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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/12/29
近刊のお知らせ。1月中旬刊行予定。
○松山愼介『「現在」に挑む文学――村上春樹・大江健三郎・井上光晴』
四六判/379頁 予価1600円+税 響文社
*宣伝文
世界史の構造が生々しく、劇的に変化する現代社会。遠い世界の出来事が日々、
この島国日本にも打ち寄せる。もはや政治だけでは解決できない問題が洪水の
ように存在する時代になった。個人が世界と向き合う時代である。 著者は、村上
春樹・大江健三郎・井上光晴、3人の作家が「現在」にどのような姿勢で挑んでい
るのかをテーマに、「死と戦争」について深く思索する。あらためて今日的な文学
とは何か、という視点も提起している。
*目次の一部
村上春樹と「一九六八年」(※全11節)
大江健三郎・一九六〇年前後(※全11節)
井上光晴という生き方(※全14節)
2 井上光晴と谷川雁
3 『書かれざる一章』と埴谷雄高と吉本隆明
あとがき
解説 神山睦美
*著者について
1949年大阪府生まれ。1967年北海道大学入学。三派系全学連の諸闘争、北大闘
争にかかわる。1971年北海道大学経済学部(降籏ゼミ)卒業。卒業後、兄の経営す
る鉄鋼関係の工場で60歳まで肉体労働に従事。現在、大阪府在住。
論考・執筆――中野重治「ねばならぬ」を生きた文学者「異土」4号、吉本隆明Γ転
向論」をめぐって「異土」5号、戦争と戦後の丸山眞男「異土」10号
※通販送料等120円です。ご予約下さい。
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三月書房
604-0916 京都市中京区寺町二条上る
TEL:075-231-1924 FAX:075-231-0125
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/12/23
新装版入荷のお知らせ
○服部和美「吉本さんの講演のことなど」
B5版/297頁 頒価900円 発行所/(八千代市)服部和美
2016年10月25日刊(元版と同じ)
※売れ行き好調によりコピー本三分冊が、プロの印刷製本による厚さ16ミリの一冊本になりました。
内容は元版と同じで頒価も変わりません。
※目次と松岡祥男氏の推薦文は2016/11/17にお知らせ済み。
※小部数入荷しました。通販送料等120円です。お早めにどうぞ。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/12/21
本日発売
○山本哲士「吉本隆明と『共同幻想論』」
A5判上製544頁 定価4500円+税 晶文社
*帯の文
なぜ今、吉本隆明の思想が必要なのか?
主著のひとつである『共同幻想論』を手がかりに、高度資本主義の変貌をつかみとり
「吉本思想」のエッセンスと現在性を伝える渾身の一冊。
共同幻想国家論の構築へ
※目次は2016/11/11にお知らせ済み
※本書は書き下ろし。本文は一段組で脚注附き。
※webintelligence
university(web-uni.com)にて、
「山本哲 士が吉本思想を徹底解読」する動画が無料公開されています。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/12/19
近刊のお知らせ。1月末刊行予定
○大井浩一「批評の熱度 体験的吉本隆明論」
四六判上製/288頁 予価2700円+税 勁草書房
*宣伝文
新聞記者として晩年の吉本と接した1962年生まれの著者が、一定の愛着を持ちつつニュートラルな
姿勢で描く、吉本隆明の人と作品。
ある世代にとっては絶対的な存在と目されている一方で、左翼思想の退潮とともに若い世代にはそ
の仕事が理解されにくくなっている吉本隆明。記者として知りえた生身の吉本隆明の姿を伝えるとと
もに、1980年代から2012年までの著者自身の経験した時代の流れのなかで吉本の作品を論じ、そ
の仕事が現在と未来において持つ意義と限界を論じる。
*大井浩一
1962年、大阪市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。87年毎日新聞社に入社。96年か
ら学芸部で文学、論壇などを担当。2009年から学芸部編集委員。
著書に『メディアは知識人をどう使ったか―戦後「論壇」の出発
』、『60年安保 メディアにあらわれた
イメージ闘争』がある。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/12/08
本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂12号」
A5判/259頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
※目次は2016/11/24にお知らせ済み
※他にもあるかもしれませんが「《座談会》佐藤粂吉を偲ぶ」に、吉本
の名が出てきます。
※通販送料等120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/29
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集161:連合赤軍事件をめぐって/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』8」
A5判/207頁 頒価2000円+税(送料80円)
・目次
国家と宗教のあいだ………………………………… 2(イ)
連合赤軍事件をめぐって……………………………20(ロ)
戦後思想の退廃と危機………………………………43(ハ)
現代にみる親と子(対談)……………………………71(ニ)
宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1979-1982.4]…… 77(ホ)
編集ノート……………………………………… 207
※(イ)1970年4月西荻南教会主催講演。『海』1970年9月号、『語りの海』(中公文庫)収録。
(ロ)1972年横浜での講演。『いまはむしろ背後の敵をうて』、『知の岸辺へ』収録。
(ハ)1972年新宿での講演。『日本読書新聞』1972/10/30号、『知の岸辺へ』収録。
(ニ)北村想との対談。1994年愛知県での公開対談の一部。『きざし』第4号掲載、
(ホ)年譜の連載第8回。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/27
第12回配本、2017年1月中旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第3巻 1951-1952」
A5判変型・上製カバー装808頁予定 予価7000円+税 晶文社
*宣伝文
第1期(全12巻)堂々完結!
「日時計篇」の後半部と『転位のための十篇』など
発表詩の初期異稿を含む21 篇を新たに拾遺した「『日時計篇』以後」の詩稿群を完全収録。
大学の特別研究生を修了し、東洋インキ製造株式会社に就職・勤務の日々に書き継がれ、
2 冊の私家版詩集発行に結実する膨大な詩稿群を中心に収録。
月報は、吉増剛造氏・芦田宏直氏・ハルノ宵子氏が執筆!
以降月報は3名が執筆いたします。
※通販送料250円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/24
近刊のお知らせ。12月刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂12号」
A5判/230頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
*目次の一部
《対談》運動の過去と現在(三上治/宮崎学)
一八〇七日の経産省前占拠から(三上治)
都知事選後の政局の展望(山田宏明)
東アジア共同体と「琉球共和社会憲法試案」(川満信一)
「主権在民」から日の丸専制国家へ――自民党憲法草案を読んで(彌永健一)
戦後史の宿痾(三)――新憲法の制定過程から(伊藤述史)
戦後大衆社会における国家観――江藤淳の場合(宮内広利)
戦後の戦争と憲法の今(中村礼治)
水飲み鳥は幕末パラレルワールドの上空を飛び、憲法を俯瞰する(橋本克彦)
「帝国」の現在――青木昌彦 (2)(桂木行人)
フーコー国家論の地平から――憲法の統治制化への手がかり(山本哲士)
敗戦後革命論――「大日本帝国憲法」体制の解体と「日本国憲法第九条」の創設(木畑壽信)
傾注とポイエーシス[12]ディアグノスティシズム――EKGの芸術(大山エンリコイサム)
《座談会》佐藤粂吉を偲ぶ――島ひろ子さんを囲んで(島ひろ子・佐竹靖邦・柏木信・桂木行人・三上治)
※目次には〈吉本〉が見あたりませんが、本文中に出てくるかどうかは不明です。
※通販送料等120円の予定。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/17
お知らせのみです。ご購入は著者から直接どうぞ。
○服部和美「吉本さんの講演のことなど」(3分冊)
B5版/袋とじ/306頁 頒価900円+送料500円(レターパック・プラス)
2016年10月25日刊
*目次
1 我が青春の吉本隆明
2 吉本さんの講演を聴いて「吉本隆明」を読む
3 吉本さんへのファンレター
(昭和52年から平成10年の間に出した8通の吉本さんへの手紙と4通の心温まる「返信」)
4 「猫々だより」に(掲載された二つの「記録文」を収録)
5 吉本さんを探し求めて
6 手紙
7 ノートから
あとがき
*「『吉本さんの講演のことなど』を推す」松岡祥男(猫々堂)
服部和美さんは、熱心な吉本隆明さんの読者であり、社会の地面にしっかりと立った生活者である。
この本は、自分が行かれた吉本さんの14の講演と真摯に向かい合ったものだ。ちなみに、わたしは
吉本さんの講演は、地元高知市の講演と「いま、吉本隆明25時」の時しか聞いていない。その面で
いえば、服部さんの方がずっと、その姿を見ているし、その声をよく聞いているのだ。
全体的な印象をいえば、「松岡某」が頻繁にでてくるのは、少々目障り(笑)だが、わたしが読んだ
吉本さんに関する著作の中では指折りのものだ。
服部さんはご夫婦で「猫屋台」に行かれた時、ハルノ宵子さんから吉本さん愛用の万年筆を貰った
とのことだ、「使ってくださいね」という言葉を添えて。それに応えたのが、この本である。
※三冊で5センチ近い厚さの大冊です。900円は安すぎるのでは。
お申し込みは著者まで直接メールにてお願いします。Email: FZK00316@nifty.com
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/16
本日発売※完売
○「脈 91号 特集・森崎和江の歩み」比嘉加津夫・編集
A5判/204頁 定価1200円+税 脈発行所
※目次は2016/10/31にお知らせ済み。
※松岡祥男「吉本隆明さんのこと(11)」は“鮎川信夫、田村隆一との別れについて”で2段組8頁分
※「村上一郎 未発表日記と『試行』4」は1962年5月1日から5月31日で2段組9頁分。
『試行』4号を発行し、5号を編集中の時期です。
※次号は島尾敏雄・ミホの特集で2017年2月刊行の予定。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/11
12月20日頃の新刊予定
○山本哲士「吉本隆明と『共同幻想論』」
A5判上製544頁 予価5000円+税 晶文社
*宣伝文
なぜ今、吉本隆明の思想が必要なのか?
「吉本思想」は20 世紀の世界最高峰であると言い切る著者。
吉本の主著のひとつである『共同幻想論』を手がかりに、フーコー、ラカン、ブルデュー、
イリイチら世界思想のレベルを押さえながら、「吉本思想」をいかに活用し高度資本主義
社会の現在を考えるかに真っ向から取り組んだ意欲作。
吉本思想のエッセンスをわかりやすく解説。
*目次
1部 共同幻想を捉える基本視座
1章 幻想本質論へ
2章 幻想と意志との関係
3章 共同幻想/対幻想/個人幻想の関係構造
2部 『共同幻想論』の論理界
4章 共同幻想と国家:国家生成起源の神話幻想論
5章 共同幻想の関係本質構造の論理:幻想位相関係論
6章 幻想初源論:〈幻想〉の意味と生成構造
3部 共同幻想論の歴史相での理論生産へ
7章 「古事記」と共同幻想、そして「アジア的ということ」
8章 近代家族と対幻想:性と国家̶〈対幻想〉の統治制化
9章 個人主体と自己幻想:個人幻想の国家転移と〈非自己〉領域
10章 高度資本主義における共同幻想
終章 幻想プラチックとパワー関係:国家論と権力論の地平
※通販送料250円です。ご予約下さい。
※同じ頃に「全集」も出るはずですが未定です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/10
10月に出ていた本
○鶴見俊輔「敗北力」
四六判/255頁 定価2200円+税 編集グループSURE
*内容
未発表詩稿 5篇
著者自編 Later Works 23篇
自著未収録稿12篇
加藤典洋氏の解説
※自著未収録稿の部に「吉本と太宰」1頁が収録されていますが、これは晶文社版『吉本隆明全集』
内容見本掲載の、「才覚と機転」を改題したもので、本文は同一です。
※通販送料等120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/11/05
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○「LEIDEN──雷電10号(通巻11号)」
A5判/142頁 定価600円+税 雷電舎
*目次は2016/10/21にお知らせ済み
日下部正哉“吉本隆明と対座する鶴見俊輔”は2段組7頁
安田有“私的、「くらし」の中の科学
──吉本隆明「反〈反原発〉」発言にふれて”は2段組12頁
※通販送料等100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/31
近刊のお知らせ。11月20日頃発行予定。
○「脈 91号 森崎和江の歩み」比嘉加津夫・編集
A5判/204頁 予価1200円+税 脈発行所
*目次
特集 森崎和江の歩み
内田聖子・小川哲生 対談/『森崎和江』刊行後に見えてきたこと
松本輝夫 森崎和江と谷川雁――この女・男関係はイザナミ・イザナキ再来の如く物語的だ
坂口 博 『闘いとエロス』を読み解くために
新城兵一 森崎和江論―出離と漂着
仁衡琢磨 いのち、生きる実感―森崎和江をきっかけに考えたこと
木原滋哉 植民地以後を生きる:植民二世としての森崎和江
茶園梨加 森崎和江『第三の性―はるかなるエロス』にみる対話の可能性
中内伝四男 森崎和江にノーベル文学賞を、作品は世界記憶遺産に!
杉井倫子 厳しき模索の道
坂井裕子 出会いの旅―内田聖子『森崎和江』に触発されて
大畑 凛 「わが」の思想について―森崎和江と沖縄をめぐる覚書
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮 (8)
詩 波平幸有 海鳴り(他一篇)
仲本 瑩 旅支度 (他二篇)
東木武市 若い頃のメモ帳より
小説 伊良波盛男 残光
仲本 瑩 バラードの斧ひかりの檻(28〜31)
比嘉加津夫 執着する 平敷屋朝敏の謎(5)
論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと(10)
深谷 考 野呂邦暢、風土へのヴィジョン
崎原恒新 沖縄地方文学史(17)
梓澤 登 遠くまで行くんだ――空白期に出会った定時制「存在」空間
村上一郎 未発表日記と『試行』4 (佐伯修 編・註)
――一九六二(昭和三十七)年の日記(3)
編集後記
表紙(森崎和江)撮影・仲尾等(提供・坂口博)
※通販送料等100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/29
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○「飢餓陣営44号」編集・佐藤幹夫
A5判/206頁 定価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
※目次等詳細は2016/10/17にお知らせ済み
※“吉本隆明「エコノミー論」「消費論」から二五年”は2段組20頁分。
“瀬尾育生氏インタビュー■吉本隆明『全南島論』をめぐって”は2段組26頁分。
※佐藤幹夫“北川、村上、吉本、敗戦と戦後をめぐる文芸批評三篇”は『現代詩手帖』2015年2月号、
『脈』89号、90号からのそれぞれ転載です。
※通販送料等100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/26
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集160:『遠い自註』に浮かぶ舟/持続あるのみ。やめたら、おしまい」
A5判/174頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
わたしのものではない<固有>の場所に……………… 2(イ)
「遠い自註」に浮かぶ舟………………………………33(ロ)
折口信夫のこと…………………………………………70(ハ)
高橋源一郎について……………………………………72(ニ)
沈黙しないという原則を作ってくれた人……………75(ホ)
わが秘なる東京…………………………………………80(ヘ)
自己慰安から普遍性へ…………………………………84(ト)
持続あるのみ。やめたら、おしまい…………………86(チ)
詩と人生……………………………………………… 109(リ)
批評の骨格にあった詩……………………………… 114(ヌ)
いきいき大人見聞録………………………………… 117(ル)
情報と像……………………………………………… 129(ヲ)
編集ノート………………………………………… 174
※(イ)インタビュー(聞き手・芹沢俊介)『現代詩手帖』2003年9月号
(ロ)同上。10月号。
(ハ)『新潮』2003年10月号
(ニ)『現代詩手帖別冊・高橋源一郎』2003年10月刊
(ホ)談話『考える人』2003年秋号
(ヘ)談話『東商新聞』2003年11月25日号
(ト)『東京新聞』2003年12月7日号
(チ)遠藤ミチロウとの対談。遠藤ミチロウ『我自由丸(ガジュマル)』2003年12月刊
(リ)インタビュー(鵜飼哲夫)。『讀賣新聞』2003年9月17・18日号
(ヌ)インタビュー(由里幸子)。『朝日新聞』2003年10月1日号
(ル)記事。記者不明。『slownet』2003年12月
(ヲ)1987年9月17日の講演。『いま、吉本隆明25時―24時間連続講演と討論・全記録』1988年2月刊所収
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/21
近刊のお知らせ。11月上旬刊行予定
○「LEIDEN──雷電10号(通巻11号)」
A5判/142頁 予価600円+税 雷電舎
*目次」
詩 遺体■考 北川 透
まるで転がる石みたいだつたよ 築山登美夫
小松川叙景 小林坩堝
サイのかわら 安田 有
空洞──追悼永島卓 高橋秀明
10号記念特集◆詩人論・批評家論
詩人の行方──透谷試論 吉田 裕
吉本隆明と対座する鶴見俊輔 日下部正哉
土着の詩人永島卓追悼──市民葬訪問記 高橋秀明
放射能の雨──和合亮一論のために 築山登美夫
評論
アブジェクソン&スカトロジー考──あるいは詩の言葉についての試論 高橋秀明
私的、「くらし」の中の科学──吉本隆明「反〈反原発〉」発言にふれて 安田 有
連載 虚の栖──試みの家族誌10 父の帳尻 日下部正哉
※通販送料等100円です。ご予約ください。
※今ならバックナンバー全号揃います。お早めにどうぞ
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/17
近刊のお知らせ。11月上旬刊行予定
○「飢餓陣営44号」編集・佐藤幹夫
A5判/約200頁 予価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
*主な内容
築山登美夫■情勢論二〇一六――シールズと『戦後入門』
夏木智■原発問題は、いま何を考えるべきか――東日本大震災個人的体験記(最終回)
佐藤幹夫■浜田寿美男の供述分析、最新三作を読む――『虚偽自白はこうしてつくられる
』
『もうひとつの「帝銀事件」
』『名張毒ぶどう酒事件 自白の罠を解く』
【討議】経済学的研究会報告(第二回)
エコノミーってなんだ?!
吉本隆明「エコノミー論」「消費論」から二五年
■添田馨、築山登美夫、瀬尾育生、近藤洋太、宗近真一郎、佐々木陽介
村瀬学■「存在給付」へ――予備考察――
ガマフヤー 具志堅隆松さんに「戦後七〇年」の沖縄戦を聞く
【特集】「琉球・沖縄」と吉本「南島論」を読む
瀬尾育生氏インタビュー■吉本隆明『全南島論』をめぐって
比嘉加津夫■沖縄片片――『沖縄からはじめる「新・戦後入門」』に触発されて
水島英己■「戦後」とはなにか―沖縄からはじめる「新・戦後入門」―を読む
本田徹■書評のような、書評でないような沖縄論
内海新祐■性暴力、その加害性を定位するために「沖縄と女性たちの戦後史」からの連想
阿久津斎木■作家・島尾ミホ2
木村和史■家を作る(8)――有料老人ホームに入る
【北海道取材日記】台風一過の道南を取材し、知床と熊牛原野を訪ねる 二〇一六年八月三一日〜九月四日
【連載】
宗近真一郎■柄谷行人論6――形式化の狡知をめぐって
浦上真二■吉本隆明とフェルディナンド・ラッサール
【書評】
能智正博■「エヴィデンス」再生に向けての確かな歩み――小林隆児・西研編著『人間科学におけるエヴィデンスとは何か』
今野哲男■鶴見俊輔の笑顔 ―― 村瀬学『鶴見俊輔』
佐藤幹夫■北川、村上、吉本、敗戦と戦後をめぐる文芸批評三篇(転載)
【編集後記】
[デザイン] 表紙/菊地信 扉/廣田茂
※通販送料100円です。ご予約下さい。
先週出た文庫
○呉智英「吉本隆明という『共同幻想』」
文庫判/272頁 定価720円+税 筑摩書房
※2012年刊の元版に
補論 吉本隆明に見る「〈信〉の構造」10頁分が増補されています。
解説は附いていません。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/15
非<吉本>本 新刊のお知らせ。
9月に出ていた本。在庫なし。
○齋藤慎爾句集「陸沈」
B6判/133頁 定価2000円+税 東京四季出版
*宣伝文
水なきところに、沈みつつ生きるために
前作『永遠と一日』よりおよそ5年間の作品を集成した、魂の深淵
を刻む新句集。
*目次
名残りの世
失蝶記
ほか
エッセイ「魂の気圏の中で 私の俳句遍歴」
解説「葬送の螢袋」武良竜彦
【栞】齋藤愼爾論「〈喪郷〉の眼差し」武良竜彦
※現在在庫ありません。お待ちいただける方はご注文ください。
通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/05
第11回配本本日発売
○「吉本隆明全集 第2巻 1948-1950」
A5判変型・上製カバー装818頁 定価7000円+税 晶文社
*帯の文
著者の原型はすべてここにある
一九四八年から一九五〇年までの間に書かれた詩篇、評論、ノートのすべてを収録する。
「詩稿X」、「残照篇」の抹消詩四十七篇をはじめて収録!!
「覚書I」、「箴言I」、「箴言II」ノートを完全復元!!!
大学卒業、姉の死、いくつかの町工場の転職、特別研究生としての大学への復帰―
これらの時期に書かれた三つの詩稿群と三つのノートを中心に、重要な長篇詩「(海の風に)」、
「エリアンの手記と詩」を含む発表詩と発表評論を収録。
*目次の一部
1 詩稿
詩稿X 抹消詩
残照篇
残照篇 抹消詩
ほか
2 (海の風に)
青い並木の列にそひて
幻想的習作
ほか
3 詩と科学との問題
ラムボオ若くはカール・マルクスの方法に就ての諸註
方法的思想の一問題――反ヴァレリイ論――
安西冬衛論
現代詩における感性と現実の秩序――詩人Aへの手紙――
4 覚書I
箴言I
箴言II
5 日時計篇(上)
解題(間宮幹彦)
*月報 蓮實重彦:吉本さんと「母系的」なるもの
ハルノ宵子:蓮と骨
※予告よりも200頁以上も増えましたが500円しか値上りしていiません。
※通販送料250円
※第3巻が12月、来年3月に第37巻「川上春雄宛書簡集」6月に第13巻が刊行予定です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/10/04
本日入荷
○菅原則生・編集「続・最後の場所」3号(2016.10)
A5判/79頁 定価1000円+税 発行・菅原則生
*内容
『マチウ書試論』をめぐって(2) 菅原則生 32頁
吉本隆明さんのこと・番外 松岡祥男 14頁
ハルノ宵子さんに聞く〜父のこと、猫のこと、エッセイのこと 30頁
後記 3頁
※この号から「脈」や「猫々堂資料集」と同様のA5判になりました。
※記事3本中、宵子氏の分のみ2段組で、これはかなりの字数で読み応えがあります。
※宵子氏の発言として“京都の三月書房の主も、吉本全集の「月報」だけ立ち読みして買わないで
帰っていく、そういう連中が多いんだって言ってます”とあります。たしかにそうではありますが、
〈吉本〉本の読者は高齢化が進んでいて、お亡くなりになったり、病気や帰郷等で来店されなくなっ
たりで、立ち読みする人ももはや多いとは言い難いような感じです。
※通販送料100円
※1号と2号の在庫もあります
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/09/27
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集159:『行人』をめぐって/精神の考古学」
A5判/167頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
別れの言葉(三浦つとむ追悼)……………………… 2(イ)
『行人』をめぐって 一郎的な言葉を生きること… 4(ロ)
トルコ戦に負けて考えたこと…………………………42(ハ)
知っている限りで「SMAP」のこと……………………50(ニ)
石原吉郎「北條」………………………………………52(ホ)
戦時中と似てきた日本…………………………………56(ヘ)
戦後史の難点とは………………………………………58(ト)
谷川雁のことなど………………………………………61(チ)
順をぢの第三台場………………………………………64(リ)
精神の考古学 中沢新一『チベットのモーツアルト』…66(ヌ)
負けるとわかっていても………………………………75(ル)
檀一雄『太宰と安吾』…………………………………78(ヲ)
三好十郎のこと…………………………………………80(ワ)
島・列島・環南太平洋への考察………………………82(カ)
天皇制と日本人…………………………………………87(ヨ)
国民は国家から自由だ…………………………………90(タ)
メタファとしての現代…………………………………93(レ)
編集ノート………………………………… 166
※(イ)1989年10月30日。2002年明石書店刊『胸中に火あり 三浦つとむの遺したもの』所収。
(ロ)小森陽一・石原千秋との鼎談。『漱石研究』15号、2002年8月発行。
(ハ)談話。『文學界』2002年8月号
(ニ)『広告批評』2002年10月号
(ホ)文春新書『わたしの詩歌』2002年12月刊所収。
(ヘ)談話『沖縄タイムス』2002年12月24日号
(ト)講談社『日本の歴史』24巻月報。2002年12月刊
(チ)『熊本近代文学館報』62号。2003年1月31日発行
(リ)『週刊新潮』2003年1月13日号
(ヌ)講談社学術文庫版『チベットのモーツアルト』解説。2003年4月刊
(ル)インタビュー。文・後藤かおる。『一個人』2003年5月号
(ヲ)檀一雄『太宰と安吾』解説。2003年バジリコ刊。2016年刊の角川ソフィア文庫販にも収録。
(ワ)片島紀男『悲しき火だるま 評伝・三好十郎』序文。2003年NHK出版刊
(カ)『別冊太陽 日本の島』2003年6月
(ヨ)『場』24号。2003年6月
(タ)談話。聞き手・石森洋。『高知新聞』2003年8月15日号
(レ)林真理子・栗本慎一郎との鼎談。『はーべすたあ』18号。1985年11月発行。1986年角川書店刊『恋愛幻論』収録
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/09/22
近刊のお知らせ。10月上旬入荷予定。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」3号
A5判/78頁 予価1000円+税 発行・菅原則生
*内容
『マチウ書試論』をめぐって(2) 菅原則生 32頁
吉本隆明さんのこと・番外 松岡祥男 14頁
ハルノ宵子さんに聞く〜父のこと、猫のこと、エッセイのこと 30頁
※通販送料100円
※1号と2号の在庫も残っています
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/09/21
第11回配本遅延のお知らせ
○「吉本隆明全集 第2巻 1948-1950」
A5判変型・上製カバー装584頁予定 予価6500円+税 晶文社
※9月20日頃刊行の予定でしたが少し遅れて10月1日頃の予定です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/09/16
本日入荷
○「週刊読書人 2016年9月23日号」
8頁 定価280円(税込) 発行・読書人
*晶文社『吉本隆明全集』刊行記念対談第1回<詩と科学の魂をつなぐ>
橋爪大三郎×水無田気流
*宣伝文
7月12日、東京堂書店神保町店東京堂ホールで、社会学者の橋爪大三郎氏と詩人・社会学者の
水無田気流氏による、晶文社『吉本隆明全集』刊行記念・第一回「詩と科学の魂をつなぐ」トーク
イベントが開催された。本講座は2014年3月から刊行開始された、晶文社『吉本隆明全集』
(全38巻+別巻一)の第10回配本第一巻(2016六年6月)の刊行を機に、連続講座<吉本隆明
のDNAをどう受け継ぐか>として企画。本講演では、かつて吉本隆明の芸術言語論についての
講義ビデオを制作した縁のある二人をゲストに迎え、吉本思想を支えた科学と詩、両方の魂に光
をあてながら、歴史の大きな転換点にある今、時代に対して私たちはどのような態度でのぞむべ
きなのか解析を試みた。その模様を抄録して掲載する。
※ほぼ1頁分です。現在在庫はありません。お待ちいただけるようでしたら取り寄せます。通販送料80円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/09/15
本日入荷
○「VAVばぶ 26号」
A5判/100頁 定価500円(税込) 編集/発行・陶山幾朗
*主な内容
北川透インタビュー(前半) わが詩、わが故郷碧南
聞き手/岡田啓、佐久間和宏、陶山幾朗、成田昭男
成田昭男 詩よ、三人のラディカルを探せ〜松下昇・菅谷規矩雄・北川透の関係史(8)
陶山幾朗 真昼の喧噪〜パステルナーク事件の光景(17)
成田昭男 試訳 ジジェク他「共産主義の仮説と二十一世紀」(部分)
陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(12)
成田昭男 詩よ、三人のラディカルを探せ〜松下昇・菅谷規矩雄・北川透
ほか
※ちらと見たところ、この号には<吉本隆明>は出てこないようです。
※通販送料80円。バックナンバーも少しあります。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/08/26
8月に出た本。現物未入荷。
○天草学研究会(編) 「評伝 天草五十人衆」
A5判上製/320頁 定価2400円+税 弦書房
*宣伝文
日本史上、「島原天草一揆」の舞台としてあまりにも有名な島・天草。キリシタン文化の拠点としてさまざまな
人々が往来した。「一揆」後、江戸幕府の天領となったが、ここが、〈島〉であり〈天領〉であったため、独特の
歴史を刻み、多くの異能の人々を生み出した。世界遺産の三角西港を設計した小山秀、天草五橋をかけた
森慈秀、水俣病公害認定と日中友好条約にかかわった園田直、大関栃光、現代思想の巨人吉本隆明など
〈天草スピリッツ〉を体現した50人の足跡をたどり、この島がもつ歴史の多面性に迫る画期的な一冊。
*吉本隆明(知の巨人) ※執筆者不明
※320頁に50名なので一人あたりは5頁程度でしょう。
石関氏の「吉本隆明の帰郷」を補う新情報があればよいのですが。
※現在在庫はありません。ご注文いただけば仕入れます。
※内容詳細は発行所のサイトでお確かめください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/08/24
非<吉本>本のお知らせ。8月末入荷予定。
○「アルテリ」2号(年2回刊行予定)
A5判/188頁/オールカラー 定価1000円+税 アルテリ編集室
*宣伝文
文学は、屈しない。ジタバタする。
「今度のアルテリは地震特集をなさるんでしょ」
被災地に赴いた後、石牟礼道子さんが仰いました。
アルテリは、特にテーマを決めずに書き手の意思を尊重して、執筆の依頼をしています。
今回は熊本地震が起きる直前に、執筆をお願いしていました。
そして思いもかけず、あの出来事が。
直接経験した人も、そうでない人も、あの大きな出来事に何かしらの影響を受けたことと思います。
そう考えると、今回のアルテリは自然発生的に「地震特集」であるかもしれません。
この世界においては、ちっぽけな存在でしかない私たちは、天災に抗うことは出来ません。
でも、どんな時でも、人は言葉を発するようです。
そして、欲するものだと、痛感致しました。
*執筆者
石牟礼道子、渡辺京二、伊藤比呂美、平松洋子、新井敏記、山文彦、 吉本由美、
坂口恭平、坂村岳志、小野由紀子、浪床敬子、田尻久子。
※通販送料100円。ご予約ください。
※創刊号在庫あります。定価900円+税
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/08/23
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集158:喩としての聖書/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』7」
A5判/206頁 頒価2000円+税(送料80円)
・目次
新約的世界の倫理について…………………… 2(イ)
喩としての聖書…………………………………21(ロ)
質疑応答………………………………………47(ロ)
宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1975-1978]… 58(ハ)
編集ノート………………………………… 206
※(イ)1968年11月フェリス女学院大学での講演。『全著作集14巻』収録。
(ロ)1977年日本YMCA同盟学生部での講演。『〈信〉の構造2』収録。
「質疑応答」は未収録。
(ハ)年譜の連載第7回。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/08/18
第11回配本、9月20日頃刊行予定。
○「吉本隆明全集 第2巻 1948-1950」
A5判変型・上製カバー装584頁予定 予価6500円+税 晶文社
*宣伝文
詩稿X 残照篇 (海の風に) 緑の聖餐 エリアンの手記と詩
詩と科学との問題 ラムボオ若くはカール・マルクスの方法に就ての諸註
覚書T 箴言T 箴言U 日時計篇(上) 他
月報は、蓮實重彦氏・ハルノ宵子氏が執筆!
2巻には、1948 年から1950 年の間に書かれたすべての詩篇、評論、ノートなどを収録する。
「残照篇」の中の二篇の詩の異稿と、今まで採録されたことのない「詩稿X」「残照篇」の抹消詩も多数収録
2016年12月、第1期(全12巻)完結!著者の原型はすべてここにある
※通販送料250円。ご予約ください。
※第3巻が12月に出て第1期完結。第2期は来年2月か3月に第37巻「川上春雄宛書簡集」が刊行予定で、
13巻〜24巻を加えた全13冊となるそうです。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/08/16
本日発売
○渡辺京二「父母(ちちはは)の記 私的昭和の面影」
四六判上製/252頁 定価2200円+税 平凡社
*帯の文
いま蘇る愛しき母の言葉に誘われ、話は少年時の思い出、大連からの引き揚げの記憶、共産党時代を経て、
新日本文学、そして戦後思想へとつづく。
思想家・渡辺京二が半世を振り返るとき、そこにもうひとつの昭和が立ち上がる。
「私が死んでも泣かんようにせい」
*目次
父母の記
ひとと逢う
吉本隆明さんのこと
橋川文三さんのこと
佐藤先生のこと
熱田猛の思い出
あとがき
※“ひとと逢う”は書き下ろし、その他は単行本未収録。
※“吉本隆明さんのこと”は筑摩書房刊『吉本隆明<未収録>講演集』1巻と2巻の月報が初出。加筆は無いようです。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/08/15
本日発売。
○「脈 90号 吉本隆明の『全南島論』」比嘉加津夫・編集
A5判/206頁 定価1200円+税 脈発行所
※詳細目次は2016/07/26にお知らせ済み
※『全南島論』は80頁分。「村上日記(3)」は1962年2月20日〜4月30日で19頁分。「試行」4号の編集・発行のあたり。
※松岡氏の「吉本隆明さんのこと(10)」は「『アジア的ということ』をめぐって」で8頁分。宮下氏の編集・解題への不満など。
※通販送料等100円です。お早めにどうぞ。
※2014年刊の「mayaku79号 特集・吉本隆明と沖縄」在庫僅少。
この号掲載の松岡氏の「吉本隆明さんのこと」に、沖縄関係の主要な著作や講演のリストが載ってますが、これを見ると、
作品社の『全南島論』に漏れているのが少なくないことがわかります。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/08/05
7月下旬に出ていた本
○佐野眞一「唐牛伝 敗者の戦後漂流」
四六判/上製本/カバー装/400頁 定価1600円+税 小学館
*宣伝文
革命なんて、しゃらくせえ!
「昭和の妖怪」岸信介と対峙し、
「聖女」樺美智子の十字架を背負い、
「三代目山口組組長」田岡一雄と
「最後の黒幕」田中清玄の寵愛を受け、
「思想界の巨人」吉本隆明と共闘し、
「不随の病院王」徳田虎雄の参謀になった
全学連元委員長、47年の軌跡。
ノンフィクション作家・佐野眞一が北は紋別、南は沖縄まで足を運び、
1984年に物故した60年安保のカリスマの心奥を描く。
*帯の文
五百万人の若者を熱狂させた六〇年安保のカリスマが何者でもない死を遂げるまで。
唐牛健太郎を書くことは私自身の過去を見つめ直す骨がらみの仕事だった――著者三年ぶりの本格評伝
*目次
第1章 装甲車を乗り越えよ
第2章 革命前夜
第3章 闇に蠢く
第4章 逃避行
第5章 闘士たちのその後
第6章 与論・紋別・喜界島
第7章 名もなき死
※参考文献に「吉本隆明が語る戦後55年(1)」があげられているほか、本文にも何箇所か言及されています。
※通販送料150円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/28
7月中旬に出ていた本
○吉増剛造「根源乃手」
A5変形判/上製本/カバー装/326頁 定価3500円+税 響文社
*宣伝文
吉増剛造が吉本隆明の原稿に初めて触れて約50年、ようやく1冊の「来るべき」書物が誕生する。
『根源乃手』と『根源乃(亡露ノ)手、…』はそれぞれ独立した書物でありながら、無意識に潜むコトバ
の連環を意識化させた詩稿は後世への血行である。
吉増剛造は、吉本隆明の480篇もの詩篇群『日時計篇』の先になにを見たのか。
『根源乃手』はその軌跡である。
そうして、吉本隆明の「万象に間断なく触れている根源乃手、…」に倣い、約4年。
吉増剛造は『根源乃(亡露ノ)手、…』を書き記した。
*目次
序詩「根源乃手」緒、「根源乃咽喉」等いひかへてもよかったのかも、
知れなかった、…
根源乃手
モノローグ―太古の血の行が立ち上がってくる
視えざる血行のごとくある「日時計」
吉本隆明氏一周忌―「暗あい空」
吉本隆明『日時計篇』原稿を読む―日本近代文学館「夏の文学教室」
吉本隆明氏二周忌―「海ノ手」
喪―Mars’eille
(八六・九・六、リオ・デ・ジャネイロ、サンパウロと旅しつつ―
そう、息吹きの近さ、そのかぜだ)
影の縁にある光 全詩集をめぐって 吉増剛造×宇野邦一
根源乃手(亡露ノ)、…根源乃(亡露ノ)手、…
※現在取り寄せ中です。お待ちいただける方はご予約下さい。
※送料150円の予定
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/26
近刊のお知らせ。8月20日頃売予定。
○「脈 90号 吉本隆明の『全南島論』」比嘉加津夫・編集
A5判/206頁 予価1200円+税 脈発行所
*目次
特集 吉本隆明の『全南島論』
佐藤幹夫 いま、「南島論」をどう読むか
宮城正勝 『全南島論』の「まえがき」を読む
松島 浄 色の重層
北野辰一 デイゴの花影の未完の体系へ
神山睦美 吉本思想を接ぎ木するために
松原敏夫 断片的吉本隆明ノート
田中眞人 魂のデォゴニア――吉本隆明の『全南島論』を読んで
比嘉加津夫 沖縄の意味――吉本隆明の「南島論」から
日記 村上一郎 村上一郎未発表日記と『試行』(3)(編・註=佐伯修)
解題 佐伯修 「村上一郎の未発表日記」(1)(2)につき――訂正と補足いくつか
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮 7
詩 波平幸有 お前もやっと楽になったろう(他一篇)
仲本 瑩 ハブの道(他一篇)
小説 伊良波盛男 オオダコ
仲本 瑩 バラードの斧ひかりの檻(25〜27)
杼該至矢 医療現場の実態
論考 深谷 考 野呂邦暢、風土へのヴィジョン(3)
青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(八)――
イギリスの「アイドラー」
松岡祥男 吉本隆明さんのこと(10)
崎原恒新 沖縄地方文学史(17)
編集後記
表紙(吉本隆明)絵=西田高明 題字=比嘉良治 本文カット=ヒガカツオ
※少部数のためお早めにご予約ください。88号、89号は完売です。
※通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/23
6月に出ていた本。未入荷、近日入荷予定。
○田村雅之(第12詩集)「碓氷」
A5変形判/101頁 定価2500円+税 砂子屋書房
*宣伝文
田村雅之の詩は、難解一色の現代詩の中にあって(わたしの目には)抒情的で、わかりやすく、
愛唱性に富むフレーズを多々ちりばめているものと言っていい。旅をしながらみずみずと時間
を溯り、あの暗く悲しい日本の近代史の闇や、自身の先祖やルーツへの飽くなき探求心が
なじみやすいフレーズで展開されて行く。(小池光・本書「栞」より)
※「出版ニュース」7月下旬号掲載の齋藤慎爾氏による書評で知ったばかりですが、
「鼎の石――吉本隆明」という詩篇があり、 田村氏も同行された久高島での挿話が記述され
ているそうです。田村氏は砂子屋書房社主で、「脈 89号」(※完売)には“「思い出すこと――
吉本 隆明のこと」”を寄稿されています。
※現在在庫はございません。お待ちいただける方はご予約ください。
送料等100円です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/20
本日入荷。
○猫々堂「吉本隆明資料集157:川上春雄さんを悼む/存在倫理について」
A5判/168頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
川上春雄さんを悼む…………………………… 2(イ)
川上春雄さんのこと…………………………… 6(ロ)
克復記・前立腺肥大…………………………… 9(ハ)
浄土と老齢………………………………………13(ニ)
存在倫理について(対談)……………………29(ホ)
石川九楊著『日本書史』を読む………………84(ヘ)
反骨の数学者 遠山啓…………………………88(ト)
秋元戯曲のある特色……………………………91(チ)
語るには若すぎる………………………………92(リ)
『精神分析事典』………………………………97(ヌ)
田中真紀子更迭劇………………………………98(ル)
メディアを読み解く技術を培うとは……… 101(ヲ)
古泉内閣 裏切り続ける民衆の期待……… 103(ワ)
まだ子供の政治……………………………… 105(カ)
私の文学 批評は現在をつらぬけるか…… 108(ヨ)
メタファとしての<クラシック>…………… 140(タ)
綺羅星春秋 ほがらか……………………… 165(レ)
編集ノート………………………………… 166
※(イ)「ちくま」2001年12月号
(ロ)「ミッドナイト・プレス14号」2001年12月
(ハ)「安心」2001年12月号
(ニ)後藤繁雄『独特老人』2001年12月、筑摩書房刊。現在はちくま文庫。
(ホ)加藤典洋との対談。「群像」2002年1月号。
(ヘ)「終刊読書人」2002年1月16日号
(ト)「文藝春秋」2002年2月号
(チ)「秋元松代全集内容見本」2002年2月、筑摩書房
(リ)「週刊朝日」2002年2月22日号
(ヌ)「精神分析事典」内容見本」2002年3月、岩崎学術出版
(ル)『吉本隆明全講演ライブ集』第3巻。2002年3月
(ヲ)「cofeglobe.com」2002年5月17日
(ワ)「朝日新聞」2002年6月2日号
(カ)『吉本隆明全講演ライブ集』第4巻。2002年7月
(ヨ)「三田文学 70号」2002年8月
(タ)「あんかるわ 73号」1985年9月
(レ)「朝日新聞」2002年7月29日号
※続刊予定
158集 宿沢あぐり『吉本隆明年譜 7』ほか
159集 いろいろ(2002年〜2003年)
160集 いろいろ(2003年)
161集 宿沢あぐり『吉本隆明年譜 8』ほか
162集 いろいろ(2003年〜2004年)
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/19
本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂11号」
A5判/263頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
※目次は2016/07/02にお知らせ済み
・中村明徳「マルクスの思想とマルクス主義について――ミシェル・フーコーと吉本隆明の対話の命脈」2段組16頁分。
・柴崎明「吉本隆明についてのセミネール(11)」は旧題「[吉本隆明なるものを巡る私にとっての諸問題」、2段組13頁分。
・佐竹靖邦:吉本隆明のまなざし、死生観(五)」2段組13頁分。
・中村礼治、桂木行人の論考にも吉本の名が出てきます。
※通販送料等120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/05
8月刊行予定
○渡辺京二「父母(ちちはは)の記 私的昭和の面影」
四六判/256頁 定価2200円+税 平凡社
*宣伝文
家族との思い出、引き揚げの記憶、水俣病闘争、新日本文学から戦
後思想史まで――思想史家・渡辺京二が自身の昭和を語る回想記。
*目次
父母の記
ひとと逢う
吉本さんのこと
橋川さんのこと
佐藤先生のこと
熱田猛の思い出
※“ひとと逢う”は書き下ろし、その他は単行本未収録。
※“吉本さんのこと”は筑摩書房刊『吉本隆明<未収録>講演集』1巻と2巻の月報が初出です。加筆訂正の有無は不明
※通販送料120円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/04
本日入荷
○飢餓陣営・佐藤幹夫編「沖縄からはじめる新『戦後入門』」
(飢餓陣営せくしょん5)
A5判/並製/230頁 定価1600円+税 言視舎
※目次等は2015/06/07にお知らせ済み
※「加藤典洋ロングインタビュー」に吉本氏への言及が少しあります。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/07/02
近刊のお知らせ。7月中旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂11号」
A5判/246頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
*目次の一部
三上治 :非戦と自由、そして憲法
中村明徳:マルクスの思想とマルクス主義について――ミシェル・フーコーと吉本隆明の対話の命脈
柴崎明 :吉本隆明についてのセミネール(1)
佐竹靖邦:吉本隆明のまなざし、死生観(五)
橋本克彦:水飲み鳥は飛ぶ、歴史の子宮に着床するために
中村礼治:愛についてもう少し
桂木行人:青木昌彦の軌跡とその時代
宮内広利:移動する「疑い」の場所――柄谷行人のトランスクリティークをめぐって
ほか
※通販送料120円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/27
本日入荷
○比嘉加津夫「島尾敏雄」<言視舎 評伝選>
四六判・上製/354頁 定価3500円+税 言視舎
※目次等は2016/05/26にお知らせ済み
※吉本隆明の名はあちこちに出てきますが、目次にあるのは“第7章『死の棘』の世界へ”の
1項目「吉本隆明の詩」と6項目「吉本隆明との関わり」の2カ所です。
※通販送料130円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/28
本日入荷
○島尾ミホ「愛の棘 エッセイ集」
四六判上製/256頁 定価2800円+税 幻戯書房
*帯の文
私とその人とは磯をつたう二羽の「浜千鳥」であった。
戦が迫る島での恋、結婚、試練の生活、そして再び奄美へ――
戦後日本文学史上もっとも激しく愛〞を深めた夫婦の、妻による回想
南島の言葉ゆたかに記憶を甦らせるエッセイ集。
島尾ミホ著『海辺の生と死』他原作映画2017年春公開決定。
※吉本隆明の名は「沖縄への思い」に出てきます。“吉本隆明氏から示唆を受けた出版社の編集担当者高橋徹さん”が
東京の大学での島尾の「南島文学」集中講義を原稿にしたが、島尾が断ったというエピソードです。
出版社名はありませんが、高橋徹氏は冬樹社、泰流社、現代企画室で編集をしていた人です。その後日本のインター
ネット創世記に活躍し、現在ではそちらの世界の有名人で「インターネットの母」とも呼ばれているらしい。今世紀初頭頃
吉本本を数冊出した光芒社の顧問的なこともしていたはず。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/23
第10回配本本日入荷
○「吉本隆明全集 第1巻 1941-1948」
A5判変型・上製カバー装557頁 定価6300円+税 晶文社
*帯の文
著者の原型はすべてここにある
戦前の府立化学工業学校時代、米沢工業学校時代、
および敗戦直後の詩や散文を収録する。
『和楽路』創刊号に掲載された詩三篇
「桜草」「後悔」「生きてゐる」と、
長編詩「(海の風に)」の初期形
「(海はかはらぬ色で)」を初収録。
*月報 石川九楊:吉本さんの三冊の本
ハルノ宵子:あの頃
*目次の一部
1
桜草
後悔
生きてゐる
「哲」の歌
くものいと
うら盆
冬
随想
相対性原理漫談(二)
孔丘と老?
2
「呼子と北風」詩稿
消息
巻頭言
無方針
朝貌
郷愁
山の挿話
草莽
序詞
雲と花との告別
哀しき人々
3
宮沢賢治ノート(1)
宮沢賢治序叙草稿第四
宮沢賢治序叙草稿第五
宮沢賢治ノート(2)
4
[しんしんと]
詩稿
英文日記帳詩稿
5
異神
詩三章〈老白/観花/哀辞〉
『時祷』詩篇
『時祷』創刊の辞・後記
巡礼歌
6
伊勢物語論1
伊勢物語論2
歎異鈔に就いて━亡吉本邦芳君の霊に捧ぐ━
『季節』創刊の辞・後記
姉の死など
解題〈間宮幹彦〉
※通販送料250円
※次回配本は「第2巻 1948―1950」で9月の予定。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/16
本日入荷。
○猫々堂「吉本隆明資料集156:死線を超えて/同時多発テロと戦争」
A5判/166頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
老い、障害、呆け、死とは?………………… 2(イ)
J・H・ファーブル『昆虫記』…………………10(ロ)
人は年をとる……………………………………13(ハ)
「荒地」その時代(対談)……………………20(ニ)
死線を超えて(対談)…………………………38(ホ)
『吉本隆明全講演ライブ集』序………………63(ヘ)
「アジア的」ということ………………………64(ト)
ゆとりを掲げるのなら…………………………65(チ)
戦中派・吉本隆明の宰相論……………………68(リ)
見識を持つ………………………………………80(ヌ)
世界の窓を開く(表現)(対談)…………………84(ル)
米国テロと報復 世界秩序は……………… 109(ヲ)
「夢たち」に寄せて………………………… 113(ワ)
同時多発テロと戦争………………………… 116(カ)
テロと戦争…………………………………… 128(ヨ)
表現者にとっての現代……………………… 130(タ)
「書店」を語る……………………………… 151(レ)
<超資本主義>段階の商環境デザイン……… 154(ソ)
編集ノート………………………………… 166
※(イ)聞き手・大高智子。「オンライン・ブックストア」2001年7月9日
(ロ)「文藝春秋」2001年8月号
(ハ)「いきいき」2001年8月号
(ニ)高山文彦との対談。「本の旅人」2001年8月号
(ホ)栗本慎一郎との対談。「産経新聞」2001年8月22〜31日。10回分載。
(ヘ)『吉本隆明全講演ライブ集』第1巻。2001年9月
(ト)『吉本隆明全講演ライブ集』第1巻。2001年9月
(チ)「通販生活」2001年10月号
(リ)「論座」2001年10月号
(ヌ)「致知」2001年10月号
(ル)奈良美智との対談。「ユリイカ」2001年10号
(ヲ)「高知新聞」2001年10月9日
(ワ)劇団文化座「夢たち」公演パンフレット。2001年10月
(カ)「文学界」2001年11月号
(ヨ)『吉本隆明全講演ライブ集』第2巻。2001年11月
(タ)「写真試論」第1号。1975年5月刊。後に『大衆としての現在』に収録。
(レ)紀伊国屋書店「社内報」第64号。1986年5月
(ソ)「商環境」第64号。1994年7月
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/15
イベントのお知らせ
○晶文社『吉本隆明全集』連続イベント 吉本隆明のDNAをどう受け継ぐか
第1回 対談 橋爪大三郎×水無田気流「詩と科学の魂をつなぐ」
日 時:2016年7月12日(火) 19時00分〜(開場18時30分)
場 所:東京堂書店 神田神保町店6階 東京堂ホール
参加費:500円(要予約)
※詳しくは晶文社のサイトでどうぞ
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/11
非<吉本>本、本日入荷
○渡辺京二「さらば、政治よ 旅の仲間へ」
四六判/241頁 定価1700円+税 晶文社
*帯の文
老いても夢は死んでいない。
夢みて来たのは、精神の革命。
現在の日本の政治状況を冷徹に見渡しながら、あえて「さらば、政治よ」というその真意とは?
85歳になって知る人生の本質とは?
名著『逝きし世の面影』の著者の最新評論集
*詳細目次は発行所のサイトでどうぞ
※2010年代に新聞雑誌等に発表された、文章、談話、講演等を収録。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/07
非<吉本>本 近刊のお知らせ。7月上旬刊予定。
○飢餓陣営・佐藤幹夫編「沖縄からはじめる新『戦後入門』」 (飢餓陣営せくしょん5)
A5判/並製/約200頁 予価1600円+税 言視舎
*宣伝文
いまこそ問う!
「新時代」はここからはじまる!
沖縄から照射して日本の戦後史をみれば、その異常ともいうべき姿が浮上する。
「沖縄では憲法が機能していないのではないか?」「日本はどこまで主権国家なのか?
この歪んだ事態に向き合うために沖縄現地の声を聴き、「新時代」を導く思想と論理を提示する。
*主な内容
1 沖縄現地取材による論考・インタビュー
新川明▼照射される国民統合の虚妄
仲宗根勇▼沖縄から日本(ヤマト)の戦後を問う
山城紀子▼沖縄と女性たちの戦後史
2 加藤典洋ロングインタビュー
▼「戦後」の出口なし状況からどう脱却するか……
『戦後入門』をてがかりに
▼座談会『敗戦後論』をめぐって
加藤典洋/竹田青嗣/小浜逸郎/大澤真幸/瀬尾育生/橋爪大三郎/菅野仁/佐藤幹夫
3 沖縄・日本・アメリカ
村瀬学▼「存在倫理」から「存在給付」へ
佐藤幹夫▼新時代の沖縄を語る作法
★付録 沖縄からはじめる「戦後史」年表
※新川明のインタビューは『琉球』という沖縄の雑誌からの転載、
「座談会『敗戦後論』をめぐって」は「飢餓陣営18」からの再録、
その他はすべて語り下ろしか書下ろしだそうです。
※通販送料120円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/06/01
4月に出ていた本。書名だけ見て音楽書だと思ってました。
○小林康夫「オペラ戦後文化論1 肉体の暗き運命1945-1970」
四六判上製/226頁 定価2200円+税 未来社
*宣伝文
「わたし自身が、わたしが生きた歴史あるいは文化をどのように総括的に語るのか、という問いを引き受ける」こと――。
表象文化論の旗手のひとりとしてフランス現代思想や文学をその探究の主軸に据えてきた著者が坂口安吾、野坂昭如、
石川淳、吉本隆明、田村隆一、大江健三郎、三島由紀夫、土方巽、唐十郎、寺山修司らを通じて、みずからの出自と青
年期までの体験を同時代日本の文化的ありように折り重ね、戦後直後から一九七〇年までの戦後文化をダイナミック
に論じる。著者の新たな思想展開の第一弾!
*小林康夫
1950年、東京生まれ。青山学院総合文化政策学大学院特任教授。東京大学名誉教授。現代哲学、表象文化論。
※現在現物は未入荷です。どの程度吉本隆明について論じているのかは不明です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/26
6月刊行予定
○比嘉加津夫「島尾敏雄」<言視舎 評伝選>
四六判・上製/356頁 予価3500円+税 言視舎
*宣伝文
『死の棘』の夫婦にとって小説とは現実以上にリアルであった!
自らの命を捨てる場所としてあらわれ、後日、生活をたて直すために戻った奄美は、島尾にとり
「深淵」の場所であった。戦争中に特攻艇隊長として島の娘と出会い、愛を育くみ結婚のち上京、
夫婦の生活はすさまじい修羅場に変化してゆく。そのさまを作家は克明に作品化してゆく。
自らの〈生〉の証として小説を書き継いだ作家の宿命を描く本格的評伝の決定版。
*目次
序章 作家になるということ
第1章 幼少の目覚め
第2章 『こをろ』と矢山哲治
第3章 戦時と文学
第4章 日記が語る戦後
第5章 戦後の文学活動
第6章 東京での生活
第7章 『死の棘』の世界へ
第8章 病妻小説へ
第9章 作家と「場所」
第10章 帰還と出発
終章 島尾敏雄の晩年 ほか
*比嘉加津夫(ひが・かつお)
1944(昭和19)年12月12日沖縄県久志村字久志(現在の名護市字久志)に生まれる。
沖縄大学文学部英文学科中退。在学中『発想』を創刊、1号から7号までの編集にたずさわる。
『脈』を個人誌として創刊(1972年)、24号から同人誌に移行。
※吉本氏の詩文の引用、言及等も随所にあるとのことです。
※通販送料130円です。ご予約ください。
※比嘉加津夫旧著。在庫あります。
「島尾敏雄」(1987年)2000円+税 脈発行所
「島尾敏雄ノート」(1991年)1456円+税 脈発行所
「書簡 島尾敏雄」(1991年)1456円+税 脈発行所
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/25
6月下旬刊行予定
○島尾ミホ「愛の棘」(エッセイ集)
四六判上製/256頁 予価2800円+税 幻戯書房
*宣伝文
南島の言葉ゆたかに記憶を蘇らせるエッセイ集
戦が迫る加計呂麻島での恋、結婚、試練の生活、そして再び奄美へ――
戦後日本文学史上もっとも激しく愛〞を深めた夫婦の、妻による回想
「婦人公論」「新潮」ほかに発表の書籍初収録30編
※「島尾敏雄が東京の大学で「沖縄文化論」の講義をしていたおり、吉本隆明の勧めである出版社が、
その講義を本にすることになったものの、文字起こしを見た島尾敏雄は、結局書籍化を諾とせず、
吉本は残念がったというエピソード」に吉本氏の名が出てくるそうです。
※この「沖縄文化論」をどこかが出版してくれるとよいのですが。
※通販送料120円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/23
第10回配本、6月20日頃刊行予定。
○「吉本隆明全集 第1巻 1941-1948」
A5判変型・上製カバー装544頁予定 予価6300円+税 晶文社
*宣伝文
「哲」の歌 「呼子と北風」詩稿 山の挿話 草莽 哀しき人々 雲と花との告別 宮沢賢治ノート
詩稿W 英文日記帳詩稿 『時禱』詩篇 巡礼歌 (海の風に) 伊勢物語論 歎異鈔について
姉の死など 他
壮大な思想の出発点を為す、戦前の府立化学工業学校時代、
米沢工業学校時代、および敗戦直後の詩と散文を収める
月報は、石川九楊氏・ハルノ宵子氏が執筆!
1巻に収録されるものの多くが、元々公刊が予定されていなかったノートや原稿として残されていた
ものであり、かなりの時間を隔ててはじめて単行本(『初期ノート』1964年6月30日、『吉本隆明全著
作集2 初期詩篇1』1968年10月20日、『吉本隆明全著作集3 初期詩篇2』1969
年5月30日、『初期ノート増補版』1970年8月1日)に収録された。今回、句点、読点、字アキなどを含
めた表記について出来るだけ元の状態を尊重し再現する。
※府立化学工業学校五年次に同級生たちとはじめた『和楽路』創刊号に掲載された、「桜草」「後悔」
「生きている」の詩三篇と、長編詩「(海の風に)」の初期形「(海はかはらぬ色で)」が、単行本未収
録だそうです。
※通販送料250円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/20
本日発売。
○「脈 88号 村上一郎の未発表日記と『試行』(1)」比嘉加津夫・編集
A5判/130頁 定価1000円+税 脈発行所
※詳細目次は2016/05/05にお知らせ済み
※「村上日記(1)」は1960年1月1日〜3月14日。1960年の分はこれだけしか見つかっていないそうです。
※松岡氏のは目次の表記が「『最後の親鸞』について―吉本隆明さんのこと(9)」となりました。
18頁分ですが11頁分は「吉本隆明対話リスト(1956〜1986)」に宛てられています。
○「脈 89号 村上一郎の未発表日記と『試行』(2)」比嘉加津夫・編集
A5判/114頁 定価1000円+税 脈発行所
※詳細目次は2016/05/05にお知らせ済み
※「村上日記(2)」は1962年1月1日〜2月19日。1961年の日記は未発見。
1962年のはほぼ1年分あり、つづきは「脈」に連載されるようです。
※田村雅之氏の「思い出すこと――吉本隆明のこと」は3頁分。田村氏は元国文社の編集者で
現砂子屋書房社主。
※送料は1冊でも2冊でも100円です。
※「脈90号」は“特集・吉本隆明の『南島論』(仮称)”の予定。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/19
○「こんがり、パン(おいしい文藝)」
四六判/206頁 定価1600円+税 河出書房新社
※鹿島茂ほか40名のパンに関する旧稿収録
※吉本隆明「パンの詩」は5頁分で、底本は2001年光芒社刊行の『食べ
もの探訪記』
非<吉本隆明>本 本日入荷。
○村瀬学「鶴見俊輔」<言視舎 評伝選>
四六判上製/336頁 定価2800円+税 言視舎
*帯の文
鶴見俊輔が生涯を費やしたのは己の「貴種」との格闘だった。
鶴見俊輔から引き継ぐべき「相互主義」とは何か?
*目次は2016/04/12にお知らせ済み
※吉本隆明の名は「あとがき」に出てきますが、本文のどこかにもあるかどうかは未確認です。
※通販送料130円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/12
本日入荷
○吉本隆明「なぜ、猫とつきあうのか」講談社学術文庫
巻末エッセイ=吉本ばなな、挿画=ハルノ宵子
文庫判/221頁 定価820円+税
*帯の文
横の関係で住んでるみたいな、そういうところがある
暮らしの伴侶を愛するすべてのひとへ。
*目次
1 なぜおまえは猫が好きなんだ、というふうに言われたら、存外こっちのひとりよがりで…
2 人間なんかになれているようなふりしているけど、絶対なれていないところがありますからね。
3 種族としての猫というのは、犬に比べたら、横に生活している気がするんです。
4 猫の方はなにかやっぱり受け身のわからなさみたいなのがたくさんあってね。
猫の部分
吉本家の猫――解説にかえて 吉本ばなな
その後の吉本隆明と猫 吉本ばなな
※元版は1995年ミッドナイト・プレス刊で、1〜4は1987年〜1993年に行われたインタビュー、
「部分」は1994年の書き下ろし。学術文庫版は1998年刊の河出文庫版を底本とし、ばなな氏の
「その後の」を加え
てあります。
※通販送料100円。
本日入荷
○「『現代の文学』月報集」講談社文芸文庫
文庫判/336頁 定価1700円+税 講談社
*帯の文
埴谷雄高、大岡昇平、三島由紀夫、安部公房、安岡章太郎、遠藤周作、
吉行淳之介、小島信夫、吉本隆明、大江健三郎、北杜夫、古井由吉……
文学活況の70年代と、作家たちの人間味溢れる逸話を展覧
*「吉本隆明『黙示録のひびき』」島亨
※1970年代に講談社から刊行された「現代の文学」全39巻の「月報」集
「吉本隆明」は第25巻で1972年刊でした。
※通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/10
4月下旬に出ていた本
○吉本ばなな「イヤシノウタ」
四六判/214頁 定価1400円+税 新潮社
*帯の文
みんなが、飾らずむりせず、自分そのものを生きることができたら、
世界はどんなところになるだろう。
ほんとうの自分、を生きるための81篇からなる人生の処方箋。
※何箇所かに父のことも出てきます。「夏の海の宿屋にやってきたみんなの分の宿代を払っていた父のこと(中略)。
父はお金がなんとなく足りないまま、そこそこ古い病院の小さな病室で苦しみながら死んだ」
※ただいま追加発注中です。お急ぎでない方はご予約ください。
※通販送料100円です
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/07
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集155:国家論/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』6」
A5判/207頁 頒価2000円+税(送料80円)
・目次
幻想としての国家……………………………… 2(イ)
質疑応答………………………………………23(イ)
国家論……………………………………………53(ロ)
幻想〜その打破と主体性《訂正》……………81(ハ)
宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1971-1974] …84(ニ)
編集ノート………………………………… 207
※(イ)1967年11月関西大学での講演。『全著作集14巻』収録。
「質疑応答」は未収録。
(ロ)1968年世田谷社会研究会での講演。『全著作集14巻』収録。
(ハ)152集に収録の脱落箇所2頁分。
(ニ)年譜の連載第6回。1回〜5回の訂正あり。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/06
非<吉本>本近刊のお知らせ。6月中旬刊予定
○渡辺京二「さらば、政治よ」
四六判/240頁 予価:本体1400円+税 晶文社
*宣伝文
熊本にいて、広く世界を見渡す賢人、
渡辺京二の最新評論集
最近、世界情勢がどうなっていくのか、日本はどうなるのか、
憂国の議論が日本を覆っている。
しかし85 歳になって自分の一生を得心するにあたって、国の行方など、自分の幸福にはなんの
関係もないことがわかってきた。
少年時代から学校も嫌い、裁判システムも大嫌い。
とにかくできるかぎり管理されることから離れて、まわりの人と人生を楽しみ、食を楽しみ、町を楽しみ、
人生を終えたい。
反骨の人、渡辺京二の生きる知恵。
*内容の一部
1 時論
さらば、政治よ―旅の仲間へ/「提言」する人々/物書きは地方に住め/徴兵制は悪か/変わる保革の意味…etc.
2 インタビュー
近代のめぐみ/二つに割かれる日本人
3 読書日記
ソ連をひとつの「文明」と捉える―シニャフスキー『ソヴィエト文明の基礎』/近代科学の外で「自然の意味」を問うた思想
家―斎藤清明『今西錦司伝』/根本へ向かって考える―宇根豊『農本主義が未来を耕す』/石牟礼道子の文学的本質
を開示―臼井隆一郎『「苦海浄土」論』/文明に孤島" を作る異能者、そして聖者―坂口恭平『独立国家のつくりかた』
/奥行きのある言葉が人間の姿を造型する―伊藤比呂美『父の生きる』…etc.
4 講義
ポランニーをどう読むか―共同主義の人類史的根拠
死がほんの近くに見えている身としては、最低言っておかねばならぬことを言っただけだが、この手の発言もこれでもう打ち
止めにしたい。 (あとがきより)
※吉本隆明についての言及はないそうです。
※通販送料120円の予定。ご予約ください
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/05/05
近刊のお知らせ。5月20日頃、2冊同時発売予定。
○「脈 88号 村上一郎の未発表日記と『試行』(1)」比嘉加津夫・編集
A5判/130頁 予価1000円+税 脈発行所
○「脈 89号 村上一郎の未発表日記と『試行』(2)」比嘉加津夫・編集
A5判/114頁 予価1000円+税 脈発行所
*「脈 88号」目次
特集 村上一郎の未発表日記と『試行』(1)
村上一郎 未発表日記と『試行』(編・註=佐伯修)
佐伯修 村上一郎日記とその『試行』同人参加前後
松本輝夫 「草莽」文士・村上一郎断想 ――谷川雁との対比、私的交流逸話も交えて
坂口博 村上一郎と同人誌『典型』
仁衡琢磨 死地に入る――水戸学と村上一郎
北野辰一 村上一郎の戦争「体験」と歌
村上一郎年譜(作製・田村雅之)
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮(6)
詩 伊良波盛男 隠された敵意
小説 仲本瑩 バラードの斧ひかりの檻(22〜24)
安里昌夫 或る夏の日の午後
比嘉加津夫 詩人、蘇東坡――平敷屋朝敏の謎(4)
書評 久保田一 大月健箸「イメージとしての唯一者」について
論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと(9)
崎原恒新 沖縄地方文学史(15)
編集後記
表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲
*「脈 89号」目次
特集 村上一郎の未発表日記と『試行』(2)
村上一郎 未発表日記と『試行』(編・註=佐伯 修)
佐藤幹夫 村上一郎をめぐる評価と「戦争と戦後」
田村雅之 思い出すこと――吉本隆明のこと
田中眞人 村上一郎における北一輝論
短歌 松島浄 山の音
詩 東木武市 若い頃のメモ帳より
仲本瑩 明るく心躍る追悼文を(他1篇)
エッセイ 比嘉加津夫 前田速夫という謎
小説 伊良波盛男 蓬転の旅
論考 深谷考 野呂邦暢、風土へのヴィジョン(2)
鈴木次郎 たかあきからリューメイへ(2)
青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(七)――西欧の勤勉主義
神山睦美 沖縄とは何か
比嘉加津夫 明治の文豪を訪ねる(下)
編集後記
表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲
※1冊だと分厚すぎるので2冊になったのだそうです。分売可。
特集の村上一郎は「飢餓陣営43(2016冬号)」の“特集1・戦後思想を読み継ぐ――村上一郎”の続編です。
※送料は1冊でも2冊でも100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/04/23
2014年11月に出ていた本
○吉本隆明他「人生を考えるのに遅すぎるということはない」
四六判/296頁 定価1400円+税 講談社
*帯の文
生き方の手本としたい十賢人のメッセージ
*吉本隆明「沈黙の力を信じる」(28頁分)
※この本はすべて既刊の「15歳の寺子屋」シリーズからの、抜粋再録です。詳しくは講談社のサイトでどうぞ。
※吉本隆明「15歳の寺子屋 『ひとり』」定価1000円+税。2010年刊。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/04/19
5月中旬刊行予定
○「なぜ、猫とつきあうのか」講談社学術文庫
解説=1吉本ばなな、挿画=ハルノ宵子
文庫判/…頁 予価820円+税
*宣伝文
吉本隆明、猫を語る――。
詩人の直観、思想家の眼差し、ともに暮らすものへの愛情が描きだす、
傑作エッセイ。
※元版は1995年ミッドナイト・プレス刊、河出文庫版は1998年刊。
※学術文庫版の本文は河出文庫と同じですが、ばなな氏の河出文庫版解説に加えて、
同氏による新たな解説が附くそうです。
※通販送料100円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/04/15
Web記事のお知らせ
○講談社文庫「フランシス子へ」
※「現代ビジネス」のサイトにて、中沢新一氏の文庫版あとがきが無料公開されています。
いま噛みしめたい
戦後思想界の巨人・吉本隆明が死の3ヵ月前に語ったことば
「自分も猫になればいいんです」
※講談社ブッククラブのサイト『フランシス子へ』特設ページにて、吉本多子氏他による
「フランシス子へ文庫化記念座談会」が読めます。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/04/12
非<吉本隆明>本近刊のお知らせ。5月刊行予定。
○村瀬学「鶴見俊輔」<言視舎 評伝選>
四六判上製/336頁 予価2800円+税 言視舎
*宣伝文
没後一年 鶴見思想の何を継承するのか
鶴見俊輔が生涯を費やしたのは己の「貴種」との格闘だった。
鶴見俊輔が自らを語る際、頻発する「虐待する母の像」。それは何を意味するのか?
そして、なぜかれは、それに固執したのか?
祖父・後藤新平―父・鶴見祐輔―母・愛子という流れにある出自の貴種性を鍵に、
戦前・戦中・戦後・現代を生きる新たな鶴見像を提出するとともに、「日常性の発見」と
プラグマティズムを核にした鶴見思想の内実に迫る評伝決定版!
*目次の一部
1 「貴種」を体験する
第1章 幼年期――「貴種」の芽ばえ
第2章 少年期――「貴種」のおごり、「悪人」への親和 ほか
2 アメリカにて
第4章 戦時中の体験 ほか
3 日本からの出発
第6章 「日本語を失う」という体験から
第8章 最も大事な思想――「日常性」の発見へ ほか
4 六〇年代思考
第9章 プラグマティズム
第11章 天皇制・転向・戦争責任の問題へ
5 人生の「折り返し」から
第14章 三・一一、原発事故を受けて
ほか
※通販送料130円の予定です。ご予約下さい
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/31
本日入荷。
○猫々堂「吉本隆明資料集154:現在に見る理想社会への道/本多秋五さんの死」
A5判/164頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
現在に見る理想社会への道…………………… 2(イ)
新しい資本主義が生み出す曖昧な個人………42(ロ)
親密な親子関係をどうつくるか………………61(ハ)
私が選んだ二〇世紀の三冊……………………72(ニ)
本についての悪…………………………………73(ホ)
孤高の美…………………………………………76(ヘ)
つながりを生きる………………………………77(ト)
創像新世紀………………………………………94(チ)
二十一世紀最初の一日…………………………98(リ)
本多秋五さんの死…………………………… 100(ヌ)
絶対に違うことを言いたかった…………… 104(ル)
『日本近代文学の名作』をめぐって(対談) 115(ヲ)
埴谷さんの訓戒……………………………… 121(ワ)
どう考えたって僕も閉じこもりです……… 124(カ)
小林秀雄の近代批評………………………… 130(ヨ)
個人情報保護法案なんていらない………… 161(タ)
「ランチメイト症候群」が急増中………… 162(レ)
編集ノート………………………………… 163
※(イ)聞き手・入澤美時。「小説推理」2000年11月号
(ロ)“私の子育て論”「PSIKO」2000年11月号
(ハ)「致知」2000年12月号
(ニ)「山梨日日新聞」2000年12月24日。ちなみに三冊は「門」「諸国物語」「正義と微笑」
(ホ)「本の旅人」2001年1月号
(ヘ)“「良寛さん」展から”「日本経済新聞」2001年1月25日号
(ト)聞き手・長野量一。「同朋」2001年2月号
(チ)“基調講演”「第23回日本文化デザイン会議2000京都」パンフレット。2001年2月発行
(リ)「広告批評」2001年2月号
(ヌ)「群像」2001年3月号
(ル)「新潮」2001年4月臨時増刊号「小林秀雄 百年のヒント」
(ヲ)糸井重里との対談。「毎日新聞」2001年5月14日
(ワ)「埴谷雄高全集 別巻」月報20。2001年5月
(カ)聞き手・石井志昂ほか。「不登校新聞」2001年7月1日
(ヨ)聞き手・山本哲士。「iichiko」第71号。2001年7月
(タ)コメント。「ダカーポ」2001年6月6日号
(レ)コメント。「週刊文春」2001年6月7日号
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/30
半月前に出ていた本
○「フランシス子へ」(構成・文)瀧晴巳
文庫判/148頁 定価530円+税 講談社
*帯の文
最後の美しい日々をそのまま閉じ込めた、とても優しい本です
―――吉本ばなな
生と死の狭間で語られた吉本隆明最後の“ことば”
最後に語られた最愛の猫――そして死
*裏表紙の文
いいとこなんて特にない。平凡きわまるぼんやり猫の「フランシス子」。けれど、著者とは相思相愛だった。
忘れがたき存在を亡くし、自らに訪れる死を予感しながらも、訥々と、詩うように語られた優しく輝く言葉たち。
「戦後思想界の巨人」吉本隆明が、人生の最後に遺した、あまりにも愛おしい肉声の記録。
*目次
フランシス子へ
吉本さんへ あとがきにかえて 瀧晴巳
鍵のない玄関 ハルノ宵子
吉本隆明のなかの「女性」と「動物」 中沢新一
※元版よりも中沢氏の解説(14頁分)が増えました。
※通販送料100円です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/26
本日入荷
○吉本隆明「アジア的ということ」
四六判上製/381頁 定価2600円+税 筑摩書房
*帯の文
「母型論」「アフリカ的段階について」へとつながる
最も根源的で重要な論考集
著者生前の構想に沿って編んだアジア論集成
世界思想の地平へ
※目次等詳細は2016/02/01にお知らせ済み
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/25
本日入荷
○吉本隆明「全南島論」
A5判上製/589頁 定価5400円+税 作品社
*帯の文
日本国と天皇制の起源
*目次
まえがき 吉本隆明
1 南島論序説
『琉球弧の喚起力と南島論』覚書
南島論(1)(2)
2 島はみんな幻
*
母制論
起源論
異族の論理
国家と宗教のあいだ
宗教としての天皇制
南島論――家族・親族・国家の論理
「世界−民族−国家」空間と沖縄
南島の継承祭儀について――<沖縄>と<日本>の根抵を結ぶもの
家族・親族・共同体・国家――日本〜南島〜アジア視点からの考察
『記』『紀』歌謡と『おもろ』歌謡――何が原形か
色の重層
横断する「白」
共同幻想の時間と空間――柳田国男の周辺
共同体の起源についての註
おもろそうしとユーカラ
イザイホーの象徴について
*
島尾敏雄『琉球弧の視点から』
島尾敏雄―遠近法
聖と俗
3 鬼伝承[対談]島尾敏雄
民話・時間・南島[対談]大山麟五郎
歌謡の発生をめぐって[対談]藤井貞和
母型論と大洋論[インタビュー]山本哲士・高橋順一
南島歌謡研究の方法と可能性[対談]玉城政美
あとがき 吉本隆明
初出掲載
解説・安藤礼二
※2015年末の予告以降に、猫々堂氏等の指摘によって3編が追加されたそうです。
それらは「南島歌謡研究の方法と可能性」、「色の重層」、そしておそらく「南島論2」でしょう。
それにともない頁数が増加して、定価が上がりました。
本文は対談等が2段組でその他は1段組。
装幀も厚さも「全集」とほとんど同じです。
※まえがき(2005年7月)は7頁、あとがき(2005年9月)は1頁半。解説(2016年1月)は18頁。
※通販送料250円。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/23
本日入荷
○「VAVばぶ 25号」
A5判/84頁 定価500円(税込) 編集/発行・陶山幾朗
*主な内容
脇地炯 「倫理」のあとさき−埴谷・吉本論争の思い出断片
陶山幾朗 真昼の喧噪〜パステルナーク事件の光景(16)
成田昭男 試訳 王暁明「社会的弱者の空間−上海を例にして」
浮谷啓 ある時代の、一齣の情景−菅谷規矩雄のことなど
成田昭男 詩よ、三人のラディカルを探せ〜松下昇・菅谷規矩雄・北川透の関係史(7)
北川透と松下昇の関係についての資料二点
ほか
※脇地炯氏の論考は2段組11頁分
※通販送料80円。バックナンバーも少しあります。
第9回配本、本日入荷。
○「吉本隆明全集 第12巻 1971―1974」
A5判変型・上製カバー装698頁 定価6600円+税 晶文社
*帯の文
源実朝
なにに向かって読むのか
岸上大作小論
『林檎園日記』の頃など
わたしが料理を作るとき
藍蓼舂き
聖と俗−焼くや藻塩の−
吉本隆明の心理を分析する ほか
和歌の作者であり制度の頭領でもあった実朝の実像に迫る「源実朝」
著者のロールシャッハ・テストとそれをめぐる2つの対談、および
同時期の評論・エッセイを収録
*月報 中村稔:吉本隆明さん雑感
ハルノ宵子:ヘールポップ彗星の日々
*目次
1
源実朝
1 実朝的なもの
2 制度としての実朝
3 頼家という鏡
4 祭祀の長者
5 実朝の不可解さ
6 実朝伝説
7 実朝における古歌
8 〈古今的〉なもの
9 『古今集』以後
10 〈新古今的〉なもの
11 〈事実〉の思想
実朝年譜
参考文献
実朝和歌索引
実朝論断想
実朝における古歌 補遺
文庫版によせて
2
死は説話である
〈演技者の夕暮れ〉に
〈おまえが墳丘にのぼれば〉
ある抒情
〈農夫ミラーが云った〉
〈五月の空に〉
〈たぶん死が訪れる〉
帰ってこない夏
3
情況への発言――きれぎれの批判――[一九七二年二月]
なにに向って読むのか
岸上大作小論
思想の基準をめぐって――いくつかの本質的な問題――
情況への発言――きれぎれの批判――[1972年6月]
家族・親族・共同体・国家――日本〜南島〜アジア視点からの考察――
内村剛介
斎藤茂吉――老残について――
〈関係〉としてみえる文学[島尾敏雄]
情況への発言――きれぎれの感想――[1972年11月]
「SECT6」について
『林檎園日記』の頃など
情況への発言――切れ切れの感想――[1973年6月]
イギリス海岸の歌
情況への発言――切れ切れの感想――[1973年9月]
情況への発言――若い世代のある遺文――[1973年9月]
島尾敏雄――遠近法――
鮎川信夫の根拠
わたしが料理を作るとき
情況への発言――切れ切れの感想――[1974年3月]
藍蓼舂き
和讃――その源流――
『石仏の解体』について[佐藤宗太郎]
情況への発言――切れ切れの感想――[1974年9月]
恐怖と郷愁――唐十郎――
聖と俗――焼くや藻塩の――
ひとつの疾走――安東次男――
4
吉本隆明の心理を分析する
ロールシャハ・テスト 被検者吉本隆明/検査者馬場禮子
たれにもふれえないなにか 吉本隆明/馬場禮子
ぼくが真実を口にすると… 吉本隆明/馬場禮子
対話を終えて 馬場禮子
起伏 吉本隆明
5
究極の願望[高村光太郎]
ひそかな片想い[山室静]
優れた芸術品[白川静]
『鮎川信夫著作集』
芹沢俊介『宿命と表現』
おびえながら放たれてくる微光[小川国夫]
*
『どこに思想の根拠をおくか』あとがき
『敗北の構造』あとがき
全著作集のためのメモ
『詩的乾坤』あとがき
『試行』第35五〜41号後記
略年譜
解題〈間宮幹彦〉
※予告にて“単行本未収録三篇”とありましたが、いずれも猫々堂資料集には既収でした。
※前巻の月報でハルノ宵子氏の原稿が間に合わず旧稿に差し替えられていましたが、
予告にあった「めら星の地より」と今巻の「ヘールポップ彗星」との関係は不明です。
※通販送料250円
※次回配本は「第1巻 1941―1948」で6月の予定。
お知らせ
◎「全南島論」は25日入荷予定。
◎「アジア的ということ」は26日入荷予定。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/16
本日入荷
○三浦小太郎「渡辺京二」<言視舎 評伝選>
四六判上製/394頁 定価3800円+税 言視舎
*第四章 吉本隆明と谷川雁
上京と「我が師」との出会い
吉本隆明〜知識人にして庶民
谷川雁〜絶望を湛えた工作者
※第四章は17頁分。その他の目次は2016/02/10にお知らせ済み
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/11
本日入荷。ごく少しだけ<吉本>本
○大月健「イメージとしての唯一者」
四六判/253頁 定価2700円+税 白地社
*目次
辻潤覚え書き
更科源蔵論◎詩集『種薯』の世界
虚無思想雑誌探訪
尾形亀之助◎異稿をめぐって
イメージとしての唯一者
解説・粟島久憲
大月健年譜
※「更科源蔵論」に吉本隆明の名前が6箇所出てきます。
※大月健(1949〜2014)は「虚無思想研究」編集委員、「唯一者」発行人。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/07
本日入荷
○「LEIDEN──雷電9号(通巻10号)」
A5判/138頁 特別本体価格600円+税 雷電舎
*目次は2016/02/23にお知らせ済み
※瀬尾育生「エンテレケイアにいたる──吉本隆明の反復される主題について」は2段組37頁分。
日下部正哉“「芸術言語論」ノート──語られなかった「五十音図」と『母型論』による照射”は2段組14頁分。
高橋秀明“宇田亮一の三部作について(その三)”は2段組16頁分。
※通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/05
2月20日に出ていた雑誌
○「天然生活 2016年4月号 布でできること/お弁当の工夫」
A4判/116頁 定価730円(税込) 地球丸
*ハルノ宵子さん“「猫屋台」のおもてなし”
※全4頁の内2頁分は発行所のサイトで読めます。
※在庫はありません。取り寄せには10日ほどかかるでしょう。
通販送料100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/03/02
本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂10号」
A5判/235頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
※目次は2016/02/13にお知らせ済み
※佐竹靖邦「吉本隆明のまなざし、死生観(4)」は2段組11頁分
高岡健「吉本隆明の境界性人格障害論」は2段組10頁分
柴崎明「吉本隆明なるものを巡る私にとっての諸問題 10」は2段組11頁分
※通販送料等116円です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/23
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集153:西川俳句について/討議 近代詩史」
A5判/180頁 頒価1800円+税(送料80円)
・目次
西川俳句について……………………………… 2(イ)
『新体詩抄』とその周辺………………………11(ロ)
明治期の詩の諸問題……………………………46(ハ)
大正期・詩のあらたな展開……………………96(ニ)
昭和詩の動向………………………………… 136(ホ)
編集ノート………………………………… 180
※(イ)『西川徹郎全句集』2000年7月沖積舎刊の解説。
(ロ)鮎川信夫、大岡信との鼎談。『現代詩手帖』1975年7月号。
(ハ)同上、1975年9月号。
(ニ)同上、1975年11月号。
(ホ)同上、1976年1月号。
『討議 近代詩史』は1976年に思潮社から“近代詩史年表”を附して刊行されました。
現在版元品切れ。全集には収録されません。
※前号(第152集)についての「お詫びと訂正」が挟み込まれています。
※バーゲン本のお知らせ
『西川徹郎全句集』2001年普及版。元定価9800円+税を60%引きの3920円+税にて販売中。
『新体詩抄』の初編(明治15年刊)の復刻(ほるぷ)。特価500円+税。
『KAWADE夢ムック 文藝別冊 総特集・吉本隆明』2004年刊。元定価1200円+税を50%引きで600円+税
その他<吉本>本のバーゲン本はこちら→
近刊のお知らせ。3月上旬発行予定
○「LEIDEN──雷電9号(通巻10号)」
A5判/138頁 予価600円+税 雷電舎
*目次」
長篇評論 エンテレケイアにいたる
──吉本隆明の反復される主題について 瀬尾育生
詩 地変私変 倉橋健一
やさしさは夜のしるし 築山登美夫
石 四方田犬彦
浸水する家族 高橋秀明
吶喊 水島英己
批評 「芸術言語論」ノート──語られなかった
「五十音図」と『母型論』による照射 日下部正哉
宇田亮一の三部作について(その三) 高橋秀明
高村光太郎とその時代(連載第二回) 築山登美夫
連 載 虚の栖──試みの家族誌 IX 丘の上の四二間の家 日下部正哉
*編集者による註あるいは宣伝
巻頭の瀬尾育生「エンテレケイアにいたる」は、戦争責任論、スターリン主義批判、言語美論、心的現象論、
共同幻想論、思想家論、宗教論等で展開された顕在的な主題と別に、それらを執拗低音のように貫いて反
復される主題について論じた長篇の吉本隆明論です。
また、日下部正哉「芸術言語論ノート」は、講演「芸術言語論」において吉本隆明が語り切れなかった「五十
音図」のモチーフについて、『母型論』の諸論考をたどることで補完的に論じたもの高橋秀明「宇田亮一の三
部作について」は、宇田の『共同幻想論』読解に見られる機能主義的思考への批判を通じて、吉本隆明の
幻想論の本質に迫った論考です。
※通販送料等100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/20
非<吉本>本 本日入荷
○飢餓陣営・佐藤幹夫編(飢餓陣営せれくしょん4)
『「オープンダイアローグ」は本当に使えるのか 「現場」で活用するための多角的な検証』
A5判/並製/107頁 定価1400円+税 言視舎
*表紙の文
薬物を使わずに驚くほどの効果を上げ、精神医療を刷新するというフィンランド発の精神
療法「オープンダイアローグ」。
これまでの療法とどこが違うのか?
「対話」とは具体的にどういうことか?
日本でも実践できるのか?
医療をはじめ、さまざまな支援の現場からの視点で、話題の精神療法を徹底検証する。
※目次等詳細は2016/01/21にお知らせ済み
※本書は「飢餓陣営」からの再録はなく、すべて書き下ろしです。
※通販送料等100円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/17
本日入荷
○比嘉加津夫・編集
「脈 87号 特集・没後20年記念 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺」
A5判/218頁 定価1000円+税 脈発行所
*目次は2016/02/02にお知らせ済み
※谷川雁の拾遺は2段組42頁分。すべて単行本未収録のものです。
※松岡祥男氏の「吉本隆明さんのこと(8)」は「宮下和夫『弓立社という出版思想』批判」で2段組7頁。
※通販送料100円です。ご予約ください。
※次号は「村上一郎の未発表日記と『試行』(仮称)」で5月刊行予定。
非<吉本>本のお知らせ。2月下旬入荷予定。
○「アルテリ」創刊号(年2回刊行予定)
A5判/136頁/オールカラー 定価900円+税 アルテリ編集室
*宣伝文(チラシから一部引用)
熊本には石牟礼道子、伊藤比呂美、坂口恭平という生命にみちたことばの発信者がいる。
このささやかな雑誌は、そういう人たちが喚起する世界を、ひとつの伝統として受け継いで
ゆくことになろう。
(渡辺京二)
*目次の一部
雑誌「アルテリ」刊行によせて 石牟礼道子
激励 渡辺京二
詩経試訳 伊藤比呂美
鬱どきのスケッチ 坂口恭平
歳月 大津円
上田秋成「死者のゑがほ」口語訳 渡辺京二
石牟礼道子の歌 浪床敬子
カナタバル奇譚 高山文彦
くすの芽 石牟礼道子
ほか
※送料100円にて通販します。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/16
第9回配本、3月20日頃刊行予定。
○「吉本隆明全集 第12巻 1971-1974」 “源実朝 吉本隆明の心理を分析する”
A5判変型・上製カバー装712頁予定 予価6500円+税 晶文社
*宣伝文
中世初期の特異な武家社会の頭領でありながら、和歌の作者でもあった源実朝の実像に迫る
『源実朝』と、同時期の評論・エッセイ、および詩を収録する。
単行本未収録三篇。
月報は、中村稔氏・ハルノ宵子氏が執筆!
※通販送料250円。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/13
近刊のお知らせ。2月末刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂10号」
A5判/240頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
*目次の一部
三上治 :非戦論――戦争に抵抗する道
宮内広利:鶴見俊輔論――孤独な「私」の可能性
橋本克彦:水飲み鳥の自己韜晦
佐竹靖邦:吉本隆明のまなざし、死生観(4)
高岡健 :吉本隆明の境界性人格障害論
柴崎明 :第四のワルプルギスの夜――[吉本隆明なるものを巡る私にとっての諸問題 10]
中村礼治:逃げることについて
ほか
※通販送料120円の予定です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/10
近刊のお知らせ。3月上旬入荷予定。
○三浦小太郎「渡辺京二」<言視舎 評伝選>
四六判上製/400頁 予価3800円+税 言視舎
*宣伝文
人類史のスパンで世界史を見据える歴史思想家の全貌。
初めて明かされるその資質・体験・方法。
若き日に「小さきものの死」で思想家として出発した渡辺京二が、一貫して手放さなかったものは、
近代という時代の不可避性を見失わず、そこで失われていくものに思想の根拠をおくことで、
歴史の必然性という概念に抵抗してきたことだ。その初期から現在に至る全著作を読み解き、
その秘密に迫る本邦初の評伝。
*目次
第一章 大連
第二章 闘病生活と若き日の歌
第三章 小さきものの死と挫折について
第四章 吉本隆明と谷川雁
第五章 水俣病闘争
第六章 処女作『熊本県人』
第七章 『ドストエフスキイの政治思想』
第八章 神風連と河上彦斎
第九章 西郷隆盛
第十章 宮崎滔天
第十一章 北一輝
第十二章 二・二六事件と昭和の逆説
第十三章 「地方という鏡」
第十四章 ポストモダン批判
第十五章 石牟礼道子とイリイチ
第十六章 逝きし世の面影
第十七章 江戸と近世
第十八章 黒船前夜 ほか
*三浦小太郎
1960年東京生まれ。90年代から北朝鮮の人権問題や脱北者の支援活動などに参加。
『諸君!』『月刊日本』『正論』『別冊宝島』等に執筆。著書に『嘘の人権 偽の平和』
『収容所での覚醒 民主主義の堕落』 (いずれも高木書房)がある。
※通販送料130円の予定です。ご予約下さい
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/03
ブログ記事
○小田光雄“[戦後社会状況論]
混住社会論131 江藤淳、吉本隆明「現代文学の倫理」(『海』1982年4月号)”
※小田光雄氏は昨秋刊行の宮下和夫『弓立社という出版思想 (出版人に聞く)』の聞き手です。
定価1600円+税 論創社
※「現代文学の倫理」は2011年刊行の吉本隆明×江藤淳『文学と非文学の倫理』等に収録されています。
定価2200円+税 中央公論新社
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/02
近刊のお知らせ。2月20日頃入荷予定。
○比嘉加津夫・編集
「脈 87号 特集・没後20年記念谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺」
A5判/218頁 予価1000円+税 脈発行所
*目次
特集 没後20年記念谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺
松本輝夫 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺特集刊行にあたって
(凡例も兼ねて)
谷川雁 柳田國男と宮沢賢治(1990/08)
国民文化とサークル(1958/10)
筑豊に生きる(2)川筋けんか仕法(1963/10)
五島玉之浦の聖夜(1963/12)
「失読症」の渦巻から(1966/04)
奇妙な試み(1966/11)
高松次郎への「賛」(1980/02)
生鮮食糧としての米を(1987/06)
しらぬひの魚の歳時記断片(1987/07)
歴史の骨格から発する微妙(1989/02)
「浦上だからよかった」あるお婆さんの一言(1990/06)
狩猟アーリア人の原記号(1990/10)
酔悼・井上光晴(1992/09)
「母音」叙情の水準点――安西均の苦い芳香を弔う
(1994/02)
【特別協力】杉原茂雄への私信(直筆)(1985/03)
松本輝夫 雁流「もう一つの日本」への精神下降の輝き――
「現在の民俗学には闘うべき対象がある」
(「柳田國男と宮沢賢治」)
金丸謙一郎 より詣でけり――谷川を求めて山までは見ず
谷川雁 埋もれた論考・対談等書誌一覧
仁衡琢磨 中間集会、水俣・松橋訪問記――雁、健一の足跡を訪ねて
新城兵一 「雁研」への期待と可能性としての谷川雁
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮(5)
短歌 松島 浄 青大将
詩 仲本 瑩 揺れる朝
伊良波盛男 行く道
波平幸有 いかりに留意せよ
安里昌夫 暗い体験・儚い夢想
掌篇 波平幸有 接吻
小説 伊良波盛男 夜叉のごとく
仲本瑩 バラードの斧 ひかりの檻(全100)
比嘉加津夫 愛と恋と――平敷屋朝敏の謎(3)
東木武市 友達
論考 深谷 考 野呂邦暢、風土へのヴィジョン
松岡祥男 吉本隆明さんのこと(8)
伊良波盛男 空海ノート
比嘉加津夫 明治の文豪を訪ねる(中)
崎原恒新 沖縄地方文学史(15)
編集後記
※通販送料100円です。ご予約ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/02/01
近刊のお知らせ。3月下旬刊行予定。
○吉本隆明「アジア的ということ」
四六判?/381頁 予価2700円+税 筑摩書房
*宣伝文
80年代前半、「試行」に描き続けられた論考「アジア的ということ」に他の論考を加え、
著者の生前の構想に沿って編集したアジア的世界思想の可能性を示す論集。
*目次
序「アジア的」ということ
1
アジア的ということ1〜7
2
<アジア的>ということ
「アジア的」なもの
アジア的と西欧的
プレ・アジア的ということ
3
遠野物語《別稿》
おもろさうしとユーカラ
イザイホーの象徴について
島・列島・環太平洋への考察
4
贈与の新しい形 聞き手/赤坂憲雄
付
吉本「アジア的ということ」で喚起された諸問題 山本哲士
解題 宮下和夫
※「島・列島・環太平洋への考察」(別冊太陽・日本の島)以外はすべて
2002年2月刊の『ドキュメント吉本隆明1<アジア的>ということ』と
2002年11月刊の『DOCUMENT 1 吉本隆明 続・アジア的ということ』に収録済み。
山本哲士論考は『吉本隆明が語る戦後55年』12号からの再録。
※通販送料120円の予定です。ご予約下さい。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/01/21
非<吉本>本 近刊のお知らせ。2月上旬刊行予定。
○飢餓陣営・佐藤幹夫編(飢餓陣営せれくしょん4)
『「オープンダイアローグ」は本当に使えるのか 「現場」で活用するための多角的な検証』
A5判/並製/112頁 予価1400円+税 言視舎
*宣伝文
薬物を使わずに驚くほどの効果を上げ、精神医療を刷新するというフィンランド発の精神療法
「オープンダイアローグ」。これを紹介した『オープンダイアローグとは何か』(斎藤環 著・訳)を
徹底検証する。
これまでの療法とどこが違うのか?「対話」とは具体的にどういうことか?日本でも実践できる
のか?
医療をはじめ、さまざまな支援の現場からの視点で、話題の精神療法を読み解く。
*主な内容
PART1 「オープンダイアローグ」についての報告
【論考】小林隆児 「オープンダイアローグ」との「対話」
佐藤幹夫 「オープンダイアローグ」ついての問題提起
PART2 検証のための討議 「人間と発達を考える会」による討議
PART3 技法と治療効果をめぐって
【論考】内海新祐 オープンダイアローグの実用性をめぐって
熊木徹夫 官能的評価から論じたオープンダイアローグ
阿久津斎木 フィンランドの育て支援「ネウボラ」について
佐川眞太郎「オープンダイアローグ」の「対話」に焦点をあてて
小林隆児 「オープンダイアローグ」を「甘え」から読む
※「飢餓陣営せれくしょん」の既刊のように旧稿の編纂ではなくて、たぶん新稿のように思われます。
詳しくは佐藤氏のブログをご参照ください。
※通販送料等100円です。ご予約ください。
・飢餓陣営せれくしょん3「セラピーとはなにか」定価1800円+税
・飢餓陣営せれくしょん2「『宅間守精神鑑定書』を読む」定価1800円+税
・飢餓陣営せれくしょん1「木村敏と中井久夫」定価1800円+税
・『オープンダイアローグとは何か』斎藤環 定価1800円+税 医学書院
(2015年06月発売)
※現在在庫なし。取り寄せ中です。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/01/20
猫々堂より「お詫びと訂正」がFAXで届きました
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『吉本隆明資料集』第152集に脱落がありました。
それは講演「幻想〜その打破と主体性」です。7ページと8ページの間が
《脱落》しています。
読者ならびに著作権継承者である吉本多子さんに、心よりお詫びいたし
ます。
脱落は次の部分です。
(略)
なお、《脱落部分》は、『吉本隆明資料集』第155集に改めて掲載し、訂
正したいと考えております。
ほんとうに申し訳ありませんでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※(略)とした部分には抜けていた1頁分が表示されています。
※第152集をお買い上げいただいた方々には153集発送時に(略)されていないFAXのコピーを同封します。
第153集ご購読の予定がない方は、ご連絡いただけばFAXします。
※なお、この講演は『全著作集14巻』に収録されていますので、お持ちの方はご参照ください。
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/01/18
本日入荷
○福島泰樹「追憶の風景」
四六変型・上製/342頁 定価2000円+税 晶文社
*帯の文
母と死別、戦争に翻弄された幼児期。廃墟と化した焼跡、炭化した白い塊(人骨)を拾い、地面に絵を描いた。
それが初めてものを書いた日の記憶である。記憶を風化させてはならない。ヒロシマ、ナガサキの記憶の忌避
が悲惨な原発事故を生起させた。死者は死んではいない!
戦後70年、108人の死者への追憶が、時代の記憶を烈しく炙り出し、
現在の生を鋭くさせる。
「東京/中日新聞」好評連載(2012年1月~2014年1月) 「追憶の風景」ついに刊行。
※「よせやい 吉本隆明」ほか各項は短歌1首とエッセイで3頁分。
新聞連載に4篇追加。その他詳細は2015/12/09にお知らせ済み。
※通販送料120円
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/01/16
◎「第三回北海道横超忌」のご案内
“吉本隆明〜その遥かなる射程を追って〜”
日時:2015年3月19日(土)午後1時〜午後5時
*開場午後1時、開会午後2時
会場:札幌市白石区菊水8条2丁目1-32
plantation(プランテーション)3階
グルニエ(電話011-827-8868)
参加費:1000円
主催:北海道横超会
講演:午後2時10分〜
講師・北川透氏
“言語表現と権力意志ー『言語にとって美とはなにか』以後50年”
*講演後、質疑応答の時間あり
会場には、吉本隆明に関する資料、著作、写真等の展示あり
お申し込み、お問い合わせは
事務局・有田氏まで taka.52@jcom.home.ne.jp
<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2016/01/13
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集152:幻想〜その打破と主体性/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』5」
A5判/216頁 頒価2000円+税(送料80円)
・目次
幻想〜その打破と主体性……………………… 2(イ)
再度情況とはなにか……………………………26(ロ)
質疑応答………………………………………39(ロ)
人間にとって思想とはなにか…………………59(ハ)
宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1967-1970] …84(ニ)
編集ノート………………………………… 216
※(イ)1967年11月愛知大学での講演。「愛知大学新聞」に掲載、『全著作集14巻』収録。
(ロ)1967年11月京都大学での講演。「京都大学新聞」に掲載。『全著作集14巻』収録。
質疑応答は初収録。
(ハ)1967年11月国学院大学での講演。『人間にとって思想とはなにか』『全著作集14巻』収録。
質疑応答は「資料集47集」に掲載。
(ニ)年譜の連載第5回。次回は第155集掲載予定。
※続刊予定
第153集 「西川俳句について「討議近代詩史(74〜75年)」
第154集 「現在に見る理想社会への道」ほかいろいろ
第155集 「吉本隆明年譜6」/「幻想としての国家」ほか
第156集 「老い、障害、呆け、死とは」ほかいろいろ
第157集 「川上春雄さんを悼む」ほかいろいろ
非<吉本>本 近刊のお知らせ
○「kototoi」第八号(2016年新春号)
A5判/128頁 和綴じ版定価2150円+税/普及版1850円+税
1月10日に発売済み。近日入荷。
*目次
第一回kototoi文学賞発表・選評
【kototoi文学賞受賞作】高屋優子 「羊の国の物語」
五味太郎「往復書簡4」
me-you-key 詩「ラブレター」
村瀬くれな 詩「さよならの惑星」
ナガイケジョー 小説「無抵抗の木」
高坂勝・高坂早苗・勝俣誠 インタビュー「ポスト・コミュニティの時代のあり方」
宇井眞紀子 エッセイ「アイヌ民族に寄り添って5」
つくり出す未来「〈公共性〉を問い直す2」(高橋順一+山本哲士)
藤野こと葉 マンガ「つくもごちた」
第二回kototoi文学賞募集要項
編集後記 へその声
※目次で見る限りでは吉本関係は見あたりません
※装幀を選択してご予約ください。通販送料100円