京都の師走を感じるもの
京都の師走を感じるもの
京都の師走
数週間前までは、澄んだ青空の下紅葉を楽しんだり、夜間拝観で幻想的な世界に酔いしれていたのですが・・・
街中は既にクリスマスツリーやイルミネーションが飾り着けられ、年の瀬を感じるようになってきました。
京都の師走の風物詩として、ここ南座のまねき上げも25日の朝には整い、今年は平成最多の69枚が飾られています。
盛り塩に込められたもの
まねきの長さは、一間(180cm)幅は一尺(33cm)です。昔ながらのものは、尺や寸といった単位が見た目や使い勝手に於いてしっくりと馴染むから不思議ですね。
美しさが大切なまねきは左右対称に仕上げることに神経を注ぎ、作業が終わると大勢の見物客と清めの塩をまかれます。
正面に置かれています口上の両脇には、一対の盛り塩が置かれていますが、「千客万来」や「期間中の無事」など人の想いが形にされた
張りつめたものを感じました。
京都の町名探し 中京区
ひとつ片付けたらまたひとつ ・・・ なにかと用事の多い師走です。年賀状といえばパソコンが主流になりましたが、京都の住所は長いので手書きは大変です。
書きながら面白い町名に遭遇すると、なおさらです。たとえば、当店のあります中京区を飲食店の視点で抜き出してみますと・・・
八百屋町 魚屋町 海老屋町 貝屋町 蛸屋町 米屋町 油屋町 塩屋町 昆布屋町 饅頭屋町
道具類といったことで、鍋屋町 壺屋町 樽屋町 桝屋町 と言った感じですが、いかがでしょうか?
天平大雲
こちらは、四条烏丸下ルに師走オープン予定のビルCOCON 烏丸です。
ビル側面の文様は、3階あたりまで覆われていますが、江戸時代からふすまや屏風に使われてきたもので、吉兆を表すものだそうです。
夜になりますと裏側からのライトで文様が浮かび上がりますが、京都らしいデザインのビルですね。