「たすけたまへ」の浄土教
タイトル 「たすけたまへ」の浄土教
副題 三業帰命説の源泉と展開
著者 井上見淳
発行所 法蔵館
定価 本体6000円(税込6600円・送料220円)
判型頁数 A5判・ハードカバー・351頁
浄土真宗本願寺派における異安心論争のひとつ「三業惑乱」について、蓮如が唱えた「たすけたまへと申す」の儀礼・教理的
な起源と変遷をとらえつつ、それが江戸中期に功存・智洞によって三業帰命説をもたらしたことをのべ、またその後の真宗教
学にどのように影響を及ぼしたかまでを論ずる。2012年から2020年にかけて発表した論文9本に、明治に起きた占部
観順事件にかかわる書き下ろし論文2本を載せる。巻末資料として『改悔文』刊行年表と『改悔文』諸文集。