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技師会関連 |
先日会員の皆様にお送り致しました、平成19年度事業計画(案)・収支予算書(案)に関しまして、3月24日(土)の臨時総会の決議により、管理費の保険料科目を法定福利費(備考 雇用保険料)に変更したことを報告致します。
(社)日本放射線技師会の総会が近づいています。京放技では会員のご協力により無事定款改正を行うことができました。同様に、日放技会員としても表決・委任状の提出をして、会員としての義務を果たしましょう。これからも社団法人として技師会が社会的に認められるためには必要なことです。これからの技師の将来を見据えるためにも、皆さんの迅速な行動をお願いします。
異動の季節です。
勤務先や住所変更がありましたら、速やかに京放技事務所まで正確にTELまたはFAXにてご連絡お願いします。
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事業 |
会 告
社団法人京都府放射線技師会第60回通常総会のご案内
会長 轟 英彦
定款第20条第1項の規定に基づき、下記の要領によって総会を開催します。会員各位には、ご多忙中とは思いますが万障繰り合わせて御出席になられますようお願い致します。(尚、総会出欠はがきは4月27日(金)までに事務所必着)
記
日 時: 平成19年4月28日(土)16:00〜
会 場:第一三共株式会社 会議室
京都市中京区烏丸押小路上ル秋野々町 日土地京都ビル 6階
TEL(075)251-1216
*アクセス:地下鉄 「烏丸御池駅」 出口2番 徒歩3分
【総会次第】
開会の辞
議 事
1.議長選任の件
2.平成18年度事業及び決算に関する件
(1)平成18年度事業経過報告(総括報告及び各委員会報告)
(2)平成18年度会計決算報告
(3)平成18年度監査報告
3.その他
4.議事録署名人選任に関する件
閉会の辞
委任状(総会)の提出をお願いします。
総会の出欠届けの締め切りは4月27日(金)です。お忘れなく提出していただきますようお願いします。 |
報告 |
平成18年度 近畿地域放射線技師会 学術研修会報告
去る2月25日(日)クレオ大阪中央ホールに於きまして平成18年度近畿地域放射線技師会学術研修会が『被ばくの現状と低減技術』をテーマとして開催されました。当日は近畿2府4県より多くの会員が訪れました。プログラムにつきましてはすでに広報がなされていますので細かくは紹介しませんが、朝10時より近畿地域理事の播磨会長より開会の辞が述べられ最初に(社)日本放射線技師会の熊谷会長から『新公益法人化を見据えて』という内容で講演が行われました。
特に、職業発展のためにどうしても必要な新公益法人格。新公益法人格としての成果は次に列記するように確実に上がっている。
・ すべての放射線が使用可能に
・ 放射線管理士の登用
・ 医療法改正で機器管理の義務化
・ 放射線取扱主任定期講習機関の獲得 免許更新に応用
・ 医療被ばく管理者の立場確立のきざし
・ がん医療での放射線技師の重要性
・ 組織横断による各種認定制度
・ 国際認定制度の確立
・ 免許更新制と生涯学習システムの同期
その他、資格制度の政府方針と対応して生涯学習システム発足からシステム機能アップも進めている。ただし、早急に取り組まなければならないものに定款改正がまず第一にあげられ、次に政治活動が必要不可欠となる。と述べられ講演は終了しました。政治活動については公益法人として行政に参画する優位性は誰もが当然と考えられると思いますのでこれぐらいにして、次にテーマ講演として『医療被ばくの基礎』が近畿大学医学部附属病院の宇部 辰郎氏よりお昼まで行われました。昼からは文化講演として旅行エッセイストの石田ゆうすけ氏よりお話があり多くの雄大な画像と心にしみるエピソードが語られました。講演後には著書が販売され一人ひとりにサインを書き込まれすぐに完売されるという盛況振りでした。その後、各技師会よりパネリストを募ったテーマ講演が行われ、午後5時に次期開催地である京都府の河本副会長より挨拶があり、最後に大阪府放射線技師会の松本会長より閉会の辞が述べられ、プログラムの終了となりました。
毎年、参加して思うのですが京都府放射線技師会からの他府県への参加者がどんどん減ってきていると感じているのは私だけでしょうか?近畿においては多くの認定講習会やセミナーなど連携をもって行ってきている経緯があります。何かと忙しく過ごす毎日ですが、たまには近畿地区の多くの仲間たちと過ごす1日もけっして悪くないと思いますよ。次回は京都での開催となります、もうすでに準備のために執行部は動き始めています。皆さんにも何かと協力を要請すると思いますがなにとぞ快く引き受けてくださるようお願いします。
(文責 林)
「緊急被ばく医療基礎講座U(ホールボディカウンタコース)」受講して
京都府放射線管理士会 山根 稔教
3月3日に原子力安全協会主催の「緊急被ばく医療基礎講座U(ホールボディカウンタコース)」に参加してきました。京放技から開催をお願いしたこともあり参加者15名の内14名が京放技の会員の方で何とか面目が立ったと思います。参加された皆様ご苦労様でした。講習会の内容は、午前中は@緊急被ばく医療における線量評価についてのテーマで内部被ばくを中心にしたお話でした。内部被ばく線量評価には預託等価線量や預託実効線量を用いることが特徴であることを知りました。Aホールボディカウンタの構造と体内放射能の測定についてのテーマの講義ではその構造内容や種類、測定手順についてのお話でした。ホールボディカウンタについての知識は学生の時に教科書で見たかなという程度で精密型と簡易型とあるという基本的なことも知りませんでしたが、今回受講して少し知識が増えました。この後、午後からの実習の概要を聞いて休憩になりました。午後からは実習を行ないました。被ばく事故にあった被検者が来て内部被ばくを測定することを想定した実習でした。まず汚染拡大防止のため被検者の動線にろ紙を床にはりました。凹凸のあるところは、なかなか難しく良い経験になったと思います。あとαβ体表モニタ、簡易型ホールボディカウンタ、甲状腺モニタを実際に触って動かしてみました。最後に一連の流れをシュミレーションし模擬の内部被ばく線量を測定しました。この後、講義室に戻り、先ほどのデータを使って電卓をたたき内部被ばく線量評価を行ないました。今回この講習会に参加して、普段では体験できないことを体験しました。こうしたことの体験をより多くしておくことで、実際に緊急被ばく事故が起きた時、放射線管理士として少しでも活躍できるのではないかと思います。
放射線技師のための上級救命講習報告
去る3月3日(土)市民防災センターにおきまして平成18年度の上級救命講習が開催されました。京都府放射線技師会として4年目の開催となりますが今回も20名以上の参加者があり、私も更新をかねて参加しました。参加して驚いたのは、AEDの急速な普及により、ガイダンスの変更があり、以前受けた内容とかなり変わっていたことです。受講者カードに2年ぐらいで更新しましょうと表記がありますが、本当に更新は必要と考えます。せっかく身の回りの大切な人たちを助ける技術を取得したのですからサビ付かせることなく維持してゆきたいものです。これからも定期的に更新をしてゆこうと思います、今度は息子も一緒に参加できるかなあ?
さて今回も受講者の中から感想をいただいておりますので紹介します。
(文責 林)
「上級救命講習を受講して」
京都大学医学部附属病院 放射線部 前川 貴史
今回の講習では、多くの応急手当の処置の仕方を学びました。救命処置、止血法や搬送方法などあり、人を助ける上で必要不可欠な基本知識を学びました。
特に救命処置は自分自身のためにも役に立つ実習だったと思います。最初は講師の方が見本を見せて下さいました。内容は、反応の確認や、気道確保、人工呼吸、心臓マッサージと心肺蘇生法の手順を見て、次に自分自身やってみるという実習でした。講師の方が心肺蘇生法を行っている時はできそうな感じがしましたが、いざ自分自身やってみると全くできないことに気付きました。自分自身やってみて初めて分かったことが多かったです。例えば、人工呼吸時に胸が持ち上がるのを確認する、心臓マッサージ時での圧迫のテンポや、力の入れ方、AEDの使い方などです。
最終的には救命処置を1通り自分自身で行う試験があり、その時には1通りの流れや、次にすることが頭ではなく体で判断している感じがしました。
救命処置などいつどこで起こるか分からない事態に備えて、心肺蘇生法の手順やAEDの使い方など練習できた今回の講習はとても役に立つものだと思います。今後、もしそのような事態に遭遇した時は傍観者にならず、進んで救命処置ができる人になりたいと思います。
「上級救命講習を受講して」
H・N
3月3日に市民防災センターで上級救命講習を受講しました。講習では、救急の現場における救命処置、応急手当の必要性、有用性について学びました。
実技講習では、まず救急を必要とする現場における傷病者の対処方法、またその際の周囲への助けの求め方について、そして心肺蘇生法、AEDの使用手順について学びました。
救急処置、手当てを行うに当たって、いかに早く、順序良く対処することができるか、ということが重要になってきますので、そのためには、講習で学んだ手順で対処し、心肺蘇生法、AEDをいち早く実行しなければならない。また、AEDが普及してきている現在では、その使用方法を身につけておくことは必要である。その結果、確実に救急隊に引き継ぐことができ、生存の可能性も高めることができる。そして、技術、知識の向上のために定期的に講習にも参加していくことが重要であり、またそのような現場に遭遇した際は、勇気を持って対処することが必要であると思いました。
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