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10月になって


10月の初めは台風がたて続きに日本列島を襲い被害をもたらしている。

暑さは真夏のような暑さではないが、時に30度を超える日もある。

次第に秋らしくはなってきた。田んぼには黄金色の稲がたわわに実って来ている。

トンボや蝶が飛ぶ交う様子も見られるようになってきた。

台風発生に関して、次第に何度かニュ−スで報じられる頻度も多くなってくる。

この京都南部でも何年ぶりかの大雨が降り、宇治川が氾濫するかもしれないとして、緊急避難命令がは出されている。

夜中なのにも拘わらず、インタ-ホンが鳴って、何故にインタ-ホンが鳴るのか、再々鳴るので゜誰かのいたずらかと思って

見に行ったが誰もおらずに、ベルを切って寝てしまった。

それほど大雨が降ったとものとは思ってはいなかった。

明け方に目を覚ましてから、I-Phontに大きなベルが鳴りだし、初めて読んでみると大雨警報の緊急避難の知らせだった。

このようにベルが鳴るのは最近の出来事である。

知らせは二階への避難するようにとの事なので、洪水が起きてから二階へ登れば良いと思っていたが 、

結局下流の方で水が堤防を乗り越え、あふれ出したとのテレビニュースで知った。

昔、この辺りでは、堤防が再々に決壊し、洪水になったことを伝え聞いている。

これまで宇治川の堤防の決壊は何度もあったので、其の為にかなり河幅が広げられ 堤防も頑丈に作られるようになった。

 宇治川上流には天瀬のダム 瀬田川洗堰がある。

水の流れが少ない時に、殆どの時期 川底がグラントとして使われ 野球が出来るくらいに川幅か広く取ってある。

瀬田川洗堰は琵琶湖の水を唯一放流する所で、そこで水を放流せず、くい止めたので琵琶湖の水位が上昇し、琵琶湖周辺の耕地が

冠水したことが新聞で報じられていた。

又下流の天瀬のダムでは川水に耐え切れず、満水となり放流したようである。

それによって、その下流では水位が上昇し、緊急避難命令が出されたような事である。

今迄上流での天瀬のダム 瀬田川洗堰 でもって、下流の洪水が防げられていたと思っている。

現在では殆ど堤防の決壊は防げられているようになってきた。

だが宇治あたりに豊臣秀吉が作ったとされる太閤堤が発掘され、見に行ったがかなり低く簡素なもので

これでは何度も宇治川が決壊したであろうことは想像することが出来た。

当時としては最新土木技術が駆使されて作られたものかと思われるが。

避難警報に遭ったのは今回が初めての事であった。

た゜が戦時中空襲警報には嫌というほどに会っている。

あんな時代に再びなってほしくないと思うが、最近自分自身にも次第にあの時代の忌まわしい体験が

次第に薄れてきていることに気ずく。これではと、少しの驚きと不安を感ずるようになっている。

体験した自分自身がその恐ろしさが薄れてきている世の中で゛、 そのような体験していない人たちの気持ちは

もっと軽いのではないかと、危険を感じている。


戦争体験した人々がかなり少なくなる中で、逆に勇ましいことを言う人達がいることに対し大変に危惧する。

現在、政治家の殆どが戦争を知らない世代に変わってしまっている。

世の中、アメリカに従属しながらの右傾化が次第に深まって来ている。

安倍首相の人気はその右傾化に並行して進んでいるように思える。

是非恐ろしい世の中に再びなってほしくない。

洪水は天災であるので、ある程度諦めることが出来るが、空襲は全くの人災であり、原子力発電所での放射能汚染も同じく人災である。

放射能廃棄物は放射能消失まで何万年、何十万年もかかるようである。

放射能は直接身体の他に、遺伝子にまでも被害をもたらすものである。

そんなことならば昔の生活の方が遥かに良いと思っているが。

一度、便利さ、快適さを経験した人類にはこれらは手放せなくなつた便利なものとなってきている。

この便利さはもう二度とは手離せなくなっている。

電力は原子力でなく、もっと代替エネルギ−を使うようにすべきである。

水力 風力 太陽熱 地熱など、いくらでもあるのだが。

人は科学者、政治家に騙され,原子力の平和利用だとの安全神話のもと進められてきている。

如何に神話が危険なものだということに早くに気ずくべきであった。

戦争時には神州不滅 必ずに神風が吹くとして、特攻隊までが編成された。

今から考えると当時は、丁度マインドコントロ−ルされたイスラム教に殉ずる自爆テロに似た心境に惑わされていたに違いない。

マインドコントロールはどの宗教でも行われていて、次第に過激化してきているように思える。

オウム真理教を信じた人たちも同じようなものであったと想像する。

一旦信ずると何もかもが判らなくなってくるようで、只々教祖のロボットと化されてしまっているようだ。

冷静さを失い、人々に迷惑かけている事までも本人達は判らなくなっているようである。

苦しい時の神頼み、教祖はそれを利用し 金儲けに綺麗な言葉を羅列し信者達をば増やそうとしている。

本来宗教心は誰にでも備わっているものだが。

だが新興宗教はそれを悪用し、金儲けの手段としているとしか思えてこない。

中東地域では宗教が戦争の目的 手段となり大混乱におちいっているようだ。

その点日本での宗教 仏教は穏やかである。歴史的には日本で一向一揆はあったが領主の圧政からの反発として起きている。

日本の安部首相の態度には、まず初めに米国追従姿勢が有り、陰に、陽にアメリカ頼みの政治が行われている。

アベノミックスもアメリカの援助がなければ成り立たないのではないのかと思っている。

アメリカではオバマ政権で10月でのデフォルトはなんとかしのげたが、来年二月までの伸びただけで、デフォルトが起きないとも限らない。

デフォルト (金融) - 債務不履行とは

本来履行されるべき債務が履行されなくなること(支払われるべき金が支払われない等)を指して。

例えば、国、政府企業など債券の発行体が、利払いや元本の償還を行えない状態に陥ることのようだ。

もしアメリカでデフォルが起きれば世界中が大混乱に陥ることだろう。

アメリカの国債を一番多く買って持っているのが中国と言われているが、信じられない事である。

どうして日本が中国 、韓国と仲よくやってゆけないのかが大変に゛不思議である。

領土問題があるが、互いに島の開発を一緒にするとかして、なんとか仲良くなれないものかと心配している。

これまでの歴史から見ると戦争は大体に近隣諸国との間で起きていることが殆どのようである。

ヨーロッパのユ−ロ圏はそのため作られたとも考えられる。欧州は古くから隣同士戦乱が続いてきた地域である。

そのために同一金貨として 将来は一つの国になる目標が゛あるようである。

TPPはよく似ているが、どうしてもアメリカの都合の良いような経済圏に思えてくる。

TPPに韓国 中国は参加していない。

むしろ韓国 中国などと一緒にアジア諸国でもって経済圏を作るべきである。

大東亜共栄圏は一部問題があるものの、西洋諸国からの解放と日本との同盟だったが、EUと同じような構想でもあった。

TPPはただアメリカに従属した国々の集団に終始するだけなのものではないかと思っているのだが。

アジア共栄圏 欧州共栄圏(EU) 南北アメリカ共栄圏 アフリカ共榮圏 中東共栄圏 それに属しないロシア オ-ストラリアは

近くの共榮圏を選んで加入すればよいことである。

太平洋を跨いでのアメリカのTPPによる日本の取り込みは、何時までもアメリカに従属する国家として有りつづけて

真の独立国家とはなりえない。

日本はアメリカからの半殖民地国家から早く脱却を目指してほしいものである。

アメリカは日本を手放したくないとして、安全保障条約による日米同盟が続いている。

強制的に分断された朝鮮の姿を見る限りにおいて、まだまだ先の長い夢物語のようでもありそうである。

国連がアメリカに有って、常任理事国が無茶な争いばかりしている様ではまだまだの感じがする。

でも時は過ぎ去ってゆき、地球は太陽の周りを正確に回っていることには微塵も変わりがないのだが。

つい最近、中国で天安門広場でウイグル自治区の市民が自爆テロでもって車両が炎上したとの報道が有る。

中国からの独立を願っての事だが、中国は独立をみとめようとしていない。

ソ連邦の周辺諸国の独立運動が思い出されてくる。ソ連邦からロシアに変わっている。

当時のゴルバチョフ大統領の決断によるものと記憶している。




Face Book 「Hidetoshi Mekata」でもって、その時々の主張したいことをリンクでもって、又感じたことを書いている。




「アンパンマン」を生んだのは50代も半ばになってから




10月18日の天声人語より

 年に4回の季刊誌には、世の中の多忙に追われぬ落ち着きがある。

鎌倉市にあるかまくら春秋社が発行する「詩とファンタジー」をいつも楽しみにしていた。

だが、明日発売の24号は少し切ない。

創刊以来の責任編集者だったやなせたかしさんの、遺言のような詩が載る

▼94歳で亡くなったやなせさんは遅咲きの人だった。

「アンパンマン」を生んだのは50代も半ばになってから。

売れなかった時代は「一寸先は光」という言葉を心の杖にしたそうだ。

一寸先が闇でなくて光なのは、人を励ます作風に通じている

▼高知で育った子ども時代、出かけた帰りに電車賃を落とした。

遠路を歩いてへとへとになったとき、知り合いのおじさんにあんパンをもらって元気が出た。

ひもじい人に顔をちぎって食べさせるヒーローは、そんな思い出が下敷きにあった

▼アンパンマンは相手を一方的にやっつけはしない。

絶対の正義などないという持論は、先の戦争での出征体験による。

声高な正義はうそ臭い。

本当の強さとは優しさだと、物語は気づかせてくれる

▼漫画家ながら詩もつくり、詩集と名のつく本を何十冊も出した。

季刊誌には、「ところであなたは?」という問いかけで終わる巻頭の詩をいつも載せていた

▼絵筆ひとつで童心と行き交い、老いていっそう輝きを放った。3・11の後は病気を押して子らを勇気づけた。

「かっこ良くない正義のヒーロー」を生んだ人の生き方を見て思う。

かっこ良いとは、こういうことを言うのだろうと。



アンパンマンは読んだことないが、自分の身の一部を与え 人々を救っているように思えてくる。


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