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平成25年1月分 2月分
平成25年の一月になって
寒い日が毎日続く。正月は外出することなく家に閉じこもったままである。
近くのスーパーは正月より開店している。だが行くと驚くほどの人出で酔う感じになった。
景気が悪いので遠出を避けてのことだろうか。休みの日を多くとる会社もあって、景気の動向は悪い。
だが新聞では政権交代後円安で株価が上昇してきている様子である。
資本主義社会で資本家にとっては現在の株価上昇は大変ありがたいようであるが、庶民の収入に直接結びついていない。
会社社長のテレビインタ-ビュでは給料を上げようとしている社長は少ないようだ。
会社の収益の利用法には順番があるのかどうか。
こんな世の中で本当に良いのだろうかと考えたくなる。
景気がよくなっても、個人の収入が増えず、デフレ脱却して物価上昇すれば益々に人々の生活は苦しくなる。
国際関係ではアメリカから、やはりオスプレイを日本政府は購入することを表明している。
アメリカでは軍需産業が巨大化し、その消費に困っている様子のようだ。
対抗上 ソ連・中国 北朝鮮などが軍需産業を活発化しないといけないと考え出し、世界が軍事力増強の方向に走るのではないかと心配だ。
世界中が悪循環を起こしているように思えてくる。
オスプレイの1機当たりの価格は、当初7,100万ドル(約78億円)で2010年までには5,800万ドル(約63億円)まで下げる目標とされている。
相手を攻撃するための兵器である。現在アメリカで既に数百台持っているとされている。
攻撃機も沢山保有しており日本にも売却されるようだ。
そんなものを戦争しない事を国是としている日本に売りつけ、日本もアメリカ軍と共同作戦が出来るような国防軍を創設しようと
自民党安倍政権は努力しているようだ。
憲法を改正するには衆参議員の三分の二の賛成がないとできないので、ハ−ドルを低くし、憲法改正で二分の一にしようと言われ出している。
恐ろしい世の中に変わりつつある予感がする。
戦争に懲り懲りした日本が、再び第二次大戦のような世の中になることを許してはならないと思っている。
だが世の中は替りつつあり、戦争を知らない世代が増え、あの戦中 戦後の苦しい時代を経験した人たちが少なくなってきている。、
勇ましいことを言う人たちが議員として活躍する時代になってきた。決してそうなってはほしくないものです。
飛行機 軍艦 戦車など軍事物質を作るならば、もっと生活に密着したものにお金を投入してほしい。
日本でもアメリカなどの軍事物質を作る会社が増え、,景気に左右されず需要があるものだから勢力を伸ばしてきている。
絶対に有ってはならないことが次第に盛んになりつつある。
又自民党政権に変わり再び土木関係の仕事が活気ずいてきた。残念なことだ。
民主党が政権をとった時の「物より人へ」のスローガンは何処へ吹っ飛んでしまったのだろうか。?
「同じ過ちを犯してはならない」の戦争への回帰反対の大きな世論は、何処に行ってしまったのだろうか。?
悲惨な戦争体験した人たちが多勢死に、生き残った人たちも少なくなってきた世の中になって、勇ましい声が大きくなって来ている。
だが少しでも戦争体験した戦中 戦後の苦しかった時代を経験した者としては、戦争は二度としてはならないと言いたい。
是非戦争だけは有ってはならない。
人間に闘争本能があるも、いつも被害を被っているものは被支配階級の人々だったことを歴史は教えてくれている。
「民間人といえどもかしこくも天皇陛下の赤子であればシコのみたて(御盾)として命を捧げることが滅私奉公、忠君愛国の証しなのだ。
帝国国民としては生きて虜囚の辱めを受けるよりは死んで護国の鬼となろう、と幼い頃から軍事教育で叩き込まれてきた。
和歌 --- “今日よりは顧みなくて大君の醜(しこ)の御楯と出て立つ吾は”(今奉部與曾布)」
以上インタ−ネットより引用
人間平等の時代はいつまでも続いてほしいものです。
天皇制についてネットで調べてみた。色んな意見がありそうだ。
軍需産業も調べてみたが、このあたりが戦争の原因になりそうである。
絶対に世の中いつまでも平和が続いてほしいものです。
加藤周一氏講演会(1/7)老人と学生の未来-戦争か平和か- (動画)
加藤周一氏講演会 質疑応答(1/6) 老人と学生の未来-戦争か平和か-(動画)
草案の人権小委員会の一員として22歳でそれを書いた彼女の訃報(ふほう)が、
米国から届いた 89歳
平成25年1月3日の天声人語よりの引用
「日本の憲法は押しつけられた」「いや、そうではない」と戦後68年の今も論議は続く。
その憲法の草案づくりに加わったベアテ・シロタ・ゴードンさんは、いつもこう語った。
「日本の憲法はアメリカよりすばらしい」。
そして憲法が日々の暮らしに根を張ることを願ってきた
▼憲法24条は男女の平等をうたう。
草案の人権小委員会の一員として22歳でそれを書いた彼女の訃報(ふほう)が、米国から届いた。
89歳。
ただ書いただけでなく、戦後の日本を見つめ続けた人だった
▼戦前に一家で日本へ来た。
少女時代を東京で過ごし、二・二六事件にも遭遇する。
開戦前に単身渡米して学び、戦争が終わると、両親を捜すために連合国軍総司令部の要員に応募して日本に戻った
▼憲法施行の年に離日したが、その後も訪日を重ねた。
各地での講演は100回をゆうに超す。
かつて同僚の取材に、草案を書いたことを「ちょうど私がそこにいただけ」と答えていた。
さりげない言葉の向こうに、だれが書こうが平等は普遍の原理だという信念が感じられたものだ
▼社会にも会社にも女性の力が求められて久しいのに、この国での進出は今もおぼつかない。
企業や官庁に幹部は少なく、首長も議員も一握り。
ある調査では男女の平等度は135カ国中の101位とお寒い限りだ
▼ベアテさんの最後の言葉は、日本国憲法の平和条項と女性の権利を守ってほしい旨の願いだったという。
元気を欠きがちなリベラルへのエールのように、それは聞こえてくる。
日本がアメリカ占領下で作られたものとしても立派な憲法だったならば尊重すべきである。
改憲の機運が盛んになろうとしている時に戦争放棄 男女平等などを取り入れたものとして
大切に受け続いでゆくべきかとおもっている。
戦争放棄した国にとって軍隊はいらない。自衛隊が国防軍に変えようと阿部内閣は策しているが
絶対に軍隊になるべきではない。
アメリカの侵略戦争の先陣を受け持つだけがせいぜいである。
危険な場所でのアメリカ軍の替り自衛隊→国防軍にはなりたくない。
戦争に参加するような事になると自衛隊を辞める人が増え徴兵制を布かないと
人が集まらないのが目に見えている。
平和憲法の国、日本に徹すべきである。
金融緩和と積極財政に突き進む首相を、市場は潤んだ目で仰ぐ。
衆院解散が決まり、政権交代が秒読みとなって以来の円安、株高
平成25年1月6日の天声人語よりの引用
新春の株価が高いと、浮かれた気分になる。
縁のない当方にしてこれだから、投資家は安倍晋三さんにお年玉をもらった思いだろう。
ムード先行と侮るなかれ、景気を下から支えるのは気の字である
▼金融緩和と積極財政に突き進む首相を、市場は潤んだ目で仰ぐ。
衆院解散が決まり、政権交代が秒読みとなって以来の円安、株高。
期待が先立つ安倍バブルに、米国の景気後退が遠のいた安心感が加わった
▼日銀の首根っこを押さえてお金をあふれさせ、防災を理由に公共事業のタガを緩める。
金融と財政で当座をしのぐ間に、規制緩和などで企業の投資を誘い、デフレを脱する――
これが新政権の経済政策、世に言うアベノミクスらしい
▼その成否は、暮らしへの波及で見極めたい。
輸出企業や建設業者は一息ついたものの、国の借金がまた膨らみ、物価だけ上がって雇用や賃金はさっぱり、というのが最悪。
「日本売り」を招きかねない
▼とはいえ、立ちすくむ暇(いとま)はない。
伊勢神宮に参拝した安倍首相は、巳年(みどし)にちなみ「蛇は商売繁盛のシンボル。
経済再生にロケットスタートを切りたい」と語った。
兜町の反応は「皮算用」が過ぎるとしても、脱皮を重ねる蛇には再生のイメージもある
▼ここで流れが変わらないと、日本は衰退に向かうだろう。
去年は貿易赤字、人口減が過去最大になったと聞く。
どさくさ紛れに原発を動かされては困るが、頼れそうなものは総動員すべき時ではある。
世の中の「気」はもちろん、干支(えと)も神仏も。
確かに円高は進み 株価を上昇している。金融緩和でデフレ脱却 インフレへと
だか物価が上がるはかりで雇用 賃金が上がらねば企業が儲けるばかりで゛
借金の為の税が負担で消費税が上がるばかりならば庶民はたまらない。
国民に負担を強いて儲けるのが資本主義らしいが 共産圏では資本主義的手法で゜莫大な
財産を築いた人の話を聞く。
こうなると うわべだけは民主主義と唱えられているるが 支配階級と被支配階級に分類され
被支配階級は何時までも苦労がつきまとうのかとも考える。
アメリカのような戦争による好景気だけは御免だ。
父が子を葬(ほうむ)らねばならぬ」と、
これは古代の史家ヘロドトスの書中にある。
いま真っ先に浮かぶのはシリアだ
平成25年1月8日の天声人語よりの引用
昔、ある高僧のところへ年始に来た男が、何か書いて下さいと頼んだ。
僧はさらさらと「親死に、子死に、孫死ぬ」と書きつけた。
男が怒ると僧は静かに「親が死んでから子が死ぬ、子が死んでから孫が死ぬのがいいので、逆になったら大変なことだ」
▼男は納得して大事に持ち帰ったそうだ。
以上は国語学の故金田一春彦さんが書いていた話だが、その「逆」を招く最たるものは戦火だろう。
「平和な時には子が父の葬(とむら)いをする。
しかし戦いとなれば父が子を葬(ほうむ)らねばならぬ」と、これは古代の史家ヘロドトスの書中にある。
いま真っ先に浮かぶのはシリアだ
▼内戦の死者は6万人を超えたと、年明け早々に国連高官が発表した。
これまでは推計で数万人としてきたが、詳細な検証を踏まえて初めて明確にした
▼うち5万9648人を実名でリスト化できたそうだ。
大勢の子らの名があるに違いない。
その名で呼ばれた短い生涯、残された小さい墓を思えば胸は痛む。
若者も多かろう。
戦火はもうすぐ2年におよぶ
▼発端は「アラブの春」だった。
民主化要求を政府が力で押さえ込んだ。
だが今や政府軍、反政府軍とも周辺国からの肩入れで戦っているようだ。
イスラムの宗派が絡み合って、糸は容易に解けそうにない
▼古今の独裁者の例にもれず、アサド大統領は自分が生き延びることしか頭にないらしい。
そうするうちにも犠牲は膨らみ、幾十万の難民が流浪する。
一刻も早い退陣しか、民衆に「平和な時」が戻る道はあるまいが。
戦争は人の殺し合いである。内戦も同じことだ。
シリアのアサド大統領は多くの市民を殺している。
アサド大統領は自分が生き延びることしか頭にないらしい。
そのために多くの人たちが゜死んでいっている。
それが忠義というものだろうか。第二次大戦の多くの死者も結局は同じことではなかったか。
大義は如何様にも作れるが、結局は自分かわいさから、指導者を続けるのが戦いではなかろうか。
戦争ほど世の中につまらないものはないと思っている。
第二次大戦下を経験した者として断言できる。
でも当時は命は羽毛よりも軽く 戦後は命は地球よりも重くなった。
現在はどうだろうか。原発の危険の中で働かされている人たちは
自分で生活の糧を得るために働いているようだ。
インフレになり収入が無いようならば デフレで収入が無い方が生活しやすいのではなかろうか。
進行形である。
金芝河(キムジハ)氏が韓国の体制に抗して繰り出す詩は、
紙つぶてとなって権力者を撃った。
よく知られる「五賊」は長編の風刺詩だ
平成25年1月9日の天声人語よりの引用
うっかりすると見逃しそうな小さな記事だった。
5日付の国際面に「詩人の金芝河(キムジハ)氏39年ぶりに無罪」とあった。
50代半ば以上の世代なら、ひとつの時代の象徴のように、その抵抗詩人の名を記憶している方も少なくあるまい
▼韓国の体制に抗して繰り出す詩は、紙つぶてとなって権力者を撃った。
よく知られる「五賊」は長編の風刺詩だ。
財閥や国会議員、高級官僚、将軍らを国に巣くう五賊と呼び、〈夜昼のべつ盗みにはげみ、
その技(わざ)これまた神技(かみわざ)の域〉(姜舜〈カンスン〉訳)などとこきおろした
▼民主化運動の弾圧事件で1974年に死刑判決を受ける(のちに減刑)。
この年にはソ連の反体制作家ソルジェニーツィン氏が国外追放されている。
国家体制も状況も異なるが、2人の抵抗人の「良心」が様々に語られたものだ
▼そのころの韓国は軍政下にあり、言論統制は厳しかった。
たとえば新聞の場合、官憲が各社に常駐して記事を検閲したそうだ。
真実を書くのに覚悟が求められた
▼時は流れて金氏は無罪を勝ち取った。
その報を読みつつ目を転じれば、中国で「言論の不自由」への抗議が湧き上がっている。
南方週末という新聞の新年号が、当局の指示で違う紙面に変えられたという
▼この抗議を人々の「良心」ととらえたい。
言論の自由を欠いたままでは、中国は大国になっても成熟できまい。
民衆の口を封じるのは川を止めるより危険――。
いずれ不満が高じてあふれ出すからだが、政府が省みるべきそんな古言も、中国にはある。
資本主義も共産主義でも政財界の腐敗は同じようだ。
中国で゜は言論統制は厳しいようだが資本主義社会は正常に機能しているのかは疑問を持つ。
腐敗はどの社会でも同じように有るものだと思うが。
そのことは古今を問わずに有ったことでこのように天声人語で取り上げられることは良心が残っているものと思う。
毎年この季節、東洋大学から届く「現代学生百人一首」を楽しみにしている
26回目の今年は全国から約5万4千首が寄せられたそうだ
平成25年1月12日の天声人語よりの引用
青春のとき、夢もあれば不安もある。
〈難しいと言われて燃える夢があるいつか作る機械の義手を〉。
広島の工業高校2年大畑遼真(りょうま)君が詠んだ。
長崎の農業高校3年芦塚俊介君は〈柿や蜜柑(みかん)栗などザルに盛られてる就活の僕もザルに盛られる〉
▼毎年この季節、東洋大学から届く「現代学生百人一首」を楽しみにしている。
26回目の今年は全国から約5万4千首が寄せられたそうだ。
どんな時代でも若さは宝だと、つくづく思う
▼〈過ぎてゆく高二の夏を止めたくて朝顔一つ押し花にする〉鈴木亜矢子。
青春の逃げ足はいつも速い。
〈朝早くカーテン開けて光合成力満ちたらさぁ出かけよう〉高1、唐澤春奈
▼政治に向く目に風刺がまじる。
〈弟がテレビを見ながら僕に問う今年の総理は誰がなるのと〉高2、正木雄介。
ネット時代を見る目も冷静で的確だ。
〈「詳しくはウェブで」とうたうCMは情報社会の格差広げる〉高1、木村紗和音(さわね)
▼家族のありがたみは家を出てわかる。
〈「おかえり」がこんなうれしい言葉とは初めて知った寮に入って〉高2、高橋香那。
遠くで働く親を思いやって〈四季のない異国の父へ秋便り庭の紅葉(もみじ)の押し葉のしおり〉高3、井上裕衣(ゆい)
▼年若いほど発想は自在だ。
〈えんぴつがくるりくるりとダンス中白いステージ中間考査〉中3、下迫仁子(ひろこ)。
さて試験の結果は? 小学生の部に〈そよ風にたんぽぽみんな言っている種(たね)をたく配してちょうだい〉6年、本木万葉(まよ)。
読み終えて、春に一歩近づく気がした。
若さは宝である。宝は少しずつ毎年減って行くが,現実と向かってもその宝は減らさずに
理想に邁進してゆく。
努力すれば宝は別の形で戻ってくる。そう信じて生きてゆきたい。
若者は純粋だ。純粋ほどに素晴らしいものはないと考える。
妥協も必要だが理想を持ち続けることはもっと素晴らしいことだと思っている。
子どもには未知の行事や出来事が次々と訪れ、
心の時は細かく刻まれる時間がゆっくり進むように感じる
大人になると胸躍るイベントが減り、加齢で代謝も鈍り、
心の時計は緩慢になる
平成25年1月14日の天声人語よりの引用
年を重ねると、月日の流れがどんどん速くなる。
楽しい時が駆け足なのは常としても、退屈な時間まで大股である。
物の本によれば「心の時計」のせいらしい
▼子どもには未知の行事や出来事が次々と訪れ、心の時は細かく刻まれる。
だから時間がゆっくり進むように感じる。
大人になると胸躍るイベントが減り、加齢で代謝も鈍り、心の時計は緩慢になる。
つまり実際の時の流れを速く感じる、というわけだ
▼新成人はどんな時を刻んできたのだろう。
生を受けた1992年度は、バブル後の不況が鮮明になる時期。
ゆったり流れた「子ども時間」は、世に言う「失われた20年」に重なる。
その不遇を、彼らは負担増として実感するのかもしれない
▼「大人になるということは、歴史と出会うこと。
歴史に出会うとは、社会を見いだすことでもある」。
そう説くのは、社会学者の佐藤健二さんだ。
過去を感じ直し、現在を位置づけ直し、未来を選び直す。
自分がどんな歴史に織り込まれているのかを問う営みだという
▼20歳の救いは、未来を選び直せることである。
衆院選で初の一票を投じた人もいよう。
夏の参院選では皆が投票できる。
進んで社会と関わり、もの言う大人になってほしい
▼失われた歳月を経て、国の借金は1千兆円に迫る。
あずかり知らない重荷を背負わせるのは忍びないが、新成人は引き換えに、自らの暮らし向きや国の将来を左右する権利を手にする。
その使いよう一つで、「大人時間」はいくらでも密になる。
安保反対のデモが連日テレビで映し出されていた時期がったが。
その熱気はどこえやらアメリカ追随外交が続いている。
日本はしっかりとした日米安保によって国は守られていると言うが、何処の国から守られているのか判らない。
日米も大切だが、近辺のアジアの国々とのつながりはもっと大切だと思っている。
さらに世界は狭くなり世界の何処へでも旅行が出来る時代になってきている。
無駄な戦争への費用をもっと人々を救う社会に遣ってほしい。
思いと裏腹に自民党安部政権では自衛隊を国防軍に、軍隊に変えようとする動きがある。
若い人たちが再び戦争でもって青春を奪われないように、第二次大戦時のような世の中にならないよう頑張って欲しいものです。
アルジェリアの天然ガス施設へのテロ事件は、
政府軍の性急な作戦により、
日本人を含むとみられる人質20人以上が亡くなる惨事となった
平成25年1月21日の天声人語よりの引用
命の重さは同じでも、悲しいかな、その量り方は一様でないらしい。
アルジェリアの天然ガス施設へのテロ事件は、政府軍の性急な作戦により、日本人を含むとみられる人質20人以上が亡くなる惨事となった。
企業戦士らの受難に言葉もない
▼国情を知り尽くす会社でも、異国の辺境で働くからには危険がつきもの。
商いとはいえ、現地に良かれとの思いが士気を支えてもいただろう。
それぞれ息子で、夫で、父でもあった命が、乱暴に「外国人人質」とくくられ、砂漠に消えた
▼約10カ国にまたがるサハラ砂漠は、アフリカの3分の1、中国ほどの広さがある。
人類の知恵と根気を試すように、熱砂の下には豊かな資源が眠る。
幸いの、そして、災いのもとである
▼北アフリカから中東に及ぶ「アラブの春」。
体制のタガが緩み、砂漠はテロリストの楽園と化しているそうだ。
金づるは誘拐の身代金、麻薬や武器の密輸と聞く。
イスラム武装組織の実体は、聖戦をかたる山賊といえる
▼無法者に対するのは、基幹産業と威信を守りたい国家。
冷たい歯車二つに巻き込まれた生身は、どうにも無力だ。
人質を無視したかのような制圧劇は、人命より重いものがある国の現実を語る
▼30人を超す武装勢力も殺された。
同情の余地はないが、憎しみは彼らの肉親に受け継がれ、国境をまたいで報復の連鎖が始まろう。
背景には深い貧困と、天然資源を民の幸せに生かせない失政がある。
出口なき混迷に、サハラを渡る熱風のような焦燥が募る。
唐突なな感じのアルジェリアのアルカイダのテロ事件である。
人質にとった外国人を含む多くの人たちがアルジェリアの精鋭部隊によって一挙に
包囲したイスラム武装勢力 人質をも殺してしまっている。
普通の文明国では考えられない事態が起きた。
その殺害した人たちの中には多くの日本人が含まれている。
普通人質になった人たちの命を第一に考え作戦が行われるのが普通だが、
アルジェリアではそのような常識は通じないような国だ。大変荒っぽいやり方である。
イスラム勢力は中東の国を追われてアフリカに潜伏したようで、
隣国のマリには もとの植民時代の宗主国であったフランスが爆撃を行っている。
サハラ砂漠が大きく横たわるこの場所にソーラ発電機を設置すれば大量の電力が
世界に供給できるのにと思ったりしている。
多くの資源が眠っているところで、発展性は益々あるが今回の事件でどのようになるか。
根っこには富の不平等があるようだ。ソーラ発電で得た富を全国民に与えたらこのような事件も
起きなかったかと思うのだが。
コンビニ大手のローソンが、
健診を受けない社員と上司のボーナスを減らす新制度を、
春から採り入れるそうだ。
平成25年1月24の天声人語よりの引用
旅行会社に勤めるS氏(38)は定期健診で糖尿病の疑いを指摘された。
精密検査で治療不要と分かったが、彼は以後、受診そのものをやめてしまう。
「結果が出るまで、同僚と飲みに行っても楽しくないし、仕事にも集中できない。
あんなストレスはこりごりです」と
▼『健康診断の「正しい」読み方』(吉田和弘著、平凡社)にある話だ。
健診で何か見つかり、働き盛りに「病身」のレッテルを貼られるのも怖かったという。
だが、できる人こそ丈夫で長持ちしてほしいのが会社の本音である
▼コンビニ大手のローソンが、健診を受けない社員と上司のボーナスを減らす新制度を、春から採り入れるそうだ。
労使合意の「罰金制」により、社員3500人の完全受診を目ざす
▼受診の催促(年3回)を無視し続けると、翌年度のボーナスが本来の支給額から15%カットされる。
上司も管理責任を問われて10%減、勧められた再検査をサボっても削られるという
▼予防医療を担う職場健診は、年1回以上が労使に義務づけられている。
ただ、多忙などを理由に受けない人もいて、ローソンの昨年度の受診率は84%だった。
ちなみに、朝日新聞の東京本社は昨秋が93%。
日頃の不摂生を案じての高率にも思える
▼健診を受けると健康になる、なんてことはない。
エックス線撮影の被曝(ひばく)など心身の負担も伴うけれど、その功は罪に勝ろう。
毎年の義務、というより権利を捨てては、望んでも受診しにくい人に申し訳ない。
S氏、お元気だろうか。
早期に発見して病気の前兆を少しでも早く知ることは大切なことである。
病気を見つけ治療をすることから病気への兆候を少しでも早く見つけ生活習慣を変え
病気にならないような検診が普及してきている。
病気を見つけるのでなくて 病気になる前兆を 検査の異常値から判るようになってきている。
全く病気になってしまえば治療が困難で、その状態を続けざるを得ない病気が多い。
早く病気 病気の前兆を発見することは将来健康で長生きできるための重要な要素である。
これだけ医学が発達している時代、 誰も元気で長生きしたいものだ。
この点からもローソンの取り組みは立派だと思う。
職場検診は簡単で、もっと人間ドック位の検診が普及することを願いたいものです。
病気で通院している人でも一旦生活習慣が長年に至った場合、簡単に長年の生活習慣は変えられないでいる人たちがいる。
検診にて早く兆候を発見して、生活習慣を変えれば、そんなに深刻にならないのではないかと思う。
自民党の、電光石火の「先祖返り」を目の当たりにし、
笑えぬジョークを思い出した
平成25年1月25の天声人語よりの引用
水晶占いが「2問で1万円」と聞いて、客が「ちょっと高くないか」と問う。
占師は「はい高いです。
では二つ目の質問をどうぞ」。
その抜け目なさ、その手際……。
自民党の、電光石火の「先祖返り」を目の当たりにし、笑えぬジョークを思い出した
▼早手回しの復古は、経済再生の手順に鮮明だ。
厳しい財政下で脱デフレを急ぐにあたり、産業界と公共事業への深い「理解」がのぞく。
まずは大企業や地方の建設業者に元気になってもらい、やがて民の懐が温まるのを待つ構えである
▼税制改正では、消費増税の埋め合わせを求める自動車業界の意向をくんで、自動車取得税が廃止される。
あおりで減収となる地方自治体の悲鳴も聞き入れ、自動車重量税は専ら道路につぎ込むらしい
▼使途を道路に限る特定財源は、ムダな工事の温床と批判され、麻生政権で一般財源になった。
まさか「道路族の財布」までよみがえることはない、と信じたい
▼大多数の道路は暮らしや商いに役立っている。
トンネル惨事が教える通り、その安全には手入れが欠かせない。
大綱も「維持管理・更新等のための財源」とするが、囲い込んだ金には浪費がつきもの。
永田町や霞が関で使う「等」の字は曲者だ
▼去年の貿易赤字が過去最大の約7兆円となった。
富と人口が減る国を内から支えるには、何はさておき、働き手への応援歌を奏でるべきだ。
族議員の懐メロを聴いている時ではない。
「高くつかないか」。
占師ではなく、水晶玉に問うてみたい。
まず大企業や地方の建設業者に元気になってもらい、次に民の懐が温まるのを待つ構えであるが
賃金が上がらなければインフレになり 税金は増えて民にとっては大変危険な政治手法である。
自民党はあくまで自民党でまず企業の業績を最優先した政治が施行されている。
民は二の次で企業の意向によって賃金が上昇しない会社も出てくることだろう。
直接に民が購買欲を起こすような政治はできない物かと思う。
デフレ値段の安いのは民にとったは都合がいい。そこに賃金を上げられる政治が行われば最高なのだが。
世の中は上手くゆかないようである。
借金ばかりして将来大丈夫かといぶかる。今はただ神の加護が有りますようにと願うほかないようだ。
アルジェリアでテロに遭った方々が、政府専用機で羽田に降りた
過半は棺(ひつぎ)に横たえられて
日揮の社員ら、現地の日本人17人のうち10人が落命した
平成25年1月25の天声人語よりの引用
海外の任地から降り立ち、入国審査に進む時の「帰郷感」は忘れがたい。
冬であれば、あちらでは拝めない高い空が楽しみだった。
こぎれいな到着ロビーも、日本語の広告もうれしかった。
そうした感慨とは無縁の帰還もある
▼アルジェリアでテロに遭った方々が、政府専用機で羽田に降りた。
過半は棺(ひつぎ)に横たえられて……。
給油地のフランクフルトを経て17時間。
この遠さが、熱砂のガス田開発にかけた男たちの、覚悟と情熱を語る
▼日揮の社員ら、現地の日本人17人のうち10人が落命した。
最後にご遺体が確認され、専用機に間に合わなかった新谷(あらたに)正法(ただのり)さん(66)は同社の最高顧問、
出張中の悲劇である。
身元確認の決め手が指輪の刻印だったと聞いて、愛妻家に合掌した
▼10人を助ける手立てはなかったか。
むごい結末を受け、反省と対策が語られている。
友好国と通じてテロ情報に強くなる、アフリカ支援を広げる、そして自衛隊に邦人救出を担わせる、などだ
▼自衛隊は今、現地の安全を確かめないと出せない。
そこで安倍政権は、危なげな地にも送り、邦人を守れるようにする法改正に動くらしい。
自衛隊が操る政府専用機の活用は、「普通の軍隊」への露払いにも見える
▼むろん、テロ攻撃への対応は企業の手に余る。
では米英仏のように、重武装の特殊部隊を待機させておくか。
これも論外だ。
丸腰と重武装の間に正解があるとも限らない。
誰より意見を聴くに値し、述べる権利もあった10人は、祖国から永遠(とわ)の旅に出る。
不思議に思うのだが アルジェリアの企業が何故に攻撃の対象なり
そこに従事しているアルジェリア人に危害を与えず
外国人だけに危害を与えたのかが分らない。
アルジェリアでも外国人は憎まれているのだろうかどうか。?
それにしてもアルジェリア軍の救出作戦が荒っぽく感ずる。
そんな恐ろし所で何故に商売する必要性があるのかどうか。
危険な場所はなるべく企業は進出しないように指導するのが政府の仕事であると思う。
どちらにしても気の毒な結果に終わっている。
これを口実に自衛隊派遣をする切っ掛けにならないことを願うばかりである。
1万円札を積み上げると、1メートルで1億円になるそうだ
五当四落(ごとうよんらく)−5億円使えば当選、4億なら落選、
などと言われたころ。
平成25年1月28の京都新聞の梵語よりの引用
選挙の終盤。潤沢な資金が底をつきかける。若き候補の父親は大会社のオーナー社長。
「タマ(現金)が足りません」。
訴えてきた運動員に、平然と返す。
「何メートル足らんのや?」
▼1万円札を積み上げると、1メートルで1億円になるそうだ。
五当四落(ごとうよんらく)−5億円使えば当選、4億なら落選、などと言われたころ。
そうした金権選挙の見直しも図って、現在の小選挙区制が導入された
▼ひとつの選挙区に当選者はひとり。
わかりやすい。
米国のように民主党と共和党の競う図式なら単純に過半数を得た方が勝つ。民主的だ。
ところが。候補者が何人も出てくると、ややこしくなる
▼先の総選挙。京都の小選挙区当選者の得票率を見る。
過半数はおろか、3人が3分の1に届いていない。
つまり3人に2人が望んでいない、そんな人が国会議員になる。
我々の代表という印象を持てないのも納得できる
▼京都だけでない。
自民党の小選挙区の得票率は全国で43%程度。
それで8割の議席を取った。民意は適切に反映されているのだろうか。
結果にケチを付けるつもりはないが、どうも釈然としない
▼矛盾はかねて指摘されてきた。今のままでいいとは思えない。
新しい政権の国会がきょうから始まる。
当分、総選挙はない。ない時だからこそ、議論を起こしたい。
定数削減のように、選挙間際に急場を繕うのでなく。
現在の議員も純粋に当選している議員は大勢いる思う。
4当五落まではゆかないものの巷には選挙屋が跋扈しているように思えてくれる。
陰に陽に自分の推す議員を当選させようとしている。
現在の小選挙区制が良いのかどうか 投票数から見る議員の数に大変な差があるのが気になる。
政権をとった政党の党首は大変な権力が付与されて,国民が思っているのと違った政治が行われている事が多い。
一番恐ろしいのは再び戦争への道を歩みだすことである。
誰もが平和を望んでいる。
ただ個人的な考え付与された権力でもって、再び戦争への道を歩みだすことが一番恐ろしい。
石原慎太郎 橋下徹 安部晋三にはそういった資質 要素を感じられるので、特に恐ろしい将来が来ないことを唯々願うだけである
安倍首相の所信表明演説は思いのほか薄味だった
平成25年1月29の天声人語よりの引用
失意の時を経て、ひと回り大きくなる人もいるし、芸や信念に磨きがかかることもあろう。
何によらず復活の舞台は感動的だ。
その点、安倍首相の所信表明演説は思いのほか薄味だった
▼理念より実務か、特段の高揚はない。
わずかに、時代がかった言辞が目立つ程度だ。
「病のために職を辞し、大きな政治的挫折を経験した人間」が、「国家国民のために再び我が身を捧げんとする決意の源は、
深き憂国の念にあります」と
▼20分弱の短さ、ヤジはなく、時おり拍手が起きる。
衆院は3分の2以上が与党席だから、どこか党大会のよう。
下野した民主党の消沈に思う。
チェック能力は大丈夫か
▼政権の色をより端的に語るのは、大枠が固まった予算案だろう。
防衛費を11年ぶりに上積みし、自衛官も8年ぶりに増員する。
尖閣の海空で続く中国の挑発への、これぞ「憂国の念」である
▼頑張る人は報われる。
この基本が揺らぐことへの「憂国」も大きいらしい。
生活保護の支給額が、働く貧困層の消費支出より多いといった矛盾だ。
勢い余って過去の物価下落分まで削る結果、特に子育て中の保護世帯には痛い減額となる。
自助を促すというには、手荒すぎないか
▼憂国首相にとって通常国会は、ご本人言うところの「過去の反省」を試す場となる。
ここまでは経済対策を軸に安全運転で、株価も支持率も高い。
夏の参院選までは世論をにらみ、車線の真ん中を行くつもりと思われる。
さて、右端で待つ支持層がどこまで辛抱できるか。
難病を抱えての再出発が心配だ。勇ましいことを言われているがストレスが強力に降りかかった時
病気が悪化し以前のような状態になることだ。
ストレスに弱い方ののように見受ける。
その時政治を放り出して首相を辞めてゆかれる姿が見えて来るような感じがする。
調子の良い時は、誰がなっても良いが、国家が重大な岐路に立っての国家を背負うだけの度量はみえてこない。
二世特有のお坊ちゃんのひ弱さを感じる船出のように思える。御身が一番大切な人物のようにおもえてくる。
日本の首相がつとまるのだろうかと心配。
又ストレスを起こさない為 外国に対し従順になられるのが国家・国民のために損失だ。
健康な人が沢山おられるのに何故かと思いたい。
普段の生活で食事などどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか?
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戦時中の幼い小学生の頃を思い出す。集団疎開で僅かの主食で、オヤッは殆どなかった。
子供だと普通飛び回り遊ぶものだが、誰も空腹のため動くことは殆どなく、おやつ代わりにお茶に塩を入れ空腹をまぎらしていた。
誰からか、庭の石に腰かけたまま先生に向かい聞こえるように歌ったものだ。
腹(はら)兵隊(減った)さん飯(めし)九連隊(呉れんたい)。
そのような時代を決して今の子供たちに経験させたくないためにも、自衛隊を国防軍にするようなことは決してあってはならない。
改憲もあってはならないと思っている。