メール版「<吉本隆明>本 新刊のお知らせ(18)」2017年

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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/12/28

本日入荷

○菅原則生・編集「続・最後の場所」5号
  A5判/82頁 定価800円+税  発行・菅原則生
  
 *内容
  『マチウ書試論』をめぐって(4)  〜ドストエフスキーの「大審問官」について〜 菅原則生(42頁)
  増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』その二(全二回) 宿沢あぐり(34頁)
  後記  総選挙、戦争のことなど(7頁)

 ※通販送料100円
 ※1号〜4号在庫あります
 
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 三月書房
604-0916 京都市中京区寺町二条上る
TEL:075-231-1924  FAX:075-231-0125
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ・号外  2017/12/19

○築山登美夫氏が12月3日に急逝されました。
   「雷電」同人で「吉本隆明質疑応答集」の解説を担当されています。
   著書に「無言歌 詩と批評」ほか。
  「飢餓陣営46号」にも寄稿されていましたが、佐藤幹夫氏による 追悼文が「編集後記補遺」として12月16日
 付けにて公表されました。当店販売分の「46号」は12月15日に入荷しましたので、同封されておりません。
 先に通販の発送を終えた分のお客様にはコピーを添付ファイルにて送信しました。
 本日以降の販売分には紙コピーを挟み込みます。

※論創社「質疑応答集」の第3回配本が予定より遅れていますが、おそらくこの関係かと思われます。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/12/18

第15回配本、本日入荷
○「吉本隆明全集 第14巻」 
  A5判変型・上製カバー装575頁  定価6500円+税  晶文社
 
 *帯の文
  長く深い時間の射程で考えつづけた
  思想家の全貌と軌跡
  
  「古事記」「日本書紀」から平安期の歌論書までを読み解き、歌の発生や和歌形式の成立までを
    統一的に論じる古典批評の書『初期歌謡論』。
  および同時期の評論や講演を収録
 
 *月報 藤井貞和:『初期歌謡論』
     水無田気流:吉本隆明の詩・神話・等価
     ハルノ宵子:ギフト
       
 *目次
   初期歌謡論
    1 歌の発生
    2 歌謡の祖形
    3 枕詞論
    4 続枕詞論
    5 歌体論
    6 続歌体論
    7 和歌成立論
    あとがき
    文庫版のためのあとがき
      ◇
   〈初期〉ということ〈歌謡〉ということ
      ◇
   初期歌謡
   古代歌謡論
   ある枕詞の話
   枕詞の空間

   解題〈間宮幹彦〉


 ※この巻には単行本未収録のは無いようです。
 ※次回配本「第15巻」は2018年3月発売の予定


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/12/15

本日入荷
○「飢餓陣営 46号(2017冬)」佐藤幹夫・個人編集
  <創刊三〇周年記念号>
   A5判/230頁  定価1200円+税 発行・飢餓陣営発行所
   
 ※目次は2017/11/28にお知らせ済み
 ※浦上真二「古書会読(24)――吉本隆明とバクーニン『神と国家』」は 3段組2頁分。
   他の論者の文にも<吉本>の名はちらほら出てきます。
 ※通販送料等100円
 ※バックナンバーはこちら→「飢餓陣営発行所の本の在庫


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/12/07   
 
非<吉本>本、12月末刊行予定
○松本輝夫・編
「<感動の体系>をめぐって――谷川雁、ラボ草創期の言霊」
  A5判並製カバー装/344頁 予価3500円+税 アーツアンドクラフツ

 *宣伝文
   こどもたち個人個人の「物語」創出に向けて。現代における〈教育〉
   実践の在り方を示唆する。テック(ラボ教育センター)1966〜80年
   までの谷川雁の未公刊の思想と実践。
 
 *目次
  第一部 珊瑚礁のように育つもの――論考、エッセイ、発言・講話録
   【巻頭】こどもたちの意識の根を強くおおらかに育てようー静かに燃え続ける触媒として
   ラボ教育センター設立趣意書           
   ことばがこどもの未来をつくるー言語研究誌『ことばの宇宙』創刊のことば
   テック・グループと労働組合の関係について
   英語とぶつかる「触媒」としての合理性をめぐって            
   産ぶ湯のひとしずく
   学在自得(学は自ら得るにあり)の実現
   テック・グループの現状・到達点 
   ラボ・テープの考え方
   豊かな語りの誕生       
   十代への手紙――「夜明け前」のきみたち 
   物語を心のなかのものさしに 
   旅と旅じたく        
   幼児のラボ活動       
   ピーター・パンをめぐって 
   ラボ・テープの問題点――こどもの意識世界との対応を考える
   幼児の世界を考えよう
   たくさんの物語とは              
   ラボの核は童神との対話です
   ラボが「出来た」!              
   三人一組の語り              
   物語テープ『アリ・ババ』について 
   二つの力で大いなる渦をーラボっ子大学生、高校生への期待
   テーマ活動に日付を入れよう 
   「ラボっ子ばやし」について
   「学んで問う心を育てよう」        
   グリムの植えた木は今ラボのなかにー『ひとうちななつ』刊行をめぐって
   二つの死 野村万蔵氏、天野二郎氏を悼む 
   ラボ・テープと絵本ができるまでー物語は風でできている
   物語としての日本神話

  第二部 【講演記録】人間は「物語的存在」
   恋の「元素形態」を書くことに賭けたシェイクスピア――『ロミオとジュリエット』をめぐって
   日本神話の真髄を体感して精神の飛躍を――『国生み』をめぐって
   狂言とは「笑いの文学」であり、「朝の文学である」――ラボ・テープになぜ狂言か

  第三部 【参考資料等】言語(学)を手がかりに世界に新たな挑戦
   【特別寄稿】言語学を一つの手がかりに世界に切り込もうとした谷川雁さん  鈴木孝夫
   ラボ・パーティ誕生時(1966年3月27日付)の朝日新聞広告
   毎日新聞の谷川雁インタビュー記事(1966年8月9日〜10日付)
   谷川雁が制作に携わったラボ・テープ(ラボ・ライブラリー)一覧
   ラボ用語解説
   谷川雁のテック時代(ラボ草創期)略年譜

  解題       松本輝夫
  解説兼編集後記  松本輝夫
                                 
 ※通販送料150円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/11/29

本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集171:秋山清と〈戦後〉という場所/『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ」
   A5判/174頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   秋山清と〈戦後〉という場所………………………… 2(イ)
   漱石と私…………………………………………………28(ロ)
   僕たちの親鸞体験(対談)………………………………29(ハ)
   老人は死を前提とした絶対的な寂しさを持つ………54(ニ)
   私と仏教1・2…………………………………………61(ホ)
   私の人生と読書…………………………………………69(ヘ)
   『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ(対談)………71(ト)
   私の三作…………………………………………………93(チ)
   サブカルチャーと文学……………………………… 102(リ)
    編集ノート………………………………………… 174

 ※(イ)「現代詩手帖」2007年10月号。聞き手・久保隆
  (ロ)「朝日新聞」2007年10月9日号。
  (ハ)「ジッポウ」第3号。2007年10月。糸井重里との対談
  (ニ)「ロング・ターム・ケア」第55号。2007年7月。談話。
  (ホ)「週刊仏教新発見」2007年12月9日号、16日号。
  (ヘ)「日刊ゲンダイ」2007年12月13日号。
  (ト)「中央公論」2008年1月号。中沢新一との対談。「中央公論特
      別編集『吉本隆明の世界』」2012年6月に収録。
  (チ)「毎日新聞」2007年12月3日、17日、24日号。大井浩一・記
  (リ)「文藝」1985年3月。笠井潔・川村湊との鼎談  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/11/28

近刊のお知らせ。12月20日頃刊行予定
○「飢餓陣営 46号(2017冬)」編集・佐藤幹夫
  <創刊三〇周年記念号>
   A5判/約230頁  予価1200円+税 発行・飢餓陣営発行所
  
 *内容
  【状況への批評と詩論】
   築山登美夫■情勢論2017――沖縄問題から安倍政権のリコールへ
   添田馨■SEALDSとその時代――2015年〜2017年のある政治的胎動
   宗近真一郎■「事後性」の絶滅は求償されるだろうか――思考の消失、析出されるテロリズム
   村瀬学■ランプとチューリップをめぐって――ベンヤミンとまど・みちおの接点について
   福間健二■驚きの方法的活用――宗近真一郎『リップヴァンウィンクルの詩学』
   広瀬大志■潜まされたオラトリオ――伊藤浩子『未知への逸脱のために』を読む
   水島英己■闘いと追悼の「引用」――添田馨『非=戦(非族)』、秋山基夫『月光浮遊抄』
   木村和史■家をつくる(9)――脳出血をする
   浦上真二■古書会読(24)――吉本隆明とバクーニン『神と国家』

  【特集】人生の難題を生きる
   〈I〉滝川一廣『子どものための精神医学』を読む
     滝川一廣氏を囲んで■「子ども問題」とその支援
      内海新祐/竹島正/杉山春/伊藤研一/大澤功/小川正明/
      本田哲也/中山俊一/富樫健太郎/阿久津斎木/(司会・佐藤幹夫)
     村瀬学■「法の人」になる視点を求めて――『子どものための精神医学』を読みながら少し考えていたこと
     浜田寿美男■滝川さんの『子どものための精神医学』、素手で読めることの重み
     佐藤通雅■滝川一廣『子どものための精神医学』を読みながら教師体験を振り返る
   〈II〉杉山春『自死は、向き合える』を読みながら
     杉山春インタビュー■『自死は、向き合える』が書かれるまで書き終えた後
     内海新祐■自死と向き合うための物語――杉山春『自死は、向き合える』を読む
     本田徹■しじまの中で悲しみを乗り越え、人を再生させる力――杉山春『自死は向き合える』を読んで
   〈III〉「人生の難問」と生きる―竹島正プロデュース―
     盲目の精神科医・生駒芳久先生に聞く■(聞き手・竹島正、協力 中川浩二・的場由木)
     竹島正氏に聞く■精神障害をもつ人の地域生活の支援(聞き手・岡村毅+佐藤幹夫)
     佐藤幹夫■ルポ 東野健一(ポトゥア=インド式紙芝居師)の人生の閉じ方

   阿久津斎木■聖母マリアへの「甘え」と癒し
   佐川眞太郎■小林隆児『自閉症スペクトラムの症状を「関係」から読み解く』を読む

   1970年代渋谷、パルコは嫌い(26首詠)
   ボロ酔い日記■『宮柊二『山西省』論』読了まで

 ※通販送料等120円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/11/27

本日入荷
○加藤典洋「対談 戦後・文学・現在」
   四六判/382頁  定価2300円+税  而立書房
   
 *目次
   1 人びとと生きる社会で
      時代みつめて 今、求められているものは(田中優子)
      苦しみも花のように静かだ(石内都)
      こんな時代、文学にできることって、なんだろう?(中原昌也)
      “終わらない戦後”とどう向き合うのか(古市憲寿)
      沈みかかった船の中で生き抜く方法(高橋源一郎)
      「ゴジラ」と「敗者の伝統」(佐野史郎)
      ゴジラと基地の戦後(吉見俊哉)
   2 人びとの生きる世界で
      3・11以後をめぐって(池田清彦)
      『身体の文学史』をめぐって(養老孟司)
      現代社会論/比較社会学を再照射する(見田宗介)
      吉本隆明を未来へつなぐ(見田宗介)<d>
      世紀の終わりに(吉本隆明)<a>
      存在倫理について(吉本隆明)<b>
      半世紀後の憲法(吉本隆明、竹田青嗣、橋爪大三郎)<c>
   あとがき

 ※<a>「毎日新聞」1999年12月20〜22日。「猫々堂資料集150」
  <b>「群像」2002年1月号。「猫々堂資料集157」
  <c>「思想の科学」1995年7月。「猫々堂資料集27」 
  <d>「中央公論特別編集『吉本隆明の世界』」2012年6月
 ※通販送料120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/11/16

本日入荷
○「脈 95号 火野葦平と沖縄」比嘉加津夫・編集
   A5判/221頁  定価1300円+税  脈発行所

 ※目次は2017/10/30にお知らせ済み
 ※「村上一郎未発表日記と『試行』7」は1962年9月1日〜10月22日
  松岡祥男「吉本隆明さんのこと(15)」は8頁分。
  川満信一(*前号で特集された人)「ヤポネシア論と南島論の行方」は、
  島尾のほか吉本についても多く言及されています。
 ※次号は「東峰夫の小説世界(仮題)」で2018年2月20日刊行予定。
 ※通販送料等100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/11/14

本日入荷
○鹿島茂「[新版] 吉本隆明 1968」(平凡社ライブラリー)
   B6変形判/373頁  定価1300円+税  平凡社
   
 *宣伝文
   彼は何と闘ったのか。
   「永遠の吉本主義者」が、60年代の情況的テキストを通して、
   その思想的核心を捉えた著者渾身の書。
 
 *解説 “吉本隆明1967”内田樹
   
 ※2009年刊行の平凡社新書版の新版。本文は新書版と変わらないようです。
  “平凡社ライブラリー版著者あとがき”は3頁分。内田樹の解説は9頁分。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/11/09   
 
ごく少し<吉本>本、本日入荷
○大西巨人「歴史の総合者として 大西巨人未刊行批評集成」
  山口直孝・橋本あゆみ・石橋正孝 編
  四六判上製/392頁 定価4500円+税 幻戯書房

 *帯の文
   真実の革命的インテリゲンツィアとして僕たちは立つ
   志賀直哉批判、ハンセン病問題、障碍者の権利にかんする発言、
   「俗情との結託」論争など、刻々たる状況に〈文学〉から批判し、
   人間精神の真実を貫徹させた〈批評家・大西巨人〉。その終わり
   なき批評=運動を、大西巨人研究の最前線から総展望する。
   晩年にいたるまでの50余年の間に書かれた単行本未収録の批評
   85篇+小説1篇を一書に集成
   
 *「戯文・吉本隆明様おんもとへ」は「群像」1959年10月号の匿名批評“侃々諤々”で5頁分。

 ※目次に吉本の名が出てくるのはこの1編のみですが、本文中には何箇所か出てくるようです。
     他に谷川雁「工作者宣言」の書評等。

 ※通販送料150円。初回入荷分は僅少です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/10/31   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集170:イメージの世界都市/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』11」
   A5判/206頁 頒価2000円+税(送料80円)
   
 ・目次
   ハイ・イメージ論………………………………………… 2(イ)
   イメージの世界都市………………………………………39(ロ)
   スターリンがメジャーになるには………………………66(ハ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1987.11-1989.10]…… 67(ニ)
    編集ノート…………………………………………… 205
    
 ※(イ)1986年5月多摩美術大学での講演。『現代詩手帖』1986年12月
     臨時増刊号『吉本隆明と〈現在〉』掲載。
     『像としての都市―吉本隆明・都市論集』1989年弓立社刊に も収録。
  (ロ)1986年の講演。『菊屋34号』1987年2月発行に収録。
  (ハ)『インゴ』1984年6月1日発行掲載の(たぶん)談話。
  (ニ)年譜の連載第11回


刊行遅延のお知らせ
※「吉本隆明質疑応答集」の第三巻は隔月刊の予定だったので、10月末に出るべきでしたが遅延しています。
  今のところ順調に行っても11月末とのことですから、いましばらくお待ちください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/10/30

近刊のお知らせ。11月20日頃入荷予定。
○「脈 95号 火野葦平と沖縄」比嘉加津夫・編集
   A5判/222頁  予価1300円+税  脈発行所

 *目次
   特集  火野葦平と沖縄
    火野葦平  地獄島沖縄
          ブナガヤ河童
    玉井史太郎 「ちぎられた縄」
    坂口 博  火野葦平と沖縄
    松本輝夫  火野葦平と沖縄への前衛的志情――谷川雁との接点にも触れて
    大國眞希  火野葦平河童作品考――『河童曼陀羅』を中心に
    北野辰一  沖縄 火野葦平と木下順二
    新城兵一  邂逅の徴に
    仁衡琢磨  「本土」人が描いた沖縄と基地問題――火野葦平と当事者性
    仲程昌徳   「悲恋瓦屋節」考――火野葦平絶筆小説をめぐって
    松島 淨   火野葦平ノート
    松下博文   葦平のゐる風景
    上間常道   一通の書簡――火野葦平と比嘉春潮を結ぶもの

   俳句 
    仲本彩泉   記憶は影絵(2)
   詩  
    仲本 瑩   きざし(他2篇)
    波平幸有   永遠に届かない(他2篇)
    東木武市   若い頃のメモ帳より
   小説 
    伊良波盛男  明けの明星
    仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(40〜43)
    比嘉加津夫  マカテの逆襲 平敷屋朝敏の謎(7)
   論考 
    村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』[7](佐伯修 編・註) 1962(昭和37)年の日記(6)
    松岡祥男   吉本隆明さんのこと(15)
    深谷 考   野呂邦暢、風土へのヴィジョン(7)
    青柳瑞穂   作家たちの「怠け」 怠けて生きたい私たち(12)
    比嘉加津夫  吉行淳之介と島尾敏雄
    川満信一   ヤポネシア論と南島論の行方
    編集後記
    表紙写真 玉井史太郎氏提供(本文写真含む)
    
 ※通販送料等100円。ご予約ください


非<吉本>本近刊のお知らせ。11月末刊行予定
○渡辺京二「バテレンの世紀」
   A5判/…頁  予価3200円+税  新潮社
   
 *宣伝文
   大航海時代、日本も世界のグローバルプレーヤーだった。ポルトガル船の到来、イエズス会の布教、
      信長・秀吉・家康ら権力者と宣教師の交流、禁教、弾圧、鎖国といったキリスト教をめぐる出来事を
   軸に、壮大な文明史的視点で振り返る「渡辺史学」の到達点!
   
  ※通販送料等150円の予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/10/21

近刊のお知らせ。第15回配本12月中旬刊行予定
○「吉本隆明全集 第14巻」 
  A5判変型・上製カバー装592頁予定  予価6400円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   「わが国の和歌形式の詩は、いつどの時点で形づくられたのか――
   「古事記」「日本書記」から平安期の歌論書までを読み解き、
   その発生の起源から形式の成立までを統一的に論じた『初期歌謡論』。
   および、同時期に発表された評論や講演などを収録する。
   
   月報は、藤井貞和氏水無田気流氏ハルノ宵子が執筆!

 *収録内容
   『初期歌謡論』
    *
   初期歌謡
   古代歌謡論 
   〈初期〉ということ〈歌謡〉ということ
   ある枕詞の話
   枕詞の空間

 ※通販送料250円。ご予約ください。
 
 *第16回配本「第15巻[1974−1978]最後の親鸞 論註と喩」  2018年3月下旬発売予定 
 *第17回配本「第16巻[1977−1979]戦後詩史論 吉本隆明歳時記」  2018年6月発売予定 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/10/03

近刊のお知らせ。11月中旬刊行予定
○鹿島茂「[新版] 吉本隆明 1968」(平凡社ライブラリー)
   B6変形判/376頁  予価1300円+税  平凡社
   
 *宣伝文
   吉本隆明はいかにして「自立の思想」に辿りついたか。
   「永遠の吉本主義者」がその思想的核心を捉えた渾身の書。
   解説=内田樹
   
 ※2009年刊行の平凡社新書版の新版。新書版には内田樹の解説はありませんでした。
     本文に増補等があるかどうかは不明です。
  新書版の在庫もまだ残っています。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/09/29

非<吉本>本近刊のお知らせ。11月刊行予定
○渡辺京二「死民と日常 私の水俣病闘争」
   四六判上製/288頁  予価2300円+税  弦書房
   
 *宣伝文
   著者初の水俣病闘争論集ー水俣病問題の原点がここにある。
   裁判闘争でもなく公害闘争でもない水俣病闘争とは何だったのかー
   昭和31年(1956)、水俣病が公式に確認されてから2017年で61年がたつ。
      この長い事件史の中で、企業・行政の責任、謝罪・補償、患者認定の制度、
      被害の状況・対策など様々な問題が全国的に取りあげられる原点となった
      出来ごとが、本書のテーマ「水俣病闘争」である。
      昭和44年(1969)、いかなる支援も受けられず孤立した患者家族らと立ち上
      がり、〈闘争〉を支援することに徹した著者による初の闘争論集。当初、患
      者たちはチッソに対して何を求めたのか。市民運動とは一線を画した
     〈闘争〉の本質を改めて語る注目の一冊。

 ※通販送料等120円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/09/28

近刊のお知らせ。11月中旬刊行予定
○加藤典洋「対談 戦後・文学・現在」
   四六判上製/380頁  予価2300円+税  而立書房
   
 *宣伝文
   1999年から現在まで。文芸評論家・加藤典洋のポリフォニックな対談から精選。
   
   対談者:田中優子、石内都、高橋源一郎、養老孟司、見田宗介、吉本隆明、
      竹田青嗣、橋爪大三郎、他
   
 ※吉本隆明との対談は以下の3本が収録されます

  1 「存在倫理について」(「群像」2002年1月号)
  2 「2000年を前に[上・中・下]」(「毎日新聞」1999年12月20〜22日)
  3 「半世紀後の憲法」(「思想の科学」1995年7月) 

  1は「猫々堂資料集157」に、2は「150」に、3は「27」にそれぞれ収録されてますが、
    いずれも吉本名義の著書には未収録です。なお、3は対談ではなくて、加藤と吉
    本のほかに竹田青嗣と橋爪大三郎も参加した討議です。
    ちなみに、猫々堂資料集の1〜27は3名以上の座談会物がまとめられていてとく
    に貴重(※著作権の処理等が面倒なので、ふつうの出版社は敬遠しがち)です。
  
  なお、加藤と吉本の対談はもう1本「戦後を超える思考」(山梨日日新聞1995年
    8月8日〜12日)がありますが、こちらは加藤の「戦後を超える思考」(海鳥社 1996)
    に収録済み。吉本名義の著書には未収録ですが「資料集135」に既収です。

 ※通販送料160円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/09/26
  
本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集169:〈心的なもの〉の根源へ/日本語の詩とはなにか
   A5判/171頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   銀座の思い出…………………………………………… 2(イ)
   まだ考え中……………………………………………… 6(ロ)
   考えること忘れた日本人………………………………18(ハ)
   長老の知恵1〜3………………………………………21(ニ)
   西川徹郎句集『無灯艦隊』……………………………27(ホ)
   身近な平等から始めよう………………………………28(ヘ)
   『心的現象論』を書いた思想的契機…………………31(ト)
   左翼・根拠地、そして親鸞(対談)……………………46(チ)
   〈心的なもの〉の根源へ………………………………51(リ)
   日本語の詩とはなにか(討議近代詩)…………………65(ヌ)
   私の下町……………………………………………… 100(ル)
   面影ラッキーホール………………………………… 104(ヲ)
   9条は先進的な世界認識…………………………… 105(ワ)
   日本の家族を蝕む“第二の敗戦”(対談)………… 107(カ)
   船大工の親父が教えた戦場の死…………………… 122(ヨ)
   序文(本多弘之『浄土』)………………………… 126(タ)
   力振り絞った「解説」……………………………… 129(レ)   
   てんとう虫インタビュー…………………………… 131(ソ)
   若い詩人と自然……………………………………… 135(ツ)
   この国はどこへ行こうとしているのか…………… 137(ネ)
   歴史と宗教…………………………………………… 142(ナ)
    編集ノート……………………………………… 170

 ※(イ)「銀座百店」2007年2月号
  (ロ)「論座」2007年4月号。聞き手・高橋純子
  (ハ)「日経ビジネス」2007年4月号。聞き手・伊藤暢人
  (ニ)「週刊東洋経済」2007年3月10日号、17日号、24日号
  (ホ)『決定版 無灯艦隊 十代作品集 西川徹郎句集』2007年6月沖積舎刊帯文。
  (ヘ)「朝日新聞」2007年4月28日号。聞き手・西井泰之
  (ト)「季刊iichiko」94号。2007年4月刊。聞き手・山本哲史
  (チ)「毎日新聞」2007年5月23日号。中島岳志との対談
  (リ)「週刊読書人」2007年6月15日号。聞き手・山本哲史、高橋順一
  (ヌ)「現代詩手帖」2007年9月号。野村喜和夫、城戸朱理との鼎談
  (ル)「サライ」2007年7月19日。談話。
  (ヲ)「面影ラッキーホール」2007年6月P-VINE盤CD。
  (ワ)「東京新聞」2007年8月8日号。
  (カ)「中央公論」2007年9月号。内田樹との対談。
  (ヨ)「文藝春秋」2007年9月号。
  (タ)「浄土その解体と再構築―濁世を超えて」2007年9月樹心社刊序文。
  (レ)「高知新聞」2007年3月11日号。『思想のアンソロジー』について。
  (ソ)「てんとう虫」2007年4月号
  (ツ)「朝日新聞」2007年4月21日号。文・白石明彦。
  (ネ)「毎日新聞」2007年6月15日号。文・藤原章生。
  (ナ)「現代思想」2007年4月号。聞き手・三浦雅士

 ※「猫だより 166」に、松岡祥男の「このボケー、違うだろー」という表題で、「雷電」11号に 瀬尾育生氏が
     発表された『吉本隆明著作アンソロジー』という未刊本の解説に対する批判が載ってます。
  この「猫だより」は毎号初期出荷分すべてに折り込まれていますが、後日の出荷分には折り込まれて
     いないこともあります。よーするに本誌の価格には含まれない「おまけ」であることをご了承ください。
  なお「猫だより」のバックナンバーは吉田惠吉氏の[猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ]にて
    読むことができます。
  

本日入荷
○「VAVばぶ 28号(2017.9)
  A5判/102頁  定価500円(税込)  編集/発行・陶山幾朗
  
 *主な内容
   岡田啓氏インタビュー 雑誌発行が熱かった時代 聞き手/成田昭男
   成田昭男 詩よ、三人のラディカルを探せ〜松下昇・菅谷規矩雄・北川透の関係史(10)
   浮海啓  日々の移ろいゆくなかで〜『吉本全集 書簡集1』に見る「小説序曲」について
   陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(14)
   成田昭男 試訳 ネグリ他「ネグリが語る清華大学講座3」
   陶山幾朗 真昼の喧噪〜パステルナーク事件の光景(19)
   陶山幾朗 大正闘争の“傭兵”から「ムニンカ」治療師へ〜或る六〇年安保世代の精神史 
   資料:村上一郎宛北川透書簡 『中原中也の世界』誕生前後
   
 ※通販送料80円。バックナンバーも18号以降が少しあります  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/09/22

非<吉本>本、本日入荷
○村上一郎「幕末−非命の維新者」(中公文庫)
 文庫判/299頁  定価1000円+税  中央公論新社
 
 *帯の文
   維新への精神史
   大塩平八郎に始まり天誅組まで
   保田與重郎との対談収録
   解説・渡辺京二
   
 ※1968年角川新書、1974年角川文庫。対談は今回増補、解説は書き下し。
 
○橋川文三「幕末明治人物誌」(中公文庫)
 文庫判/312頁  予価1000円+税  中央公論新社
 
 *帯の文
   敗者への想像力
   松陰、龍馬から乃木、天心まで、
   著作集未収録作品収録。
   解説・渡辺京二
 
 ※11篇中4篇が著作集未収録、内2篇は単行本にも未収録、解説は書き下し
   
 ※通販送料は1冊でも2冊でも100円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/09/14

第14回配本、本日入荷
○「吉本隆明全集 第13巻」 
  A5判変型・上製カバー装706頁  定価6800円+税  晶文社
 
 *帯の文
  長く深い時間の射程で考えつづけた
  思想家の軌跡をまるごと収めた決定版全集
  第2期、刊行開始
  はじめて海外の文学者たちを論じた『書物の解体学』、
  長くその資質にひかれて論じてきた「島尾敏雄」のほか、
  1972年から1976年の間に発表された詩や散文を収録。
 
 *月報 宇佐美 斉:波の下の思想を
        橋爪大三郎:気配りのひとの気骨
       ハルノ宵子:党派ぎらい
       
 *目次
  1
   書物の解体学
   島尾敏雄
  2
   〈この時代からは〉
   ある鎮魂
   …ほか、詩11篇
  3
   近松論―劇の思想―
   情況への発言(※7回分)
   うえの挿話
   折口の詩
   哀辞―村上一郎―
   小学生の看護婦さん
   縮んだ街
   『日本語はどういう言語か』について
   「パチンコ」考
   感覚の構造
   …ほか
  4
   近代詩の歩み
   太宰治の作品
   『思想の根源から』あとがき
   『試行』第42〜46号後記
   掛率増加のお知らせ
   …ほか
  解題(間宮幹彦)

 ※〈3〉部は『初源への言葉 』(1979年青土社刊)に収録されたのが多いようです。
 ※〈4〉部と解題は2段組。
 ※次回配本は第14巻で12月下旬の予定


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/09/12

本日入荷。他店では8日に発売が多かったようですが…
○三上治「吉本隆明と中上健次」
   四六判上製/241頁  定価2200円+税  現代書館
   
 *帯の文
   吉本の間近で深い交流があったからこそ描けた、
   吉本・中上思想の真髄。
   ヨーロッパ近代思想も色褪せ、思想の根底も見えない今、
       思想の可能性を追究し、最後まで思想と格闘を続けた
   二人の巨人が指し示したものは!
   
 ※目次は2017/08/04にお知らせ済み
 ※著者のあとがきに「図書新聞」連載とありますが、加除があったのかどうか不明です。
   新たに附されています。
 ※通販送料120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/09/01

本日入荷
○「吉本隆明質疑応答集 2 思想
  四六判・上製/276頁 定価2200円+税  論創社
  
 *帯の文
   講演後の白熱する問答
   初の単行本化!
   1967年〜86年にわたる 思想に関する「質疑応答」の集成
   「現代とマルクス」、「幻想論 の根柢――言葉という思想」、
   「ポーランド問題とは何か」講演後、他の全11篇を収める。
 
 *目次
   1
   現代とマルクス/ナショナリズム――国家論
   人間に とって思想とは何か――『言語にとって美とはなにか』および『共同幻想論』にふれて
   幻想としての国家
   国家・共同体の原理的位相
   幻想論 の根柢――言葉という思想
   2
   竹内好の生涯
   〈アジア的〉ということ
   アジア的ということ V
   ポーランド問題とは何か――「連帯」の社会主義構想
   共同幻想の時間と空間――柳田国男の周辺
   
       解説 断裂する「物語」(築山登美夫)
   吉本隆明 講演書誌  (宮下和夫)   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/08/31

非<吉本>本近刊のお知らせ。9月下旬刊行予定。
○村上一郎「幕末−非命の維新者」(中公文庫)
 文庫判/304頁  予価1000円+税  中央公論新社
 
 *宣伝文
   大塩平八郎の乱から安政の大獄、そして天誅組の変へ……。
   大塩ほか橋本左内、藤田東湖から真木和泉守、伴林光平まで、
   歴史の激流の中を生き、非命に倒れた維新者たち。彼らの心情
   と行動に迫り、明治維新の精神過程をたどる著者の代表作。
   巻末に保田與重郎との対談「松陰の精神とその人間像」を増補。
   解説・渡辺京二
   
○橋川文三「幕末明治人物誌」(中公文庫)
 文庫判/312頁  予価1000円+税  中央公論新社
 
 *宣伝文
   幕末維新から日清・日露戦争を経て、明治の終焉へ……。
   吉田松陰、坂本龍馬、西郷隆盛から乃木希典、岡倉天心まで、
   疾風怒濤の時代を生きた人間の思想と矛盾と葛藤を描く。
   歴史における敗者への想像力が息づく、出色の歴史人物論集。
   文庫オリジナル。
   解説・渡辺京二
   
 ※通販送料は1冊でも2冊でも100円です。ご予約ください。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/08/22   
 
本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集168:超人間、超言語/9条と日本の戦後思想
   A5判/168頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   吉本隆明が語る1〜7……………………………… 2(イ)
   もう一山当てたいっていう人も……………………24(ロ)
   ぼくのしょうらいのゆめ……………………………26(ハ)
   小節、古典の選び方…………………………………31(ニ)
   この先の日本…………………………………………34(ホ)
   超人間、超言語(対談)………………………………37(ヘ)
   現代の「老い」………………………………………72(ト)
   たたかってきた男/思想家…………………………77(チ)
   現代詩最後の古典……………………………………80(リ)
   9条と日本の戦後思想………………………………81(ヌ)
   老いを見つめ未踏を思索……………………………89(ル)
   辺見庸は沈黙せず……………………………………93(ヲ)
   「物書き」よりも「生活者」として………………95(ワ)
   加速する「人間消費社会」…………………………99(カ)
   『文学・石仏・人性』座談(下)………………… 101(ヨ)
    編集ノート……………………………………… 167

 ※(イ)「西日本新聞」2003年7月〜10月
  (ロ)「毎日新聞」2006年7月10日
  (ハ)『ぼくのしょうらいのゆめ』2006年7月、プチグラパブリッシング刊所収の談話部分。
           略歴、年譜、写真等は省略。2009年05月に文春文庫化。
  (ニ)「プレジデント」2006年8月12日号。
  (ホ)「高知新聞」2006年8月6日号。
  (ヘ)中沢新一との対談。「群像」2006年9月号。「惑星の風景 中沢新一対談集」2014年青土社刊に収録。
  (ト)「朝日新聞」2006年9月19日号。聞き手・松本一弥
  (チ)「グッドプランニング」2006年8月27日。談話。ネット記事。    
  (リ)『立原道造全集』内容見本、筑摩書房2006年。
  (ヌ)「SIGHT」2007年1月増刊号。聞き手・渋谷陽一
  (ル)「日本経済新聞」2006年7月18日号。文・宮川匡司。
  (ヲ)「アエラ」2006年8月7日号
  (ワ)「日経マガジン」2006年12月号。文・宮川匡司。
  (カ)「東京新聞」2006年12月23日号。
  (ヨ)島尾敏雄、高田欣一、佐藤宗太郎、島亨、5名の座談の(下)。
           (上)は166集掲載。「文学・石仏・人性―若杉慧論」1974年11月、言叢社刊所収。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/08/17

本日入荷
○「脈 94号 沖縄の詩人・思想家 川満信一」比嘉加津夫・編集
   A5判/238頁  定価1300円+税  脈発行所

 ※目次は2017/07/29にお知らせ済み
 ※「村上一郎未発表日記と『試行』6」は1962年7月25日〜8月31日
  松岡祥男「『吉本隆明全集』第37巻に触れて」は7頁分。
  比嘉加津夫「甲状断録」は5月11日〜7月1日の日録ですが、この間、5月下旬に入院して手術を受けられた
    にもかかわらず、5月17日に「脈93号」発行、6月30日に退院されるとすぐに94号の編集にとりかかられ ています。
    そして、無事予定通り発行されて、本日入荷したわけですが、これだけの内容のある雑誌をきっちりと季刊ペース
   で編集発行され続けているだけでもすごいのに、手術されても刊行ペースがまったく変わらなかったのは驚きです。
 ※次号は「火野葦平と沖縄(仮題)」で11月20日刊行予定。
 ※通販送料等100円 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/08/12

非<吉本>本入荷のお知らせ
○「アルテリ」4号(年2回刊行予定)
  A5判/176頁 定価1000円+税 アルテリ編集室

*主な内容
  姜信子    狂っちまえよと、影が言う
  石牟礼道子  詩(五篇)
  町田康    石牟礼さん訪問記
  伊藤比呂美  1通の手紙
  渡辺京二   『現車』はどこがすごいか
  ほか
  
 ※通販送料100円
 ※創刊号完売。2号と3号は在庫あります。
 ※『現車』は今春、前後編で刊行された福島次郎の小説で、前編は56年ぶりの復刊、
  後編は雑誌連載の初単行本化で、元弓立社の宮下和夫氏の企画とのことです。
  『現車 前篇』2400円+税、『現車 後篇』2600円+税。論創社刊。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/08/09

第2回配本、9月上旬刊行予定
○「吉本隆明質疑応答集 2 思想」
  宮下和夫・編/築山登美夫・解説
  四六判・上製/288頁 予価2200円+税  論創社
  
 *宣伝文
   1967年から86年にわたる、思想に関する「質疑応答」の集大成。
   
 ※通販送料120円〜150円予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/08/04

近刊のお知らせ。9月上旬刊行予定
○三上治「吉本隆明と中上健次」
   四六判上製/240頁  予価2200円+税  現代書館
   
 *宣伝文
   吉本隆明の一番弟子として、間近に感得した
   吉本・中上の思想と精神!
   両者との深い交流に裏打ちされた論考
   多くの分かりやすい註を附けて、二人の巨人の足跡を丹念に辿る
   
 *主要目次
   序章 「3・11」の衝撃
   1  死の風景・精神の断層
   2  安保闘争のころ
   3  マルクス者
   4  中上健次へ
   5  吉本隆明と仏教思想
   6  吉本隆明の80年代の思想的展開
   7  再び、中上健次をめぐって
   終章 「いま、吉本隆明25時」
   
 ※この本は「図書新聞」No.3095(2013年01月26日)〜No.3149(2014年03月08日)に連載されたものが元なのでしょう。
      なお、「図書新聞」の連載は同社のサイトで無料公開されています。
 ※通販送料120円の予定。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/07/29

近刊のお知らせ。8月20日頃入荷予定。
○「脈 94号 沖縄の詩人・思想家 川満信一」比嘉加津夫・編集
   A5判/238頁  予価1300円+税  脈発行所

 *目次
  特集  沖縄の詩人・思想家 川満信一
   仁衡琢磨  島尾、川満、奄美に逢う――島尾敏雄生誕100年記念祭参加記
   黒島敏雄  時代の同伴者―古代的な陰影と全人的対応
   仲里 効  1968年沖縄・夏の分れ歌――川満信一と伊礼孝の分水界を巡って
   坂口 博  川満信一の詩――「飛翔」と「風葬」をめぐって
   新城兵一  川満信一論序説―〈時後〉思想としての〈反復帰論〉
   かわかみまさと 母語なき時代の超「骨」の思想家―ヤポネシア論を越えて
   松原敏夫  詩は手套のような―川満信一の詩と思想
   仲程昌徳  「母」なるもの――川満信一の詩
   後多田敦  川満信一をめぐる断想「しまのねあがり」としての川満信一
   伊良波盛男 さとりと無碍の人
   仲宗根将二 川満信一大兄とふるさと宮古
   粟国恭子  呟く川満信一さんへ届ける断章―見えない縁を巡って
   比嘉加津夫 川満信一と島尾敏雄
   川満信一年譜
                                      
 俳句 仲本彩泉  記憶は影絵       
 詩  仲本 瑩  フロリダの男(他三篇)
    東木武市  若い頃のメモ帳より
 小説 伊良波盛男 ニルヤカナヤ王国
    仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(全100)(37〜39)
 論考 村上一郎  村上一郎未発表日記と『試行』6(佐伯修 編・註)1962(昭和37)年の日記(5)
    松岡祥男  『吉本隆明全集』第37巻に触れて 吉本隆明さんのこと(13)
    深谷 考  野呂邦暢、風土へのヴィジョン(6)
    金田久璋  「眼の華」とはなにか―島尾敏雄「眼華」補論
    青柳瑞穂  篭川京の「怠けのすすめ」怠けて生きたい私たち(11)
    比嘉加津夫 甲状断録
    安里昌夫  日々の断章(8)
    編集後記

 表紙写真 川満信一氏提供(本文写真含む) 
 題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ
 
 ※通販送料等100円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/07/26

非<吉本>本のお知らせ。8月中旬入荷予定。
○「アルテリ」4号(年2回刊行予定)
  A5判/180頁 予価1000円+税 アルテリ編集室

*執筆者
  石牟礼道子、渡辺京二、伊藤比呂美、町田康、姜信子、坂口恭平、
  坂口恭平、跡上史郎、関敬、松嶋圭、小野由起子、浪床敬子、田尻久子。

 ※通販送料100円。ご予約ください。
 ※創刊号完売。2号と3号は在庫あります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/07/24

本日入荷
○「島尾敏雄・ミホ/共立する文学」河出書房新社編集部 編
   A5判/192頁  予価1700円+税  河出書房新社
  
 *主な内容
   特別インタビュー  吉増剛造
   書き下ろしエッセイ 今福龍太、宮地尚子
   写真散歩 父母のいない風景 島尾伸三
   研究/論考 志村有弘、吉村弥依子、花田里欧子
   対談/鼎談 つげ義春、吉本隆明、吉増剛造、石牟礼道子、三國連太郎
   島尾ミホを巡る映像世界 越川道夫、月永理絵、金子遊
   島尾敏雄、ミホの旧稿、講演、日録ほか
   
 ※吉本隆明との対談は「平和の中の主戦場」で初出は「波」1977年10月号。
   『平和の中の主戦場―島尾敏雄対談集』、『吉本隆明全対談集』第5巻に収録。
 ※通販送料100円 


第14回配本、9月上旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第13巻」 
  A5判変型・上製カバー装704頁予定  予価6600円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   はじめて海外の文学者たちを論じた『書物の解体学』(1975年刊)、
   長くその資質にひかれて論じてきた『島尾敏雄』(1975年刊)のほか、
   1972年から1976年の間に発表された詩11篇と、この期間の主要な
   評論・講演・エッセイを収録する。

   月報は、宇佐美斉氏・橋爪大三郎氏・ハルノ宵子氏が執筆!

 ※通販送料250円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/07/19   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
猫々堂「吉本隆明資料集167:宗教と思想のはざま/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』10」
   A5判/201頁 頒価2000円+税(送料80円)
   
 ・目次
   宗教と思想のはざま…………………………………… 2(イ)
   先進資本主義社会の動向と日本の行方………………18(ロ)
   買いたい表現の段階にきたCM………………………50(ハ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1985.10-1987.10]… 52(ニ)
    編集ノート………………………………………… 201
    
 ※(イ)1979年4月27日親鸞塾主催の講演。『磁場』19号掲載。
  (ロ)1982年。都学労主催の講演。『反核異論』に収録。
  (ハ)1983年7月の談話。「MAZAR」1983年9月号
  (ニ)年譜の連載第10回。

 
※続刊予定
   第168集 いろいろ
   第169集 いろいろ 
   第170集 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[11]
   第171集 いろいろ
   第172集 宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[12]


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/07/11

4月に出ていた本
○岡本勝人『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』
  四六判上製/285頁  定価2700円+税  左右社
  
 *帯の文
   鮎川信夫とは何者だったのか
   戦地スマトラから帰還し、戦後詩を切り拓いた歩みはまた
   ひとりのモダニストにとっての困難なる隘路だった
   濃密なる母との関係、吉本隆明との論争、そして訣別―
   戦後詩の巨人の生きざまを甦らせる力作評伝
   
 *目次
   プロローグ
   第1章 出発
   第2章 接続
   第3章 切断
   第4章 風景
   第5章 “戦後”
   第6章 抒情
   第7章 吉本隆明
   第8章 故郷
   第9章 八〇年代
   第10章 残されたもの
   エピローグ
   
 *岡本勝人。1954年生まれ。詩人、文芸評論家。
 
 ※第7章は27頁分
 ※現在在庫は1冊のみ。追加は1週間ほど後に入荷予定です。
 ※通販送料120円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/07/01

本日入荷
「飢餓陣営 45号(2017夏)」編集・佐藤幹夫
  <島成郎 総集号 「一身にして二生を経るがごとし」>
   A5判/約200頁  定価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
  
 ※目次は2017/06/17にお知らせ済み
 ※佐藤幹夫「ドキュメント 島成郎と吉本隆明」は2段組19頁分
 ※通販送料100円

ブログ記事のお知らせ
小田光雄“『都市』と吉本隆明「都市はなぜ都市であるか」”
  論創通信・本を読む17(2017.06.15)
  
 ※論創社HPに小田氏が連載されている「本を読む」の6月分です


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/30

本日入荷
○仲正昌樹「<戦後思想>入門講義:丸山眞男と吉本隆明」
  四六判並製/382頁  定価2000円+税  作品社
  
 *帯の文
   二人の巨人の著作を丁寧に熟読し、戦後思想がこだわった市民社会、
   国家、「日本的主体」について考える。
   戦後思想を知らない世代のための(知っている人にとっては“再”)入門講義。
   
 *目次
   前書き
   [講義]第1回〜第3回 丸山眞男「忠誠と反逆」を読む(1)〜(3)
   [講義]第4回〜第6回 吉本隆明「共同幻想論」を読む(1)〜(3)
   ・<戦後思想>をもっと知りたい人のための読書案内
   ・<戦後思想>入門講義関連年表
   
 ※金沢大学での講義をまとめたもので、各回に質疑応答がついてます
 ※通販送料等150円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/27

本日入荷
○「文藝別冊 総特集・俵万智 史上最強の三十一文字」
  A5判/223頁  定価1300円+税  河出書房新社
  
 *宣伝文
   大ベストセラー『サラダ記念日』から30年!
   我が子、震災、恋……生きることのすべてを謳う、
   今なお現代短歌のトップランナーである俵万智の総力特集。
   穂村弘・又吉直樹ほか豪華執筆陣。
   
 *吉本隆明「俵万智」
 
 ※吉本氏の論考は2段組3頁半。底本は「現代日本の詩歌」毎日新聞社2003年4月刊(絶版)。
 ※通販送料等100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/26

本日入荷
「吉本隆明質疑応答集 1 宗教」
  四六判・上製/255頁 定価2200円+税  論創社
  
 *帯の文
   講演後の白熱する問答
   初の単行本化!
   1977年〜93年にわたる宗教に関する「質疑応答」の集成。
   「『最後の親鸞』以後」、「思想詩(原題・良寛詩の思想)」、
   「喩としての聖書」講演後、他の全16篇を収める。
 
 ※目次は2017/06/02にお知らせ済み
 ※通販送料等120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/23

本日入荷
○「詩批評LEIDEN──雷電11号(通巻12号)」
  A5判/118頁  600円+税  雷電舎

 ※目次は2017/06/05にお知らせ済み
 ※瀬尾育生の「〈吉本隆明1949─1969〉のための解題」は2段組20頁分。
  「この原稿は、吉本隆明著作アンソロジー第一分冊〈1949─1969年〉のための解題」だそうですが、
  この「アンソロジー」は未刊で刊行時期は未定のようです。発行所不明。
 ※通販送料等100円
 ※バックナンバー全号在庫あります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/19

近刊のお知らせ。7月下旬刊行予定
○「島尾敏雄・ミホ」河出書房新社編集部 編
   A5判/192頁  予価1700円+税  河出書房新社
  
 *宣伝文
   日本文学史上の傑作『死の棘』の作家・島尾敏雄と、『狂うひと』に描かれた
   その妻・島尾ミホの関係を描く総特集。それぞれの短篇、エッセイ、対談などを多数収録。
   
 ※いまのところ上記しかわかりません。
 ※おそらく「埴谷雄高 新たなる黙示」、「谷川雁 詩人思想家、復活」、などと同じ“KAWADE道の手帖”
   シリーズではないかと思いますが確かではありません。
  

ちょっと前(6月9日)に出ていた雑誌
○「文藝春秋 2017年7月号」 定価880円(税込)
  【大型企画】わたしの師匠  人生の師、仕事の師、学問の師……22人の弟子が秘話を明かす
 *糸井重里「吉本隆明“生活人”の門前の小僧として」
 ※3段組約2頁分


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/17

近刊のお知らせ。7月中旬〜下旬刊行予定
○「飢餓陣営 45号(2017夏)」編集・佐藤幹夫
  <島成郎 総集号 「一身にして二生を経るがごとし」>
   A5判/約200頁  予価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
  
 *内容
  1 島成郎新資料―単行本未収録エッセイ―
    ■「熟年期」心の健康(全11回)――医療法人こぶし「Newsうえなえ」コラムから
    ■着任にあたって抱負を語る/貴重な体験と多くのことを学んだ三年間/
          精神保健法施行から五年/心身障害者対策基本法が『障害者基本法』に改正
    ■(未発表日記)「メンタル・クリニックやんばる日記(1994.8.8〜)」
    ■(未発表ノート)「老人の精神病(異常精神状態)についてのメモ」(1991.3)
  2 六〇年安保闘争とブント67■1958〜1960
    古賀康正氏を訪ねて■島成郎のこと、ブントのこと
    (鼎談)香村正雄+司波寛+古賀康正■島成郎とブントのその後を語る
    長崎浩氏に聞く■島成郎が「革命家」だった頃
    佐藤幹夫■ドキュメント島成郎と吉本隆明
    北明哲+編集部・編■文学者たちの六〇年安保闘争
     江藤淳/三島由紀夫/桶谷秀昭/埴谷雄高/竹内好/北川透/鶴見俊輔
  3 地域精神医療 
    ■1971〜1984 沖縄「玉木・久米島」時代
    中山勲氏を訪ねて■沖縄の精神医療と玉木病院
    玉木一兵氏を訪ねて+中山勲氏■玉木正明と玉木病院
    山内春枝さん+後原榮子さん■島成郎の思い出と沖縄の医師たち
    宮里恵美子さんを訪ねて■島成郎と久米島での十五年
    大田英子さんに聴きながら(+宮里恵美子さん)■久米島の地域活動を始めたころ
    岡田安代さんと新垣菜見子さんに、久米島の精神保健活動のいまを訪ねる(+宮里恵美子)
    ■1989〜1993 北海道「うえなえ」時代
    望月紘氏+片岡昌哉氏+榊原省二氏に聞く■苫小牧・植苗病院時代の島成郎
    ■1994〜2000 沖縄「やんばる」時代
    高石利博■やんばる(沖縄の本島北部)の地域精神医療―島成郎先生に導かれて 
  4 島成郎を読む
    佐藤幹夫■島成郎 沖縄、ヴ・ナロード(心病む人びとの中へ)
  【編集後記】
  [デザイン] 表紙/菊地信義  扉/廣田茂  

 ※通販送料100円の予定です。ご予約下さい。
 ※バックナンバーの在庫はこちらをご覧ください 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/13   
 
本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集166:歴史の『事実』をめぐって/言語論要綱」
   A5判/172頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   秋山清賛……………………………………………… 2(イ)
   わたしの毛利ユリ…………………………………… 3(ロ)
   原点は教育だった…………………………………… 5(ハ)
   歴史の「事実」をめぐって………………………… 6(ニ)
   文学交歓(対談)………………………………………27(ホ)
   あの行動力の背後……………………………………37(ヘ)
   移行する身体(対談)…………………………………44(ト)
   言語論要綱……………………………………………57(チ)
   『文学・石仏・人性』座談(上)……………………83(リ)
    編集ノート……………………………………… 172

 ※(イ)「秋山清著作集」(ぱる出版)内容見本。2005年1月
  (ロ)博松栄次・毛利ユリ「黒色●虚彩」2006年1月、ひくまの出版刊序文
  (ハ)「高知新聞」2006年5月7日
  (ニ)「アリーナ2006」3号。2006年4月。人間社
  (ホ)奥野健男との対談。白根記念渋谷区郷土博物館・文学館特別展示
     図録「奥野健男の仕事」。2006年6月。同館に在庫あり?。   
  (ヘ)佐野眞一「戦後戦記 中内ダイエーと高度経済成長の時代」。2006年6月、平凡社刊所収の談話
  (ト)森繁哉との対談。「舞台評論」3号。2006年6月、東北芸術工科大学東北文化研究センター発行。
  (チ)「SIGHT」28号。2006年7月。
  (リ)島尾敏雄、高田欣一、佐藤宗太郎、島亨、5名の座談。
          「文学・石仏・人性―若杉慧論」1974年11月、言叢社刊所収。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/05

近刊のお知らせ。6月下旬刊行予定
○「LEIDEN──雷電11号(通巻12号)」
  A5判/118頁  予価600円+税  雷電舎

 *目次
  詩  ステラ、初期化の人                                  築山登美夫
     小樽花園町夜話                                    高橋秀明
  連載 虚(うろ)の栖──試みの家族誌Ⅺ(最終回)棲家の空(うろ)  日下部正哉
  連句 両吟 沈める寺の巻                            川崎与志×築山登美夫
  随筆 芭蕉箚記                                      築山登美夫
  評論 〈吉本隆明1949─1969〉のための解題                      瀬尾育生
  長篇評論 イチローという軌跡/奇跡                           日下部正哉
  批評 オイコスと無意識からの旅立ち…                          高橋秀明
     声の断面に亀裂が走る──近藤洋太論のために              築山登美夫
 
  ※通販送料等100円です。ご予約ください。
 ※バックナンバー全号在庫あり


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/04

一昨日発売
○「週刊読書人」2017年6月2日号
   定価280円(税込)
   
 *特集=はじめての吉本隆明(糸井重里・ハルノ宵子)
   『吉本隆明全集』(晶文社)第2期刊行開始記念トークイベント

   創刊四年目を迎える『吉本隆明全集』(晶文社)は、この五月、書簡集の発売をもっていよいよ第2期刊行が開始された。
      これを記念して、四月十五日(土)上野寛永寺・輪王殿で、糸井重里氏とハルノ宵子氏によるトークイベントが開催された。
      テーマは「はじめての吉本隆明」。八〇年代に出会ってからその晩年まで吉本隆明氏と交流を続けてきた糸井重里氏と、
      吉本氏の長女で 二〇一二年に自宅で介護してきた父を看取ったハルノ宵子氏のお二人が身近な人しか語り得ない、
      「吉本さんちのおとうちゃん」 「父・吉本隆明」について語った。

 ※1頁分。その他の内容は発行所のサイトでお確かめください
 ※現在在庫はありません。取り寄せには1週間ほどかかります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/02

全7巻で隔月刊。第1回は6月下旬刊行予定
○「吉本隆明質疑応答集 1 宗教
  四六判・上製/272頁 予価2200円+税  論創社
  
 *宣伝文
   初めての単行本化
   1967年の講演「現代とマルクス」後の質疑応答から、93年の「現在の親鸞」後の質疑応答までの
      100篇を、1宗教、2思想、3人間・農業 4イメージ・都市、5情況、6文学(1)、7文学(2)の
      七つのテーマのもとに編集。
   
 *目次
  編集にあたって(宮下和夫)
  1『最後の親鸞』以後
   親鸞の教理について
   変容論(原題・親鸞論
   自然論(原題・親鸞の声について)
   還相論(原題・親鸞の還相について)
   現在の親鸞(原題・現代に生きる親鸞)
  2思想詩(原題・良寛詩の思想)
   僧侶(原題・僧としての良寛)
   隠者(原題・隠遁者としての良寛)
  3喩としての聖書
   シモーヌ・ヴェイユの意味(原題・シモーヌ・ヴェイユについて)
   甦えるヴェイユ
   シモーヌ・ヴェイユの神(原題・シモーヌ・ヴェイユの現在)
  4日本人の死生観
   社会現象になった宗教(原題・社会現象としての宗教)
   新新宗教は明日を生き延びられるか(原題「なぜ新宗教か」)
  解説 生成する「内在」(築山登美夫)
  講演書誌(宮下和夫)
  
 ※通販送料120円〜150円予定。分売。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/06/01

本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂13号」
  A5判/293頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 *目次は2017/05/17にお知らせ済み
 ※中村明徳「吉本隆明という世界認識にかんする試みと方法について」は2段組13頁分、
     柴崎明「吉本隆明のセミネール13」は2段組11頁分。
  この「セミネール11」は「流砂11号」掲載でしたが、「セミネール12」は「流砂12号」には掲載されず、
    アマゾンのキンドル版にて販売されています


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/22

近刊のお知らせ。6月下旬刊行予定。
○仲正昌樹「<戦後思想>入門講義:丸山眞男と吉本隆明」
  四六判並製/368頁  予価1800円+税  作品社
  
 *宣伝文
   リベラルとポストモダン、左翼/右翼、天皇制と市民社会…、
   「右傾化」、戦前とどう違う?!
   70年以上たつ「戦後」をもう一度とらえなおす。

   戦後正統派リベラルの代表格丸山眞男と、戦後思想からポストモダンへのブリッジになった吉本隆明。
       全く異質の思想家であるようにも思える丸山と吉本の主要著作を対比しながら読み、西欧とは異なる、
      「国家」VS「主体」という戦後日本の底流に流れる思想テーマを再考し、現在の視点でとらえなおす。
      『戦後』思想を知らない世代のための(知っている人にとっては“再”)入門講義。
   
 ※送料等120円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/19

本日入荷
○「脈 93号 鶴見俊輔の世界」比嘉加津夫・編集
   A5判/200頁  定価1200円+税  脈発行所

 ※目次は2017/04/30にお知らせ済み
  「村上一郎 未発表日記と『試行』4」は1962年6月1日から7月21日で2段組16頁分。
     「91号」に「4」が掲載されたので、 今号は「5」とすべきではと思うのですが未確認です。
  松岡祥男「鶴見俊輔と吉本隆明 吉本隆明さんのこと(13)」は2段組6頁分。
  深夜叢書社が松岡氏の編集協力で、 鶴見俊輔『吉本隆明への道』刊行j予定だそうです。時期未定。
 ※通販送料100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/17

近刊のお知らせ。5月下旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂13号」
  A5判/290頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 *目次
   情況への発言(栗本慎一郎、[聞き手]三上治、菅原秀宣)
   トランプ大統領の誕生は社会の激変の幕開けを告げる(宮崎学)
   トランプ大統領の誕生の情勢を楽しむ(白井聡)
   右翼的トランプ現象はアメリカ白人の本音(北岡和義)
   ありがとう、トランプ(桂木行人)
   非戦と自由のために――憲法その予備的考察(三上治)
   戦後史の宿痾(四)――占領期安保交渉の前夜(伊藤述史) 
   沖縄で何が起きているのか(古木杜恵)
   水飲み鳥は「国体」と「勅語」の上空を飛ぶ(橋本克彦)
   吉本隆明という世界認識にかんする試みと方法について――あるいは、アジア的、古典古代的、近代的(プレ・現代的)
    という段階説(中村明徳)
   【吉本隆明のセミネール13】山本哲士「三大国家論」を読む(柴崎明)
   相模原殺傷事件と戦争(高岡健)
   資本主義の彼岸、民主主義の未来(中村礼治)
   マルクス学の解体以降――過去と現在のはざま(宮内広利)
   敗戦後革命論 2――「大日本帝国憲法」体制の解体と「日本国憲法第一章天皇」の創設(木畑壽信)

 ※通販送料等120円の予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/16

非<吉本>本。本日見本着荷。
○サワダオサム「小山清論ノート」
  四六判上装/166頁  定価1500円+税  文芸タイムス社
  
 *目次
   はじめに
   第一章 純なものを求めて
   第二章 新聞配達と炭坑夫
   第三章 作家として
   第四章 師を求める心
   第五章 晩年の不幸
   別章  小山清と聖書
   あとがきに代えて

 ※沢田氏は「試行」8号に「吹溜まりの論理」を寄稿、1993年に滋賀県にて吉本氏の
    ライブ・トーク会を主催(録音テープ所在不明)
 ※通販送料100円
 ※その他現在入手可能なサワダ氏の著書
  「独断的上林暁論」
  「わが上林暁:上林暁との対話」
  「初期作品集」
  「けつまずいてもころんでも−新聞販売労働運動史ノート」
  「新聞の底辺から抗議の声を上げた−京都新聞藤ノ森販売所と
   池内淑子の闘い」
  「底辺から新聞を撃つ−小説・毎日新聞不正経理事件」
  これらの本の通販は“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/13

昨日発売
○「週刊読書人」2017年5月12日号
   定価280円(税込)
   
 *特集=「吉本隆明と『共同幻想論』」山本哲士公開トークイベント
   四月七日、新宿区神楽坂の読書人スタヂオで、『吉本隆明と『共同幻想論』』(晶文社)の著者・山本哲士氏
       による公開講演が開催された(聞き手=小紙編集長・明石健五)。
   トークイベントでは、山本氏の吉本氏との出会いから二五年にわたる対話と思索、本書を書くに至った経緯、
      現在の思想を取り巻く状況などが、多岐にわたって講演された。その講演を抄録。
   
 ※1頁分。その他の内容は発行所のサイトでお確かめください 
 ※現在在庫はありません。取り寄せ可。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/11

本日入荷
○「吉本隆明全集 第37巻 書簡1」
  A5判変型・上製カバー装/446頁 定価6000円+税  晶文社
 
 *帯の文
   待望の書簡集、ついに刊行!
   『試行』単独編集、試行出版部創設、『初期ノート』刊行、
   「全著作集」刊行開始――
   1962〜68年に白熱の核心を迎える
   川上春雄宛全書簡
   150通余りを収録。
   月報 山根貞男氏 田中和生氏 ハルノ宵子

 *目次
   書簡1 川上春雄宛全書簡 1960〜2001
   資料1 川上春雄ノート
    吉本隆明会見記 1960年7月19日
    奥さんの話   1960年7月19日
    郷右近厚会見記 1961年10月17日
    吉本隆明夫妻訪問記 1962年1月22日
    渡辺金弥訪問記 1963年3月19日
    訪問メモ 1964年4月10日
    吉本隆明会見記 1967年2月19日
    吉本順太郎翁聞き書 1967年2月20日
    吉本隆明訪問メモ 1967年5月28日
    吉本隆明訪問記 1967年10月15日〜21日
    聞き書 1968年3月
    吉本家の源流 1978年8月27日
   資料2
    吉本隆明訪問記 加藤進康 1946年
    服部雅美・加藤進康・吉本隆明回覧文 1945年
   資料3
    吉本順太郎・エミ夫妻インタビュー 1967年10月20日
   資料4
    著作集編纂を委かされた川上春雄氏 1970年10月26日
   解題(間宮幹彦)   

 ※この巻は全2段組。「書簡」は約270頁分で現物の写真数枚あり。
  「資料4」は『週刊読書人』の記事の再録ですが、その他はほほすべて
   未公開の資料(日本近代文学館川上春雄文庫所蔵)のようです。
 ※通販送料200円
 ※次回配本(第13巻)は9月の予定
 
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◎「
10分で出会う吉本隆明展
  会期 2017年4月25日(火曜日)〜7月22日(土曜日)
  場所 千代田図書館9階 展示ウォール
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/09   
 
本日入荷
猫々堂「吉本隆明資料集165:夏目漱石を語る/路地の家に移り住んで」
   A5判/162頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   老いの幸福感………………………………………… 2(イ)
   藤井東先生のこと…………………………………… 6(ロ)
   夏目漱石を語る……………………………………… 8(ハ)
   著者自筆広告…………………………………………28(ニ)
   「理想」の可能性……………………………………29(ホ)
   『新約聖書』…………………………………………34(ヘ)
   石川九楊『「二重言語国家・日本」の歴史』……35(ト)
   浮海啓 第一詩集を推す……………………………36(チ)
   どう生きる?これからの十年………………………37(リ)
   高次の短歌的表現……………………………………47(ヌ)
   路地の家に移り住んで(対談)………………………48(ル)
   日本人の宗教観(対談)………………………………62(ヲ)
   太宰治との出会い……………………………………86(ワ)
   肉フライ………………………………………………88(カ)
   吉本隆明翁に会いに行く……………………………90(ヨ)
   文学および家族をめぐって(後編)……………… 119(タ)
    編集ノート……………………………………… 161

 ※(イ)「西日本新聞」2005年6月12日
  (ロ)藤井東『ここって塾!?』(2005年春秋社刊)序文。
  (ハ)聞き手・笠原芳光、安達純。「森」8号2005年7月
  (ニ)「谷中・根津・千駄木」80号。2005年7月
  (ホ)「週刊 四国遍路の旅」23号。2005年8月11日号
  (ヘ)「週刊文春」2005年8月11・18日号
  (ト)石川九楊『「二重言語国家・日本」の歴史』(2005年9月NHK出版刊)帯文
  (チ)浮海啓『夜風の運ぶメモリー』(2005年砂子屋書房刊)帯文
  (リ)談話(聞き手不明)。「ブッククラブ回」2005年10月
  (ヌ)『岡井隆全歌集』(思潮社)内容見本。2005年11月
  (ル)石関善治郎との対談。「週刊読書人」2005年12月9日号
  (ヲ)笠原芳光との対談。「中外日報」2006年1月3.7.12日号
  (ワ)「太宰治作品集」2006年1月。NHKサービスセンター刊
  (カ)高橋直彦(記者)。「読売新聞」2005年11月14日号
  (ヨ)文・荒井敏記。「coyote」9号。2005年12月10日
  (タ)中上健次・三上治との鼎談。「すばる」1989年11月号。
          後に『解体される場所』1990年9月集英社刊に収録(一部省略あり)


5年前に出ていた本
○浮海啓『(詩集)ふあいあふらいああるの独白』
 A5判/122頁  定価1300円+税  白地社
 
 *目次
   さようなら吉本隆明さん
    さようなら吉本隆明さん
    人知れず黙って
    辛くなる 
    ほか
   ふあいあ ふらい
    ああるの、“独白”心象
    万華鏡
    記憶を辿る 
    ほか)
   鳴る沈黙の鐘が。
    序詩
    午前三時の誘惑―浮いた貌
    夢幻の世界にあって1 
    街燈と滴 
    ほか
 
 ※完全に見落としていたようです。
  たぶん版元にはまだ在庫があるようですから、お待ちいただける方はご注文ください。
    送料等100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/05/03

本日入荷
○菅原則生・編集「続・最後の場所」4号
  A5判/82頁 800円+税  発行・菅原則生
  
 *内容
   『マチウ書試論』をめぐって(3) 〜埴谷雄高『死霊 五章』について〜  菅原則生(38頁)
   増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』その一(全二回)
    【編集にあたって】【作品1】      宿沢あぐり(38頁)
   あとがき(4頁)   

 ※宿沢氏の「編集にあたって」は新稿で17頁。「作品1」は21頁で今回初収録のものも含まれています。
     次号には宿沢氏が袋とじのノートの裏面に書かれていたのを発見された、二百首以上が初収録されるそうです。
 ※通販送料100円
 ※1号、2号、3号(「ハルノ宵子さんに聞く」他の在庫もあります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/04/30

近刊のお知らせ。5月20日頃入荷予定。
○「脈 93号 鶴見俊輔の世界」比嘉加津夫・編集
   A5判/200頁  予価1200円+税  脈発行所

 *目次
  特集 鶴見俊輔の世界
   鶴見俊輔  戦後思想史における根拠地の思想
   矢部 顕  鶴見俊輔講演「戦後思想史における根拠地の思想」解題―米軍輸送機の轟音の下での講演―
   松本輝夫  鶴見俊輔と谷川雁――米国産プラグマティズムと「原点」「工作者」の霊妙なる交点
   坂口 博  鶴見俊輔の「サークル雑誌評」――「中央公論」連載の「日本の地下水」――
   内田聖子  村瀬学からまなぶ「鶴見俊輔」
   仁衡琢磨  ことば、鬱病、アナーキズム
   北野辰一  〈井戸と釣瓶〉と二人との出会い ―小田実と鶴見俊輔
   木原滋哉  鶴見俊輔・べ平連・限界政治
  俳句
   仲本彩泉  地誌の迷宮 (10)
  詩
   仲本 瑩  今年の夏の抒情歌
   東木武市  若い頃のメモ帳より
  小説
   伊良波盛男 ドンキホーテ
   比嘉加津夫 処刑された与人 平敷屋朝敏の謎(6)
  論考
   村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』4(佐伯修編・註)―― 1962(昭和37)年の日記(4)
   松岡祥男  鶴見俊輔と吉本隆明 吉本隆明さんのこと(13)
   深谷 考  野呂邦暢、風土へのヴィジョン〈5〉
   宮城隆尋  「被災」しない詩語とは 詩から原発を考える(3)
   青柳瑞穂  江戸時代にみる「怠け」 怠けて生きたい私たち(10)  
   比嘉加津夫 若杉慧と島尾敏雄
   安里昌夫  日々の断章(7)
   編集後記

 ※通販送料100円です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/04/26

本日入荷
○島尾敏雄「琉球文学論」
  四六上製/269頁  定価3200円+税 幻戯書房

 *帯の文
  講義録、新発掘。
  生誕100年記念出版
  「日本列島弧」の全体像を眺める視点から、琉球文化を読み解く。
  著者が長年思いを寄せた「琉球弧」の歴史を背景に、
  古謡、オモロ、琉歌、組踊などのテクストをわかりやすく解説。
  完成直前に封印されていた、1976年の講義録を初書籍化。
  琉球文化入門・案内書として貴重な一冊。

 *目次
   第一章 なぜ、琉球文学か その背景の琉球弧について
   第二章 琉球語について
   第三章 琉球文学の歌謡性
   第四章 古謡と歌謡の区分
   第五章 琉球弧の歴史
   第六章 オモロ
   第七章 琉球の劇文学
    注釈
    琉球国王王統一覧
    関連年表
    編集者からの書簡    高橋徹
    『琉球文学論』について 高橋徹
    講義する島尾敏雄    末次智
    
 ※1976年に多摩美術大学での集中講義を、当時泰流社の編集者だった高橋徹氏が受講し
      テープ起こししたもの。同社から出版予定だったが、島尾氏が同意しなかったためお蔵入
      りになっていた。
 ※高橋氏と末次氏の文章に吉本氏の名前が数回出ています。
 ※通販送料120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/04/24

近刊のお知らせ。4月末入荷予定。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」4号
  A5判/82頁 予価800円+税  発行・菅原則生
  
 *内容
   『マチウ書試論』をめぐって(3) 〜埴谷雄高『死霊 五章』について〜  菅原則生(38頁)
   増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』その一(全二回)            宿沢あぐり(38頁)
   あとがき(4頁)   

 ※吉本政枝歌集は宿沢氏製作・発行の「新編 吉本政枝 拾遺歌集」以降に発見された短歌
      が増補されているそうです。
 ※通販送料100円。ご予約ください。
 ※1号2号3号の在庫も残っています


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/04/14

本日入荷
○渡辺京二「日本詩歌思出草」
  四六判/248頁  定価1900円+税  平凡社
  
 *帯の文
   日本の精神史に埋もれた声が甦る
   「草づたふ朝の蛍よ」とうたえば、自分も生きていて
   よいのだという気になれた。
   
 *目次
   日本詩歌思出草
   書くこと生きること
   あとがき
   初出一覧
   
 *収録作家・作品
   ヤマトタケル/『梁塵秘抄』/近松門左衛門/與謝蕪村/成田狸庵/館柳湾/頼山陽/やまとうた六首/
   宮崎湖處子/北村透谷/島崎藤村/土井晩翠/與謝野鉄幹/薄田泣菫/蒲原有明/伊良子清白/
   上田敏/永井荷風/北原白秋/石川啄木/齋藤茂吉/中勘助/高村光太郎/佐藤春夫/萩原朔太郎/
   芥川龍之介/室生犀星/安西冬衛/中野重治/宮澤賢治/伊東静雄/小熊秀雄/永瀬清子/齋藤史/
   山田風太郎/谷川雁/吉本隆明/石牟礼道子/森田童子/伊藤比呂美

 ※吉本の項は「日時計編」より再録5頁分と本文3頁分。
 ※初出は『道標』50号(2015年)〜54号(2016年)。
  「書くこと生きること」は『アンブロシア』41号(2015年)
 ※通販送料等120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/04/12

本日入荷
○吉本隆明「写生の物語」講談社文芸文庫
  文庫判/298頁  定価1600円+税  講談社
  
 *帯の文
  日本の歌謡を味わいつくす
  和歌の起源以前、死後、そして現在
  
 *目次
   起源以前のこと
   明治は遠いか
   遊びとしての『百人一首』
   『神の仕事場』と『献身』
   短歌の新しい波(1〜4)
   私家集(1〜3)
   鴎・漱の短歌
   『神の仕事場』の特性
   明石海人の場合(1〜2)
   「おふでさき」の世界
   「おふでさき」の解体
   賢治の短歌
   中也と道造の短歌
   法然歌
   『草根集』の歌
   江戸期の歌(1〜3)
   短歌の現在
    解説 「幻の歌人」が天空から語っている 田中和生
    年譜 高橋忠義
    著書目録 高橋忠義 
    
 ※初出「短歌研究」1995年〜1997年
  底本『写生
物語』2000年講談社
 ※解説は9頁、年譜と目録は改訂されています。
 ※通販送料等100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/28   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集164:鮎川詩の問題/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』9」
   A5判/211頁 頒価2000円+税(送料80円)
   
 ・目次
   文学の現在的課題…………………………………… 2(イ)
   鮎川詩の問題…………………………………………37(ロ)
   坂本龍一ツアー………………………………………57(ハ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1982.5-1985.9]… 68(ニ)
    編集ノート……………………………………… 211
    
 ※(イ)1974年11月立命館大学での講演。『文学の現在的課題』1975年立命館大学日本文学研究会発行。
   後に『知の岸辺』に収録されていますが、本文が同じなのかどうかは注記されていません。
  (ロ)1976年11月思潮社主催の講演。『現代詩手帖』1977/01号、後に『鮎川信夫論/吉本隆明論』に収録。
  (ハ)たぶん談話。3行のみ。『月刊カドカワ』1986/07号
  (ニ)年譜の連載第9回。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/23

第13回配本、5月上旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第37巻」 
  A5判変型・上製カバー装450頁予定  予価6000円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   待望の書簡集ついに刊行!
   文筆家・川上春雄宛全書簡を収載

   『試行』単独編集、試行出版部創設、
   『初期ノート』刊行、「全著作集」刊行開始――
   1962〜68年の頃が白熱の核心となる川上春雄宛
   全書簡150通余り、および川上春雄の吉本会見記などの
   訪問記録ノートやその貴重な収集資料を収録。

  〈収録内容〉
   書簡1 川上春雄宛全書簡
   資料1〜4 川上春雄ノート ほか

   月報は、山根貞男氏・田中和生氏・ハルノ宵子氏が執筆!

 ※通販送料250円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/22
  
本日入荷
○「VAVばぶ 27号」
  A5判/102頁  定価500円(税込)  編集/発行・陶山幾朗
  
 *主な内容
   北川透インタビュー(後半) 時代の懸崖と思想の自立
    聞き手/岡田啓、佐久間和宏、陶山幾朗、成田昭男
   成田昭男 詩よ、三人のラディカルを探せ〜松下昇・菅谷規矩雄・北川透の関係史(9)
   浮海啓  重ねあわせた二枚のネガ〜不可視の季節の記憶
   成田昭男 試訳 ネグリ他「ネグリが語る清華大学講座2」
   陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(13)
   陶山幾朗 真昼の喧噪〜パステルナーク事件の光景(18)
 ※北川透インタビューに吉本の名が数回出ています。
 ※通販送料80円。バックナンバーも少しあります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/20

2月に出ていた本
○田中和生「いま読む! 名著   震災後の日本で戦争を引きうける――吉本隆明『共同幻想論』を読み直す」
  四六判上製/216頁  定価2200円+税  現代書館

 *宣伝文
   一九六八年に発表され学生を中心に大ブームを巻き起こした吉本隆明
  『共同幻想論』は日本思想史における名著のひとつだが、本書はその名著を、東日本大震災を折り返し点と
  しながら読み直すというまったく新しい試みに挑んだものだ。前半は、六〇〜七〇年代という動乱の時代に
  なぜ熱狂的に吉本が読まれたのかを現代の視点で検証し直しつつ、吉本が捉えようと試みていた大胆な
  日本の姿を再確認する。そして戦後の繁栄と背中合わせになっている原発産業と日本社会の絡み合いを
  解きほぐしていくことで「戦後日本」の抱えていた「共同幻想」をあぶりだす。
  そして「三・一一」を経て、後半は未来へ視線を向ける。震災後に生まれた「共同幻想」の新しい形を文学
  作品を中心に抽出していき、その新しい「共同幻想」を足がかりに「戦後日本」と、「震災後の日本」が持つ
  矛盾を解消していく手段を考察していく。

 *目次
   序章 震災後の日本で
   第1章 時代のなかの『共同幻想論』
   第2章 『共同幻想論』のなかの日本
   第3章 「戦後日本」の終わり
   第4章 「震災後の日本」のはじまり
   終章 戦争を引きうける
   
 *田中和生
   1974年、富山県生まれ。慶應義塾大学経済学部、文学部仏文学科卒業。
   2000年、評論「欠落を生きる――江藤淳論』で第7回三田文学新人賞を受賞。
   現在、法政大学文学部日本文学科教授。
   『あの戦場を越えて 日本現代文学論』(講談社)、『新約 太宰治』(講談社)、
   『吉本隆明』(アーツアンドクラフツ)など。
   
 ※完全に見落としていました。現在在庫はありません。入荷は月末になる
  でしょう。お待ちいただける方はご注文ください。送料120円。
  

本日入荷。
○山口弘子「無名鬼の妻」
  四六判上製/267頁  定価1800円+税  作品社
  
 *帯の文
   激情の文人・村上一郎との波瀾の半生
   海軍主計中尉との出会いから、その凄絶な自死まで。
   短歌と刀を愛した孤高の文人・村上一郎の悲運に
   寄り添い支え続けた妻、
   93歳の晩晴!
   
 *目次
   プロローグ
   1 東監の恋
   2 敗戦
   3 わかくさの妻
   4 すずかけ小路
   5 闘病
   6 人形
   7 六〇年安保闘争
   8 「無名鬼」
   9 三島事件
   10 破れ蓮
   11 自死
   12 風に伝へむ
   エピローグ
   あとがき
   参考文献

 ※吉本の名前は7、8章あたりにちらほら出てきますが、参考文献には著
  書も「試行jもあがっていません。
 ※村上氏の妻・長谷えみ子の歌集「風に伝へむ」は1985年に砂子屋書房
  から出たそうですが絶版です。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/18

4月中旬刊行予定
○吉本隆明「写生の物語」講談社文芸文庫
  文庫判/…頁  予価…円  講談社
  
 ※「短歌研究」連載をまとめた、2000年6月講談社刊行の同名単行本の文庫化。
      増補とかは無くて、田中和生氏の解説が附くそうです。
 ※「写生の物語」は「吉本隆明資料集(134)(142)」にも収録されています。
 ※定価は未定ですが、文芸文庫は高価なので、おそらく1800円位になるのでは。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/17

非<吉本>本近刊のお知らせ。4月下旬刊行予定
○島尾敏雄「琉球文学論」
  四六上製/256頁  予価3200円+税 幻戯書房

 *宣伝文
    島尾敏雄、生誕100年
    南島とヤマトを同列に日本列島の文化に位置づけた幻の講義録
  
    「沖縄へ寄せる並々ならぬ思いと二十年に及ぶ南島生活の中で、島尾敏雄が受容した南島を
    引き出して本にしないのは勿体ない」(吉本隆明)
  
    その懇望を受け77年に準備された、多摩美術大学での講義録。島尾が思いを寄せた琉球弧
    の歴史を背景に、古謡、オモロ、組踊などのテクストをわかりやすく読み解く。
    完成直前に封印されていたその記録を、生誕百年の今、初めて刊行。
    琉球文化圏の入門・案内書としても貴重な一冊。 

 *目次
   第一章 なぜ、琉球文学か その背景の琉球弧について
   第二章 琉球語について
   第三章 琉球文学の歌謡性
   第四章 古謡と歌謡の区分
   第五章 琉球弧の歴史
   第六章 オモロ
   第七章 琉球の劇文学

 *本文より
   琉球弧ではシマとヤマトをはっきり区別しているし、それだけの背景と実体があります。
   日本の歴史が南島を欠落したかたちで成立してきたことに疑問を持ったように、
   この南島の琉球方言で書かれた文学もいわば日本列島語による表現ではないのか。
   それを放っておいていいだろうかという疑問を抱いたわけです。そして私は琉球文学を
   ぽつぽつ読みはじめることに取りかかったのです。

 ※通販送料120円です。お早めにご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/20

本日入荷(ご予約者の分のみ)
○天草文化協会機関誌『潮騒』第32号(2017.3)
  B5判/168頁  特別頒価2000円(税込)※本誌に価格の記載なし
  
 *平井建治「吉本隆明と天草―志岐・吉本造船所に関わる人々―」
   (3段組8頁分。写真7葉。図版2枚)
 ※図版は「吉本家家系図」と「志岐浜の町 吉本造船所跡地(の地図)」
  写真は昭和10年代?の「吉本順太郎一家の家族(集合)写真」、
  「(順太郎長男・勇経営の)吉本食料品店の(車の前)で同僚と一緒に。
     座っているのが(吉本家の天草出奔を助けた、山口雪三郎の長女)惠子」、
    「森新吉宛て大正9年3月の500円借用書」、
    「(順太郎の姉ノブの義父で大工の)田尻梁作が寄進した観音院の磬子を乗せる経机」、
  「(順太郎の叔父・吉平の長男・由栄の)富岡吉本造船所の進水式」、
  「映画『望郷サンダカン八番娼館』ロケ時に、吉本由栄の食堂『池廼屋』で、吉本由栄、
  カメヨ夫妻、監督・熊井啓、女優・田中絹代、女優・栗原小巻と」、
  「吉本隆明(提供・思潮社)」
 ※この雑誌は会員配布で価格記載もない非市販品を特別に卸していただきました。
  2017/01/20にお知らせしましたように、事前にご予約いただいた方の分しか仕入れておりません。
  いまのところ追加仕入れの予定はありません。
  いずれ、何らかの<吉本>本に転載されるとよいのですが。
 ※貨幣価値の比較はむつかしいですが、大正9年の500円は、米価比較だと1000倍強、大卒初任
  給比較で5000倍、物価指数で約3300倍らしいので50万〜250万円というところでしょうか?
  http://sirakawa.b.la9.jp/Coin/J077.htm


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/09

非売品“端物印刷物(プリンテッド・エフェメラ)”のお知らせ
○「吉本隆明全集第一期十二冊全目次等々……」
  B5判/16頁  無料  晶文社
  
 ※エフェメラ (ephemera) は一時的な筆記物および印刷物で、長期的に使われたり保存されることを
     意図していないものを指す。(Wikipedia)
 ※全目次は13頁分。表紙4の“吉本隆明全集の記録(1)2017春まで”は書き下ろし?
 ※全集購読者等のお客様には次の通販機会に同梱予定です。
 ※第2期以降の配本予定についてはなにも載ってません。
 ※晶文社のサイト情報によれば、第13回の「第37巻・川上春雄宛書簡」は4月か5月の予定らしいです。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/04

非<吉本>本本日入荷。
○佐藤幹夫著『「認知症七〇〇万人時代」の現場を歩く〜「人生の閉じ方」入門』 (飢餓陣営せれくしょん6)
  A5判/並製/197頁 定価1700円+税  言視舎

 *表紙の文(帯なし)
   認知症になっても地域で暮らしたい!
   住民と連携して成果をあげているチームがある
   システムづくり、病院・施設依存からの脱出法、
   人材の育成などをつぶさに取材し。
   どんな地域にも応用できる方法論を提示
   生きた現場を見つめ、人生とその「閉じ方」を問う。
   
 *目次の一部
   はじめに 「人生の閉じ方」を支える仕組みはできるのか?
   第1章 「認知症七〇〇万人時代」に備える地域包括ケアシステムをルポする
   第2章 「認知症七〇〇万人時代」を支える「ひと」を育てる
   第3章 認知症患者を「被害」から守る
   第4章 人生の「閉じ方」と地域包括ケアシステム 
   第5章 「認知症七〇〇万人時代」の「老い」のゆくえ
   おわりに
   
 ※※通販送料等100円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/02

2月に出ていた文庫
○よしもとばなな「すばらしい日々」(写真・潮千穂)
  文庫判/155頁 定価540円+税  幻冬舎
  
 *帯の文
   父はなぜ最後まで手帳に記録し続けたのか?
   「生きること」の喜びに心が震える癒しのエッセイ。

 ※2013年10月に出ていた同名単行本の文庫化。
     「文庫版あとがき」が増えています。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/03/01

4月刊行予定
○渡辺京二「日本詩歌思出草」
  四六判/248頁  予価1800円+税  平凡社
  
 *宣伝文
   思想家・渡辺京二が自らの半生を振り返るなかで、若き日より心の
   拠り所としてきた日本の詩歌を厳選・紹介する珠玉のアンソロジー。
   埋もれた名作が時代の記憶と共に甦る。

 *収録作家・作品
   ヤマトタケル、『梁塵秘抄』、近松門左衛門、与謝蕪村、頼山陽、島崎藤村、
   北原白秋、石川啄木、斎藤茂吉、高村光太郎、萩原朔太郎、室生犀星、
   中野重治、宮沢賢治、山田風太郎、谷川雁、吉本隆明、石牟礼道子、伊藤比呂美、…。    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/02/24   
 
本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集163:中原中也について/イエスとはなにか」
   A5判/168頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   中原中也について…………………………………… 2(イ)
   恋愛に残る、明治の残滓…………………………… 6(ロ)
   江藤淳よ、どうしてもっと文学に生きなかったのか…… 9(ハ)
   イエスとはなにか……………………………………49(ニ)
   『広告批評』アンケート……………………………89(ホ)
   哲学者の食卓…………………………………………91(ヘ)
   吉本隆明が吠えた!…………………………………99(ト)
   コンビにまで歩けるようになったら…………… 101(チ)
   頭が危なっかしくなったら……………………… 104(リ)
   天皇および家族をめぐって(前編)……………… 106(ヌ)
   著者からのメッセージ…………………………… 159(ル)
   雑音だけでなく、雑用なんかも入ってくる…… 163(ヲ)
    編集ノート……………………………………… 167
    
 ※(イ)『新編 中原中也全集』月報8.2004年11月角川書店。
  (ロ)インタビュー。「日経ビジネス」2004年11月15日号。
  (ハ)聞き手・田中和生。「三田文学」2005年春季号。
  (ニ)笠原芳光、佐藤研との鼎談。『イエスとはなにか』2005年2月春秋社刊に収録。
  (ホ)「広告批評」2005年2・3月合併号
  (ヘ)聞き手・宇田川悟。「CIRCUS」2005年6月号
  (ト)聞き手・古川雅子。「アエラ」2005年5月25日号
  (チ)「文藝春秋」2005年7月号
  (リ)中上健次・三上治との鼎談。「すばる」1989年11月号。
          後に『解体される場所』1990年9月集英社刊に収録(一部省略あり)
  (ヌ)「Yomiuri Weekly」2004年11月14日号。筆者不明
  (ル)文・Yasushi AIBA。「男の隠れ家」2004年12月号。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/02/21

本日入荷
○吉本隆明×江藤淳『吉本隆明・江藤淳 全対話』(中公文庫)
  文庫判/346頁  定価1000円+税  中央公論新社

 *帯の文
   戦後とは何か 批評とは何か
   文学と思想の根源を問い続けた、最後の「批評家」の軌跡
   解説対談 内田樹・高橋源一郎
   
 *目次
   文学と思想
   文学と思想の原点
   勝海舟について
   現代文学の倫理
   文学と非文学の倫理
   〈インタビュー〉江藤さんについて   吉本隆明/大日方公男(聞き手)
   〈解説対談〉吉本隆明と江藤淳    内田樹×高橋源一郎  

○色川武大『私の旧約聖書』(中公文庫)
  文庫判/233頁  定価720円+税  中央公論新社

 *解説
   吉本隆明 「距たり」を記述すること
   
※上記2冊の初出等は2017/01/16にお知らせ済み


非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。
○「アルテリ」3号(年2回刊行予定)
  A5判/238頁/オールカラー 定価1200円+税 アルテリ編集室

 *内田(石牟礼)道子「新妻の訴え言」
 *渡辺京二「『現実宿り』評釈」
  ほか


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/02/20

非<吉本>本の近刊のお知らせ。3月下旬刊行予定。
○島尾敏雄、島尾ミホ「島尾敏雄・ミホ - 愛の往復書簡」
   四六変形判/…頁 定価2400円+税  中央公論新社

 *宣伝文
   特攻隊長として前線の島(奄美群島・加計呂麻島)へ赴任してきたのちの作家島尾敏雄と、
      島の国民学校教師だった大平(旧姓)ミホが交わした手紙を、原文から全像をはじめて復刻。
      満足に用紙が手に入らなかった時期ゆえに、原文は名刺の裏や手近な紙に記された生々
   しいものばかりである。その手紙にあらわれた戦争下での恋の誕生と深まりのドラマは、
      異様な切迫感にあふれており、時代を超えて生々しさを伝えてくる。まさに迫真のドキュ
      メントだといえよう。
   解説は『狂うひと──「死の棘」の妻・島尾ミホ』の梯久美子。
   
 ※通販送料120円の予定。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/02/19

本日発売
○「脈 92号 特集・島尾敏雄生誕100年・ミホ没後10年」比嘉加津夫・編集
   A5判/208頁  定価1200円+税  脈発行所
   
 ※目次は2017/02/05にお知らせ済み。
 ※松岡祥男「吉本隆明さんのこと(12)」は“『成吉思汗ニュース』の松岡俊吉”で2段組7頁分
 ※「村上一郎 未発表日記と『試行』」は休載。
 ※次号は「鶴見俊輔の世界(仮題)」で2017年5月刊行の予定。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/02/14

非<吉本>本のお知らせ。2月下旬入荷予定。
○「アルテリ」3号(年2回刊行予定)
  A5判/238頁/オールカラー 定価1200円+税 アルテリ編集室

 *宣伝文
  文学は、くすまない。色っぽい。 
  期せずしてつくることになった「アルテリ」、
  なんとか3号も完成することが出来ました。
  とらわれずに作りたいと思っています。
  熊本で作っているとか、有名である、無名である、とか
  文学という言葉とか、文芸誌というくくり、などにとらわれずに。
  だからこそ、書き手のみなさんには、自由に書いてくださいとお願いしています。
  ほかでは書けないことも書いて欲しいと願っています。
  書き手とアルテリを繋げているものは、縁のみです。
  その縁が確かなものになるために、読者のみなさんを必要としています。
  みなさまのおかげで、読者のみなさんとの縁を繋げていただけました。
  引き続き、お付き合いいただければ幸いです。

 *執筆者
   石牟礼道子、渡辺京二、伊藤比呂美、、原田正純、高山文彦、
   三砂ちづる、坂口恭平、高浜寛、田尻久子ほか。

 ※通販送料100円。ご予約ください。
 ※創刊号と2号も再入荷の予定です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/02/05

近刊のお知らせ。2月20日頃発行予定。
○「脈 92号 島尾敏雄生誕100年・ミホ没後10年」比嘉加津夫・編集
   A5判/208頁  予価1200円+税  脈発行所

 *目次
  特集 島尾敏雄生誕100年・ミホ没後10年
   島尾伸三  おかあさんの謎 
   前田速夫  死を生きた二人
   松本輝夫  『死の棘』煉獄からヤポネシア論への恩寵的大反転――
                      日本(列島)の「イメージから先に変れ」の先駆者・島尾敏雄
    坂口 博  『死の棘』再読のための覚書
   内田聖子  刹那の一瞥 ―島尾敏雄
   北野辰一  文体のことから、主題と変奏――島尾敏雄の戦争小説をめぐって
   仁衡琢磨  加那 島尾ミホ―奄美を持続低音(オルゲルプンクト)として生きた人―
   志村有弘  大泉黒石と島尾敏雄の〈放浪〉とミホの〈旅〉
   岩谷征捷  いまだに読み終わらない小説――『死の棘』断簡
   吉村弥依子 島尾敏雄 甦る幻の日記
   佐藤幹夫  島尾敏雄の戦争小説と「戦後七〇年以後」――
                    三部作(『出孤島紀』『魚雷艇学生』『震洋発進』)を中心に
   石井洋詩  病院記「或る精神病者」「狂者のまなび」「転送」に通底するもの
                    ――〈画一の共同の治療〉への疑念――
   中尾 務  島尾敏雄、再会した富士正晴に「小説ノタネニハ苦労シマセンワ」
   金田久璋  「眼華」小論―島尾敏雄「唐草」の視覚表現
   金田久璋  旅芸人とマレビトの受容―島尾ミホの先天的感性
   松島 浄  『死の棘』再論―『狂うひと』を読んでー
   阿久津斎木 島尾ミホ
   安里英子  島尾ミホの聖なる闇
                         
  俳句 仲本彩泉   地誌の迷宮 9 
  詩  波平幸有   金木犀(他1篇) 
     仲本 瑩   旅人死す
     西銘郁和   さとうきびを植えた日(他1篇)
     東木武市   若い頃のメモ帳より 
  小説 伊良波盛男  上海の愛漣をさがしています
     仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻?
  論考 松岡祥男   『成吉思汗ニュース』の松岡俊吉 吉本隆明さんのこと(12) 
     青柳瑞穂   日本の勤勉思想 怠けて生きたい私たち(9)
  編集後記
  表紙(島尾敏雄とミホ)撮影者不明 
  
 ※通販送料等100円です。ご予約ください。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/30

本日入荷。他店にはもう少し前に届いていたようですが…
○大井浩一「批評の熱度 体験的吉本隆明論」
  四六判上製/275頁  定価2500円+税  勁草書房
  
 *帯の文
   絶対的な存在か、過去の遺物か?
   新聞社の学芸記者として晩年の吉本隆明に接した著者が、敬意を込めつつニュートラルな姿勢で平明に描く。
   没後5年、いま浮かび上がる吉本隆明の人と作品

 *目次
   序
   第1章 詩から始まった──『吉本隆明詩集』(1968年)
   第2章 現代文学への導き手──『空虚としての主題』(1982年)
   第3章 反「常識」への開眼──『「反核」異論』(1982年)
   第4章 中島みゆきをめぐって──『増補 戦後詩史論』(1983年)
   第5章 村上春樹との出会い──『マス・イメージ論』(1984年)
   第6章 新聞社の片隅にて──『重層的な非決定へ』(1985年)
   第7章 冷戦崩壊と昭和の終焉──「マチウ書試論」(1954年)
   第8章 取材の始まり──『アフリカ的段階について』(1998年)
   第9章 再読の日々──『共同幻想論』(1968年)
   第10章 論壇と文学者──『言語にとって美とはなにか』(1965年)
   第11章 共感と違和の間──オウム発言(1995年)
   第12章 聞き書きの余沢──『悲劇の解読』(1979年)
   第13章 折々の訪問──『最後の親鸞』(1976年)
   第14章 原点としての戦時体験──「転向論」(1958年)
   第15章 表出と媒介の熱度──最後の取材まで(2011年)

 ※通販送料120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/29

非<吉本>本近刊のお知らせ。3月下旬刊行予定。
○山口弘子「無名鬼の妻」
  四六判上製/266頁  予価1800円+税  作品社
  
 *宣伝文
   激情の歌人・村上一郎との波瀾の半生
   海軍主計中尉との出会いからその凄絶な自死まで。
   孤高の獅子にして絶望の歌人・村上一郎と共にした
   歌人・長谷えみ子の波瀾の半生。
   書き下ろしノンフィクション
   
 *山口弘子
   1946年千葉県市川市生まれ。リトム短歌会会員。
 
 ※長谷えみ子の短歌は秦恒平氏のサイトにて50首読めます。http://hanaha-hannari.jp/emag/data/hase-emiko01.htm
 ※通販送料等120円。ご予約ください。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/27

非<吉本>本のお知らせ。ちょっと前に出ていた本
○上村 武男「遠い道程 わが神職累代の記」
  四六判/並製/284頁 定価1400円+税  人間社

 *帯の文
   いまはむかし―200年前に遡る、尼崎の神社の記録。
   江戸・明治・大正・昭和・平成それぞれの時代の神主さんのものがたり。

 *目次
  プロローグ 階段と鏡―歴史について
  1 ひげの神主さんは、馬に乗って―。(曽祖父のことなど)
  2 十で神童、十五で才子、二十歳過ぎれば…。(祖父のこと1)
  3 小学教員、苦学生、そして歌。(祖父のこと2)
  4 恋愛結婚、事業挫折、浪人暮らし。(祖父のこと3)
  5 転居、神職、そして終焉。(祖父のこと4)
  6 少年のかなしみ―出自・貧乏・病気。(父のこと1)
  7 風のなかの青春―俳句、そして室戸台風。(父のこと2)
  8 生と死の昭和十年代―妹の死、結婚、そして村やしろの神官へ。(父のこと3)
  9 村やしろ神職の戦時経済事情―母の家計簿から。(父のこと4)
  10 悲劇前夜―ふたりの子の親、新社務所、そして戦局悪化。(父のこと5)
  11 悲劇の神官―戦中日記から。(父のこと6)
  12 余生、それとも新生―戦後の父の在りどころ。(父のこと7)
  13 神職になるまで―不良息子の育ち方。(自分のこと1)
  14 「村の神官」―宮司就任、神道青年会、そして著述。(自分のこと2)
  15 歴史の井戸の奥底へ―山陰紀行、阪神大震災、そして祝詞論。(自分のこと3)
  エピローグ 鎮守の森は栄えているか
  著者インタビュー 魂を掬い取るしぐさ
  あとがき

  
 ※『吉本隆明手稿』他の著書がある著者の新刊。<吉本>の名も何箇所かに出てきます。
      <吉本>抜きでも読み物としてなかなか面白い本です。神社名は水堂須佐男神社。
 ※通販送料等100円。現在余分の在庫はありません。お待ちいただける方はご注文ください。     


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/26

本日入荷
○宇田亮一『吉本隆明「言語にとって美とはなにか」の読み方』
  A5/並製/302頁 定価2500円+税  アルファベータブックス

 *帯の文
   難解で知られる吉本の初期代表作を、臨床心理士が読み解く
   初の本格的解説書!

 *目次の一部
   はじめに
   第1部 “途方もない挫折”が「とてつもない時空間思想」を生み出した
    第1章 吉本思想は高村光太郎との内的対話から始まった
    第2章 吉本思想とは、いったいどんな思想なのか
   第2部 『言語にとって美とはなにか』は、いったいどういう本なのか 
    第3章 『言語にとって美とはなにか』をまるごと読み切ろう
   あとがき
   
 ※通販送料120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/21

非<吉本>本近刊のお知らせ。2月下旬刊行予定。
○佐藤幹夫著 (飢餓陣営せれくしょん6)
   『認知症七〇〇万人時代の現場を歩く〜「人生の閉じ方」入門』
     A5判/並製/約160頁 予価1700円+税  言視舎

 *宣伝文
   認知症になっても地域で暮らすことはできるのか?……この困難な課題に取り組み、成果をあげている
   地域のチームがある。どうすればそれは可能なのか?
   住民と地域が連携するシステムの構築と運用、病院・施設依存からの脱出法、地域の高齢者との信頼
   のつくり方、人材育成などをつぶさに取材。他地域に応用できるノウハウが満載。
   制度論議にとどまらない、生きた現場を見つめ、人生とその「閉じ方」を問う。

 *目次
   第1章 「認知症七〇〇万人時代」に備える地域包括ケアシステムをルポする/看取り文化をつくった
        「地域まるごとケア」/斯界注目の「三方よし研究会」/地域づくりを支える「幸手方式」 
   第2章 「認知症七〇〇万人時代」を支える「ひと」を育てる/病院と在宅をつなぐ看護師の役割 
   第3章 認知症患者を「被害」から守る/大牟田市――徘徊を見守る生活の支援 
   第4章 人生の「閉じ方」と地域包括ケアシステム 
   第5章 「認知症七〇〇万人時代」の「老い」のゆくえ

 ※初出は「健康保険」と「法然思想」で、「飢餓陣営」にはすべて未掲載とのことです。
 ※通販送料等100円の予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/20

近刊のお知らせ。3月上旬入荷予定。
○天草文化協会機関誌『潮騒』第32号
  B5判/125頁(予定)  頒価2000円+税
  
 *平井建治「吉本隆明と天草―志岐・吉本造船所に関わる人々―」
   (3段組8頁分。写真7葉。図版2枚)
   
 *石関善治郎氏による推薦文
   拙著『吉本隆明の帰郷』の成立には、現地の協力者の存在がありました。吉本家の出自から天草出奔の
       理由まで全容を提示した拙著ですが、慣れない天草での取材には困難がありました。そのとき力になって
      くれたのが土地の3人の知識人。なかでも平井建治氏は、各所を案内し人を紹介し、時には自ら取材を買っ
      て出るなど助力を惜しみませんでした(拙著に明記)。その平井氏の本論は拙著を踏まえながらの吉本家
      をめぐる人間模様。各所に光るものがありますが、最大の収穫は、平井氏がこの度、入手した吉本家・吉
      本権次の借金の証文。郷土史家としての信頼と実績があってこその発見です。天草からの一家の夜逃げ
      は吉本隆明の原点。その借金の借用証の写真版での掲載は第一級の資料といえましょう。
   
 ※この雑誌は会員配布で、書店販売は地元書店のみだそうです。この号のみ石関氏の斡旋にて卸していた
     だけることになりました。ご予約いただいた冊数程度しか仕入れられませんので、お入り用の方はお早め
  にご予約ください。通販送料等100円の予定。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/18   
 
本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集162:〈真の人間解放〉とはなにか/心と言葉、そのアルケオロジー」
   A5判/169頁 頒価1800円+税(送料80円)
   
 ・目次
   〈真の人間解放〉とはなにか……………………… 2(イ)
   心と言葉、そのアルケオロジー(対談)……………52(ロ)
   詩と思想の六〇年……………………………………86(ハ)
   空閑地……………………………………………… 112(ニ)
   「大衆の味方」媚びず美化せず………………… 113(ホ)
   清冽な色彩と繊細な線に守られた前衛画家…… 116(ヘ)
   自分だけの「あの味」を追い求めて…………… 120(ト)
   散歩者インタビュー……………………………… 130(チ)
   そんな批評でいいのか…………………………… 139(リ)
   「批評と無意識」をめぐって(対談)…………… 151(ヌ)

   藤村記念歴程賞の贈賞式………………………… 117(ル)
    編集ノート……………………………………… 168
    
 ※(イ)聞き手・津森和治。「別冊Niche(ニッチ)〈1〉特集 9.11/3.20以降の世界史と日本の選択」2003年12月発行。
      この雑誌はまだ在庫があります。定価500円+税。批評社。
  (ロ)中沢新一との対談。「群像」2004年1月号。『惑星の風景 中沢新一対談集』収録。
  (ハ)聞き手・加藤典洋、高橋源一郎、瀬尾育生。『KAWADE夢ムック 文藝別冊 吉本隆明』(2004年版)収録。
  (ニ)「東京人」2004年3月号
  (ホ)聞き手・藤生京子。「朝日新聞」2004/7/25号
  (ヘ)『大塚睦画集―1916‐2002』2004年、いのは画廊
  (ト)聞き手・宇田川悟。「サントリー・クォータリー」76号、2004年9月発行
  (チ)聞き手・武田憲人。「散歩の達人」2004年11月号
  (リ)中上健次・島田雅彦との鼎談(1987年9月)。『いま、吉本隆明25時―24時間連続講演と討論・全記録』収録
  (ヌ)宇野邦一との対談。同上。
  (ル)筆者不明の記事の一部。「週刊読書人」2003年12月

 ※続刊予定
  ・第163集 「中原中也について」他いろいろ
  ・第164集 「吉本隆明年譜9」他
  ・第165集 「藤井東先生のこと」他いろいろ
  ・第166集 『文学・石仏・人生』座談(上)ほか
  ・第167集 「吉本隆明年譜10」他  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/16

近刊のお知らせ。2月下旬刊行予定。
○吉本隆明×江藤淳『吉本隆明・江藤淳 全対話』(中公文庫)
  文庫判/…頁  予価1000円+税  中央公論新社

 *宣伝文
   戦後日本を代表する二大批評家が、一九六〇年代半ばから八〇年代後半にかけて行った全対話を
   年代順に収める。文学から思想、政治から時代状況まで論じる、戦後批評の到達点。
   『文学と非文学の倫理』(2011年、中央公論新社刊)に吉本のインタビュー「江藤さんについて」(イ)を
   増補し、改題した決定版。
   巻末に内田樹・高橋源一郎の対談「吉本隆明と江藤淳」(『中央公論』2011年12月号/『吉本隆明の
   世界』)を収録。

 ※(イ)は聞き手・大日方公男で『中央公論特別編集 江藤淳1960」(2011年、中央公論新社刊)所収。

○色川武大『私の旧約聖書』(中公文庫)
  文庫判/…頁  予価720円+税  中央公論新社

 ※元版の『私の旧約聖書 (中公文庫)』は1991年9月刊で、今回のは新版のようです。新たに解説として
   吉本隆明「「距たり」を記述すること」(『新潮』1992年2月号)が収録されます。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/12

近刊のお知らせ。1月下旬刊行予定。
○宇田亮一『吉本隆明「言語にとって美とはなにか」の読み方』
  A5/並製/300頁 予価2500円+税  アルファベータブックス
  
 *宣伝文
   刊行以来50年間、詳細な解説書がなかった難解の書
   『言語美』をまるごと読みとくはじめての手引書。
   「心的現象論の読み方」「共同幻想論の読み方」に続く吉本思想「読み方」シリーズ第三弾は、
   吉本隆明の代表作のひとつ『言語にとって美とはなにか』。ソシュール言語学から日本の短歌、
   詩、小説、演劇まで…あまりに深く、幅の広い思想の道案内書として、吉本隆明独特がゆえ
   に難解となっている要点をおさえ「吉本隆明が何をいいたかったのか」に迫る!
   
 *宇田亮一
   臨床心理士・心理臨床ネットワークアモルフ代表
   著書『吉本隆明『心的現象論』の読み方』(文芸社)※売り切れ、
      『吉本隆明「共同幻想論」の読み方』(菊谷文庫)、
      『吉本隆明“心”から読み解く思想』(彩流社)。
   
 ※通販送料120円。ご予約ください。


本日入荷
○「吉本隆明全集 第3巻 1951-1952」
  A5判変型・上製カバー装824頁 定価7000円+税  晶文社
  
 *帯の文
   「日時計篇」の後半部と、『転位のための十篇』の初期異稿を含む
   21篇を新たに収録!!
   大学の特別研究生を修了し、東洋インキ製造株式会社に就職・勤務
   の日々に書き継がれ、2冊の私家版詩集発行に結実する膨大な詩稿
   群を中心に収録。
   吉本隆明の原型はすべてここにある!
   第12回配本 第一期完結
   月報 吉増剛造・芦田宏直・ハルノ宵子
   
 *目次の一部
   1
   日時計篇(下)
   「日時計篇」以後
   2
   〈手形〉
   3
   Phenomenon of Bronze in Surface Coatings
   
   解題(間宮幹彦)
   
  ※1に21篇の異稿類が収録。2は1編のみで「全著作集」ほかに既収。
   3は化学論文の翻訳で、「猫々堂資料集60」に既収。
  ※次回は第37巻「川上春雄宛書簡」で4〜5月刊の予定。


本日入荷
○松山愼介『「現在」に挑む文学―村上春樹・大江健三郎・井上光晴』
  四六判/379頁  定価1600円+税  響文社
  
 *帯の文
   今日を生きる若者へ!!
   政と性と生の「現在」をえがいた三人の作家
   “日本”“戦争”“個人”の時代が立ち上がる痛快な文学的入門書
     
 *目次
  村上春樹と「一九六八年」   
   1 はじめに
   2 『ノルウェイの森』のなかの「死」
   3 『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』
      補注 デレク・ハートフィールドについて
   4 『ノルウェイの森』と学生運動
      補注 『Norwegian Wood』の訳語について
   5 『ねじまき鳥クロニクル』とノモンハン戦争
   6 『辺境・近境』 村上春樹のノモンハン
      補注 歴史としてのノモンハン戦争
   7 『ねじまき鳥クロニクル』第三部
   8 『羊をめぐる冒険』
   9 『ダンス・ダンス・ダンス』
   10 村上春樹と「死」
   11 村上春樹と「正義」
  大江健三郎・一九六〇年前後
   1 はじめに
   2 大江健三郎の少年時代
   3 大江健三郎と学生運動
   4 『われらの時代』
   5 大江健三郎と六〇年安保闘争
   6 『セヴンティーン』
   7 『政治少年死す―(セヴンティーン第二部)』
   8 「風流夢譚事件」と『政治少年死す―(セヴンティーン第二部)』
   9 大江健三郎と右翼団体
   10 長男・光の誕生と大江健三郎の心身の危機
   11 『ヒロシマ・ノート』
  井上光晴という生き方
   1 はじめに
   2 井上光晴と谷川雁
   3 井上光晴の自筆年譜における虚構
   4 詩人として出発した井上光晴
   5 『書かれざる一章』とその背景
   6 共産党員・井上光晴と『書かれざる一章』
   7 『書かれざる一章』と平野謙と中野重治
   8 『書かれざる一章』と埴谷雄高と吉本隆明
   9  共産党の五〇年分裂をえがいた『病める部分』
   10  小説と虚構 弱者の立場に身をおき、弱者になりきること
   11 長崎の原爆と部落問題を扱った『地の群れ』
   12 『地の群れ』 海塔新田と部落
   13  新たなる出発 『明日』
   14 井上光晴の闘病と死
  あとがき
  解説 神山睦美

 ※通販送料等120円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2017/01/10

◎「第4回北海道横超忌  吉本隆明〜その遥かなる射程を追って〜」のご案内

 吉本隆明氏が逝って5年(2012年3月16日・没)。
 3月16日がまた巡ってきます。
 今年もまた、吉本隆明氏の生涯と業績を偲び、
 その思想の遥かなる射程に思いを巡らせ、
 その心を未来に繋ぐべく、
 「第4回北海道横超忌」を開催いたします。

 *日時  2017年3月19日(日)午後1時半〜午後5時 (開場午後1時半、開会午後2時)
 *会場  北海道立文学館講堂  札幌市中央区中島公園1-4   電話011-511-7655
 *参加費 2000円
 *主催  北海道横超会

 [講演]14:10〜
  吉本隆明の詩と〈罪〉の問題―思想が啓蒙を超えるところ―
  講師 瀬尾育生氏
   ※講演後、質疑応答の時間有り

 ※会場には吉本隆明に関する資料、著作、写真等の展示や、
  瀬尾育生氏、横超会会員の著作の販売も予定しています。

 ※お問い合わせ・参加申し込み
   事務局・有田隆司 taka.52@jcom.home.ne.jp
 ※お申し込みに際しては、氏名、連絡先(電話、メール、住所など)と、
  懇親会(参加費は3000円程度の予定)出席の有無をお知らせください。

**********************************************
 三月書房
604-0916 京都市中京区寺町二条上る
TEL:075-231-1924  FAX:075-231-0125
**********************************************


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