其中堂　2017年6月の情報

紹介品は品切れになる場合がありますので、在庫については。

• 6月25日　先週と今週の情報
  

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• 更新が２週間ぶりになりまして申し訳ありません。
• もり・かけ・おろし、お後がよろしいようで。
• ルールぎりぎりを攻めるのは、自分が絶好調の時はよいですが、後ろを取られたときには、恐ろしく脆い、という感覚が欠如しているんでしょうね、われらがでんでん。
• 冠かぶっていれば、スモモ食べ放題、って透明人間ですかしら。じっさい、そこに実在するのに、実在していないかのようにまわりが取り巻くっていうのは、どこかの童話。
• で、開き直って、京産大に限らず、日本全国どこでも獣医学部作っていいって言い出すなんて、「山田くーん、座布団ry」です。
• この件、京産大がどの政治家に対してロビー活動していたかを伝えてくれるメディアはないものかしら。もし、自転車事故の人だったら。。。
• 京産大と言えば所教授がいらっしゃるわけで、加計さんなんかより、より通じ合えるとは思うのですが。
  
• 藤井四段の朝日将棋オープンの棋譜中継をもとにソフト検討のライブを流していたYouTuberが、朝日新聞から権利侵害を言われて、途中から画面をマックロにして打ち切り。
• 棋譜そのものには著作権は無いはずですので、物権ではなく、債権問題で、朝日デジタルの契約違反ということなんでしょうか。
• NHK杯の場合は、契約していなければ多分、法律上はOK、契約しているとかえって契約違反になりそうです。
• 将棋連盟モバイルの棋譜中継情報も、たぶん契約違反になるんでしょう。
• アベマTVは、契約結ばなくても見れるので、これは堂々と同時検討できると思います。
• というか、普通に契約違反なんだから、朝日デジタルをアカバンしてしまえば、中継できなくなったのに、「権利侵害」と「物権」的なことを ほのめかすのは、権威で萎縮させるという、一番権力者側がやっちゃいけない典型として、メディアが矜持を持つべきところではないのかしら。
• あ、連盟モバイルを利用していたのだったら、朝日からは止められないか。ということは、無理筋感がありますね。連盟との契約を見直すのが先かと。
• 明日の竜王戦トーナメントは、連盟のサイトに契約無しで見れる無料棋譜中継があるので、検討ライブは可能と思います。
  
• 豊洲市場は、二兎を追う最悪の選択肢へ。新党としては、まずは議席ということでタマムシ色は致し方がないのかも。農水省の開場却下待ちに期待。
• NHKドラマ、みをつくし料理帖。島崎今日子さんが褒めるので、録画で夜遅くに見てますが、あれ、夕方６時からのドラマじゃないです。勧善懲悪と 人間ドラマを織り込む、捕物帳ものの王道を行くように見えて、表現は振り切ってるし、細工は粒々だし、小学生なんか夢中で箸をとめて観てるんじゃないで しょうか。
  

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• 栄西
• タイトル　栄西
  シリーズ　日本人のこころの言葉
  著者　　　中尾良信・瀧瀬尚純
  発行所　　創元社
  定価　　　本体1200円＋税（〒180円）
  
  判型頁数　新書判・ハードカバー・206頁
  ジャンル　臨済宗
  
  臨済宗の開祖とされる栄西の著書、興禅護国論・喫茶養生記・出家大綱・日本仏法中興願文から、36編の要文を抄出し、読み下し・現代語訳と、その言葉にある背景をふくめ解説する。巻末に栄西の生涯。
  
  ※このシリーズの既刊は、空海・日蓮・法然・道元・良寛・親鸞・一休・最澄・聖徳太子・蓮如・一遍・源信、です。小店の在庫は、法然・源信・道元と栄西の４点です。
  
  
• ブッダに学ぶ「やり抜く力」
• タイトル　ブッダに学ぶ「やり抜く力」
  
  著者　　　佐々木閑
  発行所　　宝島社
  定価　　　本体1200円＋税（〒180円）
  判型頁数　B６判・ソフトカバー・220頁
  ジャンル　仏教教養（自己啓発）
  
  初期仏教の律研究者である著者が、現代日本において、出家者の守る律を意味あるものとして、噛み砕いて説明する。
  
  
• 親鸞の還相回向論
• タイトル　親鸞の還相回向論
  著者　　　小谷信千代
  発行所　　法蔵館
  定価　　　本体2800円＋税（〒180円）
  
  判型頁数　A５判・ハードカバー・222頁
  ジャンル　浄土真宗（真宗大谷派）
  
  宗門での通説である現世往生を否定した前著『真宗の往生論』につづいて、第一章で親鸞の往生論について新たな考察を提示し、第二章では還相回向論についての論考を載せ、曽我量深（寺川俊昭・長谷正当）などの理解を批判する。
  
  ※宗門の機関紙「真宗」への広告出稿取り下げで、話題になった書。この本の中で批判対象となっている長谷正当京大名誉教授（フランス哲学専攻）の著書も法蔵館発行です。
  
  ※※著者が支持する金子大栄師（『浄土の観念』）も、批判する曽我量深師（『如来表現の範疇としての三心観』）も、昭和初期に異安心で大谷大学を追われています（のちに復職）。
  
  
• 天台学者の浄土思想
• タイトル　天台学者の浄土思想
  著者　　　竹本公彦
  発行所　　中央公論事業出版
  定価　　　本体3000円＋税（〒180円）
  
  判型頁数　B６判・ハードカバー・235頁
  ジャンル　天台宗・浄土教
  
  明代の天台教学者・幽渓伝灯の『浄土生無生論』・隋代の智��の『浄土十疑論』・北宋時代の四明知礼の『観経疏妙宗鈔』をひもとく。
  
  ※東大への修士論文をベースに増補したものと序文にありますが、著者はすでに喜寿を迎えられており、また、出版社も自費出版が専門の中央公論の子会社のようで、どのような経緯で出版されたのかはよくわかりません。
  
  
• わかる仏教史
• タイトル　わかる仏教史
  シリーズ　角川ソフィア文庫
  著者　　　宮元啓一
  発行所　　KADOKAWA
  定価　　　本体920円＋税（〒180円）
  
  判型頁数　文庫判・269頁
  ジャンル　仏教学
  
  春秋社から2001年刊行の一般向けの仏教史もの。インド史のところは新知見による書き換え多数。
  
  ※この薄い一冊に、三国およびチベットの仏教の展開が詰め込まれてるのは凄いです。しかも、一般向けとは名ばかりの、宮本氏独自の鋭い考察が散りばめられており、読み応えは十分あります。文庫あとがきだけでも、示唆に富みすぎてます。
  
  ※※著者は、2000年前後くらいに仏教初心者向けに『仏教おもしろ小百科』『仏像はやわかり小百科』『仏教400語おもしろ辞典』などを編集しておられ、それを読んだ層向けの本だったようです。
  
  
• 100分de名著　維摩経
• タイトル　100分de名著　維摩経
  
  副題　　　とらわれない、こだわらない
  著者　　　釈徹宗
  発行所　　NHK出版
  定価　　　本体524円＋税（〒180円）
  判型頁数　A５判・テキスト・103頁
  ジャンル　仏教経典
  
  ６月の100分de名著、「維摩経」の講座テキストです。放送はあと２回、月曜日夜10時25分からです。（再放送は水曜日の朝５時30分と正午から）
  
  ※Eテレの100分de名著の講師の選び方がひねってあるのが、良しわるしで、個人的には、臨済宗のお坊さんが適任だと思うのですが。（釈徹宗さんが良くないという意味ではなく、浄土真宗よりは臨済宗のかたのほうが、維摩詰の方丈にある張り詰めた空気間が出ると思うのです。なので笑い飯の朗読も…）
  
  ※※浄土真宗で維摩経を研究した学者といえば、仏教文学研究者の深浦正文になります。『維摩経解説』やその抜刷『漢和対照　維摩経』は長らく読まれてきました。

• 6月12日　先週の情報
  

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• 藤井四段は25連勝。ワイドショー出演や番組インタビュー、密着ドキュメントなどがほとんどなくて、この騒ぎは凄いのか、ただのスピンなのか？
• そのかわり、いろんな棋士の方がテレビに引っ張りだこで、見ていて楽しいのは確か。えりりんの厚化粧とか。。
• 22勝目の時に一手バッタリの大失着を指したので、今後はもっと引き締めてくるでしょう。止められるのはNHK杯で対戦予定の森内九段ぐらいかな。
• 長嶋監督一年目の連敗の時、熱烈ジャイアンツファンだったので、しかもジョンソンファンだったので、負けてもなんとも思わなかったんですけど、由伸クンの無表情を見ていると胸が痛みます。
• その後、負けることに耐性（快感グセ？）がついて、太平洋クラブライオンズファンに転向し、埼玉へ引っ越しになる年に、真弓・若菜・竹之内が入団したタイガースのファンに落ち着きました。
• で今は、支持球団なしですが、バファローズポンタが可愛すぎるので、オリックスに行こうかな？、などと思いますが、オーナーは好きになれません。。

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• 鏡鑑としての中国の歴史
  
  
  
  
  タイトル　鏡鑑（かがみ）としての中国の歴史
  
  著者　　　砺波護
  発行所　　法蔵館
  定価　　　本体2500円＋税（〒180円）
  判型頁数　B６判・ソフトカバー・342頁
  ジャンル　東洋史
  
  前著『敦煌から奈良・京都へ』に続く、短論文・随筆・短文集。42編を集める。
  
  ※仏教に関する文章はなさそうで、法蔵館発行でなければ仕入れなかったかもしれません。ですが、東洋史についての教養を高めるには良い本と思います。
  
  
• 真言宗在家用『仏前勤行次第』の解説
  
  
  
  タイトル　真言宗在家用『仏前勤行次第』の解説
  
  著者　　　坂田光全
  編者　　　坂田知応
  発行所　　高野山出版社
  定価　　　本体1500円＋税（〒180円）
  判型頁数　A５判・ソフトカバー・154頁
  ジャンル　真言宗
  
  昭和29年発行のもの（平成７年に東方出版より新字新かなにて『真言宗在家勤行講義』として改題され復刊）を意味を変えずにわかりやすく書き換え、また巻末に法話篇10編を増補したもの。2016年3月発行。
  
  
• 三教指帰と空海
  
  
  
  タイトル　三教指帰と空海
  副題　　　偽撰の文章論
  著者　　河内昭円
  発行所　法蔵館
  定価　　　本体2300円＋税（〒180円）
  
  判型頁数　B６判・ソフトカバー・238頁
  ジャンル　真言宗
  
  三教指帰・空海偽撰説を唱える著者による、書き下ろし単行本。大谷大学に伝わる『三教指帰注集』（1133年写）が、本文を伝える最古の写本テキストであることに疑問を持ち、序文および十韻詩における『聾瞽指帰』（空海真蹟）との異同・改変の内容を検討するなどし、偽撰を結論づける。
  
  ※偽撰説があるのを不勉強にして知りませんでした。大谷大学から『三教指帰注集の研究』が刊行された２年後、1994年の大谷大学研究年報での偽撰説発表以来、論争になっているようです。

• 6月5日　先週の情報
  

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• 新刊書目、古書書目は、ネットでご覧いただけます。
• 今月から、ゆうメールの料金が改定されました。
• 先月までの新着情報で送料が460円としたものは、510円とみなしてください。
• また、350円としたものは450円とみなしてください。
  
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• 卓球、オリンピックでは勝っても勝っても相手は中国系選手ばかり、でラスボスは中国人選手、と思っていたら、日本にも中国系選手の超新星が現れました。
• 遠藤憲一主演の「うさぎおいし」という、人口癌を初めて作り出した東大の学者さんの伝記映画を観てきました。
• いい味だしてる遠藤憲一、そして三上寛の元気な演技が見れたのはラッキーでした。でも、地元上田の名士紹介的なアプローチもあり、テレビでやってたら途中でチャンネル替えてしまうでしょう。
• Kodaira祭っていう名前なのに国立キャンパスでやるって、どういうことかと思ったら、もともと小平に教養キャンパスがあったんですね。だか ら、東大でいうところの駒場祭という位置づけらしい。京大にも紅萠祭ってのがありますが、それらに比べると、まぁかわいいもんでして。。そういえば、11 月祭でキョンキョンのステージに人が集まりすぎてキャンセルになったことがありましたね。グラウンドで待ちぼうけしてました。

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• 中世寺社と国家・地域・史料
  

  
  
  タイトル　中世寺社と国家・地域・史料
  編者　　　稲葉伸道
  発行所　　法蔵館
  定価　　　本体12000円＋税（〒510円）
  判型頁数　A５判・ハードカバー函・522頁
  ジャンル　日本仏教

  編者の名大退職を記念して、本人および縁者の研究者21名の論文を集めた論文集。国家と寺社・地域と寺社・寺社の組織と経営・史料と思想の４篇に分けて掲載。

• アジア仏教美術論集�T　東アジア�T
  
  
  
  
  
  タイトル　東アジア�T
  副題　　　後漢・三国・南北朝
  シリーズ　アジア仏教美術論集　第二回配本
  責任編集　浜田瑞美
  発行所　　中央公論美術出版
  定価　　　本体5800円＋税（〒510円）
  判型頁数　A５判・ハードカバー・582頁
  ジャンル　仏教美術
  
  後漢から魏晋南北朝にかけて、仏教美術に関する論文18本を載せる。雲崗や龍門、麦積山、また敦煌など石窟が作られた時代で、それらなどにおける仏像の展開や新出資料などについての研究を集める。仏教受容早期の仏教美術・南北朝前期の仏教美術・同後期の仏教美術・仏教美術の周辺の４篇に分ける。
  
  ※本シリーズは全12巻。中国を扱うのは東アジア�T〜�Xになります。（�Yが朝鮮、�Zが日本です）
  
  
• 鎌倉仏教と専修念仏
  
  
  
  タイトル　鎌倉仏教と専修念仏
  著者　　　平　雅行
  発行所　　法蔵館
  定価　　　本体9000円＋税（〒510円）
  
  判型頁数　A５判・ハードカバー・530頁
  ジャンル　日本仏教・浄土宗
  
  1990年から去年にかけて発表した論文14本を収録。顕密体制論をめぐって、と、専修念仏をめぐって、の二部に分ける。