舞踏論(1989)(I)
色材論1(1975)(J)
色材論2(1975)(J)
色材論3(1975)(J)
建築のための数学概論(1971)(K)
解題 宮下和夫
(月報11 吉本隆明の詩的七〇年代[2] 築山登美夫
取材ノートから 石関善治郎)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)5月14日"'66コミューン春"での講演。
(B)7月2日"'66コミューン春"での講演。(A)(B)共に2006年刊「アナキズム」8号に掲載。
(C)高知市での講演。「高知新聞」に要旨掲載。全文の公開は今回が初。、
(D)早稲田大学での講演。「早稲田文学」1982年4月号掲載、
(E)本郷青色申告会での講演。雑誌等未掲載。初収録。
(F)京都精華大学での講演。1976年5月発行「而して」5号掲載、
(G)京都精華大学での講演。雑誌等未掲載、初収録。
(H)東京・INAXギャラリーでの講演。雑誌等未掲載、初収録。
(I)ボディサットヴァ文化研究所での発言。雑誌等未掲載、初収録。
(J)多摩美大にての3回の講義。「磁場」7〜9号掲載。
(K)東京YMCAでの6回の講義。雑誌等未掲載、初収録。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/07
本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂9号」
“特集・戦争の放棄〜「戦争論」の現在”
A5判/209頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
※目次は2015/09/17にお知らせ済み
※タイトルに<吉本>が入っているのは、伊藤述史「私たちは戦争を超えられるか〜吉本隆明の戦争論から」と
柴崎明「吉本隆明の戦争論」の2本ですが、他の人の文章にもちらほら出てくるようです。
※通販送料120円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/10/01
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集149:知識人の自立の問題/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』4」
A5判/205頁 頒価2000円+税(送料80円)
・目次
自立的思想の形成について…………………… 2(イ)
調和への告発……………………………………24(ロ)
個体・家族・共同性としての人間……………48(ハ)
質疑応答………………………………………70(ハ)
知識人の自立の問題……………………………84(ニ)
宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1963-1966] …94(ホ)
編集ノート………………………………… 205
※(イ)1967年10月岐阜大学での講演。「岐阜大学新聞」164号(1968年1月17日発行)掲載。
(ロ)1967年11月明治大学での講演。『情況への発言』収録。
(ハ)1967年11月東京医科歯科大学での講演。『情況への発言』収録。質疑応答は初収録。
(ニ)岡本清一、宍戸恭一との鼎談。「同志社学生新聞」第245号(1963年2月17日発行)。初収録。
(ホ)年譜の連載第4回。次回は第152集掲載予定。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/09/29
非〈吉本〉本、本日入荷
○「VAVばぶ 24号」
A5判/62頁 定価500円(税込) 編集/発行・陶山幾朗
*主な内容
成田昭男 忘年記(12)
陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(11)
成田昭男 詩よ、三人のラディカルを探せ〜松下昇・菅谷規矩雄・北川透の関係史(6)
成田昭男・試訳 ジョルジュ・アガンベンへのインタビュー
陶山幾朗 月にむらくも(1) 詩人と陰謀〜ある追悼
陶山幾朗 真昼の喧噪〜パステルナーク事件の光景(15)
ほか
※通販送料80円。バックナンバーも少しあります。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/09/24
第7回配本、本日入荷。
○「吉本隆明全集 第10巻 1965―1971」
A5判変型・上製カバー装576頁 定価6300円+税 晶文社
*帯の文
長く深い時間の射程で考えつづけた思想家の全貌と軌跡
「言語にとって美とはなにか」から派生した二つの原理的な考察『共同幻想論』『心的現象論序説』と、
同時期に書かれた高村光太郎論を収録する
*月報:芹沢俊介「永久に消えない疑問」
ハルノ宵子「めら星の地より」
*目次
1
心的現象論序説
はしがき
1 心的世界の叙述
2 心的世界をどうとらえるか
3 心的世界の動態化
4 心的現象としての感情
5 心的現象としての発語および失語
6 心的現象としての夢
7 心像論
あとがき
全著作集のためのあとがき
角川文庫版のためのあとがき
索引
共同幻想論
角川文庫版のための序
全著作集のための序
序
禁制論
憑人論
巫覡論
巫女論
他界論
祭儀論
母制論
対幻想論
罪責論
規範論
起源論
後記
2
春秋社版『高村光太郎選集』解題
一 端緒の問題
二 〈自然〉の位置
三 成熟について
四 崩壊の様式について
五 二代の回顧について
六 高村光太郎と水野葉舟――その相互代位の関係
七 彫刻のわからなさ
解題〈間宮幹彦〉
※「心的現象論序説」と「共同幻想論」は角川ソフィア文庫版を底本とし、初出、単行本、全著作集版等を校合して
あらたに本文を確定。
「春秋社版『高村光太郎選集』解題」は講談社文芸文庫版を底本とし、初出、単行本、全著作集版等を咬合して
あらたに本文を確定。
※通販送料250円
※次回配本は12月の予定。「第2巻 天皇および天皇制について 南島論他」
非<吉本>本 本日入荷
○飢餓陣営・佐藤幹夫編「セラピーとはなにか」(飢餓陣営せれくしょん3)
A5判/並製/197頁 定価1800円+税 言視舎
*主な内容
【緊急特別掲載】佐世保の事件と『絶歌』を読む 佐藤幹夫+北明哲
【特集1】セラピーをめぐって
1 『セラピスト』をセラピストたちが読む
最相葉月が語る『セラピスト』はどう書かれたか
【討議】最相葉月さんを囲んで
2 滝川一廣と精神療法
【討議】滝川一廣氏を囲んで
【特集2】人生の折り合いと自分語り〜「かりいほ」の取り組みから
1 当事者が語る「納得」の世界
石川恒 「自分語り」がなぜ必要か ほか
2 当事者の「自分語り」を聴く
西研 人生了解と納得をどうつくるか ほか
※「特集1」は“飢餓陣営”41号と20号からの再録、「緊急特別対談」と「特集2」はほぼ書き下ろし、
語り下ろしだそうです。
※通販送料等120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/09/20
2013年11月に出ていた雑誌。まったく気づきませんでした。
○「游魚(言葉とヴィジュアルの交差) No.2」
A5判/…頁 定価600円+税 木の聲舎
*目次
森鴎外の『花子』 谷川渥
写真の近代的アポリアについて 大嶋浩
Earthbound――対馬 内田亜里
インタヴュー●ドールデザイン&プロダクツ
次世代型マネキン〈サイクロイド〉開発者・齋藤魁にインタヴューする(2)
日本文化史私論(1) ひとでなしの歌 義永和音
家族の肖像(2) 父、その二/父を巡る旅 安達昌人
もうひとつの家族の肖像――鶴見俊輔著『悼詞』を読む
Land Scope 荒川健一
部屋、幾分暗く 森魚名
追悼●吉本隆明
追悼特集のためのまえがき 安達史人
1/吉本隆明氏に訊く(訊き手=安達史人)
2/「ある彫刻家の〈近代〉とその道程」――『高村光太郎』から 高島直之
3/吉本隆明『マチウ書試論』と福音書の〈思想〉 安達史人
松田修コレクション(1)
松田修〈第一歌集〉靠身文書 (全歌収録) 青柳隆雄編
うたってしまった、こと――父・松田修 松田晃
※「吉本隆明氏に訊く(訊き手=安達史人)」は北宋社から1985年に刊行された
『吉本隆明ヴァリアント―現在の知軸1』からの再録で、「文学者の課題」と
「宗教と思想/親鸞から現代まで」で約45頁分。元版との異同は未確認です。
「ある彫刻家」は15頁分、「マチウ」は10頁分。
※通販送料100円。現在在庫はありません。入荷は10月初旬の予定。
お待ちいただける方はご予約ください。
※「游魚 1(2012)」“金石範処女作『鴉の死』一挙掲載!”600円+税
「游魚 3(2015)」“松田修コレクション2●初期短歌集《装飾古墳》”1000円+税
この2冊も発注は可能です。
※鶴見俊輔著『悼詞』は3300円+税。編集工房<sure>。在庫あります。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/09/17
近刊のお知らせ。10月中旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂9号」
A5判/200頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
*目次
特集=戦争の放棄――「戦争論」の現在――
三上治 :現代史の中での戦争――戦争と革命と左翼
三上治 :戦争について書かれた本から
三上治 :歴史の中のテロリズム再論
宮内広利:戦争の視線と非戦の思想
伊藤述史:私たちは戦争を超えられるか
山田宏明:21世紀の戦争――「殺戮の連鎖」は断てるのか
山田宏明:【書評】「何をどう変えて、新しい社会を作るのか」という問いに答えなければならない
【書評対象図書:水谷保孝・岸宏一『革共同政治局の敗北1975〜2014 あるいは中核派の崩壊』(白順社、2015年)】
橋本克彦:水飲み鳥の戦争論
高岡健 :戦争と精神医療
柴崎明 :吉本隆明の戦争論[吉本隆明なるものを巡る私にとっての諸問題 9]
中村礼治:戦争なき戦時体制
彌永健一:日米防衛協力新ガイドラインと安保関連法案
木畑壽信:現在の戦争の性格とわれわれ一般大衆の態度
■連載■
大山エンリコイサム:傾注とポイエーシス[九] C12SQ――文字と数字のケミストリー
※通販送料120円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/09/12
本日入荷。おそよ1.5%ほどだけ<吉本>本
○宇田川悟「覚悟のすき焼き――食からみる13の人生――」
四六判並製/352頁 定価1600円+税 晶文社
*吉本ばなな
レストランを書く/細部は清潔に/その場の最低の人間になれ/
店選びは面白すぎる/命の力を思う/高級店からジャンクフードまで
※ばなな氏のインタビューには、実家の話がごく少し出てきます。
※その他12名については晶文社のサイトでごらんください。
※宇田川悟氏には『吉本隆明「食」を語る』の著書がありますが、これは元版も文庫版も現在品切れです。
※通販送料120円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/09/10
第10回配本、本日入荷。
○「吉本隆明〈未収録〉講演集10:詩はどこまできたか」
四六判上製/320頁 定価2200円+税 筑摩書房
*帯の文
始めは自分に向かって書いていた
自分の詩作の話から、明治大正の詩、現代詩…
詩の現在地とその未来を縦横無尽に語る講演集
*目次
1
孤立の技法(2009)(A)
詩はどこまできたか(1995)(B)
2
若い現代詩−詩の現在と喩法(1982)(C)
〈若い現代詩〉について(1982)(D)
現代詩の思想(1979)(E)
詩のゆくえ(1972)(F)
3
過去の詩・現在の詩(1980)(G)
戦後詩の体験(1976)(H)
明治大正の詩(1957)(I)
4
詩的な喩の問題(1990)(J)
戦後詩における修辞論(1977)(K)
芸術と疎外(1964)(L)
解題 宮下和夫
(月報10 吉本隆明の詩的70年代[1] 築山登美夫
幻の「思想原論」 勢古浩爾)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)思潮社主催、明治生命安田ホールでの講演。「現代詩手帖」2009年8月号掲載、
「同」2012年5月号特別附録CDに音声収録。
(B)慶応大学での講演。「三田文学」1995年秋季号に掲載。
(C)思潮社主催、西武劇場での講演。「現代詩手帖」1982年11月号掲載、
(D)無限アカデミー現代詩講座での講演。雑誌等未掲載、
(E)無限アカデミー現代詩講座での講演。「無限ポエトリー」7号に要旨掲載。全文は雑誌等未掲載。
(F)紀伊国屋ホールでの講演。「現代詩手帖」1972年5月号掲載、
(G)無限アカデミー現代詩講座での講演。雑誌等未掲載、
(H)仙台での講演。「磁場」10号に収録。「雷帝」に再録。
(I)日本文学学校での講義。1958年飯塚書店刊『現代文学講義1』等に収録。
(J)歌人集団・中の会主催、中京大学での講演。1991年六法出版刊
『「フェスタ・イン・なごや」記録集』に収録。
(K)京都精華大学での講演。1978年発行「木野評論」9号に収録。
(L)ICUでの講演。雑誌等未掲載、初収録。
※(E)(D)(L)は猫々堂資料集にも未収録のようです。
※通販送料120円
8月に出ていた本
○「宗教問題 11号(2015夏)」“特集・オウム真理教に群がったやつら”
A5判/144頁 定価926円+税 合同会社宗教問題
*菅原則生(インタビュー)「吉本隆明はなぜオウムを“擁護”したのか」
※菅原氏の記事は2段組10頁分
※現在在庫ございません。お待ちいただけるようでしたら、至急取り寄せます。通販送料100円
※その他の内容は模索舎さんのサイトにてどうぞ
◎菅原則生「浄土からの視線」(弓立社)。
◎菅原則生・編集発行「続・最後の場所 1」
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/09/09
昨夕入荷
○「LEIDEN─雷電 8号(通巻9号)」
A5判/112頁 定価500円+税 雷電舎
*目次は2015/08/22にお知らせ済み
※通販送料100円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/28
本日発売
○「現代詩手帖 2015年9月号」
A5判/184頁 定価1185円+税 思潮社
*石関善治郎「吉本隆明へ〜劇作家・金杉忠男の試み〜(下)―世界視線と平田オリザー」
※石関氏の文は2段組8頁。金杉宛吉本書簡は1997.9.18付で半頁分
※金杉忠男『グッバイ原っぱ―〔付〕戯曲『POOL SIDE』』(装幀・装画ハルノ宵子)は、1994年春秋社刊。
巻頭に吉本隆明「金杉忠男と中村座の初印象」掲載。この本は現在版元品切れですが、吉本氏の文章
だけは猫々堂「吉本隆明資料集(130)」にて読めます。
※現在在庫ありません。追加注文中です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/27
本日入荷。ご予約者には発送済みです。
○猫々堂「吉本隆明資料集148:近代の果て、現在の果て/日本文化の特質」
A5判/173頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
近代の果て、現在の果て……………………… 2(イ)
親鸞、そして死(対談)…………………………31(ロ)
交友を絶つ決定的な“その日”………………48(ハ)
不況と「リストラ」の話………………………51(ニ)
テレビばっかり観てるぜ!……………………54(ホ)
日本文化の特質…………………………………59(ヘ)
敗戦の日本人にとっての意味…………………67(ト)
高度消費社会への過渡期………………………78(チ)
私のなかの少年…………………………………81(リ)
色彩論……………………………………………90(ヌ)
思想としての身体…………………………… 139(ル)
身体論をめぐって…………………………… 151(ヲ)
少年はあくまでも少年なんですよ………… 170(ワ)
時制こだわり文体づくり…………………… 172(カ)
編集ノート………………………………… 174
※(イ)聞き手・山折哲雄。1999年岩波書店刊「近代日本文化論〈9〉宗教と生活」所収。
(ロ)山折哲雄との対談。「アエラMOOK 親鸞がわかる」1998年刊掲載。
(ハ)「新潮45」1999年6月号掲載
(ニ)「群像」1999年6月号掲載
(ホ)聞き手・田近伸和。「サイゾー」1999年6月号掲載
(ヘ)1999年二玄社刊「書の宇宙19」所収
(ト)談話。「草思」第9号。1999年発行
(チ)「宝石」1999年8月号
(リ)談話。「児童心理」1999年9月号
(ヌ)1969年の講義。「敗北の構造」所収
(ル)1969年の講演。「敗北の構造」所収
(ヲ)1985年の講演。「心とはなにか」所収
(ワ)取材・文 八木賢太郎。「ぴあ」1999年7月5日号。
(カ)「山梨日日新聞」1999年7月8日号
※(ヌ)(ル)(ヲ)の3篇をなぜ再録したのかの説明は見当たらないようです。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/26
明後日発売予定
○「現代詩手帖 2015年9月号」
A5判/216頁 定価1185円+税 思潮社
*石関善治郎「吉本隆明へ〜劇作家・金杉忠男の試み〜(下)―世界視線と平田オリザー」
*内容(※石関氏からのメールによる)
金杉忠男は、吉本隆明を敬慕し、吉本隆明の理論を自らの演劇に活かそうとした劇作家。
8月号の(上)では、アングラ演劇を乗り越える金杉と吉本との交流、吉本自身の東工大
での太宰治「春の枯葉」上演の背景を詳述。
(下)では、90年代、吉本の都市論の舞台化を目指す金杉と、劇作家・平田オリザとの
友情。金杉の死までが描かれる。吉本隆明の金杉忠男宛て書簡を掲載。
※通販送料等100円。入荷予定は数冊です。追加は数日後入荷予定です。
※「8月号」定価1370円+税
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/24
7月に出た本。在庫はありません。
○「制作の現場――プロジェクトの位相 (磯崎新建築論集 第8巻)」
B6判/400頁 定価4600円+税 岩波書店
*吉本隆明(対談)「都市は変えられるか 応答編」
※これは青土社刊「吉本隆明全対談集 第2巻 1970―1973」に収録されているのと同じと思われます
※在庫はありません。仕入れは可能です。
6月に出た本。在庫はありません。
○佐藤泰正「文学の力とは何か―漱石・透谷・賢治ほかにふれつつ」
A5判/976頁 定価3800円+税 翰林書房
*「吉本隆明さんのこと」
*「吉本隆明さんから受けたもの」
※どちらも数頁。初出誌は不明ですが既発表の文章のはずです。
※在庫はありません。仕入れは可能です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/22
近刊のお知らせ。9月上旬発売予定
○「LEIDEN─雷電 8号(通巻9号)」
A5判/112頁 予価500円+税 雷電舎
*目次
・批評 「無方法」の「方法的制覇」──変奏される柳田国男論(柄谷行人論4) 宗近真一郎
喩としての『アメリカン・スクール』──敗戦期小説論ノート1 日下部正哉
瀧口修造の郷土詩論──モダニズムと郷土 矢野静明
・詩 好天、歩いていくと
たかぎたかよし
ラム酒考 高橋秀明
醜聞桃太郎 高橋渉二
・批評 高村光太郎とその時代1 築山登美夫
宇田亮一の三部作について(その二) 高橋秀明
・連載 虚の栖──試みの家族誌8 丘の上の四二間の家 日下部正哉
※発行所からのメールによれば“「『無方法』の『方法的制覇』」は、柄谷行人の「柳田国男論」
焦点を当てつつ、吉本隆明の「柳田国男論」にも相当程度言及しています。また、「宇田亮一
の三部作について」は、宇田亮一の『吉本隆明「共同幻想論」の読み方』を批判的に検討した論考”
だそうです。
※通販送料100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/19
非<吉本>本 近刊のお知らせ。9月中旬刊行予定。
○飢餓陣営・佐藤幹夫編「セラピーとはなにか」(飢餓陣営せれくしょん3)
A5判/並製/192頁 予価1800円+税 言視舎
*主な内容
特集1
話題作・最相葉月『セラピスト』を現場のセラピストたちが読み解きながら、
セラピストという存在、セラピーのあり方を検証する。
また、精神療法の第一人者・滝川一廣氏と討論会を収録し、「こころの問題と
現代社会の関係をさぐる。
1 最相葉月が語る『セラピスト』はどう書かれたか
2 滝川一廣と精神療法
特集2
家庭にも地域にも「居場所がない」人びとを支える「かりいほ」の試みを紹介する。
1 当事者が語る「納得」の世界〜石川恒「自分語り」がなぜ必要か
2 当事者の「自分語り」を聴く〜西研「人生の納得」をどう考えるか
※通販送料120円です。ご予約ください。
・飢餓陣営せれくしょん2「『宅間守精神鑑定書』を読む」定価1800円+税
・飢餓陣営せれくしょん1「木村敏と中井久夫」定価1800円+税
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/18
第7回配本、9月下旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第10巻 1965―1971」“共同幻想論 心的現象論序説 他”
A5判変型・上製カバー装592頁 予価6300円+税 晶文社
*宣伝文
人と社会の核心にある問題へ向けて、深く垂鉛をおろして考えつづけた
思想家の軌跡がここにある
『言語にとって美とはなにか』から分岐派生した二つの原理的な考察
『共同幻想論』『心的現象論序説』と春秋社版『高村光太郎選集』の解題
として書き継がれた光太郎論を収録する。
月報は、芹沢俊介氏・ハルノ宵子氏が執筆!
※通販送料250円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/14
本日入荷
○比嘉加津夫・編集
「脈 85号 特集・谷川健一と沖縄 没後2周年にあたって」
A5判/178頁 定価1000円+税 脈発行所
※詳細目次は2015/07/26にお知らせ済み
※松岡祥男「吉本隆明さんのこと(6)」は2段組8頁分。主に菅原則生氏の
「浄土からの視線」と「続・最後の場所(1)」についての論考です。
※通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/08
第9回配本、本日入荷。
○「吉本隆明〈未収録〉講演集9:物語とメタファー─作家論・作品論〈戦後編〉」
四六判上製/377頁 定価2400円+税 筑摩書房
*帯の文
いま文学が負けるに決まっているのは自明の前提
三回にわたる『死霊』論を始めとして、
三島由紀夫、中上健次、村上春樹、村上龍まで、
文学の戦後と現在を語る
*目次
1
芥川・太宰・三島の「自殺の運命」(1986)(A)
『死霊』 についてT(1976)(B)
『死霊』 についてU(1976)(C)
『死霊』 についてV(1976)(D)
中上健次私論(1993)(E)
2
荒地派について(1988)(F)
詩について(1966)(G)
物語性の中のメタファー(1993)(H)
『神の仕事場』をめぐって(1995)(I)
一行の物語と普遍的メタファー(1987)(J)
個の想像力と世界への架橋(1982)(K)
3
文学の戦後と現在(1995)(L)
作品に見る女性像の変遷(1997)(M)
解題 宮下和夫
(月報9 鮎川信夫と吉本隆明[2] 瀬尾育生
吉本隆明氏の思い出 笠原芳光)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)足立区での講演。「新潮45」1987年2月号掲載、
(B)北海道大学での講演。実行委員会のパンフに収録。番町書房「埴谷雄高 (作家の世界)」に再録。
(C)東北大学での講演。詳細不明のガリ版に収録。今回のは新稿。
(D)京都大学での講演。雑誌等未掲載、初収録。
(E)國學院大學での講演。雑誌等未掲載、初収録。
(F)関東学院大葉山セミナーハウスでの講演。雑誌等未掲載、初収録。
(G)京浜詩の会での講演。「京浜詩59号」掲載。砂子屋書房刊「宮城賢詩集」に収録。
(H)早稲田での講演。「情況」1993年8-9月号に収録。「雷帝」に再録。
(I)新宿区での講演。『岡井隆歌集「神の仕事場」を読む』に収録。
(J)新宿区での講演。「現代詩手帖」1987年12月号に補筆して収録。
(K)千代田区での講演。雁書館『現代短歌シンポジウム全記録』に収録。
(L)有楽町での講演。朝日出版社『埴谷雄高・吉本隆明の世界 (二十世紀の知軸 1)』収録。
(M)有楽町での講演。雑誌等未掲載、初収録。
※(C)(D)(E)(F)(M)は猫々堂資料集にも未収録のようです。
※通販送料120円
非<吉本>本 入荷のお知らせ
○橋川文三「ナショナリズム その神話と論理」
文庫判/254頁 定価1000円+税 筑摩書房
*帯の文
近代が生んだ怪物の正体
日本ナショナリズムはなぜ誤ったのか?
その核心に迫る。
解説:渡辺京二「抑制と黒い炎」
※元版は1968年刊紀伊国屋新書、この文庫は1978年刊の新装版を底本としています。
※通販送料100円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/08/01
本日入荷。入荷が少し遅れました。
○「吉本隆明×山本哲士 対話編 思想を読む 世界を読む」
A5変形判/ペーパーバック装/430頁 定価2700円+税
文化科学高等研究院出版局
*内容
一 教育から思想を語っていく
1 吉本隆明 初めて「子育ちと教育」を語る(a)
2 教育・学校・思想(b)
二 アジア的ということとジェンダー
3 〈アジア的ということ〉と〈対幻想〉(c)
三 戦後思想と現代思想
4 戦後思想史から現代思想史へ:戦後50年を考える(d)
5 フーコーと革命を語る (e)
6 〈幻想〉と〈意志〉の関係(f)
四 高度資本主義世界への変貌と思想の機軸
7 「開かれた国家」への情況と本質の関係世界(g)
8 国家と言語〜『ハイ・イメージ論』を語る[1]
都市の変貌と超資本主義(h)
9 国家と言語〜『ハイ・イメージ論』を語る[2]
日本語・言語を考える本質論軸〜国家以後と国家以前(h)
五 近代を超える歴史時間
10 小林秀雄の近代批評(i)
11 歴史時間の巨視化と思想(j)
12 『心的現象論』を書いた思想的契機(k)
[補]<心的なもの>の根源へ(+高橋順一)(l)
[資料]著者自筆による「心的現象論」のはしがき。2008年に書かれ
たが単行本には収録されなかった。2段組1頁分。
山本哲士「吉本思想を引き継いで理論地平を開く」(j)
編集後記
※(a)「教育の森」1981年9月号
(b)「教育・学校・思想」1984年、日本エディタースクール出版局
(c)「性・労働・婚姻の噴流」1984年、新評論
(d)「週刊読書人」1995年1月6日号、
(e)2001年収録。「吉本隆明が語る戦後55年(4)」所収
(f)2001年収録。「吉本隆明が語る戦後55年(5)」所収
(g)2001年収録。「吉本隆明が語る戦後55年(6)」所収
(h)2002年収録。「高度資本主義国家・国家を超える場所」所収
(i)「季刊iichiko 71号:特集・小林秀雄」2001年刊、所収
(j)2003年収録。「吉本隆明が語る戦後55年(12)」所収
(k)「季刊iichiko 94」2007年刊、所収。
(l)鼎談。「週刊読書人」2007年6月17日号
(j)書き下ろし
※各篇には山本氏による“自註ノート”が付加されています。
※通販送料130円
○吉本隆明「思想の機軸とわが軌跡」 (インタビュアー・山本哲士、高橋順一)
A5変形判/ペーパーバック装/614頁 定価3900円+税
文化科学高等研究院出版局
*目次
1 六十年安保闘争と『試行』の創刊前後
2 戦後文学と言語表現論−『言語にとって美とはなにか』へ
3 共同幻想・民俗・前古代
4 フーコーの考え方
5 開戦・戦中・敗戦直後−『マチウ書試論』を中心に
6 政治と文学をめぐって
7 心的現象・歴史・民族
8 初期歌謡から源氏物語まで
9 親鸞とその思想
10 マス・イメージと大衆文化
11 ハイ・イメージと超資本主義、宮沢賢治そして柳田國男
12 天皇制とプレ・アジア的段階
13 わが少年時代と「少年期」
14 詩的創造の世界
15 批評とは何か
16 丸山真男について
◇ 吉本思想の、「前」へ向かう根源を語る
1 母型論と大洋論
2 心的なものの根源へ−『心的現象論』の刊行を機に
編者あとがき
※1〜16は1995年〜2000年に「週刊読書人」に全225回掲載され、その後補足して
「吉本隆明戦後を語る」全12巻に収録されました。
※「母型論」は1996年収録で「季刊iichiko 39号」と「吉本隆明の文化論」に再録。
「根源へ」は山本、高橋との鼎談で、上記本と重複収録。
※通販送料280円
※この2冊は談話物なので、晶文社の全集に収録の予定はありません。
本日入荷。7月下旬に出ていた本。
○「文学者掃苔録図書館:作家・詩人たち二五〇名のお墓めぐり」
A5判/333頁 定価2800円+税 原書房
※一人1頁でお墓の写真と略歴付きで本文は2段組。
※築地本願寺和田堀廟所の「吉本家之墓」は、お供えの清酒「横超」の
一升瓶の2倍弱の高さで、祖父の代からのもののようです。
※他に中上健次、谷川雁、埴谷雄高、鮎川信夫、永瀬清子、江藤淳、
小川国男、島尾敏雄、田村隆一らのも
※通販送料120円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/07/28
本日入荷
○「現代詩手帖 2015年8月号:特集・戦後70年、痛みのアーカイヴ」
A5判/216頁 定価1370円+税 思潮社
*石関善治郎「吉本隆明へ〜劇作家・金杉忠男の試み〜(上) アングラの先の場所」
※石関氏のは2段組8頁分。(下)は9月号掲載予定
※通販送料等100円。現在在庫は数冊です。追加は数日後入荷予定です。
非<吉本>本 新刊のお知らせ
○島尾ミホ「海嘯(かいしょう)」
四六判上製/252頁 定価2800円+税 幻戯書房
*目次の一部
海嘯(全5章)
附録 構想メモより
島陰の人生
解説 加計呂麻島でのピクニック しまおまほ
※通販送料120円
7月中旬に出ていた本
○村瀬学「宮崎駿再考 『未来少年コナン』から『風立ちぬ』へ」
新書判/267頁 定価860円+税 平凡社
*帯の文
宮崎駿はいつも「地球」のことを考えていた!
宮崎アニメに貫かれている「石」や「風」や「星」へのこだわ注目し、
2011.3.11を経た私たちが今受け取るべき
“未来へのメッセージ”を提示する。
※平凡社新書『宮崎駿の「深み」へ』の続編です。定価780円+税
※通販送料等100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/07/26
近刊のお知らせ。8月20日頃発行予定。
○比嘉加津夫・編集「脈 85号 特集・谷川健一と沖縄 没後2周年にあたって」
A5判/178頁 予価1000円+税 脈発行所
*目次
特集 谷川健一と沖縄 没後2周年にあたって
松本輝夫 谷川雁と谷川健一(素描)
――「原点」への「精神下降」で並走した同志的兄弟
金田久璋 谷川健一にとって沖縄問題とは何か
――『叢書わが沖縄』を読む
正津 勉 梟の導き――谷川健一歌考
仁衡琢磨 常世、みるく世をめぐる思索
――歌垣の地から毛遊びの地への手紙
中村倭文夫 聖なるものの震え――谷川健一と熊本
新城兵一 谷川健一の方へ――上原生男「谷川健一論」に触れて
金子 遊 大神島の嫗亡ければ
伊良波盛男 世の大主の文学碑――
宮古島に建つ谷川健一歌碑を記念して
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮3
詩 波平幸有 そこにいる理由
エッセイ 仲本 瑩 赤田首里殿内~ミルク神への憧憬
小説 伊良波盛男 神の誤算
仲本 瑩 腐果にくる蝶(二)
東木武市 お義母さん
比嘉加津夫 玉櫛げ――平敷屋朝敏の謎
論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと6
宮城隆尋 世論を分断した「誰か」――詩から原発を考える2
青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(五)
――「物くさ太郎」考 157
比嘉加津夫 島尾敏雄の戦後――「島尾敏雄日記」から
編集後記
※通販送料100円です。ご予約ください。
※バックナンバーは脈発行所の本の在庫」のページへ
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/07/23
本日入荷。ご予約者には発送済みです。
○猫々堂「吉本隆明資料集147:日本アンソロジーについて/未来への手がかり」
A5判/171頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
日本アンソロジーについて…………………… 2(イ)
死について語る…………………………………52(ロ)
未来への手がかり(対談)………………………59(ハ)
不透明な時代から(対談)………………………63(ニ)
特殊………………………………………………69(ホ)
ホームページを開くにあたって………………90(ヘ)
近松論……………………………………………96(ト)
北村透谷と近代……………………………… 124(チ)
谷川雁論……………………………………… 136(リ)
「保存版」は文庫で………………………… 166(ヌ)
吉本さんの話………………………………… 168(ル)
編集ノート………………………………… 192
※(イ)1998年の講演。齋藤清一自家版『日本アンソロジーについて』を底本とする。
この講演は『未収録講演集』にも2分割して収録されていますが、文字起こしは齋藤版とは別。
(ロ)「月刊ナーシング・トゥデイ」1998年12月号掲載の談話。
(ハ)鶴見俊輔との対談。「北日本新聞」1999年1月5日号掲載
(ニ)同上。1月7日、8日号掲載
(ホ)聞き手・木村俊介『奇抜の人:埴谷雄高のことを27人はこう語った』1999年平凡社刊所収。
(ヘ)1997年9月のインタビュー。インタ−ネット光芒社「吉本隆明の世界」1999年2月23日。
(このサイトはさほど目立った活動をしないまま、光芒社の倒産にともなって消滅してしまったようです)
(ト)1974年11月の講演。「展望」1975年1月号掲載。後に中公文庫「語りの海2」にも収録。
(チ)1968年11月の講演。弓立社「敗北の構造」所収。
(リ)1972年4月の講演。「政治的知識人の典型 谷川雁論」赤燈社刊所収。後に「弓立社「知の岸辺へ」に収録。
(ヌ)「AMUSE」1999年1月13日号
(ル)1999年1月13日。電話で会話。「近況」第1号(川上春雄・発行)
※続刊予定
第148集 「近代の果て、現在の果て」ほかいろ
第149集 「吉本隆明年譜(4)」ほか数篇
第150集 「江藤さんの特異な死」ほかいろいろ
第151集 「TVを読む」ほかいろいろ
第152集 「吉本隆明年譜(5)」ほか数篇
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/07/15
本日入荷
○高澤秀次『戦後思想の「巨人」たち:「未来の他者」はどこにいるのか』
四六判並装/304頁 定価1700円+税 筑摩書房
*帯の文
「戦争と革命」から「テロとグローバリズム」へ
更新する戦後的パラダイムの意味と変容を読み解く
*目次の一部
序章 新・堕落論〜3・11後の「人間復興」へ向けて
第一章 吉本隆明と「革命否定神学」〜八〇年代から3・11以後へ
1 オウム・サリン事件と「造悪論」
2 「戦後思想」の終焉まで
3 吉本隆明は二度死ぬ
第二章 江藤淳の歴史感覚〜海舟論から南州論へ
第三章 埴谷雄高と大西巨人〜「文学と革命」プロジェクターの生成と解体
第四章 柄谷行人と可能なるコミュニズム〜世界共和国への道
第五章 大澤真幸と上野千鶴子〜「未来の他者」と「おひとりさま」
※追加の入荷は数日後です。お待ちいただける方はご予約ください。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/07/10
本日入荷。第8回配本。ここまでで最高の分厚さ。
○「吉本隆明〈未収録〉講演集8:物語と人称のドラマ─作家論・作品論〈戦前編〉」
四六判上製/440頁 定価2600円+税 筑摩書房
*帯の文
若き日から切実に読み解いた作家・作品たち
新たに音源が発見された「芥川龍之介 芥川における下町」を含む十三講演
*目次
1 倫理と自然の中の透谷(1994)(A)
透谷と近代(1994)(B)
?外と東京(1992)(C)
太宰治と森鴎外−文藝雑話(1975)(D)
国男と花袋(1990)(E)
『遠野物語』と『蒲団』の接点(1992)(F)
2 芥川龍之介 芥川における下町(1994)(G)
岡本かの子−華麗なる文学世界(1989)(H)
室生犀星(1988)(I)
太宰治論−物語のドラマと人称のドラマ(1988)(J)
感想ひとつふたつ(J)
3 わたしの茂吉観(1993)(K)
中原中也・立原道造−自然と恋愛(1996)(L)
解題 宮下和夫
(月報8 鮎川信夫と吉本隆明[1] 瀬尾育生
『全集撰』のことなど 小川哲生)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)上智大学での講演。雑誌等未掲載、初収録。
(B)小田原市での講演。雑誌等未掲載、初収録。
(C)文京区での講演。『全講演ライブ集10』収録。
(D)文京区での講演。『全講演ライブ集10』収録。
(E)群馬県での講演。「国文学 解釈と教材の研究」1992年2月号掲載。
(F)館林市での講演。「吉本隆明資料集116」収録。
(G)東京都北区での講演。初収録。全巻予約特典CDに音声収録。
(H)川崎市での講演。「マリ・クレール」1989年8月号ほかに収録。
(I)日本近代文学館での講演。「高原文庫」3号ほかに収録。
(J)弘前市での講演と発言。『[太宰治]を語る』ほかに収録。
(K)上山市での講演。「波」『余裕のない日本を考える』に短縮版掲載。
本書は斉藤清一による復元版で「資料・米沢時代の吉本隆明9」に収録。
(L)日本近代文学館での講演。『全講演ライブ集18』収録。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/07/08
本日発売
○吉本ばなな「おとなになるってどんなこと?」(ちくまプリマー新書)
新書判125頁 定価680円+税 筑摩書房
*帯の文
自分の人生は自分のもの!
と思えるように
吉本ばなな書き下ろし
*目次
まえがき
1 おとなになるってどんなこと?
2 勉強しなくちゃダメ?
3 友だちってなに?
4 普通ってどういうこと?
5 死んだらどうなるのだろう?
6 年をとるのはいいこと
7 生きることに意味はあるの?
8 がんばるってなに?
<インタビュー>将来を考える
※固有名詞は一切出てこないようですが、父、母、姉のことは大量に出てきます。送料100円。
※この本の著者名は「吉本ばなな」となっていますが「よしもとばなな」とどう使い分け
ておられるのかは知りません。
※2015/07/13補記
吉本ばなな氏の筆名の件。親切な方からお知らせいただきました。
2015/05/14付けESJAPON.comのインタビュー記事によると、“御子息が12歳になり、ご自身も50歳になられて、
ペンネームをデビュー当時の漢字表記「吉本ばなな」に戻された”とあります。
1964年7月24日生まれなので、50歳になられたのは昨年ですが、2015年03月発売の「小さな幸せ46こ」は
“よしもとばなな”でしたから、 改名はこのころだったのでしょう?
・吉本ばなな公式サイト
・吉本ばなな公式ツイッター
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/07/05
近刊のお知らせ。7月末刊行予定。
○「吉本隆明×山本哲士 対話編 思想を読む 世界を読む」
A5変形判/ペーパーバック装/440頁 予価2700円+税
文化科学高等研究院出版局
*宣伝文
大学アカデミズムがなしえない吉本思想がえがきだした、世界を読む
思想可能性を、世界水準の成果からひきだす、二五年に渡る対話の全
集成。
高度資本主義へ変貌する世界において、教育、ジェンダー、イリイチ、
フーコー、戦後思想、親鸞、小林秀雄、国家、共同幻想、言語表現、
ハイ・イメージ、心的なものを、世界線の理論成果から山本が、吉本
思想の現在的可能性へと迫る。
*内容
一 教育から思想を語っていく
1 吉本隆明 初めて「子育ちと教育」を語る
2 教育・学校・思想
二 アジア的ということとジェンダー
3 〈アジア的ということ〉と〈対幻想〉
三 戦後思想と現代思想
4 戦後思想史から現代思想史へ:戦後50年を考える
5 フーコーと革命を語る
6 〈幻想〉と〈意志〉の関係
四 高度資本主義世界への変貌と思想の機軸
7 「開かれた国家」への情況と本質の関係世界国家と言語〜『ハイ・イメージ論』を語る(1)
8 都市の変貌と超資本主義〜『ハイ・イメージ論』を語る(2)
9 日本語・言語を考える本質論軸〜国家以後と国家以前
五 近代を超える歴史時間
10 小林秀雄の近代批評
11 歴史時間の巨視化と思想
12 『心的現象論』を書いた思想的契機
●山本「吉本思想を引き継いで理論地平を開く」
※『教育学校思想』、『戦後50年を語る 別巻』『iichiko』ほか所収の対談を集成
したもののようです。
※通販送料130円の予定。ご予約ください。
近刊のお知らせ。7月末刊行予定。
○吉本隆明「思想の機軸とわが軌跡」
A5変形判/ペーパーバック装/620頁 予価3900円+税
文化科学高等研究院出版局
*宣伝文
『初期ノート』から「試行」をへて『心的現象論』まで、自らの思想
表出の軌跡のすべてを語る。
吉本思想の機軸・根源の深みが、明解に!
日本最高の思想家・吉本隆明が、戦後からの自らの思想表現の軌跡を、
本質的に、主要な著書を軸にして、いかなる契機から、なぜ、いかに
論じることになったのかを明らかに語る。その思想規準から論じられ
たものは、ますますその意味するものを現在に照らし出す。聞き手は、
気鋭の学者たち。
*内容
・六十年安保闘争と『試行』の創刊前後
・戦後文学と言語表現論−『言語にとって美とはなにか』へ
・共同幻想・民俗・前古代
・フーコーの考え方
・開戦・戦中・敗戦直後−『マチウ書試論』を中心に
・政治と文学をめぐって
・心的現象・歴史・民族
・初期歌謡から源氏物語まで
・親鸞とその思想
・マス・イメージと大衆文化
・ハイ・イメージと超資本主義、宮沢賢治そして柳田國男
・天皇制と日本人
・わが少年時代と「少年期」
・詩的創造の世界
・批評とは何か
・丸山真男について
付
・母型論と大洋論
・心的なものの根源へ−『心的現象論』の刊行を軸に
※本編は『戦後50年を語る』全12巻、「母型論」は『吉本隆明の文化学』、
「心的」は『iichiko 94号』所収分と思われますが、増補訂正等があ
るかどうは不明です。
※通販送料250円の予定です。ご予約ください
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/06/27
第6回配本、本日入荷
○「吉本隆明全集 第9巻 1964―1968」
A5判変型/上製カバー装/555頁 定価6300円+税 晶文社
*帯の文
人と社会の核心にある問題に向けて、
深く垂鉛をおろして考えつづけた思想家のすべて
政治的混迷の季節にマルクスを救出するという緊張のもとに書かれ
た『カール・マルクス』と、「自立」を基礎づける諸論考を収録
*月報:鹿島茂「違和感からの出発」
ハルノ宵子「小さく稼ぐ」
*目次
1
この執着はなぜ
告知する歌
2
カール・マルクス
二十一世紀のマルクス――文庫版のための序文――
マルクス紀行
マルクス年譜ノート
ある感想
3
自立の思想的拠点
頽廃の名簿
詩論について
思想的弁護論――六・一五事件公判について――
戦後思想の荒廃――二十年目の思想状況――
佃んべえ
情況とはなにか
ポンチ絵のなかの思想
なぜ書くか
中共の『文化革命』についての往復書簡
沈黙の有意味性について
異常性をいかにとらえるか
幻想としての人間
新体詩まで
文芸的な、余りに文芸的な
個人・家族・社会
学生について
4
鮎川信夫論――交渉史について――
ある編集者の死
ひとつの死
高村光太郎私誌
実践的矛盾について
一つの証言
メルロオ=ポンティの哲学について
島尾敏雄『日を繋けて』
橋本進吉について
5
30人への3つの質問
再刊・復刊を望む本
はじめの志
小説集『序曲』広告文
梶木剛『古代詩の論理』広告文
桶谷秀昭『土着と情況』帯推薦文
奥野健男『現代文学の基軸』帯推薦文
磯田光一『比較転向論序説』帯推薦文
成立の過程について
『自立の思想的拠点』あとがき
『情況への発言 吉本隆明講演集』あとがき
「試行」13〜26号後期
略年譜(※1966年講談社刊「われらの文学22」)
解題〈間宮幹彦〉
※通販送料250円
※次回配本は第10巻で9月刊行予定
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/06/20
近刊のお知らせ。7月末刊行予定。
○吉本隆明「思想の機軸とわが軌跡」
…判/620頁 予価5000円+税 文化科学高等研究院出版局
*宣伝文
自身が語る思想の総体。「戦後50年を語る」を1冊にまとめる。
※現在わかっていることは以上です。詳細がわかり次第お知らせします。
※「戦後50年を語る」は山本哲士氏と高橋順一氏がインタビューして、1995年から2000年にかけて
「週刊読書人」に連載され、加筆訂正して、三交社の「吉本隆明が語る戦後55年」全12巻に掲載
されました。三交社版にはこのインタビュー以外にも吉本氏の新稿と旧稿、山本氏らの論考、資
料等も掲載されていて、全巻で1600頁以上あり、本体価格合計24000円でした。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/06/17
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集146:国家・家・知識人・大衆/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』3」
A5判/188頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
情況とはなにか………………………………… 2(イ)
国家・家・知識人・大衆………………………13(ロ)
質疑応答………………………………………28(ロ)
現代とマルクス 質疑応答……………………73(ハ)
宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1960-1962] …88(ニ)
編集ノート………………………………… 188
※(イ)1966年10月の講演。「同志社評論」創刊号(1967年)掲載。
『吉本隆明全著作集14』収録。
(ロ)1967年10月大阪市立大学での講演。「大阪市立大学新聞」掲載。
『著作集14』収録。質疑応答は初収録。
(ハ)1967年10月中央大学での講演。講演部分は『情況への発言』『全
著作集14』「資料集127」に収録済みでしたが、質疑応答は初収録。
(ニ)年譜の連載第2回。次回は第149集掲載予定。
非<吉本>本 近刊のお知らせ。7月下旬?刊行予定
○島尾ミホ「海嘯(かいしょう)」
四六上製/256頁 予価2800円+税 幻戯書房
解説:しまおまほ(孫・漫画家)
*宣伝文
島尾敏雄『死の棘』の完結を経たのち、そのモデルであった著者が小
説家として執筆した唯一の長篇小説(1983〜84年)。琉球文化圏の方
言、歌、伝承、自然を自在にとりいれ、海辺に生きる人々を豊かに描
く神話的な物語世界。文芸誌「海」廃刊のため未完に終わる。
*本文より
飲み水が慾しいと言ったのに、便所の水を飲めとは何ということだ、
とヤマトニセは屈辱の余りに蒼ざめる思いをしました。そして船室で
聞くともなしに耳にした、島の人たちが内地で南島の出身というだけ
でひどく馬鹿にされ、思わず拳を握りしめた事も度々だったと話して
いたことの嘘でないことが、自分も南島の人同様に扱われたことではっ
きりわかったように思えたのでした。
*著者紹介
1919年-2007年。奄美・加計呂麻島の島長で祭事を司る「ノロ」の家系
に生まれる。海軍の震洋特攻隊長として島へ赴任してきた島尾敏雄と
出会い、46年結婚。著作に『海辺の生と死』『祭り裏』、共著に『ヤ
ポネシアの海辺から』(石牟礼道子)などがある。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/06/10
本日入荷。第7回配本。
○「吉本隆明〈未収録〉講演集7:情況の根源から」
四六判上製/240頁 定価1900円+税 筑摩書房
*帯の文
共同体の原理とは?
究極の左翼性とは?
常に時代と向き合い、実践を通じて
根柢から考え抜いた著者が語る情況論
*目次
1
現代における政治過程にとってその自立とは何か(1968)(A)
共同観念の〈文化〉と創造(1970)(B)
思想的課題としての情況(1971)(C)
根柢への出立に向けて(1972)(D)
情況の根源から(1976)(E)
2
思想の自立とは何か(1967)(F)
国家・共同体の原理的位相(1971)(G)
究極の左翼性とは何か−吉本批判への再批判(1987)(H)
3
『試行』 の立場(1987)(I)
「知」の流通 『試行』刊行三十四年…現在(1995)(J)
解題 宮下和夫
(月報7 吉本隆明私記[2] 三浦雅士
写真を読む 吉田純)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)駒沢大学での講演。「駒沢大学新聞」1971/10/19号掲載。
(B)東京での講演。「中央大学新聞」1970/5/26号掲載。
(C)青山学院大学での講演。
(D)高崎経済大学での講演。「高崎経大新聞」1972/4/26号掲載。
(E)品川区での講演。「乾坤」創刊号に掲載。
(F)立正大学での講演。雑誌等未掲載。
(G)名古屋での講演。
(H)品川区での講演。『いま、吉本隆明25時』弓立社刊ほかに収録。
(I)横浜での講演。『書物の現在』書肆風の薔薇刊に収録。
(J)幕張での講演。雑誌等未掲載。
※(B・C・D・G)は1972年刊行の自主刊行物「根底への出立に向けて」に収録されていましたが、
これらは吉本氏の手が入っていないようなので、今回宮下氏の手によって改訂されました。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/06/05
本日発売
○「kotoba 2015年夏号 特集・もっとも贅沢な読書」
B5判/258頁 定価1333円+税 集英社インターナショナル
*吉本ばなな「父・吉本隆明全集のこと」
※ばなな氏のは3段組4頁分。編集者間宮幹彦氏のこと、筑摩書房が断ったこと、
隆明氏がばなな氏に金を貸してくれと言ったことなどは、以前にどこかで読
んだ記憶がありますが、幻戯書房から出ることがほぼ決定していたのに、社
主の辺見じゅん氏の死去により流れてしまったという話は初耳でした。辺見
氏は2011年9月の死去ですから、隆明氏の生前に刊行が決定していた可能性が
あっただけに惜しいことでした。
※この号の詳細目次は発行所のサイトにて読めます。一部記事は無料公開され
ていますが、ばなな氏のは残念ながら読めません。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/06/04
修羅出版の2冊、最終入荷のお知らせ
○太田修「叔父の思想:吉本隆明論」{2006年刊] 1000円(税込)
○吉本隆明・太田修「農業論拾遺〜世界認識論」[2015年刊] 1000円(税込)
※今回の入荷分で発行所の在庫は無くなったそうです。
重版は難しそうですから、お早めにどうぞ。
※通販送料は1冊でも2冊でも100円です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/06/03
ごく少しだけ<吉本>本。本日発売。
○サワダオサム「独断的上林暁論」
四六判並装/284頁 定価1800円+税 壁書房
*目次
序章 旅立ち−初期の習作について
第一章 衣食を貪ることなかれ−心豊かに生きた日々
第二章 凍てついた日々−戦時下を生きる
第三章 病妻物語の裏側−妻はなぜ精神を病んだか
第四章 酔っぱらい小説の背景−酒と女と売文
第五章 私小説でない私小説−私小説からの脱出を試みて
第六章 上林暁との対話−歴史・対話・言葉
第七章 左手の上林暁−病床での十八年
第八章 文学の鬼としての上林暁−さまざまな上林暁論
別章 兄といもうと−上林文学と妹睦子
あとがきに代えて
※第六章に1964年の吉本氏からの葉書の一部が5行分引用されています。
その他の書簡もあわせて、いずれ晶文社の全集に収録されるでしょう。
※沢田氏は「試行」8号に「吹溜まりの論理」を寄稿、1993年に滋賀県に
て吉本氏のライブ・トーク会を主催。
※通販送料100円
※その他現在入手可能なサワダ氏の著書
「わが上林暁:上林暁との対話」
「初期作品集」
「けつまずいてもころんでも−新聞販売労働運動史ノート」
「新聞の底辺から抗議の声を上げた−京都新聞藤ノ森販売所と
池内淑子の闘い」
「底辺から新聞を撃つ−小説・毎日新聞不正経理事件」
これらの本の通販は“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/29
数日前に出ていた本
○「戦争はどのように語られてきたか」河出書房新社編集部 編
A5判並装/246頁 定価1900円+税 河出書房新社
*宣伝文
戦中・戦後を通じ、戦争についてどのような思想的・哲学的考察が
なされてきたのか。戦争を巡る言論を歴史を追ってまとめる。論点
はどう変化したか、何が変わらなかったか。
【特別対談】加藤典洋×原武史。
*吉本隆明「非行としての戦争」
谷川雁「私のなかのグァム兵士」
村上一郎「『戦略・戦術論』のための序章」
ほか
※「非行」の初出は「人間の科学」1963年10月号で2段組7頁分。
「模写と鏡」「全著作集」「全集」等にも収録。
※その他の著者は小林秀雄、大川周明、渡辺京二、橋川文三、など全21名。
※現在在庫一冊のみ。追加の入荷は少し先になりそうです。通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/23
本日入荷
○「飢餓陣営42号」編集・佐藤幹夫
A5判/200頁 定価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
※目次詳細は2015/04/23にお知らせ済み
※瀬尾育生「世界倫理と反原発の思想−吉本隆明『「反原発」異論』について」は2段組25頁分、
北明哲+佐藤幹夫「神戸少年A“家裁決定”全文」と「母の物語」〜吉本隆明『心と生命について』を中心に」は
3段組12頁分。
「森山公夫氏を訪ねて■島成郎・吉本隆明・精神医療」2段組18頁分。
※通販送料100円です
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/21
本日入荷
○比嘉加津夫・編集「脈 84号 特集・中尾務の『島尾敏雄 富士正晴』」
A5判/148頁 定価1000円+税 脈発行所
※目次詳細は2015/05/12にお知らせ済み
※比嘉加津夫「島尾敏雄と島尾ミホ」には1987年のミホ・インタビューが再録されています。
※松岡祥男「吉本隆明さんのこと(5)」は2段組6頁分
※次号(8月刊予定)は「特集・谷川健一(仮題)」の予定
※通販送料100円です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/18
第6回配本、6月下旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第9巻 1964―1968」
“カール・マルクス 自立の思想的拠点”
A5判変型・上製カバー装568頁 予価6300円+税 晶文社
*宣伝文
長く深い時間の射程で考えつづけた
思想家の全貌と軌跡がここにある
9巻には、政治的混迷の季節に虚飾にまみれたマルクスを救出すると
いう緊張のもとに書かれた『カール・マルクス』と、既成の左翼思想
からの「自立」を基礎づけるための緒論考を収録する。
【単行本収録初となる原稿を2篇収載】
月報は、鹿島茂氏・ハルノ宵子氏が執筆!
※通販送料250円。ご予約ください。
ハルノ宵子さんのエッセイ連載第4回
○「京都新聞2015年4月18日朝刊」
*季節のエッセイ「帝国の逆襲」
※少なくとも一年は続くはずでしたが、“筆者の都合により”今回で終了です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/12
近刊のお知らせ。5月20日頃発行予定。
○比嘉加津夫・編集「脈 84号 特集・中尾務の『島尾敏雄 富士正晴』」
A5判/148頁 予価1000円+税 脈発行所
*目次
特集 中尾務 島尾敏雄 富士正晴 2
比嘉加津夫 島尾敏雄と島尾ミホ 55
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮(2) 82
短歌 松島 浄 琉球松 80
詩 高木 護 詩のようなもの 77
小説 伊良波盛男 魂の蘇生 84
謝野洋子 揺れる島 その一 93
論考 安里昌夫 日々の断章(5) 99
松岡祥男 吉本隆明さんのこと(5) 115
青柳瑞穂 怠けて生きたい私たち(4)
―多田道太郎の「怠惰の思想」― 121
崎原恒新 沖縄地方文学史(13) 126
対談 樹乃タルオ×比嘉加津夫 古井由吉の小説 135
編集後記 148
※通販送料100円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/09
本日入荷
○「吉本隆明〈未収録〉講演集6:国家と宗教のあいだ」
四六判上製/272頁 定価2000円+税 筑摩書房
*帯の文
唯物史観、ナショナリズム、普通に生きること
すべてをつなぎ、語る、思索の営み
*目次
1
廣松渉の国家論・唯物史観(1995)(A)
25年目の全共闘論―『全共闘白書』を読んで(1995)(B)
ナショナリズム―国家論(1967)(C)
「ナショナリズム」について(1965)(D)
現実存在としてのわれわれ(1968)(E)
2
社会現象としての宗教(1993)(F)
わが情況的オウム論(1995)(G)
3
消費が問いかけるもの(1995)(H)
いま、どんな時代なのか(1984)(I)
普通に生きること(2003)(J)
現代社会と青年(1991)(K)
解題 宮下和夫
(月報6 吉本隆明私記[1] 三浦雅士
吉本思想から出立すること 山本哲士)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)『情況』1995年8-9合併号掲載、後に『廣松渉を読む』1995年情況出版刊に収録。
(B)1995年プロジェクト猪刊の同名書に収録、後に『全講演ライブ集9』にも収録
(C)早大独立左翼集団主催講演で雑誌等未掲載。
(D)滋賀大学にて。雑誌等未掲載。
(E)上智大学にて。「上智大学新聞」1968/11/15号に掲載。
(F)川崎市麻生図書館講演会にて。雑誌等未掲載。。
(G)プロジェクト猪主催のシンポジウム講演に加筆して、『尊師麻原は我が弟子にあらず
―オウム・サリン事件の深層をえぐる』1995年徳間書店刊に収録
(H)紀伊國屋書店主催。『J.ボードリヤール×吉本隆明 世紀末を語る―あるいは消費社会
の行方について
』1995年紀伊国屋書店刊に収録、後に『全講演ライブ集12』にも収録。
(I)同志社大学にて。「月刊チャペルアワー1986/6」掲載。
(J)「ほぼ日」主催後援会。『智恵の実をたべよう。』2004年ぴあ刊に収録。
(K)千葉県立佐倉高校にて。同校PTA「会報」1992/03に掲載。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/08
本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集145:あの頃二人は/戦後思想の系譜」
A5判/178頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
江東往還………………………………………… 2(イ)
日本のジャーナリズムを考える……………… 5(ロ)
称名ホテルの一夜………………………………16(ハ)
僕が考える「純愛のゆくえ」…………………19(ニ)
私と文春文庫……………………………………23(ホ)
私の好きな歌……………………………………24(ヘ)
たけしへの手紙…………………………………26(ト)
あの頃二人は……………………………………28(チ)
戦後思想の系譜…………………………………33(リ)
ニュースキャスターはダメなのばっかりですよ……62(ヌ)
自著への想い35選………………………………73(ル)
太宰治を読む……………………………………82(ヲ)
詩人としての高村光太郎と夏目漱石…………98(ワ)
高村光太郎について………………………… 136(カ)
評論生活を総括……………………………… 160(ヨ)
本と人………………………………………… 163(タ)
「ばななさんのお父さん」で……………… 166(レ)
豊かな「人類史の母体」を示す…………… 168(ソ)
老人力………………………………………… 174(ツ)
編集ノート………………………………… 192
※(イ)「週刊新潮」1997年6月26日号
(ロ)安原顕との対談。「koudanshaニュース」1997年9月号
(ハ)「想い出のホテル」1997年9月刊
(ニ)「コスモポリタン」1997年9月20日号
(ホ)「文春文庫12月の新刊」1997年11月
(ヘ)「新潮」1998年1月号
(ト)「新潮45」別冊1998年2月
(チ)「群像」1998年2月号
(リ)笠原芳光との対談。「木野評論」第29号1998年3月発行
(ヌ)阿川佐和子との対談。「週刊文春」1998年3月26日号
(ル)「アフリカ的段階について―史観の拡張」1998年5月刊附録
(ヲ)「週刊小説」1998年6月26日号
(ワ)1967年東大での講演。「情況への発言」1998年8月刊所収。
質疑応答はこの集が初めて収録。
(カ)1968年の講演。「吉本隆明全著作集」第8巻1973年刊所収。
なぜ再録したかの説明は見あたらないようです。
(ヨ)「夕刊フジ」1998年1月13日号
(タ)「Do Book」1998年2月号
(レ)「週刊ポスト」1998年6月9日号
(ソ)「毎日新聞」1998年6月9日
(ツ)「AERA」1998年11月9日号
※それぞれ、吉本氏の本に収録済みなのかどうかは記されていませが、
たぶん多くは未収録でしょう。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/05/07
本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂第8号」
A5判/373頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
※目次は4月21日にお知らせ済み。
※通販送料120円
昨年11月に出ていた本
○「『ゲニウスの地図』への旅――新井豊美評論集1」
四六判上製/258頁 定価2700円+税 思潮社
*帯の文
吉本隆明から、山本陽子、菅谷規矩雄まで――
「女性詩」にとどまらぬ、新井豊美の詩論の全容。
生前に構想された評論集、2冊同時刊行。
*目次
菅谷規矩雄―1990、2005、2010-2011
インタビュー/追悼・菅谷規矩雄
山本陽子―1994、2004
吉本隆明―1975-1976
疎外の構造
「共同幻想」における
「対幻想」における
対幻想の本質
幻想と世界
解説・北川透
※吉本論は2段組約90頁分
※「評論集2」は14の詩人論とエッセイ収録。定価2700円+税。
※現在在庫はございません。ご注文いただけば至急取り寄せます。
※通販送料は1冊でも2冊でも120円。
1月末に出ていた本
○梅原猛「老耄と哲学 思うままに」
四六判上製/441頁 定価1850円+税 文藝春秋
*「吉本隆明の思い出」(2012/03/26)3頁分。
※東京新聞・中日新聞連載コラムの2010年8月〜2014年9月掲載分をまと
めたもの。中沢新一との鼎談『日本人は思想したか』終了後に三人で
祇園のお茶屋で行った件など。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/04/23
近刊のお知らせ。5月下旬刊行予定
○「飢餓陣営42号」編集・佐藤幹夫
A5判/約200頁 予価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
*主な内容
【巻頭エッセイ】高倉健と菅原文太
水島英己■残された銃弾の行方−菅原文太を好きになる
築山登美夫■行き場のない苦悩の表情−映画『昭和残侠伝 死んでもらいます』の高倉健
【聞き書きシリーズ 第2回】島成郎と沖縄
森山公夫氏を訪ねて■島成郎・吉本隆明・精神医療
【吉本隆明を読む】
瀬尾育生■世界倫理と反原発の思想−吉本隆明『「反原発」異論』について
北明哲+佐藤幹夫■(予)「神戸少年A“家裁決定”全文」と「母の物語」
−吉本隆明〈未収録〉講演集『心と生命について』を中心に
【特集】子ども臨床のリアル
1.小倉清の臨床世界
小倉清■面接で語られる乳幼児体験
小林隆児■乳幼児期の母子関係からみたこころの病の成り立ち
小倉清+小林隆児■乳幼児体験とこころの臨床
2.子どもの暴力とジェンダー
藤岡淳子■愛着・暴力・セクシュアリティ
愛甲修子■子どもの暴力の低年齢化を考える
3.子どもはいま、どんな時代を生きているのか
内海新祐■その心性に届く支援とは−『女性たちの貧困』を読みながら
阿久津斎木■「未来のリーダー」たちの憂愁
赤田圭亮■学校という空間、教師と生徒という関係−池谷孝司『スクールセクハラ』を読みながら
【追悼】弁護士・副島洋明
大石剛一郎■副島洋明弁護士を悼んで
高岡健■副島洋明小論
山本譲司■社会への扉を開いてくれた大恩人
村山正司■「カネを払って弁護士を雇え」
石川恒■副島さんから教えられたこと
佐藤幹夫■副島弁護士のこと
【連載】
木村和史■家を作る(7)−母の退院と再入院、父の施設探し
宗近真一郎■柄谷行人論(3)−柳田国男、遍在する局地の鏡
浦上真二■吉本隆明と「群小社会主義者」たち
夏木智■原発というエネルギー問題−東日本大震災個人的体験記(6)
添田馨■吉本隆明「超資本主義論」ノート(4)−エコノミーの終焉(中)トマ・ピケティ『21世紀の資本』からの離陸
※通販送料100円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/04/21
近刊のお知らせ。5月上旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂8号」
A5判/380頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
*目次
三上治 :『大東亜戦争の遺産』は現在の戦争観を照らす
三上治 :拠りどころはどこにあるか
新田滋 :唯物史観の幻想疎外論的再構成――梗概
中村明徳:全体の考察、あるいは世界認識の方法にかんする<覚え書き>
――ミシェル・フーコーと吉本隆明との対話(ダイアローグ)について
高岡健 :吉本隆明の漱石論
伊藤述史:「現実」と「観念」の相克――小林秀雄と三島由紀夫
柴崎明 :吉本隆明なるものを巡る私にとっての諸問題(8) 左翼の崩壊と現実と言葉
佐竹靖邦:吉本隆明のまなざし、死生観(三)
宮内広利:柳田國男の方法をめぐって――見る人と見られる人
中村礼治:愛について
柏木信 :能格見當て
橋本克彦:水飲み鳥は列島上空を飛ぶ
朝倉友海:偏倚・差異・即非――旋渦の思考について
杉本隆久:メルロ=ポンティの方法序説――方法としての記述と哲学の始まり
程謙 :ジル・ドゥルーズ『シネマ』における「信」の問題――言葉を身体に返すことについて
山森裕毅:制度分析のプロトコル――幻想・集団・横断性
木畑壽信:遂行する言語――ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン「言語ゲーム」論の再構成=脱構築
大山エンリコイサム:傾注とポイエーシス[八]製図者の見る夢――クリス・メンドーザ論
※通販送料120円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/04/13
本日入荷
○渡辺和靖・著「吉本隆明の逆襲:一九七〇年代、一つの潮目」
四六判/270頁/定価2700円+税 ぺりかん社
*帯の文
天皇制の深部からアジア的共同体の構造の考察を進め、日本古典の分
析と宗教性の探究へ向かい、太宰治や横光利一の再評価から戦中期へ
の批判とともにみずからの青春の奪還を試みた詩人の潮目を描く。
*目次
まえがき
第1章 七〇年安保の後始末
第2章 三島事件の衝撃
第3章 赤軍派の問題
第4章 南島論―『共同幻想論』の展開1―
第5章 天皇制論―『共同幻想論』の展開2―
第6章 国家形成の原理をめぐって
第7章 実朝論
第8章 和歌形式発生論の成立と展開
第9章 近松論
第10章 党派(セクト)の争い
第11章 親鸞論
第12章 太宰治の文学
第13章 西行論
第14章 宮澤賢治論
第15章 鮎川信夫論
第16章 戦後詩はどこへ行く
第17章 小林秀雄『本居宣長』批判
第18章 良寛論
第19章 シモーヌ・ヴェーユ論
第20章 横光利一論
第21章 アジア的ということ
あとがき
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/04/10
本日入荷
○「吉本隆明〈未収録〉講演集5:イメージ論・都市論」
四六判上製/366頁 定価2200円+税 筑摩書房
*帯の文
未知なる現在を追いかけて
「ハイ・イメージ」を極力平易に語り秀逸な都市論を展開する
講演の数々
*目次
1
マス・イメージをめぐって(1985)(A)
イメージ論(1986)(B)
ハイ・イメージを語る(1987)(C)
ハイ・イメージ論と世界認識(1993)(D)
2
普遍映像論(1988)(E)
イメージとしての都市(1989)(F)
映像都市の生と死(1991)(G)
3
つくば、都市への課題(1990)(H)
都市論としての福岡(1990)(I)
わが月島(1992)(J)
都市美の伝統と現在(1992)(K)
私の京都観(1993)(L)
解題 宮下和夫
(月報5 「吉本隆明の本」とネット販売 宍戸立夫
日銀・福銀デモ・反の会のことなど 白仁成昭)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)前橋煥乎堂での講演。猫々堂「資料集82」とは別の音源から文字化。
(B)京都精華大学にて。未発表。
(C)京都書院にて。未発表。
(D)大阪にて。「全講演ライブ集17」に収録。
(E)京都精華大学にて。未発表。
(F)尼崎にて。「正論」1990年4月号掲載。
(G)渋谷にて。未発表。
(H)つくば市にて。未発表。
(I)福岡市にて。「全講演ライブ集11」に収録。
(J)月島にて。「全講演ライブ集ビデオ版2」に収録。
(K)京都にて。未発表。
(L)京都にて。京都新聞社の社内冊子掲載。音源なし。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/04/05
本日入荷
○「続・最後の場所 No.1(2015.4)」
B5判/2段組/32頁 価600円+税 発行者・菅原則生
*内容
・吉本隆明の《奇妙なとまどい》〜「リンゴ泥棒の一党」をめぐって〜 菅原則生
・後記
※各段落の小見出しは2015/03/24にお知らせ済み
※「最後の場所」第一期は1977年から1983年にかけて5号まで出て終刊。
※1979年刊の3号に吉本氏が「都市に関するノート」を寄稿、これは後に弓立社の
「像としての都市―吉本隆明・都市論集」に収録されました。
※通販送料92円です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/04/04
本日入荷
○「吉本隆明 最後の贈りもの」
四六判・並装/208頁 定価1600円+税 潮出版社
*帯の文
「詩歌の潮流」を語る
歌人・道浦母都子による幻のインタビュー収録
*目次
はじめに
吉本隆明 最後の贈りもの−「詩歌の潮流」(新海均)
1 詩歌の潮流<a>
2 短歌のゆくえ
吉本隆明に聞く 短歌のゆくえ(聞き手・道浦母都子)<b>
花海棠と吉本隆明(道浦母都子)<c>
3 詩と古典<d>
4 俳句のゆくえ<e>
おわりに
詩人思想家の<詩魂> (松崎之貞)
※<a>は2009年4月と5月の談話。未発表。
<b>2009年1月のインタビュー。未発表。
<c>は「現代詩手帖」2012年5月号“追悼総頁特集 吉本隆明”掲載。
<d>は1974年7月の講演。『知の岸辺へ』『語りの海2 古典とはなにか』収載
<e>は「俳壇」2006年8月号「詩歌のゆくえ」を改題。聞き手・田中利夫。
※通販送料112円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/31
ちょっと前に出ていた本
○よしもとばなな「小さな幸せ46こ」
B6判上製/285頁 定価1400円+税 中央公論新社
*帯の文
最悪の思い出も、いつか最高になる
両親の死、家族への愛情、友情とときめき、
食と旅、小説家の秘密…。
「婦人公論」連載で人気を博した“幸せが見つかる”エッセイ集
※「婦人公論」2013年1月から2015年1月の連載に加筆修正。
※目次に吉本氏の名前は見えませんが、本文には何カ所か出てきます。
※在庫は1冊のみ。お急ぎでない方はご予約ください。
※通販送料118円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/26
本日入荷
○「吉本隆明全集 第8巻 1961―1965」
A5判変型/上製カバー装/590頁 定価6300円+税 晶文社
*月報:岡井隆「『言葉からの触手』に触れながらかんがえたこと
ハルノ宵子「混合比率」
※今回の帯は、前回までの2枚目に当たるものが1枚だけです。
※詳細目次は2015/02/21にお知らせ済み
※通販送料250円
※この回から隔月刊と予告されていましたが、残念ながら3月に1回の配本となります。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/25
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集144:中原中也・立原道造/小林秀雄を読む」
A5判/167頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
三木成夫『ヒトのからだ』に感動したこと… 2(イ)
中原中也・立原道造……………………………14(ロ)
文芸批評とはなにか……………………………88(ハ)
小林秀雄を読む……………………………… 108(ニ)
小林秀雄と古典……………………………… 142(ホ)
編集ノート………………………………… 192
※(イ)1997年うぶすな書院刊『ヒトのからだ』解説。
『ヒトのからだ』の在庫あります。定価2200円+税
(ロ)1996年の講演。「全講演ライブ集」第16集所収。
(ハ)1970年の講演。「三田文学」1970年8月号
(ニ)1984年の講演。1986年思潮社刊『白熱化する言葉』所収
(ホ)1983年の講演。1984年「かながわ高校国語の研究」第20集
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/24
近刊のお知らせ。4月上旬刊行予定。
○菅原則生「続・最後の場所」1号
B5判/2段組/32頁 予価600円+税 菅原則生
*内容
吉本隆明の《奇妙なとまどい》〜「リンゴ泥棒の一党」をめぐって〜
・映画『卒業』はどこがおもしろいのか
・「リンゴ泥棒の一党」について
・閉じられた思考、あるいは《行きっぱなし》の思考について
・『転向論』について
・中野重治と吉本の《不可避的な転向》
・『村の家』について
・中野重治の《降伏の恥》について
・孫蔵の《骨になって帰ってくるものと思っていた》について
・思想の《第三の典型》の崩壊
・《日本封建制の錯綜した土壌》の《アジア的段階》への拡張
・《アフリカ的段階》の露出
・《生れ、婚姻し、子を生み、育て、老いたる無数のひとたちを畏れよう》について
・《アフリカ的段階》のイメージの元型は敗戦期の兵士たちの像ではないか
・ふたたび「リンゴ泥棒の一党」について、あるいは、精神の荒廃について
・吉本の根源にある《奇妙なとまどい》
※菅原則生氏の執筆・編集・発行による雑誌です。
全部で400字詰100枚分位とのことです。
※送料106円の予定。ご予約ください。
※菅原則生氏は昨年弓立社から刊行された『浄土からの視線〜吉本隆明・狂気・自己慰安』の著者です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/20
3月25日発売
○昭和文学会編集委員会:編 「昭和文学研究 第70集」
A5判並製/86頁 定価4,200円+税 笠間書院
*「研究動向 吉本隆明」中村ともえ(静岡大学准教授)
※中村氏から抜き刷りをいただきました。2段組4頁分。
※“2000年以降に発表・刊行された、思想と詩の領域における議論を概観することと”して、
小熊英二と瀬尾育生をキーパーソンに論じておられます。
※“99年以降の関連書の情報は三月書房のホームページに詳しい”と記していただきました。
おなじみの「飢餓陣営」とか「脈」の誌名も挙げられています。
※現物は仕入れ可能ですが、頁数のわりにはかなり高価なので、店頭販売の予定はありません。
※その他の内容はこちらのサイトで拡大してごらんください。
この号では吉本の他、高村光太郎と大西巨人の研究動向も載っているようです。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/19
近刊のお知らせ。シリーズ第4弾。
○渡辺和靖・著「吉本隆明の逆襲:一九七〇年代、一つの潮目」
四六判/264頁/予価2700円+税 ぺりかん社
4月上旬刊行予定
*宣伝文
60年代に『共同幻想論』を発表した吉本はその後、天皇無化論を突き詰めていく。
乱反射のごとく多彩な70年代の活動は、吉本による戦中・戦後という時代への逆襲であった。
きたるべき80年代、大量消費社会にコミットしていく吉本の「転向」は、この時代すでに準備さ
れていたのである。著者畢生の吉本隆明論、ここに完結。
※通販の送料は134円の予定です。ご予約ください。
※「戦う吉本隆明:六〇年安保から七〇年安保へ」は2013年10月刊
「吉本隆明の戦後:一九五〇年代の軌跡」は2012年3月刊。
「吉本隆明の一九四〇年代」は2010年4月刊。
各定価2800円+税
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/13
近刊のお知らせ。4月上旬刊行予定。
○「吉本隆明 最後の贈りもの」
四六判/208頁 予価1600円+税 潮出版社
*宣伝文
吉本隆明が最後に語ろうとしていたのは「詩歌の潮流」だった!
*目次
はじめに(新海均)
詩歌の潮流<a>
短歌のゆくえ(聞き手・道浦母都子)<b>
花海棠と吉本隆明(道浦母都子)<c>
詩と古典<d>
俳句のゆくえ<e>
おわりに(松崎之貞)
※<a>は書き下ろし、未発表。 松崎之貞「『語る人』吉本隆明の一念」の“幻の著作「詩歌の潮流」”の項にある、
2009年の語り下ろし2回分のことでしょう。
<b>語り下ろし、未発表。<c>にて言及されている、2009年の対談で未公表のままにになっていたものと思われます。
<c>は「現代詩手帖」2012年5月号“追悼総頁特集 吉本隆明”掲載。
<d>は『語りの海 吉本隆明』(中公文庫)の第2巻『古典とはなにか』収載
<e>は「俳壇」2006年8月号「詩歌のゆくえ」を改題。聞き手・田中利夫。
※通販送料120円の予定。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/12
本日入荷
○菊谷倫彦「無名なものの詩(うた)と革命〜孫世代からみた吉本隆明」
四六判並製/250頁 定価2300円+税 菊谷文庫
*裏表紙の文
吉本隆明のもっとも深い哲学を
来るべき時代の生き方へつないでいく画期的評論集
吉本と三木成夫を“無名なものの内なる自然”の思想として編み××した、
“吉本隆明を超えていくための吉本隆明論”。
世界へ問い放つ、日本発・ポスト近代の生きるテツガクが誕生
(※××部分は地色と重なって読めません)
*目次等詳細は2015/01/02にお知らせ済み
※通販送料120円です
本日入荷
○「素描 埴谷雄高を語る」講談社文芸文庫
文庫判/288頁 定価1460円+税 講談社
*宣伝文
文学と哲学、個人と世界を繋いだ巨人埴谷雄高。その人となりと文
学を、同時代を生きた友、敬慕する後輩が生き生きと綴るアンソロ
ジー
*目次の一部
1(※河出書房新社『埴谷雄高作品集』月報より)
島尾敏雄、橋川文三、富士正晴、他全30名
2(※「群像」1997年4月号“追悼 埴谷雄高”より)
吉本隆明、小川国夫、秋山駿、他全12名
3(※講談社『埴谷雄高全集』月報より)
山田稔、齋藤慎爾、森崎和江、他全30名
※吉本氏の「埴谷雄高さんの死に際して」は3頁分。
これは「悲哀を悲劇にまで高めた一徹さ」と改題して「増補 追悼私記」及び
筑摩文庫「追悼私記」に収録されています。どちらも現在品切れ。
※入荷数冊のみ。再入荷は少し先になりそうです。通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/03/09
本日入荷
○「吉本隆明〈未収録〉講演集4:日本経済を考える」
四六判上製/306頁 定価2100円+税 筑摩書房
*帯の文
<現在>をどう生きるのか
経済を中心に、時代、時代の<現在>を真摯に考えぬいた結実
*目次
1
〈戦後〉経済の思想的批判(1974)(A)
時代はどう変わろうとしているのか(1986)(B)
現代を読む PART2(1993)(C)
日本経済を考える(1988)(D)
高次産業社会の構図(1989)(E)
近代国家の枠を超える力
〜米問題と核査察から考える(1994)(F)
2
「現在」ということ(1985)(G)
現在をどう生きるか(1995)(H)
現在(いま)と言う時代=状況論
〜消費資本主義経済と労働組合の当為(1995)(I)
3
休暇が取れない日本(2003)(J)
日本社会の現在(1990)(K)
解題 宮下和夫
(月報4 吉本隆明と六〇年安保闘争(2) 松田政男
『吉本隆明資料集』のこと 松岡祥男)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)1974年蒼氓社発行のパンフ「自立と日常」掲載
(B)猫々堂資料集にも未収録
(C)PART1は1992年弓立社刊「大情況論」に収録済。
PART2は猫々堂資料集にも未収録。
(D)「全講演ライブ集12」に収録。
(E)「全講演ライブ集12」に収録。
(F)1995年四谷ラウンド刊「日本の境位をさぐる」に収録
(G)「現代詩手帖」1985年7月号掲載
(H)1999年ボーダーインク刊「現在をどう生きるか」に収録
(I)電気連合書記労組のパンフに掲載
(J)猫々堂資料集にも未収録
(K)猫々堂資料集にも未収録
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/24
本日入荷
○「LEIDEN─雷電 7号(通巻8号)」
A5判/106頁 500円+税 雷電舎
*目次は2015/02/07にお知らせ済み
・過去の呪縛を解く力──菅原則生と吉本隆明 安田有
・宇田亮一の三部作について(その一) 高橋秀明
・対幻想という提起──『共同幻想論』の思い出 今村秀雄
・最後の叡智の閃き──吉本隆明『「反原発」異論』を中心に 築山登美夫
※吉本関係の上記4本の合計は2段組35頁分あります。
※通販送料100円です
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/21
全集第5回配本の詳細。3月下旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第8巻 1961―1965」
A5判変型・上製カバー装600頁 予価6300円+税 晶文社
*宣伝文
8巻には、党派的な文学論を一掃するため、言語についての基礎的
な考察から取り組まれた画期的な労作『言語にとって美とはなにか』
を収録する。
月報:岡井隆・ハルノ宵子(敬称略)
*詳細目次
文庫版まえがき
選書のための覚書
序
第一章 言語の本質
1 発生の機構
2 進化の特性
3 音韻・韻律・品詞
第二章 言語の属性
1 意味
2 価値
3 文字・像
4 言語表現における像
第三章 韻律・撰択・転換・喩
1 短歌的表現
2 詩的表現
3 短歌的喩
4 散文的表現
第四章 表現転移論
第I部 近代表出史論(I)
1 表出史の概念
2 明治初期
3 「舞姫」・「風流微塵蔵」
4 「照葉狂言」・「今戸心中」
5 「武蔵野」・「地獄の花」・「水彩画家」
第II部 近代表出史論(III)
1 自然主義と浪漫主義の意味
2 「それから」・「ヰ]タ・セクスアリス」
3 「網走まで」・「刺青」・「道草」
4 「明暗」・「カインの末裔」・「田園の憂鬱」
第III部 現代表出史論
1 新感覚の意味
2 新感覚の安定(文学体)
3 新感覚の安定(話体)
4 新感覚の尖端
第IV部 戦後表出史論
1 表現的時間式
2 断絶の表現
3 断絶的表現の変化
4 断絶的表現の頂点
第五章 構成論
第I部 詩
1 前提
2 発生論の前提
3 発生の機構
4 詩の発生
5 古代歌謡の原型
第II部 物語
1 問題の所在
2 物語の位相
3 成立の外因
4 折口説
5 物語のなかの歌
6 説話系
7 歌物語系
8 日記文学の性格
9 『源氏物語』の意味
10 構成
第III部 劇
第I篇 成立論
1 劇的言語帯
2 舞台・俳優・道具・観客
3 劇的言語の成立
4 劇的本質
5 劇の原型
6 劇の構成
第II篇 展開論
1 「粋」と「侠」の位相
2 劇の思想
3 構成の思想(1)
4 構成の思想
5 展開の特質
第六章 内容と形式
1 芸術の内容と形式
2 文学の内容と形式
3 註
4 形式主義論争
第七章 立場
第I部 言語的展開(1)
1 言語の現代性
2 自己表出の構造
3 文学の価値(1)
第II部 言語的展開(2)
1 文学の価値(2)
2 理論の空間
3 記号と像
あとがき
角川文庫版のためのあとがき
文庫版あとがき[ソフィア文庫]
索引
解題
※通販送料250円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/18
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集143:知識人−その思想的課題/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』2」
A5判/192頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
日本文学の現状………………………………… 2(イ)
質疑応答………………………………………21(ロ)
自立の思想的拠点………………………………37(ハ)
知識人−その思想的課題………………………56(ニ)
質疑応答………………………………………69(ホ)
宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1951-1959] …76(ヘ)
編集ノート………………………………… 192
※(イ)1966年10月の講演
(ロ)同上
(ハ)1966年10月の講演
(ニ)1966年10月の講演
(ホ)同上
以上の3講演は1968年徳間書店刊行の「情況への発言」に収録されていますが、
質疑応答は未収録だったそうです。(元徳間書店宮下和夫氏提供)
(ヘ)年譜の連載第2回。次回は第147集掲載予定。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/17
第2回北海道横超忌のお知らせ
○「第2回北海道横超忌―吉本隆明の心をつなぐもの―」
日時 2015年3月28日(土)−29日(日)
会場 鴨々堂(古民家Gallery) 札幌市中央区南7条西2丁目2-1 TEL/FAX 011-596-7929
参加費 1,000円(1日)
主催 北海道横超会
*日程
第1日(28日)
開始 午後1時 吉本隆明の講演DVD鑑賞1
午後2時 講演「吉本隆明 芸術言語論について」 講師 詩人・高橋秀明
午後4時 吉本隆明の講演DVD鑑賞2
午後5時 終了
第2日(29日)
開始 午後1時 吉本隆明の講演DVD鑑賞3
午後2時 写真家・中島博美トークセッション「私と吉本隆明さんとその家族」
午後4時 吉本隆明の講演DVD鑑賞4
午後5時 終了
※DVD鑑賞は1〜4別の内容の講演を鑑賞予定、また会場には吉本隆明に関する資料、著作、写真等の展示あり。
*上記お問合せ参加申込み先
有田隆司 メール taka.52@jcom.home.ne.jp
お申込み際しては、氏名、連絡先、参加予定日時をお知らせ下さい
※高橋秀明氏は「LEIDEN─雷電」に毎号詩と評論などを掲載されています。
※写真家の中島博美氏は雑誌「dancyu」の連載エッセイにイメージ写真を併載していた方だそうです。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/13
本日入荷。ご予約者には発送済みです。
○比嘉加津夫・編集「脈 83号 特集・内田聖子の渋澤龍彦」
A5判/176頁 定価1000円+税 脈発行所
*目次は1月23日にお知らせ済み
*松岡祥男「吉本隆明さんのこと(4)――中沢新一編著『吉本隆明の経済学』批判ほか」は2段組5頁分
※松岡氏は「中沢新一の着想はいつも<卓抜>なのだけれど、その内実はきわめて<杜撰>である。」として
吉本氏の著述部分の全章について、抜粋、省略の有無と、そのことについての断り書きがあるかどうか
を検証されています。結果、ほぼ半分近くに問題があり、とくに「第7章の2」の扱いは到底<容認>できない
とのことです。
※通販送料100円。
非〈吉本〉本、本日入荷
○「VAVばぶ 23号」
A5判/92頁 定価500円(税込) 編集/発行・陶山幾朗
*主な内容
陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(十)
陶山幾朗 真昼の喧噪〜パステルナーク事件の光景(十四)
浮海啓 「あんかるわ」創刊 その前後
成田昭男 詩よ、三人のラディカルを探せ〜松下昇・菅谷規矩雄・北川透の関係史(5)
「あんかるわ」の危機から反河のはじまりへ
ほか
※通販送料80円。バックナンバーも少しあります。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/11
初公開のインタビュー本が入荷しました
いまのところ他店では販売していません
○吉本隆明・太田修「農業論拾遺〜世界認識論」
B6判/約132頁 頒価1000円(税込) 修羅出版
2015年2月20日第1刷(200部限定)
*ふしぎな縁で、吉本隆明師と交流でき、講演を依頼し対談までできた一人として、氏の原則で
ある表現の全公開ということで二十年間眠っていた原稿を公開することにした。これは1993年
の10月19日と11月15日と二回に渡って、対談というより、弟子である私が師に教えを聞くとい
う形式で、長時間に渡るインタビューである。私が駒込の吉本宅を訪問し、弓立社の宮下和夫
氏がテープで録音して原稿化したものに、今度註とあとがきを加えたものである。
(「はじめに」から抜粋)
*吉本さんが逝って三年目を迎えるがこのインタビューは、まるで昨年のような感じがしてならない。
それには二つの理由が考えられる。
ひとつは、このインタビューの内容が少しも古びてなく、一度起こっていることがもう一度起こって
いる事態をわたしたちは見ているからである。
もうひとつは自民党から民主党、共産党・社会党に至るまで農業政策については、五〇年・六十
年間金を注ぎ込んで農民を保護する政策は変わっていないのである。
吉本さんの政治や政策のアプローチは、統計や事実把握だけでなく、世界認識の中から、日本
国という共同体、政府自民党という集合体、日本共産党という集合体を読んでいく考え方なので
ある。これは2015年現在においても、いささかの狂いもない、農業革命論である。
(「おわりに」から抜粋)
*目次
はじめに
総選挙のゆくえ
農業論の波紋
小沢一郎の『日本改造計画』
九条問題について
国民大衆の大原則
農業政策について
第二次産業、第三次産業について
転換期の問題
解体したロシア
解体ロシアの文化的波紋
ヨーロッパ問題
社会主義は可能か
東アジアについて
中国社会主義のゆくえ
アジア的について
第二次農地改革
日本農業のゆくえ
第二次農業改革の眼目
おわりに
*太田修
1947年生まれ 早稲田大学卒業。
私立中越高校勤務後、長岡市議会、新潟県議会議員、
現在浄土真宗大谷派僧侶。病気療養中。
文学・政治論文多数有り。
※通販送料100円。販売数は150冊のみ。お早めにどうぞ。
※「叔父の思想:吉本隆明論」2006年修羅出版。1000円(税込)。在庫僅少。
※まことに勝手ながら廉価につき公費ご購入の扱いはいたしかねますのでご了承ください。
※※他の書店様への卸も一任されました※※
10冊単位での完全買切で先払いをお願いします。
送料はこちらで負担します。
送料をそちらでご負担いただければ端数(2冊以上)のご注文もお受けします。
ご希望の書店様は必ずメールにてお問い合わせください。
※在庫僅少につき卸業務は終了しました。(2015/04/06記)
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/10
本日入荷
○「吉本隆明〈未収録〉講演集3:農業のゆくえ」
四六判上製/210頁 定価1800円+税 筑摩書房
*帯の文
著者が生前に企図した構成でおくる農業論講演集
*目次
1
人間の死・自然の死・農業の死(A)
2
「農村」の終焉(B)(1987)
日本農業論(1989)
農業からみた現在(1991)
3
安藤昌益の「直耕」について(1998)
解題 宮下和夫
(月報3 吉本隆明と六〇年安保闘争(1) 松田政男
思い出の言葉など−良寛・農業・自然死− 太田修)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)のみ講演ではなく、1988年双葉社刊の「ヘッドウォーター四号」に寄稿された文章で、単行本初収録
(B)「全講演ライブ集5」の別冊附録に活字化掲載。
「吉本隆明の経済学」に一部収録
(C)「全講演ライブ集5」の別冊附録に活字化掲載。
(D)吉田恵吉氏のウェブサイト「高屋敷の十字路」掲載のものと同一講演の別音源による。
(E)齋藤清一氏の「米沢時代の吉本隆明について〜その10」掲載のものと同一講演の別音源による。
※以上5本中で(A)を含めていずれも猫々堂資料集に既収のようですが、一部は別音源によるもののようです。
※通販送料120円
※全巻ご予約特典の締め切りは2015年2月末です。
1巻2巻3巻を分売で購入されてからでもお申し込みは可能です。お急ぎください。
※(B・C・D)はこの巻の月報執筆者である長岡市の太田修氏らの「修羅」同人が開催された講演会のものです。
太田修氏が吉本氏にインタビューされた「農業論拾遺〜世界認識論」も入荷しました。
ご予約者には発送済みです。詳細案内を作成中。一般販売は明日開始の予定です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/07
近刊のお知らせ。2月下旬発売予定
○「LEIDEN─雷電 7号(通巻8号)」
A5判/106頁 予価500円+税 雷電舎
*目次
・詩 歩む 安田有
湿地帯にて 築山登美夫
水の街・水の家 高橋秀明
・批評 “死の光”が照らし出す“希望”への道筋──神山睦美『希望のエートス 3.11以後』を読む 添田馨
帰還の問題──モダニズムと郷土 矢野静明
・連載 虚の栖──試みの家族誌7 丘の上の四二間の家 日下部正哉
・展評 青の襲撃──「矢野静明─種差Enclave」展に寄せて 築山登美夫
・批評 過去の呪縛を解く力──菅原則生と吉本隆明 安田有
・ 宇田亮一の三部作について(その一) 高橋秀明
対幻想という提起──『共同幻想論』の思い出 今村秀雄
最後の叡智の閃き──吉本隆明『「反原発」異論』を中心に 築山登美夫
※通販送料100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/02/05
やっと更新されました。筑摩書房のサイトにて無料で読めます。
○「ちくま 2015年1月号」
吉本隆明〈未収録〉講演集全12巻刊行記念
【対談】宮下和夫×宿沢あぐり 「吉本隆明、講演の魅力 ――やわらかい入門書」
京都新聞にハルノ宵子さんのエッセイ連載開始
○「京都新聞2015年2月2日朝刊」
*季節のエッセイ「異郷の豆」
※5週間に一度の予定とのこと。何回続くのかは不明です。
※京都新聞のオリジナルなので他の地方紙には載りません。
※京都新聞のサイトにもアップされないそうです。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/23
近刊のお知らせ。2月20日発行予定。
○比嘉加津夫・編集「脈 83号」
A5判/178頁 予価1000円+税 脈発行所
*目次
特集 内田聖子 渋澤龍彦:一度きりの夢魔
松島 浄 澁澤龍彦の「エロティシズム」論について
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮
短歌 松島 浄 ドトール珈琲
詩 瑶いろは Garden
東木武市 お義母さん
比嘉加津夫 俳人もどき
掌篇 高木 護 女相撲
小説 伊良波盛男 我ひとり孤島に立つ
仲本 瑩 腐果にくる蝶(一)
論考 安里昌夫 書物に触発されて―トルストイの「人生論」か
比嘉加津夫 「島尾ミホ伝」考
松岡祥男 吉本隆明さんのこと(4)――中沢新一編著『吉本隆明の経済学』批判ほか
宮城隆尋 詩から原発を考える(1)
青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(三)――バートランド・ラッセルの『怠惰への讃歌』
崎原恒新 沖縄地方文学史(十二)
編集後記
※通販送料100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/15
本日入荷。ご予約者には本日発送済み
○猫々堂「吉本隆明資料集142:写生の物語(下)/実朝論」
全165頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
写生の物語(下)………………………………… 2(イ)
実朝論……………………………………………83(ロ)
編集ノート………………………………… 164
※(イ)「短歌研究」に全25回連載。その後半分で1997年1月号から11月
号までの10回分。この連載は2000年に講談社から「写生の物語」
として刊行されましたが、現在は絶版です。
(ロ)は1969年6月の2回講演で、「展望」1969年9月号に掲載されまし
た。その後、中央公論社の文庫「語りの海2」(※品切)に収録さ
れましたから「未収録講演集」には収録されません。
*資料集続刊予定
・143集 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1951-1959]、ほか
・144集 「三木成夫『ヒトのからだ』に感動したこと」ほか
・145集 「江東往還」ほか
・146集 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1960-1963]ほか
・147集 「日本アンソロジーについて」ほか
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/11
ご存知とは想いますが9日より公開が開始されました
○「フリーアーカイブ 吉本隆明の183講演」
※第一回は「今週の特集 子どもの心」で6本公開されています。内4本はテキストも公開されていて、
そのまま読むこともダウンロードして保存することもできます。テキスト未公開の講演については
テープ起こしのボランティアを募集してるようですから、いずれ公開されるでしょう。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/10
本日入荷
○「吉本隆明〈未収録〉講演集2:心と生命について」
四六判上製/374頁 定価2200円+税 筑摩書房
*帯の文
意識、心、生命、死生観
人間存在の根本に関わるテーマを平易に語る講演録
*目次
1 物語について(A)1994
心について(B)1994
生命について(C)1994
ヘーゲルについて(D)1995
フーコーについて(E)1995
2 甦えるヴェイユ[1][2](F)1992
良寛について(G)1988
日本人の死生観[1][2](H)1986
3 子供の哲学(J)1988
解題 宮下和夫
(月報2 吉本さんのこと(下) 渡辺京二
自註〈吉本隆明とその時代〉 齋藤愼爾)
※上記の4桁数字は講演のあった年です。
(A)は雑誌等に未掲載
(B)「ちくま」1995年1月号、2月号掲載
(C)「全講演ライブ集7」に収録
(D)「ちくま」1995年9月号〜11月号掲載
(E)「ちくま」1996年6月号〜8月号掲載
(F)は雑誌等に未掲載
(G)は雑誌等に未掲載
(H)は雑誌等に未掲載
(J)は雑誌等に未掲載
※以上11本中で猫々堂資料集に既収のは4本のようです。
※通販送料120円
※全巻ご予約特典の締め切りは2015年2月末です。1巻2巻を分売で購入されてからでもお申し込み可能です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/09
本日発売。長期品切れ本文庫化。
○後藤繁雄・編著「独特老人」(ちくま文庫)
文庫判/576頁 定価1500円+税 筑摩書房
*帯の文
独りでゆけ 特別であれ
一流を超え、破格を生きた
28人の老人たちの聞き書き本!
*宣伝文
埴谷雄高、山田風太郎、中村真一郎、淀川長治、水木しげる、吉本隆明、鶴見俊輔・・・・・・
独特の個性を放つ思想家28人の貴重なインタビュー集。
※元版は2001年刊行で10年ほど前に売り切れたままでした。文庫化にあたってあとがきが増えていますが、
吉本氏については触れていません。
※吉本隆明「浄土と老齢」は語りおろしで約20頁分。その後、他の単行本や猫々堂資料集等にはまだ再録
されていないようです。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/08
非<吉本>本 入荷のお知らせ。他店より10日程の遅れです。すみません。
○飢餓陣営・佐藤幹夫編「『宅間守精神鑑定書』を読む」 (飢餓陣営せれくしょん2)
A5判/並製/220頁 定価1800円+税 言視舎
※目次と編集後記はブログ「佐藤幹夫の編集室」で読めます。
※すべてが「飢餓陣営」のバックナンバーからの再録ではなく、他誌からの転載や書き下ろしもあります。
詳細は上記ブログでご確認ください。
※通販送料120円です
◎「飢餓陣営発行所の本の在庫」のページへ
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/06
11月に出ていた本
○柴田弘美「開かれた『構造』〜遠山啓と吉本隆明の間に」
四六判/248頁 定価1800+税 アゴレー企画
*宣伝文
山肌に舞い上がりたちこめる霧のように、吉本の著作にまとわりつく数学の影。
終戦直後、遠山啓の特別講義によってもたらされた、数学的構造の意義と力を今、解き明かす。
既視感一杯の構造主義から脱出しよう。
*目次
はじめに
第1章 構造への意思
第2章 表出言語空間
第3章 表現作用素
第4章 文体空間
第5章 構成空間
第6章 終章
おわりに
*著者からのメッセージ
少しだけ、本書の宣伝めいたことを言おう。僕は、愚直に『言語・美』を最後まで読み通し、遠山啓
から吉本が受け伝えた、構造的数学の精神を方法化したものを、最後まで貫徹させていることを
突き止めた。多少手つきがシロートくさいとしても、多少しどろもどろであるとしても、この論述には、
きっと意味も価値もある!!そう信じて僕はここに一書を提出する。金銭的な意味でなく、損はさ
せないぜっ!!
(「web版模索舎月報」2012年12月より抄録。全文はこちら→)
*著者について(※男性です。念の為)
1948年新潟生まれ。1967年新潟県立新発田高校卒業。1969年早稲田大学理工学部物理学科入学、
1973年退学。1め978年から写植・版下技術の職を得て1997年まで働くが、業界壊滅・職場崩壊のた
め退職。以後主夫j。2003年河出書房新社より「全共闘 (共著)出版。[本書記載による]
◎「全共闘」茜三郎(写真・文)・柴田弘美(文)、定価1400円+税。河出書房新社2003年刊。在庫あります。
※この本のことは、飢餓陣営の佐藤幹夫氏に教えていただくまで、まったく知りませんでした。著者による自
主制作本でAmazonでも売っていません。今のところ販売しているのは、検索した限りでは新宿の模索舎だ
けのようです。うちの店もその模索舎さんのご厚意により著者と連絡がとれて仕入れが可能となりました。
※通販送料120円
※佐藤氏に推薦文を書いていただきましたので、ご参考にどうぞ。
このメルマガ「<吉本隆明>本 新刊のお知らせ」史上初の依頼原稿です。
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柴田弘美さんという著者の『開かれた「構造」 遠山啓と吉本隆明の間』という本を偶然入手し、暮れから
この正月で読み終えました。ここでの「構造」は「構造主義」の「構造」ではなく、遠山啓の名があるように、
あくまでも数学の概念です。出版社はアゴレー企画。自費出版のようです。しかし、『言語美』の追い方が、
これまでのどの吉本論とも違っていて、数学の素人でも論旨が追えるように、明晰な記述でなされています。
これはちょっと見事な出来なのではないか、と思いました。 (飢餓陣営・佐藤幹夫)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/03
非<吉本>本 新刊のお知らせ
12年振りの続刊が12月に出ていましたが、完全に見落としていました。
○滝村隆一「国家論大綱 第2巻」
A5判/804頁 定価9000円+税 勁草書房
*宣伝文
世界史的国家を理論的に捉え、体系化するための土台となった壮大な
作業の記録。半世紀に及ぶ著者渾身の『国家論大綱』はここに完結。
ヘーゲルの発展史観を受け継ぎ厳密な学問の方法として再構築する。
アジア的国家から現代国家まで、歴史研究の実証的成果を踏まえ具体
的に理論化。またプラトン、アリストテレスに始まり中世神秘主義、
ドイツ観念論に至る西欧哲学を精査し、方法的裏付けを確かなものと
している。本書をもって著者の長年の仕事は一区切りつく。
*目次
はじめに
第一部 [序論]学的理論の〈原理と方法〉
第一篇 わが学的方法について
第二篇 ヘーゲル弁証法と学的世界史
第三篇 ヘーゲル哲学の展開・総括・批判と継承
第二部 [総説]第一巻の学的国家論の総括と補足
第一篇 前提と方法
第二篇 〈国家の本質〉と内的構成
第三篇 学的国家論における〈歴史的始源と形成〉の問題
第四篇 学的国家論と「国家意志」概念
第五篇 補論─激変する内外政治世界と〈国家の原理〉
第三部 [本論]歴史的・世界史的国家の理論的解明(歴史的国家論)
第一篇 国家の歴史的始源と形成
第二篇 アジア的国家論
第三篇 西欧絶対王政とアジア的国家
第四篇 補論─流行の「社会史」とは何か?
あとがき
*「国家論大綱〈第1巻 上〉」定価8500円+税 2003年5月刊
「国家論大綱〈第1巻 下〉」定価8500円+税 2003年7月刊
※現在在庫はございません。出版社も休みですし、入荷するのは来週末
か再来週になるでしょう。お急ぎでない方はご注文ください。
通販送料320円です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2015/01/02
謹賀新年
今年も<吉本>本のご購入と情報のご提供をよろしくお願いいたします。
近刊のお知らせ。3月中旬発売予定。
○菊谷倫彦「無名なものの詩(うた)と革命〜孫世代からみた吉本隆明」
四六判並製/250頁 予価2300円+税 菊谷文庫
*宣伝文
「春秋」連載原稿を大幅に加筆
”未来へ向けた、あたらしい吉本論”
――もっとも深く、読みやすい。若い世代による決定版吉本論の誕生。
全集が刊行中で、2015年3月に没後三周年を迎える吉本隆明。
しかし、その思想の全体像を捉え、そのもっとも深い哲学を語る評論はいままでありませんでした。
本書は、30代の若い著者が、吉本隆明のもっとも深い哲学と可能性の全体像をはじめて解き明かした本です。
未来へつないでいく、“吉本を超えていくための吉本隆明論”でもあり、吉本隆明と三木成夫を現代思想の世界
最先端に位置づけた名著です。
3月16日の没後三周年を前に、決定版吉本論の誕生です。
《本書の魅力》
◎初心者でも読みやすい、わかりやすく平易な文体です。
◎わかりやすいだけでなく、深い。吉本思想のすべてが凝縮してまとまっています。これを読めば、吉本思想の
可能性の全体像がわかります。
◎いままでの吉本論を書き換える画期的内容です。あたらしい読者はもちろん、古くからの吉本読者にとっても
新鮮な視点が満載です。”未来へ向けた、あたらしい吉本論”です。
◎ただの吉本論だけではなく、現代思想の世界最先端としても読めます。
◎時代を変えたい人におすすめです。ただの言葉だけの評論ではなく、これからの時代の“生き方”を考えて
いる人に多くのヒントを与える内容です。
*目次
はじめに
第一章 無名なものの革命
無名なものからの光〜吉本さんが大切にしていたこと
無名なものとしての私たち
理念としての大衆の原像
沈黙と知識、コミュニケーション
大衆の原像と沈黙する日常
沈黙の革命論
左翼文学批判から『言語にとって美とはなにか』へ
安保闘争から『言語にとって美とはなにか』へ
精神の民俗学という方法
理念による世界転覆〜ヴィジョンの創造
幻想という日常の根底
日常を規定している三つの関係の幻想
共同幻想としての社会幻想〜固定観念と制度
象徴転換としての「革命」〜ヴィジョン・身体・ことば
無名なものの力
第二章 〈幻想〉から〈自然〉へ〜吉本隆明の幻想論の先にあるもの
「幻想」から「こころ」へ〜吉本隆明と三木成夫
吉本隆明の世界観〜こころ・ことば・幻想の三つの層
生きているとは何か
「異和」という発想
「異和」はひび割れかエネルギーか
吉本隆明の疎外論〜〈表現〉としての疎外
ポスト資本主義時代の表現論・自然論
表現としての〈自然〉・理想としての〈自然〉
「自然」の捉え方について
〈自然化〉する個体
〈自然〉の原型としての母胎
〈自然〉と子どもの成長
〈理想〉の海としての大洋〜『母型論』の問題
〈理想〉としての表現〜模倣から創造へ
近代的個の自然化〜『母型論』と『アフリカ的段階について』
〈自立〉としての〈自然化〉へ
悪とは何か〜〈悪〉と〈自然〉
吉本隆明に「内発的」という問題意識はあるか
第三章 無名なものの詩(うた)
吉本言語論の可能性
吉本隆明の言語論について
沈黙という存在の海
三木成夫の人間観
ことばとリアリティ〜自己表出の拡張
目に見えないものの価値
内コミュニケーションの本質〜リアリティの形成
芸術概念としての自己表出
内臓と脳〜内発的なものと外発的なもの
観念と思い
内臓感覚と宇宙〜内なる自然と外なる自然
価値とリアリティの木
「内在する倫理」としての存在倫理
存在のエネルギー
存在としてのことば
〈表現〉として咲く存在
無名なものの詩(うた)の力
価値表出としての自己表出
アフリカ的段階と表現としての世界
〈自然〉になる個体
アニミズムの可能性〜内発的世界による調和は可能か
無名なものと〈自然〉
倫理とリズム
理想の種子としての私たち
第四章
内在性の革命へ〜内なる自然の海
“深歩”の思想へ〜文明の転換期に際して
知識と知恵のちがい
吉本隆明の「知恵」の問題をどう考えるか
〈自然〉と〈世界〉
〈世界〉と子ども
〈自然〉と「社会」
社会はなぜ自然ではないか
「社会」と〈理想〉〜なぜ社会を強化しようとするか
勉強と学び
外発的権力と内発的力
道徳とコスモロジー
規範とリズム〜数と質
日常の実際の成り立ち1〜幻想と固定観念、制度
日常の実際の成り立ち2〜身体、時間、空間
世界の表現としての想像力1〜物質的想像力
世界の表現としての想像力2〜時間的想像力と空間的想像力
〈世界〉の見えにくい時代にできること
ふるさととしての〈自然〉〜〈自然〉としての対幻想
〈家族〉と「社会」〜〈いまここ〉のテツガク
日常を生きる知恵に変えること
詩とテツガクの役割
詩人とは誰か
文学の役割〜想像力をつくり変えること
内在性の革命へ〜内なる自然の海
消え、うつりゆくものへ
付録 詩を失った時代に(「kototoi」創刊号掲載)
あとがき
※著者の菊谷倫彦氏は菊谷文庫代表で「kototoi」編集長。
※出版社の宣伝文に「名著」とか「決定版吉本論の誕生」とありますが、“自画自賛”じゃないかという件に
つきましては、著者と発行者はいちおう別人格らしいということでよろしくご判断ください。
※通販送料は120円。発行部数はさほど多くないと思われますので、お早めにご予約ください。
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