京都 頂法寺六角堂のへそ石
六角堂
頂法寺六角堂
頂法寺六角堂縁起によりますと・・・
『聖徳太子が四天王寺を建立するにあたって、その用材を求めて森に囲まれたこの地を訪れました。中に入っていくと清らかな水の湧く池があり、
太子は早速衣服を脱ぎ捨て、池に入りましたが、太子の持仏を取ろうとすると、像をかけていた枝から重くて離れません。
これは不思議な大木、本尊がここで衆生に利益を乗れたまわんとの暗示に違いないと考え、御堂を建立し像を安置しました。』
とあります。その後、 平安京造営に際し、寺が道路につき当たり移転せざるをえなかったのですが、
太子建立の寺をそう簡単に移すこともできず、本尊に「此処に住まわんとおぼし召すならば、南北のいづれかに入り給え」
と念じますと、黒雲が寺をつつみ、雷が大木に落ち、すさまじい地響きとともに5丈ほど北へ自然に建物ごと動いたといいます。
大木の下からは、円形の小さなくぼみのある石が出てきました。建物は動きましたが石が道の中央に顔をだし、これがまた妨害になりました。
よく見ると人のへそのように思え、勅使は「ここが都の中央に位置するのではないか、これは都のへそ石だ」
といってそのまま手をつけず道路をつけたといいます。
六角堂のへそ石
先日、ご近所の方が来店頂きました時のお話を少し。
娘さんとお母さんのお二人で来られたのですが、久しぶりにお話ししますと、国際結婚をされて、娘さんは現在スイスに住まわれているとのこと。
昔から知っている方でしたので、よく思い切って外国に住む気になられたと思い、決意のほどをお聞きしますと
「京都以外に住むんやったら、国内でも外国でも一緒かな・・・」と答えられるではありませんか。
「京都は日本の中心地」といったへそ石のようなお話?は、京都人のプライドが語らせるのか、いろんなジャンルの方から耳にします。
六角堂 わらべ地蔵
お地蔵さまは、特にちいさな子供を守っていただく為にこのような姿をされているそうです。
カラフルなお地蔵さんにびっくり!
六角堂 一言ねがい地蔵
このお地蔵さんは、少しだけ首を傾げられています。
御参りに来られた方の願い事を叶えてあげようか、どうしようかと考えておられる姿だとか。
あなたの願いをひとつだけ、そっと打ち明けてみては ?