都市環境デザイン会議関西ブロック

 

2010年度第7回都市環境デザインセミナー

ハウスメーカーのつくる住まいの風景

大阪大学大学院准教授 小浦久子/積水ハウス叶ン計部大阪設計室部長 山中秀実

2010.8.20


趣旨

 プレハブ住宅は全国の住宅着工戸数の約15%を占める。身近な生活空間ではそれ以上にプレハブ住宅が多いイメージがあるのは、工務店による在来木造であっても屋根や壁面材に工業製品を使うことにより、見た目がプレハブ風に見えるからである。
 これまでハウスメーカーのまちなみへの取り組みはまとまった住宅地開発において高い評価を得ている。しかし、市街地のなかでのインフィル型の建て替えにおいては、まちなみや田園環境との折り合いが悪いものが見られる。
 本セミナーでは建材やデザインにおいて、住宅生産現場に影響の大きいハウスメーカーのつくる住まいの風景を考えてみたい。山中氏より「最近のハウスメーカーのまちなみへの取り組み」、小浦氏から「ハウスメーカーの市街地での住宅供給における景観を考える論点」についてお話しいただき、最も地域性があると考えられる住まいの風景におけるハウスメーカーの可能性を考えた。
セミナー委員長 鳴海邦碩



講演記録

三角印(社)プレハブ建築協会住宅部会環境分科会まちなみWGの取り組み 積水ハウス設計部大阪設計室 山中秀実 三角印ハウスメーカーがつくる風景 大阪大学大学院 小浦久子 三角印質疑応答

山中秀実 氏略歴

 積水ハウス叶ン計部 大阪設計室部長
 1979年積水ハウス入社後、北摂三田ウッディタウン、関西文化学術研究都市光台、神戸リサーチパーク鹿の子台、阪南スカイタウン等の大規模住宅地開発に関わり、1990年から約10年間関西地区における住宅都市整備公団(現都市再生機構)・大阪府との共同分譲事業においてまちなみ計画を担当。2006年からプレハブ建築協会住宅部会環境推進分科会まちなみWG座長。

小浦久子 氏略歴

 大阪大学大学院准教授
 民間建設コンサルタント勤務において大阪・関西の開発・都市計画に携わり、1992年より大阪大学工学部助手。1997年より現職。専門は都市計画・環境デザイン。技術士(都市および地方計画)。「まとまりの景観デザイン」「景観まちづくり最前線」(共著)など景観に関わる調査研究が多く、昨年度はプレハブ住宅景観ステップアップ事業(NPO法人日本都市計画家協会)に参加した。

日時/場所

2010年8月20日(金曜日) 18:15開場  18:30開演  20:30頃まで
大阪産業大学梅田サテライト(大阪駅前第3ビル19階)

主  催

  都市環境デザイン会議関西ブロック

JUDIホームページへ
学芸出版社ホームページへ

貴方は人目(10.07〜)の訪問者です。