ホーム 医療 高齢者福祉 芸術,哲学 京都伏見・宇治
随想 シュワィツァ-・緒方洪庵 ギャラリ 検索リンク集


随想 

平成10年9月分 10月分 11月分 12月分 

平成11年1月分 2月分 3月分 4月分 
5月分 6月分 7月分 8月分 9月分 10月分 11月分 12月分

平成12年1月  2月分  3月分 4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分 10月分 11月分 12月分 

平成13年1月 2月分  3月分 4月分 5月分 6月分 7月分  8月分 9月分10月分11月分 12月分 

平成14年1月分  
2月分 3月分 4月分 5月分 6月分 7月分  8月分 9月分 10月分 11月分 12月分

平成15年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分 10月分 11月分 12月分

平成16年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分  7月分  8月分 9月分 10月分11月分12月分

平成17年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分  10月分 11月分 12月分

平成18年1月分 2月分 3月分 4月分  5月分 6月分 7月分 8月分  9月分 10月分 11月分 12月分

平成19年1月分 2月分 3月分  4月分  5月分 6月分 7月分 8月分 9月分 10月分 11月分 12月分

平成20年1月分 2月分 3月分 4月分  5月分  6月分 7月分 8月分 9月分 10月分 11月分 12月分

平成21年1月分 2月分 3月分 4月分 5月分  6月分  7月分 8月分 9月分 10月分 11月分 12月分

平成22年1月分 2月分 3月分  4月分 5月分 6月分 7月分 8月分  9月分  10月分 11月分 12月分

平成23年1月分 2月分  3月分 4月分 5月分 6月分 7月分 8月分 9月分  10月分  11月分 12月分

平成24年1月分 2月分 3月分  4月分 5月分 6月分  7月分 8月分  9月分 10月分  11月分 12月分

平成25年1月分 2月分 3月分 4月分  5月分 6月分  7月分 8月分







8月になって



8月になって益々暑い日が続く。所によっては40度を超える地域も出てきている。

京都でもやはり暑い。

体温の37度-38度をも超える日もあるが、兎に角暑い。

夜間はク-ラ-をつけたまま寝ないと眠れない。

熱中症に倒れ救急搬送される人が連日のように出、死亡する人も続出している。

外では蝉の鳴き声が,益々に喧しく暑さを倍加している感をうける。

早くこの酷暑より逃れたい気持ちでいる。

暑さのせいか、朝から夕方までの蝉の鳴き声が余計にうるさく聞こえてくる。

よく言われていることだが、暑さ 寒さが年齢とともに身体にこたえ、その暑さ 寒さは余計にひどく感じるものだとの話は事実に思える。

ク-ラ-があるから、まだしのぎ易いが、昔の人たちはどのようだったかと思いを馳せる。

夕方にはどこの家庭でも道路に打ち水をし 暑さが和らぐまで、床几に座って暑さをしのいだものである。

また家屋の作りも屋根までの間、天井が高くとってあって、しのぎ易い作りになっていたが、

そのような町屋は殆ど見られなくなって来ている。

最近の住居は密閉したコンパクトな家屋が多くなっている。兎に角この8月は暑いにつきるようだ。

安倍首相 やオバマ大統領も長期間の夏休みをとっているとの報道が有る。

沖縄に岩国基地からさらに12台のオスプレイが移動して来ている。

この暑さの中のオスプレイの騒音では益々に生活しずらいと想像する。

墜落の危険性もある。その丁度 前にヘリコプタ-が基地敷地内に墜落し、輸送が先延ばしされたとの報道もある。

何故にオスプレイが日本に必要なのかが判らない。

軍事産業が益々盛大になって、軍事産業を育成の為 繁栄させるため、新兵器が作られ 新しい戦争が次々と開始されている。

戦争がないと兵器の在庫が増え、軍需産業は衰退してしまう。

戦争や内乱はその軍需産業育成の為なのか。?

で゜も戦争は必ず破壊と多くの死傷者を出すものである事を関係者は知ってほしい。

そのような悪い連鎖を早く断ち切るべきである。

攻撃を受けないために、核兵器を持ちたがる国が多くなってきている。

現在の世界はそのような構図になってきているのではないかと、感ずる。

人類幸福の為にはこれでは本末転倒で、 オスプレイの配置が沖縄の普天間基地に常態化してきて住民に多大な被害を及ぼしている。

全くアメリカの占領下にあるのと、沖縄は全く同じで,変わっていない。

沖縄の人たちは日本政府に陳情し、他の基地に配備を願っているが、日本政府は敗戦後まともにアメリカ政府に言う力を失っている。

そのような状態でもつて、TPPに加入し、どの様な交渉を日本がする事ができるのか、皆目見当がつかない。

敗戦後ず-と、全てがアメリカの言いなりになってきている日本政府を見るにつけ、大変に悲しい気持ちでいる。

「取り戻せ日本」とはアメリカよりそのような状態からの脱却する事を意味するものか?、

そうではなくて、さらに戦前のような日本に逆戻り状態に取り戻し、益々アメリカ軍の為自衛隊を国防軍に変え協力することなのか。?

平和憲法を変え、戦争が出来る国にし 再び日本の自衛隊が 国防軍となつてアメリカ軍と一緒に戦い戦死者を出すような国に

決してなってほしくはない。

そうなれば戦死者が増え、益々靖国神社が繁栄することになるだろう。

閣僚たちの靖国参拝も忙しくなってくることだ。近隣諸国のとの関係は益々悪化の一途をたどる。

世界中には元々日本のように人が死ぬと神になるとの考え方はあるのだろうか?

大東亜戦争時代に「現人神、アラヒトガミ」が大活躍し、「上官の命令は畏くも天皇陛下の命令である」として多くの若人が

天皇陛下万歳を唱え、戦場で死んでいった時代が再びやってくる事を大変危惧する。

そのような時代に再びなる雰囲気を感じているのは、自分一人だけだろうか。

これから天皇になる人、その家族をも含め大変なお役目である。

その周りの大勢の人たちは気楽に高給をとり、何の苦労もないが、しかし天皇になる人は大変にお気の毒なことだと思う。

慣れない家庭から嫁いだ方にとっては、精神的に大変不安定になることは容易に想像できる。

イギリスでも、戦時中に女王陛下万歳と叫び、兵士達が死んでいったのだろうかと、疑問に思っている。

そのようなことは無いと思っているが。

神かがり的な天皇崇拝思想は特殊な日本だけの事情ではないか。

早くイギリスのような皇室に、日本も様変わりする必要があるように思う。

日本では天皇を利用する人達が昔から続出、明治維新後ピ-クに達し、日本の歴史が作られたのではないかと考える。

戦後の占領政策でマッカ-サ-も天皇を利用、 占領下の日本を統治していたことが判ってきている。

その後も歴代の政府が天皇, 皇室を利用してきたことも誰もが感じることである。

平安時代初期,藤原摂関政治の始めの頃の天皇, 清和天皇は幼少時に天皇の位に就き、31歳で亡くなっている。

晩年は出家し 晩年と言っても、現在では全くの若い青年である 禅林寺宗叡のもとで出家し、京都の中では、今でも大変鄙びた土地て゜ある場所で

静かな水尾を特にこよなく愛されていて、現在其処に御陵が営まれている。

いつも不思議に思っていることは、近くの神社に祭祀されている神様は、必ず天皇家の先祖を祭祀している神社が殆どである。

又系図も必ずと言って良いほどに天皇家から始まっているものが多い。

日本での歴史上に於ける天皇の存在は室町時代を除き、天皇を利用する周りの人たちにより、大いに利用されてきている。

現在もその形態が受け継がれてきており、敗戦直後より、最近はさらに顕著になり出していることを大変危惧する。

東北の被災地に、年老いた天皇 皇后が見舞いに出かける姿を見るにつけ、天皇家を利用する人々や、宮内省の存在の恐ろしさを

ひどく感じ、天皇家を哀れに感じる。

最近シリアで化学兵器を使ったとして国際関係が緊迫しだしている。強大な国連中心に統治するの世界に変わらない限り、  

米・ソ中国対立はまず解消出来ないものと考える。

人類の平和の為に、巨大な軍需産業をば平和産業へ転換する事がまず第一の大きな大切な仕事である。。






『はだしのゲン』を読んだ小学生の母親からだった



朝日新聞天声人語よりの引用


昨年12月に亡くなった漫画家の中沢啓治(なかざわけいじ)さんに、あるとき手紙が届いた。

『はだしのゲン』を読んだ小学生の母親からだった。

息子がトイレに一人で行けなくなった、と。

中沢さんの書いた返事がいい

▼「息子さんは、すばらしい感受性の持ち主です。

ほめてやってください」。

昨夏、本紙のインタビューで語った話だ。

代表作で描いた原爆の悲惨さが児童に伝わったと知って、うれしくなったのだろう

▼ゲンは中沢さん自身の被爆体験をもとにしているが、広島で当時、実際に目の当たりにした光景は、

作品での表現よりはるかに酷(むご)いものだった。


絵は子ども向けに抑えて描いたという。

それでも時に「残酷すぎる」と言われたと述懐している

▼この海外にも知られた名作を、子どもたちが自由に読むことができなくなった。

松江市内の市立小中学校の図書館でのことである。

旧日本軍がアジアの人々の首を切り落としたりする場面があり、暴力描写が過激だと市教委が判断したという

▼市議会への陳情が発端らしい。

ゲンが「間違った歴史認識」を子どもに植え付けるから、撤去すべしという内容だった。

さすがにそこまではしなかったが、最近まで好きに触れることのできたものがなぜ突如、駄目となるのか。

解せない話だ


▼地獄図のような場面を見れば、だれしも恐怖を感じ、戦慄(せんりつ)を覚える。

しかし、そんな経験から戦争の恐ろしさ、罪深さを思い知る。

子どもの感じる力や考える力を、中沢さんのようにもっと信じてはどうか。






戦争は人間性を失わせ、弱肉強食の野獣にもなった心理的環境に置かれるものだ。

食うか、食われるかの瀬戸際での生活を強いられる環境に置かれる。

相手を殺さなければ自分が殺されるといった状況に追い込まれるのが戦争である。

だからアメリカでは真珠湾攻撃があったから、広島 長崎の原爆投下 日本国内での都市の絨毯爆撃も正当化されている。

敗戦国の日本は、アメリカに対して何も言えず今日まで続いている。

核兵器が世界中に地球を滅ぼすくらいの数が存在する限り、今こそ本来の理性ある人間に立ち返るべき時である。

だれもがそのように感じていても、目先の利益が優先されるている世の中になっている。




はだしのゲン(動画)




戻る                                 7月分    8月分

随想