メール版「<吉本隆明>本 新刊のお知らせ(19)」2018年〜2025年

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元・三月書房    販売はすべて終了しました

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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/12/16

本日受贈。販売不可。お知らせのみ
〇日下部正哉個人誌「放題」四号 2024年12月刊
 A5版/102頁 定価790円(税込み)+送料210円=1,000円
 発行/コックピットK

 *目次
  芹沢俊介私論──遅すぎる追悼に代えて
   訃報に接して
   自立/自壊というアンビバランス
   「往路」と「帰路」、そして「家族を主体としてかんがえる」批評へ
   「体験の不可能性」と「修辞的な現在」
   答えられない自問について
   イノセンス論/暴力論
   『「イエスの方舟」論』から
   『「オウム現象」の解読』へ
   吉本隆明との対話、『宗教の最終のすがた』
   「存在倫理」とイノセンス論
   終わりに
  ラウンド・アバウト・ミッドナイト

 ※購読申込みは、日下部正哉氏(mkusakabe8503@yahoo.co.jp)まで
 ※1号は2020年3月、2号は2020年10月、3号は2023年10月の刊行でした


12月19日発売予定。販売不可。お知らせのみ。
○浜崎洋介「小林秀雄、吉本隆明、福田恆存――
       日本人の「断絶」を乗り越える」 (テンミニッツTV講義録)
 A5判/ソフトカバー/184頁  予価1700円+税 ビジネス社
 https://amzn.to/4iv5hvU
 
 *宣伝文
   今回、テンミニッツTVで小林秀雄、吉本隆明、さらに福田恆存と
   いう近現代の日本を代表する文芸批評家について、お話を差し上
   げながら、「現代日本人の幸福とそれを支える自然観のあり方」
   について考えていきたいと思っています。
   近代日本が抱えている問題を、イデオロギーを超えた「文芸批評」
   の言葉において見届けながら、それを、「前近代」と「近代」、
   「戦前」と「戦後」、そして「右」と「左」との断絶を超克し、
   日本人の連続性を自覚し直すヒントにすること、それが本講義の
   課題だということです。 (第1講より)
   

12月23日発売予定。販売不可。お知らせのみ。
○木立正敏「私の吉本隆明体験」(オンデマンド本)
 ==判/ペーパーバック/204頁  デザインエッグ社
 https://amzn.to/4fkDlrG
 
 *宣伝文
   吉本隆明という思想者との出会いは、恐らく多くの人にとって意
   義深いものだろう。本書は、1970年代前半期に大学時代を過ごし
   た著者の吉本隆明思想との出会いを振り返り、現在、吉本隆明の
   思想の何が著者にとって課題として残っているかを述べたもので
   ある。本書では、資料として、1975年に行われた家永三郎・鮎川
   信夫を招いた「戦争責任論の現在」と題するシンポジウムの記録
   を掲載した。この資料は、当時の思想状況を知るうえで貴重なも
   のであろう。


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 元・三月書房 
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/12/06

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明の詩学について」(『現代詩手帖』2006年5月号)
 ・松岡祥男「猫々堂主人の2024年12月の推し」
 
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/11/26

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「南風だより(その2)」[PDF]
  (『TBS調査情報』1989年9月号〜11月号掲載)
 
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/11/20

12月下旬発売予定。販売不可。お知らせのみ。
○吉本隆明「国家とは何か 吉本隆明セレクション」角川ソフィア文庫

  先崎彰容 (編集・解説) 
  文庫判/304頁  予価1100円+税  角川書店
  https://amzn.to/3ZggtVu
  
 *宣伝文
  『共同幻想論』の理解の助けとなる吉本隆明の講演などから、先崎彰容がセレクトする。
    吉本の述べる「国家」とは何か、「共同幻想」とは何か。そのヒントは、吉本の語りの中に
    あった。充実の解説も収録。

 *先崎彰容:1975年生まれ。日本大学危機管理学部教授。専攻は近代日本思想史・日本
     倫理思想史。著書多数あり。
  「吉本隆明『共同幻想論』2020年7月 (NHK100分de名著)
  https://amzn.to/3CxAP3I


近日発売。販売不可。お知らせのみ。
○三上治[責任編集]
 「流砂26号 吉本隆明生誕100年記念号」2024年11月下旬刊
 A5判/---頁 予価----円+税  「流砂」編集委員会

 ※内容詳細は不明ですが、23日開催の「今、吉本隆明を問う」
  会場にて販売予定だそうです。於・日本教育会館。
  (2024/10/10にお知らせ済み)
 ※模索舎でも販売予定だそうです。https://mosakusha.com/
  24号は売り切れ表示がありますが、25号と26号の情報は見当たりません。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/11/09

yutubeに先日のイベントの動画がアップされています。
☆「今、吉本隆明を問うー生誕100年祭
    1.隆明の「少年時代」を探索する」
 https://www.youtube.com/watch?v=xCdLYbOnOcM
 
 ※3時間40分ほどあるようです。
 ※期間限定らしいのでお早めにどうぞ。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/11/02

ネット記事のお知らせ
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 ・ 松岡祥男「南風だより(その1)[PDF]
  (『TBS調査情報』1989年6月号〜8月号掲載)
  ・松岡祥男「猫々堂主人の2024年11月の推し

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/10/21

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その7)」
    [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]
・松岡祥男「猫々堂主人2024年10月の推し」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/10/14

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その6)」
    [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/10/12

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「猫々堂主人の2024年9月の推し」
 ・吉本隆明「松岡祥男について」[PDF] 
   ※松岡祥男『意識としてのアジア』(深夜叢書社)所収
   
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/10/10

イベントのお知らせ
☆今、吉本隆明を問うー生誕100年祭
 主催 吉本隆明生誕100年祭 世話人会(世話人代表:三上治)

*A 隆明と歩く「少年時代」11月7日(木)月島区民センター
  10:45出発予定、全行程約3キロ、所要時間 約120分
  問い合わせ先:里見 哲夫氏tetsuo_satomi@yahoo.co.jp
*B 渋谷ロフト9 11月14日(木)17:00〜21:00
  「三島由紀夫と吉本隆明―天皇制をめぐって
  登壇者 安藤 礼二、冨岡 幸一郎
*C 渋谷ロフト9 11月19日(火)17:00〜21:00
  「吉本隆明と60年安保・全共闘運動」
  登壇者 福島 泰樹、長崎 浩、會澤 憲伸、福井紳一氏(世話人)
*D 日本教育会館 8階ホール 11月23日(土)13:00〜17:00
   総合テーマ:「今、吉本隆明を問う」
   🔷基調講演 三上治「戦争論について
   🔷対 談 長谷川宏&山本義隆「全共闘と1960年代」
   🔷シンポジウム 「それぞれの吉本隆明」
     シンポジスト 小池昌代氏、神山睦美、高橋順一     


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/10/01

本日受贈。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 59  2024秋号」編集・佐藤幹夫
   A5判/366頁   定価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所

 ※目次詳細は2024/09/10にお知らせ済み。
 ※四方田犬彦氏ロングインタビューの第2部に〈吉本〉関係の言及
  が多くあります。 
 ※「編・解説 佐伯修(未公開資料)同人誌期『試行』関連・
  村上一郎文書(2)」は3号の時点での吉本らとの会話メモ2点と
  創刊号と2,3号の収支明細表(実物コピー折込)の計4点。
  この資料紹介は次号にも掲載予定ですが、「飢餓陣営」最終号
  まで継続掲載されたとしても、資料の多数は積み残しになるで
  しょう。
 ※山崎哲氏ロングインタビューに〈吉本〉関係の言及が多くあり
  ます。
 ※小川哲生「今野哲男さんのことなど」今野氏は編集者で、吉本の
  『生涯現役』もその一つだそうです。
  
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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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イベントのお知らせ
☆ 吉本隆明生誕100年記念三浦雅士講演会
   演題 吉本隆明の転向――マルクスを超えて

  日時  2024年10月13日(日)13:00-16:00
  場所  道立文学館講堂(札幌市中央区中島公園1-4)
  主催  北海道横超会II
  参加費 2000円
  定員  先着50名

 参加を希望される場合は、下記のメールにてお尋ねください。
   高橋秀明  hide-mes@qk2.so-net.ne.jp
   柴田 望  tao81nozomushibata@gmail.com


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/09/19

本日刊行。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第35巻〔2004-2007〕」第36回配本 
  A5判変型・上製カバー装・696頁  定価7100円+税  晶文社
  https://amzn.to/47aabt4

 *目次
  1
   『思想のアンソロジー』https://amzn.to/3BlNKoT
  2
   『「ならずもの国家」異論』https://amzn.to/3N5U5Hu
  3
   『中学生のための社会科』https://amzn.to/4eH1V6y
   『家族のゆくえ』https://amzn.to/3TGcWgf
  4
   藤井東先生のこと
   頭が危なっかしくなったら―『聖書』―
   猫の肉球に関する考察
   「理想」の可能性
   太宰治との出会い
   わたしの毛利ユリ
   詞人と詩人
   言語論要綱―芸としての言語―
   ぼくのしょうらいのゆめ
   清岡卓行を悼む
   靖国論争にとらわれては日本は変わらない
   現代の「老い」
   心身健康な時期の太宰治―『富嶽百景』―
  5
   書斎とは
   日本国憲法第9条アンケート
   戦争体験者に聞く「心にしみた一冊」―『新約聖書』―
   石川九楊『「二重言語国家・日本」の歴史』
   浮海啓第一詩集を推す
   高次の短歌的表現[岡井隆]
   秋山清賛
   現代詩最後の古典
   『中学生のための社会科』自筆広告
   『吉本隆明「食」を語る』まえがき
   『幼年論 21世紀の対幻想について』まえがき
   『時代病』あとがき
   『全南島論』まえがき『全南島論』あとがき
   『子供はぜーんぶわかってる 超「教師論」・超「子供」論』まえがき
   『13歳は二度あるか 「現在を生きる自分」を考える』あとがき
   『詩学叙説』あとがき
   『還りのことば 吉本隆明と親鸞という主題』まえがき
   『老いの超え方』あとがき
   『初期ノート』光文社文庫版のためのあとがき
   『思想とはなにか』序『思想とはなにか』あとがきに代えて
   『生涯現役』まえがき  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/09/10

9月末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 59  2024秋号」編集・佐藤幹夫
   A5判/---頁   予価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所

 *目次
 
  【作品】
  ●写真・佐藤和彩
  ●詩藤井貞和■のたうつ白馬
  ●短歌佐藤通雅■午後の仕事
  ●俳句古田嘉彦■鳥
  ●木村和史■家をつくる(22)
  ●瀬尾育生■一九四八年アーレントのシオニズム論試訳と註

  ●四方田犬彦氏ロングインタビュー(*)
  (第一部)「越境する思想」はどうつくられたのか――
         滞在、敗戦国、少数言語、軍隊
  (第二部)新たな歴史検証と、その表象と構造の読み方――
         文学と映画、在日問題、そして「戦争」をめぐる言論
  ●四方田犬彦■『戒厳』韓国語版序文
  ●編集部編■四方田犬彦氏、インタビューのための読書ノート(抄)

  ●村上一郎(編・解説―佐伯修)
   ■(未公開資料)同人誌期『試行』関連・村上一郎文書(2)*

 【唐十郎の追悼――状況劇場を中心に】
  ●山崎哲氏ロングインタビュー(第一部)――
     「芝居」という虚構から「現実」という虚構へ(*)

 【特集】沈みゆく「方舟的現代」と、その事件論
  〔事件論1〕二つの事件、二人の加害者
  ●村瀬学■大地へ――「地獄」からの「道」はあるのだろうか
    (すすきのホテル遺体切断事件)
  ●佐藤幹夫■令和の惨憺たる「楢山節考」――
    「京都ALS嘱託殺人」の判決要旨を読む

  〔事件論2〕「方舟的現代の事件」とは何か――
    『方舟を燃やす』を読みながら
  ●添田馨■二〇二〇年の「事件」と地磁気の逆転
  ●西脇慧■「世界終末時計」の巻戻しは、可能か?――
    『方舟を燃やす』(角田光代著)と黙示録的〈現在〉
  ●雪柳あうこ■燃えぬなら、燃やしてしまえという祈り

  〔事件論3〕安楽死問題を考える――
   児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』を読みながら
  ●千田好夫■障害を人生の舞台に——―安楽死殺人事件と差別の根幹
  ●岡村毅■現場から見た安楽死をめぐる議論
  ●栗田篤志■関係的存在としての人間、その終焉としての死――
    安楽死問題と臨床との接点

  〔事件論4〕「発達障害と事件」再論――
    『「責任能力」をめぐる新・事件論』を読みながら
  ●真下周■変革期にある事件報道についての考察
  ●井原裕■触法障害者を事件後にどう支援するか――新・治療処分論
  ●大久保圭策■『「責任能力」をめぐる新・事件論』を読みつつ、
    発達障害の責任能力を考える(自閉スペクトラム症を中心に)
  ●内海新祐■「障害と事件」をひらく本
  ●宗近真一郎■「責任能力」・「逆送」・「刑法三九条削除」を踏み
    堪える(図書新聞より転載)

 【追悼】
  ●小松美彦■今野哲男さんを追想する――一九九八年から二〇二四年
  ●小川哲生■今野哲男さんのことなど(*)
  ●佐藤幹夫■「しかし、諦めるとは、そもそも何か」――
    今野哲男さん追悼

 【連載】
  ●浦上真二■古書会読(36)深尾道典著『曠野の歌』
  ●添田馨■原点は存在した、禿鷲はそこにいなかった――
     憲法九条の戦力放棄は「押しつけ」だったのか
     〈長い戦後〉を考える(第7回)
  ●青木由弥子■祈るべき天と思えど ―石牟礼道子の詩想を探る(3)
  ●宗近真一郎■C・ノーラン/J=L・ゴダールの秘数3 ――
     映画術、その後(7)
  ●水島英己■川満信一を思う――沖縄への思い(9)
  ●赤田圭亮■映画鑑賞つれづれ日記(3)

 【本を読む】
  ●神山睦美■本土決戦論と黙示録的情熱―
    笠井潔『自伝的革命論』から『例外社会』へ
  ●岡本勝人■「記紀歌謡」と「南島歌謡」のはざまにて―
    藤井貞和『古日本文学発生論』
  ●伊藤悠可■ヨーロッパ「中世」とアメリカ、そこにある「闇」―
    西尾幹二『日本と西洋の五〇〇年史』を読む
  ●江田浩司■東北人のエートスを内在した思考の書―神山睦美『奴隷の抒情』
  ●高野尭■いまを生きる「友情」を問う短歌の指南書―
    江田浩司『短歌にとって友情とは何か』
  ●佐川眞太郎■「兵士」になるということ――『ウクライナ、ガザ、
    そして「松本人志問題」へ「世界史的課題」に挑むための、私たちの
    小さな試みU』が私に突きつけたもの

 ・(*)のある原稿は、吉本隆明氏についての言及があります。
 ・次号が終刊号です。
 
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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/08/31

9月19日刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第35巻〔2004-2007〕」第36回配本 
  A5判変型・上製カバー装・696頁  予価7100円+税  晶文社
  https://amzn.to/47aabt4
  
 *宣伝文
   古代から近代初期までの古典から選ばれた言葉に批評を付した
   『思想のアンソロジー』、拉致問題や先の見えない不況など国
   内外の問題を語る『「ならずもの国家」異論』、生涯のうちで
   一番多感な想像上の「中学生」に向けて書かれた『中学生のた
   めの社会科』などを収める。単行本未収録19篇。
   月報は島尾伸三氏(写真家)、末次エリザベート氏(翻訳者)が執筆。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/08/16

本日受贈。販売不可。お知らせのみ。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」15号
  A5判/138頁 価1100円(税込・送料込) 発行・菅原則夫
  
 ※目次は2024/08/13にお知らせ済み
 ※文中に<吉本>が出てくるのは
  「きれぎれの(2024年7月)」全13頁
  「銀河鉄道の夜に向かうジョヴァンニ」全15頁
  「吉本隆明の対談を読む」全7頁
  「関東の琉球」全17頁。
  「死が消える場所」全24
  [資料]吉本隆明「真世界」インタビュー
    「思想の原型そして座礁体験」(昭和57年10月号)全13頁
    「戦後文学と固有の通路」(昭和57年11月号)全11頁
  このインタビュー2本は単行本未収録。全集収録予定なし。
  「真世界」誌は宗教法人国柱会の刊行物。

 ※購読は菅原氏までメールでどうぞ sgwrnro@icloud.com


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/08/14

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「猫々堂主人の推し・番外」
 
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/08/13

近刊のお知らせ。今日か明日に刊行予定。販売不可。お知らせのみ。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」15号
  A5判/--頁 価1100円(税込・送料込) 発行・菅原則夫
  
 目次
  きれぎれの(2024年7月)
     〜「芥川竜之介の死」を軸に(前編)  菅原則生
  銀河鉄道の夜に向かうジョヴァンニ      伊川龍郎
  吉本隆明の対談を読む〜鮎川信夫を軸に(2)  勝畑耕一
  「関東の琉球」をめぐって          井谷泰彦
  [小説]パンデミック始末記(前編)     高岡健
  死が消える場所〜森崎茂さんの内包論〜    片山恭一
  [資料 小説]雨の降る日          荒井和子
  [資料]吉本隆明「真世界」インタビュー 1982年
    (インタビュアー池田房雄)
    思想の原型そして座礁体験
    戦後文学と固有の通路

 ※購読は菅原氏までメールでどうぞ sgwrnro@icloud.com


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/08/05

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その5)」
    [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]
 ・「猫々堂主人の2024年8月の推し」
 
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/08/05

ネット記事のお知らせ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その5)」
    [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]
 ・「猫々堂主人の2024年8月の推し」
 
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/7/25

続報。最近出た本。販売不可。購入方法のお知らせのみ。
○三上治責任編集「流砂25号」2024年6月刊?
  A5判/253頁 定価****円+税  「流砂」編集委員会

※先にお知らせした「流砂25号」の入手方法ですが、市販予定は無く、
 直接購読のみだそうです。お申し込み、お問い合わせは、
 三上治(味岡修)氏まで下記のメールでどうぞ。
 a-osamu@mbg.nifty.com
※うわさによれば「吉本隆明生誕100年祭ということで何か企画を近日発表」


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/7/17

最近出た本。販売不可。お知らせのみ。
○三上治責任編集「流砂25号」2024年6月刊?
  A5判/253頁 定価****円+税  「流砂」編集委員会

 *目次の一部(題名に〈吉本〉があるもののみ)
   三上 治「『共同幻想論』と政治革命」
   中村礼治「ジャック・ラカンと吉本隆明」
   高岡 健「吉本隆明の啄木論と現代」
   伊藤述史「登校拒否・ひきこもりと吉本隆明の幻想論(2)」
   柴崎 明「吉本隆明における非在の言語と『言語』の非在
   ほか
   
 ※目次にはありませんが“吉本隆明生誕100年記念特集号”
   らしいです。そして次号も同特集の予定とのことです。
 ※いまのところAmazonや模索舎のサイトにはアップされて
   いません。
 ※上記目次を教えてくださった方は発行所から直接購入されたそうです。
  

※続報。現物見本受贈
7月22日発売予定。販売不可。お知らせのみ。
○齋藤愼爾『深夜叢書社年代記;流謫と自存』
   菊判・ソフトカバー/368頁(小冊子28頁)附 定価3400円+税
   ISBN978-4-88032-506-4 深夜叢書社
 
※「流謫と自存;深夜叢書社年代記」は「出版ニュース」
  2012年1月〜2015年6月まで42回連載されたものからの
  抄出。「『書簡集I』について」は同誌連載「齋藤愼爾
  の平成歳時記」の4回分(2018年)。「創業のころ——六畳
  間の出版社」は「アサヒグラフ」1968年10月11日号掲載。
  「齋藤愼爾アルバム」は12頁分、50数葉。
※齋藤愼爾氏は2023年3月死去ですが、「深夜叢書社の本 
  1964—2024」によれば2023年に5冊、2024年7月までに3冊
  刊行されていますから、出版活動は継続されているようです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/07/16

7月22日発売予定。販売不可。お知らせのみ。
○齋藤愼爾『深夜叢書社年代記;流謫と自存』
 菊判・ソフトカバー/368頁(小冊子28頁)附 
    予価3400円+税 深夜叢書社
 
 *目次
  <1>
  創業前夜 六〇年安保闘争の余燼のなかで
  吉本隆明との出会い 「戦後世代の政治思想」の衝撃
  念願の第一冊目を上梓 宍戸恭一『現代史の視点』
  『現代史の視点』の推薦文 反響を呼んだ創業出版
  我、人に逢うなり 桶谷秀昭『芸術の自己革命』
  山形が生んだ夭折の鬼才 永山一郎『出発してしまった』
  丹野文夫と清水昶 「文学村」のころ 
  演劇への射程 菅孝行『死せる「芸術」=「新劇」に寄す』
  独創の田中英光論 毛利ユリ『連帯と孤死』
  埴谷雄高との邂逅 六〇年安保世代の教祖 
  <2>
  若き〈現代の定家〉の歌集 春日井建『行け帰ることなく/未青年』   
  『虚無への供物』の復活 中井英夫『彼方より』
  不羈奔放に生きた俳人 堀井春一郎全句集『曳白』
  二十年後の「ヒロシマ」 石黒健治『広島 HIROSHIMA NOW』
  眼の歩行者 高梨豊写真集『人像』
  猫の宇宙 武田花『うちの猫 よその猫』
  愛惜する詩人の〈歌集〉と〈句集〉 吉岡実『魚藍』と『石原吉郎句集』
  旧制一高文芸部の黄金期 白井健三郎『體驗』
  気鋭の仏文学者の第一評論集 宇佐美斉『詩と時空』
  〈おんな〉の思想 森崎和江と上野千鶴子 
  「峠」の思索者 真壁仁『吉田一穂論』   
  自由人・大井廣介 『野球殺人事件』と『ちゃんばら藝術史』
  三島由紀夫が信頼した作曲家 矢代秋雄『オルフェオの死』
  <3>
  安保闘争を象徴する映画 深夜盤『灰とダイヤモンドのテーマ』
  茂吉十七歌集の精髄 山形新聞編集局編『茂吉秀詠』
  核と原子力をめぐって 吉本隆明『「反核」異論』
  大岡昇平のモーツァルト 大岡昇平『音楽論集』
  昭和俳句の巨星とコスモロジー 野尻抱影・山口誓子『星戀』
  俵万智の青春 内山英明写真集『俵万智』
  表現者、吉本和子 吉本和子句集『七耀』
  異端の古代史家 室伏志畔『筑豊の黙示』 
  他者の悲しみへ憑依する魂 新藤謙『石牟礼道子の形成』
  見事な文章技巧 野中映『音楽案内』 
  虫愛ずる俳人の死 渡部伸一郎『会津より』
  魂鎮めの希望の書 原満三寿『白骨を生きる』 
   *
  深夜叢書への苛烈な批判 吉本隆明全集「書簡集T」について⑴
  十二通の書簡 吉本隆明全集「書簡集T」について⑵
  自立出版社とは何か 吉本隆明全集「書簡集T」について⑶
  雨がふったらぬれればいいさ 吉本隆明全集「書簡集T」について⑷
  
  創業のころ——六畳間の出版社 「深夜叢書」にそそぐ青春
  齋藤愼爾アルバム
  深夜叢書社の本 1964—2024
  
 *特別付録小冊子[書下ろし28頁]
  「追悼・齋藤愼爾」
   ハルノ宵子、小川哲生、松岡祥男ほか全12名
   
 ※本文はおそらく2013年頃「出版ニュース」に連載されたものでしょう。
 ※この本は全国どこの書店でも購入可能です。
  いまのところAmazonには掲載されていません。
 ※深夜叢書社へ直接注文することもできそうです。
  https://www.shinyasosho.com/ 
  
 

ネット記事のお知らせ
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 ・ 松岡祥男「情況の基底へ:埴谷雄高と吉本隆明」[PDF]
  (『埴谷雄高・吉本隆明の世界』朝日出版社1996年刊所収)

 ・松岡祥男著作、『意識としてのアジア』、『アジアの終焉』、
  『論註日記』、『物語の森』、『哀愁のストーカー』、
  『猫々堂主人』、『ニャンニャン裏通り』、『吉本隆明さんの笑顔』
  の「書影・目次等」[PDF]
 
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/07/03

ネット記事のお知らせ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その4)」
   [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]
 ・「猫々堂主人の2024年7月の推し」
 ・「猫々堂主人の推し・番外」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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※訂正
  2024/6/30にお知らせした「流砂」の件ですが、栗本慎一郎・三上治
  の共同責任編集ではなくて、22号から三上治単独編集となっていまし
  た。なお、栗本氏の近況はウィキペディアが2023年11月付で「この記
  事は広告・宣伝活動のような記述内容になっています。」と削除警告
  を出しているにもかかわらず放置されていますので、あまり活発には
  活動されていないような感じです。
  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%97%E6%9C%AC%E6%85%8E%E4%B8%80%E9%83%8E


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/06/27

近刊のお知らせ。7月12日刊行予定。販売不可。お知らせのみ。
〇「吉本隆明詩集」蜂飼 耳・編
 文庫判/350頁 予価1110円円  岩波書店
 https://amzn.to/3L1jXna
 
 *宣伝文
   吉本隆明(1924-2012)は、戦後を代表する思想家であるが、詩と批評、文学と思想の統一を、
      詩の言葉で自立させた詩人でもある。『固有時との対話』『転位のための十篇』は、戦後詩の
      画期となった。四〇年代の初期詩篇から九〇年代の最終段階までの半世紀に及ぶ全詩業から精
      選する。「評論」1篇を併せて収載。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/06/15

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明全集撰 I 全詩撰」(『詩学』1987年1月号)[PDF]
 ・松岡祥男「吉本隆明『超西欧的まで』」(『詩学』1988年4月号)[PDF]
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/06/06

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その3)」
   [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]
 ・「猫々堂主人の2024年6月の推し」
 ・「猫々堂主人の推し・番外」
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/05/22

ネット記事のお知らせ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ・松岡祥男「現在に関する断章」[PDF]
  (『而シテ』第17号白地社1987年4月発行)
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/05/08

ネット記事のお知らせ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その2)」
  [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]
 ・「猫々堂主人の5月の推し」
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/04/23

4月末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第34巻〔1990-2004〕」第35回配本 
  A5判変型・上製カバー装・704頁  予価7100円+税  晶文社
  https://amzn.to/3vT5jdO
  
 *宣伝文
  『吾輩は猫である』『夢十夜』などの漱石の12作品を論じた『夏目漱石
  を読む』(小林秀雄賞受賞作)、英国留学と満韓の旅を論じた『漱石の
  巨きな旅』、新聞雑誌の社会・政治時評を再構成した『吉本隆明のメディ
  アを疑え』などを収める。単行本未収録47篇。
  月報は清岡智比古氏、上村武男氏が執筆。


ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明・その人と思想)」
  (『高知新聞』2012年3月17日朝刊)
 (『情況』2012年8月別冊「追悼吉本隆明」所収)
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/04/16

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「アジア的迷蒙をめぐって」
  (『文藝』1986年夏季号)[PDF]
 ・松岡祥男「昭和御詠歌 松岡祥男
  (『文藝』1988年春季号)[PDF]
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/04/03

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明さんの笑顔(その1)」
  [「吉本隆明資料集 別冊2」猫々堂 2019年刊]
 ・「猫々堂主人の3月の推し・(2)の補足」
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/03/25

今月出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
〇「わたしの本はすぐに終る 吉本隆明詩集」 (講談社文芸文庫)
  文庫判/300頁  定価2900円+税
  https://amzn.to/4adsw9u
  
 *宣伝文
  本書は『吉本隆明初期詩集』(講談社文芸文庫 1992年10月刊)の続巻に
  あたり、私家版の詩集『転位のための十篇』発行(1953年9月)より後に
  発表された作品を収録しました。本書のIとIIは『吉本隆明全集撰 1 全詩
  撰』(大和書房 1986年9月刊)を底本とし、『吉本隆明全集3』『同4』
  『同6』『同7』『同9』『同12』『同13』『同15』『同16』『同17』
  『同18』『同19』『同20』を適宜参照しました。IIIは『吉本隆明全集21』
  を、IVは『同22』を、Vは『同25』『同27』をそれぞれ底本としました。
  
 *目次
  I
   定本詩集(4、5)+新詩集
   ぼくが罪を忘れないうちに
   少年期
   異数の世界へおりてゆく
   佃渡しで
   〈農夫ミラーが云つた〉
   など
  II
   新詩集以後
   詩人論
   乾いたのどへ
   海に流した自伝
   祖母の影絵
   活字都市
   など
  III
   記号の森の伝説歌
  IV
   言葉からの触手
  V
   十七歳 わたしの本はすぐに終る

  著者に代わって読者へ  ハルノ宵子
  解説  高橋源一郎
  年譜  高橋忠義 
  

来月初めに出る本
〇野沢 啓「詩的原理の再構築: 萩原朔太郎と吉本隆明を超えて」
 四六判/274頁  予価2800円+税 未來社
 https://amzn.to/3TuP7XF
 
 *宣伝文
   萩原朔太郎『詩の原理』と吉本隆明『言語にとって美とはな
   にか』という近代詩以降の二大理論書を徹底的に読み解き、
   その理論的問題点を剔出し、言語隠喩論的立場から根底的な
   批判をおこなう。吉本表出論の虚妄性を暴露し、その意識言
   語論的な意識の優位性でなく、詩的言語における言語の隠喩
   的創造性、世界開示性にもとづく先行性を主張し、「言葉が
   あつて、詩人が生れてくる」という朔太郎の詩の原理を確認
   する。『言語隠喩論』『ことばという戦慄――言語隠喩論の
   詩的フィールドワーク』につづく言語隠喩論三部作の完結篇。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/03/25

今月出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
〇「わたしの本はすぐに終る 吉本隆明詩集」 (講談社文芸文庫)
  文庫判/300頁  定価2900円+税
  https://amzn.to/4adsw9u
  
 *宣伝文
  本書は『吉本隆明初期詩集』(講談社文芸文庫 1992年10月刊)の続巻に
  あたり、私家版の詩集『転位のための十篇』発行(1953年9月)より後に
  発表された作品を収録しました。本書のIとIIは『吉本隆明全集撰 1 全詩
  撰』(大和書房 1986年9月刊)を底本とし、『吉本隆明全集3』『同4』
  『同6』『同7』『同9』『同12』『同13』『同15』『同16』『同17』
  『同18』『同19』『同20』を適宜参照しました。IIIは『吉本隆明全集21』
  を、IVは『同22』を、Vは『同25』『同27』をそれぞれ底本としました。
  
 *目次
  I
   定本詩集(4、5)+新詩集
   ぼくが罪を忘れないうちに
   少年期
   異数の世界へおりてゆく
   佃渡しで
   〈農夫ミラーが云つた〉
   など
  II
   新詩集以後
   詩人論
   乾いたのどへ
   海に流した自伝
   祖母の影絵
   活字都市
   など
  III
   記号の森の伝説歌
  IV
   言葉からの触手
  V
   十七歳 わたしの本はすぐに終る

  著者に代わって読者へ  ハルノ宵子
  解説  高橋源一郎
  年譜  高橋忠義 
  

来月初めに出る本
〇野沢 啓「詩的原理の再構築: 萩原朔太郎と吉本隆明を超えて」
 四六判/274頁  予価2800円+税 未來社
 https://amzn.to/3TuP7XF
 
 *宣伝文
   萩原朔太郎『詩の原理』と吉本隆明『言語にとって美とはな
   にか』という近代詩以降の二大理論書を徹底的に読み解き、
   その理論的問題点を剔出し、言語隠喩論的立場から根底的な
   批判をおこなう。吉本表出論の虚妄性を暴露し、その意識言
   語論的な意識の優位性でなく、詩的言語における言語の隠喩
   的創造性、世界開示性にもとづく先行性を主張し、「言葉が
   あつて、詩人が生れてくる」という朔太郎の詩の原理を確認
   する。『言語隠喩論』『ことばという戦慄――言語隠喩論の
   詩的フィールドワーク』につづく言語隠喩論三部作の完結篇。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/03/22

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「岡田幸文さんを思う」
  [初出 岡田幸文追悼文集『ただ、詩のために』
  ミッドナイト・プレス 2021年刊]
 ・「猫々堂主人の推し・番外」
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/03/13

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「おれのつげ忠男」[PDF]
   [初出『つげ忠男読本』北冬書房・1988年刊]
  
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※[PDF]版は「高屋敷の十字路 隆明網」から外部サイトに移動する
 と読めます。無料。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/03/01

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「ある手記 松岡祥男詩集」[PDF]

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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※「ある手記」は1982年に自家版として刊行されました。
※この[PDF]版は「高屋敷の十字路 隆明網」から外部サイトに移動
  すると読めます。無料です。

 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/02/26

本日受贈。販売不可。お知らせのみ。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」14号(2024.3)
  A5判/96頁 定価1000円+税  発行・菅原則生
  
 ※目次は近刊2024/02/14にお知らせ済み。
 ※【資料】荒井(吉本)和子「女の方法」は11頁分
  【解題】宿沢あぐり「荒井和子の小説「女の方法」に関わって」に
   よれば、この小説は昭和30年刊の吉本隆明編集「創潮」1号に掲載
   されたものだそうです。「創潮」は2号まで出たらしいですが、宿
   沢氏は未見とのことで内容不明です。13頁分
 ※【資料】「討論(1971年5月)」(三島康男・笠原芳光・吉本隆明他)
  は西荻南教会にて開催された「マルクス者とキリスト者のティーチ
  イン」の記録で「止揚シリーズ2」掲載からの抜粋。16頁分。

 ※購読のお申し込みは発行者までどうぞ  sgwrnro@icloud.com
  1000円プラス税プラス送料で1200円だそうです。
 

先月出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
〇ハルノ宵子「猫屋台日乗」
  四六判/304頁  定価1600円+税 幻冬舎
  https://amzn.to/4bTarhS
  
 *宣伝文
   毎日1日分だけの買い物をし、ハッピーアワーで1杯飲んで帰る。
   誰とも会わない、喋らない。そんな女将の胸の内。

   コロナの3年間のお上の無能に怒り、吉本家の“独特な味“を
   懐かしみ、『猫屋台』で大盤振る舞い……。“人外魔境”より
   届いた、「真っ当な食、真っ当な命」をめぐるエッセイ。

   味と思い出は、紐付けられる――。

   完全予約制の、知る人ぞ知る『猫屋台』の女将・ハルノがその
   「日乗」を綴り始めたのはコロナが蔓延り始めた2020年の春。
   女将は怒っていた。緊急事態宣言、アルコール禁止、同調圧力、
   自粛警察……コロナが悪いんじゃない、お上が無能なんだ――と。
   怒りの傍ら綴るのは、吉本家の懐かしい味、父と深夜に食べた
   初めてのピザ、看板猫・シロミの死、自身の脱腸入院、吉本家
   の怒涛のお正月、コロナの渦中に独りで逝った古い知人……。
   美味しさとユーモアと、懐かしさ溢れる、食エッセイ。

 *目次
   『猫屋台』というところ
   リスクの偶然性
   家庭の味
   “生”が好き
   名もなき料理
   殺意の食卓
   境界線上のオジサン
   星降る夜のピザ
   脱腸入院
   脱腸入院・キョーフの夜
   脱腸入院・ひにちぐすり
   デイ・ドリーム・ビリーバー
   魔界時間で営業中
   Sさんはあきらめない
   ピアノ・マン
   コロナ下のあだ花
   老舗の矜持
   Sさんは2度来る
   オイシイ仕事
   『猫屋台』の矜持〔ほか〕    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/02/21

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「比嘉加津夫さんを思う」
   (比嘉加津夫追悼集『走る馬』2021年7月発行掲載)
 ・「猫々堂主人の推し・番外」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/02/17

本日受贈。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 58 2024春号 戦争−ガザ・イスラエル・シオニズム」
   編集・佐藤幹夫
   A5判/330頁   定価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
   
 ※詳細目次は2024/01/29にお知らせ済み
 ※「編・解説 佐伯修(未公開資料紹介)同人誌期『試行』関連・
  村上一郎文書(1)」は創刊までの準備会合の記録で、村上の走り書き
  メモ26葉の翻刻で2段組み10頁分
 ※浦上真二「吉本隆明、難所の時期の対話――古書会読(35)吉本・
  辺見庸『夜と女と毛沢東』」は2段組2頁分
 ※ちらと見た限りでは、<吉本>関係の記事は上記2件のみのようです。

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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
==================================


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/02/14

近刊のお知らせ。2月20日刊行予定。販売不可。お知らせのみ。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」14号
  A5判/--頁 価1000円+税  発行・菅原則
  
 目次
  きれぎれの(2024年2月)〜吉本『転向論』を軸に〜  菅原則生
  漱石『道草』─苦について             伊川龍郎
  芹沢俊介の犀星論―ジャニーズ事件への手掛かり―  高岡健
  吉本隆明の対談を読む 鮎川信夫を軸に(1)      勝畑耕一
  【資料】女の方法                 荒井和子
  【解題】荒井和子の小説「女の方法」に関わって   宿沢あぐり
  【資料】討論(1971年5月) 
    (三島康男・笠原芳光・吉本隆明・・ティーチイン参加者)

 ※購読のお申し込みは発行者までどうぞ  sgwrnro@icloud.com
  1000円プラス税プラス送料で1200円だそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/02/11

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「ニャンニャン裏通り(その3)」
 ・「猫々堂主人の推し2024年2月」
 ・松岡祥男「椿の茶床で」
  [『かわら版』第36号(飛鳥出版室・1993年5月20日発行)]
    
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2024/01/29

2月上旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 58  2024春号」編集・佐藤幹夫
   A5判/330頁   予価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
   
 *目次
 【作品】
   佐藤和彩■Light and Shadow 
   佐藤通雅■線状降水帯
   木村和史■家をつくる(21)
  ●佐々木眞小劇場
   佐々木眞■万事快調
   さとう三千魚■ミロより優しく、ゴッホより激しく、ピカソより純真
   水島英己■世界一弱い国でいいじゃないか
   佐藤幹夫■おどろきの佐々木眞大劇場
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 【特集1】戦争――ガザ・イスラエル・シオニズム
――――――――――――――――――――――――――――――――――
  橋爪大三郎氏に聞く■「イスラエル‐パレスチナ」とガザ・ハマス
            問題をめぐって―「戦争」を考える
  瀬尾育生■一九四四年アーレントのシオニズム論から現在へ
  水島英己■ガザ、島、絶対不戦、負ける勇気 
  西脇慧■「戦争〈物語〉」の構造分析 
 ●宮尾節子・佐藤幹夫『明日戦争がはじまる【対話編】』を読みながら
  江田浩司■私の前に立つ鏡
  添田馨■言葉の交換から交感の思想へ
  蓮沼ラビイ■横並びの大合唱に抗う一匹の狂い鳴き
  雪柳あうこ■「しにかけてまでやることだよ」
 ●【討議】青木由弥子『伊東静雄――戦時下の抒情』を読む
  ■戦争詩と「戦時下の抒情」
   神山睦美/青木由弥子/林浩平/宗近真一郎/森川雅美/古田嘉彦
   /兵藤裕己/佐藤幹夫/岡本勝人/渡辺めぐみ/大田美和/江田浩司
   /高野尭
  宗近真一郎(転載)■『春のいそぎ』が裂開する抒情の原質と現在
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 村上一郎(編・解説 佐伯修)
 ■(未公開資料紹介)同人誌期『試行』関連・村上一郎文書(1)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 【連載論考】
  青木由弥子■祈るべき天と思えど――石牟礼道子の詩想を探る(2)
  岡本勝人■大江健三郎の周辺――戦後的思考と晩年性(最終回)
  添田馨■大江健三郎と戦後憲法=\―〈長い戦後〉を考える(第六回)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 佐藤和彩■民藝 -MINGEI
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 【特集2】福祉の「ことば」は今、どこにいるのか
     ――辺見庸と石井裕也 それぞれの『月』を中心に
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
 ●講演
  神戸金史■やまゆり園事件はなぜ起きたのか
      ―― 優生思想と共生社会のはざまで
 ●往復メール――美と倫理と差別をめぐって
  村瀬学■福祉にとって「美」とはなにか 
  佐藤幹夫■映画『月』をめぐる批判、「差別糾弾の論理」への異論
 ●映画『月』をめぐって――支援職にある人たちを中心に
  赤田圭亮■映画・ドラマとマイノリティ存在 
  赤平守■なぜシーソーの片側に誰かを乗せなかったのか
  内海新祐■届かない声の分岐点
  宍戸大裕■映画『月』を考える――どででの宛先
  杉浦 幹■映画「月」について――感想の無い感想
  平野泰史■月は何を照らしているのか? ――映画『月』を観て
  平岡祐二■「月」――夫婦のドラマ
  向山夏奈■もう正直バカヤローだけでいいのではないか
 ●辺見庸と石井裕也を「読む」
  宗近真一郎■石井裕也を端緒に「リアル」の行方を辿る
        ――映画術、その後(6)
  浦上真二■吉本隆明、難所の時期の対話
        ――古書会読(35)吉本・辺見庸『夜と女と毛沢東』
  佐藤幹夫■辺見庸と石井裕也、それぞれの『月』
  編集部編■石井裕也フィルモグラフィ
――――――――――――――――――――――――――――――――
 【本を読む】
  中尾賢史■「一緒に生きていく」を支える護り 
        ――内海新祐『「ケア」を謳わないケア』を読む 
  佐川眞太郎■だれも病人でありうる 
        ――最相葉月『中井久夫 人と仕事』を読む
  佐藤幹夫■書評再録――立岩真也氏への追悼に代えて
  『造反有理――精神医療現代史へ』
  『相模原障害者殺傷事件――優生思想とヘイトクライム』
 【編集後記】
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
[デザイン]表紙 佐藤和彩   扉 廣田茂  カット かがくいひろし

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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/01/23

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明と論敵」[PDF] 
  ※『吉本隆明に関する12章』2007年 洋泉社刊所収
    https://amzn.to/48Iwqq1
    
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2024/01/16

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「ニャンニャン裏通り(その2)」
 ・「猫々堂主人の推し2024年1月」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/12/19

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「三つの指摘」
  ※『風のたより』第29号2023年12月発行掲載

 ・「猫々堂主人の推し2023年12月」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/12/14

最近出た本
ハルノ宵子「隆明だもの」
  四六判並製/296頁  定価1700円+税 晶文社
  https://amzn.to/3RH0Cvu
 
 *宣伝文
  吉本家は、薄氷を踏むような家族〞だった。

  戦後思想界の巨人と呼ばれる、父・吉本隆明。
  小説家の妹・吉本ばなな。
  そして俳人であった母・吉本和子――
  いったい4人はどんな家族だったのか。
  長女・ハルノ宵子が、父とのエピソードを軸に、
  家族のこと、父と関わりのあった人たちのことなどを思い出すかぎり綴る。

  『吉本隆明全集』の月報で大好評の連載を加筆・修正のうえ単行本化。
  あらたに、吉本ばななとの「姉妹対談」なども収録する。

 *目次
  じゃあな!
  父の手
  eyes
  混合比率
  ノラかっ
  党派ぎらい
  蓮と骨
  あの頃
  小さく稼ぐ
  めら星の地より
  お気持ち
  ヘールボップ彗星の日々
  ギフト
  空の座
  花見と海と忘年会
  ’96夏・狂想曲
  幻の機械
  魂の値段
  境界を越える
  ボケるんです!
  非道な娘
  片棒
  銀河飛行船の夜
  蜃気楼の地
  Tの悲劇
  孤独のリング
  科学の子
  形而上の形見
  一片の追悼
  手放す人
  悪いとこしか似ていない
  読む掟、書く掟
  ハルノ宵子×吉本ばなな 姉妹対談
  ハルノ宵子さんに聞く――父のこと、猫のこと、エッセイのこと


12月末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第33巻〔1999-2001〕」第34回配本 
  A5判変型・上製カバー装・484頁  予価6500円+税  晶文社
  https://amzn.to/3NqpSDO
  
 *宣伝文
   「語り」によって構成された4冊の本を収録する。
   月報は夏石番矢氏(俳人)、友常勉氏(近代日本思想史)が執筆。

 ※「詩人・評論家・作家のための言語論」「僕なら言うぞ!」
  「老いの幸福論」「今に生きる親鸞」の4冊収録。
 ※別巻を含めて全39冊の予定なので残り5冊。今のペースだと2025年中
  には完結できるでしょう。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/12/08

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「ニャンニャン裏通り(その1)」
   
   “自家発行した冊子が手許に無くなりました。そこで、吉田恵吉
    さんのご厚意に甘えて、ここに掲載することにしたしだいです”
     (2023年12月)

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/11/29

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明の対話」
   ※『脈』第101号(2019年5月発行)掲載を改稿

 ・「猫々堂主人の2023年7月の推しの〈後押し〉」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/11/14

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「齋藤愼爾さんを悼む」
   ※初出 『風のたより』第28号2023年6月発行

 ・「猫々堂主人の推し・2023年9月」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/11/04

数カ月前に受贈していた雑誌。販売不可。お知らせのみ
〇「塔 2022年7月号(通巻822号) 特集:田村雅之さんに聞く」
  A5版232頁 頒価1250円  塔発行所
 
 ※「田村雅之さんに聞く」は聞き手・吉川宏志氏で2段組み20頁分。
  田村雅之氏は国文社編集長として吉本隆明、村上一郎、谷川雁等
  の本のほか歌集、翻訳書、文芸誌『磁場』などを多数刊行。
  退社後砂子屋書房を設立し現在も盛業中。ここでも<吉本>本関
  係を何冊か刊行されています。
  この聞き書きには吉本の名が随所に出てきます。
 
 ※「塔」誌の購入については、直接塔発行所におたずねください。
  https://toutankakai.com/about/


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/10/31

本日受贈。販売不可。お知らせのみ
〇日下部正哉個人誌「放題」三号
 A5版/94頁 定価820円(税込み) 発行/コックピットK

 *目次
  つぶやくように、ささやくように、語りやまない声
          ──歿後一年、宮下和夫さんを偲ぶ
  「帝国」との戦い、〈帝国〉からの脱出
   ──進行中のメモランダム、あるいは『〈帝国〉』をめぐる読書ノート
   ウクライナ遠望
   第三次世界大戦はもう始まっている?
   国境あるいは境界を越えること
   帝国主義を超える〈帝国〉
   湾岸〜アフガン〜イラク、連鎖する〈帝国〉の戦争
   『帝国以後』を読む
   9・11の衝撃と『スノーデン独白』
   戦い/脱出の弁証法
   〈帝国〉の行方
   マルチチュードの行方
   「ノマドランド」へ

 ※購入申し込みは
  コックピットK/日下部正哉氏(mkusakabe8503@yahoo.co.jp)までどうぞ
  
 ※1号は2020年3月、2号は2020年10月の刊行でした


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/09/25

本日発売。販売不可。お知らせのみ。
○「吉本隆明全集 第32巻〔1990-2001〕」 
  A5判変型・上製カバー装・528頁  定価6500円+税  晶文社
  https://amzn.to/3rswycH
  
 *宣伝文
  〈長い時間をかけて連載された三冊の本〉
  I部に、1990年から1996年にかけて発表された「匂いを読む」、1995年
  から1997年にかけて発表された「写生の物語」を、II部に、1994年から
  2001年にかけて発表された「食べものの話」を収める。いずれの連載も
  1997年8月の水難事故を間に挟んでいる。III部には、1998年から1999年
  にかけて発表されたエッセイ・評論を、IV部には、同期間に発表された
  短文や後書きの類いを収録する。第33回配本。

  月報は宇田川悟さんが執筆。

 *目次
  I
  匂いを読む
  写生の物語

  II
  食べものの話

  III
  新年雑事
  私の好きな歌
  行革最終案が出た――政治・社会・経済を読む12――
  あの頃二人は[奥野健男]
  たけしへの手紙
  そば開眼
  不況か恐慌か――政治・社会・経済を読む13――
  短歌の謎
  坂の上、坂の下
  春の匂い
  わたしの横光利一体験
  不況と「リストラ」の話
  交友を断つ決定的なその日
  日本文化の特質――断想風に――
  江藤淳氏を悼む
  江藤淳記
  江藤さんの特異な死
  いつもそばに、本が
  法然と親鸞

  W
  私の好きな三島作品
  『宮沢賢治 文語詩の森』
  白川静伝説
   *
  自著への想い
   *
  『食べものの話』あとがき
  『匂いを讀む』あとがき
  『私の「戦争論」』まえがき
  『親鸞〈決定版〉』あとがき
  『食べもの探訪記』あとがき

  解題(間宮幹彦)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/08/25

本日受贈。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 57  2023夏号」編集・佐藤幹夫
   A5判/332頁  定価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
 
 ※詳細目次は2023/08/10にお知らせ済み。
 ※ちらと見ただけですが、「【追悼1】大江健三郎」と「【追悼2】
  小浜逸郎」に、何箇所か<吉本>に関する言及がありました。
  そういえば、大江氏は『試行』の定期購読者だったという話を聞いた
  ような記憶がありますが、確かではありません。
  
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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/08/23

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「吉本隆明さんのこと(15)
       瀬尾育生「〈吉本隆明 1949-1969〉のための解題」批判」
   ※初出『脈』第95号2017年11月発行
     →『吉本隆明さんの笑顔』(猫々堂)所収
 ・「猫々堂主人の推し・番外」
    
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/08/10

8月下旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 57  2023夏号」編集・佐藤幹夫
   A5判/232頁   予価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
   
 *目次
 【巻頭】
 ・瀬尾育生■世界は二つに分かれる 時間が二つに分かれているように
 【作品】
 ・佐藤和彩(写真)■Breathing at the Temples of Kyoto
 ・古田嘉彦(俳句)■足跡
 ・長田典子(詩)■跡地
 ・佐藤通雅(短歌)■安家小
 ・木村和史(エッセイ)■家をつくる(20)
 ――――――――――――――――――――――
 【追悼1】大江健三郎
 ・笠井潔氏に聞く■『心的外傷としてのテロリズム』の時代
  ――(第一部)初期大江健三郎のテロリズムの思想と三島由紀夫
 ・神山睦美■大江健三郎に捧げる
 ・添田馨■大江健三郎と「戦後民主主義」――〈長い戦後〉を考える(第5回)
 ・岡本勝人■大江健三郎の周辺(第1回)――戦後的思考と晩年性
 ・松山愼介■連合赤軍の死者へのレクイエム 
   ――大江健三郎『河馬に噛まれる』を読む
 ・松原敏夫+東中十三郎■大江健三郎の文学、大江が語る沖縄
 ・高野尭■今、大江健三郎『個人的な体験』を読むこと
 ・浦上真二■古書会読(34)1.吉本隆明と大江健三郎 2.増村保造監督『贋大学生』
 ・佐藤幹夫■大江健三郎追悼のための読書ノート
   ――初期作品群から『個人的な体験』と『万延元年のフットボール』まで
 ――――――――――――――――――――――――――
 【論考】
 ・宗近真一郎■映画の場所、モンタージュの終わり――映画術、その後(5)
 ・青木由弥子■祈るべき天と思えど――石牟礼道子の詩想を探る(1)
 【本から/本へ1】
 ・萩原健次郎■青木由弥子『伊東静雄---戦時下の抒情』を読みながら、思う。
   受け渡された、激烈な詩。
 ・江田浩司■語り得ないものを語る俳句――古田嘉彦小論
 ・井谷泰彦■羊をめぐったシンクロニシティ――生死の淵の片隅で
―――――――――――――――――――――――――
 【小特集】「津久井やまゆり園事件」とその後の問題
   ――テロリズム/安楽死/ロストケア
 ▼テロリズム――元首相銃撃事件をめぐって
 ・笠井潔氏に聞く■『心的外傷としてのテロリズム』の時代
   ――(第二部)山上徹也と統一教会問題
 ▼『ロスト・ケア』と安楽死問題
 ・赤田圭亮■「社会は何も変わんねえんだよ」は、ほんとうか
   ――つれづれ映画鑑賞日記
 ・脇田喩司■ロストケアと津久井やまゆり園事件の幻影
   ―その異同、同根と陥穽を抉り出すために
 ▼『津久井やまゆり園「優生テロ事件」、その深層とその後』を読む
 ・小松美彦(転載)■鋭利な視角で深層/真相に迫る
   ――著者自らの〈原点〉を賭けて挑んだ渾身の批評 
 ・宗近真一郎(転載)■炎心秘めた「優生テロ」事件総体の解体と対峙
 ▼往復メール
 ・水田恵■私という支援者の〈うちなる植松聖〉をどう克服するか
 ・佐藤幹夫■「ロスト・ケア」・テロリズム・安楽死問題
 ―――――――――――――――――――――――――――
 ・佐藤和彩(写真)■Floating into the spaces of Switzerland 
 ――――――――――――――――――――――――――――
 【追悼2】小浜逸郎
 ・井崎正敏■弔辞
 ・小川哲生■小浜逸郎さんのことなど
 ・村瀬学■「エロス身体」と「季節体」の近さについて
   ――小浜逸郎さんの核心の思いの方へ
 ・佐藤幹夫■遠くで見える「近さ」と、近くから見る「遠さ」
 ・村瀬学■佐藤さんの返信への、取り急ぎの返信
 ・宗近真一郎■マジョリティと「差異」の抑圧の論理
   ――小浜逸郎さんの言説の去就
 ・由紀草一■家族主義者としての小浜逸郎
 ・添田馨■小浜逸郎さんへの吹き寄せ
    ――『時の黙示』との時間差がありすぎる対話
 ・夏木智■やさしさという思想――追悼 小浜逸郎
 ――――――――――――――――――――――――――――――――
【追悼3】福間健二(緊急掲載)
 ・水島英己■心が静かな日 雲は無言ですすむ(福間健二「それを言った」より)
 ・倉田比羽子■詩について語る――*福間さんの倫理の底辺に
 ・木村和史■追悼――福間健二さんと河合民子さん
―――――――――――――――――――――――――――
 【本へ/本から2】
 ・内海新祐+ChatGPT ■疎外の「わ」について考えたことから
   ――村瀬『生命(いのち)の「わ」から 児童文化の未来へ』と
     浜田寿美男『発達を問う』を読みながら
 ・上保晃平■極限から普遍を映す
   ――白井賢一郎・神戸金史・吉崎健『ドキュメンタリーの現在』
 ・佐川眞太郎■加害体験を受け止めること――『戦争と文化的トラウマ』

 編集後記■一つずつ世界を開いていくこと
  ――市川沙央『ハンチバック』に触れながら

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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/08/01

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「講演について」
   ※『脈』103号2019年11月発行掲載
 ・「猫々堂主人の2023年8月の推し」
    
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/07/19

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「「ネギ弁当」にはじまる」
   ※『脈』100号2019年2月発行掲載
 ・「猫々堂主人の2023年7月の推し」
    
 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/06/26

●訃報(やや古い情報ですが…)

 「風のたより 28」(2023年7月1日発行)に“藤井東さんの訃報が届きました”とありましたが、
  “今年に入って”とあるのみで、命日は不明です。ネットで検索してみましたが、新聞報道等は
   みつかりませんでした。

 藤井東氏は1947年生まれで、『ここって塾!?』(吉本氏の巻頭文)、
 『現在をどう生きるか』(吉本隆明、芹沢俊介と共著)、
 『学校・宗教・家族の病理』(吉本隆明、松岡祥男、伊川龍郎と共著)他の著書があります。
 
 「風のたより 28」には伊川龍郎「藤井東さんのこと」が掲載されています。
  (松岡祥男「齋藤愼爾さんを悼む」も)
 「風のたより」の購入については、発行所 風のポストの伊川氏に直接お問い合わせください。
  gurigurikawa@gmail.com(@を半角に)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/06/17

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「その後の山本哲士」
   ※2023年6月9日付
    
   *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/06/05

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「齋藤愼爾さん追悼:『追悼私記 完全版』に向けて」
   *初出 『脈』第98号「吉本隆明さんのこと(18)」2018年8月発行
    →『吉本隆明さんの笑顔』(猫々堂・2019年12月発行所収)
    
   *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/05/19

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「詩集『道草』」
   *初出 『アジアの終焉』大和書房・1990年1月刊所収→
    『続・最後の場所』7号(2019年11月発行再掲載   
 ・松岡祥男「吉本隆明さんのこと・番外」
   *初出 『続・最後の場所』3号・2016年10月発行掲載
   
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/05/09

5月下旬末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第31巻〔1998-1999〕」 第32回配本 
  A5判変型・上製カバー装・520頁  予価6200円+税  晶文社
  https://amzn.to/3NTeqBB
  
 *宣伝文
  人類史の一番多様な可能性を持つ母型を掘り下げることが同時
  に歴史の未来にとって最大の射程をもつものとみなす『アフリ
  カ的段階について』、溺れかかったのだからという提案に答え
  て作られた『遺書』などを収める[単行本未収録十五篇]。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/05/07

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「怨霊・山本哲士に捧ぐー『アジア的ということ』をめぐって」
   *初出 『脈』90号「吉本隆明さんのこと一〇」(2016年8月発行)
    →『吉本隆明さんの笑顔』(猫々堂・2019年12月発行)収録
   
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/05/01

●訃報2件(やや古い情報ですが…)
「評論家の芹沢俊介さんが死去」
https://news.yahoo.co.jp/articles/14036715acd0a346cafc6c76cecdad5df85318ed
 [共同通信 4月3日配信]
 
 “3月22日午後7時12分、脳出血のため死去した。80歳”
 
「小浜逸郎さん死去 批評家」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/241769 
 [東京新聞 4月3日配信]
 
 “3月31日、ぼうこうがんのため死去、75歳。”
 
 ※「評論家」と「批評家」はどう違うのでしょうか?


4月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ
松島 浄「吉本隆明とマス・イメージの現在」
 A5判/288頁  定価2800円+税  学文社
 https://amzn.to/3Vh1Dut
 
 *宣伝文
   戦後日本の文学界を代表する詩人・評論家、吉本隆明。彼の詩作や
   思想のルーツはどこにあるのか。
   文学・音楽・映画など多様な文化芸術を論じてきた筆者が、吉本隆
   明の文学的・思想的変遷をたどりつつ、「マス・イメージの現在」
   をキーワードに、現代文化の諸相への批評を試みる。
 
   第一部では、吉本隆明の誕生から、敗戦の経験という過酷な革命的
   経験を経て詠まれた詩の検討を通じて、その裏に潜む時代性を論じ
   るとともに、彼を取り巻くさまざまな人びととの互いに及ぼしあっ
   た影響を明らかにする。
   現代短歌について論じる第二部では、近代市民社会から大衆社会へ
   と移行するなかでの、率直な心情を綴った短歌(俵万智・林あまり
   ・吉村実紀恵・加藤千恵・柳澤真実など)を紹介し、その特徴を詳
   らかにした。
   第三部は岡本かの子と太宰治の作品を検討したのち、現代の芥川賞
   作品を論じる。戦前から戦後直後にかけての文学思想を概観したの
   ち、現代の文学が持つ文化的・歴史的背景を示そうと試みる。
   現代文化のさまざまな論点に踏み込んだ第四部は、映画(アンジェ
   イ・ワイダ)や音楽(井上陽水)への、そして写真やプロレスなど、
   さまざまな事物のマス・イメージを現在の文化的視点から考察した。
   広範な文化芸術の諸相の変化を、現代の視点から鋭く切り込む一冊。
   

これから出る本。5月下旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
宇田 亮一「新版 吉本隆明『心的現象論』の読み方」
 四六判/256頁  予価2200円+税  アルファベータブックス
 https://amzn.to/44jFQ9J
 
 *宣伝文
   『心的現象論』から「人の心」と「人の心の不調」の本質を読み解く!

   臨床心理士の著者が現場で抱えていた悩みに明確な答えを与えてくれ
   た吉本隆明の『心的現象論序説』と『本論』。『心的現象論』の根幹
   にある「個人幻想」「対幻想」「共同幻想」とは一体何なのか。「自
   分自身との関係」、「他者との1対1の関係」、「組織や集団との関
   係」。この次元の異なる“3つの対人関係”を理解することによって
   「人の心」と「人の心の不調」の本質が鮮やかに見えてくる!
   新版では著者が携わる「就労支援」の場に吉本思想を交差させた「補
   章」を新たに収録。
   本書は、現在入手困難な文芸社版(2011年刊行)の新版になります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/04/25

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「岡田幸文さんと比嘉加津夫さんを悼む」
   『続・最後の場所』8号(20210年10月発行)掲載
   
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/04/20

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「『この世界の片隅に』をめぐって」
   『続・最後の場所』9号(2021年6月発行)掲載
   
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/04/11

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「コロナ状況下、脇地炯さんを追悼する」
   『続・最後の場所』10号(2022年2月発行)掲載
   
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/04/07

5月上旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明 全質疑応答5 1991-1998」
 四六判並製/448頁 予価2200円+税  論創社
 https://amzn.to/3KFtwZj
 
 *目次の一部
   家族の問題とはどういうことか
   福祉の問題
   現代を読む
   農業からみた現在
   現代社会と青年
   像としての都市
   【講演】福祉の問題
    ほか
   『最後の親鸞』、大衆の原像のことなど(菅原則生)
   吉本隆明略年譜
   『吉本隆明全質疑応答』講演収録著書等一覧

 ※全5巻の5冊目


ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「北川透の末路および白土三平追悼」
   『続・最後の場所』11号(2022年7月発行)掲載
   
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/03/31

●訃報
「齋藤愼爾さん死去 83歳」
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7984a1b465a3f67056aa18ce212506637c8ea9d
(山形新聞 3/29(水) 11:26配信)

※『反核異論』ほか<吉本>本を多数刊行された、深夜叢書社社主の齋藤愼爾氏が
 28日にお亡くなりになったそうです。
※深夜叢書社の刊行書総目録はこちら
 http://shinyasosho.com/list/


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/03/11

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「『鬼滅の刃』考 ―安倍銃撃をめぐって」(2022.08.01)
   『風のたより』第26号(2022年10月発行)掲載
   
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」に掲載。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/03/08

本日受贈。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 56  2023春号」編集・佐藤幹夫
   A5判/298頁  定価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
 
 ※詳細目次は2023/02/21にお知らせ済み。
 ※ちらと見ただけですが、「神山睦美氏に聞く」、「高良勉さんを訪ね
  て」、「浦上真二■ドレウス著『キリスト神話』」に、<吉本>に関
  する言及がありました。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2023/02/21

3月初旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 56  2023春号」編集・佐藤幹夫
   A5判/298頁   予価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
   
 *目次
  【作品】佐藤和彩(写真)■白岩次郎の素描 
      長田典子(詩)■クリスマスローズ
      佐藤通雅(短歌)■蟻の影
      木村和史(エッセイ)■家をつくる(19)
――――――――――――――――――――――――――――――――
 【小特集1】ポスト・トウルースの時代と統一教会問題
――――――――――――――――――――――――――――――――
  夏木智■統一教会という厄災
  西脇慧■怪しげな知≠ノおける「信—疑の構造」
     ――新新宗教・カルト・陰謀論・政治という〈幻想領域〉
  添田馨■憎悪の淵源について――安倍元総理暗殺事件
  村瀬学■世界史から「兵士」になることを考える
  佐藤幹夫■ポスト・トゥルースの時代と「新しい戦前」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 宗近真一郎■映画的思考と記号化、時間と反復 映画術その後(4)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 【特集】「非戦と非暴力」への想像力をめぐって
―――――――――――――――――――――――――――――――――
  ▼――「非戦」の思想をどうつくるか
   神山睦美氏に聞く■「赦すこと」と「赦されること」をめぐる非戦と非暴力の思想
   高橋秀明■戦争を廃絶するための思想は可能か
   添田馨■戦争悪のもと〈非=戦〉を問う 
       〈長い戦後〉を考える(第四回)
  ▼―― 沖縄の「非戦と非暴力」に学ぶ
   高良勉さんを訪ねて■沖縄の闘いと、思想と文学を語る
   具志堅隆松さんを訪ねて■沖縄の戦争抑止ために、いまできること
   水島英己■「Unarmed」の思想
   松原敏夫■戦争勃発予感の島にて
  ▼――「戦争とジェンダー」の問題
   青木由弥子■同化し消滅するのではなく異分子で在り続けることについて
   藤原安紀子■ねこは親をおもいはつ情している
   宮尾節子+佐藤幹夫■詩のことばとジェンダーと、非戦の思想
  ▼――戦争の時代と宮沢賢治
   佐藤通雅■一九一八年の宮沢賢治
   田中さとみ■君が君を超えて星になる日
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 佐藤和彩■異国を想う
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 【小特集2】学校問題の再考
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 学校現場はなぜ変わらないのか(第56回人間と発達を考える会)より
  ■佐藤幹夫『彼はなぜ担任になれないのですか』を読みながら
  竹島正・内海新祐・中尾賢史・的場由木・小川正明・中山俊一
  ・愛甲修子・滝川一廣・栗田篤志・佐川眞太郎・佐藤幹夫
  赤田圭亮■スクールロイヤーは学校の救世主になるか
       ――神内聡『学校弁護士』を読みながら
  佐川眞太郎■一緒に働くということ――赤田圭亮『教員のミカタ』を読んで
――――――――――――――――――――――――――――――――――
 【本を読む】
  松山愼介■日本はなぜ「国家」たりえないのか
            ――長崎浩『国体と天皇の二つの身体』を読む
  神山睦美■批評とは何 ――松山愼介『「昭和」に挑んだ文学』、岡本勝人『1920代の東京』
  日下部正哉■「世界史的課題」をめぐる、終われない対話
                 ――村瀬学+佐藤幹夫『コロナ、優生、貧困格差、そして温暖化現象』
  宗近真一郎■書評二編(転載)
               ――北川透『現代詩論集成4 三島由紀夫と太宰治の戦場』
               ――村瀬学⇦⇨佐藤幹夫『コロナ、優生思想、貧困格差、そして温暖化現象』と
                       佐藤幹夫『彼はなぜ担任になれないのですか』を通底する課題
  浦上真二■ドレウス著『キリスト神話』
  栗田篤志■世界の矛盾の結節点として「事件」を描く
              ――佐藤幹夫『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後』
 【編集後記】 橋爪大三郎『核戦争、どうする日本?』に触れながら

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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/01/27

2月中旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇菅原則生・編著『続・最後の場所12号』
 A5判・並製/98頁  定価1000円+税  論創社
 https://amzn.to/3HeA6mD
 
 *目次
   菅原則生「きれぎれの感想(2023年1月)ロシアのウクライナ侵攻(2)
   伊川龍郎「森鷗外の『カズイスチカ』と父の話」
   井谷泰彦「南島村内法に関する一考察2」
   【資料】宿沢あぐり「吉本隆明講演年譜(1980年から1990年まで)」
   【資料】吉本隆明を囲む対談;マルクス者とキリスト者の討論(1970.7.25)    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/01/23

2月1日刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇村瀬学『吉本隆明 忘れられた「詩的大陸」へ:『日時計篇』の解読』
 四六判・並製/268頁  定価2500円+税  言視舎
 https://amzn.to/3HpiWnO
 
 *宣伝文
   没後10年に画期的な読解
   吉本隆明の初期詩作品『日時計篇』には、新しく発見されなけれ
   ばならない世界や思考を解く鍵がひそんでいる! だれも手をつけ
   なかった未踏の「大陸」に、精緻な解読で挑む。
   テキストの対比、変転の追究により発見の喜びをもたらし、新時
   代を拓く概念を提示する。
   「日時計」を物理的な時間の計量物としてではなく、「関数」の
   サンプルとして理解し、さらにそこから生き物の身体そのものが
   「日時計」であり、「季節体」としてあるのだという、ごくごく
   当たり前のことに考察が及んだときには、身体が震えるような感
   動をおぼえたものである。(「あとがき」より)
   
 *目次の一部
   はじめに 忘れられた「詩的大陸」
   1 「季節」への目覚め
   2 『日時計篇(上)』の具体的理解に向けて
   3 『日時計篇(上)』の中核イメージへのもう一つの接近
   4 『固有詩との対話』の解読
   附録 『日時計篇(上)』と『固有詩との対話』との対比一覧
   附論1 『日時計篇』批評の経緯
   附論2 「(海はかはらぬ色で)」小論   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2023/01/16

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「ある返信 ―山本哲士たちの愚劇」(2023.1.12)
 
  *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」に掲載。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/12/29

12月27日刊行。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第30巻〔1970-1997〕」第31回配本 
  A5判変型・上製カバー装・692頁  定価6900円+税  晶文社
  https://amzn.to/3iq2UQq
  
 *宣伝文
   長編評論『心的現象論』を収録
   全121項目からなる壮大な大著。『試行』に終刊まで連載された
   「目の知覚論」「身体論」「関係論」「了解論」の4部からなる
   長編評論『心的現象論』を収録する(※「目の知覚論」について
   は著者の初出赤字入れ稿を底本とする)。

   月報はマニュエル・ヤン氏(歴史学者)、小田原のどか氏(彫刻家
   ・評論家)、ハルノ宵子氏(作家・漫画家)が執筆。
   
 *目次
   1 眼の知覚論
   2 身体論
   3 関係論
   4 了解論
   あとがきにかえて――『心的現象論』の刊行にあたって
   【付録資料】『心的現象論』をめぐって
   索引
   解題
   

テレビ放送のお知らせ〔NHK Eテレ・全国〕
〇こころの時代〜宗教・人生〜 
  「小さきものの声を聞く〜日本近代史家・渡辺京二〜」(仮)
   (放 送)2023年1月8日(日)5:00〜6:00
   (再放送)2023年1月14日(土)13:00〜14:00

 ※吉田純氏撮影「吉本隆明」写真を1点使用とのこと
 ※渡辺京二氏は25日早朝、老衰のため熊本市内の自宅で死去(92歳)。
  この放送は生前に制作されたものでしょう。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/12/25

ネット記事のお知らせ
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 ・松岡祥男「加藤典洋評価など」(2022.12.25)
  『風のたより』24号2022年1月発行掲載(原題「この空の下に」)

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」に掲載。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/12/14

特別展のお知らせ。(以前にもお知らせしましたが)
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○歿後10年 吉本隆明―廃墟からの出立

 敗戦直後の廃墟にあって、ひとり世界把握の方法を模索した吉本隆明
 の追究の姿を自筆原稿・ノート・著作等を通して探る。
 展示資料数=約400点。
 ノート「宮沢賢治論I〔詩碑を訪れて〕」「覚書I」、
 詩稿「呼子と北風」「日時計篇」(9篇)など。
 これだけの資料をまとめてみる機会はなかなかないかと思います。
 当館の自主企画で、今後巡回の予定はありません。会期末が迫っており
 ますが、札幌にご帰省のおりなどに是非、ご観覧くださいませ。

 【会期】10月29日(土)〜2023年1月9日(月・祝) 
 【会場】北海道立文学館特別展示室(札幌市中央区中島公園1―4)
 【観覧料】一般=700円、65歳以上の方=450円 ほか 
 【主催】北海道立文学館、
     公益財団法人北海道文学館(北海道立文学館指定管理者)
 【協力】晶文社

 *詳細は北海道立文学館(011-511-7655)までお問い合わせください。
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 ※展覧会図録「歿後10年 吉本隆明――廃墟からの出立」¥1,400(税込)
  詳細目次は下記のサイトにあります。
 http://www.h-bungaku.or.jp/issue/zuroku.html#2022-10


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/12/04

12月末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第30巻〔1970-1997〕」 
  A5判変型・上製カバー装・600頁  予価6900円+税  晶文社
  https://amzn.to/3iq2UQq
  
 ※「心的現象論」のみの予定のはず。追補の有無は不明。
 

非<吉本>本 新刊のお知らせ

12月中旬発売予定。お知らせのみ。販売不可。
〇佐藤幹夫『津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後:戦争と福祉と優生思想』
 四六判・並製/408頁  予価3200円+税  現代書館
 https://amzn.to/3UtGtav
 
 *宣伝文
   「津久井やまゆり園事件」を歴史・犯罪論的にみたとき、「戦争と
   福祉と優生思想」という主題が現れる。
   第1部として、事件の起きた「重度知的障害者入所施設」が戦後福祉
   の宿痾であることを歴史的に論じる。
   第2部では、裁判がなぜ「植松独演会」と称されたのかを、刑事事件
   の形骸化の問題として描き出す。刑事事件を長年取材してきた著書に
   よる、供述調書や傍聴記録の分析は秀逸。
   第3部は、「植松聖」を時代のシンボリックな存在と見立て、津久井
   やまゆり園事件が私たちの生きているこの社会からどうして現れてき
   たのかを記した「犯罪論」。永山則夫事件から50年。犯罪の質が経済
   的な動向、新自由主義や合理化の流れのなかでいかに変容してきたか
   を記す。
   
 ※「飢餓陣営」47号〜53号に関係論考を多数執筆しておられますが、この
   本はそれらの再録ではなく、書下ろしのようです。    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/10/26

11月末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明 全質疑応答4 1987-1990」
 四六判並製/368頁 予価2200円+税  論創社
 
 *目次の一部
   僕の見た東京
   ハイ・イメージを語る
   幻の王朝から現代都市へ
   ほか

 ※全5巻の4冊目
 

11月末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇檜垣立哉 「日本近代思想論━技術・自然・生命」
 …判/416頁  予価3800円+税  青土社
 https://amzn.to/3TCo9fJ
 
 *宣伝文
   下村寅太郎、廣松渉、大森荘蔵、西田幾多郎、田辺元、三木清、
   九鬼周造、中井久夫、木村敏、そして吉本隆明
   日本思想における技術科学論や美学の展開を独自の視点で俯瞰し、
   偶然性や身体論などこれまで論じてきた問題にもさらに深いまな
   ざしを向けつづける著者による集大成。
   
 *
檜垣 立哉 (Tatsuya Higaki) - マイポータル( 大阪大学)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/10/18

10月下旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇宇田亮一「新装版 吉本隆明『共同幻想論』の読み方」 
  四六判・並製・216頁  定価1800円+税  アルファベータブックス
  https://amzn.to/3eFZ0S8
  
 *宣伝文
   最高の吉本入門書!
   2013年に菊谷文庫から刊行、入手困難になっていた名著を新装版として復刊!

 *目次
   第一章共同幻想〞って何だろう 
   第二章『共同幻想論』の凄さ〞って何だろう
   第三章『共同幻想論』を読む
   第四章『共同幻想論』は近未来〞を予言する
   新装版あとがき
   
 ※菊谷文庫版を少し修正し、「新装版あとがき」を加えたとのこと。
 ※なお菊谷文庫店主の菊谷倫彦氏は2020年に急逝されたそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/10/14

展覧会冊子のお知らせ。
〇歿後10年 吉本隆明――廃墟からの出立
  会期:10月29日(土)〜1月9日(月・祝)
  北海道立文学館(札幌市中央区中島公園1番4号)
  http://www.h-bungaku.or.jp/exhibition/future.html

  ※文学館の担当者から連絡をいただきました。
  
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  *ハルノ宵子「永遠のお遍路」ほか、村瀬学、佐藤幹夫、宿沢あぐり、
   添田馨、日下部正哉、高橋秀明、等々全26名の書下ろしの論文、
   エッセイが収録されています。
  *450部を来館者に頒布(価格未定)
  *通販については、展覧会開始(10月29日)以後、お電話(道立文学
   館・011-511-7655)にてお問い合わせください。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/10/06

受贈本。販売不可。お知らせのみ
〇「風のたより 26」
   B5判/コピー印刷ホッチキス止め/36頁 価450円(送料込)
   発行所 風のポスト
   
 *目次の一部
   若月克昌 秘密
   松岡祥男 『鬼滅の刃』考━安部銃撃をめぐって
   伊川龍郎 賛辞のおやつ
   
 ※ほぼ毎号松岡祥男氏が寄稿されているようです。
  購読については発行所(伊川様)にお問い合わせください
  gurigurikawa@gmail.com


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/10/03

ネット記事のお知らせ。
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 ・松岡祥男「手塚治虫の最終印象」

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
  http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html に掲載。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/09/20

展覧会のお知らせ
〇歿後10年 吉本隆明――廃墟からの出立
  会期:10月29日(土)〜1月9日(月・祝)
  北海道立文学館(札幌市中央区中島公園1番4号)
  http://www.h-bungaku.or.jp/exhibition/future.html
  
 *宣伝文
   『言語にとって美とはなにか』『共同幻想論』など多くの著作で
   知られる吉本隆明(よしもと・たかあき、1924〜2012年)。
   詩作のかたわら吉本は、人間や社会の意味を根底から問い直し、
   言語・芸術・宗教・性など幅広い分野にわたる評論活動をジャン
   ル横断的に行いました。
   その表現・思想の淵源に何が湛えられていたのか。
   本展では、敗戦直後の廃墟にあって、精神と生活の危機に直面し
   ながら、ひとり詩を書き、世界把握の方法を模索した吉本の追究
   の姿を、自筆原稿・ノート・著作などを通して探ります。

 *観覧料 一般700円、65歳以上の方、高大生450円、小中生300円
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/09/18

8月末に出ていた本。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明全集 第29巻〔1993-1997〕」 
  A5判変型・上製カバー装・620頁  定価6800円+税  晶文社
  https://amzn.to/3Sb8tyJ
  
 *宣伝文
   先進諸国家が当面する現状を「超資本主義」の産業経済段階にあると
   みなしオウム―サリン事件を挟む情況を論じる『超資本主義』『思想
   の原像』、水難事故後はじめて語り下しの形で質問事項に答えて構成
   された『ぼくならこう考える』を収める。月報は、阿木津英氏(歌人)、
   綿野恵太氏(文筆家)、ハルノ宵子氏(漫画家、エッセイスト)が執筆。
   
 *目次
  1
  超資本主義 思想の原像 僕ならこう考える
   第一章 超資本主義の行方
   第二章 政治の病理
   第三章 情況との対話
   第四章 一九九五年 阪神大震災―サリン―そしてオウム
   オウムが問いかけるもの(聞き手・弓山達也)
  大震災・オウム後 思想の原像
   序 オウム・震災前とオウム・震災後
   第一章 消費資本主義の構図
   第二章 日本政治の原像
   第三章 情況との対話
  2
   僕ならこう考える――こころを癒す5つのヒント
   1「自分」の行方
   2「恋愛」の行方
   3「社会」の行方
   4「真理」の行方
   5「生命」の行方
  解題
  吉本隆明全集既刊訂正・補記
  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/08/29
 
 7月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ
 〇佐藤幹夫+村瀬学『コロナ、優生、貧困格差、そして温暖化現象——
        「世界史的課題」に挑むための、私たちの小さな試み』
    B6判ソフトカバー/272頁   定価2000円+税  論創社
    https://amzn.to/3wBXBlg
 
  *帯の文
    日本と世界の今≠対話する
    さまざまな様相を呈する現代の緊急課題を、村上春樹・三島由紀夫・
    宮沢賢治・永山則夫・吉本隆明・斎藤幸平ら新旧論客の発言を踏まえ
    て縦横に議論する〈往復書簡〉集!
    
  *目次の一部
    まえがき 佐藤幹夫
    1 ウイルス・共同意志・優生思想
     [第一信]――佐藤幹夫
      ウイルスと、「優生思想」という観念が「うつる」ということ――〈講演〉録と「最終講義」を読んで
     [第二信]――村瀬 学
      「共同の意志」にとりつく植松聖――「美」と「倫理」を取り違える深淵から
     [第三信]――村瀬 学
      「交わり」と「侵入」――津久井やまゆり園事件と新型コロナウイルス感染の接点を考えて
    2 極貧・貧困・超富裕
     [第四信]――村瀬 学
      貧しさについて
     [第五信]――佐藤幹夫
      賢治童話と東北の飢饉・飢餓、そして永山則夫
    3 思想としての環境問題
     [第六信]――村瀬 学
      義憤について、肯定について――『人新世の「資本論」』を読みながら
     [第七信]――佐藤幹夫
      「新たな時代のマルクス」をめぐって――賢治と吉本隆明と斎藤幸平
     [第八信]中継点から――村瀬 学
      次のやりとりの準備のためのメモ
     あとがき 村瀬 学
     「火」「放火」「戦車」「ミサイル」の世界史のなかで
     
  ※[第一信]から[第七信]は「飢餓陣営」52号〜54号に掲載されたものですが、
     加筆訂正があるかどうは不明です。[第八信]はたぶん未掲載のようです。
 
   
 本日受贈。販売不可。お知らせのみ 
 〇「飢餓陣営 55  2022夏号」編集・佐藤幹夫
    A5判/354頁   定価1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
    
  ※目次は2022/08/11にお知らせ済み。
 ==================================
 「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
  *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
   税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
   お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
  *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
 ==================================


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/08/11

8月末頃刊行予定。販売不可。お知らせのみ
「飢餓陣営 55  2022夏号」編集・佐藤幹夫
   A5判/354頁   予価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
   
 *目次
  【作品】
  ・フォト 佐藤和彩■WILDLIFE  PROTECTION  AREA I
  ・長田典子■夕暮れ
  ・佐藤通雅■崩落
  ・木村和史■家をつくる(18)

  【吉本隆明没後一〇年/特別企画】
  ・山崎哲■オウム真理教の時代
   (第一部)あのとき語られなかったもう一つの「オウム現象」
   (第二部)歪んだオウム報道がその後の社会にもたらしたもの

  【緊急特別掲載】
  ・村尾建吉■「テロリストのかなしき心」から発射された「一対一の民主主義」の銃弾
  ・西脇慧■「氷河期世代」の孤独なスナイパーの異化作用――安倍元首相銃撃事件とネットの集合的無意識

  【特集】核戦争の手前で――2022ロシア‐ウクライナ
   ●ロングインタビュー
  ・笠井潔氏に聞く■世界内戦としての「ロシア―ウクライナ戦争」
  ・瀬尾育生■ユーラシア・アレンジメント
  ●往復メール(第三回)
  ・宮尾節子+佐藤幹夫■とむらいの歌――ウクライナ戦争から安倍元総理襲撃まで
  ・望月至高■ウクライナ戦争と日本の論評について――リベラル派の言論を撃つ
  ●往復メール(第四回)
  ・村瀬学■ウクライナ戦争 私たちは何を見ているのか
  ・佐藤幹夫■ロシア―ウクライナ戦争と、平和思想としての「海洋国家」論

  【連載】
  ・添田馨■刻まれた〈声〉の発掘――〈長い戦後〉を考える(第三回)
  ・水島英己■泉芳明の「復帰」(その3)――沖縄を思う(6)
  ・宗近真一郎■「映画史」と「映画術」が相撃つ――映画術、その後(3)

  【特別寄稿】
  ・小松美彦■二つの批評に正面から答える

  【追悼】
  ・内田聖子■さわやかなる狂気――森崎和江さん追悼にかえて
  ・小川哲生■宮下和夫さんのことなど
  ・添田馨■「ご健筆を」と書いてくれた月村さん――月村敏行さんを偲んで
  ・佐藤幹夫■菊地信義さん追悼――『飢餓陣営』とのかかわりのなかで

  ・佐藤和彩■WILDLIFE  PROTECTION  AREA II

【本を読む】
  ・村瀬学■「コロナ」と「あやとり」
    ――『Bulletin of the International String Figure Association Vol.11 日本語版(2022)』を読む
  ・萩原健次郎■無名であることと、現在であること――「一九二〇年代モダニズム詩集」(季村敏夫 高木彬編)
    を読んで考えた
  ・高橋秀明■重層化されたゴーストのさざめき――日下部正哉『そして、像は転移する』広告掲載
  ・青木由弥子■長い陣痛、そして生まれ落ちた花児は、いま――山本育夫詩集『花児』
  ・日下部正哉■三十年間潜伏し、現在に掘り起こされた問いのオーラ
                   ――『村上春樹のタイムカプセル 高野山ライブ1992』を読む
  ・宗近真一郎■物語・史は諸力の束の動態として、つねに起動されなければならない
                   ――藤井貞和『物語史の起動』(青土社)対談準備メモ
  ・田中さとみ■世界が詩学を模倣するか?――宗近真一郎『ポエジーへの応答』
  ・浦上真二■小松範任「東映京撮助監督声明にわたしは署名しない」―古書会読(32)

  ・【人間と発達を考える会】より
  ■〔討議〕新型コロナは支援の現場に何をもたらしたか
    ――『こころの科学215 コロナが変える社会とこころ』を読みながら
    竹島正、本田哲也、内海新祐、滝川一廣、栗田篤志、的場由木、清水邦光、岡田太造、
        岡村毅、佐川眞太郎、大迫久美恵、愛甲修子、大澤功、横川隆夫、佐藤幹夫

  ・長い編集後記

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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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元・三月書房 
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/07/20

近刊のお知らせ。7月末日頃発行予定。販売不可。お知らせのみ。
○菅原則生・編著「続・最後の場所」11号
  A5判/112頁 予価1200円+税  発行・論創社
  
 *目次
   菅原則生 きれぎれの感想〜ロシアのウクライナ侵攻(1)
   伊川龍郎 「電車の中の物語」〜吉本ばなな「新婚さん」
   井谷泰彦 南島村内法に関する一考察
   松岡祥男 〈還相〉ということ〜北川透の末路
  【資料】吉本隆明「松岡祥男宛書簡」(2002年10月7日消印・全文)
  【資料】吉本隆明講演年譜(1979年まで) 宿沢あぐり


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/07/02

ネット記事のお知らせ。現状未掲載。
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 ・松岡祥男「宮下和夫さんのことなど」(2022.06.28)

 *吉田惠吉「高屋敷の十字路 隆明網」
   猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」に掲載。
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※松岡氏からコピーを贈っていただきました。いずれアップされるはず。
 ちなみにA4判14枚分です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/06/14

7月上旬発売予定。お知らせのみ。販売不可。
〇『吉本隆明短歌論集 ことばの力 うたの心』
  四六判・上製/272頁  予価2400円+税  幻戯書房
  
 *宣伝文
   ぼくは短歌に執着している、つくらないけれども、読むことに執着している。
   単調で、複雑な意味の表現をしていないにもかかわらず、なぜ芸術的感銘を
   与えるのか――
   『言語にとって美とはなにか』以来の素朴な疑問を携え、短歌表現の魅力に
   迫る歌人論。
   全集ほかより、短歌論を収録
   編集協力 松岡祥男
   
 *目次より
   序 三種の詩器
   長塚 節
   斎藤茂吉
   石川啄木
   折口信夫
   前川佐美雄
   近藤芳美
   江口きち
   塚本邦雄
   村上一郎
   前登志夫
   岡井 隆
   寺山修司
   佐佐木幸綱
   辺見じゅん
   岸上大作
   福島泰樹
   俵 万智
   結び 詩的な喩の課題
   対談 寺山修司×吉本隆明
   対談 辺見じゅん×吉本隆明   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/06/02

6月21日発売予定。お知らせのみ。販売不可。
〇鶴見俊輔・吉本隆明『思想の流儀と原則』
 四六判・上製/336頁  予価2700円+税
 https://amzn.to/3GFSsMR

 *宣伝文
  戦後思想史の極点をなす哲学者と思想家の激しい論争を代表論考と
  対論によって再現する。解説=大澤真幸
  【鶴見俊輔生誕100年/吉本隆明没後10年記念出版】

 *目次
  《1》
   根もとからの民主主義(鶴見俊輔)
   自立の思想的拠点(吉本隆明)
  《2》
   転向論(吉本隆明)
   転向論の展望(鶴見俊輔)
   日本のナショナリズム(吉本隆明)
   吉本隆明(鶴見俊輔)
  《対論》 鶴見俊輔×吉本隆明
   どこに思想の根拠をおくか(1967年4月)
   思想の流儀と原則(1975年8月)
   未来への手がかり(1999年1月)★単行本初収録

  解説 思想の原点としての敗戦 大澤真幸(社会学者)


非<吉本>本 新刊のお知らせ

6月21日発売予定。お知らせのみ。販売不可。
〇鶴見俊輔『日本思想の道しるべ』
 四六判・上製/328頁  予価2700円+税
 https://amzn.to/3NaVPhh
 
 *日本思想の可能性とは何か。世界思想史の中で日本近代を
  捉え直した初の鶴見流日本思想案内。解説=長谷川宏
  【鶴見俊輔生誕一〇〇年記念出版】
  
 *目次
  《1》
   日本思想の可能性
   日本の思想百年
   日本の思想用語 
  《2》
   日本の折衷主義−新渡戸稲造論/日本思想の言語−小泉八雲論/
   石川三四郎/柳宗悦/ジャーナリズムの思想/平和の思想
  《対談》普遍的原理の立場  丸山眞男×鶴見俊輔 

  解説 持続する思考  長谷川宏(哲学者)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/05/21

ネット記事のお知らせ
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吉田惠吉@富山市高屋敷です。お世話になっております。
服部氏提供の作品をWeb公開しましたのでお知らせします。

 ・服部和美「松岡祥男さんのこと」」(2022.05.21公開)

 *「猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」に掲載しました。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/05/15

ネット記事のお知らせ
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吉田惠吉@富山市高屋敷です。お世話になっております。
松岡氏提供の書き下ろし二作品をWeb公開しましたのでお知らせします。

 ・松岡祥男「北川透―嘘の総仕上げ」(2022.05.15公開)
 ・松岡祥男「ロシアのウクライナ侵攻の渦中」(2022.05.14公開)

 *「猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   <http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html>」に掲載しました。
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/05/12

4月末に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
○「吉本隆明全集 第28巻〔1994-1997〕」 
  A5判変型・上製カバー装・656頁  定価6800円+税  晶文社
  https://amzn.to/37GPGKi
  
 *宣伝文
  雑誌編集部の挑発を受けて立って構成された『わが「転向」』、およ
  び西伊豆で水難事故に遭った前後の文章などを収める。単行本未収録
  53篇。第29回配本。

  月報は辺見庸さん、道浦母都子さん、ハルノ宵子さんが執筆。

 *目次
  1
  「自意識」
  府立化学工業学校の思い出
  わが「転向」
  都市から文明の未来をさぐる
  論争腺の話
  愛着深い自作品について
  まず政局のこと―政治・社会・経済を読む1―
  いずれ物書き自身を廃棄処分にする時代が来るだろう
  人間は思いがけぬ時間に、思いがけない場所にいたりする
  まだのまないコーヒーの話
  遥かな米沢ロード
  もう一度政局のこと―政治・社会・経済を読む2―
  日本における革命の可能性
  心に残る友
  情況への発言―徒党的発言の批判―[1995年5月]
  心の理路について
  大学をよくする方法
  上野界隈の半世紀
  いじめと童話
  敗戦から五十年経った
  東京論
  不況の診断法―政治・社会・経済を読む3―
  猫の部分
  阪神大震災のこと
  陶器への思い
  阪神大震災の影響―政治・社会・経済を読む4―
  サリン―オウム事件の残像―政治・社会・経済を読む5―
  海辺のパチンコ
  まだ不況圏にあり―政治・社会・経済を読む6―
  「全共闘おじさんオウム・サリン事件を語る」に応えて
  墓地に眠る猫さんへ
  池の蓮・エノコロ草・八ツ頭
  宗教と政治と社会と―政治・社会・経済を読む7―
  プレ・アジア的ということ
  二十一世紀への提言
  溺体始末記
  内省記―溺体事故始末―
  いつもの年の晴れの日
  私が出会った一冊―夏目漱石『硝子戸の中』―
  江東往還
  称名ホテルの一夜
  ある夏の食事日記(抄)
  情況への発言[1997年12月]
  直接購読者諸氏へ

  2
  ジャズ風のこころのリズム―安原顕『し・つ・こ・くふざけんな! 』―
  印象に残る映画
  映画『全身小説家』を見て
  追悼にならない追悼―吉行淳之介―
  金杉忠男と中村座の初印象
  幸田文について―しろうとの「粋」―
  赤瀬川原平の路上観察学
  谷川雁の死
  どんな行動をしても乗ってくれない現実の表情を映し出したビートたけし
  ―『みんな~やってるか! 』―
  伊丹十三・岸田秀『哺育器の中の大人―[精神分析講義]』
  いじめの時代の子供たちへ―芹沢俊介⇔藤井東〔ファクス書簡〕を読む―
  「地を継ぐ」柔和な人―小林平和―
  角川春樹句集『檻』
  私の野茂英雄論
  『一言芳談』について
  山口瞳―『現代評論』の頃―
  20世紀の名著―私の三冊―
  佐美雄短歌の魅力
  形而上学的ウイルスの文学―村上龍『ヒュウガ・ウイルス』―
  辺見庸『赤い橋の下のぬるい水』
  「ハムレット」について
  宮田勘吉―別れのことば―
  安原顕について
  高村光太郎[鑑賞]―「根付の国」「――に」「道程」「秋の祈」「レモン哀歌」
  「米久の晩餐」「ぼろぼろな駝鳥」「のつぽの奴は黙つてゐる」―
  荒川洋治[鑑賞]―「見附のみどりに」―
  稲川方人[鑑賞]―「(私は呼びます)」―
  大塚英志『「彼女たち」の連合赤軍――サブカルチャーと戦後民主主義』
  埴谷雄高さんの死に際会して
  三木成夫『ヒトのからだ』に感動したこと
  荒木写真とはなにか―荒木経惟論―

  3
  筒井康隆『断筆宣言への軌跡』―この本にかこつけて―
  松浦理英子『親指Pの修業時代』の読み方。
  奥泉光『石の来歴』から『滝』へ。
  村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』第1部・第2部
  ヘア・ヌードのこと
  G・ドゥルーズ/F・ガタリ『千のプラト―』
  立花隆『臨死体験』
  ビートたけし『顔面麻痺』
  宮崎駿『風の谷のナウシカ』1〜7巻
  麻原彰晃『亡国日本の悲しみ』『日出づる国、災い近し』
  瀬名秀明『パラサイト・イヴ』
  ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界』
  村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』第3部
  松本人志『遺書』『松本』
  藤原伊織『テロリストのパラソル』
  山田詠美『アニマル・ロジック』
  近藤誠『患者よ、がんと闘うな』
  宮崎学『突破者』一橋文哉『闇に消えた怪人』
  内田康夫『崇徳伝説殺人事件』
  渡辺淳一『失楽園』上・下
  神戸タンク山事件
  北野武監督『HANA-BI』
  カール・セーガン『カール・セーガン 科学と悪霊を語る』
  *
  自然と倫理の中の透谷
  消費が問いかけるもの
  *
  私の好きな文庫本ベスト5
  94単行本・ベスト3
  「死」を考えるために――この一冊
  *
  推薦の言葉[佐藤泰正]
  わたしの岡井隆コレクション
  『高村光太郎全集』増補版によせて
  魂の難所にふれる作家[大原富枝]
  島尾伸三『生活 照片雑文★★』
  言葉の顔[杉本秀太郎]
  普遍文学の先駆[柳田国男]
  *
  『背景の記憶』あとがき
  『思想の基準をめぐって』あとがき
  『情況へ』あとがき
  『愛する作家たち』あとがき
  『対幻想[平成版]』まえがき
  『マルク――読みかえの方法』あとがき
  『わが「転向」』あとがき
  『語りの海』あとがき
  『日本人は思想したか』終りにひと言
  『親鸞復興』まえがき
  『親鸞復興』あとがき
  『余裕のない日本を考える』あとがき
  『定本柳田国男論』改装版に寄せて
  『世紀末ニュースを解読する』あとがき
  『言葉の沃野へ』文庫版のためのあとがき
  『消費のなかの芸――ベストセラーを読む』あとがき
  『宗教の最終のすがた』おわりに
  『ほんとうの考え・うその考え』序
  『ほんとうの考え・うその考え』あとがき
  『夜と女と毛沢東』対談を終えて
  『増補追悼私記』増補版のためのあとがき
  『新・死の位相学』増補新版の刊行に際して
  文庫版『わが「転向」』
  『試行』第七三、七四号後記

  解題(間宮幹彦)
  吉本隆明全集既刊訂正・補記


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/04/19

3月末刊行? 販売不可。お知らせのみ
○日下部正哉『そして、像は転移する』
  四六判/454頁 定価3300円(税込) 七月堂

 *宣伝文
   吉本隆明追悼のモチーフで書かれた表題作はじめ、
   死者たちから触発された言葉を掘り下げることを通して
   いままさに転移しつつある世界の〈像〉ににじりよる論集──

 *目次
  1 そして、像は転移する
    「芸術言語論 その2」レポート
    「芸術言語論」ノート──語られなかった「五十音図」と『母型論』による照射
  2 了解と訣別──〈最後の鮎川信夫〉と八〇年代の吉本隆明
    吉本隆明と対座する鶴見俊輔
    喩としての『アメリカン・スクール』
  3 築山登美夫の死
    築山登美夫、詩批評/批評詩の光芒
    天才的に無防備だった人──福田博道さんを悼む
  4 ウィズ・コロナをめぐる九つの走り書き
    震災をめぐる断章
    死者にことばはあてがわれたか──辺見庸の二冊の詩集『生首』、『眼の海』を通読する
   『台風クラブ』論──十六年ののち、追悼として
    さらば映画の友よ──米津景太氏の思い出に
  5 イチローという軌跡/奇跡
  死者たちからの触発に応える──あとがきに代えて

 ※昨日受贈しました。奥付には発行日2022年3月31日とあります。
 ※あとがき以外は「雷電」「放題」その他に掲載されたもののようですが、
  加筆訂正等があるのかどうかは不明です。
 ※ISBNは付いていますが、市販はされないそうです。
 ※購入申し込みは直接日下部氏へどうぞ(mkusakabe8503@yahoo.co.jp)
 

4月12日刊行 販売不可。お知らせのみ
〇河出書房新社編集部 編「吉本隆明:没後10年、激動の時代に思考し続けるために」
 A5判/240頁 定価1800円+税  河出書房新社
 https://amzn.to/3suMM1v
 
 *目次
  【対談】鹿島茂×小峰ひずみ 吉本隆明から受けとり、吉本隆明からはじめる
  【入門】 安藤礼二 時代との対峙、その「敗北」から今を考える
  【特別寄稿】 ハルノ宵子 いつも途上
  【論考】
   小田原のどか 吉本隆明と〈彫刻の問題〉
   綿野恵太 宮沢賢治と高村光太郎の自然史 
   平山周吉 吉本隆明は「試行」のままに
   瀬尾育生 「異神」について
   友常勉 ゾンビとセトラー国家、そして日本資本主義論争――『共同幻想論』の読み方
  【吉本隆明アンソロジー】
  〈ロングインタビュー〉×加藤典洋×高橋源一郎×瀬尾育生 詩と思想の60年
  〈小説〉坂の上、坂の下/ヘンミ・スーパーの挿話/順をぢの第三台場/手の挿話
    解題:樋口良澄 物語を書く吉本隆明 
  【吉本論コレクション】
   埴谷雄高/谷川雁/村上一郎/竹内好/鮎川信夫/鶴見俊輔
  【吉本隆明ブックガイド】安藤礼二

 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2022/03/16

3月末刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明 全質疑応答3 1980-1986」
 四六判並製/432頁 予価2200円+税  論創社
  https://amzn.to/3w6PH3t
 
 *目次の一部
   過去の詩・現在の詩
   親鸞の教理について
   戦後文学の発生
   僧侶
   日本資本主義のすがた
   ポーランド問題とは何か
   隠者
   マス・イメージをめぐって
   日本人の死生観
   ほか


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/03/01

●訃報
 <吉本>本の編集者として1960年代から活躍されていた、元弓立社の宮下和夫氏が亡くなりました。
 
 (出版状況クロニクル165)
 https://odamitsuo.hatenablog.com/entry/2022/03/01/000000
 
 上記記事には出ていませんが、別の筋からの情報ですと、2月10日のことだったそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/02/10

4月中旬刊行予定。お知らせのみ。販売不可。
〇「吉本隆明」河出書房新社・編
 A5判/224頁 予価1800円+税  河出書房新社
 
 *宣伝文
   没後10年、今、吉本隆明を読み、何を考えるか。
   吉本が見ていたものを私たちは見落としていないだろうか。
   これからも読み続けるための入門書。
   【入門・主要著作ブックガイド】安藤礼二

 ※全編新稿なのか、過去に同社が刊行したムック類などからの再録が主なのかは不明です。

 
1月末に出ていた本。お知らせのみ。販売不可。
〇吉本隆明「心的現象論・本論 (知の新書 A01)
 新書判/784頁  定価3600円+税  文化科学高等研究院出版局
   
 *宣伝文
   世界最高峰の思想思索の結実!
   ヘーゲル「精神現象学」を超える思想言説!
   感覚は、物への空間的な関係づけをさらに時間的に了解作用させ、
   自らの観念作用や実際行為をなす。
   マルクス自然哲学に立脚し、精神分析・心理学の異常さから人間本質を
   考察、原初の人類学的考察、文学表出、古代歌謡、などフロイトやレヴィ=
   ストロースなど貫く、世界思想総体の総括!
   この書から、新たな世界の設計が始まる!
   思想は、感覚の世界だ、感覚の観念作用は意識・認識・行為の根源だ!
   人間の生きてあることを問う、迫真の考察!

   単行本完売による新たな新書廉価版の発行
   
 ※2008年刊のA5判541頁で定価8000円+税と内容は同じなのでしょう。
  解説等の追加があるのかどうかは不明です。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/01/13

10月に出ていた本。お知らせのみ。販売不可。
〇柴崎明「吉本隆明についてのセミネール
  ペーパーバック/A5判/424頁  4530円(税込) 発行者不明
  
〇柴崎明「吉本隆明についてのセミネール
  Amazon Kindle版(電子書籍)  1127円(税込) 発行者不明
 
  
 ※内容は不明ですが「流砂」に連載されていたものがもとになっていると思われます。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2022/01/12

近刊のお知らせ。1月17日頃発行予定。販売不可。お知らせのみ。
○菅原則生・編集「続・最後の場所 10号」10号
  A5判/78頁 価1000円+税  発行・菅原則生
  
 *目次
   どぼーん
   無名のエロスまでの物語–––大原富枝『建礼門院右京大夫』にふれて
   絵本が固執した曲線–––佐々木マキの扉を開けた
                            伊川龍郎

   「マチウ書試論」をめぐって9〜「アジア的ということ」〜(1)
                            菅原則生

  【資料】
   吉本隆明が宍戸恭一に宛てた書簡
   +吉本和子が宍戸弘子に宛てた書簡
                            宿沢あぐり

   コロナ状況下、脇地炯さんを追悼する
                             松岡祥男

 ※隆明夫妻からの書簡は三月書房宛のもの、差出人が試行発行所と
  なっているものも含めて多数ありましたが、これらはすべて多子
  氏と相談の上で日本近代文学館に寄贈することになっています。
  寄贈時期は「全集別巻書簡集2」の刊行以降となるらしいので、
  たぶんかなり先のことになるでしょう。
  書簡の大部分は業務連絡的なはがきですが、封書も若干ありまし
  た。その中から面白そうなのを全集に先駆けて公開することにな
  りました。隆明氏のは読書新聞事件についてのもの(若き日の渡
  辺京二氏が使い走り役?で登場)と、水難事故の情況報告(言い
  訳?)的なもの。それから、和子氏のはたいへん愉快な阪神タイ
  ガース優勝記念祝賀会の報告ですが、これは全集には収録されな
  いと思われますので貴重かも。タイガースの球団旗を錦糸卵や海
  苔で描いた特製チラシ寿司を囲むごきげんな集合写真も掲載され
  ています。(この記事内容は宿沢氏との打合せ時のもので、まだ
  刷上りは見ておりませんので変更があるかも)
  
 ※購入はメールにて菅原氏まで直接お申し込みください。
  メールsgwrnro@icloud.com 菅原則生


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/12/31

本日着荷。販売不可。お知らせのみ。
○「
吉本隆明全集 第27巻〔1992-1994〕」 
  A5判変型・上製カバー装・662頁  定価6700円+税  晶文社
    
 *月報
   末次弘「出会いと別れ」
   前田英樹「吉本隆明の描いた小林秀雄」
   ハルノ宵子「非道な娘」
   
 ※目次は2021/12/26にお知らせ済み
  解題によると「慶祝三十周年」「基調講演「都市美の伝統と現在」コメント」
  「町沢静夫『天才の法則』」「二度きた北山修さん」は猫々堂資料集にも未
  収録のようです


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/12/26

本日受贈。販売不可。お知らせのみ
〇編集・佐藤幹夫「飢餓陣営 54  2021冬号
  西研氏に聞く「生きる力」となる哲学のためにコロナの時代の思想と文学」
   A5判/332頁   定価1500円+税  発行・飢餓陣営発行所
   
 ※目次は2021/12/21にお知らせ済み
 ※<吉本>関係記事は下記の三本のようです
  村瀬学(往復メール1)義憤について、肯定について
  佐藤幹夫(往復メール2)「新たな時代のマルクス」をめぐって――賢治と吉本隆明と斎藤幸平
  浦上真二 尾津喜之助『新やくざ物語』

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「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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12月28日発売予定。第28回配本。販売不可。お知らせのみ。
吉本隆明全集 第27巻〔1992-1994〕」 
  A5判変型・上製カバー装・662頁  定価6700円+税  晶文社
  
 *宣伝文
  最後の詩「わたしの本はすぐに終る」、および「現在」という作家と
  日々生み出される作品の作者たちの関心のありかを結びつけて論じる
  『現在はどこにあるか』などを収める。第28回配本。

  月報は末次弘氏、前田英樹氏、ハルノ宵子氏が執筆。
  
 *目次
  1
  わたしの本はすぐに終る
  2
  現在はどこにあるか
   現在への追憶
   反現在の根拠
   物語のゆらぎ
   マス・カルチャーからの認識
   私小説は悪に耐えるか
   輪郭は作れるのか
   お伽話の距たり
   奇妙な世界に行く
   ビジネス書の内と外
   擬人化の世界
   伝記的ということ
   自然と死の物語
   詩の順序
   経験知の世界
   あとがき
  3
  大西巨人『神聖喜劇』
  「路たり」を記述すること――色川武大『私の旧約聖書』――
  「笑」はどこへ行った。
  おもろさうし
  おもろさうしとユーカラ
  隅田川昨今
  『遠野物語』の意味
  情況への発言――さまざまな死――[一九九二年五月]
  「書評」を書く難しさ
  長谷川慶太郎・鷲田小彌太『21世紀の世界をさぐる―マルクス主義を超えて―』
  今西錦司――ただ一度の出会い――
  バタイユの「悪」について
  幼児のころの沖縄のイメージ
  前登志夫の呪術性と野生
  井上光晴の声
  中上健次氏を悼む
  三木成夫について
  人に読んでもらいたいオーソドックスな十冊―思想書べスト10―
  思い出の本
  背景の記憶
  漱石の描いた理想の女性像
  わが読書
  清岡卓行の大連
  清水さんの社会学
  百人一首の遊び
  茂吉短歌の初期―『赤光』について―
  イザイホーの象徴について
  私の実朝像
  卵をめぐる話
  桜について
  胎児という時期
  絶望的かつ楽天的な、日本の思想書―思想書(日本)ベスト50―
  隅田川有情
  出口裕弘『夜の扉』
  吉本ばななをめぐって 
  饗庭孝男『西行』
  わが古典――太宰治『黄金風景』――
  斎藤茂吉の歌の調べ
  読むことの愉しみ
  二葉亭の文学
  東京に住む
  三木成夫さんについて
  親鸞の十八願
  平林一様
  おみくじ「兇」の一年
  作者の資質の根をあらわにした短篇―短篇小説ベスト3―
  横溢する生命エネルギーとの交歓―岡本かの子『女体開顕』―
  情況への発言―ひそかな経済工学―[一九九三年一二月]
  4
  社会風景論 
   金丸信保釈の日/山崎浩子の場合/PKO有情/政治改革の話/
   言葉がこわす話/角川春樹について/古都の話/コメをめぐる奇譚/
   プロ野球のFA騒ぎ/初詣の感想/相撲見物期/科学技術の先端/
   科学離れということ/わたしの景況判断/迷走する政治劇/大情況の話
  時代という現場
   料理・人・味/矢負いガモと連合赤軍/不況への関心/
   言葉なき華麗な物語/サムサノ夏/ゴミ当番の感想/田中角栄の死/
   またけむ人/「現在」を感じる/核疑惑のこと/中学教育/人間の適応力
  5
  慶祝三十周年
  基調講演「都市美の伝統と現在」コメント
  『鳩よ!』に寄せる言葉があれば
  *
  わが生涯の愛読書
  ‘93単行本ベスト3
  *
  孤独で華のある軌道を歩み、知識の生きるべき帯域を示す[清水幾太郎]
  大西巨人『三位一体の神話』
  フォレスト・カーター『リトル・トリー』
  町沢静夫『天才の法則』
  選者の弁
  橋本一子さんの音、声、空気。
  二度きた北山修さん
  笠原さんのいちばん重要な思想
  *
  『良寛』あとがき
  『見えだした社会の限界』あとがき
  『大情況論』あとがき
  『新・書物の解体学』あとがき
  『追悼私記』あとがき
  『時代の病理』はじめに
  『世界認識の臨界へ』あとがき
  『こころから言葉へ』まえがき
  『〈非知〉へ――〈信〉の構造「対話篇」』序
  『〈非知〉へ――〈信〉の構造「対話篇」』あとがき
  『試行』後記

  解題(間宮幹彦)

 ※三月書房は廃業済なのでどうでもよいことですが、なぜ年末の28日
  に刊行するのでしょう。この日に入荷するのはAmazonのほかは、都
  内の一部の大書店だけと思われます。その他の書店には10日近く遅
  れて年明けに入荷することになるでしょう。   


ウェブ記事の紹介
〇松岡祥男「おれのパンク・ロック」
 [『風のたより』第23号2021年8月発行掲載]

〇松岡祥男「成田昭男さんに感謝する」(2021年12月10日、書下ろし)

 ※松岡氏から抜き刷りコピーをいただいたので紹介しておきます。
  この二つの記事は下記のサイトで読むことができます。
  
 ◎猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ
   [作成:吉田惠吉(「高屋敷の十字路」管理人)]
   http://www.fitweb.or.jp/~taka/Nyadex.html


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/12/15

10月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ
〇長崎浩『叛乱を解放する ー 体験と普遍史
  四六判/392頁  定価3200円+税  月曜社
  
 *宣伝文
   新左翼とは何だったのか。「叛乱論」の著者が、自身の政治的軌跡―
   60年安保・セクト、学生叛乱、共同体、内ゲバ…―を振り返りなが
   ら、世界史的経験としての日本の1968を省察する。内ゲバ論・党
   派論(書き下ろし)、ブント秘史、社会を震撼させた伝説の三里塚・
   対政府交渉報告など、新左翼運動の深層から現在を問う論考群。
   
 *目次の一部
  1 体験と普遍史―日本の1968(叛乱の時代;世界史とわたし ほか)
  2 追悼(弔辞―小阪修平;思想の自立を妨げた思想家―吉本隆明 ほか)
  3 私事を語る(ブントと島成郎;革命から叛乱を解放する ほか)
  4 党派性のかたち(政治セクトの現在―四つの書評から;内ゲバの語り―
   文法と構図)
   
   
10月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ
〇神山睦美『「「還って来た者」の言葉: コロナ禍のなかでいかに生きるか
  四六判/316頁  定価3000円+税  幻戯書房   

 *宣伝文
   私たちをばらばらに切り離し、再生不可能と思えるほどの孤立をもた
   らしつつあるコロナ禍。その中で、他者との連帯と協調はいかにして
   可能か。親鸞の「悪人正機説」、吉本隆明の「往相還相」、イエスの
   「私に触れてはいけない」、村上春樹の「影」――絶望的な危機のさ
   なかで古今の言葉を読み継ぎ、「反動感情」から「配慮」へと希望の
   隘路を見出す。閉塞的な現在状況に批評家が全力で応えた最新評論集。
   
 *目次の一部
  1 吉本隆明・親鸞・西行・ヴェイユ
     死を普遍的に歌うということ―吉本隆明と立原道造
     なぜ「極悪人」に「救い」があるのか―
      吉本隆明『最後の親鸞』を読みながら
     「還って来た者」の言葉―吉本隆明『最後の親鸞』 ほか
  2 加藤典洋・村上春樹
  3 大澤真幸・ジジェク・アガンベン・カツェネルソン


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/12/11

12月25日刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 54  2021冬号」編集・佐藤幹夫
   A5判/…頁   予価 1500円+税 発行・飢餓陣営発行所
   
 *目次
 【作品】
  佐藤和彩■(写真)山をみる
  佐藤通雅■(短歌)八方塞がり
  藤原安紀子■(詩)モルムの大冒険
  山本育夫■(詩)へっていくかこ
  有馬まりあ■(回文)コロナ・総裁選・東京2020
  木村和史■(エッセイ)家をつくる(17)

 【ロングインタビュー】
  西研氏に聞く■「生きる力」となる哲学のために

 【特集1】詩と批評と脱戦後
  ●村瀬学『生命詩文集 織姫 千手のあやとり』を読む
   北川透■活きるリズムについて――村瀬学『生命詩文集 織姫 千手のあやとり』を読んで
   添田馨■風の人称≠ノ吹かれて――村瀬学『生命詩文集 織姫 千手のあやとり』の世界

 ●戦争・敗戦・長い戦後
  瀬尾育生■感想の連鎖(3)――大江満雄の詩を読むために
  添田馨■〈声〉の覚醒について――〈長い戦後〉を考える(2)
  水島英己■沖縄への思い(5) 泉芳朗の「復帰」(その1)
 ●「私は映画だ」という偏愛をいかに語るか
  宗近真一郎■反「日本映画」のありえなさが照射するもの――映画術、その後(2)
 ●俳句と散文、その出会うところで
   萩原健次郎■茶の間に、死句が飛び出てきた。――東国原英夫の句から
   秋山至高■異界のなかのエロス
 ●詩の言葉を沸騰させるまでの時間
  藤原安紀子+宗近真一郎■詩と写真の交差点
  宮尾節子+佐藤幹夫■無数の暗夜と一つの黎明

 【津久井やまゆり園事件】
  澤則雄■「津久井やまゆり園事件が問いかけたものは…」―二〇二一年七月二〇日 施設再建と追悼の式典に参加して

 【特集2】ポストコロナ時代のケアの思想――反〈反延命〉と脱成長
 ●環境・脱成長・脱新自由主義――『人新世の「資本論」』を読みながら
  村瀬学(往復メール1)■義憤について、肯定について
  佐藤幹夫■(往復メール2)「新たな時代のマルクス」をめぐって――賢治と吉本隆明と斎藤幸平
  木村和史■わたしと自然――斎藤幸平を読んで
  東出隆■斎藤幸平著『人新世の「資本論」』を巡って
  佐川眞太郎■公共財としての気候危機、病、障害
  佐藤和彩■火を焚き、自然の中で食をつくる

 ●ポストコロナと死をめぐる思想――『〈反延命〉主義の時代』を読みながら
  滝川一廣■〈反延命〉主義をめぐって
  本田徹■自己決定権は幻想か? 一フィールドワーカーが小松美彦さんを読む
  横田泉■精神科医療の現場からみた新型コロナパンデミック ――「〈反延命〉主義の時代」「『自己決定権』という罠」を参考に
  内海新祐■問いやゆらぎを許してほしい
  岡村毅■反・思考と闘うために 老年医学の立場から
  佐藤幹夫■枯れてゆく「地球」、資源化される「人体」―― 反延命・優生思想・新自由主義

 【本を読む】
  青木弥由子■〈非知〉の場から語りかける、ということ――神山睦美『「還ってきた者」の言葉』
  山本育夫■昭和歌謡のダブル・ミーニング――添田馨『異邦人の歌』(論創社)
  柴田望■書評詩――小島きみ子さんの詩集と Essay 集『現代詩への広い通路へ』
  浦上真二■尾津喜之助『新やくざ物語』

 【転載三篇】
  佐藤幹夫■九〇年代の「女性詩とエロス」――川口晴美、伊藤比呂美、大下(星尾)さなえ

==================================
「飢餓陣営」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
==================================
【取り扱い書店】
 池袋・ジュンク堂、新宿・模索舎、東京・八重洲ブックセンター、神田・三省堂、東京堂、
 長野・平安堂、名古屋・ウニタ書店、ちくさ正文館、大阪・梁山泊 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/11/21

8月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ
〇村瀬学「生命詩文集 千手のあやとり」
 A5判/76頁 定価500円  一草堂
 
 *宣伝文
  『生命詩文集 織姫 千手のあやとり』というタイトルの、詩集のよ
  うなものを刊行いたしました。でも通常の詩集というのとだいぶ違い
  ます。たぶん、初めて試みられた構成の珍しい詩文集、という体裁の
  詩集です。(以下略)
  
 ※ごく少し<吉本>関係の言及があります。
 ※一草堂については不明ですが、この本の内容は「村瀬学の小径」にて
  全頁が無料で公開されています。
  http://jidoubunka.com/custom44.html


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/11/10

11月12日刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇吉本隆明「憂国の文学者たちに 60年安保・全共闘論集
  文庫判/336頁 定価2000円+税  講談社(文芸文庫)
    
 *宣伝文
  冒頭に置かれた「死の国の世代へ」は「闘争開始宣言」という副題を持つ
  詩である。そこでは誰の保護も受けずに生きた個人のイメージが描かれる。
  60年安保闘争での敗北を経て書かれた「擬制の終焉」では社会党や共産党
  などの党派的な左翼運動や市民・民主主義的な啓蒙主義を完全に否定し、
  真の前衛運動ないし市民運動の成長に期待を寄せた。
  1969年、東大安田講堂に籠もった学生が警察力によって排除された直後に
  書かれた「収拾の論理」において、丸山真男に代表される大学の知識人の
  欺瞞を批判し、徹底的に論争を続ける旨宣言して結ばれる。
  日本がバブル景気で沸き立っていた1988年に書かれた「七〇年代のアメリ
  カまで」では、その後の東西冷戦終結でアメリカ合衆国が唯一の超大国と
  なる……というあまりに単純化された物言いとまったく異なるアメリカへ
  の視線が浮かび上がっている。
  本書に収録された13篇がモチーフとするのは60年安保闘争や全共闘運動と
  いった過去の出来事だが、むしろ執筆当時の文脈から切り離されて現代に
  おいて読まれてこそ、個人と権力の関係をより切実に感ずることができ、
  その真価を発揮するものと思われる。
  
 *目次
  死の国の世代へ
  憂国の文学者たちに
  戦後世代の政治思想
  擬制の終焉
  現代学生論
  反安保の悪煽動について
  思想的弁護論
  収拾の論理
  思想の基準をめぐって
  「SECT6」について
  権力について
  七〇年代のアメリカまで
  革命と戦争について
  
  解説・鹿島茂
  年譜・高橋忠義
  著作目録・高橋忠義
  
  
11月1日刊行。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明 全質疑応答 2 1973〜1979
 四六判並製/336頁 定価2200円+税  論創社
 
 *目次
  文芸批評の立場からの人間理解のしかた
  文学の現在的課題
  フロイトおよびユングの人間把握の問題点について
  文学の現在
  『死霊』について(北海道大学にて)
  『死霊』について(東北大学にて)
  『死霊』について(京都大学にて)
  宮沢賢治の世界
  枕詞の空間
  『最後の親鸞』以後
  喩としての聖書
  竹内好の生涯
  幻想論の根柢―言葉という思想
  思想詩
  芥川・堀・立原の話
  現代詩の思想
  障害者問題と心的現象論
  宗教と思想のはざま
  シモーヌ・ヴェイユの意味
  〈アジア的〉ということ
  きれぎれ——「『死霊』について」のことなど 菅原則生
  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/10/02

7月末に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
○「比嘉加津夫追悼集 走る馬」 
  A5判/326頁  定価1800円+税  
  比嘉加津夫追悼集発行委員会/発売・琉球プロジェクト
  
 *宣伝文
   小説・詩・評論・画の表現者として、
   「脈」を始めとする編集者として辣腕を振るった
   比嘉加津夫を追悼する
   
 ※現物未見につき、内容等一切不明です。おそらく「脈」同人の方々が
  中心になって編集されたのでしょう。
  琉球プロジェクトは「脈」の在庫管理をされている会社です。
 ※ネットで検索した限りでは、琉球新報の通販サイトでしか買えないようです。
  https://store.ryukyushimpo.jp/product_list/product/3000700206?d=3000700206-0000
  

11月の刊行予定
〇吉本隆明「憂国の文学者たちに;60年安保・全共闘論集(仮題)」
  松岡祥男・編 講談社文芸文庫
  
 ※内容、定価等は不明です。10月中旬になれば講談社のサイトに掲示されるはず。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/08/25

明日発売予定。第27回配本。販売不可。お知らせのみ。
○「吉本隆明全集第26巻 1991-1995」 
  A5判変型・上製カバー装・546頁  定価6500円+税  晶文社
    
 *宣伝文
   『ハイ・イメージ論』の続編「IV」ともいうべき『母型論』と中東
   湾岸戦争についての発言などを収める。単行本未収録6篇。
   
 *月報
   山崎哲「吉本隆明さんについて」
   菅原則生「がめつい私的所有」
   ハルノ宵子「形而上の形見」
   
 *目次
  1
  母型論
   序
   母型論
   連環論
   大洋論
   異常論
   病気論1
   病気論2
   語母論
   贈与論
   定義論1
   定義論2
   起源論
   脱音現象論
   原了解論
   あとがき
   新版あとがき
  2
  中東の切迫
  中東湾岸戦争私論―理念の戦場はどこにあるのか
  中東戦争と太平洋戦争
  「芸」としてみた中東戦争
  良寛書字―無意識のアンフォルメル
  濃密な圧力感を生命力とする映画―ベルイマン『牢獄』
  はじめの高村光太郎
  気球の夢
  「二十世紀末の日本文化を考える」
  些事を読みとる
  思想を初源と根底から否定する―ニーチェ『偶像の黄昏/アンチクリスト』
  泥酔の思い出
  健康への関心
  海老原博幸の死
  エロスに融ける良寛―瀬戸内寂聴『手毬』
  情況への発言―〈切実なもの〉とは何か―[一九九一年五月]
  鶴見さんのこと
  上野公園の冬
  「父の像」
  芸能人の話
  土井社会党の失点
  小川徹の死
  衝撃の映像
  こんどソ連で起こったこと
  『海からの光』と出遇ったこと
  老齢ということ
  辰吉の試合と『愛される理由』
  中島みゆきという意味
  修羅場を知った編集者―安原顯著『「編集者」の仕事』を読んで
  ラフカディオ・ハーンとマルチニーク島
  軍国青年の五十年
  ちいさな熊本論
  ビートたけしの映像
  3
  かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』論。
  黒澤明『夢』『八月の狂詩曲』など。
  大川隆法『太陽の法』論。
  Mr.ホーキング、出番です。
  つげ義春『無能の人』その他。
  『日本語の真相』って何?
  『生死を超える』は面白い
  『男流文学論』は女流ワイ談でしょう
  上田紀行『スリランカの悪魔払い』『トランスフォーメーション・ワークブック』
  テレビ的事件(1)―『原理講論』の世界
  『国境の南、太陽の西』の眺め
  テレビ的事件(2)―象徴になった婚約
  『磯野家の謎』東京サザエさん学会/編
  大友克洋『AKIRA』1〜6
  『マディソン郡の橋』はどうか
  岩井克人『貨幣論』
  4
  太宰治を思う
  対談を終わって
  『試行』第七〇号後記

  解題(間宮幹彦)
  
 ※単行本未収録の6篇は猫々堂資料集にすべて収録済みです。

8月4日刊行。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明 全質疑応答 1 1963〜1971
 四六判波製/400頁 定価2200円+税  論創社
  ※目次等は 2021/07/14にお知らせ済み
 
8月17日刊行。販売不可。お知らせのみ
〇吉本隆明(松岡祥男・編)「吉本隆明 詩歌の呼び声――岡井隆論集
 四六判上製/336頁 定価2400円+税  論創社
   
 ※目次等は 2021/07/15にお知らせ済み


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/07/15

8月下旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇吉本隆明(松岡祥男・編)「吉本隆明 詩歌の呼び声――岡井隆論集
 四六判上製/336頁 定価2400円+税  論創社
  
 *宣伝文
   この本は吉本隆明の半世紀にわたる、岡井隆に関する論考・講演・
   推薦文と対話を集成したものである。(中略)
   詩人と歌人の違いはあっても、実作はもとより、社会的見識と人
   格的叡智においても、まさに両雄並び立つという様相を呈してい
   たのである。そして、なによりも激しい応酬にはじまりながら、
   反目や対立へいたることなく、相互に尊重し、良きライバルとし
   てあったことはきわめて稀なケースといえるだろう。
   (「解題」より抜粋)
   
 *目次
   ●対談
     定型・非定型の現在と未来 
     賢治・短詩型・南島論
     日本語の遺伝子をめぐって 
   ●論考・講演・推薦文
     前衛的な問題 
     定型と非定型――岡井隆に応える
     番犬の尻尾――再び岡井隆に応える
     短歌的表現の問題
     短歌的喩の展開
     岡井隆歌集『土地よ、痛みを負え』を読んで
     回路としての〈自然〉
     個の想像力と世界への架橋
     現存する最大の長距離ランナー
     一行の物語と普遍的メタファー――俵万智、岡井隆の歌集をめぐって
     わたしの岡井隆コレクション
     『神の仕事場』をめぐって 
     『神の仕事場』と『獻身』
     『神の仕事場』の特性 
     高次の短歌的表現
     岡井隆の近業について〜『家常茶飯』を読む〜
   解題 松岡祥男    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/07/14

8月上旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「吉本隆明 全質疑応答 I 1963~1971
 四六判並製/400頁 予価2200円+税  論創社
 
 *宣伝文
   1963年〜1971年まで35年間を時系列で辿る、新編集による
   「吉本隆明 全質疑応答」(全5巻)創刊!隔月刊行
   
   テーマ別で編集された『吉本隆明質疑応答集』シリーズを刷新し、
   時系列で並べ直した『吉本隆明 全質疑応答』始動!
   全5巻を予定し、新たに発見された前シリーズ未収録の「質疑応答」
   も収録。巻末に菅原則生による解説を付す。
   
 *目次
   情況が強いる切実な課題とは何か
   芸術と疎外
   高村光太郎について―鷗外をめぐる人々
   日本文学の現状
   知識人―その思想的課題
   国家・家・大衆・知識人
   現代文学に何が必要か
   現代とマルクス
   ナショナリズム―国家論
   詩人としての高村光太郎と夏目漱石
   調和への告発
   個体・家族・共同性としての人間
   再度情況とはなにか
   人間にとって思想とは何か
   幻想としての国家
   自己とは何か―ゼーレン・キルケゴールの思想を手がかりとして
   思想的課題としての情況
   国家・共同体の原理的位相
   
 ※2017年から全7巻の予定で刊行されていた「吉本隆明質疑応答集」は
  テープ起こし担当者の築山登美夫氏の急逝により3冊出たところで
  途絶していました。既刊の3冊収録分も、今回のどこかに再録され
  ますが、重複は各巻平均4割程度になるはずです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/06/30

7月20日刊行予定。販売不可。お知らせのみ
〇「飢餓陣営 53  2021夏号」編集・佐藤幹夫
   A5判/…頁   予価 1500円+税  発行・飢餓陣営発行所    

 *目次
【作品】
 ・佐藤和彩■フォト
 ・高良勉■ヒータチ・豊漁
 ・玉木一兵■或る変貌の形
 ・木村和史■家をつくる(16)

【特集1】コロナの時代の思想と文学
 ●コロナ禍のなかで読む「述語」としてのフーコー
 ・瀬尾育生■感想の連鎖 ――村瀬学さんの誌上講演
    『風をたずねるものはもういなくなったのか』を読んで
 ・小松美彦氏に聞く■(ロングインタビュー第2部)
    共鳴する死、人体を資源化する新自由主義
 ・小松美彦氏に聞く■(ロングインタビュー第3部)
    コロナ・「不作為の作為」・生権力
 ・宗近真一郎■自由=主体性=公共性が途絶えた後で(断章)      
    ――大澤真幸、バトラー、ドゥルーズに出現するフーコーの述語
 ・佐藤幹夫■私たちの死者はどこに棄てられるのか
     ――辺野古・フクシマ・やまゆり園

 ●悪と貧しさをめぐって
 ・神山睦美■なぜ「極悪人」に「救い」があるのか
 ‐吉本隆明『最後の親鸞』を読みながら
 ・村瀬学■貧しさについて
 ・佐藤幹夫■賢治童話と東北の飢饉・飢餓、そして永山則夫

 ●「私は映画だ」という偏愛をいかに語るか
 ・宗近真一郎■映画は、侵入し、通りすぎてゆく 映画術、その後(新連載)
 ・北明哲■勝新太郎フィルム観戦録

 ●「戦争と文学」の新世代たち
 ・添田馨■失われた英雄≠スちの行方――文化表象としての〈戦後〉像
 ・西脇慧■中村文則『逃亡者』の戦争

 ●詩と思想の本を読む
 ・福間健二■何もかも詩にしてやるという実験 
    秋山基夫詩集『シリウス文書』(思潮社)
 ・小島きみ子■エチカのエロス、エロスのエチカへ「とぶ」 
    青木由弥子詩集『しのばず』
 ・今野哲男■宗教、ポストモダンの決断 橋爪大三郎『死の講義』
 ・伊藤悠可■舞台を降りて逝きしもの 渡辺望『西部邁――「非行保守」の思想家』
 ・東出隆■古賀康正氏『むらの小さな精米所が救うアジア・
    アフリカの米づくりについて』
 ・浦上真二■吉本隆明と近藤渉『〈日本回帰〉論序説』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【特集2】辺野古・フクシマ・やまゆり園
 ●辺野古――「遺骨土砂」埋め立てへの抗議をこめて
 ・玉木一兵■沖縄をめぐるエッセイ二編
 ・水島英己■詩人たちの島‐「沖縄」への思い(3)
 ・稲田隆司■骨をめぐる物語り 玉木一兵『私の来歴』

 ●フクシマ――津波・原発‐激甚災害の一〇年
 ・本田徹■不確定の未来、模索の続く医療と介護 ―― 福島・双葉郡からの報告
   
 ・五十嵐進■3・11から十年の今、フクシマにて
 ・望月至高■フクシマ震災一〇句(再録) 
 ・佐藤幹夫■ルポ遺体検案(再録)

 ●やまゆり園――植松問題の再考
 ・千田好夫■死刑反対こそインクルーシブ社会への一里塚
 ・澤則雄■Mはなぜ「植松模倣犯」になったのか―ある事件から
 ・佐藤幹夫■被害者「匿名」問題の深層にあるもの

【小特集】臨床的思考とはどんなものか
 ■愛着と複雑性トラウマの問題
    『こころの科学216 大人の愛着障害』を読みながら
  滝川一廣・中尾賢史・伊藤研一・尾上義和・清水邦光・内海新祐・
  佐川眞太郎・愛甲修子・大迫久美恵・大澤功・本田哲也・中山俊一・
  佐藤幹夫
 ・内海新祐■不屈の声 浜田寿美男『袴田事件の謎』(岩波書店)
 ・岡村毅■臨床的思考としての現象学 
    竹田青嗣・西研編著『現象学とは何か』(河出書房新社)
 ・佐川眞太郎■「いのち」は誰のものなのか 
    小松美彦『「自己決定権」という罠』(現代書館)
 ・中尾賢史■心理臨床の共通基盤を見失わないために―
    田中千穂子監修・内海新祐編
 ■集後記に代えて―― 永山、植松、青い芝
 [デザイン] 表紙 佐藤和彩   扉 廣田茂

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「飢餓陣営53」のご購入は直接発行所にお申し込みください
 *郵便振込 00160−4−184978 飢餓陣営発行所
  税込み1650円、送料200円で合計1850円を送り下さい。
  お問い合わせはmiki-kiga@kif.biglobe.ne.jp
  (エラーメッセージが送られるようですが、着信しています)
 *佐藤幹夫の編集室(ブログ)https://77566194.at.webry.info/
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6月中旬に出ていた本。販売不可。お知らせのみ
○金子光晴、森三千代、吉本隆明ほか「金子光晴を旅する(中公文庫)
 文庫判/315頁 定価960円+税 中央公論新社

 *宣伝文

  
僕が旅立ちたいわけは、だがあんまり災難が多いからだ――上海、マレー半島、
  インドネシア、パリ。『マレー蘭印紀行』『どくろ杯』等にも綴られた詩人と
  妻の計画も希望もない四年に及ぶ放浪の旅を、本人たちへのインタビュー、そ
  の旅に魅せられた21人のエッセイで辿る。全集月報ほか単行本未収録作品多数。


 *吉本隆明「金子光晴について」
 ※初出は「金子光晴全集11巻」月報


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/05/25

近刊のお知らせ。6月初旬発行予定。販売不可。お知らせのみ。
○菅原則生・編集「続・最後の場所 9号
  A5判/138頁 価1200円+税  発行・菅原則生
  
 *目次
  菅原則生『マチウ書試論』をめぐって 8
   コロナ禍〜トリアージ、緊急事態宣言のことなど
  伊川龍郎 劇を追いかける–––近松の『曾根崎心中』
  松岡祥男 『この世界の片隅に』をめぐって
  井谷泰彦 陋巷の「バリアリーフ」–––詩人・奥村真が眠る場所
  宿沢あぐり 増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』番外篇(二)
   軍人・本村千代太と日中戦争のことなど年表的に(下)
  松岡祥男 文学という泉 第3部
  
 ※購入はメールにて菅原氏まで直接お申し込みください。
  税と送料込で1320円だそうです。(要するに送料無料らしい)。
  メールsgwrnro@icloud.com 菅原則生


5月17日に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
○四方田犬彦「世界の凋落を見つめて クロニクル2011-2020 (集英社新書)
 新書判/336頁 定価960円+税  集英社
 
 *宣伝文
  東日本大震災・原発事故の2011年からコロナ禍の2020年まで、日本と
  世界が変容し、混乱した「激動の10年」に書き続けられた時事コラム
  集成。
  「吉本隆明さんの思い出」ほか全99本。
  
  
5月22日に出ていた本。販売不可。2021/4/25にお知らせ済み。
〇小形烈「私の吉本隆明
 四六判上製/148頁 定価1500円+税  論創社
 https://amzn.to/3es9ssl


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/04/29

4月20日に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
○吉本隆明+α「
吉本隆明が語った 超資本主義の現在 その本質への思想
  新書版/192頁  定価1300円+税  文化科学高等研究院出版局
  
 *宣伝文
   吉本隆明が語る情況には、本質課題が埋もれている!
   未収録インタビュー拾遺。
   家族が壊れていく、対幻想が変貌し、ワークや親子関係、男女関係、老人の位置も変容していく。
   変わらぬ政治の愚行、経済地盤・事象の変化、歴史観の歪みや変節、のなかに政治・経済・社会
   の本質を照らし出すものがある。
   日本の特殊性のなかに普遍を探り、未解の課題を浮き立たせる、情況論からの本質示唆。
   「今だから」こそ見えてくるものがある。

   超資本主義へと変貌していく「現在」において、解体していくもの、失われていくもの、そして
   新たに可能性と限界性を合わせもって出現していくものがある。労働形態、親子関係、家族、
   民族、社会主義、ナショナリズム、経済、政治、歴史、セクシュアリテなどにおける「超資本主義」
   への変貌が示される。超資本主義への変容が内在する問題構成を理論生産へと開く
   「学ぶコメント」:思想発言を理論化するガイドつき
   
 *目次
  (1)超資本主義の現在における労働関係・親子関係の変容
    フリーター、パラサイト・シングル、家族
    *コメント「国家と社会」*
  (2)日本の特殊性の中に普遍を探る
    日本の歴史ブームとナショナリズム
    *コメント「国家と歴史と場所」*
  (3)世界金融の現場に訊く 経済の本性
    *コメント「経済の本性・本質へ」*
  (4)分散し矮小化していく政治と社会
    *コメント「思想態度、精神と情況変化」*
  (5)家族・老人・男女・同性愛をめぐって
    *コメント「生存と男女」*
    
 ※この本は、『吉本隆明が語る戦後55年』(12巻、三交社)の中で、現在情況について語ったもので、
  『
思想の機軸とわが軌跡』(EHESC出版局)の単行本化に未収録だったものに、編者(山本哲士)が
  問題構成的「学ぶコメント」を付記したもので、初出タイトルとは変えてある、とのことです。
  
**********************************************
元・三月書房 SHISHIDO,Tatsuo
**********************************************


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/04/27

本日発売。第26回配本。販売不可。お知らせのみ。
○「
吉本隆明全集25  1987-1991」 
  A5判変型・上製カバー装・640頁  定価6800円+税  晶文社
   
 *宣伝文
   単行本未収録5篇
   初期ヴェイユの考えにそっとじぶんの考えをブレンドし、いたましい
   ヴェイユの貌を描き出した『甦るヴェイユ』、『最後の親鸞』以降に
   親鸞について考えたことをまとめた『未来の親鸞』などを収める。
   
 *月報
   三上治「30年越の答え」
   赤坂憲雄「はじめての対談」
   ハルノ宵子「手放す人」
   
 *目次
  1
  十七歳
  
  2
  甦るヴェイユ
  1 初期ヴェイユ
  2 革命と戦争について
  3 工場体験論
  4 痛みの神学・心理・病理
  5 労働・死・神
  6 最後のヴェイユ
  あとがき
  新書版のためのあとがき

  3
  未来の親鸞
  変容論 三願転入 親鸞思想の到達点
  浄土論 正定聚の位 ほんとの〈死〉からの言葉
  自然論 善悪の転倒 親鸞の声にならない声
  還相論 二つの慈悲 比喩としての親鸞
  解体論 理念と思想 未来に生きる親鸞
  あとがき

  4
  情況への発言――さまざまな反応――[1990年3月]
  写真術のはじまり
  魔術師のうしろから
  魔術師からおくれて
  弔辞――菅谷規矩雄――
  つぶやきにのる俳句
  小栗康平監督『死の棘』
  戦時中の恋愛心理ドラマ――『暖流』について――
  月島の思い出
  現在の東京
  変容する都市空間
  アメリカの勘違い[ニッポンの現在1]
  動機なき親殺し[ニッポンの現在2]
  世界転向論
  病院のこと
  国際連合平和協力法案と憲法第九条[ニッポンの現在3]
  一九九〇年、巨人の椿事[ニッポンの現在4]
  即位礼と大嘗祭の副産物[ニッポンの現在5]
  三島由紀夫「檄」のあとさき

  5
  スティーヴン・ジェイ・グールド『ニワトリの歯』
  磯田光一『永井荷風』
  村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』
  アラン・ブルーム『アメリカン・マインドの終焉』
  中沢厚『石にやどるもの』
  石川九楊書『歎異鈔―その二十の形象喩』
  丸山健二『水の家族』
  丸山静『熊野考』
  鷲田清一『モードの迷宮』
  山本昌代『デンデラ野』
  ジャン=ピエール・シャンジュー『ニューロン人間』
  荒木経惟写真集『写真論』
  ルネ・ジラール『邪な人々の昔の道』
  齋藤慎爾『秋庭歌』
  江藤淳『昭和の文人』
  『三島由紀夫評論全集』
  モーリス・メルロ=ポンティ『見えるものと見えないもの』
  古井由吉『仮往生伝試文』
  西郷信綱『古事記注釈』
  前田英樹編・訳・著『沈黙するソシュール』
  『トロツキー自伝』
  ユルゲン・ハーバマス『近代の哲学的ディスクルス』
  ジャック・デリダ『シボレート――パウル・ツェランのために』
  H・S・サリヴァン『精神医学は対人関係論である』
  盛田隆二『ストリート・チルドレン』
  木山捷平『大陸の細道』
  藤田博史『精神病の構造――シニフィアンの精神病理学』
  『昭和家庭史年表』
  水村美苗『續 明暗』
  飯島洋一『光のドラマトゥルギー――20世紀の建築』
  フェリックス・ガタリ『機械状無意識』
  『牧野伸顕日記』
  ダニエル・パウル・シュレーバー『ある神経病者の回想録』

  6
  川端要壽『春日野清隆と昭和大相撲』序文
  まれな批評的存在[磯田光一]
  稀有なつよい生活の意志力[永瀬清子]
   *
  吉本隆明語録 一九九〇年―夏―
  *
  『天皇制の基層』あとがき
  習熟と持続
  対話について
  『吉本隆明「五つの対話」』あとがき
  『柳田国男論集成』あとがき
  『島尾敏雄』あとがき
  『試行』第六九号後記

  解題(間宮幹彦)
  
 ※単行本未収録の5篇は猫々堂資料集にすべて収録済みです。
 ※4の[ニッポンの現在]は『見えだした社会の限界』に、
  5の書評は『新・書物の解体学』に収録されています。
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2021/4/25

4月下旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「
流砂 第20号
 A5判/240頁 予価1200円+税  「流砂」編集委員会(発売・批評社)

 *全体の考察、つまり、世界認識の方法にかんする試論――ミッシェル・フーコーと吉本隆明との対話(中村明徳)
  ほか
  
  
5月下旬刊行予定。販売不可。お知らせのみ。
〇小形烈「
私の吉本隆明
 四六判上製/148頁 予価1500円+税  論創社
 
 *宣伝文
  17歳ではじめて吉本隆明の詩に出会い、26歳のとき吉本の個人編集雑誌「試行」の販売に携わるようになって以来、
  十年以上にわたり吉本家と交流を重ねてきた。自分が好きな吉本隆明の本、埴谷雄高や江藤淳、宮沢賢治、親鸞と
  吉本のかかわり、さらに平易な文学案内「読書のすすめ」まで、吉本の著作を灯として歩んできた人生を、思い出
  深い本とともに振り返る。
  「吉本隆明に惹かれるということは、吉本さんとたったひとり、出会い続けることだ」──芹沢俊介氏推薦! 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/4/02

3月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
〇「
柄谷行人対話篇1 1970-83 3」講談社文芸文庫
  文庫判/352頁  定価2100円+税  講談社
  
 *対談相手とタイトル
   批評家の生と死(吉本隆明)
   思想と文体(中村雄二郎)
   アメリカについて(安岡章太郎)
   ツリーと構想力(寺山修司)
   ソシュールと現代(丸山圭三郎)
   現代文学と“意味の変容”(森敦)
   コンピュータと霊界(中沢新一)
   
3月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。   
〇「
近代日本宗教史 第五巻 敗戦から高度成長へ: 敗戦〜昭和中期
  編者 島薗進/末木文美士/大谷栄一/西村明
  A5判/296頁  定価3300円+税  春秋社
  
 *目次の一部
  第一章 総論 ――体制の転換とコスモロジーの変容 西村 明
  第二章 占領と宗教 ヘレン・ハーデカ
  第三章 戦後政治と宗教 中野 毅
  第四章 戦後知識人と宗教 ――吉本隆明の親鸞論 中島岳志
   一 はじめに
   二 詩・宗教・大衆
   三 親鸞の極北
   四 おわりに
  第五章 戦後の宗教とジェンダー 猪瀬優理
  第六章 慰霊と平和 西村 明
  第七章 都市化と宗教 ――高度経済成長期の東京を中心に 寺田喜朗
  第八章 大衆的メディアの時代の宗教表象 姜 竣 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/03/24

昨日受贈
〇東出隆『わが心の吉本隆明さんと共に―「北海道横超忌」「北海道横超会」を巡って』
  A4判/2段組136頁 発行・空知生命塾 頒価2000円(税込)

※目次等詳細は2021/03/04にお知らせ済み
※購入ご希望の方は著者に直接メールでお申し込みください
 takashi-higashide.8130@nifty.com

※裏表紙に北海道横超会発行物3点の表紙が掲載されています。
 頒価も在庫の有無もわかりません。東出氏にお尋ねください。
 「北川透講演再録集 吉本隆明と権力意思」
 「瀬尾育生講演録 吉本隆明の詩と〈罪〉の問題」
 「加藤典洋講演録 戦中と戦後をつなぐもの」


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/03/04

3月16日刊行予定
〇東出隆『わが心の吉本隆明さんと共に―「北海道横超忌」「北海道横超会」を巡って』
  A4判/2段組130P余 発行・空知生命塾 予価2000円(送料込)

 *目次内容
  1.「北海道横超忌・北海道横超会」私記
     第1回~5回「北海道横超忌」の詳細内容、また2014年6月〜2019年4月
     『北海道横超会」の詳細内容を東出の視点で詳述

  2.「北海道横超忌・北海道横超会」折々の記(投稿誌「よりみち」の寄稿などから)
   @「北海道横超忌」を終えて(注 第1回の内容の報告)
   A「北海道横超忌」を終えて(続き)
   B「北海道横超忌」を終えて(承前)
   C「北海道横超会」のことなど
   D「北海道横超会」のことなど(続き)
   E「北海道横超会」(第1回)
   F「反・反原発」について 有田隆司(注 第4回のコーディネーター)
   G第2回「北海道横超忌」を終えて
   H吉本隆明『ハイ・イメージ論』註解のためのメモ
   ➉吉本隆明『ハイ・イメージ論』註解のためのメモ(講話編)
   J吉本隆明『ハイ・イメージ論』註解のためのメモ(講話編・続き)
   K瀬尾育生氏の吉本論について
   L第5回「北海道横超忌」事務局挨拶
   M(第1次)北海道横超会会員宛に送付の手紙
   N私的な勉強会へのゲスト参加など
   O「北海道横超忌」を巡って

  3.逝去を悼む
   P上京記 吉本邸訪問と築山登美夫さんの逝去を悼む
   Q菅原英一さんの逝去を悼む
   R渡辺宗子さんの逝去を悼む
   S文芸評論家加藤典洋さんの逝去を悼む
   ㉑文芸評論家加藤典洋さんの逝去を悼む(続き)
   ㉒「加藤典洋さん追悼の会」の開催について

  4.あとがき
 
 *著者・東出隆 略歴
   生年月日 1952年3月18日
   出身地 北海道深川市
   最終学歴 1975年3月 北海道大学経済学部卒
   職歴等 銀行勤務後雑誌や本の二次卸(書店等も経営)の会社に定年まで取締役等で勤務
   その後「半農半塾」で「空知生命塾」主宰 2014年3月「北海道横超忌」単独主催
   2014年6月から「北海道横超会」会員として、2018年まで同会に参加、吉本隆明さん関連の
   勉強会や追悼忌に関わる。
   また現在参加している全国規模、地域社会での活動としては、赤峰勝人氏が代表を務める循
   環農法を学ぶ「なずなの会」、「北海道なずなの会」、「三木成夫の会」、「北海道たねの会」
   「NPO法人北海道オーガニック推進協会」監事、「NPO法人まおい学びの里」、「懐かしい未来
   つくる会」など。
   著作等 『涙のアディオス 資料編』『大塚陽子論』『追悼 吉本隆明さん』等、また現在
   「空知生命塾双書」を各種刊行中。
   投稿誌「よりみち」、自由詩誌「詩の牧場」などに参加、寄稿中。

 ※購入ご希望の方は著者に直接メールでお申し込みください
  takashi-higashide.8130@nifty.com


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2021/02/12

非<吉本>本のお知らせ。2月下旬発行。販売不可。お知らせのみ。
○「アルテリ」11号(年2回刊行予定)
  A5判/…頁 予価1000円+税 アルテリ編集室

 *目次の一部
   石牟礼道子日記について  渡辺京二
   日録(1)          石牟礼道子 
   ほか
   
 ※購入については販売元(橙書店)のサイトにお問い合わせください
  http://www.zakkacafe-orange.com/blog/

 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/1/31

12月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
〇角田光代、夏目漱石ほか
自転車に乗って: アウトドアと文藝
 四六判/224頁  定価1700円+税  河出書房新社
 
 *宣伝文
  27人による短編アンソロジー。自転車にまつわるエッセイ、
  小説、詩、漫画。乗り始めた頃、思い出の風景、走るとは……
  最も身近なのりものが、私たちの生活にもたらす喜び・愉しみ
  を味わう。
  
 *吉本隆明「自転車哀歌」収録
 
  
1月に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
〇「文藝春秋 2021年2月号」定価960円 
  「文藝春秋
digital 2021年2月号」 月額900円
  https://bungeishunju.com/n/n420ce1f52247
  
 *ハルノ宵子「歩きながら思考する」
  著名人が父親との思い出を回顧します。今回の語り手は、ハルノ宵子(漫画家)です。
  吉本隆明ってオヤジ、人様にはどんな風に映っていたのだろうか? 
  若い人にとっては、もはや歴史上(?)の人物みたいなもんで、名前くらいしか知ら
  ない、思想家のスゴイ人だろう。かつての論敵にとっては、とにかく執念深い、こじ
  らすとやっかいな狂犬みたいなヤツ、だったことだろう。(以下略)
  

吉本隆明全集(第24巻;1987-1990) 
  A5判変型・上製カバー装・726頁  定価7000円+税  晶文社
 
 *月報
  笠井潔「吉本隆明と連合赤軍事件」
  今福龍太「石と舟の幻影」
  ハルノ宵子「1片の追悼」

 *目次
  1
  ハイ・イメージ論3
  舞踏論
  瞬間論
  モジュラス論
  エコノミー論
  幼童論
  消費論
  あとがき
  2
  情況としての画像──高度資本主義化の[テレビ]──
  テレビはどこへゆくか
  スポーツ視たまま
  映像の共同体
  報道番組1
  報道番組2
  年始と年末の祭り
  エコロジー談義1
  視聴率はどうか
  ハイビジョンをめぐって
  美空ひばり1
  テレビCMはいま
  視聴者の言ってみるだけ
  エコロジー談義2
  テレビの話芸
  ソウル・オリンピックの画像
  ドキュメントの画像
  視線論
  昭和天皇の死
  Mr.マリック論/手塚治虫論
  テレビのよさといかがわしさ
  ドキュメント性とドラマ性
  報道番組3
  天安門事件
  美空ひばり2
  「現在」化と大衆
  あとがき
  3
  人間の死 自然の死 農業の死
  谷中──わたしの散歩道
  七〇年代のアメリカまで─さまよう不可視の「ビアフラ共和国」
  西川徹郎さんの俳句
  生きていた西行
  島尾敏雄の世界
  漱石論としての位置──盛忍『漱石への測鉛』──
  わが東京
  1970東京の民家[写真構成]
  東京についてのノート
  南島論序説
  異境歌小論──前登志夫について──
  いそいで岡本かの子
  情況への発言──《エチカの闘争》──
  “新しい”という映画
  ほんの5gの賭け
  水辺の記憶──洲崎(遊郭)の方と大川(隅田川)の方──
  南島論
  別れの言葉──三浦つとむ――
  4
  私のぴあテン1987
  〈死〉に関するアンケート
   *
  井上英一「情報と像」
  前登志夫「吉野の桜」
  はじめて出会った大学
   *
  板橋・仲宿商店街
  私ならこんな店
  ウイークリー・データ 一九八九・七・四─一〇
   *
  小川徹
  知識でもって立つことの孤独さ[清水幾太郎]
  森山公夫の場所
  気分がちょっぴり波うつような気がする[『日本名歌集成』]
  梅原猛『日本冒険第二巻 太陽の輪廻』
  鮎川信夫が近代以後の詩にはじめてもたらしたもの
  不易流行の太宰治
  『宮沢賢治語彙辞典』
   *
  『吉本隆明全対談集2』あとがき
  『吉本隆明全対談集3』あとがき
  『吉本隆明全対談集4』あとがき
  『吉本隆明全対談集6』あとがき
  『吉本隆明全対談集7』あとがき
  『吉本隆明全対談集8』あとがき
  『吉本隆明全対談集9』あとがき
  『吉本隆明[太宰治]を語る』あとがき
  『吉本隆明全対談集10』あとがき
  『〈信〉の構造2 全キリスト教論集成』序
  『〈信〉の構造2 全キリスト教論集成』あとがき
  『〈信〉の構造3 全天皇制・宗教論集成』序
  『〈信〉の構造3 全天皇制・宗教論集成』あとがき
  『吉本隆明全対談集11』あとがき
  『吉本隆明全対談集12』あとがき
  『琉球弧の喚起力と南島論』覚書
  『像としての都市』あとがき
  『試行』第六八号後記

    解題(間宮幹彦)

 ※単行本未収録のものの中で「私ならこんな店」と「気分が
  ちょっぴり波うつような気がする」の2篇は猫々堂資料集
  にも未収録だったようです。


2018年〜2020年のバックナンバー(※内容は少し修正してあります)  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/12/28

1
2月中旬に出ていた本。販売不可。お知らせのみ。
〇巖浩「有題無題 日本読書新聞1958-1963
 四六判上製/352頁 定価2600円+税  弦書房
 
 *宣伝文
   昭和30年代当時、どのような本が読まれていたのか。鶴見俊輔、
   吉本隆明、橋川文三、三島由紀夫、島尾敏雄など、若き思想家・
   作家たちが当時をどのようにとらえていたのか。同時代を生き
   た筆者・巖浩が明快に語る。多くの読書人たちを魅きつけた
   「日本読書新聞」の名物コラム“有題無題”の当時の筆者がみ
   た戦後日本への直言268話。
 
 ※当店では販売できません。他の書店かAmazonなどでご購入ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/12/21

近刊のお知らせ。お知らせのみで取り扱いはできません。
〇東出隆『わが心の吉本隆明さんと共に―
     「北海道横超忌」「北海道横超会」を巡って』(仮題)
  …判/…頁  予価2000円(送料込)発行・空知生命塾/協力・共育舎
  
 *目次
  1.「北海道横超忌・北海道横超会」私記
   (第1回〜5回「北海道横超忌」の詳細内容ほか)
  2.「北海道横超忌・北海道横超会」折々の記
   (投稿誌「よりみち」の寄稿などから)
  3.あとがき(予定)

 ※2021年2月〜3月に刊行予定だそうです。
  購読を希望される方は、直接著者に連絡してください。
  takashi-higashide.8130@nifty.com (パソコン)
  hbs-higashide@ezweb.ne.jp (携帯)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/12/18

本日入荷。これは販売します。ご予約者には発送済み。
〇「飢餓陣営 52  2020冬増頁特大号」編集・佐藤幹夫
   A5判/366頁   定価1500円+税  発行・飢餓陣営発行所
   
 ※目次は2020/11/07にお知らせ済み
 ※<吉本>関係としては、浦上真二「吉本隆明と『マルクス・エンゲルス
  農業論集』」、瀬尾育生「村瀬学さんの紙上講演“風を訪ねるものはも
  ういなくなったのか”を読んで」、添田馨「耳の目覚めとアダージオな
  風の歌――コロナカ禍で読む『日時計篇』の言葉たち」の三編で計44頁。
 ※通販送料200円。残り数冊。追加の入荷はありません。
 ※「飢餓陣営」バックナンバーの販売は25日で終了します。
 ※来年からの「飢餓陣営」の購読については、「佐藤幹夫のホームページ」
  からメールで直接お問い合わせください。
  http://www5e.biglobe.ne.jp/~k-kiga/


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/12/10

12月末の廃業まで残り2旬となりました。
「脈」、「続・最後の場所」、「放題」と「雷電」の通販は12月20日にて
終了しますのでお早めにどうぞ。

「飢餓陣営」は最新号の発売が遅れていて20日過ぎの入荷予定です。
ご予約の方には入荷次第お送りします。
バックナンバーのご注文はお早めにどうぞ。

猫々堂資料集の在庫はありませんが、20日過ぎまでは仕入れ可能です。
晶文社の「全集」25回24巻は下旬に入荷予定です。

脈発行所の本
・「続・最後の場所」は1〜8号の在庫あり
・「放題」は1〜2号の在庫あり。「雷電」は1.2.4.5.6.7.8.10.11.13号があり。
飢餓陣営発行所の本


9月に出ていた本
〇宇田亮一「吉本隆明『マス・イメージ論』を読む
 A5判/248頁 定価2,500円+税  小鳥遊書房
 
 *宣伝文
  目に見えない「現在」をどうとらえるか……。
  吉本の『マス・イメージ論』は、〈現在というものを、言葉の意味で
  はなく、像あるいは地形図でとらえようとした書物〉である。
  吉本がとらえようとした1980年代という「現在」は、正体不明の歴史
  的大転換期にあった。
  『共同幻想論』『言語にとって美とはなにか』の〈イメージ版〉でも
  ある『マス・イメージ論』を、この先の見えない生きづらい「現在」
  だからこそ心理臨床士が読解する試み。
  
 ※聞いたことの無かった出版社ですが、いちおう全国どこの書店でも販売
  可能のようです。Amazonでも買えます。
  
 ※宇田亮一氏の過去の本は当店でも販売しました。すべて在庫なし。
  「吉本隆明「言語にとって美とはなにか」の読み方」アルファベータ
  「吉本隆明“心”から読み解く思想」彩流社
  「吉本隆明『共同幻想論』の読み方」菊谷文庫
  「吉本隆明『心的現象論』の読み方」文芸社 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/11/09

10月末に出ていた本(※当店不扱い)
〇ハルノ宵子「猫だましい
  四六判/236頁   幻冬舎

 *宣伝文
   歩けない猫は猫じゃない。
   自身の様々な闘病、老いた両親の介護と看取り、数多の猫たちとの
   出会いと別れを、透徹に潔く綴る、「生命」についてのエッセイ。

   60を迎える頃、ステージWの大腸がんを告知された時の第一声は
   「ああ〜! またやっちまった〜!」。その1年少し前に、自転車
   の酔っ払い運転でコケて大腿骨を骨折、人工股関節置換手術で、1ヶ
   月近く病院のお世話になったばかりだし、5年前には乳がんで、片
   乳を全摘出している……。吉本隆明の長女であり、漫画家・エッセ
   イスト・愛猫家である著者が、自身の闘病、両親の介護と看取り、
   数多の猫たちとの出会いと看病・別れを等価に自由に綴る、孤高で
   野蛮な、揺るぎないエッセイ。
   
 ※現物はまだ見ておりませんが、猫話のついでに吉本さんのことも出てく
  るかもしれません。
 ※当店では仕入れ不能ですのでAmazon等でご購入ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/11/07

12月上旬刊行予定。これは販売します。ご予約ください。
〇「飢餓陣営 52  2020冬増頁特大号」編集・佐藤幹夫
   A5判/約350頁   予価 1500円+税  発行・飢餓陣営発行所
   
――――――――――――――――――――――――――――――――――
・佐藤和彩■フォト
・宮尾節子■重度の神
・二木志保■回文 沖縄・コロナ 二〇二〇・七・二九〜八・二九
・木村和史■家をつくる(15)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
●詩と思想の本を読む19
・水島英己■「沖縄」への思い(3)
       ――目取真俊『ヤンバルの深き森と海より』を読む
・季村敏夫■活弁士の詩文‐季村敏夫編『カツベン 詩村映二詩文』(みずのわ出版)
・鳥居万由実■現場に分け入り格闘を浮き彫りにする。
    ――宗近真一郎『詩は戦っている。誰もそれを知らない』(書肆山田)
・青木由弥子■全体性の詩学へ――『ゴースト・ポエティカ』(響文社)を読む
・浦上真二■吉本隆明と『マルクス・エンゲルス農業論集』
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【特集】コロナ・やまゆり園・生権力
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
●ロングインタビュー(第一部)
・笠井潔氏に聞く■「例外社会」とはなにか
         ――「世界戦争」から二一世紀「世界内戦」の時代へ
・小松美彦氏に聞く■「生きるに値しない命」と人間の尊厳をどう考えるか
         ――優生思想・新自由主義と人体資源の市場化・パーソン論
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・渡辺一史(特別寄稿)■植松聖のナックルボール
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●時評‐いのちの選別と陰謀史観
・本田徹■コロナ禍といのちの選別‐嘱託殺人、津久井やまゆり園事件、
     不知火海いのちの祀り
・西脇慧■はたして「大量殺人者予防ワクチン」は可能か
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●ロングインタビュー(第二部)
・笠井潔氏に聞く■戦後社会をどうとらえるか
    ――戦後社会の欺瞞と「本土決戦」/「没落する中流」と暴力化の問題 
・小松美彦氏に聞く■コロナパンデミックとやまゆり園事件に視る生権力
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●村瀬学「北海道横超忌〈講演〉録」を読む
・瀬尾育生■感想の連鎖 村瀬学さんの紙上講演「風を訪ねるものはもういなくなったのか」を読んで
・添田馨■耳の目覚めとアダージオな風の歌――コロナカ禍で読む「日時計篇」の言葉たち
・宗近真一郎■「風」はどこに召喚されるのか――村瀬学〈講演〉録からコロナ問題に接近する
・村瀬学+佐藤幹夫(往復メール)
  ■やまゆり園事件とウィルス感染が交差するところ
   佐藤より村瀬さんへ▼ウィルスと観念が「うつる」ということ
   村瀬さんより佐藤へ▼1「共同の意志」にとりつく植松聖 2「交わり」と「侵入」
    ――津久井やまゆり園事件と新型コロナウィルス感染の接点を考えて
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・浜田寿美男氏に聞く■やまゆり園裁判の問題点をめぐって
         ――「行動は是認できないが、動機は了解できる」?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●児玉真美『殺す親 殺させられる親』(生活書院)を読みながら
・滝川一廣■『殺す親 殺させられる親』を読む‐アシュリー事件を中心に
・横田泉■児玉真美著『殺す親 殺させられる親』を通して相模原事件を考える
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●津久井やまゆり園事件と報道
・メディアは何を伝え、何を伝えられなかったか
■野口恵里花(読売新聞)+石川泰大(神奈川新聞)+太田泉生(朝日新聞)
  杉浦幹(司会)+平野泰史(やまゆり園元保護者)
・澤則雄氏に聞く■フィルム『生きるのに理由はいるの?』を制作して
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●当事者と支援者
・佐々木信行■2020・1 「やまゆり」さいばんがはじまって
・千田好夫■死刑に反対する――「共に生きる」に例外はない
・山崎幸子さん■津久井やまゆり園裁判傍聴記(第一回公判)
・太田顕さん■津久井やまゆり園裁判傍聴記(第十一回公判)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●「津久井やまゆり園事件」を論じる
・西角純志■津久井やまゆり園事件の「本質」はどこにあるか
・脇田愉司■「津久井やまゆり園事件」と「障害・障害学」
●支援と事件の本を読む
・神戸金史■命を奪われたのは誰なのか‐神奈川新聞社『やまゆり園事件』(幻冬舎)を読む
・内海新祐■それは、どうしたって闘いだろう‐熊谷晋一郎『当事者研究』を読む
・佐川眞太郎■私に宿る加害者性――雨宮処凛『相模原事件裁判傍聴記』『この国の不寛容の果てに』(大月書店)を読む
・平岡祐二■多くの問題が提起されている――堀利和編著『私たちは津久井やまゆり園事件の「何」を裁くべきか』を読んで
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・佐藤幹夫■津久井やまゆり園「優生テロ」事件
       ――戦争と福祉と優生思想
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

※通販送料200円の予定
※「飢餓陣営」の販売も年内で終了します。バックナンバーの在庫は、
飢餓陣営発行所の本」を
  ごらんください。在庫僅少ですからお早めにどうぞ。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/11/04

近刊のお知らせ。第25回配本12月下旬刊行予定。
この巻は送料無料で販売します。
○「吉本隆明全集 第24巻〔1987-1989〕」 
  A5判変型・上製カバー装・724頁予定  予価7000円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   『共同幻想論』の「現在」版とも規定された
   『ハイ・イメージ論』の「3」、唯一のテレビ時評
   『情況としての画像』などを収める。〈単行本未収録15篇〉

  〈主な単行本初収録〉
   生きていた西行/漱石論としての位置 
   異境歌小論/いそいで岡本かの子
   私ならこんな店
   気分がちょっぴり波うつような気がする

  〈主な収録内容〉
   ハイ・イメージ論3 情況としての画像 
   七〇年代のアメリカまで 島尾敏雄の世界 
   東京についてのノート 南島論1 南島論2 他

  第24巻月報は、今福龍太氏、笠井潔氏、ハルノ宵子氏が執筆!
   
  第二期(全12冊)堂々完結!
  
 ※当店販売の最終巻になりますので通販送料無料にします。
  ご予約分のみ仕入れますのでお早めにご注文ください。
 ※第二期(全12冊)もたぶん箱入りセットが組まれるでしょう。
  こちらも送料無料ですのでご予約ください

 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/11/02

本日入荷。ご予約者には発送済み
〇日下部正哉個人誌「放題」二号
  A5版/50頁  定価500円(税込)  発行・コクピットK
  
 *目次
  日下部正哉
  「ウィズ・コロナをめぐる九つの走り書き」
  「史的吉本隆明I 敗戦期、創発する思想」

 ※通販送料140円
 ※「一号」も在庫あり。どちらも在庫少量です。お早めにどうぞ。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/10/28

非<吉本>本? 新刊のお知らせ
8月末に出ていた本(当店不扱い)
〇仁衡琢磨「ことばがこどもの未来をつくる―谷川雁の教育活動から萌え出でしもの
  A5判並製/364頁  定価3,190円(税込) アーツアンドクラフツ

 *宣伝文
   教育運動家・谷川雁の「ことば、物語、表現」活動で育った著者が世
   に問う生き方と実践、「谷川雁ラボ作品」体験記、同時代表現者論考

   一般的には「詩人・思想家」として知られる谷川雁、その後半生は子
   どものために生きたものであった! 彼の定義に「教育運動家」も追加
   するべき、著者はそう提言する。谷川雁らが創った民間教育機関であ
   るラボ教育センターの独創的な教育手法を受けて育っている。それが、
   その後の数十年の人生にどのような影響があったか。

 *目次
   はじめに
   第一部 「ことば、物語」が「こども」の未来をつくる
   第二部 谷川雁と子ども、ことば、物語
   第三部 谷川雁と、その同時代・前後の表現者を「遅れてきた青年」が読む
   [解説]仁衡琢磨の谷川雁体験・研究本出版に同伴・助力して(松本輝夫)
   
 ※現物を見ていないので、吉本関係の記述があるかどうかは不明ですが、第三部
  あたりに少し出てくるのでは。。
 ※当店では販売できませんので、Amazonかどこかでご購入ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/10/23

11月刊行予定。(当店は不扱い)
〇鷲田小弥太「『重層的非決定』吉本隆明の最終マナー」
  四六判上製/約200頁 予価2000円+税  言視舎
  
 *宣伝文
   「非常時」の思考がお好きな方に申し上げる!
   「非常時」の思考(狼が来た!)に罹らない、「常態」を失わないための思
   考方式(マナー)を吉本に学ぶ。
   時代の転換・画期に、吉本はいかにして旧態然とした定型思考を乗り
   越えてきたのか。戦後思想のあり方、資本主義の「現在」や「反核」
   「反原発」をめぐる議論、古典論、宗教思想を中心に完全解説。
  
 *目次
  0▼ 「非常時」の思考に足を掬われるな
  1▼吉本隆明  戦後思想の代名詞
  2▼吉本隆明  資本主義の「現在」
  3▼消費資本主義の論理
  4▼吉本隆明  技術とは何か
  5▼西行  死後、流行作家になった理由
  6▼親鸞 宗教の名による宗教の否定 あるいは「信」の構造の転換
  7▼ 戦後思想の橋頭堡──吉本隆明
  8▼吉本隆明  大衆の無意識を読む
  9▼ 吉本隆明の最後の遺訓は「反原発は猿だ!」である ほか   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/10/22

現物見本をいただきました。24日発売予定。(当店は不扱い)
〇吉本隆明「吉本隆明 わが昭和史
  四六判ソフトカバー/335頁 定価1800円+税  ビジネス社
  
 *帯の文
   下町の少年期からから「昭和天皇の死」まで
   思想界の巨人が描く「昭和と私」のアンソロジー!!
   [NHK]放送で『100分de名著 共同幻想論』が注目!

 *目次の一部
   1 戦前
   2 戦後
   3 主著
   4 昭和の終わりへ
   吉本隆明「昭和年表」
   初出一覧
   編集後記
 
 ※編者は編集部となっているだけで個人名はありません。
  著作権継承者の承諾は得たそうです。
 ※1は「少年」「初期ノート」から4篇
  2は「模写と鏡」「擬制の終焉」「敗北の構造」他から14篇
  3は「言語にとって…」「心的現象…」の各あとがきと「共同幻想のゆくえ」
  4は「見えだした社会の限界」「反核異論」他から7篇
  もちろん珍しいものはひとつもありませんが、わりと幅広く選択されていて
  入門用には悪くないでしょう。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/10/19

8月に出ていた本。当店不扱い
〇高岡 健「吉本隆明の〈こころ〉学 (PP選書)
 四六判並製/285頁  定価2500円+税  批評社

 *帯の文
   精神科医である著者が、吉本隆明が広汎に論じてきた評論から、
   “こころ”と“倫理”についての思想を解読し、この時代の狂気
   の諸相を抉り出す。
   
 *目次
   序章 〈資質〉を〈倫理〉に変えるとき――岸上大作・松本隆・つげ義春
   第1部 〈こころ〉学入門
    第1章 <資質>‐妄想論――吉本隆明の漱石論
    第2章 身体はなぜ抗うつ薬を食べ続けるのか――
        フォイエルバッハと吉本隆明の身体論
    第3章 行動の構造論――
        吉本隆明「メルロオ・ポンティの哲学について」「行動の内部構造」
    第4章 自閉スペクトラム症論――
        ドナ・ウィリアムズと『心的現象論序説』
   第2部 古典?近代文芸における〈こころ〉学
    第5章 吉本隆明の実朝論
    第6章 吉本隆明の西行論
    第7章 吉本隆明の芥川論
    第8章 吉本隆明の太宰論
    コラム 太宰治こと津島修治のカルテ
   第3部 現代文芸における〈こころ〉学
    第9章 『抹殺の〈思想〉』補遺――
        宮柊二『山西省』から木山捷平『苦いお茶』まで
    第10章 三島由紀夫『美しい星』の核戦争論
    第11章 小林美代子『髪の花』と精神医療の一九六八年
    コラム レジリエンス――『源氏物語論』
    第12章 吉本隆明の境界性パーソナリティ障害論――
        『国境の南、太陽の西』と『おしまいの日』
    終章 統合失調症――『転位のための十篇』

    
 ※当店は不扱いです。Amazonかどこかでご購入ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/10/18

24日発売予定。(当店は不扱い)
〇吉本隆明「吉本隆明 わが昭和史」
  …判ソフトカバー/320頁 予価1800円+税  ビジネス社
  
 *宣伝文
   「戦争の夏の日」から「昭和天皇の死」まで

   「初期ノート」や「少年」「背景の記憶」などの著作から編年体で、
   吉本隆明氏の「昭和史」を綴る。大正13年の誕生から、「あの人より
   先には絶対死なない」といっていた昭和天皇の死まで、人生を通して
   遺してきた作品類から編み出される「昭和史」には、いったいどのよ
   うなドラマが眠っているのだろうか。昭和を代表する思想家が遺した
   著作から「昭和史」を編む。

 ※面白そうな本ですが、編者が不明です。宿沢さんならよいのですが。
 ※当店では仕入れ不能です。Amazonなどでご予約ください。


9月上旬に出ていた本
〇吉本隆明「ひきこもれ <新装版> ひとりの時間をもつということ 」 (SB新書)
  新書判/176頁  定価860円+税  SBクリエイティブ
  
 *コロナ禍で、人と人とが分断されるなか、自分の時間をいかに使うのか―
  いまこそ読み直したい、不朽の名作が、読みやすいレイアウトと人気絵本作
  家のイラストとともに、新装版として出版!。
  
 ※元版は2002年大和書房、2006年にだいわ文庫版も刊行されています。
  現物を見ていないので“気絵本作家”がどなたなのかは不明です。
  Amazonで書影を見た感じではハルノ宵子さんではなさそうです。
 ※この本も当店では仕入れ不能です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/10/10

本日入荷。ご予約者には発送済み。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」8号
  A5判/88頁 定価1000円+税  発行人・菅原則生/発売元・論創社
  
 *目次は2020/09/24にお知らせ済み

 ※松岡祥男「岡田幸文さんと比嘉賀津夫さんを悼む」の岡田氏は、吉本隆
  明「なぜ、猫とつきあうのか」、松岡祥男「物語の森」などを刊行した
  ミッドナイト・プレスの社主だった方です。
  表紙に比嘉賀津夫とありますが、比嘉加津夫の誤植でしょう。「脈」の
  発行者でした。どちらも昨年12月にお亡くなりになられました。
  このお二人への追悼文のほか、目次にはありませんが、「『二人の村上
  』の成立」7頁分ほどが掲載されています。これはおそらく「脈」104号
  の特集に寄稿を予定されていた原稿かと思われます。

  宿沢あぐり「軍人・本村千代太と日中戦争のことなど年表的に(上)
  増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』番外編(二)」
  6号に「吉本隆明の父・順太郎が参戦した“青島戦”のこと 番外編(一)」
  が掲載されていますが、本村千代太とは当時の上官で、その後も吉本一家
  と交流があった人だそうです。『父の像』参照のこと。
  
 ※「続・最後の場所」はこの号から発売元が論創社となり、ISBNも附され
  ましたので、全国どこの書店でも購入できるはずです。いまのところ、
  バックナンバーの扱いは未定のようです。
  
 ※三月書房の通販は年内で終了します。おそらく「続・最後の場所」の次
  号は間に合わないでしょう。バックナンバーは全号在庫していますので
  お早めにお揃えください
  4号と5号に「増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』」が掲載されています。
  個人的には3号掲載の「ハルノ宵子さんに聞く〜父のこと、猫のこと、
  エッセイのこと」がおすすめです。
  
 ※通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/09/24

近刊のお知らせ。10月中旬入荷予定。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」8号
  A5判/88頁 予価1000円+税  発行・菅原則生
  
 *目次
   菅原則生 『マチウ書試論』をめぐって 7
      〜《大衆の原型》へ〜
   伊川龍郎 真夏の村上春樹
      〜『一人称単数』と『猫を棄てる–––父親について語るとき』
   松岡祥男 岡田幸文さんと比嘉賀津夫さんを悼む
   宿沢あぐり 軍人・本村千代太と日中戦争のことなど年表的に(上)
      増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』番外編(二)
   菅原則生 きれぎれの感想〜コロナ禍など

 ※通販送料180円。ご予約ください。
 ※1号〜7号も在庫あります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/09/19

近刊のお知らせ。10月発行予定。
〇日下部正哉個人誌「放題」二号
  A5版/50〜55頁予定  予価500円(税込)
  
 *目次
  日下部正哉「ウィズ・コロナをめぐる九つの走り書き」
   史的吉本隆明I敗戦期
   創発する思想
   敗戦という経験
   高村光太郎そして前世代の詩人たちを超えて
   「逆過程」としての敗戦革命
   〈丸山眞男〉というアポリア
   大衆/知識人/国家
   「逆立」の発見
   地下茎のように体系は自己生成する
   (※本稿は「LEIDEN──雷電」6号(2014年7月刊)に掲載した
   「吉本隆明、敗戦期の思想」を改稿したものです。)

 ※通販送料140円の予定。ご予約ください。

 〇日下部正哉個人誌「放題」一号
  「了解と訣別──〈最後の鮎川信夫〉と八〇年代の吉本隆明」
    A5版/43頁定価500円(税込) 発行・コクピットK
    
 ※2号発行時に追加仕入れの予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/08/24

本日発売。第24回配本。ご予約者には発送済みです。
○「吉本隆明全集 第23巻〔1987-1989〕」
  A5判変型・上製カバー装627頁 定価6800円+税 晶文社

 *帯の文 『ハイ・イメージ論II』と『宮沢賢治』からの引用

 *月報
   川村湊「“終りをまっとうする批評家”」
   金子遊「マクロネシアの渚へ」
   ハルノ宵子「孤独のリング」

 *目次
  1 ハイ・イメージ論II
  2 宮沢賢治
    *
   「銀河鉄道の夜」の人たち
   賢治童話の風土
   解題(間宮幹彦)

 ※この巻には単行本未収録作品はありませんでした。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/07/08

本日入荷。ご予約者には発送済み。

〇誌上2020.3.22 北海道横超忌 村瀬学〈講演〉録   
 「風をたずねるものはもういなくなったのか
   ――吉本隆明の発想の根源にある「風」のイメージを探る――」
  A4判・ホッチキス綴/56頁+表紙4頁  価1000円(税込・送料含)
  発行/北海道横超会II

 ※この〈講演〉録は、コロナ禍のため開催が中止になった講演のために、
  村瀬氏が準備されていたデータをまとめたもので、実際には講演は行
  われていません。本篇は2段組み、附録は3段組みで、かなりの文字数
  です。内容詳細は2020/06/22にお知らせ済み。ご予約者分しか仕入れ
  ておりませんので余分はありません。
 ※ご購入は北海道横超会II事務局へ直接どうぞ。
   柴田氏 tao81nozomushibata@gmail.com
   高橋氏 hide-mes@qk2.so-net.ne.jp 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/07/01

近刊のお知らせ。第24回配本8月下旬刊行予定。この巻は販売します。
○「吉本隆明全集 第23巻〔1987-1989〕」 
  A5判変型・上製カバー装・640頁予定  予価6800円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   「未知の現在」を追いつめることと追いつめられることのせめぎ合
   いが 急迫する『ハイ・イメージ論』の「II」と、この論考と平行
   するように 書き下ろされた詩人論『宮沢賢治』を収める。

  〈主な収録内容〉
   ハイ・イメージ論II 宮沢賢治

 第23巻月報は、川村湊氏、金子遊氏、ハルノ宵子氏が執筆!
   
 ※通販送料250円。ご予約分のみ仕入れますのでお早めにご注文ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/06/30

6月25日に出ていた雑誌。これは当店不扱いです。
〇先崎彰容「吉本隆明『共同幻想論』 2020年7月 (NHK100分de名著)
 A5判/116頁  定価524円+税  NHK出版
 
 *講師 先崎彰容
  1975年東京都生まれ。東京大学文学部倫理学科卒業。東北大学大学
  院文学研究科日本思想史専攻博士課程単位取得修了。フランス社会
  科学高等研究院に留学。文学博士。日本大学危機管理学部教授。専
  攻は近代日本思想史・日本倫理思想史。主な著書に『高山樗牛――
  美とナショナリズム』(論創社)、『ナショナリズムの復権』
  (ちくま新書)、『違和感の正体』『バッシング論』(ともに新潮新書)、
  『未完の西郷隆盛――日本人はなぜ論じ続けるのか』(新潮選書)など。
  現代語訳と解説に福澤諭吉『ビギナーズ日本の思想 文明論之概略』
  (角川ソフィア文庫)などがある。

 ※放送はNHK・Eテレ  月曜 午後10:25〜10:50
            水曜 午前05:30〜05:55(再)
            水曜 午後00:00〜00:25(再)           


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/06/22

7月上旬刊行予定。これは販売します。ご予約ください。

〇誌上2020.3.22北海道横超忌 村瀬学〈講演〉録   
 「風をたずねるものはもういなくなったのか
   ――吉本隆明の発想の根源にある「風」のイメージを探る――」
  A4判・ホッチキス綴/56頁+表紙4頁  価1000円(税込)
  発行/北海道横超会II

 *内容
  一 「風」の出所
   1 詩稿「日時計」の世界
   (1)「小さな発見」から
   (2)自筆原稿の写真版を見る
   (3)吉本隆明さん自身はどう見てこられたのか
   (4)「日時計」のイメージのひろがり
   (5)「日時計」と「エロス」と「影」
   2 「風」とは何か
   (1)「風」の出現
   (2)「風」のイメージの複合性
   (3)「風と光と影」という表現について
   (4)「特定の女性」との関係は考慮すべきか
  二 『日時計篇』の理解を深めるために
   1 『チャンドス卿の手紙』との比較
   2 吉本隆明『宮沢賢治』―擬音の世界・オノマトペの世界
   3 『日時計篇』から『固有時との対話』へ、そして『転位のための十篇』への変化をどう考えるといいのか
   三 「風」の存在論
   1 「地球に風が吹いている」という視点
   2 「風」のイメージの総体について――気象と生態の全体を見る――
   3 書字としての「風」について
   4 「風」の四つの次元――「風の存在論」の方へ――
   5 詩としての「風」――吉本さんの場合
   6 東日本大震災と吉本隆明さん
   7 「新型コロナウイルス感染」と「アジア的なもの」
   附録1 「エリアンの手記と詩」考
   附録2 「(海はかはらぬ色で)」考
   講師紹介
   刊行に際して

 ※通販送料無料です。
  ご予約分しか仕入れませんので、お早めにお申し込みください。
  


本日入荷。ご予約者には発送済みです。
※完売しました。発行所にもありません。
〇「飢餓陣営 51 没後八年の吉本隆明」編集・佐藤幹夫
   A5判/243頁   定価 1000円+税  発行・飢餓陣営発行所

 *目次の一部
  【特集】没後八年の吉本隆明
   1 吉本隆明の「戦争」、橋爪大三郎が解く皇国思想
      宗近真一郎■「批評」というジャンルが問われる
      添田馨■“皇国教育”の洗脳は解けるか
      北明哲+佐藤幹夫■吉本隆明の「戦争と戦後」ほか
   2 吉本隆明の没後出版を読む
      佐藤通雅■銀河の流れについて―『宮沢賢治の世界』
      萩原健次郎■自然像としての書と文字を見つめる。―『書 文字 アジア』を読む
      宮下和夫■吉本隆明さん没後の企画―僕がかかわったものを中心に―『吉本隆明 質疑応答集』
      西脇慧■黙示録的表象としての〈現在〉―『ふたりの村上』
   〔連載〕浦上真二■吉本隆明とサミュエル・ベイリー『リカアド価値論の批判』
   3 比嘉加津夫企画『ふたりの村上』と編集者小川哲生
      比嘉加津夫+小川哲生■(メールインタビュー)『ふたりの村上』と小川哲生
      内田聖子■「ウォーク・ドント・ラン」
      刈谷政則■「若き小川哲生さん」の大和書房時代
      河谷史夫■ひとりの出版渡世人
      齋藤愼爾■〈伝説の編集者〉小川哲生異聞
      村瀬学■小川哲生 不思議な「包み」の美学へ
      山野浩一■小川哲生さんのこと
      佐藤幹夫■わたしにとっての『ふたりの村上』
  【小特集1】思想と文学を読む ※2020/06/03にお知らせ済み
  【小特集2】「障害と支援」の本を読む ※同上

※通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/06/03

6月末刊行予定。これは販売します。ご予約ください。
〇「飢餓陣営 51」編集・佐藤幹夫
   A5判/250頁   予価 1000円+税  発行・飢餓陣営発行所
―――――――――――――――――――――――――――――――――
【作品】宮尾節子■誰が言った/木村和史■家をつくる(14)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
【特集】没後八年の吉本隆明98+74+15
 〔対話〕北明哲+佐藤幹夫■吉本隆明の「戦争」、
  橋爪大三郎が解く皇国思想
 (その1)闇斎・徂徠―丸山―吉本隆明 
 (その2)宣長―小林―吉本隆明
 (その3)『國體の本義』と吉本隆明の「戦争」
  宗近真一郎■「批評」というジャンルが問われる
  橋爪大三郎『小林秀雄の悲哀』
  添田馨■―皇国教育―の洗脳は解けるか
  橋爪大三郎『皇国日本とアメリカ大権』
 〔吉本隆明の没後出版を読む〕
  佐藤通雅■銀河の流れについて―『宮沢賢治の世界』を読む
  萩原健次郎■自然像としての書と文字を見つめる。
   ―『書 文字 アジア』を読む
  宮下和夫■没後の企画―僕がかかわったものを中心に
   ―『吉本隆明 質疑応答集』
  西脇慧■黙示録的表象としての〈現在〉―
   吉本隆明『ふたりの村上』を読む

〔連載〕
  浦上真二■吉本隆明とサミュエル・ベイリー『リカアド価値論の批判』
〔比嘉加津夫企画〕『ふたりの村上』と編集者小川哲生
  比嘉加津夫+小川哲生■(往復メール)『ふたりの村上』と小川哲生
  内田聖子■刈谷政則■河谷史夫■齋藤愼爾■村瀬学■山野浩一■
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【小特集1】思想と文学を読む
  神山睦美■『世界史の構造』の柄谷行人と
  宗近真一郎『柄谷行人 世界同時革命のエチカ』
  宗近真一郎■「文学システム批判」のスペクトラム
  ジョン・ヨンイル『柄谷行人と韓国文学』
  水島英己■神山睦美『終わりなき漱石』を読む
  伊藤悠可■知的決断の血脈―西尾幹二『歴史の真贋』を読む
  小川哲生■『歴史の真贋』を読む
  佐藤幹夫■伊藤悠可『もう一人の昭和維新』を読む(転載)
  添田馨■当事者でないことを、恐れない―宮尾節子『女に聞け』
――――――――――――――――――――――――――――――――――
【小特集2】「障害と支援」の本を読む
  内海新祐■共存と共生、対抗言論によってではなく
  −横田泉『精神医療のゆらぎとひらめき』
  佐川眞太郎■対話とは何か ― 西研『哲学は対話する』
  中尾賢史■人が同じ地平に立つために―
   渡辺一史『なぜ人と人は支え合うのか』
――――――――――――――――――――――――――――――――――
※「飢餓陣営」はバックナンバーも含めて、年内は通販を続けます。
 ご予約ください。通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/06/02

※当店は販売いたしません。お問い合わせは発行所にどうぞ。
〇「トンボ 第十号  追悼 北川太一そして吉本隆明」
  発行日(奥付)2020年6月15日 編集・曽我貢誠
  A5判88頁  定価500円+税  文治堂書店http://bunchido.jp/


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/05/17

批評社(http://www.hihyosya.co.jp/)の近刊2点。
※当店は販売いたしません。他の書店あるいは発行所にてどうぞ。

5月下旬刊行予定
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]
「流砂18号 緊急特集・コロナウィルス蔓延の情況下で
       〜科学は政治の上におかなくてはならない」
A5判/204頁 予価1200円+税  「流砂」編集委員会(発売・批評社)

 *目次
   明日もし雨ならば…(三上 治)
   コロナで変わる世界(伊東孝之)
   水飲み鳥の新型コロナウイルス、四月のうめき声(橋本克彦)
   新型コロナウイルスは世界をどう変えるか(中村礼治)
   新型コロナウイルス・パンデミック(高岡 健)
   コロナウイルスと戦時体制(佐藤英二)
   マスクをつけたサル(柴崎 明)
   ほか


6月下旬刊行予定
〇高岡健「吉本隆明の〈こころ〉学〜<資質>・<倫理>・心的現象」
四六判並製/288頁 予価2500円+税  批評社

 *宣伝文
   精神科医である著者が、吉本隆明が文芸や哲学、精神医療など広汎に
   論じてきた評論から、現代日本の〈こころ〉と〈倫理〉についての吉
   本の思想を解読し、今の時代への敷衍を試みる。
   「流砂」に掲載された論考を中心に、書下ろしを加えた1冊

 *目次
   序章 <資質>を<倫理>に変えるとき
   第1部 〈こころ〉学入門
   第2部 古典〜近代文芸における 〈こころ〉学
   第3部 現代文芸における 〈こころ〉学


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/05/15

●地べたの店閉店のお知らせ。通販は年内継続予定。

・かねてより、サイト等にてお知らせしておりましたように、今月末〜
 6月初旬に、地べたの店は閉店いたします。

・ふつうの出版物は仕入れ不能となりますが、猫々堂、脈、飢餓陣営等の
 直仕入れ本、バーゲン本、新刊の一部に限り年内は通販を継続します。
 (税務署には年末に廃業届を提出予定)
 
・「<吉本隆明>本 新刊のお知らせ」の送信はしばらく続けますが、
 紹介のみで販売不能の本が多くなるでしょう。
 
・なお、念の為に記しておきますが、閉店の理由は“店主高齢、後継者不
 在”によるもので、コロナ禍とはまったく無関係です。
 詳しくは
こちらをごらんください。随時更新しています。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/04/24

本日入荷
〇「吉本隆明拾遺講演集 地獄と人間」
  四六判/333頁 定価3800円+税  ボーダーインク

 *帯の文
   没後8年
   多数の新発見を含む、
   最後の講演録十一篇

 ※目次等は2020/03/25にお知らせ済み
 
※通販送料200円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/04/22

本日入荷。第23回配本
○「吉本隆明全集 第22巻(1985-1989)」
   A5判変型・上製カバー装586頁 定価6800円+税 晶文社

 *帯の文 ※この巻はいままでの2枚ではなく1枚のみでした。

 *月報
   仙崎彰容『吉本隆明と言論の不在』
   ハルノ宵子『Tの悲劇』

 *目次
  1
  ハイ・イメージ論I
  映像の終わりから
  ファッション論
  像としての文学
  映像都市論
  多空間論
  地図論
  人工都市論
  像としての音階
  連結論
  走行論
  形態論
  あとがき

  2
  言葉からの触手
   1 気づき 概念 生命
   2 筆記 凝視 病態
   3 言語 食物 摂取
   4 書物 倒像 不在
   5 思い違い 二極化 逃避
   6 言葉 曲率 自由
   7 超概念 視線 像
   8 思考 身体 死
   9 力 流れ 線分
   10 抽象 媒介 解体
   11 考える 読む 現在する
   12 噂する 触れる 左翼する
   13 映像 現実 遊び
   14 意味 像 運命
   15 権力 極 層
   16 指導 従属 不関[イナートネス]
  あとがき

  3
  小林信彦/写真 荒木経惟『私説東京繁昌記』
  イヴァン・イリイチ、玉野井芳郎訳『ジェンダー――女と男の世界』
  マルト・ロベール、東宏治訳『カフカのように孤独に』
  岸田秀『幻想の未来』
  C・G・ユング、野村美紀子訳『変容の象徴』
  エーリッヒ・ノイマン、林道義訳『意識の起源史』(上・下)
  村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
  ジョルジュ・バタイユ 、湯浅博雄訳『宗教の理論』
  松本隆『微熱少年』
  ジャン=ポール・サルトル、海老坂武・石崎晴己・西永良成訳『奇妙な戦争――戦中日記』
  エーリッヒ・ケストナー、高橋健二訳『ケストナーの終戦日記』
  ケン・ウィルバー、吉福伸逸・菅靖彦訳『意識のスペクトル1・2』
  『女たちへの手紙 サルトル書簡集1』
  中沢新一『野ウサギの走り』
  糸井重里『家族解散』
  ジャン=フランソワ・リオタール、小林康夫訳『ポスト・モダンの条件』
  村上龍『ニューヨーク・シティ・マラソン』
  立花隆『脳死』
  エドワード・サイード、板垣雄三・杉田英明監修、今沢紀子訳『オリエンタリズム』
  『中島みゆき全歌集』
  ジョルジュ・バタイユ、湯浅博雄・中地義和訳『エロティシズムの歴史』
  ジャック・ラカン、宮本忠雄・関忠盛訳『パラノイア性精神病』
  ミシェル・フーコー、増田一夫訳『同性愛と生存の美学』
  グレゴリー・ベイトソン、佐伯泰樹・佐藤良明・高橋和久訳『精神の生態学』
  G・ドゥルーズ/F・ガタリ、豊崎光一翻訳・編集『リゾーム…序』
  村上龍『愛と幻想のファシズム』
  村上春樹『ノルウェイの森』
  ジル・ドゥルーズ、宇野邦一訳『フーコー』
  ジル・ドゥルーズ、岡田弘・宇波彰訳『意味の論理学』
  辺見じゅん『闇の祝祭』
  P・E・デ=ヨセリン=デ=ヨング他、宮崎恒二・遠藤央・郷太郎訳『オランダ構造人類学』
  I・プリゴジン/I・スタンジェール、伏見康治・伏見譲・松枝秀明訳『混沌からの秩序』
  丸山健二『さすらう雨のかかし』
  田村隆一『詩集』
  高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』
  古井由吉『槿』
  J=N・カプフェレ、古田幸男訳『うわさ』
  ライアル・ワトソン、内田美恵ほか訳『スーパーネイチャーII』『ネオフィリア』『水の惑星』
  赤坂憲雄『王と天皇』多木浩二『天皇の肖像』
  イーフー・トゥアン、山本浩訳『空間の経験―身体から都市へ―』
  J・キャンベル、中島健訳『チャーチルの昼寝―人間の体内時計の探求―』

  解題(間宮幹彦)

 ※単行本初収録と予告されていた“古井由吉『菫』”は、猫々堂資料集には収録済みでした。
 ※通販送料250円
 ※次回配本第23巻は8月刊行予定です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/04/07

Web記事のお知らせ
〇松岡祥男「文学という泉」高知新聞連載
  第1部(0回〜58回)1995年3月3日〜?
  第2部(0回〜67回)1999年1月1日〜3月22日
  第3部 【工事中】

  『同行衆通信』全55号(1980〜1994)  【工事中】

 ※隆明網(リュウメイ・ウェブ)サイト内の「猫々堂“ファン”ページ」にて上記の転載が
     無料公開されつつあります。いずれも松岡氏の単行本には未収録のはずです。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/03/28

本日入荷
〇KAWADEムック文藝別冊「三島由紀夫1970」
 A5判/192頁  定価1300円+税  河出書房新社
 
 *宣伝文
   自決から50年、三島由紀夫にとって政治とは、そして天皇制とは何だったのかを問う総特集。
      赤坂憲雄×安藤礼二、大澤真幸、中島岳志、杉田俊介、古川日出男など。

 *内容
   三島由紀夫政治論文選(編・解題 友常勉)
   対談・赤坂憲雄×安藤礼二 三島由紀夫にとって天皇制とは何か
   吉本隆明 情況への発言 暫定的メモ(2段組7頁)
   
 ※吉本氏のは「試行」32号が初出で、その後「詩的乾坤」「全集11」他多数に収録されています。
 ※通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/03/25

4月中旬発行予定
〇「吉本隆明拾遺講演集 地獄と人間」〈編集協力:松岡祥男、宿沢あぐり、田場由美雄〉
  四六判/332頁 定価3800円+税  ボーダーインク

 *宣伝文
   吉本隆明、没後8年
   多数の新発見を含む、最後の講演録11篇
   現在、そして未来へ通じる思想的課題

   (前略)ここに新たに入手された音源をもとに未収録の講演集が刊行される。
   吉本の手は加わっていないが、吉本の講演集としては、最後ともいえる講演集である。
   本書に収録された十一講演のうち、七講演が初収録となる。すでに掲載されたものも、
   収録にあたっては、あらためて音源を確認のうえ、改稿されている。

 *目次
  1
  身体のイメージについて  
  イメージとしての文学1 文学作品は読めるのか  
  イメージとしての文学2 文学作品は書けるのか  
  日本文学の現状について  
  現代文学に何が必要か  
  2
  労働組合について  
  バブルのあとに  
  現在について  
  民間教育への視座  
  3
  日本浄土系の思想と意味  
  地獄と人間  

  解説 吉本隆明の講演について  宿沢あぐり 

 ※筑摩書房刊行の「<未収録>講演集」全12巻刊行以後に見つかった講演をまとめたものです。
  4講演は猫々堂資料集他に収録済みですが、7講演は本書が初収録です。
 ※通販送料200円の予定。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/03/18

非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。
○佐藤幹夫「ルポ 闘う情状弁護へ
       “知的・発達障害と更正支援”、その新しい潮流
  四六判並製/284頁  定価2400円+税  論創社

 ※目次等は2020/02/14にお知らせ済みです
 ※通販送料180円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/03/09

本日入荷
〇日下部正哉個人誌「放題」一号
  A5版/43頁定価500円(税込) 発行・コクピットK
  
 *日下部正哉
  「了解と訣別──〈最後の鮎川信夫〉と八〇年代の吉本隆明」 

  〈最後の鮎川信夫〉
     なぜ「全否定」なのか?
  「全否定の原理と倫理」の深層 
  〈停滞〉する大衆
  吉本隆明という「鉱脈」を発掘する鮎川信夫
  指南力とブレ
    「アジア的ということ」と「私のなかのアメリカ」
  「間違いってものをやりたくなった」
    ポスト・モダンとマス・イメージの遅滞をはらんだ同時性
  「生命曲線」と静かなる別れ
    「たれがなんと言おうと、思想と思想のあいだには、訣別の地点というものはいつもあるのだ」

 ※通販送料140円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/03/03

「横超忌」(東京)のお知らせ
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 横超忌開催要項

日時:令和2年3月16日(月) 15;00〜15:30
於:京王井の頭線・京王線 明大前駅 徒歩5分
    築地本願寺和田掘廟所(明治大学和泉校舎となり) 墓地20-4
    吉本家墓前現地集合
献杯参加費:¥200 純米生詰原酒「横超」ツマミ付代金
散会後、明大前駅近辺で時間調整
交流会:17:00〜
  田園都市線 池尻大橋駅 徒歩2分
  鉄板焼「不二」 横超社HP 「ここで飲める」参照
交流会参加費:5,000円 純米生詰原酒「横超」・ビール等飲み放題
交流会定員:20名前後
  当日は「不二」定休日のため、貸切となりますが、70歳を前にした夫婦
  でやっていますので忖度及びご配慮願います。
  吉本家墓前や交流会での「論争は結構ですが主催者の許容範囲を超え
  たものは、排除致します。
  予定では3万円ほど赤字になります。余裕のある方はカンパをお願いします。

主催 渇。超社 星野陽一 依田秀雄 大堀由利 前川藤一
連絡先:前川 mail :maekawafujikazu@yahoo.co.jp
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/03/02

近刊のお知らせ。第23回配本2020年4月下旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第22巻(1985-1989)」 
  A5判変型・上製カバー装・600頁予定  予価6800円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   「未知の現在」に「世界視線」という概念によって迫ろうとする『ハイ・イメージ論』の「1」、
      散文詩とも批評的箴言ともみなしうる言語をまぐる思考の記述『言葉からの触手』、
      「マリ・クレール」で連載されたのちに『新・書物の解体学』にまとめられることになる書評などを収録。

  〈主な収録内容〉
   ハイ・イメージ論1 言葉からの触手 新・書物の解体学 …他

  〈単行本初収録〉
   古井由吉『
槿』(文庫解説) 
   
   第22巻月報は、仙崎彰容氏、ハルノ宵子氏が執筆!
   
 ※通販送料250円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/03/01

「2020北海道横超忌」開催中止のお知らせ
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             記

来る3月22日に開催を予定していた「2020北海道横超忌」は開催を中止します。
参加を予定されていた皆様には、深くお詫び申し上げます。
なお、村瀬学氏のご協力を得て、当会より誌上講演録を発行することを予定
しております。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/02/19

近刊のお知らせ。3月中旬発行予定。
〇日下部正哉個人誌「放題」一号
  A5版/30〜40頁予定  予価500円(税込)
  
 *日下部正哉「了解と訣別──〈最後の鮎川信夫〉と八〇年代の吉本隆明」
    
 ※元雷電同人日下部氏の個人誌です。
 ※通販送料140円または180円(重量未定のため)。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/02/18

本夕入荷。ご予約者には明日発送します
○「アルテリ」9号(年2回刊行予定)
  A5判/166頁 定価1000円+税 アルテリ編集室

 *執筆者
  石牟礼道子、渡辺京二、谷川俊太郎、ほか
 
 ※「渡辺京二 2万字インタビュー#3」は2段組み28頁分ですが、
  吉本隆明、谷川雁に触れた部分が数頁あります。
  (#1は7号、#2は8号に掲載。各2万字)

 ※通販送料180円
 ※創刊号と3号は完売。2号は残1冊。
  4〜8号は在庫あり。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/02/14

非<吉本>本のお知らせ。3月下旬刊行予定。
○佐藤幹夫「ルポ 闘う情状弁護へ
       “知的・発達障害と更正支援”、その新しい潮流
  四六判並製/304頁  予価2400円+税  論創社

 *宣伝文
   司法は「障害」をどう裁いてきたか。
   2012年に大阪市で起きた「実姉殺人事件」と2017年津久井やまゆり
   園の「優生思想テロ」は連動している、とした著者の7年間にわたる
   〈法廷ドキュメンタリー〉の集大成。
   障害と犯罪と司法に新視点を導入する!

 *目次
   はじめに 「障害と司法」というテーマをどう受け止めてきたか
   プロローグ パラダイムの転換と新しい潮流〞の背後にあるもの 
   第1部 ドキュメント 大阪地裁判決はなぜ求刑を上回ったのか
   第2部 「障害と刑事弁護」、その始まりと先駆者たち
   第3部 司法と福祉の協働が新たな「人権侵害」とならないために
   エピローグ 新しい更生支援のその先へ

 *佐藤幹夫(さとう・みきお)
   1953年生まれ。秋田県出身。養護学校の教員を20年以上勤める。
   その後フリージャーナリストとして活動。批評誌『飢餓陣営』の主宰者として、
   思想・文学・心理学など幅広い分野で評論活動も行う。

 ※「第一部は、「世界」に発表した原稿をもとに、大幅に訂正を加えたものです。
  第二部以降は、書下ろし」だそうです。
 ※通販送料180円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/02/05

※「脈」の終刊と「脈発行所」の廃業について
 
 昨年の12月10日に逝去された比嘉加津夫氏が主宰されていた同人誌「脈」
 と「脈発行所」は、故人の生前からのご意向により、「脈」は終刊、
 「脈発行所」は廃業されると、ご遺族からご連絡いただきました。
 
 比嘉氏から「脈103号」刊行時にいただいたメールでは、あと5号分の特集は
  決定済みで編集にとりかかっているとのことでしたが、まことに残念なことです。
 
 脈発行所の在庫分の販売については、他の会社が引き継がれるとのこと
 ですが、まだ具体的なことは不明です。
 
 当店の在庫も近日中に、いったん清算しなくてはなりませんので、
 お入り用のものがあればお早めにご注文ください。
 
 在庫は
脈発行所の本の在庫」のページでお確かめください。
  現在、在庫の無いものにつきましては、再入荷するかどうかが未定なので、
 ご注文はお受けできません。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/02/04

 
〇「2020 北海道横超忌」のお知らせ  
   「風をたずねるものはもういなくなったのか
     ―吉本隆明の発想の根源にある「風」のイメージを探る―」

        講 師  村瀬 学 氏
       会 場     道立文学館講堂(定員90名)
                札幌市中央区中島公園1-4 (tel 011-511-7655)
       日 時     2020年3月22日(日) 開場13時30分 
                               講演14時00分〜16時30分
      参加費  2,000円
     主 催  北海道横超会II    


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2020/02/03

非<吉本>本のお知らせ。2月下旬入荷予定。
○「アルテリ」9号(年2回刊行予定)
  A5判/166頁 予価1000円+税 アルテリ編集室

 *「渡辺京二さんの二万字インタビュー第三弾を掲載」
  (第一弾は7号、第二弾は8号掲載)
 *執筆者
  石牟礼道子、渡辺京二、谷川俊太郎、ほか。

 ※通販送料180円。ご予約ください。
 ※創刊号と3号は完売。2号は残1冊。
  4〜8号は追加の入荷予定あり。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2020/01/20

本日入荷。第22回配本
○「吉本隆明全集 第21巻(1984-1987)」
 A5判変型・上製カバー装748頁 定価7200円+税 晶文社

 *帯の文 ※省略

 *月報
   川本三郎氏『知識人嫌いの知識人』
   石森洋『ご近所の吉本さん』
   ハルノ宵子『幻の機械』

 *目次
  1
  記号の森の伝説歌
   舟歌
   戯歌
   唱歌
   俚歌
   叙景歌
   比喩歌
   演歌
   あとがき

  2
   柳田国男論
   体液の論理ーー序にかえてーー
   第一部 縦断する「白」
    1 海の流線の方位
    2 「白」の神の担い手
    3 「白」という言葉をめぐって
   第二部 動機・法社会・農
    1 動機の鏡
    2 動機の濃淡
    3 動機の根拠
    4 舞台の意味
    5 農
   第三部 旅人・巡回・遊行
    1 旅人とはなにか(1)
    2 旅人とはなにか(2)
    3 巡回と遊行(1)
    4 巡回と遊行(2)
  3
  西行論
   1 僧形論
   2 武門論
   3 歌人論
    1 劇(I)
    2 劇(II)
    3 「心」と「世」
    4 「花」と「月」
   *
   西行の歌
   西行論について

  良寛論
   序
   1 思想詩
   2 僧侶
   3 隠者
    1 自然のなかの自然
    2 自然のなかの生活
    3 自然のなかの倫理
    4 自然のなかの宗教
    5 書の自然性としての良寛
   註記

  4
  室内楽
  なぜタクシーに乗るのだろう
  石川九楊論(★)
  必然の力を持った形ー長次郎作 黒楽茶碗・銘「尼寺」ー(★)
  エイズの伝播
  『ゆきゆきて、神軍』その他
  共同体の起源についての註
  『寿歌西へ』について(★)
  現在について(★)
  最後の詩集[ 鮎川信夫 ]
  心と身体の物語(★)
  葬儀をドラマ化するレポーターの勘違い
  磯田光一の批評(★)
  『試行』の立場
  悲しい不朽[ 島尾敏雄 ]
  米沢の生活
  わたしの地名挿話(★)
  情況への発言ーひとの死、思想の死ー[一九八七年一二月]

  5
  「東京物語」アンケート(★)
   執筆者コメント(★)
  トークを終えて(★)
  *
  現存する最大の長距離ランナー[ 岡井隆 ]
  北川透のイメージ(★)
  菅谷規矩雄
  *
  『夏を越した映画』註
  『全集撰』第4巻のためのあとがき
  『よろこばしい邂逅』あとがき
  『全集撰』第6巻のためのあとがき
  『超西欧的まで』あとがき
  『全集撰』第5巻のためのあとがき
  『吉本隆明全対談集1』あとがき
  『試行』第六七号後記(★)

  解題(間宮幹彦)

 ※今巻から帯は1枚になりました。既巻の場合下になっていた2枚目にあたる
  ものだけになり、上になっていた1枚目にあたる内容のはありません。
  お探しにならないようにお願いします。
 ※(★)単行本未収録ですが猫々堂刊『吉本隆明資料集』にはすべて収録済みです。
 ※通販送料250円


2019年↓   2020年↑


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/12/27

本日入荷
〇「飢餓陣営 50[2019年冬号] 「終刊宣言」凍結号」編集・佐藤幹夫
   A5判/208頁   定価1000円+税  発行・飢餓陣営発行所

 ※目次は2019/12/11にお知らせ済み
 ※通販送料180円
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/12/24

第22回配本遅延のお知らせ
○「吉本隆明全集 第21巻(1984-1987)」 
  A5判変型・上製カバー装・736頁予定  予価7000円+税  晶文社
 
 ※2020年1月上旬刊行予定と予告しておりましたが、少し遅れて1月下旬刊行予定となりました。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/12/12

本日入荷。
○吉本隆明他「超高層のバベル 見田宗介対話集」(講談社選書メチエ)
  四六判/312頁  定価1900円+税  講談社
  
 *目次
   河合隼雄  超高層のバベル
   大岡昇平  戦後日本を振り返る
   吉本隆明  根柢を問い続ける存在
   石牟礼道子 前の世の眼。この生の海。
   廣松 渉  現代社会の存立構造
   黒井千次  日常の中の熱狂とニヒル
   山田太一  母子関係と日本社会
   三浦 展  若い世代の精神変容
   藤原帰一  二一世紀世界の構図
   津島佑子  人間はどこへゆくのか
   加藤典洋  現代社会論/比較社会学を再照射する
   交響空間――あとがきに(見田宗介)
   人名索引
   
 ※「根柢を問い続ける存在」の初出は1997年1月の「東京新聞」で8回分載。
  「中央公論特別編集 吉本隆明の世界」2012年刊に再録。
  
 ※通販送料180円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/12/11

12月末刊行予定
〇「飢餓陣営 50[2019年冬号] 「終刊宣言」凍結号」編集・佐藤幹夫
   A5判/208頁   予価 1000円+税  発行・飢餓陣営発行所
―――――――――――――――――――――――――――⋯――――
 【作品】
  宮尾節子■みんなもそう思ってる
 【連載】
  木村和史■家をつくる(13)1
  阿久津斎木■萩尾望都論(その4)
―――――――――――――――――――――――――――――――
 【追悼・加藤典洋】
―――――――――――――――――――――――――――――――
 瀬尾育生■加藤典洋の仕事と日本の戦後思想
―――――――――――――――――――――――――――――――
 〔討議 加藤典洋『9条入門』を読む〕(神山睦美氏主宰・書評研究会より)
 神山睦美■加藤典洋の戦後観と『9条入門』
 竹田青嗣■普遍戦争と「世界の貧困格差」を縮減する可能性
 笠井潔■加藤典洋の「戦後論」と世界戦争の歴史
―――――――――――――――――――――――――――――――
 井崎正敏■加藤典洋の「敗戦」
 宗近真一郎■憲法9条がヒロヒト=天皇制を救った―― 加藤典洋『9条入門』の最終メッセージ
 添田馨■天皇の戦争責任・階段をもう半分あがった先≠フ展望——『天皇の戦争責任』(加藤典洋、橋爪大三郎、竹田青嗣)からの船出
 水島英己■「戦後」と戦う ―― 沖縄への思い(2)
―――――――――――――――――――――――――――――――
 神山睦美■加藤典洋さんとの交流と、村上春樹の評価をめぐって
―――――――――――――――――――――――――――――――
 村瀬学■「神の声」を聞くことをどう考えるといいのか
 望月至高■悼・加藤典洋=「有限性の近代」を抱きしめて
 比嘉加津夫■加藤典洋、そして沖縄
 青木由弥子■文学的℃v考――一人一人を想うために
 西脇慧■二つの〈影〉の間で、スパゲッティをゆでる作家―― 加藤典洋『村上春樹は、むずかしい』をめぐって
―――――――――――――――――――――――――――――――
 浦上真二■ただ一度の「雑談」
 山下龍一■洞窟の二人
――――――――――――――――――――――――――――――
 北明哲+佐藤幹夫■『飢餓陣営』は加藤典洋をどう読んできたか
 編集部編■加藤典洋の著作いくつか、独断的ご案内
――――――――――――――――――――――――――――――

 ※通販送料180円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/11/26

本日入荷
松岡祥男「吉本隆明資料集 別冊1 『ニャンニャン裏通り』」
 A5判/280頁  頒価2000円+税  猫々堂
 
 目次
  ニャンニャン裏通り(※イ)
  村上春樹『1Q84』をめぐって(※ロ)
  鎌倉諄誠さんのこと
  吉本詩にはじまる雑話
  「荒野のイエス」にあやかって
  二番煎じの話し
  北川透徹底批判
  北川透の頽廃
  「反原発」は正義か?
  芹沢俊介批判、その他(※ハ)
  あとがき  

 ※(イ)は「猫々だより」に9回掲載された中から7回分が選ばれています。
  除かれた2回分を含む全9回の初出は、“隆明網”のサイト内の
  “猫々堂「吉本隆明資料集」“ファン”ページ”ですべてを読むことができます。
  
  (※ロ)から(※ハ)までは「怪傑ハリマオ」の1号から10号までに掲載された
  中から、8号掲載分を除く9篇です。まことに不思議なのですが、当店ではこの
  10号を販売していないようです。また、上記ファンサイトにも9号までしか記録
  されていません。幻の雑誌かも。
  
松岡祥男「吉本隆明資料集 別冊2 『吉本隆明さんの笑顔』」
 A5判/268頁  頒価2000円+税  猫々堂
 
 *目次
  吉本隆明と沖縄(※イ)
  ある日の吉本さん
  傲慢な加藤典洋
  中沢新一編著『吉本隆明の経済学』批判
  『「反原発」異論』をめぐって
  言葉の森の歌
  川上春雄さんのこと
  吉本さんの笑顔
  『最後の親鸞』について
  『アジア的ということ』をめぐって
  『全南島論』の射程
  『成吉思汗ニュース』の松岡俊吉
  鶴見俊輔と吉本隆明
  「川上春雄宛全書簡」にふれて
  瀬尾育生「〈吉本隆明 1949ー1969〉のための改題」批判
  言葉の力を信じて
  北島正さんを悼む
  『追悼私記 完全版』に向けて
  「エリアンの手記と詩」について(※ロ)
  「情況への発言」の背景(※ハ)
  根柢にあるもの(※ニ)
  吉本隆明さんと高知(※ホ)
  「好きにやってください」(※ヘ)
  あとがき
 
 ※(※イ)〜(※ロ)の19篇は『脈』81号〜99号に“吉本隆明さんのこと”として
  連載されたもの。この連載はその後も続いています。
  (※ハ)は2011年洋泉社刊『完本情況への発言』解説
  (※ニ)は2012年刊『蟹の泡1』(編集・発行/長谷川博之)所収
  (※ホ)は『高知新聞』2013年3月…日号
  (※ヘ)は2015年筑摩書房刊『吉本隆明<未収録>講演集』第4巻月報 

 ※分売可。送料は1冊でも2冊でも180円です。
 

近刊のお知らせ。刊行時期等未定。
○「(吉本隆明<未収録>講演集・補篇)タイトル未定」
  …判/…頁  予価…円  ボーダーインク
  
 ※上記「別冊1」に折り込まれていた「猫々だより189」によれば、
  “『吉本隆明〈未収録〉講演集』(筑摩書房)以降にみつかった十一講演が
  沖縄のボーダーインクから刊行予定です。「イメージとしての文学(1)(2)」
  「民間教育への視座」「日本浄土系の思想と意味」「地獄と人間」などで、
  七講演はどこにも収録されたことがないものです。”とのこと。
 ※いまのところ、刊行予定日や定価等すべて不明ですから、予約は受付けられません。
  詳細がわかり次第お知らせします。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/11/23

近刊のお知らせ。第22回配本2020年1月上旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第21巻(1984-1987)」 
  A5判変型・上製カバー装・736頁予定  予価7000円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   「野生時代」の連作詩を組み替えてなった長編詩『記号の森の伝説歌』、
   柳田の新しい像を作り上げようと試みた「柳田国男論」、そして
   長い年月をかけてまとめられた西行と良寛についての二つの長篇評論を収録する。

  〈主な収録内容〉
   記号の森の伝説歌/柳田国男論/西行論/良寛論/室内楽/ 
   石川九楊論/エイズの伝播/『試行』の立場/米沢の生活/他

  〈単行本初収録〉
   必然の力をもった形/『寿歌西へ』について/現在について/
   心と身体の物語/磯田光一『萩原朔太郎』/わたしの地名挿話/北川透のイメージ 
   
   第21巻月報は、川本三郎氏、石森洋氏、ハルノ宵子氏が執筆!
   
 ※通販送料250円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/11/22

本日入荷
安藤礼二「吉本隆明〜思想家にとって戦争とは何か」
  (シリーズ・戦後思想のエッセンス)
 四六判並装/141頁  定価1000円+税 NHK出版

 *帯の文
   詩人としての出発、柳田国男から母型論へ、
   「アフリカ的段階」と思想の完成
   なぜ人は、破滅的な幻想に巻き込まれるのか?
   [戦後思想の巨人]その原点を問い直す!

 *目次
  1 詩語と戦争
     詩語の発生/戦争と大衆/イエスと親鸞
  2 南島へ
     言語・共同幻想・心的現象〜吉本幻想論の完成/異族の論理
  3 批評の母型
     状況へ/批評へ/表現の根底へ/母型と反復
  4 最後の吉本隆明
     偏愛的作家論/イメージの臨界へ/アフリカ的段階へ/<信>の解体/後記
  年譜

 ※通販送料180円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/11/21

非<吉本>本新刊のお知らせ。先週出たらしい本。
○陶山幾朗「パステルナーク事件と戦後日本: ドクトルジバゴの受難と栄光
 B6判/439頁  定価3000円+税  恵雅堂出版
 
 *宣伝文
   かつて日本の文壇を揺るがした「パステルナーク事件」という騒動があった。
      それは1958年度ノーベル文学賞がソ連の作家パステルナークに授与された
      との一報から始まった。それから60年。日本の文学者・知識人たちが無自覚
      のうちに巻き込まれた、この忘れられた“狂騒曲”の真実に、初めて本書が迫る。
   
 *陶山幾朗
   1940年生まれ。1965年早稲田大学第一文学部卒。雑誌『VAV』同人。
   2018年11月2日急逝(78歳)。著書に『内村剛介ロングインタビュー』、
   『現代思潮社という閃光』他。
   
 ※在庫はございません。ゆっくりお待ちいただける方はご予約ください。
  通販送料180円です。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/11/20

本日入荷
○「脈 103号 葉室麟、その作家魂の魅力と源」比嘉加津夫・編集
   A5判/162頁  定価1200円+税  脈発行所
   
 ※目次詳細は2019/11/02にお知らせ済み
 ※松岡祥男氏の「講演について 吉本隆明さんのこと」によれば、筑摩書房の「<未収録>講演集」
     完結後に発見された講演が11本あるそうです。筑摩の前社長は1冊分溜まったら補巻を出すと
     言ってましたが、ぼちぼち出せないでしょうか? 
 ※通販送料160円
  次号は「『ふたりの村上』と小川哲生(仮称)」特集で2020年2月20日発行の予定。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/11/18

先週出ていた本。
内田樹+平川克美「沈黙する知性
 四六判/352頁  定価1800円+税  夜間飛行

 *宣伝文
  ——知識人というのは、孤独な人たちなんだね。(平川克美)
  ——でもね、孤独な人たちの孤独な営為が、未来を切り拓くのだよ。(内田樹)
  「14歳から読みたい自由と勇気の人生案内」シリーズ、待望の最新刊!!

 *目次の一部
   第0章 耳を傾けるに足る言葉はどこにある
   第1章 知識人はなぜ沈黙するか
   第2章 日本の衰退を止めるには
   第3章 「ありえたかもしれない世界」について考える知性ー村上春樹の世界
   第4章 グローバリズムに「終わり」はあるか
   第5章 吉本隆明の「知」をいかにして後世に引き継ぐか
    「影響を与える」とは、「文体を真似される」ということ
    引き裂かれた状態をひとつの文体にまとめていく
    転向論は日本の心性史論
    知識人たちは「何」に屈服したのか
    吉本隆明の屈託
    「平場の常識」というイデオロギー
    生活言語と抽象言語を架橋すること
    知識人の系譜
    カズオ・イシグロはイギリスの吉本隆明
    身体性に届かなければ「詩」ではない
    吉本隆明の「知」を後世につなぐために

 ※現在在庫はありません。取り寄せ中です。
  お待ちいただける方はご予約下さい。通販送料180円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/11/09

近刊のお知らせ。11月末同時発売予定。
○松岡祥男「吉本隆明資料集 別冊1 『ニャンニャン裏通り』」
 A5判/280頁  予価2000円+税  猫々堂
 
○松岡祥男「吉本隆明資料集 別冊2 『吉本隆明さんの笑顔』」
 A5判/268頁  予価2000円+税  猫々堂
 
 ※「別冊1」は「猫々だより」抜粋が27頁。残りは『怪傑ハリマオ』掲載分で248頁。
 ※「別冊2」は『脈』81号〜99号連載が19篇で230頁。その他4篇。
  「情況への発言」の背景(『完本情況への発言』解説)、根柢にあるもの(『蟹の泡』)、
     吉本隆明さんと高知(『高知新聞』)、好きにやってください(『<未収録>講演集』月報) 
 ※2冊とも全面的に推敲、加筆、訂正。
 ※分売可。送料は1冊でも2冊でも180円です。
 
 ※当店にて「資料集」を定期購読されていた方も、別冊はあらためてご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/11/08

本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集191:ハイ・エディプス論(下)/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』24」
  A5判/218頁 頒価2000円+税(送料140円)

 *目次
   ハイ・エディプス論(下)…………………………………… 2(イ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2009.06-2012.03]………101(ロ)
    編集ノート……………………………………………… 218

 ※(イ)「ハイ・エディプス論」1990年、言叢社刊
  (ロ)年譜の連載第24回
 ※ 「吉本隆明資料集 」最終号です。今後も『全集』の収録対象でない講演・対談・インタビューなどが
     新たに見つかった場合は「猫々だより」(有料)を発行して収録するかもしれないそうです。
 ※「別冊1」「別冊2」が11月末に刊行されます。前号にて直接購読者にのみ配布とお知らせいましたが、
    当店でも販売できることになりました。各予価2000円。内容詳細が分かり次第お知らせします。
  
 
☆猫々堂「吉本隆明資料集」バックナンバー在庫状況

 発行所に在庫が無いのは
  ・第03集。この号は「鼎談・座談会篇」残り26冊購入の方にはコピーを無料提供
  ・第39集(『試行』26号復刻)。この号は『試行』復刻版の残り12冊購入の方にはコピーを無料提供
 
  発行所に在庫が少ないのは
  ・第28集(『試行』総目次・編集後記)
  ・第42集(「文学者の戦争責任」ほか)
 
  その他の号はじゅうぶんな在庫があるそうです
 
 ※当店の在庫は半分程度ですが、在庫していない号も発行所に在庫があれば仕入れは可能です。
 ※2冊以上お買いあげの場合は送料を無料サービスいたしますので、お早めにどうぞ


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/11/02

近刊のお知らせ。11月中旬入荷予定。
○「脈 103号 葉室 麟、その作家魂の魅力と源」比嘉加津夫・編集
   A5判/162頁  予価1200円+税  脈発行所

 *目次
   特集  葉室 麟、その作家魂の魅力と源
    松本輝夫 葉室麟と谷川雁、保田與重郎
           ――歴史上の敗者の物語に時代反転の「曙光」を求めて」
    北野辰一  葉室麟と話したかったこと
    仁衡琢磨 葉室麟 惜別賦――含羞と清冽の人へ――
    坂口 博 葉室麟と五味康祐――「柳生武芸帳」ノオト
    大矢和世 人のもつ尊厳を信じて書くということ
    師岡司加幸 『蜩ノ記』考 ―物語の行方
    金丸謙一郎 土蔵の奥に見いだすもの ―美しい夢に抗して
    仲本 瑩 残された命を使い切る――葉室麟
    松島 淨  葉室麟ノート ―「蜩ノ記」を読む―
   俳句 仲本彩泉   ウラシマから貰った暦
   詩  伊良波盛男 男一人
      仲本 瑩  参拾四円の葬式 他2
   短歌 日比谷久代 悼/羇旅2/色
   小説 仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(全100/71〜73)
      鈴木次郎  富士山不連奴准教授のテレビ的人間分析学集中講義
      比嘉加津夫 小説始まる 平敷屋朝敏の謎(14)
   論考 佐伯 修  「村上一郎の未発表日記」余禄・私記(一)
      村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』8
             ――1963(昭和38)年の日記(5) (佐伯修 編・註)
      青柳瑞穂  「怠け」の方言 怠けて生きたい私たち(20)
      村上一郎 一葉女史小論
      山口弘子 思わずにいられない――村上一郎と三枝ミ之の一葉
      松岡祥男 講演について 吉本隆明さんのこと(23)
   編集後記
   表紙写真 葉室麟(提供・撮影 大矢和世) 
   題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ
   
 ※送料160円。ご予約ください。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/11/01

本日入荷。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」7号
  A5判/84頁 800円+税  発行・菅原則生
  
 ※目次は2019/10/25にお知らせ済み
  宿沢あぐり「吉本家の掛軸の句について」は、従来「見まゝの」と読まれていた上五は
  「其まゝの」と読んだ方がよいのではという論考で13頁分。
  松岡祥男「詩集『道草』」は1990年大和書房刊の『アジアの終焉』に所収を推敲。全10篇で17頁分   
 ※通販送料180円
 ※1号〜6号も在庫あります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/10/30

近刊のお知らせ。11月下旬発売予定。
○シリーズ・戦後思想のエッセンス
 安藤礼二「吉本隆明〜思想家にとって戦争とは何か」
  四六判/144頁 定価1000円+税  NHK出版

 *宣伝文
   戦後75年、気鋭の論客が戦後知識人を再評価する新シリーズ創刊!
   なぜ人は、破滅に身を委ねてしまうのか?
   60年安保闘争や全共闘運動など、戦後の学生・労働者闘争に多大な
   影響をもたらした吉本隆明。国家論や言語論など、多岐にわたる彼
   の思想の原点には「戦争体験」があった。
   戦後思想史の巨人を読み解く、新たな視点を提示する。

 ※通販送料180円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/10/26

非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。

○渡辺京二「夢ひらく彼方へ(下) ファンタジーの周辺」
 四六判並製/229頁 定価1700円+税  亜紀書房

 *帯の文
  人類が抱いてきた古い昔の物語、再生と慰め。
  「アーサー王物語」「エッダとサガ」、ケルト妖精譚、モリス、チェスタトン…
  ファンタジーの古層を求めて。
  
 *目次は2019/09/04にお知らせ済み
   
 *「夢ひらく彼方へ(上)」定価1700円+税
 
 ※通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/10/25

近刊のお知らせ。11月初入荷予定。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」7号
  A5判/84頁 予価800円+税  発行・菅原則生
  
 *内容
  『マチウ書試論』をめぐって6〜太宰治について2〜  菅原則生
  吉本家の掛軸の句について                       宿沢あぐり
  詩集『道草』                                    松岡祥男
  きれぎれの感想……カルロス・ゴーン、日韓問題、表現の自由   菅原則生
  
 ※通販送料180円。ご予約ください。
 ※1号〜6号も在庫あります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2018/10/24

1
0月下旬追加入荷予定(※2019.10.01発行)
○日下部正哉『虚の栖──試みの家族誌』
 四六判上製/405頁 定価2500円+税   七月堂

 *目次
   虚の栖──試みの家族誌
   仄暗い吹き抜けのある商家
   生きゆく家、死にゆく家
   ブロック塀に囲まれた家郷
   丘の上の四二間の家
   父の帳尻
   棲家の空
   背面都市
   八月のLUNA
   階段の上がり端
   
 *(「父の帳尻」より)
  「この時期に変わらず読みつづけ、あるいは読みはじめた作家や思想
  家とは、その後もずっとつきあうことになったが、何といっても決定
  的に出逢いなおしたのは吉本隆明という存在であった。それはひとえ
  に、吉本の言葉が──衝動的に新聞配達を辞めたり、読書会に参加し
  たり、ジグザグデモの隊列のなかにあったり──独り芝居のなかで日
  々分裂していく感覚に耐えながら世界に立ち向かおうとするわたしに
  思想的なインパクトを与えてくれた、その強度を失わないまま、父の
  「病気」に直面させられたわたしにも触手を伸ばしてきたからである。
  それは、まさにわたし自身の異変に寄り添ってくる言葉でもあった。
  『既成の思想がいずれも避けて通っていった、日常の根源的な、だが
  解答のえられぬ問いに迫り、それらの論理の根底を〈生活者と表現者
  のあいだ〉から肉声でゆさぶる』という、ある対談集の帯の惹句は、
  そんな吉本隆明という表現者の言葉の無類の浸透力を暗示していた。
  わたしは思った──たとえどこで、どんなふうに生きていても、吉本
  の言葉は必ずそこに届いてくる。そんな言葉を発しつづけている表現
  者はほかにいない、と」

 ※「LEIDEN──雷電」連載に加筆訂正されたものです。
  上記抜粋以外の箇所にも<吉本>はちらほら出てくるようです。
 ※厚さ3センチを超えるため、送料が500円かかります。
  それでもよろしければご注文ください。
  ご近所の書店にてお求めいただくことも可能です。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2018/10/16

非売品。通販不可。
○「ドンボの眼玉 No.9」(2019.09.20)
 B6判/16頁  非売品   発行所記載無し (文治堂書店?)
 
 *目次
   北川太一さん頌                中村稔
   吉本隆明・北川太一そして光太郎へ       久保隆
   北川太一とその仕事              芹沢俊介
   『高村光太郎全集』未収録作品集成       小山弘明

   
 ※なぜか発行所名が記載されていませんが文治堂書店の発行のはず。
     編集部とあるのみで編集者名もありません。
 ※久保氏の文章は2段組2頁半
 ※明日以降<吉本>本通販の際に同梱しますが、無くなり次第終了します。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/10/12

本日入荷
○「VAVばぶ 31号(2019.10) 終刊号」※完売しました。再入荷はありません。
 A5判/138頁 定価800円(税込) 編集/成田昭男 VAV発行所

*主な内容
 成田昭男 ―詩人と革命家の夢の火花
 浮海啓 ジャコメッティの夢と現実と
 土川三郎 謎の神シャクチ(3)〜縄文ブーム再来か
 高橋秀明 思想の定点に向けたたたかい〜村瀬学のいじめ論をめぐって
 陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(17)*遺稿・準備稿
 陶山幾朗 ・資料・ 「沢清兵」氏は「内村剛介ではないと思う」(松岡祥男氏への手紙)
 追悼 陶山幾朗 浮海啓、成田昭男
 [バックナンバー全号一覧]
 
 ※「松岡祥男氏への手紙 」については、松岡氏が「猫だより187」
  (「吉本隆明資料集190」折込)にて触れておられます。
 ※「VAVばぶ 31号」の入荷は6冊のみ。追加の入荷はありません。
  先着順に販売いたしますのでお急ぎください。通販送料180円。
 ※バックナンバーは18号以降が少しありますが、10月末にてこの
  雑誌の販売をすべて終了する予定ですのでお急ぎください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/10/11

本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂17号」
  A5判/203頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 ※目次は2019/09/30にお知らせ済み
 ※“現在の「私」― イデオロギー言説―固有の「私」(二)”26頁分
  “吉本隆明についてのセミネール(17)”15頁分、“全体の考察つまり、
  世界認識の方法にかんする試論―あるいは、ミッシェル・フーコーと
  吉本隆明との対話について”18頁分は、<吉本>についての論考です。

 ※通販送料180円  ※在庫無し。」取り寄せ可。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/10/10

非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。
○比嘉加津夫「平敷屋朝敏の謎〜歴史に消された真実の行方」
  A5判/並装 369頁  定価2800円+税  脈発行所

 *目次
   はじめに
   1 なぜ処刑されたか 他
   2 暗い時代の文学 他
   3 遊女文学から離れた「萬歳」 他
   4 「手水の縁」の上演 他
   5 『教条』の意味 他
   付論 1 平敷屋朝敏の歌
      2 平敷屋朝敏と短歌
   超訳
    若草物語
    苔の下
   あとがき
   
 ※比嘉氏からのメールの一部
  “これは「脈」に現在連載しているものとは別です。
  ずーと前に書いたものを追加訂正してまとめてみました。
  平敷屋朝敏はライフワークとして取り掛かっております。”
  
 ※平敷屋 朝敏(へしきや ちょうびん 1701年1月1日〜1734年7月26日)
  は、琉球王国の士族で和文学者、平敷屋の脇地頭(親雲上)。1734年、
  王府の高官だった友寄安乗(ともよせ あんじょう)らとともに、当時
  首里王府において実権を握っていた蔡温を批判した文を薩摩在番奉行の
  川西平佐衛門の宿舎に投げ入れるなどして捕らえられ、安謝港近くにて
  磔刑に処せられた(平敷屋・友寄事件)。『ウィキペディア』より
  
 ※100部製作で販売は50部のみとのことです。通販送料180円。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/10/09

本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集190:ハイ・エディプス論(上)/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』23」
  A5判/200頁 頒価2000円+税(送料140円)

 ・目次
   ハイ・エディプス論(上)…………………………………… 2(イ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2008.05-2009.05]………110(ロ)
    編集ノート……………………………………………… 200

 ※(イ)「ハイ・エディプス論」1990年、言叢社刊
  (ロ)年譜の連載第22回

 ※次号が最終号ですが、印刷所が突然廃業したので、発行の見通しがまったくたっていな
  いとのこと。わかり次第お知らせします。
 ※この号挟み込み(初回出荷分のみ)「猫だより187」は近来になく長文で4頁分あります。
  それによりますと、「VAV」の終刊号が出ているようです。当店にもいずれは入荷する
  かと思われますが、現在は未定です。これもわかり次第お知らせします。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/09/30

近刊のお知らせ。10月上旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂17号」
  A5判/240頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 *目次
   晴れた気分なんてなかなかやってこない(三上 治)
   現在の「私」― イデオロギー言説―固有の「私」(二)
       ――固有の「私」から固有の「他者」へ(伊藤述史)
   水飲み鳥は幕末から明治憲法までの逡巡懊悩の上空を飛ぶ(橋本克彦)
   「反緊縮」は格差を縮められるか(中村礼治)
   記紀の国家神学批判(宮内広利)
   『いかにして抹殺の〈思想〉は引き寄せられたか』補遺
       ――宮柊二『山西省』から木山捷平『苦いお茶』まで(高岡 健)
   吉本隆明についてのセミネール[17](最終回)
       ――吉本主義者と反吉本主義者を葬送する(柴崎 明)
   全体の考察つまり、世界認識の方法にかんする試論
       ――あるいは、ミシェル・フーコーと吉本隆明との対話(中村明徳)
   自衛と自衛権についての試論(佐藤英二)
   六〇年以前の左翼運動の状況――由井 格氏に聞く(三上 治、佐竹靖邦[聞き手])
   
 ※通販送料180円。ご予約ください
 ※この雑誌はご予約分しか仕入れませんのでよろしくお願いします。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/09/12

本日入荷。第21回配本
○「吉本隆明全集 第20巻(1983-1986)」
 A5判変型・上製カバー装660頁 定価6800円+税 晶文社

 *帯の文
  埴谷雄高との論争「重層的な非決定へ」と『死の位相学』の序に代えて
  書き下ろされた「触れられた死」などの評論・エッセイ、および連作詩
  の最後の時期を収める。

 *月報
   中島岳志『「和算」について』
   岩阪恵子『書く習慣』
   ハルノ宵子『'96夏・狂騒曲』

 *目次
  1
  祖母の影絵
  メッセージ[『野性時代』連作詩篇63]]
  風文字[『野性時代』連作詩篇64]
  字の告白
  「さよなら」の椅子[『野性時代』連作詩篇65]
  余談
  声の葉
  深さとして 風のいろとして
  活字のある光景
  活字都市

  2
  大衆文化現考
   ロック・グループの世界/ビートたけし芸の変貌/「戦場のメリー
   クリスマス」/地崩れして動く劇画/現在の名画の条件/「YOU」の
   中の糸井重里/リンチ機械としてのテレビ/小劇団の場所/三浦和義
   現象の性格/オモチャ・ショー/「オールナイトフジ」論/ロス五輪
   私感/夏を越した映画/エレクトロニクスショー/光る芸術のこと/
   ハイ・コミュニケーションに触れる/ファッション・ショー論/クイ
   ズ番組論/テレビCMの変貌
  季評・大衆文化
   科学万博印象記/映画の話/ふたつの出来事/退場にあたっての弁
  n個の性をもった女性へ
  告別のことば――橋川文三――
  未踏の作業――渡辺寛『流され王の居場所』
  映像から意味が解体するとき
  情況への発言――中休みのうちに[一九八四年五月]
  ミシェル・フーコーの死
  スケベの発生源
  『ゴルゴダのことば狩り』について
  山本育夫小論
  ファッション
  情況への発言――中休みをのばせ[一九八四年一一月]
  江藤淳についてのメモ
  私の町――谷中・団子坂・駒込吉祥寺
  政治なんてものはない――埴谷雄高への返信
  元祖モラトリアム人間
  思い出の劇場――海辺の劇場
  北川太一の印象
  重層的な非決定へ――埴谷雄高の「苦言」への批判
  情況への発言――中休みの自己増殖[一九八五年七月]
  マラソンについて
  触れられた死
  異論を介しての『火まつり』
  現代電波絡繰試論
  ニューヨーク・ニューヨーク
  一枚の絵――カンジンスキイ「バラ色の諧調」
  佃ことばの喧嘩は職業になりうるか
  文化の現在
   現在を読む120冊の本――現在・準現在・準古典・古典
  中沢新一を真っ芯で。
  恐怖・不安・孤独――近未来と恐怖映画
  遇わなくなってからの清岡卓行の詩
  松岡祥男について
  阿蘇行
  「黒澤充夫・辞典のための挿絵展」のために
  本について
  たった一つの黄金風景
  詩について
  10年先の、僕の恋人たちの風景
  『それから』という映画
  文学者と戦争責任について
  情況への発言――雑多な音響批判[一九八六年二月]
  食うべき演劇
  イエスの方舟・千石剛賢
  高橋留美子「めぞん一刻」
  「主題」という幻化または「幻化」という主題[山崎哲]
  少年の日の界隈
  高村光太郎の書
  編集者としての安原顯
  こだわり住んだ町
  『アンチ・オイディプス』論――ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ批判
  傾面の映画――『山の焚火』
  『日本の原像』註記
  ふた色の映画
  表現機械としてのワープロ
  国語の教科書
  わたしの現況
  蠢めく家族――安田有『スーパーヒーローの墓場』
  鮎川信夫――別れの挨拶
  島尾敏雄氏を悼む
  権力について――ある孤独な反綱領
  情況への発言――海路の日和[一九八六年一一月]
  歯について

  3
  『野性時代』アンケート
  電話アンケート スターリンがメジャーになるには?
  『夕刊イトイ』復刊お祝いコメント
  坂本龍一コンサート「MEDIA BAHN」
  執筆者コメント
  *
  ウイークリー・データ一九八四・九・一〇―一六
  ボクの二十代
  「書店」を語る
  原子力エネルギー利用は不可避
  *
  田原克拓『続・性格と心の世界』
  山崎龍明『仏教の再生』
  親鸞理解に不可欠の存在――石田瑞麿
  野戦攻城の思想[橋川文三]
  田原克拓『初期・性格と心の世界』
  E・M・シオラン『歴史とユートピア』
  文芸史の新しい波――『日本文芸史』
  「問いと答え」――『室生犀星未刊行作品集』
  *
  『対幻想』まえがき
  『死の位相学』あとがき
  『重層的な非決定へ』あとがき
  『難かしい話題』あとがき
  『恋愛幻論』あとがき
  『さまざまな刺戟』あとがき
  著者のことば ――『吉本隆明全集撰』
  結合について――『白熱化した言葉』序
  イメージとしての文学――『白熱化した言葉』あとがき
  対談を終えて――『知のパトグラフィー』あとがき
  『都市とエロス』あとがき
  『漱石的主題』まえがき
  『試行』第六二〜六六号後記

 解題(間宮幹彦)

 ※〈単行本初収録〉32篇と予告されていましたが、例によって猫々堂の
  資料集にその多くが収録済みのようです。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/09/04

非<吉本>本のお知らせ。10月下旬刊行予定。

○渡辺京二「夢ひらく彼方へ(下) ファンタジーの周辺」
 四六判並製/240頁(予定) 予価1700円+税  亜紀書房

 *宣伝文
  「アーサー王物語」「エッダとサガ」、モリス、チェスタトン
  イギリス児童文学、ファンタジーの源流を探求する 
  『指輪物語』『ナルニア国物語』などの名作を生みだしたイギリスの
  文学的土壌はどのようなものなのか。物語を生む神話や伝説、妖精譚
  などの文化的古層を訪ね、私たちをひと時慰める「物語」の構造と効
  用を解き明かす。
  
 *目次より
   第八講:英国の児童文学1 グレアムとボストン
   第九講:英国の児童文学2 ファージョンとトラヴァース
   第十講:アーサー王物語とその周辺
   第十一講:エッダとサガ
   第十二講:アイルランドと妖精
   第十三講:ウィリアム・モリスの夢
   第十四講:チェスタトンの奇譚

 ※通販送料180円。ご予約ください  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/08/30

本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集189:テレビと落とし穴と未来/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』22」
  A5判/197頁 頒価2000円+税(送料140円)

 ・目次
   テレビと落とし穴と未来……………………………… 2(イ)
   ほんとうの考え…………………………………………24(ロ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2006.10-2008.04]… 78(ハ)
    編集ノート………………………………………… 197

 ※(イ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2008年12月25日〜12月31日
  (ロ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2009年4月16日〜2011年4月24日
  (ハ)年譜の連載第22回


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/08/24

非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。

○渡辺京二「夢ひらく彼方へ(上) ファンタジーの周辺」
 四六判並製/2257頁 定価1700円+税  亜紀書房

 *帯の文
   別の世(アナザワールド)への絶えざる郷愁と渇望。
   現実からの逃避か、神に代わっての世界の創造か――
   不朽の名作『ナルニア国物語』『指輪物語』『ゲド戦記』
   を渡辺京二が読み解く。

 *目次
   第一講 読書について
   第二講 『ナルニア国物語』の構造
   第三講 C・S・ルイスの生涯
   第四講 トールキンの生涯
   第五講 中つ国の歴史と『指輪物語』
   第六講 『ゲド戦記』を読む
   第七講 マクドナルドとダンセイニ

 ※予告には無かったのですが、上下2冊となりました。
  下巻は10月刊行予定だそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/08/15

本日入荷
○脈 102号 黒田喜夫と南島」比嘉加津夫・編集
   A5判/166頁  定価1200円+税  脈発行所
   
 ※目次詳細は2019/08/01にお知らせ済み
  通販送料164円
  次号は「葉室麟」特集で11月20日発行の予定。
  

○「アルテリ」8号(年2回刊行予定)
  A5判/180頁 定価1000円+税 アルテリ編集室

 ※「渡辺京二さんの二万字インタビュー#2」には、<吉本>についての言及が何箇所かあります。
 ※通販送料160円
 
○アルテリ別冊 渡辺京二『顔』(*二十代の頃に書いた小説)
  新書版/228頁   定価1500+税 アルテリ編集室
  
 ※通販送料160円 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/08/01

近刊のお知らせ。8月中旬入荷予定。
○「脈 102号 黒田喜夫と南島」比嘉加津夫・編集
   A5判/166頁  予価1200円+税  脈発行所

 *目次
  特集  黒田喜夫と南島
   田中眞人  老いの不可能性の飢えの渚から――黒田喜夫についての断章
   松島 淨  黒田喜夫ノート
   河津聖恵  夢の死を燃やす――「黒田喜夫と南島」序論
   友常 勉  〈眼の畏怖〉
   下平尾  直 運河沿いの「影」たち——黒田喜夫の「南島」前史
   坂口 博  黒田喜夫と「民族詩人」
   松岡祥男  黒田喜夫と吉本隆明 吉本隆明さんのこと(22)
   新城兵一  黒田喜夫と清田政信――その交流の一断面
   川満信一  黒田喜夫雑感
   松原敏夫  歌の彼方から亡滅の呼び声へ――黒田喜夫『一人の彼方へ』にふれながら
   高橋秀明  黒田喜夫の反スターリニズムに関するノート

  俳句 仲本彩泉  熟成する古木
  詩  仲本 瑩  小さな村の黙劇譚/黒い牛の睫毛
  小説 仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(全100/66〜70)
     伊良波盛男 池上一族のサニの秘密
     鈴木次郎  走れメロスそれから
     比嘉加津夫 英霊の聲が 平敷屋朝敏の謎(13)
  論考 村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』12
           ――1963(昭和38)年の日記(5)(佐伯修 編・註)
     青柳瑞穂  戦争と「怠け」―徴兵忌避 怠けて生きたい私たち(19)
  編集後記   
  表紙写真 黒田喜夫(提供・黒田憲一郎) 
  題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

 ※通販予約送料164円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/07/31

本日入荷
瀬尾育生「吉本隆明からはじまる」
 四六判上製/372頁  定価3600円+税  思潮社
 
 *帯の文
   吉本隆明について書くことによってしか可能にならない
   思考の道筋が、この世界にはたしかに存在する

   単独で〈世界〉と戦う、その言葉をめぐって考え続けた
   長く濃密な時間を凝集。
   吉本隆明の存在を切実に尖鋭に問う、著者畢生の力作評論。
   
 *目次
   エンテレケイアに至る
   文字所有者たち
   増殖する文字
   至上なるものの複数性について
   波動し反復する海
   存在交換と絶対言語
   宗教的なものの内破について
   吉本隆明の死を通る
    1 最後の一年に向かって
    2 吉本隆明からはじまる
   夜の銀河鉄道
   吉本隆明の初期とは何か
   自然史的過程について
    1 『「反原発」異論』書評
    2 世界倫理と反原発の思想
   あとがき
   
 ※初出は「あんかるわ」「雷電」「飢餓陣営」「現代詩手帖」ほか
  数篇以外は単行本未収録だったようです。
 ※通販送料172円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/07/28

本日入荷。ご予約者には明日発送します。
○猫々堂「吉本隆明資料集188:日本の子ども/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』21」
A5判/197頁 頒価2000円+税(送料140円)

 ・目次
   2008年について………………………………………… 2(イ)
   日本の子ども……………………………………………21(ロ)
   ふたつの目………………………………………………41(ハ)
   日本文学の現状について………………………………68(ニ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2005.04-2006.09]… 98 (ホ)
    編集ノート………………………………………… 197

 ※(イ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2008年2月19日〜2月27日
  (ロ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2008年4月28日〜5月9日
  (ハ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2008年7月7日〜8月24日
  (ニ)ノートルダム清心女子大学1974年11月4日講演。
     印字されたのはこれが初めて?筑摩の「未収録」にも未収録。
  (ホ)年譜の連載第21回


〇芹沢俊介、久保隆「北川太一著『光太郎ルーツそして吉本隆明ほか』」
 広告はがき  文治堂書店

 ※4月に刊行された『光太郎ルーツそして吉本隆明ほか』の広告はがき
  が届きました。芹沢、久保両氏の文章は各120字弱です。
 ※<吉本>本の通販の際に同封します。無くなり次第終了します。
 

発行遅延のお知らせ。
○「吉本隆明全集 第20巻(1983-1987)」

 ※第21回配本は8月上旬刊行予定とお知らせしましたが、
  一月遅れて9月中旬刊行予定となってます。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/07/25

8月初旬刊行予定
○瀬尾育生「吉本隆明からはじまる」
 …判/372頁  予価3600円+税  思潮社
 
 *宣伝文
   吉本隆明について書くことによってしか可能にならない
   思考の道筋が、この世界にはたしかに存在する(あとがき)

   単独で〈世界〉と戦う、その言葉をめぐって考え続けた長く
   濃密な時間を凝集。吉本隆明の存在を切実に尖鋭に問う。
   著者畢生の力作評論。30年にわたる吉本論集成。
   装幀=稲川方人

 ※送料180円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/07/24

非<吉本>本のお知らせ。どちらも8月中旬同時入荷予定。
○「アルテリ」8号(年2回刊行予定)
  A5判/180頁 予価1000円+税 アルテリ編集室

 *「渡辺京二さんの二万字インタビュー第二弾を掲載」 (第一弾は7号掲載)

 *執筆者
  石牟礼道子、渡辺京二、伊藤比呂美、ほか。

 ※通販送料160円。ご予約ください。
 ※創刊号完売。2号と3号は在庫僅少。4〜7号は在庫あり。

  
○アルテリ別冊 渡辺京二『顔』
  新書版/228頁   定価1500+税 アルテリ編集室
  
 *説明文
   渡辺京二89歳が、二十代の頃に書いた小説『顔』。
   自身三作目の小説にして最後の小説です。
   この『顔』を、新しい顔で発売します。千部限定です。」

  ※通販送料160円。ご予約ください。
   「アルテリ」8号と一緒でも送料は160円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/07/22

本日入荷
○「飢餓陣営 49号(2019夏)」編集・佐藤幹夫
   A5判/254頁  定価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
  
 ※詳細目次は2019/07/09にお知らせ済み。通販送料160円
 ※ちらと見たところ<吉本>は、浦上氏の連載以外に、西脇慧“隠喩と
  しての「素数」―添田馨『クリティカル=ライン』”に出てきます。
  添田馨の『クリティカル=ライン 詩論・批評・超=批評』は 、昨年末に思潮社から
  刊行されました。 定価2800円+税。現在在庫無し。
 ※「飢餓陣営 50号(終刊号)」は加藤典洋追悼特集の予定だそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/07/11

非<吉本>本のお知らせ。8月下旬入荷予定

○渡辺京二「ファンタジーのとびら(仮)」
 四六判並製/240頁(予定) 予価1500円+税  

四六判並製・240頁(予定) 渡辺京二 著  亜紀書房

 *宣伝文
   同志・石牟礼道子を亡くした後、ファンタジーを読み直し、癒され、
   「文学の力」のすごさを改めて痛感した著者。長い生涯、いつも隣
   にあった名作をもう一度繙き、その魅力と「ファンタジーの力」に
   ついて語り下ろす、本格ファンタジー入門。

 ※通販送料180円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/07/09

近刊のお知らせ。7月下旬刊行予定
○「飢餓陣営 49号(2019夏)」編集・佐藤幹夫
   A5判/252頁  予価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
  
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【沖縄から/沖縄へ】
新城兵一■沖縄から、状況への発言(2)「非暴力直接行動」という定型を疑う
水島英己■沖縄への思い(1)
佐藤幹夫■(転載)沖縄をめぐる「入り口」と「出口」を求めて
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【松本俊彦『薬物依存症』を読む】(「人間と発達を考える会」)
松本俊彦氏を囲んで■薬物依存症の治療に大事なこと
・愛甲修子、伊藤研一、内海新祐、大迫久美恵、大澤功、小川正明、
栗田篤志、佐川眞太郎、清水邦光、竹島正、本田哲也、佐藤幹夫
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
水藤昌彦氏インタビュー■更生支援―司法と福祉の連携、この一〇年の変容
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【特集】津久井やまゆり園事件を考え続ける(パート2)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【父親たちは語る】
なぜ施設を望むのか、あるいは望まないのか
(発言者)大月和真(家族会会長)/尾野剛志(前家族会会長)/神戸金史/
岡部耕典(早稲田大学教授・コーディネーター)
【ジャーナリストたちに聞く】
神戸金史氏(RKB毎日放送)に聞く
■事件記者であること、我が子のことと植松被告のこと
成田洋樹氏(神奈川新聞)に聞く■「分ける社会」をどう終わらせるか
【「障害当事者」を生きる】
実方裕二■新たなお付き合いに向けて
志子田悦郎さん、青海恵子さんを訪ねて
■障害当事者として津久井やまゆり園事件から考えたこと
【家族という場所から】
佐藤幹夫■私の家族史と津久井やまゆり園事件について――辺見庸『月』を読みながら
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【連載】
木村和史■家を作る(12)
阿久津斎木■萩尾望都論(その3)夢想
宗近真一郎■隠されたものの回帰――「つぶやき」への「応答」の端緒へ
浦上真二■古書会読(27) 吉本隆明とリカード『農業政策批判』
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【本を読む】
添田馨■ありえなかった歴史を有らしめんとする意志――加藤典洋『9条入門』(創元社)
西脇慧■隠喩としての「素数」――添田馨『クリティカル=ライン』(思潮社)
内海新祐■安心して「子育て」ができるために――柳原三佳『私は虐待していない』(講談社)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【転載】(『教職課程』協同出版・2018年11月号〜2019年8月号)
佐藤幹夫■“教育”はどこに届くのか(第1回〜第10回)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

※通販送料160円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/07/05

本日入荷
吉本隆明「ふたりの村上──村上春樹・村上龍論集成」
  四六判・上製/270頁 定価2600円+税  論創社

 *帯の文
   村上春樹と村上龍
   『ノルウェイの森』と『コインロッカー・ベイビーズ』で
   一躍、時代を象徴する作家となったふたりの村上。
   その魅力と本質に迫る吉本隆明の「村上春樹・村上龍」論。
   16年間の思索の軌跡を示す全20稿を集成! 

 *目次
   イメージの行方
   村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』(※イ)
   解体論
   村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
   像としての文学(一)
   像としての文学(二)
   走行論
   村上龍『ニューヨーク・シティ・マラソン』
   村上龍『愛と幻想のファシズム』
   村上春樹『ノルウェイの森』
   村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』
   瞬間論
   現在への追憶
   反現在の根拠
   村上春樹『国境の南、太陽の西』
   「現在」を感じる
   村上春樹『ねじまき鳥クロニカル』第1部・第2部
   村上春樹『ねじまき鳥クロニカル』第3部
   形而上学的ウイルスの文学(※ロ)
   村上春樹『アンダーグラウンド』批判
  *
   編集後記にかえて……小川哲生
   解説……松岡祥男

 ※20篇中18篇はおよそ10冊の単行本と文庫に収録。残りの2編
  (※イとロ)は猫々堂資料集に収録。(※イ)は『全集』にも。。
 ※小川氏のは4頁、松岡氏のは12頁。
 ※通販送料172円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/06/25   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集187:言葉はだれのものか/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』20」
   A5判/203頁 頒価2000円+税(送料140円)
   
 ・目次
   まかないめし 二膳目。……………………………… 2(イ)
   言葉はだれのものか……………………………………47(ロ)
   まかないめし 番外。…………………………………64(ハ)
   地獄と人間………………………………………………81(ニ)
   現代に於ける身体のイメージ(対談)………………81(ホ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2004.04-2005.03]… 98(ヘ)
    編集ノート………………………………………… 203
    
 ※(イ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2001年7月31日〜9月19日。
  (ロ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2001年11月26日〜12月3日
  (ハ)「ほぼ日刊イトイ新聞」2003年6月18日〜6月24日
  (ニ)朝日カルチャーセンター1975年9月29日講演。印字された
     のはこれが初めてかも?筑摩の「未収録」にも未収録。
  (ホ)1990年9月6日、アスベスト館主催「アイコンとしての身体」
     における中上健次との対談。
  (ヘ)年譜の連載第20回


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/06/14

近刊のお知らせ。第21回配本8月上旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第20巻(1983-1987)」 
  A5判変型・上製カバー装・648頁予定  予価6900円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   埴谷雄高との論争「重層的な非決定へ」と『死の位相学』の序に
   代えて書き下ろされた「触れられた死」などの評論・エッセイと
   連作詩の最後の時期を収める。

  〈主な収録内容〉
   重層的な非決定へ/触れられた死/映像から意味が解体するとき
   /元祖モラトリアム人間/佃ことばの喧嘩は職業になりうるか/
   たった一つの黄金風景/ミシェル・フーコーの死/他

  〈単行本初収録〉
   本について/詩について/阿蘇行/放射能とわたし/北川太一の
   印象/遭わなくなってからの清岡卓行の詩/松岡祥男について/
   高橋留美子の世界/編集者としての安原顯/など32篇
   
   第20巻月報は、中島岳志氏、岩阪恵子氏、ハルノ宵子氏が執筆!
   
 ※通販送料250円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/05/23

これから出る本。7月中旬刊行予定。目次が届きました。
○吉本隆明「ふたりの村上──村上春樹・村上龍論集成」
  四六判・上製/272頁 予価2600円+税  論創社

 *目次
   イメージの行方
   村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』
   解体論
   村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』
   像としての文学(一)
   像としての文学(二)
   走行論
   村上龍『ニューヨーク・シティ・マラソン』
   村上龍『愛と幻想のファシズム』
   村上春樹『ノルウェイの森』
   村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス』
   瞬間論
   現在への追憶
   反現在の根拠
   村上春樹『国境の南、太陽の西』
   「現在」を感じる
   村上春樹『ねじまき鳥クロニカル』第1部・第2部
   村上春樹『ねじまき鳥クロニカル』第3部
   形而上学的ウイルスの文学
   村上春樹『アンダーグラウンド』批判
       *
   編集後記にかえて……小川哲生
   解説……松岡祥男

 ※初出は調べていませんが、未発表のものは無いはず。
    単行本未収録のものも猫々堂資料集には収録済みかと思われます。
 ※小川氏編集の大和書房「全集撰」の最後の巻には、書き下ろしで村上論が収録される予定
    だったが、未刊に終わったので、それに代わるものとして企画されたと聞きました。
  ただし、書き下ろしについては下書きも見つかっていないそうです。
 ※通販送料180円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/05/28   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集186:まかないめし。/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』19
   A5判/200頁 頒価2000円+税(送料140円)
   
 ・目次
   まかないめし。…………………………………………2(イ)
   身体のイメージついて……………………………… 90(ロ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2002.12-2004.03]…98(ハ)
    編集ノート…………………………………………199
    
 ※(イ)聞き手・糸井重里。副題“居間でしゃべったままのインタ
     ビュー”。「ほぼ日刊イトイ新聞」1998年12月25日〜1999年7月4日。
  (ロ)1990年9月6日。アスベスト館主催「アイコンとしての身体」における発言
  (ハ)年譜の連載第19回  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/05/24

現在既に3回目。見落としてました。
○「ちくま」2019年3月号(No.576)〜2019年5月号(No.576)
  各100円+税  筑摩書房

 *鹿島茂「吉本隆明2019」(1〜3)
 
 ※毎回2段組10頁程度でまだ当分は続きそうな感じです。
    順調なら数年後に分厚い単行本になるのでは。
 ※PR誌のため大手書店なら無料で配布しているはずです。
  当店には余分がありません。
  直接購読されると、1年分が送料込みで1000円です。     


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/05/23

これから出る本。7月中旬刊行予定
○吉本隆明「ふたりの村上──村上春樹・村上龍論集成」
  四六判・上製/272頁 予価2600円+税  論創社

 *宣伝文
   村上春樹と村上龍──『ノルウェイの森』と『コインロッカー・ ベイビーズ』で
      一躍、時代を象徴する作家となったふたりの村上。
   その魅力と本質に迫る吉本隆明の「村上春樹・村上龍」論。
   16年間の思索の軌跡を示す全20稿を集成! 

 ※全20稿の詳細はわかり次第お知らせします。
 ※通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/05/22

本日入荷
○「江藤淳 終わる平成から昭和の保守を問う」中島岳志/平山周吉・監修    
  A5判/239頁 定価2000円+税  河出書房新社

 *宣伝文
   没後20年、平成が終わる今、改めて江藤淳を読み直す。
   【巻頭対談】中島岳志×平山周吉
   【論考】苅部直、與那覇潤、酒井信、浜崎洋介、西村裕一……
   単行本未収録の重要作品も多数収録。
   
 *吉本隆明「江藤淳『昭和の文人』」は2段組6頁分。
   初出は「マリクレール」、1992年メタローグ刊「新・書物の解体学」所収。
   
 ※通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/05/19

本日入荷
○「脈 101号 勝連敏男という詩人」比嘉加津夫・編集
   A5判/154頁  定価1200円+税  脈発行所
 
 ※詳細目次は2019/04/30にお知らせ済み
 ※「村上一郎の未発表日記」は1963.4.2〜4.8の分で『試行』7号のころ。11頁分。
  村上一郎「学生運動の現象学」は未発表らしき遺稿。8頁分。
  松岡祥男「〈対話〉について 吉本隆明さんのこと(21)」は、「全対対談集」以降の、
    対談、座談、インタビューの編年順詳細リスト14頁分

 ※通販予約送料174円
 ※「脈」はすぐに売り切れる号も少なくないので、お早めにどうぞ。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/05/11

本日入荷
〇KAWADEムック「永遠の太宰治 生誕110年記念総特集」河出書房新社編集部 編
  A5判並製/207頁 定価1300円+税 河出書房新社

 *宣伝文
  『女生徒』『斜陽』『人間失格』、そして『グッド・バイ』……
  生誕110年を迎える太宰治の魅力に多角的に迫る、永久保存版!
  伊藤比呂美、斉藤壮馬、安藤宏など。貴重資料も多数掲載。

 *目次の一部
  [巻頭エッセイ] 林義勝 父・林忠彦と太宰と安吾
  [グラビア] 津島美知子 回想の太宰治 (写真・田村茂)
  [講演] 伊藤比呂美 名誉詩人としての太宰治
  [私の好きな太宰作品] 穂村弘 ほか
  [インタビュー] 斉藤壮馬 朗読する太宰治
  [エッセイ]山崎彬 戯曲『グッド・バイ』と太宰
  [インタビュー]大空ゆうひ 演じる太宰治
  [対談]奥野健男×ドナルド・キーン 擬装の対極─太宰治と三島由紀夫
      吉本隆明×高橋源一郎 なぜ太宰治は死なないか
  [総論]安藤宏 太宰治と現代──「自己の内なる天皇制」をめぐって
  [貴重資料紹介]
  [太宰治コレクション]
  ほか

 ※吉本と高橋の対談は3段組み20頁分で、初出は「新潮」1988年9月号。
  「五つの対話」1990年新潮社刊に収録。
 ※通販送料180円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/04/30

近刊のお知らせ。5月中旬入荷予定。
○「脈 101号 勝連敏男という詩人」比嘉加津夫・編集
   A5判/154頁  予価1200円+税  脈発行所

 *目次
   特集 勝連敏男という詩人
    黒田喜夫 勝連敏男の詩へ 
    芹沢俊介 暗さという中心 勝連敏男の詩に寄せて
    勝連繁雄 勝連敏男が「詩人」になる前
    川満信一 自立を求めて「血」に抗う――勝連敏男との交友
    仲程昌徳 〈夢〉の出所――勝連敏男1977年〜1978年
    松島 淨 勝連敏男ノート
    松原敏夫 勝連敏男という詩人―その詩と記憶の周辺
    仲本 瑩 エロスのロストワールドを
    大城貞俊 幻想のノンフィクション――勝連敏男の詩世界の照射力
    高良 勉  勝連敏男の思い出
    比嘉加津夫 詩人勝連敏男
    勝連敏男年譜               
  俳句 仲本彩泉  アイドリング脳
  詩  伊良波盛男 老人の歌
  小説 仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(61〜65)
     東木武市  島の西郷どん(5)
     比嘉加津夫 川端康成の死 平敷屋朝敏の謎(12)
  論考 村上一郎 村上一郎の未発表日記と『試行』13
      1963(昭和38)年の日記(4) (佐伯修 編・註)
     村上一郎 学生運動の現象学――いくつかの批判にこたえつつ(金原甫 注)
     松岡祥男 〈対話〉について 吉本隆明さんのこと(21)
     青柳瑞穂 現代の仕事における「怠け」 怠けて生きたい私たち(18)
  編集後記 
  表紙写真 勝連敏男(提供・勝連静子) 
  題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

 ※通販予約送料174円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/04/27

非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。
○島尾ミホ「祭り裏」
  四六判上製/300頁 定価3200円+税 幻戯書房
 
 *帯の文
   著者最高傑作として絶讃を得つつも長らく入手困難だった中短篇小説集を、新資料を加え復刊。
   祭りの広場からは八月踊りの太鼓の音と歌声が、この事の行われていた間じゅう高く低くずっと
      聞こえていました。
   やわらかな日本語散文と南島の言葉で織り成した、島の「夜」にうごめく物語世界。
   島尾ミホ生誕100年記念企画
   
 *目次
   祭り裏
   老人と兆
   潮鳴り
   あらがい
   家翳り
   潮の満ち干
   柴挿祭り
   あとがき
   
  [附篇]
   わが著書を語る―『海辺の生と死』 島尾ミホ
   書評『祭り裏』 石牟礼道子
   解説 樋口良澄
   
   奄美・加計呂麻島周辺図
   初出および旧版について
   
 ※旧版は中央公論社から1987年に刊行
  「わが著書…」は「出版ニュース」1974年9月号掲載
  「書評」は「中央公論」1988年10月号掲載
  ほかに島尾ミホ・石牟礼道子『ヤポネシアの海辺から―対談』2003年弦書房からの一部抜粋あり。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ   2019/04/25

本日入荷。第20回配本
○「吉本隆明全集 第19巻(1982-1984)
  A5判変型・上製カバー装681頁 定価7000円+税 晶文社

 *帯の文
   小説やCMから少女漫画まで、さまざまな作品を個々の作者ではなく
   「現在」という作者が生みだしたものとして論じる『マス・イメージ論』と、
   時期を接して生じた世界的な「反核」の動きを批判した「反核運動の
   思想批判」などを収録。

 *月報
   小池昌代『父の内なる言語』
   島亨 『「軒遊び」と「生命呼吸」のこと』
   ハルノ宵子『境界を超える』

 *目次
  1
  マス・イメージ論
   変成論
   停滞論
   推理論
   世界論
   差異論
   縮合論
   解体論
   喩法論
   詩語論
   地勢論
   画像論
   語相論
   あとがき
 2
  ポーランドへの寄与――レーニン以後はじめての社会主義構想――
  先進資本主義社会の動向と日本の行方
  「反核」運動の思想批判
  反核運動の思想批判 番外
  情況への発言――「反核」問題をめぐって――
 3
  空は閉ぢられる
  クイナの話
  言葉は
  好きな眼
  木の泡
  霽れた衣
  雨という帽子
  「欅」という舟
  「鶫」という駅
  地名がくずれ堕ちる
  「鳥」にむかって出発
  絵本のうしろ
  『衣河』見に
  冬が繙く
  楡という木
  木の行方
  鳥について
  字画の挿話
  橋という字
  掌の旅(異稿)
  「祖母」という樹
  紡錘形に
  「無口」という茶店
  嬰児の旅
  祖母の字
  祖先の話
 4
  死は近づくか[鮎川信夫]
  親鸞における言葉
  現代語訳親鸞著作(抄)
  西村博美論
  古井由吉について
  わがファウスト
  幼児性の勝利――映画『E.T.』を観る――
  自己慰安から渇望へ
  小林秀雄について
  《遠野物語》別考
  田村隆一についての覚え書
  ジョバンニの父とはなにか
  川崎徹小論
  ふたつのポルノ映画まで

 5
  『野性時代』アンケート
  今、あなたにとってテレビとは
  *
  伊藤聖子『新宿物語』
  山本かずこ『渡月橋まで』
  高橋源一郎『さようなら、ギャングたち』
  やさしい装いをした高度な構築物[三浦つとむ]
  対談「古典をどう読んできたか」あとがき[大岡信]
  映画〈きつね〉註記
  宍戸恭一『三好十郎との対話』に寄せて
  *
  吉本隆明が選んだ日本を読むための25篇
  *
  『「反核」異論』後註
  『素人の時代』あとがき
  『教育 学校 思想』まえがき
  焦慮のドラマ――『相対幻論』あとがき–
  『〈信〉の構造』序――〈信〉についてのメモ――
  『〈信〉の構造』あとがき
  『試行』第58〜31号後記

 解題(間宮幹彦)


 ※〈単行本初収録6篇〉と予告されていましたが、いずれも猫々堂の
  資料集には収録済みのものでした。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/04/19

本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集185:文学の原型について」
 A5判/199頁 頒価2000円+税(送料140円)

・目次
  文学の原型について………………………………… 2(イ)
  吉本隆明氏を囲んで…………………………………42(ロ)
  触れられた死……………………………………… 102(ハ)
  言葉からの触手(1) 気づき 概念 生命………… 136(ニ)
  言葉からの触手(2)思考 身体 死…………………139(ホ)
  都市に関するノート……………………………… 142(ヘ)
  <反逆>は内向する………………………………… 160(ト)
  福島泰樹論………………………………………… 167(チ)
  わたしの本はすぐ終わる………………………… 188(リ)
   編集ノート……………………………………… 198

※(イ)1980年8月15日高知市での講演。『吉本隆明<未収録>講演集11』所収
 (ロ)同上講演会翌日高知市にて。「同行衆通信」24〜28号掲載。『思想の基準をめぐって』所収
 (ハ)『死の位相学』。1986年刊
 (ニ)「文藝」1985年10月号
 (ホ)「季刊文藝」1986年冬季号
 (ヘ)「最後の場所 3号」1979年3月発行
 (ト)田川健三著『イエスという男』の書評。「週刊読書人」1980年4月28日号
 (チ)『福島泰樹歌集』解説。国文社1980年刊
 (リ)「新潮」1993年3月号


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/04/12

本日入荷
○吉本隆明「追悼私記 完全版」(講談社文芸文庫版)
  文庫判/362頁   定価1800円+税  講談社
  
 *帯の文
   死者はみな平等
   掌編人間論五十一篇
   
 ※宣伝文
   小林秀雄、鮎川信夫、三島由紀夫、中上健次、サルトル、埴谷雄高、
   平野謙、在野の言語学者、元全学連委員長、学生時代からの友人、
   実姉…多種多様な死者に手向けられた言葉の数々。そのどれもが感
   傷のみでは書かれておらず、死を契機とした掌篇の人間論である。
   著者生前三度にわたり刊行された『追悼私記』未収録の17篇(小
   川国夫、清岡卓行、吉行淳之介など)を増補する、文字通り完全版!
 
 *目次の一部
   本文・51篇
   あとがき(1993年宝島社)
   増補版のためのあとがき(1997年洋泉社)
   文庫版あとがき(2000年筑摩書房)
   著者に代って読者へ   ハルノ宵子
   もうひとつの追悼私記  高橋源一郎
   解題          松岡祥男
   
 ※ハルノ宵子氏のは4頁分。面白いので、購入されない方は、どこかで
  立ち読みされることをおすすめします。解題は8頁分。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/04/05

本日入荷。ご予約者には本日発送します。
○北川太一「光太郎ルーツそして吉本隆明ほか」
  四六判並装/182頁  定価1300円+税  文治堂書店

 ※目次は2019/04/05にお知らせ済み
 ※<吉本>関係の初出
 ・「吉本隆明の『高村光太郎』 ―光太郎凝視―」
   1994年に日本古書通信社刊行の豆本。25頁分
 ・究極の願望 吉本隆明/造形世界への探針 北川太一 
   1982年春秋社刊行「高村光太郎選集」内容見本。各1頁分。
 ・対談 吉本隆明×北川太一 
   高村光太郎と現代 『選集』全六巻の刊行にあたって
  「春秋」1982年1月号。『吉本隆明全対談』第12巻収録。29頁分
 ・隆明さんへの感謝
   2007年刊『吉本隆明全講演ライブ集』貼付資料。11頁分
 ・死なない吉本
  「春秋」2012年1月号掲載。8頁分
 ・しかも科学はいまだに暗く――賢治・隆明・光太郎――
   2013年発行「高村光太郎研究」34号。22頁分

 ☆北川太一「いのち ふしぎ―ひと・ほん・ほか
  四六判並装/169頁  定価1500円+税  文治堂書店
 ※随想50編ですが、タイトルに吉本隆明は見あたりません。
  本文に出てくるかは未確認です。2015年刊。仕入れは可能です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/04/03

3月末に出ていた本
○北川太一「光太郎ルーツそして吉本隆明ほか」
  四六判?/?頁  定価1300円+税  文治堂書店

 *推薦文
   高村光太郎の資料、情報の探索、蒐集、考証に心血を注いできた
   北川太一さんの文章はつねに含蓄と矜持に富んでいる。思想的立
   場は違っても、旧く親しい友人吉本隆明を語った文章も感興ふか
   い。推奨に値する書と言うべきであろう。(中村稔)

 *目次
  光雲抄 ――木彫孤塁
  光太郎詩の源泉
  鷗外と光太郎 ―巨匠と生の狩人―
  八一と光太郎 ―ひびきあう詩の心―
  心平・規と光太郎
  吉本隆明の『高村光太郎』 ―光太郎凝視―
  究極の願望 吉本隆明 (『高村光太郎選集』内容見本より)
  造形世界への探針 北川太一 ( 〃 )
  春秋社版・光太郎選集全六巻別巻一・概要
  対談 吉本隆明×北川太一 
   高村光太郎と現代 『選集』全六巻の刊行にあたって
  隆明さんへの感謝
  死なない吉本
  しかも科学はいまだに暗く ――賢治・隆明・光太郎――
  三つの「あとがき」抄
  あとがきのごときもの
  初出誌メモ


 ※入荷は1週間ほど先になりそうです。お待ちいただける方はご予約ください。
   送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/03/20

1月末に出ていた本
○齋藤愼爾「逸脱する批評―寺山修司・埴谷雄高・中井英夫・吉本隆明たちの傍らで」
    (解説:鈴木比佐雄)
  四六判並製/358頁  定価1500円+税  コールサック社

 *宣伝文
   齋藤氏はすでに2000年に『齋藤愼爾全句集』を持つ高名な俳人で、評論家、
       作家であると同時に、寺山修司の句集など数多くの歴史的な書籍を世に出
       している深夜叢書社の代表者として認識していた。
   齋藤氏はこの何役もの立場を自在に逸脱していき、多くの作家や表現者た
      ちの存在を内側からまた外側から、同時代を生きた姿やその試みの本質を
      描出していく。(鈴木比佐雄解説文より)

 ※齋藤氏が過去に執筆した文庫などの解説から選んだ文集。
  吉本隆明『読書の方法』(光文社文庫)、谷川雁『汝、尾を振らざるか』(詩の森文庫)、
     埴谷雄高『幻視の詩学』(同)の解説、『吉本隆明に関する12章』(洋泉社新書)のあ
     とがき、他
 ※現在在庫はございません。お待ちいただける方はご予約ください。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/03/16   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集184:江藤淳氏を悼む/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』18
   A5判/200頁 頒価2000円+税(送料140円)
   
 ・目次
   ハンセン病と日本的「聖卑一体」の考え方……… 2(イ)
   再生もしくは救済物語について……………………34(ロ)
   親鸞の死のとらえ方が好きだ………………………59(ハ)
   江藤淳氏を悼む………………………………………67(ニ)
   明快に解く老いと死の悩み…………………………70(ホ)
   超資本主義の新事態…………………………………72(ヘ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2001.5-2002.11]…76(ト)
    編集ノート……………………………………… 200
    
 ※(イ)聞き手・山本哲士『吉本隆明が語る戦後55年』第11巻。2002年11月刊
  (ロ)聞き手・高橋康雄『潮』1984年5月号
  (ハ)談話。NHKスペシャル「ブッダ大いなる旅路3」1998年発行の月報
  (ニ)「山梨日日新聞」1999年7月23日
  (ホ)「讀賣新聞」2001年4月8日。(久)筆の記事
  (ヘ)談話。「北日本新聞」2001年10月8日
  (ト)年譜の連載第18回
 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/03/13

非<吉本>本のお知らせ。4月下旬入荷予定。
○島尾ミホ「祭り裏」
  四六判上製/320頁 予価3200円+税 幻戯書房
 
 *宣伝文
   「十五夜祭りの広場からは八月踊りの太鼓の音と歌声が、
   此の事の行われていた間じゅう高く低くずっと聞こえていました」――
   端正な日本語散文と南島(琉球方言)の言葉で織り成した、
   島の「夜」にうごめく物語世界。
   著者最高傑作として絶讃を得つつも長らく入手困難だった中短篇小説集を、
      新資料を加え復刊。
   島尾ミホ生誕100年記念企画

 *収録作
   祭り裏
   老人と兆/潮鳴り/あらがい
   家翳り/潮の満ち干/柴挿祭り
  [資料]
   わが著書を語る―『海辺の生と死』
   書評(石牟礼道子)【予定】
   解説(樋口良澄)

 ※通販送料180円の予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/03/12

近刊のお知らせ。第20回配本4月中旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第19巻(1982-1984)」 
  A5判変型・上製カバー装700頁予定  予価6800円+税  晶文社
 
 *宣伝文
  小説やCMから少女漫画まで、さまざまな作品を個々の作者ではなく「現在」という作者が
  生みだしたものとして論じる『マス・イメージ論』と、
  時期を接して生じた世界的な「反核」の動きを批判した「反核運動の思想批判」などを収める。
  
  〈単行本初収録6篇〉
   古井由吉について/自己慰安から渇望へ/田村隆一についての覚え書/
   ジョバンニの父とはなにか/今、あなたにとってテレビとは/
   やさしい装いをした高度な構築物[三浦つとむ]
  
  〈主な収録内容〉 
   マス・イメージ論 ポーランドへの寄与 反核運動の思想批判
   「反核」問題をめぐって 字画の挿話 親鸞における言葉
   わがファウスト 川崎徹小論 ふたつのポルノ映画まで 他 

  第19巻月報は、
   小池昌代氏、島亨氏、ハルノ宵子氏が執筆!

 ※通販送料250円。ご予約ください。

 【配本予定】
   第21回配本 2019年8月下旬発売 
    第20巻[1983−1987]重層的な非決定へ 触れられた死
   第22回配本 2019年12月下旬発売
    第21巻[1984−1987]柳田國男論 西行論 良寛論


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/03/11

☆横超忌のお知らせ

 日時 2019年3月16日 14時〜16時30分
 場所 築地本願寺和田堀廟所
      (京王井の頭線明大前駅徒歩5分)
 
 交流会前半 和田堀廟所会館 蓮華の間 14時〜15時
 墓参    墓地20−4 吉本家墓 献杯     15時〜15時30分
 交流会後半 和田堀廟所会館 蓮華の間 15時30分〜16時30分
 交流二次会 
 
 参加費 墓参のみの方無料。献杯参加者1000円
 交流会 3000円
 二次会 定員一杯
 
 その他詳細は横超社HPへ
 
 ※北海道横超忌については、主催者から何も連絡がないので、
   今年も開催されるのかどうかは不明です
  
  
○不定期刊雑誌「横超」10月創刊予定
    創刊号は「the 吉本隆明」
    編集/発行・横超社、顧問・菅原則生
 
 ※もう少し具体化したらお知らせします。
  ご予約はそれ以降にお願いします


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/03/06

本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂16号」
  A5判/226頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 ※目次は2019/02/15にお知らせ済み
 ※“吉本隆明についてのセミネール(16)”、“ミッシェル・フーコーと吉本隆明との対話について”のほか、
     “現在の「私」 イデオロギー言説 固有の「私」(1)”などでも<吉本>に言及されています。
 ※通販送料180円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/03/05

4月10日頃刊行予定
○吉本隆明「追悼私記 完全版」(講談社文芸文庫版)
  文庫判/…頁   予価1900円+税  講談社
  
 ※「追悼私記」は1993年に宝島社、「追悼私記 増補」が1997年に洋泉社、そして2000年にちくま文庫から
     決定版として刊行されていました。「完全版」には松岡祥男氏が「脈」98号に掲載された“増補リスト”の
     13篇にさらに2篇を追加。(「脈」100号“吉本隆明さんのこと20”による)。
 ※「完全版」の編集・解題が松岡氏の担当なのかどうかはいまのところ不明です。
 ※通販送料170円の予定。ご予約ください。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/02/17

本日入荷
○「脈 100号 上野英信と筑豊・沖縄」比嘉加津夫・編集
   A5判/190頁  定価1300円+税  脈発行所

 ※目次は2019/01/31にお知らせ済み
 ※次号は「勝連敏男という詩人(仮)」で2019年5月刊行予定
 
本日入荷。
○「脈97号 沖縄を生きた島成郎」第2刷増補版
     A5判/214+6頁  定価1300円+税  脈発行所
 
 ※在庫切れだった97号が少部数重版されました
  第2刷には新たにグラビア6頁が追加されましたが定価は変わりません。
  写真は島夫人の提供によるもので全11葉。この内数葉は佐藤幹夫氏の『評伝 島成郎 』にも掲載されています。
  その他の写真が初公開なのかどうかは不明です。
  吉本氏も写っているのが「島夫妻が吉本隆明宅を訪問したとき」(撮影日時不明)と、「島が開いていた塾で。
  中央で敬礼しているのは村上一郎。下右は吉本隆明」(佐藤著によれば1962.10.21)の2葉あります。

 ※通販送料180円(2冊でも同じ)


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/02/15

近刊のお知らせ。2月下旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂16号」
  A5判/…頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 *目次
   左翼は再生するか 一九六八年を想起して(三上治)
   現在の「私」 イデオロギー言説 固有の「私」(1)――現在の「私」とイデオロギー言説の変質(伊藤述史)
   水飲み鳥は国体なる観念の古層へ飛ぶ(橋本克彦)
   憲法の今と未来(中村礼治)
   戦争思想の行方(宮内広利)
   小林美代子『髪の花』と精神医療の一九六八年(高岡健)
   吉本隆明についてのセミネール(16)――1968年以降の思考の総決算・山本哲士国家論五部作完結篇
    /憲法九条における歴史の終わり(柴崎明)
   ミッシェル・フーコーと吉本隆明との対話について――全体の考察、つまり、世界認識の方法にかんする〈覚え書き〉
    (中村明徳)
   平和主義を巧妙に捨てる日本の防衛政策(上村信一)
   憲法が奏でる「甘いコンチェルト」――「ソロもあるのが協奏曲」または「同意」(小林蓮実)
   福島三号機核爆発は、旧日本軍原爆開発の実証試験(藤原節男)
   松田の式で原発の耐震基準を計算することは科学的に不可能です(田内雄司)
   [書評]木庭顕『憲法九条へのカタバシス』
   [書評]真武善行『日大全共闘1968叛乱のクロニクル』
   
 ※通販送料180円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/02/12

本日入荷。
○「アルテリ」7号
  A5判/200頁 定価1000円+税 アルテリ編集室
 
 ※「渡辺京二2万字インタビュー」は30頁分。<吉本>もちらと出てきます。谷川雁はたくさん。
 ※通販送料180円。
 ※創刊号完売。2号〜6号は在庫僅少です。

本日入荷
○「LEIDEN──雷電」13(終刊)号(通巻14号) 
  A5判/122頁  600円+税

 ※目次は2019/01/16にお知らせ済み。
 ※通販送料180円
 
◆訃報◆
 ※「雷電13」掲載の成田昭男氏の文章に、陶山幾朗氏が昨年11月に逝去されたとあり驚きました。
  昨年9月発行の「VAV」30号の「編集後記」(8.27付)を読む限りではお元気そうでした。
    個人誌なのでたぶん次号はもう出ないかと予想されますが、いまのところ何もわかりません。
  バックナンバーの在庫は07号〜09号、11号、18号〜30号。いずれも在庫僅少です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/02/09

本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集183:持続する思考、生きた言葉
   A5判/200頁 頒価2000円+税(送料140円)
   
 ・目次
   持続する思考、生きた言葉…………………………… 2(イ)
   近代の第一級詩人………………………………………18(ロ)
   最後の文学講義…………………………………………20(ハ)
   独学の三人………………………………………………31(ニ)
   「横超」を飲みながら〈横超〉を考える……………37(ホ)
   『地下水道』の意慾(対談)…………………………55(ヘ)
   戦争体験とアジア神聖帝国(対談)…………………62(ト)
   最近の映画について(対談)……………………… 104(チ)
   最近の映画をめぐって(対談)…………………… 156(リ)
    編集ノート………………………………………… 199

 ※(イ)談話。「週刊読書人」2011年12月9日号
  (ロ)談話。「毎日新聞」2012年1月8日号
  (ハ)「飢餓陣営」38号。2012年8月
  (ニ)聞き手・こぶし書房編集部。2011年11月。未発表
  (ホ)聞き手・前川藤一、菅原則生。菅原則生『浄土からの視線』2014年7月刊。
  (ヘ)山本薩夫との対談。「映画評論」1957年12月号
  (ト)小川徹との対談。「映画芸術」第331号。1979年12月
  (チ)小川徹との対談。「映画芸術」第337号。1981年4月
  (リ)小川徹との対談。「映画芸術」第342号。1982年8月
  (ヘ〜リ)は『夏を越した映画』1987年潮出版社に収録。
 ※次号は「宿沢あぐり『吉本隆明年譜』18」で3月中旬刊行予定。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/02/03

非<吉本>本のお知らせ。2月下旬入荷予定。
○「アルテリ」7号
  A5判/200頁 予価1000円+税 アルテリ編集室
 
 *執筆者
   石牟礼道子、渡辺京二、姜信子、吉本由美、坂口恭平、
   子鹿裕文、清田麻衣子、大津円、谷口絹枝、桂、
   磯あけみ、平田洋介、小野由起子、浪床敬子、田尻久子
   
 ※「渡辺京二さんの二万字インタビューを掲載してい」るそうです。
 ※通販送料180円。ご予約ください。
 ※創刊号完売。2号〜6号は再入荷の予定。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/02/01

本日入荷
○「飢餓陣営 48号(2019春)」編集・佐藤幹夫
   A5判/222頁  定価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所

 ※詳細目次は2019/01/15にお知らせ済み
 ※浦上真二「古書会読 吉本隆明とアダム・スミスの『国富論』」は2段組2頁分
※小川哲生「菊地信義さんとの仕事で思い出深い本について」にも <吉本>は出てきます
 
 ※通販送料180円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/01/31

近刊のお知らせ。2月中旬入荷予定。
○「脈 100号 上野英信と筑豊・沖縄」比嘉加津夫・編集
   A5判/190頁  予価1300円+税  脈発行所

 *目次
   特集  上野英信と筑豊・沖縄
    上野英信 私の緑化闘争
    上野 朱 地の底から美ら海へ
    松本輝夫 上野英信と谷川雁――その共同と決別の深層
    三木 健 『眉屋私記』をめぐる人々
    坂口 博 「人間雑誌」と『眉屋私記』
    仲程昌徳 上野英信と流儀――『眉屋私記』をめぐって
    内田聖子 絶望にふさわしい快楽
    井手川泰子 上野英信先生の思い出
    小日向哲也 砂掛け爺爺の一人言――雁さんと並ぶ傑物との往時茫々
    北野辰一 近代化による流氓 『出ニッポン記』を読む
    仁衡琢磨 フラクタルあるいは王様と少女――上野英信と再帰的重層的構造
    奥村華子 媒介される不可能性――上野英信による記録が必要とされるとき
    新城兵一 上野英信の方へ
    仲里 効 たった一つの〈此処〉、幾つもの〈彼処〉
    青柳瑞穂 上野英信「スカブラの話」 怠けて生きたい私たち(17)
    比嘉加津夫 上野英信断想                      
                    
   俳句 仲本彩泉 カウントダウン100
   短歌 日比谷久代  頌 『脈』百号に寄す/覉旅
   詩  仲本 瑩   海嘯(8)
      伊良波盛男  故郷の廃家
   小説 東木 武市  島の西郷どん(4)
      仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(全100/55〜60)
      比嘉加津夫  朝敏と在原業平 平敷屋朝敏の謎(11)
   論考 村上一郎   村上一郎の未発表日記と『試行』]II――1963(昭和38)年の日記(3)(佐伯修 編・註)
      松岡祥男   「ネギ弁当」にはじまる 吉本隆明さんのこと(20)
      安里昌夫   迫り来る修羅の極致と南島への鬱――『出発は遂に訪れず』(島尾敏雄・著)について
   編集後記

   表紙写真 上野英信(撮影/提供・本橋成一) 
   題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ
   
 ※通販送料160円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/01/22

本日入荷
○吉本隆明『親鸞の言葉』(中公文庫)
 文庫判/288頁  定価900円+税  中央公論新社
 
 *帯の文
  吉本隆明訳で知る親鸞思想の核心
  鮎川信夫、佐藤正英、中沢新一との対談収録
  巻末エッセイ梅原猛
  
 ※目次と初出は2018/12/11にお知らせ済み
 ※通販送料168円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/01/16

2月上旬発行予定
○「LEIDEN──雷電」13(終刊)号(通巻14号) 
  A5判/122頁  予価600円+税

 *目次
  ●終刊の辞              高橋秀明
   追悼・築山登美夫
  ●「チチの記録」           編集部編
  ●詩 液゠状             添田 馨
     風の蹠             水島英己
     投壜或いは墓荒らし       小林坩堝
  追悼 築山登美夫           高橋秀明
  ●追悼「井の中の蛙」の立ち姿─築山登美夫さんの方法 宗近真一郎
   築山登美夫さんと、あやうくすれ違いかけたこと 佐藤幹夫
   ─オウム大量極刑、「築山さんなら何と言っただろうか」思い出すこと─築山登美夫と四十年  安田 有
   築山登美夫の〈聲〉、そして〈海〉  久保 隆
   不思議な記号を撒き散らしながら   吉田 裕
   ─築山登美夫『無言歌』の詩篇について 句会の築山さん 川崎与志
   築山登美夫追悼           神山睦美
   高村光太郎論のこと         矢野静明
   非‐思い出の築山登美夫       成田昭男
   内部を分割する─築山登美夫の地歩  瀬尾育生
  ●論考 築山登美夫、詩批評/批評詩の光芒  日下部正哉
  ●「LEIDEN──雷電」バックナンバー(総目次) 

 ※通販送料180円。ご予約ください。
 
 ※バックナンバー
  「No.12(2018.5)」500円+税
  「No.11(2017.6)」600円+税
  「No.10(2016.11)」600円+税
  「No.9(2016.3)」600円+税 ※売り切れ中
  「No.8(2015.9)」500円+税
  「No.7(2015.2)」500円+税
  「No.6(2014.8)」600円+税
  「No.5(2014.1)」600円+税
  「No.4(2013.8)」500円+税
  「No.3(2013.2)」600円+税
  「No.2(2012.7) 吉本隆明追悼」500円+税
  「No.1(2012.1)」500円+税
  「No.0(2011.7)」500円+税


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2019/01/15

近刊のお知らせ。1月下旬刊行予定
○「飢餓陣営 48号(2019春)」編集・佐藤幹夫
   A5判/222頁  予価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
  
 *内容
  【巻頭】
   新城兵一■沖縄から、状況への発言(1)
    「イデオロギーよりもアイデンティティ」というイデオロギー

  【小特集1】発達臨床と死生学の対話
   滝川一廣■そだつことと、そだちのおくれ
   島薗進■武蔵とネコとクマの話
   〈シンポジウム〉ともにそだて、ともに生きる
    滝川一廣+島薗進+佐藤幹夫(コーディネーター)

  【特集】「批判的主体の形成」=(ソーシャルマインドのつくりかた)
   仲宗根勇■「裁判傍聴記」と沖縄からの発言・転載集
   瀬戸大作氏インタビュー■原発避難者と貧困問題―
      支援運動から当事者運動へ
   新里宏二共同代表に聞く■旧優生保護法国家賠償裁判を闘う
   添田馨■平成=論――内破する黙示
   西脇慧■〈彼ら〉の顔を知っているということ−オウム真理教の「闇」
   平岡祐二■ソーシャルワーカーは、いまどこにいるのか
   実方裕二■『生活お見合い』をやっちゃいます。 
      津久井やまゆり園事件から

  【小特集2】新しい更生支援 司法と福祉はどう連携できるか
   1「司法と福祉の連携」、その始まりの頃
     原田和明氏インタビュー■
       「ソーシャルワーカーの仕事をはき違えていないか」
     谷村慎介氏との往復メール■
       司法と福祉の協働支援をめぐる往復メール
   2「治療的司法」とは何か
     浦崎寛泰氏インタビュー■
       弁護士とソーシャルワーカーの協働をめざして
     中田雅久インタビュー■「治療的司法」とはどんなものか
     山田恵太■司法福祉の支援―
      更生支援コーディネーターとはどんなものか

  〔装幀家=菊地信義〕
   小川哲生■菊地信義さんとの仕事で思い出深い本について
  
  【連載】
   木村和史■家をつくる(11)
   阿久津斎木■超能力者の特殊感覚 萩尾望都論(その2)
   宗近真一郎■「形式化」と「出来事」の可能的な残余へ 
     柄谷行人論(8―最終回)
   浦上真二■古書会読(26)吉本隆明とアダム・スミスの『国富論』

  北明哲+佐藤幹夫■大澤真幸『三島由紀夫 ふたつの謎』ほかを読む
   (*対談中、引用される文献−吉本隆明、江藤淳、松本健一、澁澤
   龍彦、秋山駿、小室直樹、橋爪大三郎、小林秀雄)

 ※通販送料180円。ご予約ください。
 

12月に出ていた文庫本
○ロバート・キャンベルほか編「東京百年物語3 一九四一~一九六七 (岩波文庫)
 文庫判/368頁  定価810円+税  岩波書店
 
 *宣伝文
  明治維新から高度経済成長期までの一〇〇年間に生まれた,「東京」
  を舞台とする文学作品を時代順に配するアンソロジー.社会制度,文
  化,世相・風俗などの変遷を浮かび上がらせ,「東京」という都市の
  時空間を再構成する.第三分冊には,太宰治,林芙美子,中野重治,
  安岡章太郎,三島由紀夫,吉本隆明ほかの作品を収録した.
  
 *佃渡しで……………吉本隆明
 
 ※現在在庫はございません。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2019/01/10   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
猫々堂「吉本隆明資料集182:私の青春時代/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』17」
   A5判/204頁 頒価2000円+税(送料140円)
   
 ・目次
   「政治にカネはつきもの」ゆえに演じられる猿芝居…… 2(イ)
   家族・老人・男女・同性愛をめぐって……………………40(ロ)
   私の青春時代…………………………………………………77(ハ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[2000.2-2001.4]………… 94(ニ)
    編集ノート……………………………………………… 204
    
 ※(イ)聞き手・内田隆三『吉本隆明が語る戦後55年』第9巻。2002年8月刊
  (ロ)聞き手・内田隆三/山本哲士『同上』第10巻。2003年10月刊
  (ハ)談話。「Think tank[LAB]」第4号、1986年9月発行
  (ニ)年譜の連載第17回
 
 ※発行予定
   183集「持続する試行、生きた言葉に」ほか
   184集、186集、187集「年譜」
   185集「文学の原型について」ほか
   以上7月発行予定まで。年内に完結できそうだと聞いています。


本日入荷。第19回配本
○「吉本隆明全集 第18巻(1980-1982)」 
  A5判変型・上製カバー装672頁  定価6800円+税  晶文社
 
 *帯の文
   はじめての本確的文芸時評『空虚としての主題』、名作古典文学の
   深層と構造を鮮やかに描ききった『源氏物語論』、長く継続的にそ
   の主題を追って書き継がれた「アジア的ということ」などを収録。
   単行本未収録3編。
  
 *月報
   山本かずこ『「吉本隆明」に憧れる
   安藤礼二 『「母型」を求め続けた人』
   ハルノ宵子『花見と海と忘年会』

 *目次
  1
  空虚としての主題
   書きだしの現象論
   抽象的と具象的
   イメージの行方
   背景のしくみ
   感性による否認
   固執された〈意味〉
   持続された思惟
   さまざまな自然
   「私」および「彼」の位置
   「私」小説に出あう
   物語を超えて
   嫌悪としての描写
   現在という条件
   あとがき
   文庫版のためのあとがき

  2
  源氏物語論
   第1部 母型論
   第2部 異和論
   第3部 厭離論
   第4部 環界論
   あとがき
   わが『源氏』
   文庫のための註
   『源氏』附記

  3
  鳥の話
  天の河原ゆき[『野性時代』連作詩篇30]
  旅の終り[『野性時代』連作詩篇31]
  水の死
  夢は枯野[『野性時代』連作詩篇32]
  魚の木
  水の絵本[『野性時代』連作詩篇33]
  融けた鏡[『野性時代』連作詩篇34]
  掌の旅 [『野性時代』連作詩篇35]
  木の説話[『野性時代』連作詩篇36]
  本草譚
  坂の曲がり[『野性時代』連作詩篇37]
  追憶  [『野性時代』連作詩篇38]
  葉の魚 [『野性時代』連作詩篇39]
  葉の声――入江比呂さんに――

  4
  アジア的ということ(1)
  アジア的ということ(2)
  アジア的ということ(3)
  アジア的ということ(4)
  アジア的ということ(5)
  アジア的ということ(6)
  アジア的ということ(7)
  「アジア的」なもの

  5
  村上龍『コインロッカー・ベイビーズ』
  「文学者」という画像
  川端要壽のこと
  『赤光』論
  村上一郎論
  『初期心的現象の世界』について
  ドストエフスキーのアジア
  源氏物語と現代――作者の無意識――

  6
  『野性時代』アンケート
  「百人一答ジャパネスク」アンケート
  *
  諏訪優
  横光利一
  際限のない詩魂[高村光太郎]
  *
  わが子は何をする人ぞ
  果樹園からリンゴを盗む
  *
  『言葉という思想』あとがき
  『試行』第56〜57号後記

  解題(間宮幹彦)

 ※帯に単行本未収録3編とありますが、いずれも猫々堂資料集には収録済みでした。 
 ※通販送料250円。
 *第20回配本「第19巻」2019年4月発売予定 


↓2018年   ↑2019年


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/12/11

1月下旬刊行予定
○吉本隆明『親鸞の言葉』(中公文庫)
 文庫判/288頁  定価900円+税  中央公論新社
 
 *宣伝文
   親鸞の存在の意味はおもに言葉であった――。
   本書は戦後思想界の巨人が『歎異抄』『教行信証』などと向き合い、
   親鸞思想の核心をなす言葉を選び抜き、現代語訳を試みたものである。
   鮎川信夫、佐藤正英、中沢新一との対談を併せて収める。
   文庫オリジナル(※註 既刊本の文庫化ではないという意味。)。
 
 *目次
   親鸞における言葉(吉本隆明)
   親鸞の言葉(吉本隆明編訳)
   親鸞をめぐる三つの対話
   『歎異抄』の現在性(鮎川信夫+吉本隆明)
   親鸞の〈信〉と〈不信〉(佐藤正英+吉本隆明)
   『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ(中沢新一+吉本隆明)
   〈巻末エッセイ〉吉本隆明の思い出(梅原猛)

 *初出
   「親鸞における言葉」「親鸞の言葉」〔原題:現代語訳親鸞著作(抄)〕
     ……吉本隆明編『思想読本 親鸞』1982年4月、法蔵館
   『歎異抄』の現在性……『現代思想』1979年6月号
   親鸞の〈信〉と〈不信〉……『現代思想』1985年6月号
   『最後の親鸞』からはじまりの宗教へ……『中央公論』2008年1月号
   吉本隆明の思い出……「東京新聞」2012年3月26日付夕刊

 ※通販送料168円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/12/09

「週刊読書人ウェブ」(※無料で読めます)
○「吉本隆明の理念と実践に光を当てる:『吉本隆明全集』(第一七巻、晶文社)刊行を機に
 
 *晶文社より刊行中の『吉本隆明全集』(全三八巻・別巻一)。現在の最新刊は
  第一八回配本の一七巻。本書はミシェル・フーコーとの対談を核に編まれた
  『世界認識の方法』他を収録、また未発表の吉本がフーコーに宛てた書簡が
  初収録されている。これを機に橋爪大三郎、友常勉の二氏には書簡について、
  大澤聡氏には吉本と『試行』について執筆してもらった。(編集部)
 
 *橋爪大三郎「日本の知についての絶望:吉本は身を縮こまらせ、恥じている」
  大澤聡「手作業の名簿:吉本隆明と『試行』について」
  友常勉「唯一無二の歴史的意義」
  
 ※この記事は「週刊読書人」12月7日号からの転載ですが、在庫はございません。定価280円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/11/28

本日入荷。ご予約者には発送済み
○猫々堂「吉本隆明資料集181:資本主義の新たな経済現象と価値観の射程
   A5判/178頁 頒価1800円+税(送料144円)
   
 ・目次
   資本主義の新たな経済現象と価値観の射程………… 2(イ)
   江藤さんについて………………………………………39(ロ)
   固有値としての自分のために(1)…………………… 51(ハ)
   固有値としての自分のために(2)…………………… 67(ニ)
   固有値としての自分のために(3)…………………… 81(ホ)
   大衆としての現在………………………………………88(ヘ)
    編集ノート………………………………………… 178

 ※(イ)聞き手・津森和治+編集部。「別冊ニッチ」3号。2011年7月
  (ロ)聞き手・大日向公男。「江藤淳1960」2011年10月。中央公論
  (ハ)聞き手・菊谷倫彦。「kototoi」第1号。2011年11月
  (ニ)同上第2号。2012年3月
  (ホ)同上第3号。2012年7月。
  (ヘ)聞き手・安達史人ほか。「大衆としての現在 極言私語」1984年11月北宋社刊
 ※次号は「宿沢あぐり『吉本隆明年譜』17」で1月中旬刊行予定。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/11/15

本日入荷
○「脈 99号 今氏乙治作品アンソロジー/名編集者・上間常道さん追悼」
   比嘉加津夫・編集  A5判/218頁  定価1300円+税  脈発行所

 ※目次は2018/10/29にお知らせしました
 ※今氏乙治の特集部分は80頁分
 ※次号は「上野英信と筑豊・沖縄(仮)」で2019年2月刊行予定


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/11/01

近刊のお知らせ。第19回配本1月上旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第18巻(1980-1982)」 
  A5判変型・上製カバー装672頁予定  予価6500円+税  晶文社
 
 *宣伝文
  社会の転換期に生み出される現在の文学を論じたはじめての本確的文芸時評『空虚としての主題』と、
  名作古典文学の深層と構造を鮮やかに描ききった『源氏物語論』。長く継続的にその主題を追って書
  き継がれた「アジア的ということ」などを収める。
  
  〈単行本初収録3篇〉
   村上龍『コインロッカーベイビーズ』
   「文学者」という画像
   川端要壽のこと
  
  〈主な収録内容〉 
   空虚としての主題/源氏物語論/水の絵本/掌の旅/木の説話/葉の魚/アジア的ということ/
   村上一郎論/ドストエフスキーのアジア/林檎泥棒の一党/他 

  第18巻月報は、
   安藤礼二氏、山本かずこ氏、ハルノ宵子氏が執筆!

 ※通販送料250円。ご予約ください。

 【配本予定】
   第20回配本 第19巻[1982−1984] マス・イメージ論/反核運動の思想批判
    2019年3月下旬発売
   第21回配本 第20巻 [1983―1987] 重層的な非決定へ/触れられた死
    2019年6月下旬発売 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/10/29

近刊のお知らせ。11月中旬入荷予定。
○「脈 99号 今氏乙治作品アンソロジー/名編集者・上間常道さん追悼」比嘉加津夫・編集
   A5判/218頁  予価1300円+税  脈発行所

 *目次
  ・特集  今氏乙治作品アンソロジー
   今氏乙治アンソロジー
   宿沢あぐり  解題 今氏乙治のことなど
   兼子利光   今氏乙治――「四人組」とカツ丼
   服部和美   今氏乙治先生と吉本さんのこと
   仲本 瑩   今氏乙治とオト先生
   松島 淨   今氏乙治ノート
   松岡祥男   「エイリアンの手記と詩」について――吉本隆明さんのこと(19)
   今氏乙治年譜

  ・特集  名編集者・上間常道さん追悼
   上間常道  私は沖縄を生きた
   上間常道  「新沖縄文学」と「沖縄大百科事典」のこと
   新川 明  上間常道――「人と足跡」瞥見
   川満信一  上間常道追悼 ――惜しまれる知性の損失
   橘川俊忠  「そりゃあ大変だったよ」――上間常道さんを追悼する
   松本輝夫  一期一会の大学同級生、上間常道を偲んで――「沖縄自立」の初志遂行に命を賭けた編集者
   仲里 効  この「在所」を越えて――極私的に、存在了解的に
   天久 斉  上間さんの思い出
   高良 勉  生き様で――上間常道氏追悼
   矢代俊三  上間常道さん追想――雑誌『現代の理論』から自己を問い、沖縄へ
   間宮幹彦  ご依頼について――比嘉加津夫さんへ
                                      
   俳句 仲本彩泉   カウントダウン99
   詩  仲本 瑩   海嘯(6〜7)
   小説 東木 武市  島の西郷どん(3)
      仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(53〜54)
      伊良波盛男  夢物語
      比嘉加津夫  秋成のこと 平敷屋朝敏の謎(10)
      杼該 至矢  密室(4)
   論考 村上一郎   村上一郎の未発表日記と『試行』(11)――1963(昭和38)年の日記(2) (佐伯修 編・註)
      青柳瑞穂  キーツとトムソンの「怠惰な詩」(後編)怠けて生きたい私たち(16) 
   編集後記 
   表紙写真 上間常道(提供・上間かな子)

 ※「今氏乙治アンソロジー」40頁分ほどですが、すべて以前に宿沢氏が刊行された作品集からの再録で、
  新たな発掘作品はないそうです。
 ※通販送料160円。ご予約ください。
 

本日入荷
○神山睦美「文芸評論集 日本国憲法と本土決戦」
  四六判上製/316頁 定価3000円+税  幻戯書房

 *帯の文
   共苦(コンパッション)と憐憫(ピティ)――苦難に遭えば遭うほど、
   自分のことはさておいて、さらに苦しんでいる人々に手をのべずにはいられなくなる。
   東日本大震災後に顕わになったそんなエートスは、どこにいってしまったのだろう。
   災害後の社会を覆う「反動感情」を撃つ、神山思想の現在形。
   
 ※「個人の生を超えてゆくもの――吉本隆明『全南島論』の思想を接ぎ木するために」の
  初出は『脈』90号で30頁分。索引によれば、〈吉本〉について20箇所ほどで言及されているようです。
 ※通販送料180円
 

非<吉本>本の近刊のお知らせ。11月下旬刊行予定。
○渡辺京二「預言の哀しみ 石牟礼道子の宇宙2」
  四六判並製/188頁  予価1900円+税  弦書房
  
 *宣伝文
   石牟礼道子の遺した預言とは何か。そして彼女はどこへ帰って行ったのか。
   2018年2月10日、石牟礼道子氏が死去した。著者・渡辺京二氏は、故人の最もよき理解者として
   互いに支え合ってきた。本書には、故人の闘病の姿と絶えることのなかった執筆(表現)への
   意欲を著した「石牟礼道子闘病記」を収録。他に新作能「沖宮」の謎についての深く鋭い論考や
   「春の城」「椿の海の記」「十六夜橋」など各作品に込められた深い含意を伝える。
   石牟礼作品を読み解く貴重な一冊。
 
 *既刊 2013年刊
  「もうひとつのこの世《石牟礼道子の宇宙》」定価2200円+税
 
 ※通販送料180円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/10/26   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集180:アメリカ同時多発テロ/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』16
   A5判/204頁 頒価2000円+税(送料140円)
   
 ・目次
   アメリカ同時多発テロ……………………………………… 2(イ)
   現代スポーツとテロリズムに見る玄人性と素人性………25(ロ)
   「科学技術と人間性は相反する」という考え方は………48(ハ)
   戦時下の苛烈な青春…………………………………………50(ニ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1998.1-2000.1]………… 55(ホ)
    編集ノート……………………………………………… 203
    お詫びと訂正…………………………………………… 204(ヘ)
    
 ※(イ)聞き手・山本哲士『吉本隆明が語る戦後55年』第7巻。2002年2月刊
  (ロ)聞き手・山本哲士『吉本隆明が語る戦後55年』第3巻。2002年5月刊
  (ハ)談話。収録年月日不明。掲載紙誌不明。
  (ニ)文・伊藤智宣。朝日新聞1988年11月27日山形版
  (ホ)年譜の連載第16回
  (ヘ)第177集49頁と50頁の間の1行脱落の件


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/10/22

本日入荷
○中村邦生・編「推薦文、作家による作家の全集内容見本は名文の宝庫」
  四六判/318頁 定価2300円+税  風濤社
  
 *帯の文
   全集内容見本は名文の宝庫
   84作家 108篇
   
 *吉本隆明「おびえながら放たれてくる微光」
   『小川国夫作品集』河出書房新社(1974年)
  吉本隆明「島尾敏雄の光と翳」
   『島尾敏雄全集』晶文社(1980年)
  よしもとばなな「父と全集」
   『吉本隆明全集』晶文社(2014年)
  内田樹「命がけの跳躍」
   『吉本隆明〈未収録〉講演集』筑摩書房(2014年)
  糸井重里「こころうれしく待つ。」
   『吉本隆明全集』晶文社(2014年)
   
 ※吉本の2篇は猫々堂資料集ほか単行本、全集等に収録済み  
 ※通販送料160円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/10/09

今夕入荷
○菅原則生・編集「続・最後の場所」6号
  A5判/85頁 価800円+税  発行・菅原則生
  
 *目次は2018/10/02にお知らせ済み

 ※通販送料160円
 ※1号〜5号在庫あります

 ◎「続・最後の場所」5号 “増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』その2  宿沢あぐり”
   「続・最後の場所」4号 “増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』その1  宿沢あぐり”
  「続・最後の場所」3号 “ハルノ宵子さんに聞く〜父のこと、猫のこと、エッセイのこと


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/10/03

本日入荷
○「VAVばぶ 30号(2018.9)」
  A5判/75頁  定価500円(税込)  編集/発行・陶山幾朗
  
 *主な内容
   成田昭男 ―劉暁波「独り大海原に向かって」を読む
   成田昭男 ―劉暁波と劉霞の詩集について
   浮海啓  『固有詩との対話』、この作品について
   工藤正廣 色塵記
   土川三郎 謎の神シャクチ(2)〜現代としての木石
   陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(16)
   
 ※通販送料160円。バックナンバーも18号以降が少しあります  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/10/02

近刊のお知らせ。10月上旬入荷予定。
○菅原則生・編集「続・最後の場所」6号
  A5判/85頁 予価800円+税  発行・菅原則生
  
 *内容
   マチウ書試論をめぐって(5)〜太宰治について1 菅原則生(51頁)
   吉本隆明の父・順太郎が参戦した「青島戦」のことなど〜増補改訂『吉本政枝 拾遺歌集』番外篇1 宿沢あぐり(27頁)
   後記 オウム真理教の死刑について 菅原則生(7頁)

 ※通販送料160円。ご予約ください。
 ※1号〜5号在庫あります


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/09/27

○猫々堂「吉本隆明資料集179」についての訂正と補足
 
 「対幻想〜疎外論の根源」は1990年6月15日に行われ、同年9月発行の「パラダイスへの道’90」に
  掲載されたものです。昨日鼎談と記しましたが、森崎茂氏との対談とするのが正しいようです。
 
 その後、1990年9月30日に福岡で「パラダイスへの道」出版委員会主催で吉本隆明の講演があり、
 「都市論としての福岡」のタイトルで1991年9月発行の「パラダイスへの道’91」に収録されました。
 この講演は後に、「全講演ライブ集」第11巻に音源が収録され、筑摩書房の「未収録講演集」
 第5巻にて文字化されています。
 
 この件につきましては、森崎茂氏のブログ「日々愚案」の2012年03月18日「最後の吉本隆明」にて
 詳しい記事が読めます。

 “「都市論としての福岡」は桜井孝身・友納英毅・森崎茂の共同編集による雑誌『パラダイスへの道91』
 に掲載された。この福岡での講演は前年に私と吉本さんとの間で行われた対談の延長上にあった
 (対談は『パラダイスへの道90』に「対幻想の現在〜疎外論の根源」として収録)、……以下略”


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/09/26

本日入荷。ご予約者には発送済み
○猫々堂「吉本隆明資料集179:書くことと生きることは同じじゃないか
   A5判/1169頁 頒価1800円+税(送料140円)
   
 ・目次
   書くことと生きることは同じじゃないか(対談)……… 2(イ)
   推薦不要の弁…………………………………………………19(ロ)
   中也詩、賢治詩をめぐって…………………………………20(ハ)
   大失敗、警官隊から逃げ込んだ所は警察署………………34(ニ)
   「昭和」に収まらない才能…………………………………37(ホ)
   小さく小さくと考える………………………………………38(ヘ)
   かっこいい老人たち…………………………………………41(ト)
   本を開けば1〜3……………………………………………53(チ)
   余命十八日どう過ごしますか?……………………………60(リ)
   理念がないからダメになる…………………………………62(ヌ)
   逆説の親鸞……………………………………………………64(ル)
   小川哲生『わたしはこんな本を作ってきた』……………72(ヲ)
   梶木剛 追悼…………………………………………………73(ワ)
   私が選ぶ「昭和の言葉」……………………………………75(カ)
   性を語る………………………………………………………77(ヨ)
   再見・竹内好…………………………………………………89(タ)
   十五歳たちに向き合って語った寺子屋授業………………93(レ)
   対幻想〜疎外論の根源………………………………………96(ソ)
    編集ノート……………………………………………… 168

 ※(イ)よしもとばななとの対談「新潮」2010年10月号
  (ロ)「田村隆一全集」内容見本。2010年10月。河出書房新社
  (ハ)聞き手・福島泰樹「中原中也研究」第15号。2010年10月
  (ニ)「文藝春秋」2010年12月号
  (ホ)「朝日新聞」2010年12月25日号
  (ヘ)「沖縄タイムス」2011年1月6日号
  (ト)聞き手・仲俣暁生「ことば」2011年3月発行。集英社
  (チ)「朝日新聞」2011年3月3日、20日、27日
  (リ)「サンデー毎日」2011年3月13日号
  (ヌ)「文藝春秋」2011年4月号。
  (ル)「親鸞の歩き方」2011年4月発行。ダイヤモンド社
  (ヲ)小川哲生『わたしはこんな本を作ってきた』帯文、2011年5月、言視舎
  (ワ)梶木剛『文学的視線の構図』2011年5月、深夜叢書社
  (カ)「中央公論」2011年6月号
  (ヨ)聞き手・辻陽介「VOBO ECSTACY WEB MAGAZINE」2011年7月この記事は今でも元のサイトで読めます。       
  (タ)「毎日新聞」2010年10月19日号。文・大井浩一
  (レ)「ダ・ヴィンチ」2010年12月号。取材・文 瀧晴巳
  (ソ)友納英毅、森崎茂との鼎談。「パラダイスへの道’90」1990年9月発行。『パラダイスへの道』出版委員会
    この本を当店で扱った記憶がまったくありません。
 ※猫々堂氏の話では、この号の資料はすべて単行本未収録とのことです。
 ※次号は「宿沢あぐり『吉本隆明年譜』16」他で10月下旬刊行予定。
 

本日入荷。第18回配本
○「吉本隆明全集 第17巻(1976-1980)」 
  A5判変型・上製カバー装648頁  定価6700円+税  晶文社
 
 *帯の文
   批評の現在を告知する「批評について」を序にすえた作家論集
   『悲劇の解読』とミシェル・フーコーとの対談を核に編まれた
   『世界認識の方法』などを収録する。
   未発表のフーコー宛書簡を初収録!
 *月報
   北川透「最後の場所 思想詩人吉本隆明」
   竹田青嗣「新しい世代が受け継ぐべきもの」
   ハルノ宵子「ボケるんです」

 *目次
  1
  悲劇の解読
   序――批評について――
   太宰治
   小林秀雄
   付 『本居宣長』を読む
   横光利一
   芥川龍之介
   宮沢賢治
   付 童話的世界
   あとがき
   文庫版のためのあとがき

  2
  世界認識の方法
   世界認識の方法――マルクス主義をどう始末するか――
    吉本隆明/M・フーコー
   歴史・国家・人間
   世界史のなかのアジア
   表現概念としての〈疎外〉
   註
   あとがき
  *
  ミシェル・フーコーへの手紙

  3
  古くからの旅籠
  寓話[『野性時代』連作詩篇21]
  海に流した自伝
  海におくられてくる風[『野性時代』連作詩篇22]
  三郎が死んだあと[『野性時代』連作詩篇23]
  木の根に帰る司祭
  空の出来ごと[『野性時代』連作詩篇24]
  絵本[『野性時代』連作詩篇25]
  長い朝[『野性時代』連作詩篇26]
  小さな宿駅[『野性時代』連作詩篇27]
  はしる島[『野性時代』連作詩篇28]
  踏み絵[『野性時代』連作詩篇29]

  4
  ある塹壕[加藤龍之]
  幻想論の根柢――言葉という思想――
  〈反逆〉は内向する――田川建三著『イエスという男』を読む――
  ゲーテの色
  中上健次論
  福島泰樹論――風姿外伝――
  死のサルトル
  ホーフマンスタールの視線
  「生きること」と「死ぬこと」
  夢・その他

  5
  『野性時代』アンケート
  *
  島尾敏雄の光と翳
  末次弘『漱石文学論』
  異教的な風貌
  *
  『幻想論の根柢』序
  『試行』第五四〜五五号後記
  
  解題(間宮幹彦)

 ※予告に(単行本未収録5編)とありましたがフーコー宛書簡以外の4篇は、
  猫々堂「資料集71」には収録済みでした。
  「ミシェル・フーコーへの手紙」は200字詰原稿用紙109枚分で、本巻22頁分あります。
 ※通販送料250円。
 *第19回配本「第18巻」2018年12月下旬発売予定 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/09/22

本日入荷
○小山鉄郎・著/ハルノ宵子・画「文学はおいしい」
   四六判並製/212頁  定価1800円+税 作品社

 *帯の文
  日本の食と文学への愛を凝縮した珠玉のエッセイ。
  料理挿絵(カラー)100点
  日本食の文化史もよくわかる
  各地方紙連載の「文学を食べる」改訂版

 *目次の一部
  カツ丼:吉本ばなな『キッチン』
  焼き蓮根:吉本隆明・ハルノ宵子『開店休業』
  ネギ弁当:吉本隆明『わたしが料理をつくるとき』
 
 ※全100項。各々見開き2頁、挿絵1枚。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/09/20

近刊のお知らせ。10月下旬刊行予定。
○神山睦美「文芸評論集 日本国憲法と本土決戦」
I 四六判上製/320頁 予価3000円+税  幻戯書房
  
 *宣伝文
  3・11の災害のなかで顕わになった日本人のエートス―苦難に遭えば遭うほど、
    自分のことはさておいても、さらに苦しんでいる人々に手をのべずにはいられ
    なくなるというエートスは、どこにいってしまったのだろう。
  近年の注目すべき文芸作品を読み解きながら、災害後の社会を覆う
    「ニッポン・イデオロギー」という「反動感情」を撃つ、神山思想の現在形。
    巻末に遠藤周作『沈黙』をめぐる若松英輔氏との対談を収録。
   
 *目次の一部
  1思想の現場から
   ・吉本思想を接ぎ木するために
  2文学の現在
  3批評の実践
  4対話から照らされる思想――若松英輔との対談

 ※吉本について書かれているのは15頁分ほどだそうです
 ※通販送料。180円。ご予約ください。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/09/07

本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂15号
  A5判/224頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 ※目次は2018/08/24にお知らせ済み
 ※「ミッシェル・フーコーと吉本隆明との対話について」は2段組18頁、
  「吉本隆明についてのセミネール 15」は2段組15頁
  その他の論考にも<吉本>はちらほら出てきます。
 ※通販送料160円。9月から郵送料がまた上がりました。ご了承ください。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/09/02

当店では仕入れ不能です
○「現代と親鸞 第38号 特集 最後の吉本隆明・最後の安丸良夫――戦後知識人と親鸞――」
   …判/…頁  価格1200円(送料込み) 親鸞仏教センター

 *目次
   第一部 第5回親鸞仏教センターのつどい 講演録
              吉本隆明「日本浄土系の思想と意味」
   第二部 安丸良夫インタビュー
   以下略
   
 ※猫々堂氏のご教示によれば、この講演は2007年4月24日に行われたもので未収録だそうです。
 ※ご購入は親鸞仏教センターへ直接お申し込みください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/28   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集178:日本の歴史ブームをめぐって/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』15
   A5判/200頁 頒価2000円+税(送料120円)
   
 ・目次
   日本の歴史ブームをめぐって……………………… 2(イ)
   世界金融の現場に訊く………………………………26(ロ)
   日常生活のなかからの言語化………………………52(ハ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1996.4-1997.12]…56(ニ)
    編集ノート……………………………………… 200
    
 ※(イ)聞き手・編集部『吉本隆明が語る戦後55年』第2巻。2001年2月刊
  (ロ)村山信和と対談(司会・編集部)『吉本隆明が語る戦後55年』第3巻。2001年3月刊
  (ハ)聞き手・福森俊晴『ナーシング・トゥデイ』1987年1月号。
  (ニ)年譜の連載第15回。

 ※またまた郵送料があがりますので、9月1日発送分より140円とさせていただきます。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/27

非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。
○島尾伸三「小岩へ 父敏雄と母ミホを探して」
  四六判上製/221頁 定価2400円+税  河出書房新社

 *帯の文
  「家庭の事情」と「子供の事情」
  名作「死の棘」の「舞台」の片隅で翻弄される幼い二つの命。
  
  特攻くずれの小説家と、奄美の旧家の娘。
  ふたりの間に生まれた兄妹をむしばむ剥き出しの現実。
  次第に狂気にさいなまれる母と、家庭をかえりみない不機嫌な父。
  それは東京・小岩ではじまった。
  
 *島尾伸三「小高へ 父島尾敏雄への旅(増補新版)」定価2400円+税 河出書房新社
 *島尾伸三「東京〜奄美損なわれた時を求めて」※品切れ

 ※通販送料160円
 ※「脈 98号  写真家 潮田登久子・島尾伸三」は売り切れ寸前です。お早めにどうぞ。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/25

本日入荷
○四方田犬彦「親鸞への接近」
  四六判/上製/528頁 定価3000円+税  工作舎

 *帯の文
  『歎異抄』『教行信証』を独自の視点で読み解くとともに、
  三木清、三國連太郎、吉本隆明を通して
  親鸞思想の現代的意味を問う!
  四方田犬彦渾身の書下し大作!
  
 *目次
   親鸞への接近
   親鸞とわたし
  『歎異抄』について
  『教行信証』論
  『歎異抄』のスタイル
  和讃と今様
  仏教用語翻訳の難しさ
  礼如さんの思い出
  赦すということ
  三木清―終末の近傍で
  三國連太郎―差別への眼差し
  吉本隆明と“解体”の意思
  あとがき
  
 ※吉本隆明の項は83頁分あります。
 ※通販送料300円  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/24

近刊のお知らせ。9月中旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂15号」
  A5判/224頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 *宣伝文
  吉本隆明亡き後、時代状況の本質を解読するために!―共同幻想の多
  面的な領域から現実世界の関係の衰退と崩壊現象を後付け、変革への
  実践的契機を模索する。
   
 *目次
   露地トマトも少なくなって(三上治)
   戦後史の宿痾(六)――一九六〇年安保改定への政治過程(伊藤述史)
   西部邁氏の自死について(佐竹靖邦)
   新自由主義(権力による社会破壊)克服のために――安倍自公・殿様キメラの正体を探りつつ(岡本健次郎)
   バーチャルな時代の非戦と自由(中村礼治)
   『美しい星』の核戦争論・断章(高岡健)
   水飲み鳥は竹飾りを口ばしにくわえて飛ぶ。――七夕さまだ、クエーと鳴き鳴き飛ぶ(橋本克彦)
   ミッシェル・フーコーと吉本隆明との対話について――全体の考察、つまり、世界認識の方法にかんする〈覚え書き〉(中村明徳)
   吉本隆明についてのセミネールXV『言葉と物』刊行52年(柴崎明)
   支配・被支配の構造(宮内広利)
   市民のための日本国憲法 天皇と第九条(上村信一)
   自由意志についての覚書(佐藤英二)
   憲法九条への「自衛隊の明記」の提起から一年を経て(三上治)
   
 ※通販送料160円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/20

web記事のご案内
○島敏「“短歌”と“演歌”に関連する<反知性主義的マクロ仮説>ノート
                ―又は、『引用』による“現代日本文化(社会)”に関する一視点による印象粗描―」
 
 *著者による紹介
  「七五調内在律(深層意識)」の観点から「短歌(日本)の滅亡」を論じたものです。吉本隆明の
     著作からも多数引用してますが、彼の韻律論に関しては批判的に論じてます。
  エラそうにいろいろ論じてますが、引用や補論が多く、読みにくく、所詮、ド素人の与太話的
     評論モドキにすぎません。
  かなりお暇な時にでもご笑覧願えればさいわいです。

 *概要(目次、はじめに、おわりに)
 *本体(A4:120枚)

 ※<吉本>本の読者(全集、資料集ほかご購読中)の方の論文です。
  上記リンクから無料でダウンロードできます


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/12

本日入荷
○「脈 98号 写真家 潮田登久子・島尾伸三」比嘉加津夫・編集
   A5判/194頁  定価1300円+税  脈発行所

 ※目次は2018/07/29にお知らせしましたが一部違ってました
 *潮田登久子  本の景色と私(※写真17点17頁と[撮影覚書]4頁)
         本の景色と私(※文、4頁)
  *島尾伸三   思い出と注釈(※写真25点と注釈19頁)
         思い出と注釈(※文、4頁)
 *飯沢耕太郎  島尾伸三と潮田登久子の「写真的結婚」(※「的」脱字)
 *「村上一郎未発表日記と『試行』X――1963(昭和38)年の日記[1](佐伯修 編・註) 」
  ※予告では前回のを再掲していました。「村上日記」は1月1日〜25日で20頁分。
 ※松岡祥男「
特集“沖縄を生きた島成郎”を受けて 吉本隆明さんのこと(18)」は8頁分。
  ちくま文庫版『追悼私記』に増補されるべき追悼文13件のリストほか。
 ※通販送料等140円
 ※次号は「吉本隆明が尊敬した今氏乙治作品集(仮題)」で11月刊行予定


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/11

非<吉本>本のお知らせ。本日入荷。
○「アルテリ」6号(石牟礼道子追悼号)
  A5判/166頁 定価1000円+税 アルテリ編集室
 
 *主な内容
   石牟礼道子「生存」「無題」
   渡辺京二「石牟礼道子闘病記」
   石内都「石牟礼道子さんの手足のゆくえ」
   以下略

 ※通販送料140円
 ※創刊号完売。2号在庫僅少、3〜5号は在庫あります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/08

近刊のお知らせ。第18回配本9月下旬刊行予定。
○「吉本隆明全集 第17巻(1976-1980)」 
  A5判変型・上製カバー装652頁予定  予価6500円+税  晶文社
 
 *宣伝文
  「世界認識の方法」の対談後に書かれた、フーコーへの手紙を初収録
  批評の現在を告知する「批評について」を序にすえた作家論集『悲劇の解読』と
  ミシェル・フーコーとの対談を核に編まれた『世界認識の方法』などを収める。
  
  〈単行本初収録5篇〉
   ミシェル・フーコーへの手紙/ある塹壕/夢・その他/末次弘『漱石文学論』帯推薦文/
   異教的な風貌[「竹内好全集」内容見本]
  
  〈主な収録内容〉 
   悲劇の解読/世界認識の方法/古くからの旅籠/ゲーテの色/福島泰樹論/中上健次論/他 

  第17巻月報は、
   北川透氏、竹田青嗣氏、ハルノ宵子氏が執筆!

 ※通販送料250円。ご予約ください。

 【配本予定】
   第19回配本 第18巻[1980−1982] 空虚としての主題/源氏物語論  2018年12月下旬発売
   第20回配本 第19巻[1982−1984] マス・イメージ論/反核運動の思想批判 2019年3月下旬発売     


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/07

非<吉本>本 本日入荷
清田政信「渚に立つ――沖縄・私領域からの衝迫」
   四六変判上製276頁  定価2600円+税  共和国

 *帯の文
  不可視の原境、古謡、そしてエロス。
  沖縄の戦後文学史上、もっとも先鋭にして重要な詩人が、
  灼けた韻律の深淵から帰還する。
  自己の内域を微分するように、伊波普猷、比嘉春潮、折口信夫、
  柳田国男ら沖縄思想の系譜を描く単行本未収録の連載
  「沖縄・私領域からの衝迫」にくわえ、南島歌謡をその根源へと
  たどりゆく黒田喜夫論、藤井貞和論などを収める。

 *目次
  微視的な前史
  第1部 沖縄・私領域からの衝迫
   世礼国男論
   金城朝永論
   仲原善忠にかかわりつつ
   比嘉春潮にかかわりつつ
   伊波普猷論の入口まで
   折口信夫にかかわりつつ
   柳田国男にかかわりつつ
  第2部 原郷への意思
   原境への意思
   幻域
   詩と原郷 黒田喜夫論
   古謡から詩へ 藤井貞和に触発されて 

   清田政信とは誰か(松田潤)   
   解説・解題 
   
 ※『脈』第81号 特集「沖縄の詩人 清田政信」は完売しました


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/08/02

非<吉本>本 本日入荷

村瀬学『いじめの解決 教室に広場を:「法の人」を育てる具体的な提案』
  四六判・並製・236頁  定価1700円+税  言視舎
  
 *帯の文
   大人はいじめを解決できない!
   法律をつくり、「見回り」やスクールカウンセラーを増やしても、いじめはなくならない。
   子ども社会に潜むいじめを生み出す人類史的な構造を見据えながら、「大人の監視」を
       強めるだけの国や学校の施策に対し、子ども自身の手で問題を解決しうる方策を具体
       的に提案する。本当に役立ついじめ論。
   
 ※目次は2018/06/29にお知らせ済み。
 ※通販送料140円。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/29

近刊のお知らせ。8月中旬入荷予定。
○「脈 98号 写真家 潮田登久子・島尾伸三」比嘉加津夫・編集
   A5判/194頁  予価1300円+税  脈発行所

 *目次
  特集  写真家 潮田登久子・島尾伸三
   島尾伸三   思い出と注釈―写真特集
   潮田登久子  本の景色と私―写真特集
   飯沢耕太郎  島尾伸三と潮田登久子の「写真結婚」
   阿部日奈子  素性の知れたふたり
   鳥原 学   島尾伸三と潮田登久子の写真的生活
   加持ゆか   見えるものと見えないものを巡って
   大上真一   写真集『BIBLIOTHECA』(潮田登久子)について
   松岡良樹   本の景色と私たち
   仲里 効   季節風に吹かれ、カフカ的に――島尾伸三の〈照片〉と〈雑文〉の曲率
   神林 優    グリル網 
   倉石信乃   常在のVISTA―島尾伸三「生活」を見る/読む
   満留伸一郎  輪郭と光 ――島尾伸三の写真
   西蔵盛史子  伸三さんと登久子さん
   比嘉加津夫  凝羅儒的にふたりの写真家――島尾伸三と潮田登久子
                   
  俳句 玄 子  老いの入り舞い
     仲本彩泉 カウントダウン 
  詩  伊良波盛男  夜の川
     仲本 瑩   海嘯(3〜5)
     西銘イクワ  「永山則夫の罪と罰」を読んだ
  小説 東木武市   島の西郷どん(2)
     仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(50〜52)
     杼該 至矢  密室(3)
     比嘉加津夫  マカテの馬琴論 平敷屋朝敏の謎(9)
  論考 村上一郎   村上一郎の未発表日記と『試行』IX――1962(昭和37)年の日記[8] (佐伯修 編・註)
     松岡祥男   特集「沖縄を生きた島成郎」を受けて 吉本隆明さんのこと(18)
     青柳瑞穂   キーツとトムソンの「怠惰」な詩(前篇) 怠けて生きたい私たち(15) 
  編集後記   

  表紙写真=「島尾敏雄の裏日記など」撮影・潮田登久子  
  題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ
  
 ※通販送料140円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/28

非<吉本>本のお知らせ。8月中旬入荷予定。
○「アルテリ」6号(石牟礼道子追悼号)
  A5判/172頁 予価1000円+税 アルテリ編集室
 
 *執筆者
   石牟礼道子、渡辺京二、石内都、池澤夏樹、新井敏記、伊藤比呂美
   姜信子、三砂ちづる、坂口恭平、大津円、米本浩二、米満公美子、
   磯あけみ、浪床敬子、田尻久子

 ※通販送料140円。ご予約ください。
 ※創刊号完売。2号在庫僅少、3〜5号は在庫あります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/29

猫々堂から「吉本隆明資料集177」についての“お詫びと訂正”が届きました。

・49頁から50頁の間に1行脱落がありました。
・この訂正については次号(178号)の「猫だより」にて告知されるほか、180号本体に掲載されるとのことです。
“お詫びと訂正”の全文はこちらにアップしましたのでご参照ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/24

非<吉本>本近刊のお知らせ 8月上旬刊行予定
○清田政信「渚に立つ――沖縄・私領域からの衝迫」
 四六変判上製276頁  予価2600円+税  共和国

 *宣伝文
   清田政信、34年ぶりの新刊のご案内
   沖縄のみならず、現代文学史上もっとも先鋭にして重要な詩人、清田政信。
      灼けた韻律の深淵から、34年ぶりに帰還する。

   不可視の原境、古謡、そしてエロス。
   「沖縄学の父」と呼ばれた伊波普猷、比嘉春潮から、民俗学の巨人・柳田国男、折口信夫にいたる
      沖縄思想の系譜を、自身の内域(エロス)を抉り出すような詩と散文によって描き出した「沖縄・私領
      域からの衝迫」(『新沖縄文学』1980-82年)。そして「復帰」後に執筆された沖縄論や、南島歌謡の
      根源にまでたどる黒田喜夫論、藤井貞和論をくわえた、詩人の魅力が凝縮した1冊。

 *清田政信(きよた・まさのぶ )
   1937年、久米島に生まれる。1961年、琉球大学を卒業。在学中より『琉大文学』でデビュー。
       従来の沖縄文学の「政治の優位性」「土着性」を批判しつつ、表現者としての自立と「不可視の
       コンミューン」を問い、沖縄、本土を問わず精力的な執筆活動を続けるが、80年代後半からは
      病を得て療養中。
   『脈』第81号(2014年8月)特集「沖縄の詩人 清田政信」
   
 ※通販送料150円です。ご予約ください
 ※『脈』第81号は完売です  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/20

近刊のお知らせ。9月中旬刊行予定
○小山鉄郎・著/ハルノ宵子・画「文学を食べる」
   46判並製/212頁  予価1800円+税 作品社

 *宣伝文
  ユネスコの無形文化遺産となった日本の食の姿を文学作品を通して考える。
  作品紹介と食材への蘊蓄を挿画と共に達意の名文に集約する珠玉のエッセイ。
  挿画100点全4色

 *内容の一部
  カツ丼:吉本ばなな『キッチン』/牛鍋:仮名垣魯文『安愚楽鍋』/
  すき焼き:田邉聖子『人情すき焼き譚』/湯豆腐:久保田万太郎の名
  作俳句/コロッケ:幸田文『流れる』/カレーライス:吉本隆明『食
  べものの話』/牛乳:正岡子規『仰臥漫録』/鰻:斎藤茂吉の鰻短歌
  /お好み焼き:高見順『如何なる星のの下に』/アンパン:林芙美子
  『放浪記』…など100点100余作。

 ※送料146円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/19

本日入荷。ご予約者には発送済み
○猫々堂「吉本隆明資料集177:八五歳の現在/柳田国男から日本、普天間問題まで
   A5判/173頁 頒価1800円+税(送料120円)
   
 ・目次
   <アジア的なもの>と民主党政権の現在(対談)………… 2(イ)
   資本主義の新たな段階と政権交代以後の日本の選択……15(ロ)
   母校生誕百周年万才…………………………………………65(ハ)
   60年安保 半世紀目の問い…………………………………67(ニ)
   八五歳の現在…………………………………………………69(ホ)
   やっぱり詩が一番……………………………………………77(ヘ)
   宮沢賢治の生き方を心に刻む………………………………79(ト)
   柳田国男から日本、普天間問題まで………………………84(チ)
   谷川雁 再びの息吹……………………………………… 110(リ)
   思索的渇望の世界 第三部……………………………… 115(ヌ)
    編集ノート……………………………………………… 173

 ※(イ)中沢新一との対談「中央公論」2010年4月号
  (ロ)「別冊ニッチ」第2号。2010年6月。聞き手・津森和治
  (ハ)「米沢工業会誌」第147号。2010年6月
  (ニ)「朝日新聞」2010年6月14日号。まとめ・藤生京子
  (ホ)「週刊金曜日」2010年6月18日号。聞き手・北村肇
  (ヘ)「讀賣新聞」2010年7月25日号。談話
  (ト)「サライ」2010年7月号
  (チ)「神奈川大学評論」第66号。2010年7月。聞き手・橘川俊忠
  (リ)「毎日新聞」2010年2月26日号。記事。記者名不明。
  (ヌ)「海」1075年11月号。埴谷雄高、秋山駿との鼎談。第一部と第二部は「175集」に収録。
          単行本『思索的渇望の世界』は1980年中央公論社刊。「埴谷雄高全集」にも収録。 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/15

本日入荷
○「飢餓陣営 47号(2018夏)」編集・佐藤幹夫
   A5判/230頁  定価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所

 ※詳細目次は2018/06/21にお知らせ済み
 ※
浦上真二「古書会読 吉本隆明とシャルル・フーリエ『四運動の理論』(上)」は2段組2頁分
  ※
添田馨、宗近真一郎追悼・築山登美夫」にも<吉本>は出てきます。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/02

本日入荷。第17回配本
○「吉本隆明全集 第16巻(1977-1979)」 
  A5判変型・上製カバー装582頁  定価6500円+税  晶文社
 
 *帯の文
  長く深い時間の射程で考えつづけた
   思想家の全貌と軌跡

  100名にも及ぶ詩人の分析から、“戦後の感性”の源泉を明らかにした『戦後詩史論』、
    夭逝や自死を余儀なくされた詩人たちに忍び寄る‟季節の病像”を捉えた『吉本隆明歳時記』を収録。
  
 *月報
   荒川洋治「思考の楽しさ」
   長谷川宏「詩の時代」
   ハルノ宵子「銀河飛行船の夜」

 *目次
  1
  戦後詩史論
   戦後詩史論
   戦後詩の体験
   修辞的な現在
   若い現代詩――詩の現在と喩法――
   あとがき
   増補版のためのあとがき
   新版あとがき
   索引
  吉本隆明歳時記
   春の章――中原中也 梶井基次郎
   夏の章――堀辰雄 立原道造 嘉村礒多
   秋の章――葛西善蔵 正宗白鳥 牧野信一
   冬の章――宮沢賢治 長塚節 諸詩人
   春の章――諸歌人
   終の章――季節について
   文庫版のためのあとがき
   新版あとがき
   季節論
  2
  モザイク[『野性時代』連作詩篇13]
  広大な沈黙[『野性時代』連作詩篇14]
  ゆるやかな街[『野性時代』連作詩篇15]
  陽のけむり[『野性時代』連作詩篇16]
  これに似た日
  「空ニ釘」[『野性時代』連作詩篇17]
  音にならない小節[『野性時代』連作詩篇18]
  渇いたのどへ
  抽象的な街で
  欅の説話[『野性時代』連作詩篇19]
  風の村[『野性時代』連作詩篇20]
  3
  狂人
  情況への発言[一九七九年一月]
  都市に関するノート
  山下菊二
  本を読まなかった
  別れ
  芥川・堀・立原の話
  情況への発言[一九七九年六月]
  『記』『紀』歌謡と『おもろ』歌謡――何が原形か――
  〈土着〉について――伊藤貞彦への復信 1――
  生活と情況をめぐって――伊藤貞彦への復信 2――
  シモーヌ・ヴェーユの意味
  遠山啓さんのこと
  老い
  〈アジア〉的ということ
  情況への発言――ひとつの死に関連して――[一九七九年一二月]
  4
  『野性時代』アンケート
  普遍文学の先駆[柳田国男]
  『初源への言葉』あとがき
  『試行』第五一〜五三号後記
  解題(間宮幹彦)

 ※予告に(単行本未収録2編)とありました分は、猫々堂資料集には収録済みでした。
 ※通販送料250円。
 
 *第18回配本「第17巻」2018年9月下旬発売予定 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/07/01

本日入荷
○「LEIDEN──雷電」12号(通巻13号) 」
  A5判/90頁  特別本体価格500円+税

 *目次は2018/05/21にお知らせ済み
 
 ※11号掲載の瀬尾育生「〈吉本隆明1949─1969〉のための解題」について
   “訂正のお知らせ”が半頁分掲載されています。
 ※「LEIDEN──雷電」は次号の「築山登美夫追悼号」にて終刊となるそうです。
 ※バックナンバーは9号以外は揃います。9号が再入荷するかどうかは未定です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/06/29

非<吉本>本 近刊のお知らせ。7月刊行予定

○村瀬学『いじめの解決 教室に広場を:「法の人」を育てる具体的な提案
  四六判・並製・約200頁  予価1600円+税  言視舎
  
 *宣伝文
   大人はいじめを解決できない!
   法律をつくっても、予算をとって「見回り」を増やし、スクールカウンセラーを増やしても、
      いじめはなくならない。なぜか。
      子どもの社会には「いじめ」を生み出してしまう「掟」生成のエネルギーが不可避的に存在するが、
     上記の対策が、子ども社会に届いていないからだ。では、できることはないのか? ある!
     教室に広場をつくり、子ども自身の手で「法」を運営できる「法の人」を育てること。
   その具体的な方法を提案する。
   『君たちはどう生きるか』に異論あり!』で、作品の「いじめ」解決法に真っ向から異論を唱えた著者が、
     どうするのかを、具体的に全面展開する。

 *目次
   はじめに―「法の人」を育てる 
   第1章 教室に広場を
   第2章 いじめを描く文学作品の読み解き―文学の力へ
   第3章 「広場」をどうつくるか
   第4章 いじめ 出来事と研究(「大津市中2いじめ自殺事件」と森田洋司『いじめとは何か』)
   第5章 立法として制定された「いじめ防止対策推進法」異論
   第6章 もうひとつの「広場」考 ほか
   
 ※通販送料140円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2018/06/21

近刊のお知らせ。7月中旬刊行予定
○「飢餓陣営 47号(2018夏)」編集・佐藤幹夫
   A5判/…頁  予価1000円+税 発行・飢餓陣営発行所
  
 *内容
  ・神山睦美■自己中心性と生成する力――竹田青嗣『欲望論』の思想がどこからきてどこへ行くのか
――――――――――――――――――――――――――――――――
 【追悼・築山登美夫】
  ・添田馨■消滅した身体、居続ける身体
  ・宗近真一郎▼「同行二人」への挽歌(レクイエム)
――――――――――――――――――――――――――――――――
 【特集】津久井やまゆり園事件 
    障害と多様性と「人間のメンバーシップ」をめぐって

  〈0〉・佐藤幹夫▼なぜ今、津久井やまゆり園事件か
      +「重度知的障害者」とはどんな存在か(事件六日後のブログ)
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 [特別掲載]山田和夫氏にインタビュー
       ▼津久井やまゆり園事件の精神医学的考察
―――――――――――――――――――――――――――――――――
  〈1〉事件以後、「家族」は何を考えてきたのか
    ・尾野剛志さんと尾野チキ子さんを訪ねて▼津久井やまゆり園事件を語り尽す
    ・平野泰史さんを訪ねて▼もう「施設」は要らない
  〈2〉検証委員会を検証する
    ・石渡和実氏インタビュー▼津久井やまゆり園の再生をめぐって
  〈3〉「津久井やまゆり園事件を考える続ける会」が話し合ってきたこと
    ・堀利和(講演)▼津久井やまゆり園事件とは――共生社会に向けた私たちの課題は何か
    ・堀利和さんに聞く(第二部インタビュー)
       ▼戦後の障害者運動と福祉の歩み
    ・西定春さんインタビュー
       ▼「施設はいやだ、地域で暮らしたい」
    ・杉浦幹さんインタビュー
       ▼津久井やまゆり園事件の後、自分にできること
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 [特別掲載]高橋紘士氏に訊く▼津久井やまゆり園事件と戦後福祉の宿痾
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 ・佐藤幹夫▼転載二編
    刑事事件と自閉症スペクトラム障害
    見過ごされてきたことと障害への「合理的配慮」
―――――――――――――――――――――――――――――――――
 ・阿久津斎木■萩尾望都論その1【新連載】
―――――――――――――――――――――――――――――――――
【島成郎の再考】
 ・島成郎(転載)■(文春図書館)松下竜一『ありふれた老い』/南木佳士『上州に上医あり』
 ・水島英已■世界をよこせ―『評伝 島成郎』の世界
 ・望月至高■時空を超える『評伝島成郎』
 ・内海新祐■島成郎の闘い方―臨床精神科医として
―――――――――――――――――――――――――――――――――
【連載】
 ・木村和史■家を作る(10)――回復期
 ・浦上真二■古書会読

※通販送料140円。ご予約ください


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/06/15   
 
本日入荷。
○猫々堂「吉本隆明資料集176:変容する都市と詩/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』14
   A5判/208頁 頒価2000円+税(送料120円)
   
 ・目次
   変容する都市と詩…………………………………… 2(イ)
   フリーター、パラサイト・シングル、家族………23(ロ)
   清岡卓行の言葉、心に深く…………………………41(ハ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1994.9-1996.3]… 43(ニ)
    編集ノート……………………………………… 208
    
 ※(イ)聞き手・樋口良澄。『現代詩手帖』1986年5月号
  (ロ)『吉本隆明が語る戦後55年』第1巻。2000年12月刊
  (ハ)小屋敷晶子・文『讀賣新聞』2006年11月7日号掲載。
  (ニ)年譜の連載第14回。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/06/04

非<吉本>本 入荷のお知らせ。
発売日よりも10日程入荷が遅れました。
○河野靖好『大正炭坑戦記―革命に魅せられた魂たち』
  A5判並製/468頁  定価2750円+税  花書院
  
 ※目次は2018/05/10にお知らせ済み
 ※「VAVばぶ 28号(2017.9)」にこの本と著者についての詳しい紹介が掲載されていました。
   陶山幾朗「大正闘争の“傭兵”から「ムニンカ」治療師へ〜或る六〇年安保世代の精神史」(2段組13頁分)
 ※通販送料150円。  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/05/21

6月中旬発行予定
○「LEIDEN──雷電」12号(通巻13号) 
  A5判/90頁  特別本体価格500円+税

 *目次
  詩 巡礼歌 草稿2(絶筆)                   築山登美夫
    恋のノイズ──もう、たれ一人として無傷ではない      宗近真一郎
    捨児の鉦                         高橋秀明
  追悼 築山登美夫の死                     日下部正哉
  批評 観光客は家に帰る                    矢野静明
     「朗読」という「(オ)選択(ルタナティ)」(ヴ)をめぐる冒険
     ──反「朗読」論への揺動(スウィング)として      宗近真一郎
  試みの家族誌・補遺 階段の上がり端             日下部正哉

 ※通販送料140円。ご予約ください。バックナンバーもどうぞ


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/05/19   
 
非<吉本>本 本日入荷
○渡辺京二「原発とジャングル」
  四六判上製/243頁 定価1800円+税  晶文社

 *帯の文
   進歩か縮小かではなく、主体的、共感的な文明の途とは?
   様々な書物を渉猟し、日々考えぬいた、老書生にして思想家の
   珠玉のことば。本を大量に抱え迎えた熊本地震。「文明は持ち
   重りするものだが、担い通していかなければならぬ。」

 *目次  
  1
   ジャングルと原発
   原初的正義と国家
   労働と交わり
   荒野に泉湧く
   私には友がいた!
   虚無と向きあう
   人情と覚悟
   滅びぬ寺の姿
  2
   山脈の記憶
   私の夢地図
   私は何になりたかったか
   未来が過去を変える
  3
   多重空間を生きる
   『現実宿り』評釈
   『現車』はどこが凄いか
   創見と探索の書
   草莽の哀れ
   問題の「はかなさ」を知る人
   橋川文三さんの思い出
  あとがき

 ※初出は2016年〜2017年に「アルテリ」他の紙誌に寄稿したものと、文
  庫の解説、書き下ろし1篇。
 ※通販送料146円
  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/05/14

本日入荷
○「脈 97号 沖縄を生きた島成郎」比嘉加津夫・編集
   A5判/213頁  定価1300円+税  脈発行所

 ※目次は2018/04/23にお知らせ済み
 ※齋藤愼爾「島成郎と吉本隆明 〈6.15〉の思想をめぐって」は10頁分
  「村上一郎未発表日記と『試行』9」は1962年11月27日〜12月30日
     松岡祥男「北島正さんを悼む 吉本隆明さんのこと(17)」は8頁分
 ※通販送料等130円
 ※次号は「写真家・潮田登久子と島尾伸三(仮題)」で2018年8月20日刊行予定。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/05/12

昨日出たちくま学芸文庫
○すが秀実『増補 革命的な、あまりに革命的な─「1968年の革命」史論』
  文庫判/560頁  定価1500円+税  筑摩書房
  
 *帯の文
   日本現代史の転回点
   既存の「1968年」観を覆す、著者の代表作
   
 ※章題に吉本の名はありませんが、索引には51箇所もあります。複数頁にまたがっているのも少なくないので、
      頁数にすると80頁分ほどになるでしょう。ちなみに谷川雁8箇所、村上一郎4箇所。
 ※元版は2003年作品社刊。
 ※付論「戦後−天皇制−民主主義をめぐる闘争」が増補されました。解説・王寺賢太
 ※すが秀実『吉本隆明の時代』2008年作品社。定価2800円+税。在庫有り。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/05/10

非<吉本>本 近刊のお知らせ。5月下旬刊行予定
○河野靖好『大正炭坑戦記』
  …判/約480頁  予価2750円+税  花書院
  
 *目次の一部
   まえがき
   第一部 大正炭坑戦記
   序章 学生運動の中で
    1 六〇年安保闘争の体験
    4 大正闘争へのまなざし
   第一章 労働運動のなかで
    1 「戦闘への招待」に応えて
    2 大正鉱業退職者同盟でであった人々
    3 筑豊の炭坑離職者の闘い
    4 さまざまな出会い
   第二章 大正闘争総括の視点
    1 サークル村運動・大正行動隊運動・退職者同盟運動
    4 森崎和江の自立建設批判への反論
    6 三池闘争と大正闘争と谷川雁
   第三章 大正鉱業退職者同盟のたたかい
   第二部 手技治療師への道
   第一章 貧乏で至福の少年時代と青春の彷徨
   第二章 医学革命学校の劣等生 無認可の治療師として
    1 手技医学の思想と哲学
     1 谷川雁の最後の革命退却戦術と私の退却戦術
    5 自分自身の「自然医学と治療師」を求めて
     2 シュタイナーと谷川雁
    6 唯物論的医学思想を越える医学革命思想がある
   谷川雁とも共振して「革命」の革命に賭けた妙なる「放浪」人生に乾杯!(松本輝夫)
   資料編(大正闘争詳細年表/他)
   
 ※三上治氏によると“僕は社学同「SECT6」のメンバーたちと支援のために現地に
  出掛けたが、その中にいた早大の河野靖好はそのまま現地に残った。彼は後に大正炭
  鉱の退職者同盟の書記となるが、谷川雁にオルグされたのだと推察する”
  図書新聞 2013年04月13日号より  
  
 ※通販送料150円の予定です。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/05/09

本日入荷。ご予約者には発送済み
○猫々堂「吉本隆明資料集175:親鸞の最終の言葉/身近な良寛」
   A5判/175頁 頒価1800円+税(送料120円)
   
 ・目次
   敗戦に泣いた日のこと……………………… 2(イ)
   内村剛介……………………………………… 5(ロ)
   谷川雁…………………………………………12(ハ)
   親鸞の最終の言葉……………………………19(ニ)
   辻井喬全詩集によせて………………………23(ホ)
   身近な良寛……………………………………24(ヘ)
   これからの詩どうなる………………………27(ト)
   今、死をどう考えていますか?……………28(チ)
   天皇制・共産党・戦後民主主義……………38(リ)
   受賞のひとこと………………………………53(ヌ)
   大衆の選択……………………………………55(ル)
   清岡智比古『東京詩』………………………57(ヲ)
   「人はなぜ?」を語る。……………………58(ワ)
   マタイ伝を読んだ頃…………………………75(カ)
   遊々ライフ……………………………………84(ヨ)
   朔太郎に通じる「エロ」と「比喩」………86(タ)
   太宰治の場所…………………………………88(レ)
   著者に会いたい………………………………91(ソ)
   思索的渇望の世界 第一部・第二部………93(ツ)
    編集ノート……………………………… 174


 ※(イ)「文藝春秋」2009年2月号
  (ロ)「東京新聞」2009年2月9日号。聞き手・大日向公男
  (ハ)「道の手帖 谷川雁」2009年3月、河出書房新社。聞き手同上
  (ニ)「別冊太陽 親鸞」2009年5月、平凡社
  (ホ)「辻井喬全詩集」内容見本、2009年4月、思潮社
  (ヘ)「文藝春秋」2009年6月号
  (ト)思潮社パンフレット「これからの詩どうなる」2009年6月
  (チ)「良い『お葬式』入門」2009年8月、講談社。聞き手・木村俊介
  (リ)「中央公論」2009年10月号。聞き手・大日向公男
  (ヌ)「第19回宮沢賢治イーハトーブ賞」パンフレット、2009年9月。
  (ル)「現代思想」2009年1月号。
  (ヲ)『東京詩』帯文、2009年11月、左右社
  (ワ)「BRUTUS」2010年2月15日号。聞き手・糸井重里
  (カ)「考える人」2010年2月春号。
  (ヨ)「中日新聞」2009年4月13日号。文・宮晶子
  (タ)「毎日新聞」2009年5月18日号。
  (レ)「毎日新聞」2009年6月1日号。聞き手・大井浩一
  (ソ)「朝日新聞」2009年7月26日号。文・浜田奈美
  (ツ)埴谷雄高、秋山駿との鼎談。「海」1975年11月号。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/05/06

近刊のお知らせ。第17回配本6月下旬刊行予定
○「吉本隆明全集 第16巻(1977-1979)」 
  A5判変型・上製カバー装580頁予定  予価6400円+税  晶文社
 
 *宣伝文
  戦後の詩人たちは世界をどう表現したか
  季節を歌う〈個性〉に訪れる悲劇とは   
  100名にも及ぶ詩人の分析から、“戦後の感性”の源泉を明らかにした『戦後詩史論』。
  夭逝、病気、自死を余儀なくされた詩人たちに忍び寄る“季節の病像”を捉えた『吉本隆明歳時記』。
  2篇の名作評論のほかに、同時期の詩や評論、エッセイなどを収録する。
  (単行本未収録2篇)。
  
  月報は、荒川洋治氏、長谷川宏氏、ハルノ宵子氏が執筆!

 *収録内容
   戦後詩史論 吉本隆明歳時記
   これに似た日 抽象的な街で 都市に関するノート
   本を読まなかった 『記』『紀』歌謡と『おもろ』歌謡
   遠山啓さんのこと 老い 他

 ※通販送料250円。ご予約ください。
 
 *第18回配本   第17巻[1976−1980]悲劇の解読 世界認識の方法  2018年9月発売予定 
 *第19回配本 第18巻[1980−1982]空虚としての主題 源氏物語論 2018年12月発売予定


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/04/26

非<吉本>本、本日入荷
○村瀬学「『君たちはどう生きるか』に異論あり!」
  四六判並製/162頁 定価1300円+税  言視舎
  
 *帯の文
   「進歩」優位の人間観は「生き方」のお手本にはなりません!
   「大地に生きる」行き方を、大いに議論しましょう
   
 *目次の一部
   はじめに 私たちが戦わなければいけないものの見方について
   1 へんな経験 「上から見る目」の出現、コペル君の「人間分子観」
   2 勇ましき友 「腕力」を前提とした思考
   3 ニュートンの林檎と粉ミルク 「網目の法則」は「取替え」がきく人間関係
   4 貧しき友 「労働する人」の話へのすり替え
   5 ナポレオンと四人の少年 漫画版でカットされた「かつ子」さん
   6 雪の日の出来事 コペル君の「臆病さ」は悪いことではない
   7 石段の思い出 「お母さんのあと押し」という構図
   8 凱旋 「解決」させたのは親
   9 水仙の芽とガンダーラ仏像 「目・口・尻」を持つ存在
   あとがき

   
 ※通販送料136円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/04/23

近刊のお知らせ。5月中旬入荷予定。
○「脈 97号 沖縄を生きた島成郎」比嘉加津夫・編集
   A5判/240頁  予価1300円+税  脈発行所

 *目次
   特集 沖縄を生きた島成郎
    河谷史夫  島成郎という人
    内田聖子  佐藤幹夫『評伝 島成郎』を読む
    齋藤愼爾  島成郎と吉本隆明
    松本輝夫  島成郎と谷川雁――
           終生「革命」の本義に生きた二人をめぐって
    坂口 博  生田浩二と島成郎――そして谷川雁「世界をよこせ」
    今野哲男  沖縄のヤスリ
    川満信一  対談「沖縄の精神医療をどう考えるか」(※註)/島成郎について
    村瀬 学  風を結ぶ――固有名の「ブント」から、愛称の「ブント・結び」へ
    仲里 効  窓を開ければ――〈非〉と〈反〉の果てまでも
    添田 馨  島成郎の〈沖縄〉――佐藤幹夫『評伝 島成郎』その生き方を継承してゆく意味について
    玉木一兵  島イズム三様の志
    比嘉加津夫 島成郎の決断
   書評 三上治 帰らざる1960代 『唐牛伝』から
   俳句 仲本彩泉  カウントダウン
   詩  仲本 瑩  海嘯(1〜2)
   小説 杼該 至矢 島の西郷どん
      仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(48〜49)
      伊良波盛男 酋長
      比嘉加津夫 マカテの小説 平敷屋朝敏の謎(8)
      杼該 至矢 密室(2)
   論考 村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』9――1962(昭和37)年の日記(8) (佐伯修 編・註)
      松岡祥男  松岡祥男 北島正さんを悼む 吉本隆明さんのこと(17)
      青柳瑞穂  ゆっくり生きる“詩”怠けて生きたい私たち(14)
      比嘉加津夫 極私的に佐野眞一を
   編集後記

   
 ※(※註)島成郎との対談。『新沖縄文学』66号(1985年)からの再録。
  ※北島正氏とは「こころの誕生―マイナス1歳から思春期までの心的発生論」の著者のことでしょう。
 ※通販送料130円。ご予約ください。
 
 *既刊本
  ・佐藤幹夫「評伝島成郎 ブントから沖縄へ、心病む人びとのなかへ」定価2600円+税  筑摩書房    
  ・「飢餓陣営45号 島成郎総特集号」1000円+税 飢餓陣営発行所


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/04/10

<吉本>本バーゲンブックのお知らせ
○吉田純写真集「吉本隆明 Yoshimoto Takaaki」(序文・吉本多子)   
  2013年3月刊行 A4変形(24.6×21cm)/128頁 河出書房新社
   元定価3800円+税→新本特価1900円+税(送料等164円)
   
 ※今回は多目に入荷しましたので、税と送料込みで1冊2000円にて通販いたします
     元版は絶版になりますのでお持ちでない方はお早めにどうぞ。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/04/09

本日入荷。第16回配本。
○「吉本隆明全集 第15巻(1974-1978)」 
  A5判変型・上製カバー装635頁 定価6500円+税  晶文社
 
 *帯の文
   長く深い時間の射程で考えつづけた
   思想家の全貌と軌跡
   
   著者の古典思想論の集大成ともいえる『最後の親鸞』、その後の宗
   教論の基礎となった『論註と喩』、ならびに『野生時代』連作の開始期の詩篇を収録する。
   
 *月報
   吉本さんとの出会い  佐々木幹郎
   引き継ぐ課題     三砂ちづる
   片棒         ハルノ宵子

 *目次
  1
  最後の親鸞
   序
   最後の親鸞
   和讃――親鸞和讃の特異性――
   ある親鸞
   親鸞伝説
   教理上の親鸞
   あとがき
   *
   『最後の親鸞』のこと
   興福寺奏状のこと
   親鸞の一念他念
   絵になる親鸞・絵にならない親鸞
  『最後の親鸞』ノート
   1 親鸞思想と日本の知識人
   2 『歎異鈔』の現代的意味
   3 『教行信証』について
   4 『教行信証』と『浄土三部経』
   5 親鸞固有の思想―『書簡集』から
  論註と喩
   親鸞論註
   喩としてのマルコ伝
   あとがき
  2
  幻と鳥[『野性時代』連作詩篇0]
  雲へ約束した[『野性時代』連作詩篇1]
  夢の手[『野性時代』連作詩篇2]
  俗母子像[『野性時代』連作詩篇3]
  最後の場所[『野性時代』連作詩篇4]
  悲しいめにあわないかな
  太陽と死とは
  すくなくとも[『野性時代』連作詩篇5]
  夢の位置[『野性時代』連作詩篇6]
  詩人論
  The rain comes
  ある註解
  追跡
  飢え
  瞬時
  海[『野性時代』連作詩篇7]
  秋の暗喩
  鳥をめぐる挿話
  追憶のいま[『野性時代』連作詩篇8]
  韻の少年
  投影[『野性時代』連作詩篇9]
  樹の睡り[『野性時代』連作詩篇10]
  小虫譜
  夏の図鑑[『野性時代』連作詩篇11]
  窓の耳[『野性時代』連作詩篇12]
  渚からの手紙
  3
  情況への発言――きれぎれの批判――[一九七七年二月]
  ある〈夢〉の出発[浮海啓]
  竹内好の死
  情況への発言――きれぎれの感想――[一九七七年七月]
  法の初源・言葉の初源
  戦争の夏の日
  慈円について
  情況への発言――きれぎれの批判――[一九七八年一月]
  近親婚はどうして禁忌か
  断章――平野謙について――
  竹内好について
  宇宙の島
  宇宙フィクションについて
  『死の棘』の場合
  その詩――中野重治――
  4
  〈法〉はいつも同時代にたいして意識されたカマトトとして現れます
  *
  痛切な仕事――今川文雄訳『訓読名月記』
  田原克拓『日本映画の論理』
  三上治『幻想の革命』
  遠山先生のこと
  戦後詩の10篇
  高村光太郎代表詩選
  *
  『近代日本思想体系29 小林秀雄集』解説付記
  全著作集(続)のための序
  『試行』第四七〜五〇号後記
  解題(間宮幹彦)

 ※予告に(単行本未収録6編)とありました分は、すべて猫々堂資料集には収録済みでした。
 ※通販送料250円。
 
 *第17回配本「第16巻[1977−1979]戦後詩史論 吉本隆明歳時記」
   2018年6月下旬発売予定 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/04/04   
 
非<吉本>本 近刊のお知らせ
○渡辺京二「原発とジャングル」
  四六判上製/240頁 予価1800円+税  晶文社

 *宣伝文
   待望の最新評論集
   現代社会の肯定か 勇気ある撤退か
   近代の意味を様々な角度から考えてきた著者が、さまざまな書物を紐解きながら、
      人類近代の普遍的な問題を問う。

 ※5月刊行予定。通販送料144円。ご予約ください。
 
○村瀬学「『君たちはどう生きるか』に異論あり!」
  四六判並製/約180頁 予価1300円+税  言視舎
  
 *宣伝文
   「人間分子観」について議論しましょう。
   感動の古典的名作といわれ、漫画とあわせて大ベストセラーになっている
       吉野源三郎『君たちはどう生きるか』ですが、この本が生き方の模範のよ
       うにされていることに異論があります。
   本書によって、ベストセラーをもっと有効に活用しましょう。
 
 ※4月末刊行予定。通販送料136円。ご予約ください。

●「吉本隆明全集15」は3月末刊行予定でしたが、少し遅れて4月10日頃の
 刊行になるようです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/03/28   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集174:日本の現在・世界の動き/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』13」
   A5判/208頁 頒価2000円+税(送料120円)
   
 ・目次
   日本の現在・世界の動き…………………………… 2(イ)
   大拙の親鸞……………………………………………40(ロ)
   万博マス・イメージ論………………………………61(ハ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1992.5-1994.8]… 64(ニ)
    編集ノート……………………………………… 205
    
 ※(イ)1990年9月14日東京都羽村勤労福祉会館での講演。
     『アイム'89教育フォーラム』ブックレット、1991年4月発行。
          『大情況論』1992年弓立社刊所収。
  (ロ)1992年7月10日大谷大学での講演。『宗教学界報』第7号
     1992年掲載。『親鸞復興』1995年春秋社刊所収。。
  (ハ)インタビュー。『筑波学生新聞』1986年1月10日号掲載。
  (ニ)年譜の連載第13回。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/03/23

本日入荷
○「VAVばぶ 29号(2018.3)」
  A5判/100頁  定価500円(税込)  編集/発行・陶山幾朗
  
 *主な内容
   成田昭男 <離郷>という喩法
   浮海啓  「自己内規」と「夢像」の表出方法に関する覚書
   成田昭男 試訳 デヴィッド・ハーヴェイへのインタビュー
   成田昭男 独語する日々 「資本主義の終わり方」をめぐって
   高橋秀明 追悼・築山登美夫〜ヴェルテップの終わり?(2)
   土川三郎 謎の神シャクチ〜わが「諏訪大社」幻想
   成田昭男 改稿 戯曲<のような>レーニンが中原中也を尋問する
   陶山幾朗 ロシアという魁偉〜内村剛介の帰還(15)
   
 ※「ヴェルテップの終わり?」の(1)は『現代詩手帖2月号掲載』  
 ※通販送料120円。バックナンバーも18号以降が少しあります  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/03/22

本日入荷
○佐藤幹夫「評伝島成郎 ブントから沖縄へ、心病む人びとのなかへ」
  四六判上製/352頁  定価2600円+税  筑摩書房

 ※目次は2018/02/08にお知らせ済み
 ※通販送料142円
 
 *在庫あり
  「飢餓陣営  45 島成郎総特集号」(2017/07/01入荷)
   編集・佐藤幹夫 発行・飢餓陣営発行所 定価1000円+税


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/03/18

無料ウェブ記事
山本哲士氏公開講演「吉本隆明『初期歌謡論』の思想的な意味」
                 “『吉本隆明全集14[1974-1977]』(晶文社)刊行を機に”
  
 *目次
   1 吉本隆明の問題意識「原日本語」から「日本語」へ
   2 〈もの〉〈こと〉の変成、主語の不定
   3 歌の発生論 折口信夫と賀茂真淵
   4 上下の語を遥かに隔てる「の」の暗黙の世界
   5 歌体論 「和歌十体」
   6 語のない歌の形式 上句から下句への時間の流れ

 ※2月20日に文化資本学会/晶文社主催で開催された講演の要旨 
 ※「週刊読書人」2018/03/18号にも掲載されています。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/03/13

昨日出た週刊誌
○「週刊現代 2018年3月24日号」
  中沢新一「アースダイバー 東京下町編 第20回 “海民 吉本隆明(1)”」
       
 ※4段組2頁分。何回続くかは不明。いずれは単行本化されるはず。
 ※在庫ありません。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/02/27

本日入荷
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂14号」
  A5判/194頁 定価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 *目次は2018/02/09にお知らせ済み
 ※中村明徳「ミシェル・フーコーと吉本隆明の対話について
  ――全体の考察、つまり、世界認識の方法にかんする〈覚え書き〉」は二段組19頁分
 ※柴崎明「吉本隆明についてのセミネール14――山本哲士国家論補遺1共同幻想とラカン/
     栗本慎一郎『パンツをはいたサル増補版』/三上治『吉本隆明と中上健次』」は二段組5頁分
 ※佐竹靖邦「吉本隆明のまなざし、死生観(六)」は二段組19頁分。
 ※通販送料134円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/02/23

本日入荷
○猫々堂「吉本隆明資料集173:鶴見俊輔/文学の芸術性」
   A5判/180頁 頒価1800円+税(送料110円)
   
 ・目次
   産業循環の速さと日本的情緒とのギャップが……… 2(イ)
   太宰治『駆込み訴え』………………………………… 6(ロ)
   『心的現象論』序……………………………………… 8(ハ)
   「日常的探検・冒険」論………………………………10(ニ)
   賢治と光太郎……………………………………………12(ホ)
   一九四五年八月十五日のこと…………………………14(ヘ)
   証言・永瀬清子…………………………………………17(ト)
   『無形の蓄積』が重要だという………………………24(チ)
   不変の軸を貫く…………………………………………36(リ)
   詩人清岡卓行について…………………………………37(ヌ)
   鶴見俊輔…………………………………………………39(ル)
   太宰の親密さにいかれちゃった………………………50(ヲ)
   鶉屋書店の想い出………………………………………57(ワ)
   文学の芸術性……………………………………………60(カ)
   原論の自由 考え抜く…………………………………74(ヨ)
   この人の書斎が見たい!………………………………77(タ)
   団塊世代なぜドフトエフスキー………………………81(レ)
   私だけの「世界遺産」…………………………………85(ソ)
   終戦と静かな海の記憶…………………………………86(ツ)
   絶望感が生んだ逆説……………………………………89(ネ)
   名言・失言・放言「大全集」…………………………91(ナ)
   『最後の親鸞』ノート…………………………………92(ラ)
    編集ノート………………………………………… 179

 ※(イ)「週刊ダイヤモンド」2008年1月26日号
  (ロ)「高知新聞」2008年5月11日号
  (ハ)「EHESC book」1号。2008年7月
  (ニ)「山と渓谷」2008年8月増刊号
  (ホ)宮沢賢治イーハトーブ館「高村光太郎展」パンフ。2008年8月、
  (ヘ)「小説現代」2008年8月号
  (ト)「現代手帖」2008年9月号。聞き手・白根直子。
  (チ)「論座」2008年9日号。聞き手・浅尾大輔
  (リ)「定本 清岡卓行全詩集」(思潮社)内容見本。2008年10月。
  (ヌ)「現代手帖」2008年11月号。
  (ル)「道の手帖 鶴見俊輔」2008年12月。聞き手・大日向公男
  (ヲ)「東京人」2008年12月増刊号。聞き手・吉村千彰
  (ワ)「ことのは」第2号。2008年12月。
  (カ)「群像」2009年1月号。聞き手・田中和生
  (ヨ)「神戸新聞」2008年2月25日号
  (タ)「PLAYBOY」2008年4月号。聞き手・佐山一郎
  (レ)「東京新聞」2008年6月7日号
  (ソ)「週刊文春」2008年8月7日号
  (ツ)「北日本新聞」2008年8月11日号
  (ネ)「北海道新聞」2008年8月14日号
  (ナ)「週刊文春」2008年10月30日号
  (ラ)「春秋」1971年12月号〜1973年12月号(全10回)。『増補 最後の親鸞』1972年刊所収。
     筑摩文庫版と『決定版親鸞』では割愛されているそうです。

ちょっと前に出た文庫
○ハルノ宵子「それでも猫は出かけていく」
  文庫判/229頁 定価540円  幻冬舎

 ※町田康氏の解説6頁分が増えた以外は元版と同じです。ハルノ氏の文庫版あとがきはありません。
 
○吉本隆明×茂木健一郎「『すべてを引き受ける』という思想」
  文庫判/254頁 定価760円  光文社
 
 ※茂木健一郎氏の「うまく思い出して、育つこと〜文庫版あとがきにかえて」8頁分が附されています。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/02/11

本日入荷
○「脈 96号 芥川賞作家・東峰夫の小説」比嘉加津夫・編集
   A5判/240頁  定価1400円+税  脈発行所

 ※目次は2018/01/25にお知らせ済み
 ※「村上一郎未発表日記と『試行』8」は1962年10月23日〜11月26日
  松岡祥男「吉本隆明さんのこと(16)」は8頁分。
 ※次号は「沖縄を生きた島成郎(仮題)」で2018年5月20日刊行予定。
 ※通販送料等120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/02/09

近刊のお知らせ。2月下旬刊行予定。
○栗本慎一郎・三上治[共同責任編集]「流砂14号」
  A5判/194頁 予価1200円+税 「流砂」編集委員会(発売・批評社)
  
 *目次
   個人や自由ってのが大事なのだ(三上治)
   戦後史の宿痾(五)――占領期安保交渉の政治過程(伊藤述史)
   続・水飲み鳥は『国体』の上空を飛ぶ(橋本克彦)
   ミシェル・フーコーと吉本隆明の対話について――全体の考察、
             つまり、世界認識の方法にかんする〈覚え書き〉(中村明徳)
   日本国憲法の超近代と前近代(中村礼治)
   吉本隆明についてのセミネール14(柴崎明)
    ――山本哲士国家論補遺1 共同幻想とラカン
      栗本慎一郎『パンツをはいたサル増補版』
      三上治『吉本隆明と中上健次』
   相模原殺傷事件と戦争・再論(高岡健)
   教育勅語のこと(彌永健一)
   沖縄で何が起きているか その二(古木杜恵)
   神聖政治から国家へ(宮内広利)
   吉本隆明のまなざし、死生観(六)(佐竹靖邦)
   編集後記
   
 ※通販送料134円の予定。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/02/08

近刊のお知らせ。3月20日頃入荷予定
○佐藤幹夫「評伝島成郎‐ブントから沖縄へ、心病む人びとのなかへ」
  …判/352頁  予価2600円+税  筑摩書房

 *宣伝文
  「ブント書記長として六〇年安保で一敗地にまみれた島成郎が、次に向かったのは沖縄だった。
     一精神科医として政治を封印し、逆境の中で地域精神医療を一心に粘り強く担った島成郎。
     それはまさに“敵”の本丸に向かって攻め込む闘いの人生そのものだった。
     霧に閉ざされていた彼の後半生、もうひとつの闘いを圧倒的な取材をもとに描く書下ろし評伝。」
  「将たる器の人」(吉本隆明)のもうひとつの闘い

 *目次
   まえがき「一身にして二生を経るがごとし」
   プロローグ 島成郎の沖縄入域、これを禁ず
   第1部 沖縄へ向かうこころ
    第1章 医の初心、“うたのわかれ”
    第2章 沖縄、ブ・ナロード(心病む人びとのなかへ)
    第3章 玉木病院と「Open door policy
   第2部 1960年日米安保闘争とその後
    第4章 喘息と戦争と敗戦の光景
    第5章 ブント(共産主義者同盟)創設まで
    第6章 60年安保闘争の始まりと終わり
    第7章 漂流、復学、そして医師になる
   第3部 治療共同体へ
    第8章 島成郎の治療論と「久米島での一つの試み」
    第9章 北の風土と医師たちの治療共同体
    第10章 沖縄再会―“やんばる”に全開放病院を
   エピローグ 島成郎、沖縄に死す
   おわりに 島成郎の病理観・治療観と、人をつなげる力
   
 ※第7章(…吉本隆明の60年安保闘争と島成郎)とエピローグ(…武井昭夫と吉本隆明による島成郎追悼)に
    <吉本>について言及されている部分があるそうです。
 ※通販送料142円。ご予約ください。
 

非<吉本>本、本日入荷
○村上一郎「草莽論 その精神史的自己検証」 (ちくま学芸文庫)
 文庫判/322頁  定価1200円+税 筑摩書房
 
 *帯の文
   「維新」の根源を問う
   天下危急の時に、大義のために立ち上がる壮士━草莽。
   歴史の淵に沈んだその系譜を鮮烈に描く(解説・桶谷秀昭)
   

入荷遅延のお侘び
○○ハルノ宵子「それでも猫は出かけていく」幻冬舎文庫
○吉本隆明×茂木健一郎「『すべてを引き受ける』という思想」光文社文庫

※この2冊は昨日今日に出たようですが、当店にはまだ届いておりません。
 数日お待ちください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/02/07

本日入荷
○「吉本隆明質疑応答集 3 人間・農業」
  四六判・上製/350頁 定価2600円+税  論創社
  
 *帯の文
   講演後の白熱する問答初の単行本化!
   1971年から98年にわたる、
   人間・農業に関する「質疑応答」の集大成。
   「自己とは何か」、「異常の分散──母の物語」、
   「安藤昌益の『直耕』について」講演後、他の15篇を収める。
 
*目次
 1
  「受け身」の精神病理について
  異常の分散――母の物語(原題・異常の分散について)
  言葉以前の心について(原題・言葉以前の精神について)
 2
  自己と は何か――キルケゴールに関連して
  (原題・自己とはなにか―ゼーレン・キルケゴールの思想を手がかりとして)
  文芸批評の立場からの人間理解のしかた
  フロイトおよびユングの人間把握の問題点について
  「生き ること」と「死ぬこと」(原題・「生きること」について)
  恋愛について
  家族の問題とはどういうことか
  現代社会と青年
  三木成夫の方法と前古代言語論(原題・三木成夫さんについて)
 3
  農村の終焉――〈高度〉資本主義の課題
  日本農業論
  農業からみた現在
  安藤昌益の「直耕」について
  解説 「劇ドラマ」としての人間(築山登美夫)
  吉本隆明■講演書誌(宮下和夫)
  お知らせ(編集部)

 ※「お知らせ」は校訂と解説を担当されていた築山登美夫氏の訃報です
 ※通販送料142円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/02/03

非<吉本>本のお知らせ。2月下旬入荷予定。
○「アルテリ」5号(年2回刊行予定)
  A5判/158頁 予価1000円+税 アルテリ編集室

*執筆者
  石牟礼道子、田尻久子、川内倫子、磯あけみ、渡辺京二、村上由起子、坂口恭平、伊藤比呂美、
     吉本由美、浪床敬子、生田亜々子、関敬。

 ※通販送料120円。ご予約ください。
 ※創刊号完売。2号、3号、4号は在庫あります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/30

近刊のお知らせ。第16回配本3月下旬刊行予定
○「吉本隆明全集 第15巻(1974-1978)」 
  A5判変型・上製カバー装624頁予定  予価6500円+税  晶文社
 
 *宣伝文
   独自の親鸞像を確立し、“信”と“知”の問題をラディカルに問い
   直した画期的な労作
   
   著者の古典思想論の集大成ともいえる『最後の親鸞』とその後の宗
   教論の基礎となった『論註と喩』などの評論・エッセイ、および
   『野生時代』連作の開始期の詩篇を収録する(単行本未収録6編)。
   
   月報は佐々木幹郎氏、三枝ちづる氏、ハルノ宵子が執筆!

 ※通販送料250円。ご予約ください。
 
 *第17回配本「第16巻[1977−1979]戦後詩史論 吉本隆明歳時記   2018年6月発売予定 
 *第18回配本「第17巻[1976−1980]悲劇の解読 世界認識の方法   2018年9月発売予定 


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/25

近刊のお知らせ。2月中旬入荷予定。
○「脈 96号 芥川賞作家・東峰夫の小説」比嘉加津夫・編集
   A5判/240頁  予価1400円+税  脈発行所

 *目次
   特集  芥川賞作家・東峰夫の小説世界
    東峰夫   父母に捧げる散文詩
    仲程昌徳  言葉を入れる、言葉を繋ぐ――東峰夫の作品姿勢
    内田聖子  東峰夫の夢
    川満信一  沖縄で気の合う作家
    松島 淨  東峰夫ノート
    乙部宗徳  東峰夫さんインタビュー「『オキナワの少年』を書いた頃」をめぐって 
    青柳瑞穂  のんびり屋の思索者 東峰夫 怠けて生きたい私たち(13) 
    松原敏夫  沖縄出身作家・東峰夫の生成と変貌
    坂口 博  「オキナワの少年」―原作と映画のあいだ
    伊野波優美 要請され仮定された作者――東峰夫の『オキナワの少年』論
    粟国恭子  内観し続ける作家・東峰夫――「魂の青年」の頃
    樹乃タルオ 『オキナワの少年』―――帰還と脱出―― 
    豊里友行  私のコザ語り――「オキナワの少年」から見えてきた街
    比嘉加津夫 東峰夫という作家――インタビュー記事を中心にして
    東峰夫年譜
                   
   俳句 仲本彩泉   「記憶は影絵」(3)
   詩  仲本 瑩   白い丸テーブル(他1編)
      波平幸有   那覇港のどこか(他3篇)
   小説 伊良波盛男  雨音
      仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(44〜47)
      杼該 至矢  密室(1)
   論考 村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』(8)(佐伯修 編・註)1962(昭和37)年の日記(7)
      山口弘子   『無名鬼の妻』その反響と晩晴
      松岡祥男   言葉の力を信じて 吉本隆明さんのこと(11)
      安里昌夫   虚無的な倦怠感の内実――梅崎春生の「桜島」について
      比嘉加津夫  乱読・断録
   編集後記
   表紙写真 東峰夫(撮影・牛久保建男 提供・民主文学会) 
   題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

 ※通販送料120円。ご予約ください。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/24

◎「第5回北海道横超忌」のご案内
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 *日時 2018年3月24日(土)14:00〜17:00(開場13:30 開会14:00)
 *会場 札幌市教育文化会館 研修室301 
      札幌市中央区北1条西13丁目 電話011-271-5822
 *参加費 2,000円 
    ※会場の都合により先着100名の受付とさせていただきます。
 *[講演]14:10〜
   講師 加藤典洋氏
   “戦後、吉本隆明に「自己表出」のモチーフはどのようにやってくるのか―戦中と戦後をつなぐもの―”
    ※講演後、質疑応答の時間有り 
 *お問い合わせ・参加申込み 
   事務局 高橋秀明 メールhide-mes@qk2.so-net.ne.jp

 ※お申込みに際しては、氏名、連絡先(電話、メール、住所等)を上記宛にお知らせ下さるか、郵便振替用紙にて、
  下記の郵便振替口座宛に、住所・氏名を明記のうえ、金2,000円をお振込み下さい
  入金確認後に入場券を事務局から送付します。
 ※郵便振替 02780−2−49960 北海道横超会 
 ※懇親会出席の有無(参加費は最大3千円程度、当日徴収致します)を、あわせてお知らせ頂けると幸甚です。
  
 *主催  北海道横超会
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<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/17   
 
本日入荷。ご予約者には発送済み。
○猫々堂「吉本隆明資料集172:日本人の「場所」/宿沢あぐり『吉本隆明年譜』12」
   A5判/208頁 頒価2000円+税(送料80円)
   
 ・目次
   日本人の「場所」…………………………………… 2(イ)
   一九七〇年代の光と影………………………………17(ロ)
   宗教思想家の親鸞……………………………………33(ハ)
   わたしと仏教3………………………………………60(ニ)
   宿沢あぐり「吉本隆明年譜」[1989.11-1992.4]…64(ホ)
    編集ノート……………………………………… 208
    
 ※(イ)1988年7月8日神奈川大学での講演。『神奈川大学評論』1989年2
     月発行号に掲載。『大情況論』1992年弓立社刊所収。
  (ロ)1990年7月27日紀伊国屋ホールでの講演。『マリクレール』1990
     年7月掲載。『大情況論』所収。。
  (ハ)1990年4月14日「仏教フォーラム」での講演。「仏教」1990年7月
     号掲載。『親鸞復興』1994年春秋社刊所収。
  (ニ)「週刊仏教新発見」(朝日新聞社)2007年12月23日号。
  (ホ)年譜の連載第12回。


 ※続刊予定
   第173集 いろいろ
   第174集 「年譜13」ほか
   第175集 いろいろ
   第176集 「年譜14」ほか
   第177集 いろいろ  


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/16

第3回配本、2月上旬刊行予定
○「吉本隆明質疑応答集 3 人間・農業」
  宮下和夫・編/築山登美夫・解説
  四六判・上製/360頁 予価2600円+税  論創社
  
 *宣伝文
  1971年から98年にわたる、人間・農業に関する「質疑応答」の集大成。
   
 ※通販送料150円予定。ご予約ください。
 ※第4巻以後の刊行はしばらく延期するそうです。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ 2018/01/12

近刊のお知らせ
○吉本隆明×茂木健一郎「『すべてを引き受ける』という思想」
  文庫判/…頁 定価…円  光文社
  
 ※2012年光文社刊の単行本の文庫化。2月8日頃刊行予定。
 ※増補の有無、解説の有無等は不明です。
 ※定価は7〜800円位?、通販送料等は100円です。
 

○ハルノ宵子「それでも猫は出かけていく」
  文庫判/…頁 定価…円  幻冬舎
 
 ※2014年幻冬舎刊の単行本の文庫化。2月7日頃刊行予定。
 ※増補の有無、解説の有無等は不明です。
 ※定価は6〜700円位?、通販送料等は100円です。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/11

<吉本>本バーゲンブックのお知らせ
○吉田純写真集「吉本隆明 Yoshimoto Takaaki」(序文・吉本多子)   
  2013年3月刊行 A4変形(24.6×21cm)/128頁 河出書房新社
   元定価3800円+税→新本特価1900円+税(送料等120円)※売り切れました
   
 ※裏表紙に“自由価格本”というシールが貼ってある以外は定価本と同じです。
   自由価格本にしたのは発行社ですが、元版を絶版にするのか、今後も定価で
   売り続けるつもりがあるのかは不明です。
  入荷2冊のみ。追加入荷があるかどうかは未定です。
  
○「さよなら吉本隆明」[文藝別冊/kawade夢ムック]
  2012年5月刊行 A5判/223頁 河出書房新社
   元定価1200円+税 →新本特価600円+税(送料等100円)
   
 ※詳しい内容はこのメルマガの2012/05/17付をごらんください。
 
※その他の〈吉本隆明〉バーゲン本は三月書房のサイトにリストがあります。


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/10   
 
非<吉本>本、本日入荷
○松本輝夫・編「<感動の体系>をめぐって――谷川雁、ラボ草創期の言霊」
  A5判並製カバー装/339頁 定価3500円+税 アーツアンドクラフツ

 *帯の文
   <工作者>谷川雁の次世代への教育実践と思想
   こどもたちの「物語」創出に向けて、言語・教育活動を実践した、
   1966〜80年までの谷川雁の未公刊の論考、エッセイ、発言集。
 
 ※目次は2017/12/07にお知らせ済み
 ※送料等120円


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/09

10月に出ていた本
○中沢新一「虎山に入る」
  四六判/236頁  定価1800円+税 角川学芸出版
  
 *宣伝文  
   子供の心に息づく野生、諏訪湖から溢れ出す縄文の豊穣、
   そして著者が出会った思想家たちへのレクイエム――。
   縄文と現代を結ぶ思考の稜線
   思想家・中沢新一、最新論集
 
 *「修業の無意味とシャンデリア――吉本隆明追悼」(a)
  「吉本隆明の経済学」(b)
  「剣豪のような人」(a)
  
 ※(a)「東京新聞」2012年3月19日号。3頁分
  (b)「朝日新聞」2012年3月18日号。3頁分
  (c)「吉本隆明の世界」2012年中央公論新社。17頁分
  
 ※同時発売。中沢新一「熊を夢見る」定価1800円+税 角川学芸出版
  こちらには<吉本>関係の論は収録されていないようです。   


<吉本隆明>本 新刊のお知らせ  2018/01/08

非<吉本>本、2月上旬刊行予定
○村上 一郎「草莽論 その精神史的自己検証」 (ちくま学芸文庫)
 文庫判/336頁  予価1200円+税 筑摩書房
 
 *宣伝文
   草莽、それは野にありながら危急の時に大義に立つ壮士である。江戸
   後期から維新前夜、奔星のように閃いた彼らの生き様を鮮烈に描く。
   解説・桶谷秀昭

 ※元版は1972年大和書房刊行(大和選書)
 ※通販送料等100円です。ご予約ください


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