京都 伏見稲荷大社 『千本鳥居を通っておもかる石へ』
伏見稲荷大社
『お稲荷さん』の名で親しまれる商売繁盛の神
ここは伏見稲荷大社楼門です。
豊臣秀吉が母の病気平癒を祈願し、快癒したので寄進したものだそうです。 お稲荷さんと言えば、京都の観光名所
として広く親しまれていますが、当店におきましてはまさに商売繁盛を願う神様で、毎月1日には欠かさず御参りするのが喜の屋の決まりです。
拍手を打って一ヶ月を振り返り、心身共にリフレッシュ。改めて今月も頑張ろうと思うのです。
華麗な装飾
華麗な装飾をほどこした大きな社殿は、いかにも安土桃山時代へ向かう気風がみなぎり、稲荷造りと呼ぶ様式だそうです。
えも言われぬ曲線と線。それらに囲まれた社殿はいろんな角度から眺めても美しいと感じます。朱塗りの重厚な社殿に対比して、見る人の目をさらに釘づけにする細かな装飾 ・・・
昔の人に感心、そして技術を引き継ぐ今の人に感心。
商売繁盛の神は農耕神に由来する
お稲荷さんは商売繁盛の神として信仰を集めていますが、その起源は農耕神です。
そのことに由来する稲でしょうか? ひとつひとつの柄がとても細かくて実にきれいです。微妙なちからの入れ具合があるのでしょうね。
多くの方は、こんな細かなところまで目が届きにくいでしょうが 、神社仏閣のこういったものは、綿々と引き継がれていく迫力を感じます。
願いは届くか?
きつねの顔を寄せ合うように出来上がった環。
近くの小石を拾いあげて、この環を通すと願いごとが通じるとか。 さっそく小石を探し、拾っては投げ、投げては拾い・・・
これがけっこう難しいのです。
さて、夢中になりすぎた私のお願いは何だったっけ?
千本鳥居
お稲荷さんはご神体山として全体が信仰の対象です。
「鳥居を通る」→「願いが通る」の語呂あわせから諸願成就を祈願して、また、願いが叶えられたことに感謝して
鳥居が奉納されるようになりました。鳥居には名前や住所が刻まれていますが、京都近郊に留まらず、全国各地から奉納されているのがよくわかります。
中には近鉄バッファローズの梨田昌孝なんていうのもありました。
おもかる石
千本鳥居をぬけ、右手の奥に進むとおもかる石があります。ここでは、願い事を心に思いつつ、上の部分の石を持ち上げ・・・
思っていたより軽く感じたならば願いは叶うとされています。本人の気持ち次第といったところですので、より身近に神様が感じられる場所といったところでしょうか。