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3月になって




3月初めの数日は寒い日もあったが、次第に暖かい日が,日ごとに増えてきている気配である。

春一番も3月初めに吹き、春が本格的にやってきた感が゜する。

桜の時期ももうすぐだ゛が、桜の木は未だ少し芽吹くだけでつぼみも見られない。

下旬の頃ともなると京都ではつぼみが咲き、東京方面では桜満開のようである。

待ち遠しい春がすぐそこにやってくる気配は次第に感じるようになった。

でも散歩に出かける元気は寒くてまだす少ない。

運動不足を補うため,大きいス−パ−の中を歩くようにしているが、それも限度がある。

寒い時期はどうしても運動不足勝ちになる。

彼岸になるまで寒い日,暖かい日と続く。

アベノミックス
 が言われ出しているが完全に理解ができていない。

株価は上昇し 円安ドル高で輸出は好調になることは判るが,輸入が大変でガソリン価格が上昇している。

給料は上がらなければ生活は苦しくなり 株を持っている人たちだけが株価上昇でもって収入はぐんと増える。

アベノミックスもいいことばかりでないことが言われ出してきている。

日米地位協定が戦後日本の闇だと新聞広告されている。

何故、まだ米軍は日本にいるか?

何故 米兵の犯罪者は殆ど逮捕されないのか?

何故 アメリカで゜はできない危険なオスプレイの訓練は日本では自由にできるのか?

何故 米軍基地を動かそうとしただけで首相が失脚するのか?

こんなことでは植民地国家と全く同じではないかと思えてきた。

本当は憲法よりも大切だとも書かれている。

安倍首相の言う変な憲法改正よりも、ず-とこちらの方が大切で米国と対峙して改正に努力してほしい。

全力でもって直ちに改正すべきことだと思う。

疑い出すとアベノミックスもアメリカの金融資本家達が中心となり作り出されているのではないかと憶測する。

株価の上昇、株を持っていない者にとり関係ないことだ。

円安で貿易が好調な企業が出てきてボ−ナスが出る企業も増えている。

再び露骨なアメリカ服従外交が始まりだしたようだ。

東北大地震が自民党政権下で起これば原発を進めてきた党として世間に知らせては困ることは伏せられた可能性があったかもしれない。

原発の恐ろしさを直接日本人に知れ渡ったことは幸いだったが、罹災した人たちの府県市町村は原発を推し進めてきた政権に対し

もっと抵抗感を持つべきと思う。

不思議なことに原発を誘致している町には手厚い補助金が有るのでその町は原発賛成、 近辺は何もないから大反対の変な構図が

できあがってしまった。

何ともやりきれない気持ちでいる。それに災害復興は遅々としてすすんでいない。

それでも春は必ずやってくる。自然の道理で 最近人間は自然の道理に反していることをしているので

災害が多発してきているのではないかと思う。核の知識がない時代は原発災害は起こらなかった。

原発に依存するような生活は是非改めるべきである。

日本の行方もまたアジア共同体を押し進め,アメリカ依存の政治はやめるべきだと思う。

日本は何時まで経ってもアメリカから独立することが出来ない。

最後はアメリカの言いなりにならざるを得ないのにTPPに参加するのはおかしいことである。

戦争のない互助精神が世界に発信できる日本の国になってほしい。

世界ではイスラエル シリア イラクなど中東地域が不安定のままにある。

混沌とした世界で平和国家日本の活躍する所が大いにあるのに、アメリカに依存した政権ではそれも自由にならないようだ。

北朝鮮問題も、第二次大戦後に朝鮮が二つの国家に無理やり分割され、同一民族が反目しあっている状態が続く悲しい現実である。

アメリカ軍が北朝鮮に侵略されるとし、駐留する限り反目しあう状態は続くことになるだろう。

平和の大切さを第二次大戦で、戦争の悲惨さを体験した世代が少数になって来て,再び平和憲法を変え戦争が出来る国にしようとする

勢力が勢いを増しつつあるように思えてくる。







早春賦(動画)



川は流れる(動画)



安倍晋三が朝鮮工作員の辻元清美を完全論破、慰安婦全面否定(動画)



元ゼロ戦パイロットが語る戦争の真実(動画)



大東亜戦争 ひめゆり部隊 沖縄戦(動画)






きのうの演説では、オバマ米大統領との直談判で
環太平洋連携協定交渉への地ならしはできたと
胸を張り、すわ参加表明かとも思える口ぶりだった





平成25年3月1日の京都新聞梵語よりの引用

「強い日本。それを創るのは…」と、やや上ずった声で切り出した安倍晋三首相。

議場を一瞥(べつ)し、右半分を優に埋める数の力に励まされたか、

声は次第に熱を帯び「今こそ世界一を目指していこう」の呼び掛けでは人さし指を立てるポーズも見せた

▼支持率70%超えの追い風に乗る安倍氏である。


きのうの演説では、オバマ米大統領との直談判で環太平洋連携協定交渉への地ならしはできたと胸を張り、すわ参加表明かとも思える口ぶりだった

▼だが、肝心なのは手練の国々との交渉本番であり、国内農業再生への道筋である。

大企業には女神であろう「アベノミクス」も、ガソリンや小麦の値上げで庶民には冷淡な顔しか見せてくれない

▼「強い」「美しい」「希望」。

演説で使われた字句は明快だ。

ただ一方で影の部分を切り捨ててしまう。

人間の弱さ醜(みにく)さ、絶望…そんなものに直面した時こそ、人は政治の力を欲するものである

▼安倍氏は最後、丹精のボタンを折った若者を、「植えたのは怒るためではない」と許した貝原益軒の逸話を引いた。

野党をけん制するため初心の大切さを訴えたようだが、政治の原点とは美辞の対極にある現実であろう


▼益軒は、「養生訓」など膨大な著書を残した。

弱き自分の体を出発点にしたそれらは今なお光を放つ。

単に大上段なだけでは書物も政治も説得力を持たぬ。



美辞麗句のつながりで 最後は貝原益軒はボタンを植え「植えたのは怒るためではない」「楽しむためだ」との比喩は何を

言わんとしているのか。判らない。

自民党が野党時代に民主党をこき下ろしていた例があり,

政権担当した途端に都合の良いこと言われても国民は直ぐには納得しないと思う。

言うなら、自分はどうなっても良い身を没してでも政治に邁進するとでも言ってもらいたい。

あの方のことた゜から身を窮して、体調が悪くなれば まず政権を投げ出し引っ込んでしまうことだろう。

株価上昇で株を持っている人たちは笑いが止まらない。

でもじわじわと物価は値上がりして 国の借金が前代未聞の額にでも達してくればそれを乗り切ろうとするような

人には思えない。

坊ちゃん育ちの性格は多分一生変わらず、恐ろしい憲法を改悪し徴兵制度も辞さないタカ派的体質が見えてくるが。

自分は先頭に立って死をも覚悟でもって戦う様子が全くに感じられない。

日本の世界で一番誇りの平和憲法を変えようとするのが理解できない。







敵レーダーが捉えにくい新鋭機は、
日本企業を含む国際分業で生産され、
第三国への移転は米国に任される。





平成25年3月4日の天声人語よりの引用

 中国の古典は「アリの穴から堤も崩れる」と教える。

英語では「小さな水漏れ穴が巨船を沈める」と説くらしい。

金科玉条に見えた原則も同じく、一つの例外から滅ぶ

▼戦闘機のF35が武器輸出三原則の例外となった。

敵レーダーが捉えにくい新鋭機は、日本企業を含む国際分業で生産され、第三国への移転は米国に任される。

周辺国と緊張関係にあるイスラエルに日本製部品が渡り、戦争を支えることもあろう


▼三原則を緩め、安保で近しい国との共同開発を認めたのは野田内閣だ。

安倍内閣は、国際紛争を助長しないという輸出の前提を取り払った。

民主と自民の骨抜きリレーに、防衛産業は喜びを隠さない

▼安倍首相は憲法を変えて、自衛隊を国防軍にするという。

次は集団的自衛権、ついでに非核三原則もという勢いだ。

誇るべき平和国家のブランドが色あせていく。

このまま「普通に戦争ができる国」まで落ちてしまうのか

▼なるほど、大戦の反省から生まれた憲法は普通ではない。

だが先進的な理想主義は、世界が追いつくべき「良き例外」である。

「米国に押しつけられた」憲法とそれに基づく国是を、「米国と共に責任を果たすため」に改める……一人二役の米国も忙しい

▼国際常識が通じない中国が台頭し、核は拡散、テロも絶えない。

だからといって、日本までが兵器の競争に手を染めることはない。

現実に合わせて理想を傷めては、人類の進歩はおぼつかない。

がんこ一徹の平和国家が、一つぐらいあってもいい。





がんこ一徹なな平和国家とは言い過ぎである。当然に他国でもやらねばならないことを、疎かにしているだけである。

時代錯誤もいい所の国家が多すぎる。

日本は平和国家とはして世界の中で先頭にあると考えている。

日本が例外ではなく、他国が馬鹿げた戦争をする国家のままで、時代に遅れでいる。

日本は敗戦でもって、貴重な体験を生かし続けて来た。

ずるいアメリカは日本を戦争にできる国に変え,自国の負担を日本に肩代わりさせ戦死者も減らし

何時までも大国として世界に君臨したいだけのことである。

馬鹿げた首相が、それに乗っかって「強い日本」を掲げ戦争ができる国に変えようとしている。

自身の戦争への参加なく、戦争の先頭に立たないから 戦争の悲惨さ 過酷さをも知らず、アメリカに乗っかっている。

あのイラク戦争を起こしたブッシュは兵役を逃れ 軍隊に入っていない。

親の力でもって兵役を逃れ、勇ましいことを語り多くの戦死者を出したイラク戦争を起こしている。

イラク戦争でもってイラク国民に多くの犠牲者、アメリカの若い兵士が沢山亡くなっている。

戦争は残酷なものだ。

日本も同様でひ弱な安倍首相が「強い日本」に 憲法を変えてまで、戦争が出来る国を目指している。

自分は腹痛でもって、首相を放り投げ出しているような人間が、 憲法を変えてまでして、強い軍隊を作り

アメリカ軍の先鋒を担わせられる事を考えている。

昔の軍隊ならば、多分そんな腹痛だけでは、職務怠慢だとしてビンタを見舞われ、腹痛薬を与えられ、こき使われたことだろう。

多分自衛隊が戦争する軍隊に変えれば、自衛隊に志願する人は激減し 徴兵制度を布かないと軍隊として維持できなくなるだろう。

日本は平和国家を目指し、永遠に「戦う軍隊を持たない」現在の平和憲法を維持する国であってほしい。

戦争が世の中から無くなれば軍隊を持つ必要はない。

世界の先頭に立ち、平和な世界を目指す様な指導国家になってほしいものである。






沖縄県の仲井真知事
「オスプレイの訓練の実態が、
(本土の人たちに)少しはおわかりいただけるのではないか、
という気がします。
街の真ん中の普天間基地を中心にして毎日のように動き回っとるんですよ、と」



平成25年3月8日の天声人語よりの引用

イソップに「ロバと蛙(かえる)」の寓話(ぐうわ)がある。

ロバが沼で足を滑らせ、倒れて起き上がれなくなった。

泣きわめく声を聞いて沼に住む蛙が言うには、「ちょっと倒れただけでそんなに泣くのなら、

俺たちほど長いことここで暮らしたら、一体どうしただろうな」

▼古い寸話を、沖縄県の仲井真知事の一昨日の発言に重ねてみた。

「オスプレイの訓練の実態が、(本土の人たちに)少しはおわかりいただけるのではないか、という気がします。

街の真ん中の普天間基地を中心にして毎日のように動き回っとるんですよ、と」


▼米軍機オスプレイが本土で初の低空飛行訓練を行った。

それを受けての発言である。

控えめな言葉の内に「沖縄のマグマ」が沸々とたぎる。

世界一危険と言われる普天間などの基地と隣り合わせに、人々は暮らしてきた

▼低空を飛ばれた四国で、各県知事が「不安」を語ったのは当然だろう。

そうした不安は沖縄では日常だ。

かねて沖縄の人は「小指の痛みは全身の痛み」と訴えてきた。

しかし本土の側の無関心は変わらなかった

▼この1月、オスプレイの配備に反対する沖縄の首長らが東京を行進した。

そのとき、「いやなら日本から出て行け」と言う者が沿道にいたそうだ。

沖縄の女性のやりきれぬ投書を、東京新聞で読んだ

▼沖縄はかつて対米戦の「捨て石」となり、戦後は不沈空母さながらの「要石(かなめいし)」となって翻弄(ほんろう)されてきた。

島の歴史と現在への想像力を持ってほしい。

仲井真知事の言葉は、静かに叫んでいる。



ひどい話だ。日本の総理大臣は何しているのかと言いたい。

誰も日本人が希望していない物を日本に持ち込み、迷惑をアメリカはかけ続けている。

戦争で負けたのだから仕方がないでは済まされないことが沖縄の基地を中心に日本中で

わがもの顔でやりたい放題の事をアメリカ軍はしているとしか思えない。

戦後のエリ−ト達がフルブライドで留学してもって飼いならされ、今も日本国民に対しアメリカ軍はわがもの顔である。

敗戦後の日本の情景を思い出す。

パンパンと称する女性と街路を闊歩し,家の外の備品にいたずらし駐留していた兵舎には常にに火事を起こし消防車が走りまわっていた。

当時アメリカ兵は冶外法権のふるまいをしていた。

腹ペコで進駐軍の食べ残りを豚に与えるために払い下げられた残飯を人間が先に 食べるため残飯屋さんから買って来、

食べ大変においしかったが油濃かった記憶がある。

当時は配給券で雑炊を買うのに長い 長い行列をして買って食べたものである。

あの苦しい時代の事を考えれば栄養失調でなく、メタボで亡くなる人が増えている時代になって来ているが、

何故、わざわざに日本でオスプレイを自国で アメリカでもってあれだけ広い国土が有りながら

何故にどうして、狭い日本で訓練する理由も判らない。

日本国は許している。それも判らない。

アメリカの力には今もって逆らえない現実があるのか。?

アメリカ内で何年も何年も練習してから日本へ持ち込もうとするならば判るが、本当はそうすべきである。

大体オスプレイは戦争の為に必要なもの、それを何故に戦争放棄した平和国家を掲げている日本に必要とするのかが判らない。

沖縄の気持ちを、日本本土にも少しでもわかってほしいという気持ちもよくわかる。

完全に今もって、アメリカは日本殖民地化しての行動としか思えない。

たまたまアメリカ旅行した時の事だった「give me money」とすり寄られた体験に驚き,:現在の日本には昔の乞食は普通に見られない風景である。

最低限の生活を保障した「生活保護法}がある。

アメリカでは異常なほどの格差社会であることを知った。

オスプレイなんか世界中から迷惑がられているような費用をそちらに回してあげればと思う。

直ぐにオスプレイをアメリカに持ち帰り 充分に納得行くまで練習されれてからで良いのではなかろうか。

オスプレイは危険だから、アメリカで練習できないとで言うのだろうか。

さらにそのようなオスプレイを必要としない世界に何故にしようとする努力をは゛しないのだろうか。

常識では理解できない。






悲惨な戦争の歴史でも、無差別爆撃は最悪のものだ。
米軍は戦争末期、日本の主要都市を軒並み炎に包んだ。
犠牲は数十万人にのぼるが、広島や長崎に比べて語られる機会は少ない






平成25年3月9日の天声人語よりの引用


職場の屋上から眺めると、ビルの街に隅田川がゆったり光っている。

春のうららの……と歌われる季節も近い。

思えばそんな春先、3月10日の未明に隅田の川面は死者で埋まったのだった。

約10万人が非業の死を遂げたとされる東京大空襲から、あすで68年になる


▼きのうの朝日小学生新聞で、当時14歳だった画家、吉野山隆英さん(82)の話を読んだ。

隅田川につながる北十間川(きたじっけんがわ)にも遺体が折り重なって浮いていた。

いまは東京スカイツリーの足元を走る川である

▼思い出すのがつらくて、吉野山さんは空襲の絵を描けないできた。

70歳を過ぎて初めて描いた。

天をつくツリーが完成に近づいた一昨年には、北十間川の記憶を絵にした。

あのできごとを忘れないでほしい――風化にあらがう筆は重々しい

悲惨な戦争の歴史でも、無差別爆撃は最悪のものだ。

米軍は戦争末期、日本の主要都市を軒並み炎に包んだ。

犠牲は数十万人にのぼるが、広島や長崎に比べて語られる機会は少ない

▼東京大空襲では爆撃機B29が279機飛来し、3時間足らずで下町を焦土にした。


戦中派には恨み重なるB29を、昨今の若者は濃い鉛筆のことか?と問うそうだ。

話半分に聞くにせよ、いまや戦後生まれがほぼ8割を占めるのは事実である

▼移ろいやすい人の世だが、忘れてならぬものがある。

11日には大震災から2年がめぐる。

その前日の3・10も伝え続けたい。

天災と戦争は違うけれど、奪われた命の無念は変わらない。胸に刻む両日としたい。




無差別爆撃は日本中の主だった都市で行われている。国際法違反で戦争犯罪である。

戦勝国故に咎められることなく現在に至っている。

勝てば何をしても通じるとの意識が武器開発に精をだし、戦後の日本の自民党政権は従順に従い今日まで来ている。

安倍首相は憲法を変えて、戦うことの出来る軍隊を持とうとしている。

EUのような世界の枠組みを作り近隣と仲良くするようなことは無く、ただアメリカの言うままにアメリカ追従外交を続けようとしている。

日米安保があるから日本は安全だとの事しか考えていない。

むしろ日米安保がアメリカ追従を強いて独自外交の阻害要因となり近隣諸国との軋轢を強めているだけである。

日本はまだ完全に独立していない。

近隣諸国と仲良くしEUのような枠組みを率先して作るべきである。

日本が何処と戦える軍隊を持とうとしているのか不明のまま憲法改正し戦うことの出来る軍隊を言い出している。

かけがいのない貴重な体験が何も生かされず、当時は悲惨な戦災 戦闘 そして戦時生活を強いられていた。

日本の首相としての発言として大変悲しい。

昔の言葉を出して悪いが大東亜の平和の盟主になるくらいの気概をもち、アジア諸国をまとめ大東亜共栄圏を作るぐらいに努力すべきである。

EUに続く共栄圏を作る努力が必要だ。

アジアでノ−ベル平和賞をEUに続いてもらってほしい。

北朝鮮問題も自然解消されることだろう。平和な世界が゛一番大切だ。

それらの共栄圏が全世界にアメリカ地域 アフリカ地域 中東地域で作られれば平和な世界が創出されることになる。




先ごろ福島第一原発の専用港で採れたアイナメから、
1キロあたり51万ベクレルの放射性セシウムが出た。
基準の5100倍、過去最高の値である




平成25年3月10日の天声人語よりの引用



「底魚(そこうお)たちの悲しみ」を書いたのは去年の2月である。

大海を泳ぎ回る仲間と違い、海底に棲(す)み着く魚は環境に身を任すしかない。

水が汚れれば同じように汚れ、海が死んだら事切れる

▼先ごろ福島第一原発の専用港で採れたアイナメから、1キロあたり51万ベクレルの放射性セシウムが出た。

基準の5100倍、過去最高の値である。


事故現場や周囲に積もった放射性物質は海に至り、食物連鎖の先で口を開ける底魚にたまる。

悲しみはいよいよ深い

宅地や農地の除染は雪に阻まれ、福島県土の7割に及ぶ森林の浄化はめどが立たない。

なお15万の県民が避難先で暮らし、古里に戻る望みは薄らいでゆく。


山海を汚し、住民を苛(さいな)む放射能のしつこさに比べ、人間の忘れやすさはどうだろう

▼全原発の停止を目ざす民主党の方針を覆し、安倍政権は再稼働に前のめりだ。

安全より経済成長に重きを置くかのように、政府の審議会から脱原発派が次々と外されている

▼最終処分地が定まらない使用済み燃料、放射性廃棄物について、脚本家の倉本聰さんが毎日新聞で語っていた。

「ごみを出すことに慣れきり、反省がなくなった……未来というごみ箱に核のごみを捨てているわけです。

それでは我々の子孫はたまらない」


▼原子力への姿勢は、つまるところ自然や未来への畏怖(いふ)が決めるのかもしれない。

きのう東京であった脱原発集会には、以前より少ないが結構な数が参加した。

この2年、畏(おそ)れの感度を保てた人々だ。

強風が太くする幹もある。



一旦放出された放射能はその場から取り除けても、放射能汚染物質は右から左に移るだけの事である。

除染とは放射能を中和して失くするのではなく 何時までも何処かに移動されて放射能は何時待ても残る事である。

地球が放射能に汚染されたというだけで、経済効率が良いからと言って無闇に利用すべき性質のものではない。

核の平和利用のもと、原発が考え出されたが、核は核だけであって大変恐ろしい存在である。

人間を初め全生物に悪影響をもたらすだけである。 

多分人類最後として 小さな戦争が起き、人間は馬鹿だから核兵器を使用し地球破滅する可能性は十分に有る。

原発も同じで福島でのような事件が再び起きれば、人間の手におえない核放射能が拡散して住めなくなるか、病気で早死するだけである。

原発は地震多発国日本では絶対に全廃すべきことである。

太陽 地熱 風力 水力のような自然エネルギ-に国家プロジェクトとして邁進すべきである。

安直に絶対原発再開を考えるべきことではない。

原発反対デモが暖かくなって再開されだしている。

人間自身を大切にせず経済効率だけを求めるのは御免である。

不自由の中にいても、昔の人たちが快適に生活をしていたことを少しでも思い起こそう。 





先人も天災地変を前に、もがきつつ文学で真理を遺(のこ)した




平成25年3月12日の京都新聞梵語よりの引用


その瞬間、日本列島が祈りで満ちたからか。

きのうの14時46分、冷たさ残る大気が透明感を増したように思われた。

もう2年。空気の中にあまたの死者を感じ取り、架空の対話を重ねることでしか、この国の針路は見いだせまい

▼先人も天災地変を前に、もがきつつ文学で真理を遺(のこ)した。

鴨長明は「方丈記」で1185年の大地震を「月日かさなり、年経にし後」は口にする人さえいないと嘆き、今はどうだ、と迫ってくる

▼日本の真の国防とは天災に備えることではないか−。

1923年、関東大震災に際した寺田寅彦の警句は明快だ。

「戦争の方は会議で幾(いく)らか延期されるかもしれないが、地震とは相談できない」

▼この震災で「源氏物語講義」の原稿数百枚を失った与謝野晶子。

その時、「大震後第一春の歌」を書いて自他を鼓舞した。

<おお、この魂である、鋼(はがね)の質を持つた種子(たね)、火の中からでも芽を吹くのは>とは、その一節だ

▼きのうの政府追悼式。

妻と幼子を津波で亡くした宮城の男性に、まさしく“火の中から芽を吹く鋼の種子”を見た。

離れぬ面影に慟哭(どうこく)の日々だったに違いない。

それでも「愛する2人の人生の続きを私が歩む」と誓った

▼晶子は10年ほどで出版にこぎつけたが、喪の道には終わりがない。

せめて被災者が鋼の忍耐から解き放たれるよう、社会が火の粉を払うことはできる。




3.11の地震は予想外だった。地震と津波 それに原発事故での放射線漏れで被害が今も続いている。

何時まで続くか判らないような事態が起きてきている。

除染という放射能の移動が行われているが、露出した放射線は長年月が経ないと消えない。

このまま原発を続けば、放射能汚染物質が日本全国土に満杯になり、どうしようもなくなる時が必ず来る。

ドイツのように速やかに原発は停止すべきである。

地震 津波が多く起こる日本ではもってのほかで、地震の少ないドイツでさえ脱原発に踏み切っている。

経済優先の日本では命が疎かになり、原発を廃止しようとする勢いがあっても無視され続け

企業の業績が最優先となっている。国際的にも恥ずかしいことである。

一旦民主党政権時代に原発ゼロを目指す方針だったが、自民党政権になり原発再開が言い出されてる。

地震は日本では古くより再々起こり被害をもたらしているが、これはある程度しかたかないことで、

原発被害は原発を全部なくせば完全に無くなることは明白である。

それが出来ないで経済発展 豊かな生活を原発の恐ろしさが無視される政治が日本で行われている。

健康があっての豊かさである。





リーダーは心して選びたい
イラク戦争から10年の節目に思うのは、
一国の指導者の覚悟と責任だ。



平成25年3月21日の天声人語よりの引用


リーダーは心して選びたい。

イラク戦争から10年の節目に思うのは、一国の指導者の覚悟と責任だ。


米軍4487人、イラクの民間人12万人。

どちらかの大統領が別人ならば、消えずにすんだかもしれない命である


▼イラクでは今も、市民が爆弾テロに倒れている。

独裁者とその一味を退治する代償としては重すぎる。

あの戦争で巨額の財政負担を抱えた米国は、内向きに転じ、中国の台頭を早めることにもなった

▼イラクが大量破壊兵器を隠し持つという前提が、そもそも虚構だった。

だが、当時の小泉首相は即座に開戦を支持した。


官房長官だった福田康夫氏は「我々も、情報は特別にあるわけじゃない。

それが最大の問題だった」と語る

▼「小泉首相独特の政治判断というか、どうせ支持するなら早くしたほうが日本をたくさん売れる、

という気持ちがあったんじゃないかな」。


日本は対米追従にとらわれ、大義なき戦争に加担してしまった

▼米国の同盟国でも、ドイツやフランス、カナダは開戦に反対した。

わが国に欠けていたのは、情報より外交そのものだと思う。

国際協調を軸に、あまねく目配りの利いた自主の外交である。

どこで間違えたのか、日本はどれほど「売れた」のか、小泉氏自身が語る時だろう

▼「良い戦争と悪い平和は、あったためしがない」。

アメリカ建国の父の一人、B・フランクリンの至言である。

あの戦争が正しかったと言い張る人は、100ドル札の彼に対面してもらいたい。

笑ってはいないはずだ。



戦争は人々を苦しめるだけで多くの死傷者を出した事は第二次大戦を振り返っても判り切ったことである。

ブッシュの戦争への支持をいち早く小泉首相はしている。

ドイツ フランスカナダなど゜が反対していた。

当時はあまりにもブッシュの戦争へののめりこみが激しく反対していた国の事は記憶から吹っ飛んでいる。

小泉政権はアメリカ追従外交を続け、テレビでブッシュの前で踊っている姿が今も脳裏に焼き付いている。

情けない首相だなと感じた。

アメリカに踊らされている政権が再び誕生しアベノミックスだともてはやされている。

円安ドル高 株の上昇は全て金融資本にて左右される所が大きい。故にアメリカの影響が大きいことは想像できる。

武器の在庫もななり増えてきている時期にもあたることだろう。

再び世界のどこかで戦争が起きることが悲しい。

EUのような近隣が仲良くし一つの国家が世界的にも連鎖てき形成されるような世界情勢になればと願っている。

まず日中韓印を主体にアジア共同体を形成することがまず先決て、TPPのような世界的規模のことは後でも良い事である。

関税をかけての貿易保護は弱い国にとって好都合な制度だと思う。

一つの地域共同体のようなものが出来てからでも、TPPのような制度は遅くないと思う。

核兵器を持った国が、次に核兵器を持とうとする国に危険だと言える資格があるのだろうか。?

核は悪である。世界から全廃することだ。人類破滅 地球破滅につなかることだろう。

国連がもっとしっかりと世界に目を光らすべきだが、国連の活躍は極端に衰微しているように思える。





電子の網に絡まりながら人が生きる時代に、
「共通番号法案」の審議が国会で始まった
国の管理が「監視」に化ければ、それはそれで恐ろしい




平成25年3月26日の天声人語よりの引用


英首相だったチャーチルが訪米してホワイトハウスに泊まったとき、入浴中のドアをルーズベルト大統領がノックした。

チャーチルはタオルを腰に巻いてドアを開けながら、言ったそうだ。

「イギリスの首相は、アメリカの大統領に隠すようなことは何一つありません」

▼さて今の時代、チャーチルのように「丸裸」で悠然となれるだろうか。

肉体ではなく、個人情報のことである。

ネットショップ、IC乗車カード、クレジットカード、携帯、あれやこれや、日常の様々な行動が電脳空間に記憶されている

▼日々積もっていく情報の蓄積は、詳細かつ膨大だ。


一つ一つは断片でも、誰かがつなぎ合わせれば、たちまち私生活は丸裸になる。

腰に巻くタオルさえ、はぎ取られるかもしれない

▼電子の網に絡まりながら人が生きる時代に、「共通番号法案」の審議が国会で始まった。

国民全員に生涯不変の番号をふり、所得や年金などの個人情報を国が管理する制度である。

利点はわかるが、心配ごとも少なくない


▼想像してみよう。

将来、民間にも番号利用が広がった場合、顧客管理や保安などのために、各所で番号の提示を求められることもあろう。

そうすれば一挙一動の情報がこの番号にぶら下がることになりはしないか

▼番号を合鍵に、ある日、風呂場のドアが突然開くかも知れない。

なりすまされる不安もある。

国の管理が「監視」に化ければ、それはそれで恐ろしい。

問題の多さに比べて議論と周知は足りるのか、気にかかる





以前から言われていることだが、番号で管理されることは御免である。

国民の情報が一部の人たちに握られ、盗難にあう可能性もある。

便利だが危険の方が遥かに大きい。

世の中そんなに便利にならなくとも,大昔から人間は自由に生きてきて楽しく生活してきた。

何も家畜の如くに一人一人に番号をつけられ監視されることも不自由で気が進まない。

これ以上に情報が電子化でもって管理されたくない。

それが一部の人たちで進めるかどうかを議論されることはたまらない。

まず国民に電子化するのが良いかどうかを選挙の時に掲げ 大いに国民とともに議論してから

勧めるのも決して遅くはない。

東北大地震で罹災されている人を救助することに対しては早すぎることは決してない。






関税の撤廃とともに、TPP(環太平洋連携協定)は幅広い分野で共通ルール作りを進める
米国型の住宅ローンが普及する可能性は否めない





平成25年3月31日の京都新聞凡語よりの引用

融資を受けて、家を建てる。担保はその家。返済が滞る。

マイホームは競売に。それでも完済できない。

当然、足らない分を支払い続けないといけない。

これ、日本人の常識。ところが

▼米国の「ノンリコースローン」は違う。

担保物件の自宅を手放せばそれでおしまい。

売却代金が借金の全額に満たなくても返済の責任を負わなくていい。

責任財産限定型ローンなどと言うそうだ

▼しょせん外国の話、とは言っていられない。

関税の撤廃とともに、TPP(環太平洋連携協定)は幅広い分野で共通ルール作りを進める。

米国型の住宅ローンが普及する可能性は否めない。

医療分野の懸念もそこにある

▼先行する11カ国に加わるかたちで日本は交渉に参加する。

輸出に頼る企業が喜び、農家は声高に反対する。

専門家の間で賛否が分かれる。

首相が「信じてほしい」と言うのだから、信じたいが…

▼昨年12月の衆院選。京都、滋賀の候補に○か×で尋ねた。「交渉に参加すべきか?」。

自民党の当選者で京都は3人、滋賀は4人全員が「×」と明確に答えている。

他府県でも選挙中は「反対」の候補が多かったと聞く

▼それが3カ月ほどで、党の総意は「○」に変わる。

自民党の衆院議員は先の選挙で民主党の「マニフェスト違反」を厳しく非難した。

さて彼らは次の選挙で自らの豹変(ひょうへん)をどう説明するのだろう。



TPPに参加して大変な事が起きるのではないかと危惧する。

何故に広い太平洋をまたがりアジアにもTPが広がってい作られた意図がわからない。

多角的な経済連携協定 (EPA) ではだめなのだろうか。

今後の協議において、国民健康保険(の機能縮小。

日本市場での自由な競争を妨げる、という理由によって)や混合診療


病院の株式会社経営の許可等、日本における医療自由化が議題となる可能性がある

TPPに関して読みだすと理解困難となってくる。

なんとなくTPPへの参加は日本の良さが失われ 、世界画一のなかに放り出されてゆく感じ゛を受ける。

アメリカ主導の形を変えた世界戦略のようにも感じてくる。

現在の日本の政府では日本の基地同様、敗戦国として仕方のない諦めの出来事の感じを受ける。




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