平成14〜16年 (平均)一世帯当たりの年間ソース購入量

1位 徳島市2686ml 4位 広島市2473ml
2位 大阪市2541ml 5位 岡山市2202ml
3位 神戸市2501ml 6位 京都市2058ml

上の表を見て何を感じられますか? 調査年度により多少順位は変わるでしょうが大きな変動はないと思われます。徳島市岡山市の登場が意外に思えました。予想では大阪が1位だと思っていましたが、徳島市なんですね。 テレビ番組やグルメ雑誌でもそうですが、例えば『広島焼VS大阪お好み焼き』といったタイトルはよく目にするのですが、ソース関連の話題で、岡山や徳島に注目することはあまりなかったのではないでしょうか? もちろん、数値がお好み焼きだけを指している訳ではありませんが、そこには明らかにソース文化が根付いているといえるでしょう。


出典:総務省統計局「家計調査年報」(平成13年)

全国お好み焼き事情 お好み焼き屋店舗数(人口100万人当たり)

1位 広島県677.7 6位 岡山県301.5 11位 奈良県243.7
2位 兵庫県507.8 7位 香川県265.6 12位 愛知県210.0
3位 大阪府472.3 8位 高知県258.0 13位 三重県189.7
4位 徳島県393.9 9位 和歌山県254.7 14位 山口県178.1
5位 京都府360.6 10位 愛媛県252.0 15位 岐阜県157.8

トップの表に加えて、お好み焼き屋の店舗数を人口100万人当たりで算出しました。全国平均数は152.8で、16位の静岡県152.2が最も平均に近い数字となっていました。偶然ですが、静岡は地理的位置(関東と関西の中間)といったことから、お客さんに広く受ける味を意識した食品メーカーの試験販売が多く行われる地域です。他には、徳島県の年間のソース購入量も然ることながら店舗数の多いことや広島県お好み焼き屋の競合がすごいことなどが見えますね。


出典:総務省統計局「事業所・企業統計調査 都道府県別集計結果」(平成13年)

学校給食はホテルデリバリー

今年、京都では同志社と立命館の小学校が2006年の開校に向けて話題になりました。全国的に見られる少子化対策と思われますが、 説明会で注目の話題が学校給食についてでした。2校それぞれが、宝ヶ池プリンスホテルと大津プリンスホテルよりデリバリーされるのだそうです。

ホテルデリバリーによるランチタイム・・・ こんな時代がくるとは想像してませんでした。祖父母の時代はアルマイトの弁当箱に梅干でも入っていれば上等な時代であったと聞きますし、同窓会で脱脂粉乳の話題で盛り上がる世代もあるでしょうし、 きりたんぽのような米飯でも、カレーライスにガッツポーズをした覚えのある方もおられるでしょう?

ネットに人気のある給食としてお好み焼きがランクインしていました。材料を見ますとホットケーキの素や牛乳、桜えびなどが入り、ソースもウスターソースに醤油、味醂が入って澱粉でトロミまで加減されていました。さて、ホテルの方がお好み焼きを作られたらどんな風になるのでしょうか?ポルト酒煮込みの豚バラお好み焼き?モッツアレラチーズを使って?フォンドボーなんかも使うのでしょうか、想像するだけで楽しくなってきました。