2007年4月の新着情報

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4月29日　今週のちょっとした情報
- きょうははじめての、昭和の日。今年から施行された「国民の祝日に関する法律」の改正によります。11月3日を「明治の日」にしてもよいとは思いますが、古本まつりは「文化の日」が似合うのでこのままでよろしいかと。
- 今度の改正で、来たる５月４日が「みどりの日」として祝日になります。これにともなって、「国民の休日」をさだめた条文は廃止になるのかと思ったら、どっこいまだ残っています。2009年9月22日が（おそらく）直近の国民の休日のようです。その時は、土曜日を含めて５連休になります。（昔、トリビアの泉で紹介してました）
- それと気になるのが、5/4の祝日化にともなうＧＷ中の振り替え休日の扱い。あらたに改正された条文では、
  「「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする」
  なので、来年5/6は火曜日ではじめて振り替え休日になります。（再来年は、5/6が水曜日ではじめて振り替え休日になります(^^)）
- 明後日から、京都市勧業館で「春の古書大即売会」が開催され、小店も参加します。今回は、禅関係の読み物が新入荷ですが、それほど多いわけではありません。また、30周年記念でグッズ配布とかいろいろと催しがございます。どうぞお楽しみに。
- 今回紹介の東本願寺出版部の本は、いずれも字が大きい（読み易い）。行数・字数・字の大きさから言って、ソフトカバー相当と思います。そもそも「ソフトカバーの字組」などという決まりはないのですけど、不自然さは否めないです。
4月29日　今週の新刊

タイトル	神会
サブタイトル	敦煌文献と初期の禅宗史
シリーズ名	唐代の禅僧２
著者	小川　隆
発行所	臨川書店
定価	本体価格2,600円（税込定価2,730円）
判型・頁数	Ｂ６判　ハードカバー　261ページ
解説	伝記ではない。生没の考証も巻末の年表もない。敦煌で見つかった禅宗文献の中にある「神会」の思想を、その前後、「初期禅宗」から「馬祖禅」への思想の断層を解く鍵として読む。

タイトル

日本の古代社会と僧尼

サブタイトル

　

シリーズ名

日本仏教史研究叢書

著者

堅田　理

発行所

法蔵館

定価

本体価格2,800円（税込定価2,940円）

判型・頁数

Ｂ６判　ハードカバー　196ページ

解説

律令期から平安朝にかけての僧尼に対する支配の移り変わりをその法令と「日本霊異記」を合せ読み、明らかにする。

　

タイトル

親鸞聖人に学ぶ

サブタイトル

　

シリーズ名

　

著者

一楽　真

発行所

東本願寺出版部

定価

本体価格1,500円（税込定価1,575円）

判型・頁数

Ｂ６判　ハードカバー　243ページ

解説

大垣教区主催の真宗入門講座のテープ起こし。人間・念仏・本願・信心・生活の五回。

タイトル

わが心の歎異抄

サブタイトル

　

シリーズ名

　

著者

今井雅晴

発行所

東本願寺出版部

定価

本体価格1,400円（税込定価1,470円）

判型・頁数

Ｂ６判　ハードカバー　213ページ

解説

「同朋」連載の記事。後半は、唯円と歎異抄について。

タイトル

地獄と極楽

サブタイトル

その現実的意味

シリーズ名

　

著者

稲城選恵

発行所

法蔵館

定価

本体価格1,000円（税込定価1,260円）

判型・頁数

Ｂ６判　ソフトカバー　126ページ

解説

タイトルはその第一章から取ったものであるが、地獄と極楽の定義をしているのではなく、その実際的な意味役割を示しながら、現代の信仰事情を批判する。

4月21日　今週のちょっとした情報
- 臨川書店から「唐代の禅僧」全12巻が、刊行されます。ラインアップは、慧能・神会・石頭・百丈・い山（さんずい＋為）・趙州・洞山・臨済・雪峰・曹山・雲門・法眼です。定価は平均2800円、２ヶ月に１回の配本ペース（完結まで２年）、第一回が4/25「神会」（小川隆）2730円、第二回が６月に「慧能」（田中良昭）、の予定です。全巻予約、受け付けております。
- 韓国人の犯人が使用した銃の一つがオーストリア・グロック社の17連発セミオートマの拳銃、という報道があって、落ちていた弾槽の数からすると300発近く撃ったらしい。最初、ニュースのされ方から小銃乱射、逃げ惑う学生、のイメージが強かったのですが、実際の現場はまったく違って、冷静沈着計画的、犯人の頭の中は想像したくないです。
- 銃容認の立場からすると、被害者の中に銃を所持しているものがいれば反撃できたはず、とのことらしく、これはこれで想像を絶する思考回路かと思います。
- 「誉め殺し」はむかしの話、いまは「放火」「火炎瓶」「至近距離かつ背後からの発砲」。
4月21日　今週の新刊

タイトル	カラー版　ブッダの旅
サブタイトル
シリーズ名	岩波新書　新赤版1072
著者	丸山　勇
発行所	岩波書店
定価	本体価格1,000円（税込定価1,050円）
判型・頁数	新書判　ソフトカバー　206ページ
解説	学研『ブッダの世界』の写真家による、仏伝。カラー写真多数。

4月21日　今週の重版

タイトル	石の宗教
サブタイトル
シリーズ名	講談社学術文庫
著者	五来　重
発行所	講談社
定価	本体定価1,000円（税込定価1,050円）
判型・頁数	文庫判　ソフトカバー　292ページ
解説	昭和63年、角川選書の一冊として刊行されたもの。もと「石塔工芸」に昭和55-59年に30回連載された記事。写真図版は利用権の問題からか、すべて削除され、あらたに撮り直されていたり、別の石の写真になったりしている。

4月14日　今週のちょっとした情報
- 春秋社さんに『仏のことば註』の重版について問い合わせましたところ、予定はあるが時期は未定のような返答をいただきました。オンデマンド印刷を利用されるようです。
- オンデマンド版の復刊は、大蔵出版のように積極的にするところと、大法輪閣のように需要が確実にある本に限ってするところ、春秋社のようにまだ踏み出していないところ、などなど対応はいろいろです。
- ＮＨＫの原始仏典シリーズ、今回の２冊は楽しめます。あと一冊「テーリーガーター」で完結です。
4月14日　今週の新刊

タイトル	ダンマパダ　心とはどういうものか
サブタイトル
シリーズ名	シリーズ　仏典のエッセンス
著者	松田慎也
発行所	ＮＨＫ出版
定価	本体価格1,000円（税込定価1,050円）
判型・頁数	Ｂ６判　ソフトカバー　126ページ
解説	冒頭、「ヒトパデーシャ」を引用し、ダンマパダの説かれたインドを具体的に提示し、ダンマパダがどのような教えなのかを実践的に読む。

タイトル

パリニッバーナ　終わりからの始まり

サブタイトル

　

シリーズ名

シリーズ　仏典のエッセンス

著者

下田正弘

発行所

ＮＨＫ出版

定価

本体価格1,000円（税込定価1,050円）

判型・頁数

Ｂ６判　ソフトカバー　126ページ

解説

『涅槃経の研究』（春秋社刊）の著者により、涅槃経という経典の意義が説かれる。「仏の入滅」（終わり）の教えではなく、「仏の存在」（舎利・仏塔、経典、如来、の始まり）の教えとして。

タイトル

お経の意味がわかる本

サブタイトル

　

シリーズ名

仏教を学ぶ

著者

服部祖承

発行所

大法輪閣

定価

本体価格1,400円（税込定価1,470円）

判型・頁数

Ｂ６判　ソフトカバー　222ページ

解説

すでに２冊の入門書『日本仏教がわかる本』『ブッダの教えがわかる本』を大法輪閣から出している著者の、臨済宗の勤行経典の意味を説いた本。「般若心経」「坐禅和讃」「観音経」の解説を一節ごと見開きで簡潔に。

4月7日　今週のちょっとした情報
- 先日、京都の疏水べりを一日かけて歩く花見に参加しました。疏水べりの桜は、山科や哲学の道、あるいはインクラインが有名で、人出も相当あるのですが（平日の哲学の道があんなに混雑していたのだから、今日明日は立錐の余地もないのでしょうか？）、松ヶ崎浄水場から西に続く疏水べりの桜は、人混みもなく、情緒があり、なにより木一本一本が味わい深いたたずまいでした。（当日のコース…木屋町五条出発→木屋町を北上して二条から二条大橋を渡って冷泉通りを東へ→疏水べりにインクラインまで→発電所を越えて南禅寺→近辺のお屋敷の桜をめでながら哲学の道へ→銀閣寺道を過ぎ、そのまま疏水べりを歩き（途中、銀月アパートのしだれ桜を見て）高野川を渡り→松ヶ崎浄水場から疏水べりを賀茂川へ→出雲路橋から賀茂川（鴨川）河原を五条まで。その間、桜並木が途絶えるのは、インクラインから南禅寺までの、山際を流れる赤レンガ造りの疏水路ぞいくらいのもの）
- 娘の通う中学は、今年度から近隣の小学校の六年生を受け入れて、全校４学年となるようです。それにともなって、中学生は七年生、八年生、九年生と呼ぶそうです。小学生を受け入れるのは「小中一貫」という表向きの理由と、マンションの乱立でこの近辺の若年人口が増えすぎているせいで、小学校の教室が満杯になって六年生が押し出されてきたという裏の理由があります。
4月7日　今週の新刊

タイトル	古代仏教を読み直す
サブタイトル
シリーズ名
著者	吉田一彦
発行所	吉川弘文館
定価	本体価格3,400円（税込定価3,570円）
判型・頁数	Ｂ６判　ハードカバー　249ページ
解説	既発表の論文（紀要ではなく、論集に掲載）7本と、書き下ろし1本。日本仏教史を「文明としての仏教受容の時代」「古典仏教の時代」「新仏教の時代」の三期に分ける説を提示する。

タイトル

現代語訳　在床懺悔録

サブタイトル

　

シリーズ名

現代語訳　清沢満之選集２

著者

藤田正勝　訳

発行所

法蔵館

定価

本体価格1,600円（税込定価1,680円）

判型・頁数

Ｂ６判　ハードカバー　123ページ

解説

底本は自筆原稿。二十三の問いに答えるかたちで、浄土真宗の信心を説く。巻末に原文。藤田現代語訳はこれをもって５冊完結。

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タイトル	日本の古代社会と僧尼
サブタイトル
シリーズ名	日本仏教史研究叢書
著者	堅田　理
発行所	法蔵館
定価	本体価格2,800円（税込定価2,940円）
判型・頁数	Ｂ６判　ハードカバー　196ページ
解説	律令期から平安朝にかけての僧尼に対する支配の移り変わりをその法令と「日本霊異記」を合せ読み、明らかにする。

タイトル	親鸞聖人に学ぶ
サブタイトル
シリーズ名
著者	一楽　真
発行所	東本願寺出版部
定価	本体価格1,500円（税込定価1,575円）
判型・頁数	Ｂ６判　ハードカバー　243ページ
解説	大垣教区主催の真宗入門講座のテープ起こし。人間・念仏・本願・信心・生活の五回。

タイトル	わが心の歎異抄
サブタイトル
シリーズ名
著者	今井雅晴
発行所	東本願寺出版部
定価	本体価格1,400円（税込定価1,470円）
判型・頁数	Ｂ６判　ハードカバー　213ページ
解説	「同朋」連載の記事。後半は、唯円と歎異抄について。

タイトル	地獄と極楽
サブタイトル	その現実的意味
シリーズ名
著者	稲城選恵
発行所	法蔵館
定価	本体価格1,000円（税込定価1,260円）
判型・頁数	Ｂ６判　ソフトカバー　126ページ
解説	タイトルはその第一章から取ったものであるが、地獄と極楽の定義をしているのではなく、その実際的な意味役割を示しながら、現代の信仰事情を批判する。

タイトル	パリニッバーナ　終わりからの始まり
サブタイトル
シリーズ名	シリーズ　仏典のエッセンス
著者	下田正弘
発行所	ＮＨＫ出版
定価	本体価格1,000円（税込定価1,050円）
判型・頁数	Ｂ６判　ソフトカバー　126ページ
解説	『涅槃経の研究』（春秋社刊）の著者により、涅槃経という経典の意義が説かれる。「仏の入滅」（終わり）の教えではなく、「仏の存在」（舎利・仏塔、経典、如来、の始まり）の教えとして。

タイトル	お経の意味がわかる本
サブタイトル
シリーズ名	仏教を学ぶ
著者	服部祖承
発行所	大法輪閣
定価	本体価格1,400円（税込定価1,470円）
判型・頁数	Ｂ６判　ソフトカバー　222ページ
解説	すでに２冊の入門書『日本仏教がわかる本』『ブッダの教えがわかる本』を大法輪閣から出している著者の、臨済宗の勤行経典の意味を説いた本。「般若心経」「坐禅和讃」「観音経」の解説を一節ごと見開きで簡潔に。

タイトル	現代語訳　在床懺悔録
サブタイトル
シリーズ名	現代語訳　清沢満之選集２
著者	藤田正勝　訳
発行所	法蔵館
定価	本体価格1,600円（税込定価1,680円）
判型・頁数	Ｂ６判　ハードカバー　123ページ
解説	底本は自筆原稿。二十三の問いに答えるかたちで、浄土真宗の信心を説く。巻末に原文。藤田現代語訳はこれをもって５冊完結。