明けましておめでとうございます。 昨年は色々とお世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いします。今年も皆様にとって,又世界にとつても平和で良い年になりますようにお祈り致します。 平成十五年元旦


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平成15年1月分

 



師走

一年の経つのは早いものである。もう一年の最後の月になってしまった。

特に何も変わった事はないが,12月は気分的にセカセカとした気持になる。何かに追われているようだ。

毎日,木枯らしが吹いて寒い日が続く。遠くにみえる西山の方には白く雪の積もるのが見られる。

京都の日本海側 内陸部には既に雪がつもつている便りを聞く。これからは当分厳しい冬が続く。

景気も底冷えで,デフレが進行しているのを身をもつて感ずる。民間会社の給料の減給,ボーナスカットの新聞記事をみる。

一方では景気低迷を起こさせ,改革が達成するまで辛抱を強いる元凶・首相並びに議員連中,官僚達の減給の話題は聞かない。

デフレになって今までのどうりの給料をもらっていれば生活は安泰し,裕福な毎日なのだろう。

彼等にとっては何も慌てる事は何一つも無い,自然に景気回復を待てばそれで良いと考えているのかも。

自分達を選挙で選んでくれる人たちには日ごろ充分なことをしているから,そして後援会組織をガッチリ維持しているから

何一つ心配することは起きない,慌てる事も無い。

それよりアメリカからの圧力を如何に身をかわすかに汲々としているようにしか見えない。

自分の身の可愛さから国民の意思とは裏腹にアメリカのご機嫌をとるため,イラクへのイージス艦派遣を決め実行に移している。

無料ではイージス艦の派遣はできまい。派遣には国民の税金から莫大な金額が供出されていると考える。

そのイラクに対して国連の査察中にも拘わらず,既に10万人からの兵士達を周辺諸国に英米が派遣している。

英米は国連をどのようにかんがえているのだろうか。

国連本部がアメリカの二ュ-ヨークに有れば国連を自分の手足のように使う事ができるのであろう。

ブッシュに率いられたアメリカに世界が振り回されているブッシュの野望でもってアメリカ国内の対イラク戦争に反対する意見も

反愛国主義者,反アメリカだとしてアメリカ国民を押さえ込んでいる。 でもそのようなことがいつまでも続く筈がない。

アメリカの良心が目覚め ブッシュを倒す日が必ず来ると信ずる。信じたいものである。

「うすのろブッシュ」と呼ぶ人があっても,まさかあの立派な大統領に失礼な事を言うとは世界の誰もは思わない。

チャップリンが演じた地球儀の風船をもてあそんでいるヒットラーとブッシュが二重写しに見えてくる。

ヒットラーは自分の意志で行動していたが,ブッシュには後ろで操る兵器産業 石油産業の影か゛チラチラ見えてくる。

第二次大戦後の地域紛争例えば 朝鮮戦争 ベトナム戦争など代表的な戦争には全部アメリカが関与してきた。

それも定期的に起きている。アメリカの兵器の在庫量が多くなってきた頃に起きているように思える。

いつも相手からの侵略とかなんとかの名目で,アメリカが「正義の鉄槌」でもって行動してきた。

過去の戦争は全部といってよいほど米ソ大国の代理戦争的様相も感じられる。

いつも泣いているのは,犠牲になっているのは戦場化された国の一般国民・庶民達だけである。

今回の対イラク戦争 対北朝鮮問題 全てその国の国民のことに関し,アメリカは念頭に無いのか,又は極めて少ない。

イラクのフセインを育てたのも,北朝鮮の金正日を育てたのも米ソ対立時代で,全ては米ソに責任がある。

なんとか早く平和な戦争のない時代が来てほしいものである。

韓国のノーベル平和賞受賞者金大中大統領の太陽政策を引き継ぐ盧武鉉次期大統領の北朝鮮政策に期待したいものである。

盧武鉉の提唱するアメリカとの不平等条約解消 アメリカ軍の長期駐留問題も日本にとっても差し迫った問題である。

日本はあまりにもアメリカ一辺倒になりすぎている。自分の位置が判らなくなっている。

小泉首相も盧武鉉次期大統領と同じような政策がなければ,いずれ国民から見放す時期が来ると思う。

韓国の盧武鉉次期大統領の出現に新しい新鮮な希望の芽を感じる。






大岡裁き,手を離すのが真の母親の情だろう、と。


12月5日の天声人語より 

 大岡裁きを思い浮かべる。

自分の子どもだといって争う2人の「母親」に子どもの手を引っ張らせて奪い合いをさせる。

痛がって泣き叫ぶ子どもを見て、一方が手を離してしまう。もう一方は勝ちを喜んだ。

ご存じのように江戸町奉行大岡越前守の裁定は逆だ。手を離すのが真の母親の情だろう、と。

 道路公団の民営化をめぐって委員会で綱引きをさせる。

劣勢だった道路建設推進派が引き戻そうとする。

その背後で引っ張って加勢するのが自民党の「道路族」であろう。長年の「惰性」が培った力は強力だ。

 このところ小泉政治の手法は、そうやって引っ張り合いをさせて、見守る場面が目立つ。

引っ張り合いになれば、歴戦のつわものがそろった抵抗勢力のことだ。

従来型の政治の土俵に引きずりこんでしまう。

 そこで小泉裁きはどうか。大岡裁きとは違って、結果をそのまま受け入れてしまう。

そうなりがちではないか。それとは逆に大胆な決断で驚かされることもある。

日朝首脳会談がそうだった。

 イージス艦派遣はどうか。これも久しく綱引きされてきた争いの種だった。

ところが、こちらは綱を断ち切るような「裁定」である。静観と決断と。その絡差が大きい。

これを小泉政治の手法というなら、危うさを感じざるをえない。

 去年の流行語大賞は「小泉語録」だった。

あのころは言葉に勢いがあった。小欄でも受賞を祝福し、今年も受賞したら喜んで脱帽するつもりだった。

そうはいかなかった。



委員会を設置していろいろと論議させ結論を出させるのが,小泉首相のやり方である。田中前外務大臣がイミジクモ話していた。

外務省の改革を大いにやってくれと話され,一方でやろうとすると官邸からスカートを踏まれ前に進めなかったと。

小泉首相は威勢の良い事ばかり言い,外見は良いが中身がともなって来ていない。自民党をぶっ壊しても改革すると,

だがそのトリックが国民に次第に分かつてきている。「丸投げ」内閣で本心が見えないか,ないのか。

判ったのは変人ではなく至って常識的で自分の身の処世術に長けた人物であることだ。





医師の倫理は厳しく問われる。
 

12月6日の天声人語より 


 先日81歳で亡くなった米国の哲学者ジョン・ロールズ≠ヘ「正義」について考え続けた人だった。

「20世紀後半最大の哲学者の死」と悼む人も少なくない。

 ブッシュ米大統領がしばしば口にするような「正義」とは違う。

「正義は我にあり」といった議論ではなく、すべての人にあてはまる正義とは何か、をロールズ≠ヘ論じた。

考えてみれば、いまの世の中には一部にしか通用しない小さな正義が多いのではないか。

 知識を「占有」する専門家集団は、しばしば自分たちの側に正義があると思い込みやすい。

官僚、医師、弁護士、それに私たちメディアの人間も心しなければならない点だろう。

殺人人容疑で医師が逮捕された川崎協同病院の事件も、医師の側にそうした過信がありはしなかったか。

 いわゆる殺意があったかどうかはともかく、死を招く行為であることはわかっていての一連の処置だったらしい。

他の医師との相談も十分とはいえなかったようだ。

そうした状況の下、自分の判断で人を死に至らしめることへの畏(おそ)れはなかったのだろうか。

逮捕の妥当性の論議は別にしても、医師の倫理は厳しく問われる。

 ロールズ≠フ正義論の核心の一つは、最も不遇な人々のためになるかどうかという発想だった。

「最大多数の最大幸福」を求めるのではなく、少数派や弱者の立場を尊重することだった。

この事件でいえば、患者やその家族が弱者であろう。

 いつも弱者の側から考えてみる。

医師に限らず、強い立場にある者のつとめだろう。それなくして正義を語ることはできない。





パソコンは恐ろしい。この記事を書いている時に突然ウイルス対策の「ノートン」のRescu DisKが動き出しフリーズを起こす。

起動してみると,文字化けが一斉に起きている。よからぬハッカーの仕業か自分の誤操作によって発生したものかどうかわからない。

パソコンへのウイルスは犯罪行為である。ハッカーするのも同じく犯罪行為である。

さらにサーバー内の関係者による操作ならば極悪犯罪である。

パソコン知識の豊富な人にはその自覚が薄い,犯罪意識は全く皆無である。

パソコン知識の豊富な人からポロと滑らして聞いた言葉として,自分の不満のはけ口にパソコンの犯罪行為がされていると言う話である。

その時にその人に問い返した,世の中が不満があるからと言って殺人が許されるかと。その人の返事としてそれとは話は別だと言う。

世の中犯罪行為がわかっていない人が多くいる。それが医者となれば全く始末におえない。

弱者に対する立場を理解出来ない人は医者には不適当である。





イラクとアメリカの間に立つ国連がどうさばくか。
重要な時点にさしかかる。




12月10日天声人語より 


 日本の国土より広いイラクで数十人が大量破壊兵器の所在を探す。

たいへんな作業だろう。

しかもイラクは「ない」と公言して膨大な資料を国連などに提出した。

本当は「ある」のだとしたら、周到な隠匿をしたに違いない。

 高性能機器を使っての捜索だ。

そうした「物」探しとともに、情報も決め手になる。

素朴に考えて、人から入るのが突破口の一つだろう。

「ある」とすれば兵器開発や製造にかかわった大勢の人たちがいる。

隠匿にかかわった人もいることだろう。そこから探っていく。

 亡命したイラクの科学者が貴重な情報を提供した例もある。

「亡命者の情報は90%がくずだ」ともいわれるが、後の10%には宝石も紛れ込んでいる。

その宝石の一つが、イラクの核開発に携わったというK・ハムザ≠セ。

 94年に米国に亡命した彼の著書『рヘサダム・フセインの原爆を作っていた!』(廣済堂出版)に詳しいが、

命がけの脱出を獅ンた彼も最初は米国情報機関CIAから相閧ノされなかった。

「くず」だと見られて亡命に失敗するところだった。

 そのハムザ≠ェ「亡命者はサダムのアキレス腱(けん)だ」と語る。

確かに離反者が増えれば情報が豊かになるだけでなく体制が内部から崩れていくきっかけにもなる。

米国はその働きかけを強めている。しかし、そう簡単ではない。

 米国が前面に出れば出るほど、イラク内部の「反米」が強まる。

離反へのブレーキにもなる。

米国とイラクとが直接向き合うと事態はこじれるばかりだ。

間に立つ国連がどうさばくか。重要な時点にさしかかる。



天声人語を書かれている方もアメリカと国連は別の考えのようだ。今の国連がアメリカのニューユークに国連本部を置き,

アメリカの意に反した行動が取れるかどうかだ。今のアメリカだと国連を他の国に移すと言えば多分アメリカは脱退するのではなかろうか。

国連の前に作られた国際連盟にはアメリカは加入せず、その機能が発揮できなかった。

今回の国連はアメリカの手足のようなものにしかみえない。今までがそうである。

国連軍というものの内容はアメリカ軍である。

今回の対イラク戦争ではアメリカの思いどうりに行くかどうかである。昔のようには行くまい。

情報手段が特にインターネットが出゙き,24時間のテレビが放送されるようになれば,

各国民の情報量が豊富になり的確な判断ができるようになってきている。嘘はなかなかとうらない。

ブッシユがアメリカ大統領になってから,二ュヨークの9.11テロが起き,アフガン戦争があり,そして対イラク戦争と同時進行で

北朝鮮の制裁による重油凍結。これではこの寒い時期に北朝鮮も怒るのは理解できる。

あまりにも勝手気侭なことをアメリカはしすぎてていると思いませんか。






たとえ戦争が起きたとしても、
戦後の復興に力をふるってほしい」と。



12月17日の天声人語より 

 「日本は素晴らしい国ですね。戦争をやってはいけないという法律があるそうですね」。

湾岸戦争後のヨルダンで難民救援活動中に被災者から聞いたこの言葉が忘れられないとケン・ジョセフさん(45)は語る。

 ロンドンで11撃ノ開催されたイラクの反体制派の会議に招かれたジョセフさんは、日本の戦後復興について報告したという。

とくに平和憲法について力説したそうだ。

イラクにも米国、日本にも関係の深い彼はイラク情勢に強い関心を抱いている。

 ジョセフさんは少数民族のアッシリア系で、祖父母はイラクに住んでいた。

1917年のイスラム教徒による大弾圧で米国に亡命したという。

父は日本復興の力になろうと戦後すぐ来日、ジョセフさん自身は日米を拠点に長く被災地救援活動などをしてきた。

 「フセイン後」のイラクについてこの週末、反体制派が再びロンドンに集まって論議した。難題が多い。

第一、反体制派らによるフセイン政権打倒ではない。米国頼みである。

といって「フセイン後」に米国が前面に出すぎては困る。しかも反体制派は四分五裂の状態だ。

 そんな情勢を見ながら、ジョセフさんは「日本はイラク攻撃に参加しないでほしい。

たとえ戦争が起きたとしても、戦後の復興に力をふるってほしい」と。

 戦争に加担しないことで、やりやすくなることがいろいろある。

中立の立場からの外交そして戦後の救援、復興もそうだろう。

海上自衛隊のイージス艦がきのうインド洋に向けて出発した。

ジョセフさんの願いとは逆方向に事態は動いている。



日本は戦争放棄を憲法でうたっている。だから日本は戦争には参加できないはずである。

それにも拘わらず国民の意思に反し,イージス艦をイラク方面に派遣している。これでは戦争参加と同じである。

一旦自民党だけでなくどの党も多数党になれば,全てのことに対して国民から白紙委任状をもらったように行動している。

既に日本にイージス艦も四隻も作られているようだ。そんな無駄なお金が何処にあつたのだろう。

戦争放棄した国に何故に四隻ものイージス艦が必要なのか。いずれ古くなり,二束三文にパソコン同様捨てられる運命にある。

何億円もする船がである。それを維持するためにもお金が必要であろうに。

ロシアも中国も昔のままではない。世界と仲良くしている。にも拘わらずアメリカのブッシュがならず者国家として

イラク イラン北朝鮮 シリアと敵対国家を作り上げている。冷戦後の世界に戦争をあおっているしか思えない。

世界がこのような人によつて指導されるならば,いつまで経っても平和はやってこない。






「386世代」という言葉が韓国では
よくつかわれる。




12月21日の天声人語より 


 「386世代」という言葉が韓国ではよくつかわれる。

30歳代で80年代に大学生活を送った60年代生まれのことである。

この世代がいまの韓国社会の中核になりつつあり、今後の韓国のかぎを握る世代といわれる。

 80年代、ソウルにしばらく滞在したことがある。

街には催涙ガスのにおいが立ちこめ、学生街は「反権力」の熱気にあふれていた。

多くの学生が政治のことを真剣に考え、論争していた。日本の60年代を思い起こさせる風景だった。

 その世代が社会のあちこちに散らばり、新しい層をつくり始めた。

社会全体に世代交代の波が押し寄せている。

こんどの大統領選で盧武鉉の勝利もそんな世代交代の波に乗っての勝利だった。

 2、3年前に韓国で「変えろ」という歌が流行した。

「みんな正気じゃない/みんな狂い始めている/誰が信じられる」といって始まり

「すべてを変えろ、変えろ、変えろ」と「変えろ」が何度も繰り返される(アン・ヨンヒ『シナブロ』小学館)。

変化を望む若者の気概を代弁した歌だった。

 大統領選では「政治改革がキーワードだった」と語る韓国のある大学講師は

「ゆるやかな左翼と呼べる広範な学生達が候補を支援し

インターネットで活発な運動をした」「肩に力が入らず、官僚臭がない点が若者に受けた」と。

一昨日から昨日にかけて、学生街は喜びにわいたらしい。

 新しい大統領は日本風にいえば戦後生まれで、韓国風だとハングル世代である。

世代交代の波に乗って、政治改革をどこまで進められるか。お手並み拝見である。



韓国の次期大統領に対して改革が何処まで進むか,お手並み拝見とはさめた見方である。

私は大いに期待したい。韓国の一般国民を代表してアメリカに対等に渉ろうとする気迫に対して尊敬する。

日本にも早くこのような首相が出てきてほしいものである。

今の日本は江戸時代末期,無理やり開国をせまられ,不平等条約に泣いた時代と同じである。

アメリカとは対等で有らねばならない。歴代の首相は余りにも卑屈である。

飼い犬のように首相になれば先ず始めにアメリカ詣でである。

是非日本も韓国と共に,より一層に仲良くしアメリカに対応すればよい。中日韓が連携し,アメリカの横暴があれば

諭す役目が十分に果せる力がある。東アジアが結束すればアメリカも北朝鮮に対してのような無理難題も

言ってこないだろう。北朝鮮と韓国は同胞であることを今の日本は忘れているようだ。





アフリカのザンビアにいる
非政府組織(NGO)の「難民を助ける会」



12月25日の天声人語より 


 いろいろなクリスマスがある。

アフリカのザンビアにいる非政府組織(NGO)の「難民を助ける会」、平野敏夫さん(41)のイブは、

現地で活動する他のNGOメンバーらと食べ物を持ち寄ってのささやかなパーティーだ。

平野さんは手製のスモークチキンを用意した。25日は休まない。休んでいる暇がない。

 平野さんのいるザンビアのメヘバには隣国アンゴラからの難民が約4万人住んでいる。

その人たちがまもなく故郷に帰ろうとしている。しかし、荒廃した故郷は地雷だらけだ。

「助ける会」は、その人たちに向けて地雷教育をしている。

 アンゴラは、世界で最も長く悲惨な内戦を続けてきた国の一つだ。

75年の独立以来、戦火がやむことはほとんどなかった。

冷戦期には政府側にソ連、反政府側に米国がつき、代理戦争の様相を呈した。

たびたびあった和平の機運は頓挫を繰り返した。

 今春ようやく和平が成立し、難民も雨期明けの来春、本格的に帰国を始める。

30年近く内戦が続いた国土には、一説では1500万個の地雷が埋められている。

11喧魔ノは「国境なき医師団」の車が被害に遭い、7人が死亡したばかりだ。

 長く難民生活を送っている人たち、とりわけ子どもは地雷についての知識が乏しい。

「助ける会」は、絵を使って被害防~の教育をしているが、人材と資金の不足がつらい。

「人とお金次第で一人でも犠牲者を少なくすることができるのですが」

 平野さんは、この年末年始、元日だけ休んで活動する予定だ。「餅が切れて、休みなしの正月になりそうです」




地道に世界の果てといわれている国で活躍している人たちがいる。米ソの対立構造が世界の果てまで

影響している。世界はいまアメリカによって支配され,影響を受けている。そのアメリカの大統領にブッシュが

なっている。好戦的な人物である。カーター元大統領のような温和な平和を愛する人物が早くアメリカ大統領として

出てきてほしい。アメリカ人しか大統領を選ぶ権利がない。

でも世界の人々に影響を与えている事をアメリカ国民は理解しているのかと疑問に思う。

アメリカの選挙には,想像だが日本以上のカネと組織が動員されているのではないかと思う。

身近なことだけで世界の指導者を選んでもらうと困る。

アメリカ国民も世界の指導者を選ぶ気持でもって大統領を選んでほしいものである。

世界の見えないところで大国の影響を受けている人たちが沢山いることを知って欲しい。





米タイム紙の年末の表を飾る「今年の顔」



12月28日天声人語より 


 30年がガンジー、38年がヒトラー、そして40年チャーチル、41年ルーズベルト、42年スターリンと続く。

米タイム紙の年末の表を飾る「今年の顔」の面々である。

 大西洋横断飛行に成功したリンドバーグの27年が最初で、戦後は歴代米大統領らに加えて69年の「中流階級」、

82年の「コンピューター」などの変わり種も登場した。

昨年は9月11日のテロ発生の影響でニューヨークのジュリアーニ市長、

今年は意表をつく選定だった。 女性3人が並んで「告発者たち」のタイトルがつく。

9月11日同時多発テロ以前に不審者の指摘をしたのに握りつぶされたFBIのC・ローリーさん、

大企業の会計の「不正」を内部告発したエンロンのS・ワトキンスさんとワールドコムのC・クーパーさんである。

 いずれもたいへんな重圧下で組織のトップに訴えた。

そして適切な処理をしてくれることを願った。しかし幹部からは冷たいあしらいを受けた。

3人とも後にマスコミの脚光を浴び、称賛をされたが「祝福される気分ではない」。

 3人とも「内部告発者」といわれることに抵抗があるという。

「やるべき仕事をしただけのことである」3人とも女性であるのは、たまたまのことだと彼女らは思っている。

ただローリーさんとクーパーさんは、育児や料理を引き受けてくれる専業主夫がいる点が共通していた。

 昨年から米国は揺れ続けた。

テロの標的になっただけでなく、世界に誇る大企業が次々と倒産し、内部の弱さを露呈した。

しかし自浄機能という強みもあることを3人の女性が示した。





表紙に内部告発者を選んだ米タイム紙のような雑誌が発行されているアメリカはまだまだ捨てたもので゙はない。

さすがにアメリカだと言いたい。好戦的なブッシュが嫌いで,アメリカと言う国は素晴らしい国だと思う。

あれだけ広い土地に雑多な人種が移り住んだ国だから色んな人たちがいて当然である。

前回の接戦だった大統領選挙でゴア氏が当選していれば,今の世界状況はどうなつていたかと思う。

小泉さんが他の人が首相になっても世界はさして変っていないと思う。日本の経済情勢も違っているかもしれない。

ただ日本だけの影響では世界への影響力は小さい。だか゜いずれ世界にも影響を与える首相の出現を待望する

二年後の大統領にはブッシュと違った人物がえらばれることを願う。世界平和安定のために。






湾岸戦争のあとのイラク


12月30日の天声人語より 


 「子どもたちに会えるかどうか」。

そんな思いを抱きつつ、フォトジャーナリストの豊田直巳さんは今年3度イラクへ旅した。

窓際のベッドで母親に抱かれていた12歳のアハマド君。

日に日にやせていった8カ撃フフスニーンちゃん。

5年前の訪問でカメラに収めた子どもたちは重いがんや白血病にかかっている。

 湾岸戦争のあと何度かこの国を訪れ、ふつうの人々の姿を追ってきた。

ここ数年の被写体はもっぱら子どもたちである。

95年ごろから白血病やがんが目立ち始め、バグダッドなどの小児病院には専門病棟も設けられた。

 湾岸戦争で米英軍は300トン、100万発の劣化ウラン弾を
多用したといわれている


原発などで核燃料を製造する過程で出る放射性廃棄物を利用した劣化ウラン弾は

戦車の厚い装甲板を貫く力がある。

標的に当たった弾は、芯の放射性物質もろとも微粒子となって空中に飛び散っていく。

 湾岸戦争からもどった一部の米兵に体調不良がつづき、劣化ウラン弾が疑われた。

各国のNGOや研究メたちが劣化ウラン弾の使用禁止を訴えているが、

米国はもちろん、世界保健機関(WHO)もいまのところがんとの関連を認めていない。

 フォトジャーナリストの森住卓(たかし)さんも、やはりイラクで取材をつづけている。

春に出版された森住さんの写真集「イラク−湾岸戦争の子どもたち」(高文研)を開くと、

おなかが丸くふくれた子や、髪のない子が悲しみをたたえた瞳を向ける。

 国連の経済制裁で病院の医薬品は不足している。

墓地に小さな墓標が増えつづけている。





湾岸戦争を起こしたのも父親のブッシュ大統領て゛あった。そこで今回又子供のブッシュがイラクで戦争を起こそうとしている。

好戦的性格は遺伝するものなのか。今回は必然性がずーと湾岸戦争時より少ない。反対の世論がアメリカは元より世界中至る所で

戦争反対意見が多い。仮に勝ったとしても大勢の罪のない庶民たちがむざむざと亡くなってゆく可能性が高い。

高性能の爆弾は以前より病んだ後遺症の人たちを大勢つくることになるであろう。

イラク内での内戦に持ち込まなかったらフセイン氏は生き残る。ただ撃たれるのをフセイン氏は呆然として待ってはくれないだろう。

もし内戦になればアメリカの若者も多く亡くなる可能性が大きい。第二のベトナム化する可能性もある。

ブッシュさん,貴方が戦争やりたかったならば,まず第一線で指揮をとり戦ってください。!

安全な米国国内から命令を出しているだけでは戦争の苦しみがわからないと思います。

是非前線に出て戦ってください。フセインも前線にいるではありませんか。!

アルカイダのビンラディンは今も生き残っています。アラブの反感は今より以上に高まり,テロはずーと後を絶たないでしよう。

ブッシュは大統領を止めればそれですむ。だが不安定な物騒な世の中がずーとのちのちまで続くのです。

キリスト教のローマ法王 イギリスの法王も戦争反対の声明をだしています。

神にそむいてもブッシュさん貴方は戦争をしようとするのですか。?!




戦争と平和そして世論

対イラク戦争が英米軍を中心に今年の初め頃に始まりそうな気配である。

石油を狙っての戦争の様相である。世界の誰もがブッシュの言うようなテロを撲滅するためとは思っていない。

持て余した武力を頼っての石油欲しさの戦い・侵攻が始まろうとしている。

世界の誰もが悪いことだと知りながら見過ごさざるを得ない。

ドイツ フランスは戦争に反対乃至消極的。 ロシア 中国も賛成はしないだろう。日本は60%から70%の国民が

反対の態度を示してしているが,政府として反対の態度をはっきり明確にしていないから,

世界から英米に次いで賛成しているように思われている。

戦争か平和のどちらかをせんたくするかは世論の高まりしかない。世界の戦争反対の世論が絶対多数いる中ではブッシュも思ったようには

戦争は続けられない筈である。誰もが願ってやまない平和を求めるにもかかわらず戦争が何故に初じまろうとしているか。

戦争好きの指導者に対し絶対多数の世論が反対すれば戦争は止めざるを得ないだろう。

ベトナム戦争も世論の後押しでアメリカはベトナムから撤退している。今では大勢の観光客がベトナムに訪問している。

ベトナムにとって,今となると何のための戦いだったかが判らなくなってきている。戦争は愚かなことである。

長い歴史の視点から見るならば当時の為政者のエゴで行われているだけのことである。どの時代てもそうであったが,

それで被害を被るのはいつも庶民・被支配下にある人たちだけであった。それの繰り返しが歴史そのものである。

為政者のエゴを止めるには世論の高まり以外ない。為政者は戦争がしたいために色んな理由をつけ、嘘もつく。

そのような言葉にはまどわされたらいけない。戦争は人間にとって絶対悪である。

人間は弱肉強食のどうぶつではないはずである。




「封じ込め策」不快感を示す韓国次期大統領

2月25日に韓国の新大統領に就任する盧武鉉氏は31日,米国がまとめたと報じられた北朝鮮に対する「封じ込め」政策に

ついて「北をコントロールしたり,屈服させたりできる手段なのか懐疑てきだ」と述べた。

盧氏は米国が封じ込め政策を正式にまとめたかどうかの情報を得ていないと前置きしつつ「米国は全ての処置において

韓国の意見を最優先に尊重しなければならない。

米の対北処置が成功しようがしまいが米国民に利害関係はないかもしれないが,韓国には死活問題だ」と不快感を示した。


小さな記事で元旦の新聞にのっていたが,アメリカは世界が自分の国が太陽の如くで自分の周りに世界各国がいる如き

振る舞いである。北朝鮮問題は韓国が一番影響がある。そしてその次は日本だ。その日本の首相はアメリカ様サマである。

何も言わない。アメリカのイラク攻撃に対する変化球とも読んでいるのか。でも「封じ込め」政策は北朝鮮の庶民にとって死活問題である。

韓国と北朝鮮は同じ朝鮮の人たちで同朋である。親戚もいるだろうし,友達もいることだと思う。

アメリカのような突き放したことは出来ない。EU諸国の国々が北朝鮮と国交回復しているにも拘わらずに近くの韓国 日本が国交

回復できないのはどうしてか。したくとも出来ないアメリカとの関係が有るのか。

北朝鮮と国交回復すれば自然に金正日態勢は崩壊するくらいは政治の素人でもわかる。

拉致家族も北朝鮮の子供達と自由に会える。今の日本の政府も悪い。アメリカは世界最大の突出した武器商人の国(63%)

次は英国 ロシア フランスと続く。米英が戦争したがるのも納得だ


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