都市環境デザイン会議関西ブロック

2007年度第3回都市環境デザインセミナー

緊急討論・京都の新景観政策を考える


趣旨

 昨年7月セミナーで京都市景観部長の福島さんに報告いただいた新景観政策がいよいよ大詰めを迎えています。
 この間、都市環境デザイン会議関西ブロックでは、この新政策が景観向上に繋がるのか、またそのためには何を考えるべきか、意見交換を続けてきました。
 その結果、会員の大方の同意(不参加は2人のみ)を得た意見書がまとまり、3月6日に京都市に手渡しました。
 そこで本セミナーでは、私たちの意見書を説明するとともに、新景観政策を景観向上に繋げてゆくために「都市計画は変わるのか」「都心の15m規制と職住共存地区のあり方」「デザイン基準のあり方」という三つの論点について、会場の皆様の参加も得て議論しました。
前田裕資

意見書

 ・意見書(確定版/ 07.03.06)

■セミナー記録

開場   :3月10日(土曜日)2時15分
開演   :2時半
場所   :学芸出版社3階会議室

三角印1. 京都市への意見書提出をめざした勉強会での議論の報告 京都造形芸術大学教授 井口勝文

三角印2. 論点1 都市計画は変わるか−びっくりの高度地区発想はパラダイムを変えるか久保都市計画事務所 久保光弘 三角印3. 論点2 都心地区の将来像−職住共存の心と景観 ランドデザイン 中村伸之 三角印3. 論点2 都心地区の将来像−小さな職住共存、大きな職住共存 大阪芸術大学 田端修 三角印4. 論点3 デザイン規制をめぐって−庇偏重では何も良くならない 学芸出版社 前田裕資 三角印5. 論点3 デザイン規制をめぐって−成長するデザイン基準に期待 京都市立芸術大学 藤本英子 三角印5. 論点1 都市計画は変わるか−都市計画の桎梏と協議調整の場の可能性 関西大学教授 丸茂弘幸 三角印6 討論

■会員やセミナー参加者の意見

 ・投稿
   意見書に失望−−−−濱 裕明
   意見〜セミナーを聞いて−−−−板東義雄
   びっくりの高度地区発想は、パラダイムを変えるか−−−−久保光弘
   小さな職住共存、大きな職住共存−−−−田端修
   京都市の新景観施策について−−−−山崎正史
   認可行政で都市景観は救えるか?−−−−丸茂弘幸
   協議調整のためのルール作り−−−−丸茂弘幸
   庇偏重では何も良くならない(事前資料)−−−−前田裕資
   京都市の都市計画縦覧への意見書−−−−前田裕資
   職住共存の心と景観−−−−中村伸之

 ・投稿受け付け
  事前に、ご意見を受け付けております。数行〜A4 1枚程度まで。
  氏名、所属、e-mailアドレスをお書きのうえ、前田までお送りください。

■参考資料

 過去、3回のセミナーを是非、お読みください。
 また新景観政策の詳しい内容は京都市HP、反対運動や世論の動きは京都新聞をご覧ください。
 ・2006年7月「京都市中心部の新しい景観政策」セミナー記録
 ・2005年6月「歩いて楽しむ京都まちなか」セミナー記録
 ・2005年2月「町並み景観とまちづくりを京都で考える」セミナー記録
 ・2006年9月「看板・広告から見る都市景観の課題」セミナー記録
 ・2006年5月「景観法で都市は美しくなるかセミナー」記録
 ・美しい都市景観の新たな取組に向けて 京都府立大学 宗田好史 氏 講演録
 ・京都市都市景観課ホームページ
 ・京都新聞電子版「特集 新景観政策」
 ・京都市議会HP(平成19年第1回定例会)
    ただし議案は2007/5/02現在未公開


■見学会(終了しました)

見学会1 デザイン基準は機能してきたか?
       以前より類似のデザイン基準があった御所美観地区(2種)の見学会
       コーディネータ:前田裕資、3月10日12時

見学会2 職住共存地区とは?
       京都都心部本能学区、明倫学区見学会
       コーディネータ:中村伸之、3月10日12時

■主催

  都市環境デザイン会議関西ブロック


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