学問の神様 北野天満宮
京都の天満宮
北野天満宮
菅原道真公を祭神とする北野天満宮には、年間を通じて多くの人が参拝にこられます。
春を感じに沢山の人が初天神・梅花祭にいらっしゃいます。
親戚の子へ、合格祈願のお守りを発送される方が居られました。
学問の神様、あやかりたい人は年齢、季節を問わず数多し・・・
今にも動きそうな牛
天神さんは学問の神様として知られておりますが、もともと北野の地は農業神として雷神が祀られていた所です。
農業にとって"水"は欠かすことの出来ないもの。治水設備の整って無い時代には、まさに「苦しいときの神頼み」であったのでしょう。
日照り続きは農作ばかりでなく疫病の流行をもたらし、人々が必要以上に恐れたことも想像に難くありません。
真剣に雨乞いをすることは、形として自分たちの大切なものをお供えすること。農民の大事なもの= 牛 を差し出して神様をなだめ、雨を祈ったのだそうです。
風習そのものはなくなりましたが、今もなお境内には牛が祀られているということです。
北野天満宮の立ち牛
この牛は拝殿の上の欄間に立った姿を掲げられています。境内の牛はほとんどが横たわっており、立った牛は全国の天満宮でも珍しいそうです。
写真から分かると思いますが、立ち牛は他のものと比べて迫力がありました。
涙を浮かべ、前足で土をかき上げる姿に、悲運に終った道真公の生涯を重ね合わせてしまいます。
臥牛 (横たわった牛)
神牛は人慣れしているとでもいいましょうか、おだやかな雰囲気が漂います。
境内の牛は、常に参拝者撫でられているのでピカピカです。
天神さんには、牛にまつわる色々な縁起が残されています。