其中堂　2013年5月の新着情報

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• 今月の古書　更新しました。

• 5月25日　今週のちょっとした情報
  • 今回の浄土宗出版の「法然上人行状絵図」は、定価がすごく低く設定されており、本願寺出版の現代語訳教行信証（1680円）に匹敵します。また最近、早田さんの勅伝講義の問い合わせが増えたのは、この新刊に紹介してあるからのようです。もし、早田さんの勅伝講義をお持ちのお寺さんがいらっしゃいましたら、是非ともお売りくださいませ。購入希望者多数です。
  • 二週間ほど前に、大阪ドームへ大谷くんを見に行きました。背が高く、やわらかそうな体つきが印象的でした。バッターとしては、イチロー的な軟体打ちで物足りない。あのうわぜいならば、小手先でなく、ガツーンとぶつけに行ってほしいところです。
    • で、一昨日のピッチング。しなやかな体というのは、もの凄い力を秘める物なのですね。100マイル出る日もそう遠くない。
    • 日ハムじたいは、大谷効果でチーム内の空気がぎくしゃくしてるのが見えました。
  • 将棋名人戦、後手羽生さんの藤井流角交換四間を予想していたのに、名人がそれを拒否する三手目２５歩。その後名人が藤井矢倉を組み、まさしく藤井対藤井の駆け引きの一戦でした（笑）。結果として、名人の地位は安泰でしょう。羽生さんは棋聖戦が始まるので、名人戦は捨ててくるかもしれません（第五局は先手角交換四間？）。
  • 株の乱高下は、コンピューターによる高頻度取引の弊害などと報じられていますけれど、それ（プログラム要素による乱高下をきっかけとする乱高下）を狙った高頻度取引プログラムができているような感じです。電王戦じゃないけれど、人間には頭の回転速度の限界と思い込みや勘違い、寝不足などの不安定要因があるので、戦いを挑むのは無理っぽいと思います。
  • 馬券配当への課税は、「配当」（ただ金を集めて配り直すだけで、なんの付加価値もない）なのだから源泉課税にしてしまえば解決するのに、いままで放置してきたつけが大きすぎて手が付けられないようです。現金払い戻し（1000万以上かな）は源泉あり、口座振込は源泉なし、でどうでしょうか。
• 5月25日　今週の新刊書籍

• 5月25日　今週の重版書籍

• 5月19日　今週のちょっとした情報
  • 昨日配本されたシリーズ大乗仏教の新刊を紹介し損ねたので、追加します。
  • 巻頭の下田論文はかなり刺激的で、大乗仏教の本質を「仏塔」よりもそれを収めている「書写経典」に求めているところ。目からウロコ、とまではいきませんが、仏塔説では飲み込めなかったところがスッキリする感があります。
    • だから、出版（印刷のない時代はもちろん書写）という営みはすごいこと（逆に、中国で焚書という行為を必要としたことも含め）に思いをいたすしだいです。
  • 宮藤官九郎は、ビデオテープのように時間を過去に巻き戻す手法の木更津キャッツアイのように、あまちゃんでは、同時回想・複数回想という手を使ってます。リアス鉄道の出発式はあと何回巻き戻すんだろう。回想にも多少ごまかし（叙述トリック）があるので、油断は禁物ですが（主人公が着た海女の衣装は、初めて袖を通したのが彼女だと勘違いしてしまった！）。
  • あまちゃんのいいところは、その音楽。ミュージシャンたちの感度のよさは、それこそ複数聞き返すほどにわかります。星めぐりの歌を吹く、トランペッターがすばらしい。サントラＣＤをそろそろ予約せねば。
  • 『施餓鬼』の第四部で俎上にあげられる忽滑谷快天博士。安谷白雲氏の『照魔鏡』を読めば、博士の説くところは当時欧米で流行していた神秘主義や神智学にちかしく、仏教から遠いことがよくわかります。このごろは、近代仏教思想の研究がすすんでいるので（来週末に「仏教と近代」研究会の第四回が京都であるようです）、いずれ体系的に議論できる礎ができると期待しています。
  • で、先週金沢へ小旅行したさい、鈴木大拙館へ行ってきました。展示物と言えば、大拙氏の著書の大半の陳列と墨跡が数点掛かっているだけなので、机や日記などの遺品を期待していくべきではありません。このミュジアムじたいが、展示物なのです。大拙が生れ育った空間で思索をひろげる、それが目的なのです。じっさいは、いっしょに行った古本屋の先輩（キリスト者）に、禅仏教とはなにか、と知ったかぶりを騙っただけのことですが。。。
    • 処女作『新宗教論』の展示がなかったようなので、いつか手に入ったら寄贈（or 売り込み？）したいものです。
• 5月19日　今週の新刊書籍

• 5月9日　今週のちょっとした情報
  • 春の古書大即売会、多数ご来場ありがとうございました。
  • その関係で更新を一週間とばしてしまいまして、申し訳ございません。しかしながら、２週つづけて新着図書がありませんでした。
  • むかし、大学での授業の憲法の試験の時、なにげなく直前に開いた教科書の「革命権・抵抗権」のページをみて、へぇこんなこと憲法に書いてないけど、きちんとあるんだ、と納得（講義は欠かさず出てたのに…）したら、まんま革命権がテストに出て、大助かりだった記憶が有ります。
  • 憲法はコンストラクション、って英語で言うくらいですから、条文そのものよりも、それを支えている外縁を理解することが肝要だということに、その時に気づかされました。
  • で、憲法修正条項を軟性に変えようという話ですが、軟性にいったん変えて、改憲した後に（というか同時に）、超硬性に変えられたら、もう我々に残される道は「革命」しかないことになります。
  • であるからには、修正条項に手をつけるのは、御法度と心得るべきなのです。